説明

送液部材

【課題】優れたガスバリア性を有しているとともに、柔軟性、耐キンク性、永久伸び特性及び熱融着性にも優れた送液部材を提供すること。
【解決手段】部分架橋ブチルゴム100重量部に対し、ポリオレフィン系高分子材料10〜200重量部が配合された組成物からなる送液部材。上記組成物に配合されたポリオレフィン系高分子材料が、結晶性部分を含み、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー10〜100重量部とエチレン−α−オレフィン共重合体10〜100重量部が配合されている送液部材。上記送液部材によるチューブ。上記チューブについて、少なくとも2本以上が並行に連設された多連チューブ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体の移送に使用される送液部材であり、特にインクジェットプリンタのインク供給用インクチューブとして好適に使用されるチューブに係り、特に、優れたガスバリア性を有しているとともに、柔軟性、耐キンク性、永久伸び特性及び熱融着性にも優れたものに関する。
【背景技術】
【0002】
インクジェットプリンタにおいては、インクタンクからインクチューブを用いてインクジェットヘッドへインクを供給している。ここで、インクチューブ内には、印刷を停止しているときにもインクが残留し、この残留したインクから溶媒や水分が蒸発すると、インク濃度が濃くなり、粘性が高くなるためインクの詰まりを生ずることがある。そのため、インクチューブには、チューブ材質を透過して溶媒や水分が揮発しにくいガスバリア性が要求される。
【0003】
このような特性を満足する材料として、例えば、特許文献1,2には、オレフィン系熱可塑性樹脂中にブチルゴムを含むゴム成分が動的架橋により微分散された熱可塑性エラストマーが記載されている。また、特許文献3には、ブチルゴムポリマー、有機過酸化物架橋ゴムポリマー及び有機化酸化物からなるゴムが記載されている。そして、これらの材料は、インクジェットプリンタ用インクチューブとして使用されることが記載されている。また、本発明に関連する技術として、例えば、特許文献4,5がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第4160360号公報:住友ゴム工業
【特許文献2】特開2009−95999公報:住友ゴム工業
【特許文献3】特開2007−45015公報:ブラザー工業
【特許文献4】特開2007−307875公報:クレハプラスチックス
【特許文献5】特願2008−241168:クラベ
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
インクジェットプリンタにおいて、インクタンクは固定された部品であるのに対し、インクヘッドは印刷時に作動する部品である。そのため、それらを繋ぐインクチューブは、インクヘッドの作動を妨げないよう、柔軟で且つキンクしにくいものである必要がある。ここで、上記特許文献1,2によるチューブでは、ブチルゴムが動的架橋されており、これは即ち、オレフィン系熱可塑性樹脂とブチルゴムを配合した状態でブチルゴムを架橋しているものである。また、特許文献3によるチューブも同様に、未架橋のブチルゴムと他のゴムポリマーを配合した後、架橋しているものである。このとき、オレフィン系熱可塑性樹脂の種類によっては架橋することによって性能に影響が出ることがある。具体的には、チューブの柔軟性の低下や、チューブを熱融着により連結させる場合におけるチューブ間の接着強度の低下を引き起こすことになってしまう。
【0006】
本発明はこのような従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、特に、優れたガスバリア性を有しているとともに、柔軟性、耐キンク性、永久伸び特性及び熱融着性にも優れた送液部材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するべく、本発明の請求項1による送液部材は、部分架橋ブチルゴム100重量部に対し、ポリオレフィン系高分子材料10〜200重量部が配合された組成物からなるものである。
また、請求項2記載の送液部材は、上記組成物に配合されたポリオレフィン系高分子材料が、結晶性部分を含むことを特徴とするものである。
また、請求項3記載の送液部材は、上記組成物に配合されたポリオレフィン系高分子材料が、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーを含むことを特徴とするものである。
また、請求項4記載の送液部材は、上記組成物に配合されたポリオレフィン系高分子材料が、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーとエチレン−α−オレフィン共重合体とを含むことを特徴とするものである。
また、請求項5記載の送液部材は、上記組成物が、部分架橋ブチルゴム100重量部に対し、上記ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー10〜100重量部と、上記エチレン−α−オレフィン共重合体10〜100重量部が配合されていることを特徴とするものである。
