説明

車載装置

【課題】外部記憶装置を介して持ち込まれたコンテンツデータに対して直観的に再生の優先度を設定する。
【解決手段】車載装置1は、コンテンツデータが記憶された1以上の外部記憶装置2と有線または無線で通信を行う。車載装置1の制御部12は、位置検出処理12aを実行して外部記憶装置2の各位置を検出する。車載装置1の制御部12は、位置検出処理12aにより位置を検出された外部記憶装置2の各々について、優先度設定処理12bを実行してコンテンツデータの再生の優先度を設定する。車載装置1の制御部12は、位置検出処理12aにより位置を検出された外部記憶装置2の各位置と、優先度設定処理12bにより設定された再生優先度とを表示モニタ13aの画面上に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツデータを記憶する外部記憶装置を接続可能な車載装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1の発明では、音楽データを保有する携帯音響機器と通信を行い、携帯音響機器から音楽データを受信し、再生する音響機器についての記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−296875号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、外部記憶装置を介して持ち込まれたコンテンツデータに対して直観的に再生の優先度を設定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明による車載装置は、車両に搭載される車載装置であって、コンテンツデータが記憶された1以上の外部記憶装置が存在する車両内の各位置に対応する車両の座席位置を検出する位置検出手段と、1以上の外部記憶装置の各々について、コンテンツデータの再生の優先度を設定する優先度設定手段と、1以上の外部記憶装置の各々について、優先度設定手段により設定された優先度と車両の座席位置とを関連付けて画面上に表示する表示手段と、優先度設定手段により設定された1以上の外部記憶装置の優先度に基づいて、1以上の外部記憶装置に記憶されたコンテンツデータを再生する再生手段と、備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
外部記憶装置を介して持ち込まれたコンテンツデータに対して直観的に再生の優先度を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の一実施形態による車載装置を搭載した車両の概略平面図の一例である。
【図2】本発明の一実施形態による車載装置の一構成例を示すブロック図である。
【図3】コンテンツデータ再生の優先度設定を行う画面の一例である。
【図4】本発明の一実施形態による車載装置におけるコンテンツの再生に関するフローチャートの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1は、本発明の一実施形態による車載装置を搭載した車両の概略平面図の一例である。図1に示す車両100のダッシュボード中央には、本発明の一実施形態による車載装置1が搭載されている。車両100の前部には、一対の車内無線アンテナ101が設けられており、車載装置1に接続されている。一対の車内無線アンテナ101は、それぞれ指向性が付与された無線通信信号を送信したり、車両100の車内から発せられた無線通信信号を受信したりする。また、車両100の左右にある後部ドアにはそれぞれ有線接続ポート102が設けられており、車載装置1に接続されている。
【0009】
図2は、車載装置1の一構成例を示すブロック図である。車載装置1は、通信部11と制御部12と再生部13と入力部14とを備える。通信部11は、一対の車内無線アンテナ101や有線接続ポート102などが接続されており、一対の車内無線アンテナ101や有線接続ポート102などを介して外部記憶装置2と通信を行う。なお、通信部11には、助手席用の有線接続ポートと運転席用の有線接続ポートとを有しており、外部記憶装置2と通信可能である。車載装置1は、外部記憶装置2と有線または無線により通信を行うことにより、外部記憶装置2に記憶されているコンテンツデータや、その情報(コンテンツリスト等)を読み出すことができるようになる。
【0010】
外部記憶装置2は、車両100に乗車した人間が車両100に持ち込んだ携帯電話や、USBメモリ、ノートパソコンなどである。外部記憶装置2は、内部に音楽や動画などのコンテンツのコンテンツデータを記憶している。外部記憶装置2は、一対の車内無線アンテナ101や有線接続ポート102に接続することにより、車載装置1と通信することができる。
