説明

通信システムにおけるサービス品質をサポートする方法および装置

【課題】様々なトラヒックフローの要件を満たすように、識別されたトラヒックフローに関連するパケットを異なるサービス品質レベルで処理すること等を実現する。
【解決手段】基地局は、特定のトラヒックフローをサポートするように意図された無線端末の設定を決定し、設定コマンドを該無線端末に送信する。基地局は、分類、キュー管理、スケジューリングおよび/または自動反復要求に関連する1つ以上のパラメータを決定することができ、その後、設定コマンドを該無線端末に送信して、該無線端末に、設定動作を実行するように命令する。いくつかの実施形態において、無線端末は、内部パラメータの値を、設定コマンド内の、該基地局により直接与えられた値に設定する。いくつかの実施形態において、無線端末は、該内部パラメータの値を、該基地局からの設定コマンドに含まれている情報の関数として決定し、設定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は通信システムに関し、より具体的には、通信システムにおけるトラヒックフロー間のサービス品質の差別化(quality of service differentiation)をサポートする方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
通信システムは、多くの場合、アクセスノード(例えば、それを介してエンドノード(例えば、固定型または携帯型のいずれかであるユーザ機器またはユーザ端末)がネットワークに結合されている基地局)に結合されている複数のネットワークノードを含む。
【0003】
典型的なセルラー通信ネットワークにおいては、地理的に分散した基地局のセットは、通信インフラへの無線アクセスを提供する。無線通信機器または端末を有するユーザは、適当な基地局(または、基地局からなるセット)との直接通信リンクを確立し、該通信ネットワークのいたる所で他のユーザおよび/またはエンドシステムと情報をやりとりすることができる。このようなシステムは、様々な異なるアプリケーション(例えば、電話による通信、電子メール、オーディオ/ビデオのストリーミング、ウェブの閲覧、ファイル転送等)をサポートするように設計することができるが、従来のシステムは、主に、電話による通信のために設計されていた。
【0004】
電話による通信に焦点を当てた設計の従来の回線交換型セルラーネットワークは、種々のユーザ機器、例えば、無線端末へのおよび/または該無線端末からのトラヒックフロー間のサービス品質の差別化に対してサポートをほとんど行わない。しかし、回線交換型セルラーネットワーク技術は、現在は、データアプリケーションもサポートするように拡張されている。加えて、インスタントメッセージおよびオンラインゲームのようなインタラクティブデータアプリケーションを含む幅広いアプリケーションをサポートするためにより適しているパケット交換型セルラーネットワーク技術が出現してきている。セルラーネットワーク技術が異なる要件でより広範囲の異なるアプリケーションをサポートするように進化するにつれて、様々なトラヒックフロー間の差別化を可能にする新たなサービス品質サポートメカニズムが望まれている。セルラーネットワーク以外の多くの通信システムは、同様の限界を有しており、改良されたサービス品質サポートメカニズムから恩恵を受けるであろうことに留意されたい。従って、様々なトラヒックフローの要件を満たすように、識別されたトラヒックフローに関連するパケットを異なるサービス品質レベルで処理すること、および/またはサービス品質サポートメカニズムを動的に制御すること等の機能性を実現できる方法および装置に対する要求がある。
【0005】
上記の議論を考慮して、通信システムにおけるサービス品質をサポートする新たなおよび改良された方法に対する要求があることを認識すべきである。
【発明の概要】
【0006】
様々な実施形態によれば、アクセスノード、例えば、基地局は、特定のトラヒックフローをサポートするように意図されたエンドノード、例えば、無線端末の設定(configuration)を決定し、設定コマンドを該無線端末へ送信する。例えば、基地局は、分類、キュー管理、スケジューリングおよび/または自動再送要求に関連する1つ以上のパラメータを決定し、設定コマンドを該無線端末に送信して、該無線端末に設定動作を実行するように命令することができる。いくつかの実施形態において、無線端末は、設定コマンドで、内部パラメータの値を、該基地局によって直接与えられた値に設定する。いくつかの実施形態において、無線端末は、内部パラメータの値を該基地局からの設定コマンドに含まれている情報の関数として決定して設定する。例えば、基地局からの設定コマンドは、トラヒックフローに対応するパケットのためのロストレランス(loss tolerance)の指示を含むことができ、また、無線端末は、意図されたロストレランスを超えないように自動再送要求パラメータの値を設定することができる。
【0007】
例示的な実施形態によるアクセスノードを作動させる例示的な方法は、トラヒックフローに対応する無線端末設定パラメータを決定することと、該トラヒックフローが対応する無線端末に、少なくとも1つの決定された設定パラメータに対応する設定動作を実行するように命令する設定コマンドを伝達することとを含む。例示的な実施形態による例示的な基地局は、トラヒックフローに対応する無線端末設定パラメータを決定するパラメータ決定モジュールと、該トラヒックフローが対応する無線端末に、少なくとも1つの決定された設定パラメータに対応する設定動作を実行するように命令する設定コマンドを伝達する通信モジュールとを含む。
【0008】
例示的な実施形態による無線端末を作動させる例示的な方法は、トラヒックフローに関連する設定情報を含むメッセージを受信することと、前記受信した設定情報を用いて設定動作を実行することとを含む。例示的な実施形態による例示的な無線端末は、トラヒックフローに関連する設定情報を含むメッセージを受信するレシーバと、前記受信した設定情報を用いて設定動作を実行する設定制御モジュールとを含む。
【0009】
通信システムにおけるトラヒックフロー間のサービス品質の差別化をサポートする様々な実施形態の方法および装置は、幅広い通信システムと共に用いることができる。例えば、様々な実施形態は、無線モデムを備えたノートブックコンピュータ等の移動通信機器、および機器移動度のために無線インタフェース、例えば、電話機および/またはPDA(Personal Digital Assistants)をサポートする様々な他の機器をサポートするシステムと共に用いることができる。また、様々な実施形態は、例えば、無線通信リンクまたは有線通信リンクのいずれかを介してネットワークに結合された固定通信機器をサポートするシステムと共に用いることができる。