また、請求項6記載の送液部材は、上記組成物が、脂肪酸及び脂肪酸誘導体を含んでいないことを特徴とするものである。
また、請求項7記載のチューブは、上記送液部材によるものである。
また、請求項8記載の多連チューブは、上記チューブについて、少なくとも2本以上が並行に連設されたものである。
また、請求項9記載の多連チューブの製造方法は、部分架橋ブチルゴム100重量部に対し、ポリオレフィン系高分子材料を10〜200重量部配合した組成物を押出成型してチューブとし、該チューブを少なくとも2本以上並行に並べ、該チューブ同士を熱融着するものである。
【発明の効果】
【0008】
未架橋のブチルゴムはゴム弾性を有していないため架橋することが必要であるが、本発明では上記のように、予め部分架橋されたブチルゴムを使用している。そのため、オレフィン系高分子材料を配合した後に架橋する必要はないことから、オレフィン系高分子材料が架橋されることがないため、性能に影響を与えることがなく、優れた柔軟性を保持することができる。また、ブチルゴムの優れたガスバリア性、ポリオレフィン系高分子材料の優れた永久伸び特性を兼ね備えた送液部材とすることができる。
また、例えば、カラーインクジェットプリンタでは、各色でインクタンクとインクチューブとインクジェットヘッドとを備えている。このとき、複数のインクチューブがそれぞれ独立した動作をすると、インクチューブ同士が擦れて磨耗したり、絡んでしまったりする可能性がある。そのため、複数のインクチューブを一体化した多連チューブとするよう要求されている。本願発明においては、ポリオレフィン系高分子材料が架橋していないため、チューブ同士を熱融着して容易に多連チューブとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明による多連チューブの構成を示す断面図である。
【図2】最小曲げ半径測定を説明するための概略図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明において、送液部材を構成する組成物は、部分架橋ブチルゴムとポリオレフィン系高分子材料とが配合されたものである。
【0011】
ブチルゴムは、イソブチレン基とイソプレン基とからなる共重合体で、通常IIRと略されている。ブチルゴムは、ガスバリア性が高く、耐薬品性、耐酸化性に優れる材料であり、これを部分架橋したものが、本発明で使用される部分架橋ブチルゴムである。部分架橋ブチルゴムの127℃におけるムーニー粘度は30〜90が好ましく、30未満だとオレフィン系高分子材料を配合したとしても永久伸び特性が十分とならない可能性があるとともに、耐薬品性が低下する傾向にあり、100を超えると成形性が悪くなる。
【0012】
この部分架橋ブチルゴムにポリオレフィン系高分子材料を配合することにより、永久伸び特性が向上し、チューブの変形を防止することができ、また、熱融着性を付与することができる。ポリオレフィン系高分子材料としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリブテン樹脂、エチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エチル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸メチル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体などといったオレフィン系樹脂、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体などといったオレフィン系ゴム、ポリプロピレン樹脂などのオレフィン系樹脂中にゴム成分を分散させたオレフィン系熱可塑性エラストマーなどが使用できる。また、オレフィン系樹脂に、マレイン酸、無水マレイン酸等の不飽和カルボン酸等を有する重合体モノマーをグラフト又は共重合させた樹脂を用いても良い。また、これらは一種を単独で使用しても良いし、二種以上を混合して使用しても良い。ポリオレフィン系高分子材料の配合量は、部分架橋ブチルゴム100重量部に対し、10〜200重量部である。10重量部未満だと、成形性が悪く、永久伸び特性が十分なものとならず、200重量部を超えると、柔軟性が低下することになる。
【0013】
ポリオレフィン系高分子材料としては、結晶性部分を含んでいることが好ましい。これにより、熱融着性が更に向上する。「結晶性部分を含む」とは、結晶性樹脂を配合している場合、又は、結晶性単量体成分からなるブロックを有したブロック共重合体を含んでいる場合のことを示す。具体的には、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリアセタール、ポリエチレンテレフタレート等の結晶性樹脂を配合しているもの、ポリエチレンブロックやポリプロピレンブロックを有するブロック共重合体を含んでいるものなどが挙げられる。例えば、上記したポリプロピレン樹脂中にゴム成分を分散させたオレフィン系熱可塑性エラストマーも、結晶性部分を含んだポリオレフィン系高分子材料に該当する。また、これらは一種が単独で含まれても良いし、二種以上が含まれても良い。
【0014】