【0011】
制御部12は、マイクロプロセッサや各種周辺回路、RAM、ROMなどによって構成される。制御部12は、通信部11と再生部13と入力部14とを制御して、後述する位置検出処理12aと優先度設定処理12bと位置表示処理12cとを含む車載装置1の各種処理を実行する。
【0012】
再生部13は、表示モニタ13aやスピーカ13bなどを含み、制御部12の制御に従って1以上の外部記憶装置2に記憶されているコンテンツデータを再生する。入力部14は、各種スイッチ類や、操作パネル、リモコン、表示モニタ13aと一体化されたタッチパネルなどで構成される。ユーザは、入力部14を介して車載装置1の操作や情報入力を行うことができる。
【0013】
位置検出処理12aについて説明する。位置検出処理12aでは、制御部12は通信部11と通信する外部記憶装置2の位置を検出する。たとえば、外部記憶装置2が有線接続ポート102を介して通信部11と通信している場合は、該有線接続ポート102が設けられている後部ドア近傍の座席に該外部記憶装置2があるものとして検出する。また、外部記憶装置2が通信部11に設けられた助手席用の有線接続ポートに接続されている場合は車両100の助手席に外部記憶装置2があるものとして検出する。外部記憶装置2が通信部11に設けられた運転席用の有線接続ポートに接続されている場合は車両100の運転席に外部記憶装置2があるものとして検出する。また、外部記憶装置2と通信部11とが車内無線アンテナ101を介して無線通信を行っている場合、制御部12は、一対の車内無線アンテナ101のそれぞれが受信した電界強度等に基づいて、外部記憶装置2の位置を検出する。
【0014】
優先度設定処理12bについて説明する。優先度設定処理12bでは、制御部12は通信部11と通信する外部記憶装置2の各々に対して再生優先度を設定する。車載装置1では、再生優先度が高く設定された外部記憶装置2からコンテンツデータを読み出して再生部13にてコンテンツを再生する。再生優先度が高い外部記憶装置2に記憶されているコンテンツデータをすべて再生したら次に再生優先度が高い外部記憶装置2からコンテンツデータを読み出す。
【0015】
優先度設定処理12bにおいて、外部記憶装置2の各々に対して再生優先度を設定する方法は、たとえば無作為に設定してもよいし、有線通信を行っている外部記憶装置2の優先度を高く設定してもよいし、記憶しているコンテンツデータが多い外部記憶装置2の優先度を高く設定してもよい。
【0016】
位置表示処理12cについて説明する。位置表示処理12cは、位置検出処理12aにより検出された外部記憶装置2の位置に基づいて、図3に示すような優先度設定画面300に外部記憶装置2の位置を表示モニタ13aに表示する。
【0017】
図3は、表示モニタ13aに表示される位置表示画面の一例を示す。図3に示される優先度設定画面300には、助手席表示欄301と、運転席表示欄302と、左側後部座席表示欄303と、中央後部座席表示欄304と、右側後部座席表示欄305と、コンテンツ種別ボタン306と、ファイル数ボタン307と、アーティストボタン308と、優先度再設定ボタン309と、再生開始ボタン310とが表示されている。また、助手席表示欄301と左側後部座席表示欄303と右側後部座席表示欄305とには、それぞれ位置検出処理12aにより検出された外部記憶装置2の位置表示アイコン321〜323が表示されている。このように外部記憶装置2が存在する座席に対応する位置に位置表示アイコン321〜323が表示されることにより、ユーザは直感的かつ正確に外部記憶装置2を識別することができる。
【0018】
助手席表示欄301は、位置検出処理12aにより助手席上に位置していることが検出された外部記憶装置2について、情報を表示する欄である。運転席表示欄302は、位置検出処理12aにより運転席上に位置していることが検出された外部記憶装置2について、情報を表示する欄である。助手席と運転席とが車両100の前方で並んでいることを模して、優先度設定画面300において助手席表示欄301と運転席表示欄302とは横並びに配されている。
【0019】
左側後部座席表示欄303は、位置検出処理12aにより左側後部座席上に位置していることが検出された外部記憶装置2について、情報を表示する欄である。中央後部座席表示欄304は、位置検出処理12aにより中央後部座席上に位置していることが検出された外部記憶装置2について、情報を表示する欄である。右側後部座席表示欄305は、位置検出処理12aにより右側後部座席上に位置していることが検出された外部記憶装置2について、情報を表示する欄である。車両100における後部座席の並びを模して、優先度設定画面300において、左側後部座席表示欄303と中央後部座席表示欄304と右側後部座席表示欄305とが横並びに配されている。