【0010】
上記の概要において様々な実施形態を論じてきたが、必ずしも全ての実施形態が同じ特徴および上述した特徴のうちのいくつかを含む必要はないが、いくつかの実施形態においては望ましいことを認識すべきである。様々な実施形態の多数の追加的な特徴、実施形態および利点は、以下の詳細な説明において論じられる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】様々な実施形態に従って実施される例示的な通信システムのネットワークの略図を示す。
【図2】様々な実施形態に従って実施される例示的なエンドノードを示す。
【図3】様々な実施形態に従って実施される例示的なアクセスノードを示す。
【図4】様々な実施形態に従って実行される、エンドノードおよびアクセスノードに含まれる様々なモジュールの間の例示的なシグナリングおよびトラヒックフローを示す。
【図5】エンドノードがアクセスノードを介した許可されたネットワークアクセスである場合の様々な実施形態に従って実行される例示的なシグナリングを示す。
【図6】エンドノードへのまたはエンドノードからのトラヒックフローのためのサービス品質サポートがエンドノードまたは別のネットワークノードによって加えられ、変更されまたは削除された場合の、様々な実施形態に従って実行される例示的なシグナリングを示す。
【図7】エンドノードへのまたはエンドノードからのトラヒックフローのためのサービス品質サポートがアクセスノードによって取り消された場合の、様々な実施形態に従って実行される例示的なシグナリングを示す。
【図8】エンドノードがネットワークへの接続ポイントを第1のアクセスノードから第2のアクセスノードに変更した場合の、様々な実施形態に従って実行される例示的なシグナリングを示す。
【図9】エンドノードへのまたはエンドノードからのトラヒックフローのためのサービス品質サポートがエンドノードによって追加され、変更されまたは削除された場合の、様々な実施形態に従って実行される例示的なシグナリングを示す。
【図10】様々な実施形態による、アクセスノード、例えば基地局を作動させる例示的な方法のフローチャートである。
【図11】様々な実施形態による、無線端末、例えば移動ノードを作動させる例示的な方法のフローチャートである。
【図12】様々な実施形態に従って実施される例示的な基地局の略図である。
【図13】様々な実施形態に従って実施される例示的な無線端末、例えば移動ノードの略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1は、様々な実施形態に従って実施される例示的な通信システム100、例えば、通信リンクによって相互接続された複数のノードを備えるセルラー通信ネットワークを示す。該ネットワークは、直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;OFDM)信号を用い、無線リンクを通じて情報を伝達することができる。しかし、他の種類の信号、例えば、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access;CDMA)信号または時分割多元接続(Time Division Multiple Access;TDMA)信号を代わりに用いてもよい。例示的な通信システム100におけるノードは、通信プロトコル、例えば、インターネットプロトコル(Internet Protocol;IP)に基づいて、信号を用いて情報、例えば、メッセージを交換する。システム100の通信リンクは、例えば、有線、光ファイバケーブルおよび/または無線通信技術を用いて実施することができる。例示的な通信システム100は、複数のアクセスノード140、140’、140”を介して該通信システムにアクセスする複数のエンドノード144、146、144’、146’、144”、146”を含む。エンドノード144、146、144’、146’、144”、146”は、例えば、無線通信機器または端末とすることができ、アクセスノード140、140’、140”は、例えば、無線アクセスルータまたは基地局とすることができる。例示的な通信システム100は、相互接続性を与えるために、または、特定のサービスまたは機能を与えるために用いられる多数の他のノード102、104、106、108、110および112も含む。
【0013】
図1の例示的なシステム100は、アクセス制御ノード102と、移動度サポートノード104と、ポリシー制御ノード106と、アプリケーションサーバノード108とを含むネットワーク101を描いており、これら全てのノードは、それぞれ対応するネットワークリンク103、105、107および109によって中間ネットワークノード110に接続されている。いくつかの実施形態において、アクセス制御ノード102、例えば、RADIUS(Remote Authentication Dial In User Service)またはダイアメータサーバ(Diameter server)は、エンドノードの認証、許可および/または課金、および/または該エンドノードに関連するサービスをサポートする。いくつかの実施形態において、移動度サポートノード104、例えば、モバイルIPホームエージェントおよび/またはコンテクスト転送サーバは、移動度、例えば、エンドノードへのおよび/またはエンドノードからのトラヒックのリダイレクションを介したアクセスノード間のエンドノードのハンドオフ、および/またはアクセスノード間のエンドノードに関連する状態の転送をサポートする。いくつかの実施形態において、ポリシー制御ノード106、例えばポリシーサーバまたはポリシー決定ポイント(PDP)は、サービスにおけるポリシー許可またはアプリケーションレイヤセッションをサポートする。いくつかの実施形態において、アプリケーションサーバノード108、例えば、セッション初期化プロトコルサーバ、ストリーミングメディアサーバまたは他のアプリケーションレイヤサーバは、エンドノードが利用可能なサービスのためのセッションシグナリングをサポートし、および/またはエンドノードが利用可能なサービスまたはコンテンツを提供する。
【0014】