また、ポリオレフィン系高分子材料として、オレフィン系熱可塑性エラストマー及びエチレン−α−オレフィン共重合体を含むことが好ましい。α−オレフィンとしては、プロピレン、ブテン、ヘキセン、オクテンなどが挙げられる。これらの配合量として、上記部分架橋ブチルゴム100重量部に対し、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー10〜100重量部、エチレン−α−オレフィン共重合体10〜100重量部であることが好ましい。これらを適宜配合することにより、成形性、永久伸び特性及び柔軟性が特に優れたものとなる。
【0015】
また、本発明による組成物には、スチレン系共重合体を含んでいても良い。スチレン系共重合体としては、例えば、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体(SEPS)、スチレン−エチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体(SEEPS)、スチレン−イソブチレン−スチレン共重合体(SIBS)、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体(SIS)などが挙げられる。これらはブロック共重合体の構造をしていることが考えられる。スチレン系共重合体の配合量は、部分架橋ブチルゴム100重量部に対し、10〜200重量部であることが好ましい。10重量部未満だと、永久伸びの向上効果が十分なものとならず、200重量部を超えると、熱融着性が低下するおそれがある。
【0016】
また、本発明の目的を阻害しない範囲内で、一般的に使用されている各種の添加剤を配合しても良い。このような添加剤としては、例えば、酸化防止剤、増量剤、難燃剤、老化防止剤、架橋剤、架橋助剤、軟化剤、分散剤、着色剤などが挙げられる。但し、インクなどの移送する液体中に溶出するようなものを添加することは好ましくない。例えば、移送する液体がインクの場合、添加剤がインクに溶出すると、インクの乾燥や発色、インク液滴の吐出等に悪影響を及ぼすこととなってしまう。このような溶出するものとして、例えば、脂肪酸類や脂肪酸誘導体類が挙げられ、具体的には例えば、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アミド、ステアリン酸モノグリセライド、エチレンビスステアリン酸アミド、オレイン酸、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、などが挙げられる。
【0017】
上記の各構成材料を適宜に配合したものを、ロール、ニーダー、バンバリー、一軸混練機、二軸混練機などの公知の混練機を使用して充分に混練りすることによって本発明の組成物を得ることができる。この組成物を、例えば押出成型などの行為の成型方法により、例えばチューブ形状などに成型することで、本発明の送液部材を得ることができる。
【0018】
また、上記の送液部材をチューブ形状に成形し、このチューブについて、少なくとも2本以上を並行に連設して、多連チューブとすることも考えられる。例えば、カラーインクジェットプリンタでは、各色でインクタンクとインクチューブとインクジェットヘッドとを備えている。このとき、複数のインクチューブがそれぞれ独立した動作をすると、インクチューブ同士が擦れて磨耗したり、絡んでしまったりする可能性がある。そのため、複数のインクチューブを一体化した多連チューブとすることが好ましい。並列に連設する方法としては、例えば、チューブを構成する組成物の軟化点温度以上に設定した加熱炉中に並行に配したチューブを通過させ、チューブ同士を熱融着する方法、チューブを並行に配してこれらチューブ同士が接触する箇所に熱風を吹き付けて、チューブ同士を熱融着する方法などが考えられる。
【実施例】
【0019】
以下に、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。本実施の形態は、本発明の送液部材を多連チューブとした例であり、図1は本発明の多連チューブを示す斜視図である。
【0020】
まず、表2に示す配合材料を表1に示す配合部数によりニーダーで十分に混練し、得られた組成物を押出機に供給して、内径2mm、外径4mmφのチューブ1を製造した。このチューブ1をサンプルとして、ガスバリア性(水蒸気透過試験)、柔軟性(ヤング率測定)、耐キンク性(最小曲げ半径測定)及び永久伸び特性(永久伸び測定)の試験を行った。
(ガスバリア性:水蒸気透過試験)
サンプルの中空部に純水を注入し、両末端を封止する。これを温度40℃、湿度32%RHの雰囲気下に一定時間放置し、放置前後の重さを測定する。放置前後の重さの差により揮発量を算出し、以下の式から透過係数を求める。
透過係数(g・cm/cm2・24h)=[揮発量(g)×チューブ肉厚(cm)×24]/[チューブ有効表面積(cm2)×放置時間(h)]
チューブ有効表面積(cm2)=(チューブ内径+チューブ肉厚)×π×チューブ長さ
(柔軟性:ヤング率)
温度23±5℃の雰囲気下、定速度引張試験機によって標線距離40mmのサンプルを100mm/minの速度で引張り、その時の応力を測定する。ヤング率は応力−ひずみ曲線の初期勾配に比例し、以下の式で表される。式中、σは応力、Lはサンプルの原長、Lは応力が加えられたときのサンプル長さを示す。
ヤング率(MPa)=σ/[(L−L)/L