【0020】
コンテンツ種別ボタン306とファイル数ボタン307とアーティストボタン308とは、位置表示アイコン321〜323を介して表示する外部記憶装置2に記憶されているコンテンツデータに関する情報を変更するためのボタンである。
【0021】
位置表示アイコン321〜323のように、外部記憶装置2の位置を示す位置表示アイコンには、対応する外部記憶装置2の各々が車載装置1の通信部11と有線通信および無線通信のいずれをしているかを示す情報を表示する。位置表示アイコン321および322に対応する外部記憶装置2は、車載装置1の通信部11と有線通信をしているため、「有線」という文字が各アイコン内に表示されている。位置表示アイコン323に対応する外部記憶装置2は、車載装置1の通信部11と無線通信をしているため、「無線」という文字が各アイコン内に表示されている。
【0022】
また、位置表示アイコン321〜323のように、外部記憶装置2の位置を示す位置表示アイコンには、優先度設定処理12bにより設定された外部記憶装置2の再生優先度が表示される。車載装置1は、再生優先度が高く設定されている外部記憶装置2からコンテンツデータを読み出して再生部13を介して読み出したコンテンツを再生する。図3の例では、位置表示アイコン321に対応する外部記憶装置2の再生優先度が最も高く設定されており、「有線」の文字表示の横に再生優先度を表す「1」が表示されている。同様に、位置表示アイコン322には、2番目に再生優先度が高いことを示す「2」が「有線」の文字表示の横に表示されている。そして、位置表示アイコン323には、3番目に再生優先度が高いことを示す「3」が「無線」の文字表示の横に表示されている。
【0023】
さらに、位置表示アイコン321〜323は、対応する外部記憶装置2に記憶されているコンテンツデータの傾向に基づいて、背景色や文字色などの表示態様が決定される。位置表示アイコンの表示態様が何に基づいて決定されるかは、前述のコンテンツ種別ボタン306とファイル数ボタン307とアーティストボタン308とを、入力部14を介して選択される。図3の例では、コンテンツ種別ボタン306が選択されており、その背景色や文字色などの表示態様がファイル数ボタン307およびアーティストボタン308と異なっている。
【0024】
コンテンツ種別ボタン306が選択されているとき、位置表示アイコンの表示態様は、対応する外部記憶装置2に最も多く記憶されているコンテンツ種別(動画や音楽など)に基づいて決定される。たとえば、外部記憶装置2に動画データが多く記憶されているときは位置表示アイコン321のように黒色背景に白色文字のアイコンを表示し、外部記憶装置2に音楽データが多く記憶されているときは位置表示アイコン322、323のように白色背景に黒色文字のアイコンを表示する。このようにすることでユーザが所定種別のコンテンツを再生したいときにどの外部記憶装置2にその種別のコンテンツが多く含まれるかを認識することが容易となる。
【0025】
ファイル数ボタン307が選択されているとき、位置表示アイコンの表示態様は、対応する外部記憶装置2に記憶されているコンテンツデータのファイル数に基づいて決定される。たとえば、外部記憶装置2に所定個数(たとえば10個)以上のコンテンツデータが記憶されているときは位置表示アイコン321のような黒色背景に白色文字のアイコンを表示し、外部記憶装置2に所定個数(たとえば10個)未満のコンテンツデータが記憶されているときは位置表示アイコン322、323のような白色背景に黒色文字のアイコンを表示することにすればよい。このようにすることにより、ユーザがコンテンツデータの少ない外部記憶装置2を認識することができ、その外部記憶装置2についてバッテリの容量の浪費を防ぐ目的で外部記憶装置2の電源を落とす判断を容易にできるようになる。
【0026】
アーティストボタン308が選択されているときは、1以上の外部記憶装置2について、共通するアーティストのコンテンツが含まれる外部記憶装置2の表示態様を同一のものに変更する。このようにすることにより、ユーザは同じアーティストのコンテンツを集中的に再生できるようになる。各コンテンツのアーティスト情報は、各コンテンツデータに付加されているとき識別できる。
【0027】