ネットワーク101内の中間ネットワークノード110は、ネットワークリンク111を介して、ネットワーク101の外部にあるネットワークノードとの相互接続性を提供する。ネットワークリンク111は別の中間ネットワークノード112に接続されており、該別の中間ネットワークノードは、それぞれネットワークリンク141、141’、141”を介して複数のアクセスノード140、140’、140”とのさらなる接続性を提供する。
【0015】
各アクセスノード140、140’、140”は、それぞれ対応するアクセスリンク(145、147)、(145’、147’)、(145”、147”)を介して、複数のN個のエンドノード(144、146)、(144’、146’)、(144”、146”)への接続性を提供できるものとして描かれている。例示的な通信システム100において、各アクセスノード140、140’、140”は、無線技術、例えば、無線アクセスリンクを用いてアクセスを提供するものとして描かれている。無線サービスエリア、例えば、各アクセスノード140、140’、140”の通信セル148、148’、148”は、それぞれ対応するアクセスノードを囲む円として図示されている。
【0016】
例示的な通信システム100は、後に、様々な実施形態の説明の基礎として用いられる。代替的な実施形態は、様々なネットワークトポロジーを含み、この場合、(ネットワークノード、アクセスノード、エンドノード、ならびに様々な制御ノード、サポートノードおよびサーバノードを含む)ノードの数および種類、リンクの数および種類、および種々のノード間の相互接続性は、図1に描かれている例示的な通信システム100のものとは異なっていてもよい。
【0017】
様々な実施形態において、図1に描かれている機能エンティティのうちのいくつかは、省くかまたはまとめてもよい。また、上記ネットワークにおけるこれらの機能エンティティの位置または配置も変えてもよい。
【0018】
図2は、様々な実施形態に従って実施される例示的なエンドノード200、例えば、無線端末の詳細な説明図を示す。図2に描かれている例示的なエンドノード200は、図1に描かれているエンドノード144、146、144’、146’、144”、146”のうちのいずれか1つとして用いることのできる装置の詳細図である。図2の実施形態において、エンドノード200は、バス206によって一緒に結合されているプロセッサ204、無線通信インタフェースモジュール230、ユーザ入力/出力インタフェース240および記憶装置210を含む。従って、バス206を介して、エンドノード200の様々なコンポーネントは、情報、信号およびデータを交換することができる。エンドノード200のコンポーネント204、206、210、230、240は、ハウジング202の内部に配設されている。
【0019】
無線通信インタフェースモジュール230は、エンドノード200の内部コンポーネントが、それによって外部機器およびネットワークノード、例えば、アクセスノードへ信号を送信し、および/または該アクセスノードからの信号を受信することができるメカニズムを形成する。無線通信インタフェースモジュール230は、例えば、対応する受信アンテナ236を備えたレシーバモジュール232と、例えば、無線通信チャネルを介して、エンドノード200を他のネットワークノードに結合するのに用いられる対応する送信アンテナ238を備えたトランスミッタモジュール234とを含む。
【0020】
また、例示的なエンドノード200は、ユーザ入力/出力インタフェース240を介してバス206に結合されているユーザ入力機器242、例えば、キーパッドと、ユーザ出力機器244、例えば、ディスプレイとを含む。その結果、ユーザ入力/出力機器242、244は、ユーザ入力/出力インタフェース240およびバス206を介して、エンドノード200の他のコンポーネントと情報、信号およびデータを交換することができる。ユーザ入力/出力インタフェース240および関連する機器242、244は、ユーザが、それによってエンドノード200を作動させて、様々なタスクを遂行することができるメカニズムを形成する。具体的には、ユーザ入力/出力機器242およびユーザ出力機器244は、ユーザが、エンドノード200およびアプリケーション、例えば、エンドノード200の記憶装置210内で実行するモジュール、プログラム、ルーチンおよび/または機能を制御できるようにする機能性を与える。
【0021】
様々なモジュール、例えば、記憶装置210に含まれているルーチンの制御下で、プロセッサ204は、エンドノード200の動作を制御して様々なシグナリングおよび処理を実行する。記憶装置210に含まれている該モジュールは、起動時または他のモジュールによって呼び出されたときに実行される。該モジュールは、実行時に、データ、情報および信号をやりとりすることができる。また、該モジュールは、実行時に、データおよび情報を共有することができる。図2の実施形態においては、エンドノード200の記憶装置210は、制御シグナリングモジュール212と、アプリケーションモジュール214と、トラヒック制御モジュール250とを含み、該制御モジュールは、設定情報251と、様々な追加的なモジュール252、253、254、255、256、257、258および259をさらに含む。
【0022】
制御シグナリングモジュール212は、例えば、トラヒック制御モジュール250ならびに設定情報251および該制御モジュールに含まれている様々な追加的なモジュール252、253、254、255、256、257、258および259を含むエンドノード200の種々の態様の動作および/または設定を制御するための信号、例えば、メッセージの送受信に関連する処理を制御する。いくつかの実施形態において、制御シグナリングモジュール212は、エンドノード200の動作に関連する状態情報、例えば、パラメータ、ステータスおよび/または他の情報、および/または制御シグナリングモジュール212によってサポートされる1つ以上のシグナリングプロトコルを含む。具体的には、制御シグナリングモジュール212は、設定情報、例えば、エンドノード識別情報および/またはパラメータ設定と、動作情報、例えば、現在の処理状態、メッセージトランザクションのペンディング状態等に関する情報を含むことができる。
【0023】