(耐キンク性:最小曲げ半径測定)
図2に示すようにチューブ1を丸め、円を形成する。形成した円が真円を保つようにチューブの両端を引っ張って、徐々に円の直径を小さくし、チューブが座屈(キンク)したときの直径を測定する。最小曲げ半径は以下の式より表される。式中、Dは座屈したときの直径を示す。
最小曲げ半径(mm)=D/2
(永久伸び特性:永久伸び測定)
標線間距離30mmのサンプルについて、引張試験機により力を加えて標線間距離を60mmに伸長させ、その状態で10分間放置する。力を解放し、10分間放置した後の標線間距離を測定する。永久伸びは以下の式から求められる。式中、Lは試験前の標線間距離、Lは試験後の標線間距離を示す。
永久伸び(%)=(L−L)/L×100
【0021】
(熱融着性:接着強度測定)
また、上記のようにして得られたチューブ1を300mm取り、5本並行に配した状態で、チューブ1同士が接触する部分に熱風を吹き付け、それぞれのチューブ1における外表面部分を熱融着し、5本のチューブ1が並行に接続された多連チューブ10とした。この多連チューブ10をサンプルとして、各チューブ1間の接着強度を測定した。接着強度は、多連チューブ10の隣接するチューブ1をそれぞれ把持し、接着面と垂直方向に引き離し、剥離したときの力を測定した。接着面は各サンプル4ヶ所ずつあるため、値は4ヶ所の平均値とした。結果は表1に併せて示す。
【0022】
【表1】

【0023】
【表2】

【0024】
上記の通り、本発明によるチューブは、ガスバリア性、柔軟性、耐キンク性及び永久伸び特性の何れについても、優れた値であった。また、熱融着性にも優れ、各チューブ1が十分な接着強度で接着して多連チューブ10を構成していた。これに対し、ポリオレフィン系高分子材料が10部未満であった比較例1は、永久伸び特性の値が十分ではなく、チューブの変形が復元しないものであった。さらにチューブ1同士を熱融着することができなかった。また、ポリオレフィン系高分子材料が200部を超えていた比較例2は、柔軟性が低下していることが確認された。また、ガスバリア性についても、実施例1〜6と比べて劣る値となっていることが確認された。
【産業上の利用可能性】
【0025】
以上説明したとおり、チューブは、特に、優れたガスバリア性を有しているとともに、柔軟性、耐キンク性及び永久伸び特性にも優れたものである。従って、特に、インクジェットプリンタのインク供給用インクチューブとして好適に使用することができる。また、その他にも、例えば、自動車分野、医薬・医療分野、食品分野、土木・建築分野などの導水・導液・導気管として幅広い用途で好適に使用することができる。また、チューブやホースなどの管に限定されることなく、エルボ、ニップル、チーズなどの継手及びその構成部材、ポンプの構成部材、弁、パッキン、グロメット、など種々の送液部材として使用することができる。
【符号の説明】
【0026】
1 チューブ
10 多連チューブ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
部分架橋ブチルゴム100重量部に対し、ポリオレフィン系高分子材料10〜200重量部が配合された組成物からなる送液部材。
【請求項2】
上記組成物に配合されたポリオレフィン系高分子材料が、結晶性部分を含むことを特徴とする請求項1記載の送液部材。
【請求項3】
上記組成物に配合されたポリオレフィン系高分子材料が、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーを含むことを特徴とする請求項2記載の送液部材。
【請求項4】
上記組成物に配合されたポリオレフィン系高分子材料が、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーとエチレン−α−オレフィン共重合体とを含むことを特徴とする請求項3記載の送液部材。
【請求項5】
上記組成物が、部分架橋ブチルゴム100重量部に対し、上記ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー10〜100重量部と、上記エチレン−α−オレフィン共重合体10〜100重量部が配合されていることを特徴とする請求項4記載の送液部材。
【請求項6】
上記組成物が、脂肪酸及び脂肪酸誘導体を含んでいないことを特徴とする請求項1記載の送液部材。
【請求項7】
上記請求項1〜請求項6記載の送液部材によるチューブ。
【請求項8】
請求項7記載のチューブについて、少なくとも2本以上が並行に連設された多連チューブ。
【請求項9】
部分架橋ブチルゴム100重量部に対し、ポリオレフィン系高分子材料を10〜200重量部配合した組成物を押出成型してチューブとし、該チューブを少なくとも2本以上並行に並べ、該チューブ同士を熱融着する多連チューブの製造方法。


【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−32440(P2011−32440A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−182874(P2009−182874)
【出願日】平成21年8月5日(2009.8.5)
【出願人】(000129529)株式会社クラベ (125)
【Fターム(参考)】