優先度再設定ボタン309は、優先度設定処理12bにより設定された優先度の再設定を開始するためのボタンである。たとえば、ユーザが入力部14を介して優先度再設定ボタン309を選択した後、位置表示アイコン321〜323を選択すると、選択した順番に再生優先度が再設定される。また、ユーザが入力部14を介して優先度再設定ボタン309を選択した後にコンテンツ種別ボタン306を選択した場合は、たとえば動画データがより多く記憶されている外部記憶装置2の優先度がより高く設定されるように再設定を行う。さらに、ユーザが入力部14を介して優先度再設定ボタン309を選択した後にファイル数ボタン307を選択した場合は、たとえばコンテンツデータが多く記憶されている外部記憶装置2の優先度がより高く設定されるように再設定を行う。
【0028】
再生開始ボタン310は、1以上の外部記憶装置2に記憶されたコンテンツデータの再生を開始するためのボタンである。再生開始ボタン310が入力部14を介して選択されると、再生優先度が最も高く設定された(または再設定された)外部記憶装置2からコンテンツデータを読出し、再生部13にてコンテンツを再生する。再生優先度が最も高く設定された外部記憶装置2について、記憶されているコンテンツデータをすべて再生し終わったときは、次に再生優先度の高い外部記憶装置2からコンテンツデータの読出し、コンテンツの再生を開始する。以降、通信部11と通信している外部記憶装置2について記憶されているコンテンツデータをすべて再生し終わるまで処理を繰り返す。
【0029】
図4は、車載装置1におけるコンテンツの再生に関するフローチャートの一例である。ステップS100では、車載装置1の制御部12は、位置検出処理12aを実行して、車載装置1と有線または無線で接続され、通信を実行している外部記憶装置2の位置を検出する。ステップS110では、制御部12は、優先度設定処理12bを実行して、ステップS100で検出された外部記憶装置2について優先度を設定する。
【0030】
ステップS120では、制御部12は、位置表示処理12cを実行して、ステップS100で検出された外部記憶装置2について、その位置とステップS110で設定された再生優先度とを表示モニタ13aに表示する。
【0031】
ステップS130では、制御部12は、再生優先度を再設定するか否かを判定する。たとえば、優先度再設定ボタン309が入力部14を介して選択されたか否かを判定する。再生優先度を再設定する場合はステップS140に進み、そうでない場合はステップS150に進む。ステップS140では、制御部12は、ユーザによる外部記憶装置2の再生優先度の再設定を受け付ける。
【0032】
ステップS150では、制御部12は、コンテンツの再生を開始するか否かを判定する。たとえば、再生開始ボタン310が入力部14を介して選択されたか否かを判定する。コンテンツの再生を開始する場合はステップS160に進み、開始しない場合はステップS130に戻る。ステップS160では、制御部12は、再生優先度の高い外部記憶装置2に記憶されているコンテンツデータを読出し、再生を開始する。
【0033】
以上説明した実施の形態によれば、次の作用効果を奏する。
車載装置1は、車両100に搭載され、コンテンツデータが記憶された1以上の外部記憶装置2と通信を行う。車載装置1の制御部12は、位置検出処理12aを実行して外部記憶装置2の各位置を検出する。車載装置1の制御部12は、位置検出処理12aにより位置を検出された外部記憶装置2の各々について、優先度設定処理12bを実行してコンテンツデータの再生の優先度を設定する。車載装置1の制御部12は、位置検出処理12aにより位置を検出された外部記憶装置2の各位置と、優先度設定処理12bにより設定された再生優先度とを関連付けて表示モニタ13aの画面上に表示する。車載装置1の制御部12は、設定された外部記憶装置2の再生優先度に基づいて、外部記憶装置2に記憶されたコンテンツデータを再生部13において再生する。これにより、外部記憶装置2を介して持ち込まれたコンテンツデータに対して直観的に再生の優先度を設定することができる。
【0034】
以上説明した実施の形態は、次のように変形してもよい。
車載装置1が再生する外部記憶装置2に記憶されているコンテンツデータを再生するものとしたが、外部記憶装置2以外に記憶されているコンテンツデータを再生可能に構成してもよい。たとえば、車載装置1に備わる不図示のハードディスクなどの記憶媒体に記憶されたコンテンツデータを再生することにしてもよい。このとき、車載装置1の記憶媒体も再生優先度を設定する対象としてもよい。
【0035】
有線接続ポート102は、後部座席用に車両100の後部ドアに設けることとしたが、前部ドアや中央後部座席の周囲にも設けることとしてもよい。助手席側の前部ドアに設けられた有線接続ポート102に接続された外部記憶装置2は、位置検出処理12aにより助手席上に位置していることが検出される。同様に運転席側の前部ドアに設けられた有線接続ポート102に接続された外部記憶装置2は、位置検出処理12aにより運転席上に位置していることが検出される。中央後部座席の周囲に設けられた有線接続ポート102に接続された外部記憶装置2は、位置検出処理12aにより中央後部座席上に位置していることが検出される。