アプリケーションモジュール214は、エンドノード200によってサポートされる1つ以上のアプリケーションに関連する処理および通信を制御する。いくつかの実施形態において、アプリケーションモジュール214の処理は、ユーザ入力/出力インタフェース240を介した情報の入力/出力に関連するタスク、アプリケーションに関連する情報の操作、および/またはアプリケーションに関連する信号、例えばメッセージの送受信を含む。いくつかの実施形態において、アプリケーションモジュール214は、状態情報、例えば、アプリケーションモジュール214によってサポートされる1つ以上のアプリケーションの動作に関連するパラメータ、ステータスおよび/または他の情報を含む。具体的には、アプリケーションモジュール214は、設定情報、例えば、ユーザ識別情報および/またはパラメータ設定と、動作情報、例えば、現在の処理状態、応答のペンディング状態等に関する情報とを含むことができる。アプリケーションモジュール214によってサポートされるアプリケーションは、例えば、VoIP(Voice over IP)、ウェブ閲覧、オーディオ/ビデオストリーミング、インスタントメッセージ、ファイル共有、ゲーム等を含む。
【0024】
トラヒック制御モジュール250は、データ情報、例えば、メッセージ、パケットおよび/またはフレームを無線通信インタフェースモジュール230を介して送受信することに関連する処理を制御する。例示的な該トラヒック制御モジュールは、設定情報251、ならびにパケットおよび/またはトラヒックフロー、例えば、パケットの関連するシーケンスのためのサービス品質の様々な態様を制御する種々の追加的なモジュール252、253、254、255、256、257、258および259を含む。いくつかの実施形態において、トラヒック制御モジュール250は、エンドノード200、トラヒック制御モジュール250および/または該制御モジュールに含まれている様々な追加的なモジュール252、253、254、255、256、257、258および259のうち1つ以上の動作に関連する状態情報、例えば、パラメータ、ステータスおよび/または他の情報を含む。設定情報251、例えば、パラメータ設定は、トラヒック制御モジュール250および/または該制御モジュールに含まれている様々な追加的なモジュール252、253、254、255、256、257、258および259の動作を決定し、動作に影響を及ぼしおよび/または動作を指示する。該様々な追加的なモジュールは、いくつかの実施形態において、必要に応じて、トラヒック制御の特定の態様をサポートするために、特定の機能および動作を実行するように含まれている。様々な実施形態において、該モジュールは、必要に応じて、トラヒック制御の機能的要件により、省くかおよび/またはまとめてもよい。例示的なトラヒック制御モジュール250に含まれている各追加的なモジュールの説明は以下のとおりである。
【0025】
許可制御モジュール252は、リソースの利用性/可用性に関連する情報を保持し、特定のトラヒックフローのサービス品質要件をサポートするために十分なリソースが利用可能か否かを判断する。許可制御モジュール252によって保持されるリソース可用性情報は、例えば、パケットおよび/またはフレームキューイング容量、スケジューリング容量、ならびに1つ以上のトラヒックフローをサポートするのに必要な処理およびメモリ容量を含む。制御シグナリングモジュール212、アプリケーションモジュール214および/またはエンドノード200に含まれている他のモジュールは、新たなまたは変更されたトラヒックフローをサポートするのに十分なリソースが利用可能か否かを判断するために、許可制御モジュール252に問い合わせることができ、またいくつかの実施形態においては問い合わせ、この場合、許可制御判断は特定のトラヒックフローおよび/または利用可能なリソースのサービス品質要件の関数である。設定情報251は、設定情報、例えば、許可制御モジュール252の動作に影響を及ぼすパラメータ設定、例えば、追加的な要求を拒絶する前に割当てることができるリソースの割合を示す許可制御しきい値を含むことができ、またいくつかの実施形態においては含んでいる。
【0026】
アップリンクスケジューラモジュール253は、送信スケジューリングに関連する処理、例えば、順序および/またはタイミングと、送信リソースの割当て、例えば、無線インタフェースモジュール230を介してエンドノード200からアクセスノードへ送信されるデータ情報、例えば、メッセージ、パケットおよび/またはフレームのための情報符号化速度、送信タイムスロットおよび/または送信電力とを制御する。アップリンクスケジューラモジュール253は送信をスケジュールし、および送信リソースをサービス品質要件および/または1つ以上のトラヒックフローに関連する制約の関数として割当てることができ、またいくつかの実施形態においてはこれらを実行する。設定情報251は、アップリンクスケジューラモジュール253の動作に影響を及ぼす設定情報、例えばパラメータ設定、例えば、1つ以上のトラヒックフローに関連する優先度、レート範囲、待ち時間範囲および/または共有重みを含むことができ、またいくつかの実施形態においては含んでいる。いくつかの実施形態において、アップリンクスケジューラモジュール253によって実行されるスケジューリングおよび/またはリソース割当て動作は、チャネル条件および他の要因、例えば、電力量(power budget)の関数である。
【0027】
アップリンクPHY/MACモジュール254は、データ情報、例えば、メッセージ、パケットおよび/またはフレームの、無線通信インタフェースモジュール230を介した例えばエンドノード200からアクセスノードへの送信に関連する、物理(physical;PHY)層およびメディアアクセス制御(Media Access Control;MAC)層処理を制御する。いくつかの実施形態において、アップリンクPHY/MACモジュール254の動作は、データ情報、例えば、メッセージ、パケットまたはフレームの送信を調整するために、制御情報、例えば、信号またはメッセージを送信することおよび受信することの両方を含む。設定情報251は、設定情報、例えば、アップリンクPHY/MACモジュール254の動作に影響を及ぼすパラメータ設定、例えば、送信に用いられる周波数、帯域、チャネル、拡散符号またはホッピング符号、エンドノード200に関連する識別子、割当て要求チャネルの使用を指示する要求ディクショナリ等を含むことができ、またいくつかの実施形態においては含んでいる。
【0028】
アップリンクLLC(ARQ)モジュール255は、無線通信インタフェースモジュール230を介して、例えば、エンドノード200からアクセスノードへデータ情報、例えば、メッセージ、パケットおよび/またはフレームを送信することに関連するLLC(Logical Link Control)層処理を制御する。アップリンクLLC(ARQ)モジュール255は、自動再送要求(Automatic Repeat Request;ARQ)機能、例えば、ロストパケットまたはフレームの再送信に関連する処理を含む。いくつかの実施形態において、アップリンクLLC(ARQ)モジュール255は、追加的な機能、例えば、タイプフィールドを介してマルチプロトコル多重化/逆多重化を、または、チェックサムフィールドを介してエラー検出を実行するための、より高い層のメッセージ、例えば、パケットに対するLLCヘッダおよび/またはトレーラの付加に関連する処理をさらに含む。また、アップリンクLLC(ARQ)モジュール255は、より高い層のメッセージの、例えば、パケットの複数の下位部分、例えば、アップリンクPHY/MACモジュール254によって送信されるフレームへの断片化を実行することもでき、またいくつかの実施形態においては実行する。設定情報251は、アップリンクLLC(ARQ)モジュール255の動作に影響を及ぼす設定情報、例えば、パラメータ設定、例えば、ARQウィンドウサイズ、再送信の最大回数、廃棄タイマ等を含むことができ、またいくつかの実施形態においては含んでいる。
【0029】
アップリンクキュー管理モジュール256は、情報を保持し、無線通信インタフェースモジュール230を介して、例えば、エンドノード200からアクセスノードへ送信されるデータ情報、例えば、メッセージ、パケットおよび/またはフレームの記憶に関連する処理を制御する。アップリンクキュー管理モジュール256は、送信待ちのデータ情報の記憶を制御し、送信待ちのデータ情報に関する状態情報をトラヒックフローごとに保持し、例えば、各トラヒックフローに関連するパケットは、別々のキューで記憶することができ、またいくつかの実施形態においてはこれらを実行する。いくつかの実施形態において、アップリンクキュー管理モジュール256は、様々なキュー管理技術および/または機能、例えば、ヘッドドロップ、テールドロップ、およびRED(Random Early Detection)等の様々なAQM(Active Queue Management)メカニズムをサポートする。設定情報251は、アップリンクキュー管理モジュール256の動作に影響を及ぼす設定情報、例えばパラメータ設定、例えば、1つ以上のトラヒックフローに関連するキュー制限、ドロップストラテジーおよび/またはAQMしきい値を含むことができ、またいくつかの実施形態においては含んでいる。
【0030】
アップリンク分類モジュール257は、無線通信インタフェースモジュール230を介して、例えば、エンドノード200からアクセスノードへ送信される前に、データ情報、例えば、メッセージ、パケットおよび/またはフレームを、特定のトラヒックフローに属していると見なすことに関連する処理を制御する。いくつかの実施形態において、無線通信インタフェースモジュール230を介して送信されるメッセージ、パケットおよび/またはフレームは、1つ以上のヘッダおよび/またはペイロードフィールドの検査に基づいて、アップリンク分類モジュール257によって、様々なトラヒックフローのうちの1つに属するように分類される。アップリンク分類モジュール257による分類の結果は、アップリンクキュー管理モジュール256および他のモジュール253、254、255による、分類されたデータ情報、例えば、メッセージ、パケットおよび/またはフレームの処理に影響を及ぼす可能性があり、またいくつかの実施形態においては影響を及ぼし、例えば、該結果は、該メッセージ、パケットおよび/またはフレームが、記憶のために関連付けられる特定のキューを決定することができ、および後のスケジューリング等の処理に影響を及ぼす可能性もある。設定情報251は、アップリンク分類モジュール257の動作に影響を及ぼす設定情報、例えばパラメータ設定、例えば、データ情報、例えば、メッセージ、パケットおよび/またはフレームを、1つ以上のトラヒックフローに属するように関連付けるのに用いられる判断基準を規定する1つ以上の分類フィルタルールからなるセットを含むことができ、またいくつかの実施形態においては含んでいる。
【0031】
ダウンリンクPHY/MACモジュール258は、無線通信インタフェースモジュール230を介して、例えば、アクセスノードからエンドノード200へ、データ情報、例えばパケットおよび/またはフレームを受信することに関連するPHY層およびMAC層処理を制御する。いくつかの実施形態において、ダウンリンクPHY/MACモジュール258の動作は、データ情報、例えば、メッセージ、パケットまたはフレームの受信を調節するために、制御情報、例えば、信号またはメッセージを送受信することを含む。設定情報251は、ダウンリンクPHY/MACモジュール258の動作に影響を及ぼす設定情報、例えば、パラメータ設定、例えば、周波数、帯域、チャネル、受信に用いられる拡散符号またはホッピング符号、エンドノード200に関連する識別子等を含むことができ、またいくつかの実施形態においては含んでいる。
【0032】
ダウンリンクLLC(ARQ)モジュール259は、無線通信インタフェースモジュール230を介して、例えば、アクセスノードからエンドノード200へのデータ情報、例えば、パケットおよび/またはフレームを受信することに関連するLLC層処理を制御する。ダウンリンクLLC(ARQ)モジュール259は、ARQ機能、例えば、失われたパケットまたはフレームの再送信に関連する処理を含む。いくつかの実施形態において、ダウンリンクLLC(ARQ)モジュール259は、追加的な機能、例えば、タイプフィールドを介したマルチプロトコル多重化/逆多重化、または、チェックサムフィールドを介したエラー検出を実行できる、より高い層のメッセージ、例えばパケットをカプセル化するLLCヘッダおよび/またはトレーラに関連する処理をさらに含む。また、ダウンリンクLLC(ARQ)モジュール259は、ダウンリンクPHY/MACモジュール258によって受信されたフレームのより高い層のメッセージ、例えば、パケットへの再構成を実行することができ、またいくつかの実施形態においては実行する。設定情報251は、ダウンリンクLLC(ARQ)モジュール259の動作に影響を及ぼす設定情報、例えば、パラメータ設定、例えば、ARQウィンドウサイズ、再送信の最大回数、廃棄タイマ等を含むことができ、またいくつかの実施形態においては含んでいる。
【0033】