【0036】
以上説明した実施の形態や各種の変形例はあくまで一例であり、発明の特徴が損なわれない限り、本発明はこれらの内容に限定されない。
【符号の説明】
【0037】
1 車載装置
2 外部記憶装置
11 通信部
12 制御部
12a 位置検出処理
12b 優先度設定処理
12c 位置表示処理
13 再生部
14 入力部
101 車内無線アンテナ
102 有線接続ポート
300 優先度設定画面
301 助手席表示欄
302 運転席表示欄
303 左側後部座席表示欄
304 中央後部座席表示欄
305 右側後部座席表示欄
306 コンテンツ種別ボタン
307 ファイル数ボタン
308 アーティストボタン
309 優先度再設定ボタン
310 再生開始ボタン
321〜323 位置表示アイコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載される車載装置であって、
コンテンツデータが記憶された1以上の外部記憶装置が存在する前記車両内の各位置に対応する前記車両の座席位置を検出する位置検出手段と、
前記1以上の外部記憶装置の各々について、前記コンテンツデータの再生の優先度を設定する優先度設定手段と、
前記1以上の外部記憶装置の各々について、前記優先度設定手段により設定された優先度と前記車両の座席位置とを関連付けて画面上に表示する表示手段と、
前記優先度設定手段により設定された前記1以上の外部記憶装置の優先度に基づいて、前記1以上の外部記憶装置に記憶された前記コンテンツデータを再生する再生手段と、
を備えることを特徴とする車載装置。
【請求項2】
請求項1に記載の車載装置において、
前記表示手段は、前記車両の座席配置に応じた複数の表示領域を前記画面に表示し、前記1以上の外部記憶装置の各優先度を、前記複数の表示領域のうち当該外部記憶装置の座席位置に対応する表示領域内に表示することを特徴とする車載装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の車載装置において、
前記1以上の外部記憶装置のいずれか一つを有線接続するための複数の有線接続部を有し、前記1以上の外部記憶装置と前記有線接続部を介して有線通信を行う有線通信手段と、
前記1以上の外部記憶装置と無線接続するための無線接続部を複数有し、前記1以上の外部記憶装置と前記複数の無線接続部を介して無線通信を行う無線通信手段と、
をさらに備え、
前記複数の有線接続部の各々は、前記車両の座席に対応して設置され、
前記位置検出手段は、(1)前記有線通信手段により有線通信している外部記憶装置については、当該外部記憶装置が有線接続している前記有線接続部に基づいて、当該外部記憶装置の位置を検出し、(2)前記無線通信手段により無線通信している外部記憶装置については、前記複数の無線接続部が受信した電界強度に基づいて、当該外部記憶装置の位置を検出することを特徴とする車載装置。
【請求項4】
請求項3に記載の車載装置において、
前記表示手段は、前記1以上の外部記憶装置の各々について、前記優先度設定手段により設定された優先度と、前記車両の座席位置と、当該1以上の外部記憶装置との通信が前記有線通信および前記無線通信のいずれであるかを示す表示とを関連付けて画面上に表示することを特徴とする車載装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載の車載装置において、
前記1以上の外部記憶装置の各々に記憶されているコンテンツデータに関する情報を、当該外部記憶装置から取得するデータ情報取得手段と、
前記表示手段は、前記データ情報取得手段により前記1以上の外部記憶装置の各々から取得した前記コンテンツデータに関する情報に基づいて、前記優先度設定手段により設定された優先度の表示態様を決定することを特徴とする車載装置。
【請求項6】
請求項5に記載の車載装置において、
前記コンテンツデータに関する情報は、前記1以上の外部記憶装置の各々に記憶されている各コンテンツデータのファイル名、ファイル種類、およびアーティスト情報のいずれか少なくとも一つを含むことを特徴とする車載装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−19990(P2013−19990A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−151767(P2011−151767)
【出願日】平成23年7月8日(2011.7.8)
【出願人】(000001487)クラリオン株式会社 (1,722)
【Fターム(参考)】