図3は、様々な実施形態に従って実施される例示的なアクセスノード300の詳細図を示す。図3に描かれている例示的なアクセスノード300は、図1に描かれているアクセスノード140、140’、140”のうちのいずれか1つとして用いることのできる装置の詳細図である。図3の実施形態において、アクセスノード300は、バス306によって一緒に結合されているプロセッサ304、記憶装置310、ネットワーク/インターネットワークインタフェースモジュール320および無線通信インタフェースモジュール330を含む。従って、アクセスノード300の様々なコンポーネントは、バス306を介して、情報、信号およびデータを交換することができる。アクセスノード300のコンポーネント304、306、310、320、330は、ハウジング302の内部に配設されている。
【0034】
ネットワーク/インターネットワークインタフェースモジュール320は、アクセスノード300の内部コンポーネントが、それによって信号を外部機器およびネットワークノードへ送信し、および/または該外部機器およびネットワークノードから受信することができるメカニズムを形成する。ネットワーク/インターネットワークインタフェースモジュール320は、例えば、銅線または光ファイバ線を介してノード300を他のネットワークノードに結合するのに用いられるレシーバモジュール322およびトランスミッタモジュール324を含む。また、無線通信インタフェースモジュール330は、アクセスノード300の内部コンポーネントがそれによって信号を外部機器およびネットワークノード、例えば、エンドノードへ送信し、および/または該外部機器およびネットワークノードから受信することができるメカニズムを形成する。無線通信インタフェースモジュール330は、例えば、対応する受信アンテナ336を有するレシーバモジュール332と、対応する送信アンテナ338を有するトランスミッタモジュール334とを含む。無線通信インタフェースモジュール330は、例えば、無線通信チャネルを介してアクセスノード300を他のノードに結合するのに用いられる。
【0035】
プロセッサ304は、記憶装置310に含まれている様々なモジュール、例えば、ルーチンの制御の下で様々なシグナリングおよび処理を実行するようにアクセスノード300の動作を制御する。記憶装置310に含まれている該モジュールは、起動時または他のモジュールによって呼び出されたときに実行される。該モジュールは、実行時にデータ、情報および信号を交換することができる。また該モジュールは、実行時に、データおよび情報を共有することができる。図3の実施形態において、アクセスノード300の記憶装置310は、制御シグナリングモジュール312と、トラヒック制御モジュール350とを含み、該トラヒック制御モジュールは、設定情報351と、様々な追加的なモジュール352、353、354、355、356、357、358、359、360、361、362および363をさらに含む。
【0036】
制御シグナリングモジュール312は、例えば、トラヒック制御モジュール350、ならびに設定情報351および該制御モジュールに含まれている様々な追加的なモジュール352、353、354、355、356、357、358、359、360、361、362および363を含む、アクセスノード300の様々な態様の動作および/または設定を制御するための信号、例えばメッセージを送受信することに関連する処理を制御する。いくつかの実施形態において、制御シグナリングモジュール312は、アクセスノード300の動作に関連する状態情報、例えばパラメータ、ステータスおよび/または他の情報、および/または制御シグナリングモジュール312によってサポートされる1つ以上のシグナリングプロトコルを含む。具体的には、制御シグナリングモジュール312は、設定情報、例えば、アクセスノード識別情報および/またはパラメータ設定、動作情報、例えば、現在の処理状態に関する情報、メッセージトランザクションのペンディング状態に関する情報等を含むことができる。
【0037】
トラヒック制御モジュール350は、無線通信インタフェースモジュール330を介したデータ情報、例えば、メッセージ、パケットおよび/またはフレームの送受信に関連する処理を制御する。例示的なトラヒック制御モジュールは、パケットおよび/またはトラヒックフローのためのサービス品質の様々な態様、例えば、パケットの関連するシーケンスを制御する、設定情報351ならびに様々な追加的なモジュール352、353、354、355、356、357、358、359、360、361、362および363を含む。いくつかの実施形態において、トラヒック制御モジュール350は、アクセスノード300、トラヒック制御モジュール350、および/または該制御モジュールに含まれている様々な追加的なモジュール352、353、354、355、356、357、358、359、360、361、362および363のうちの1つ以上の動作に関連する状態情報、例えば、パラメータ、ステータスおよび/または他の情報を含む。設定情報351、例えばパラメータ設定は、トラヒック制御モジュール350および/または該制御モジュールに含まれている様々な追加的なモジュール352、353、354、355、356、357、358、359、360、361、362および363の動作を決定し、該動作に影響を及ぼしおよび/または該動作を指示する。該様々な追加的なモジュールは、いくつかの実施形態において、必要に応じて、トラヒック制御の特定の態様をサポートするために、特定の機能および動作を実行するように含まれている。種々の実施形態において、モジュールは、トラヒック制御の機能要件により、必要に応じて、省きおよび/または組合わせてもよい。例示的なトラヒック制御モジュール350に含まれている各追加的なモジュールの説明は以下のとおりである。
【0038】
許可制御モジュール352は、リソースの利用性/可用性に関連する情報を保持し、特定のトラヒックフローのサービス品質要件をサポートするために十分なリソースが利用可能か否かを判断する。許可制御モジュール352によって保持されるリソース可用性情報は、例えば、パケットおよび/またはフレームキューイング容量、スケジューリング容量、ならびに1つ以上のトラヒックフローをサポートするために必要な処理およびメモリ容量を含む。制御シグナリングモジュール312、および/またはアクセスノード300に含まれている他のモジュールは、新たなまたは変更されたトラヒックフローをサポートするために十分なリソースが利用可能か否かを判断するために、許可制御モジュール352に問い合わせることができ、またいくつかの実施形態においては問い合わせ、この場合、許可制御判断は、特定のトラヒックフローおよび/または利用可能なリソースのサービス品質要件の関数である。設定情報351は、設定情報、例えば、許可制御モジュール352の動作に影響を及ぼすパラメータ設定、例えば、追加的な要求を拒絶する前に割当てることができるリソースの割合を示す許可制御しきい値を含むことができ、またいくつかの実施形態においては含んでいる。
【0039】
アップリンクスケジューラモジュール353は、送信スケジューリングに関連する処理、例えば、順番および/またはタイミングと、送信リソースの割当て、例えば、無線インタフェースモジュール330を介して1つ以上のエンドノードから該アクセスノードへ送信されるデータ情報、例えば、メッセージ、パケットおよび/またはフレームのための情報符号化速度、送信タイムスロットおよび/または送信電力とを制御する。アップリンクスケジューラモジュール353は、送信をスケジュールし、および送信リソースを、サービス品質要件および/または1つ以上のトラヒックフローおよび/または1つ以上のエンドノードに関連する制約の関数として割当てることができ、またいくつかの実施形態においては割当てる。設定情報351は、アップリンクスケジューラモジュール353の動作に影響を及ぼす設定情報、例えばパラメータ設定、例えば、1つ以上のトラヒックフローおよび/またはエンドノードに関連する優先度、レート範囲、待ち時間範囲および/または共有重みを含むことができ、またいくつかの実施形態においては含んでいる。いくつかの実施形態において、アップリンクスケジューラモジュール353によって実行されるスケジューリングおよび/またはリソース割当て動作はさらに、チャネル条件および他の要因、例えば、電力量の関数である。
【0040】
ダウンリンクスケジューラモジュール354は、送信スケジューリングに関連する処理、例えば、順序および/またはタイミングと、送信リソースの割当て、例えば、無線インタフェースモジュール330を介してアクセスノード300から1つ以上のエンドノードへ送信されるデータ情報、例えば、メッセージ、パケットおよび/またはフレームのための情報符号化速度、送信タイムスロットおよび/または送信電力とを制御する。ダウンリンクスケジューラモジュール354は、送信をスケジュールし、および送信リソースをサービス品質要件および/または1つ以上のトラヒックフローおよび/または1つ以上のエンドノードに関連する制約の関数として割当てることができ、またいくつかの実施形態においては割当てる。設定情報351は、ダウンリンクスケジューラモジュール354の動作に影響を及ぼす設定情報、例えばパラメータ設定、例えば、1つ以上のトラヒックフローおよび/またはエンドノードに関連する優先度、レート範囲、待ち時間範囲および/または共有重みを含むことができ、またいくつかの実施形態においては含んでいる。いくつかの実施形態において、ダウンリンクスケジューラモジュール354によって実行されるスケジューリングおよび/またはリソース割当て動作はさらに、チャネル条件および他の要因、例えば、電力量の関数である。
【0041】
アップリンクトラヒックコンディショナモジュール355は、トラヒック調整に関連する処理、例えば、無線インタフェースモジュール330を介してエンドノードからアクセスノード300に受信されたデータ情報、例えば、メッセージ、パケットおよび/またはフレームのための計測、マーキング、監視等を制御する。アップリンクトラヒックコンディショナモジュール355は、トラヒックを、1つ以上のトラヒックフローおよび/または1つ以上のエンドノードに関連するサービス品質要件および/または制約の関数として調整、例えば、計測、マーキングおよび/または監視することができ、またいくつかの実施形態においてはこれらを実行する。設定情報351は、設定情報、例えば、アップリンクトラヒックコンディショナモジュール355の動作に影響を及ぼすパラメータ設定、例えば、レート範囲、および/または1つ以上のトラヒックフローおよび/またはエンドノードに関連するマーキング値を含むことができ、またいくつかの実施形態においては含んでいる。
【0042】
アップリンク分類モジュール356は、アップリンクトラヒックコンディショナモジュール355によって処理される前に、無線インタフェースモジュール330を介して、例えば、エンドノードからアクセスノード300に受信されるデータ情報、例えば、メッセージ、パケットおよび/またはフレームを特定のトラヒックフローに属していると見なすことに関連する処理を制御する。いくつかの実施形態において、無線通信インタフェースモジュール330を介して受信されるメッセージ、パケットおよび/またはフレームは、1つ以上のヘッダおよび/またはペイロードフィールドの検査に基づいて、アップリンク分類モジュール356によって、様々なトラヒックフローのうちの1つに属するように分類される。アップリンク分類モジュール356による分類の結果は、アップリンクトラヒックコンディショナモジュール355による、分類されたデータ情報、例えば、メッセージ、パケットおよび/またはフレームの処理に影響を及ぼす可能性があり、またいくつかの実施形態においては影響を及ぼし、例えば、該結果は、該メッセージ、パケットおよび/またはフレームが、計測、マーキングおよび/または監視等の後の処理と関連付けられ、さらに影響を及ぼす特定のデータ構造または状態機械を決定することができる。設定情報351は、アップリンク分類モジュール356の動作に影響を及ぼす設定情報、例えばパラメータ設定、例えば、データ情報、例えば、メッセージ、パケットおよび/またはフレームを1つ以上のトラヒックフローに属するように関連付けるのに用いられる判断基準を規定する1つ以上の分類フィルタルールからなるセットを含むことができ、またいくつかの実施形態においては含んでいる。
【0043】
アップリンクLLC(ARQ)モジュール357は、無線通信インタフェースモジュール330を介して、例えば、エンドノードからアクセスノード300にデータ情報、例えば、パケットおよび/またはフレームを受信することに関連するLLC層処理を制御する。アップリンクLLC(ARQ)モジュール357は、ARQ機能、例えば、ロストパケットまたはフレームの再送信に関連する処理を含む。いくつかの実施形態において、アップリンクLLC(ARQ)モジュール357は、追加的な機能、例えば、タイプフィールドを介してマルチプロトコル多重化/逆多重化を、または、チェックサムフィールドを介してエラー検出を実行できる、より高い層のメッセージ、例えば、パケットをカプセル化するLLCヘッダおよび/またはトレーラに関連する処理をさらに含む。また、アップリンクLLC(ARQ)モジュール357は、アップリンクPHY/MACモジュール358によって受信されたフレームの、より高い層のメッセージ、例えば、パケット内への再構成を実行することもでき、またいくつかの実施形態においては実行する。設定情報251は、アップリンクLLC(ARQ)モジュール357の動作に影響を及ぼす設定情報、例えば、パラメータ設定、例えば、ARQウィンドウサイズ、再送信の最大回数、廃棄タイマ等を含むことができ、またいくつかの実施形態においては含んでいる。
【0044】
アップリンクPHY/MACモジュール358は、データ情報、例えば、パケットおよび/またはフレームの、無線通信インタフェースモジュール330を介した例えばエンドノードからアクセスノード300への受信に関連するPHY層およびMAC層処理を制御する。いくつかの実施形態において、アップリンクPHY/MACモジュール358の動作は、データ情報、例えば、メッセージ、パケットまたはフレームの受信を調整するために、制御情報、例えば、信号またはメッセージを送信することおよび受信することの両方を含む。設定情報351は、設定情報、例えば、アップリンクPHY/MACモジュール358の動作に影響を及ぼすパラメータ設定、例えば、受信に用いられる周波数、帯域、チャネル、拡散符号またはホッピング符号、アクセスノード300に関連する識別子等を含むことができ、またいくつかの実施形態においては含んでいる。
【0045】
ダウンリンク分類モジュール359は、無線通信インタフェースモジュール330を介して、例えば、アクセスノード300からエンドノードに送信される前に、データ情報、例えば、メッセージ、パケットおよび/またはフレームを、特定のトラヒックフローに属していると見なすことに関連する処理を制御する。いくつかの実施形態において、無線通信インタフェースモジュール330を介して送信されるメッセージ、パケットおよび/またはフレームは、1つ以上のヘッダおよび/またはペイロードフィールドの検査に基づいて、ダウンリンク分類モジュール359によって、様々なトラヒックフローのうちの1つに属するように分類される。ダウンリンク分類モジュール359による分類の結果は、ダウンリンクキュー管理モジュール361および他のモジュール360、362、363による、分類されたデータ情報、例えば、メッセージ、パケットおよび/またはフレームの処理に影響を及ぼす可能性があり、またいくつかの実施形態においては影響を及ぼし、例えば、該結果は、該メッセージ、パケットおよび/またはフレームが、記憶のために関連付けられる特定のキューを決定することができ、および後のスケジューリング等の処理にさらに影響を及ぼす可能性もある。設定情報251は、ダウンリンク分類モジュール359の動作に影響を及ぼす設定情報、例えばパラメータ設定、例えば、データ情報、例えば、メッセージ、パケットおよび/またはフレームを1つ以上のトラヒックフローに属するように関連付けるのに用いられる判断基準を規定する1つ以上の分類フィルタルールからなるセットを含むことができ、またいくつかの実施形態においては含んでいる。
【0046】
ダウンリンクトラヒックコンディショナモジュール360は、トラヒック調整に関連する処理、例えば、無線インタフェースモジュール330を介してアクセスノード300からエンドノードに送信されるデータ情報、例えば、メッセージ、パケットおよび/またはフレームのための計測、マーキング、監視等を制御する。ダウンリンクトラヒックコンディショナモジュール360は、トラヒックを1つ以上のトラヒックフローおよび/または1つ以上のエンドノードに関連するサービス品質要件および/または制約の関数として調整、例えば、計測、マーキングおよび/または監視することができ、またいくつかの実施形態においてはこれらを実行する。設定情報351は、設定情報、例えば、ダウンリンクトラヒックコンディショナモジュール360の動作に影響を及ぼすパラメータ設定、例えば、レート範囲、および/または1つ以上のトラヒックフローおよび/またはエンドノードに関連するマーキング値を含むことができ、またいくつかの実施形態においては含んでいる。
【0047】
ダウンリンクキュー管理モジュール361は、情報を保持し、無線通信インタフェースモジュール330を介して、例えば、アクセスノード300からエンドノードへ送信されるデータ情報、例えば、メッセージ、パケットおよび/またはフレームの記憶に関連する処理を制御する。ダウンリンクキュー管理モジュール361は、送信待ちのデータ情報の記憶を制御し、送信待ちのデータ情報に関する状態情報をトラヒックフローごとに保持することができ、またいくつかの実施形態においては保持し、例えば、各トラヒックフローに関連するパケットは、別々のキューで記憶することができる。いくつかの実施形態において、ダウンリンクキュー管理モジュール361は、様々なキュー管理技術および/または機能、例えば、ヘッドドロップ、テールドロップ、およびRED等の様々なAQMメカニズムをサポートする。設定情報351は、ダウンリンクキュー管理モジュール361の動作に影響を及ぼす設定情報、例えばパラメータ設定、例えば、1つ以上のトラヒックフローに関連するキュー制限、ドロップストラテジーおよび/またはAQMしきい値を含むことができ、またいくつかの実施形態においては含んでいる。
【0048】
ダウンリンクLLC(ARQ)モジュール362は、無線通信インタフェースモジュール330を介して、例えば、アクセスノード300からエンドノードにデータ情報、例えば、メッセージ、パケットおよび/またはフレームを送信することに関連するLLC層処理を制御する。ダウンリンクLLC(ARQ)モジュール362は、ARQ機能、例えば、ロストパケットまたはフレームの再送信に関連する処理を含む。いくつかの実施形態において、ダウンリンクLLC(ARQ)モジュール362は、追加的な機能、例えば、タイプフィールドを介してマルチプロトコル多重化/逆多重化を、または、チェックサムフィールドを介してエラー検出を実行するための、より高い層のメッセージ、例えば、パケットへのLLCヘッダおよび/またはトレーラの付加に関連する処理をさらに含む。また、ダウンリンクLLC(ARQ)モジュール362は、より高い層のメッセージの、例えば、パケットの、複数の下位部分、例えば、アップリンクPHY/MACモジュール363によって送信されるフレームへの断片化を実行することもでき、またいくつかの実施形態においては実行する。設定情報351は、ダウンリンクLLC(ARQ)モジュール362の動作に影響を及ぼす設定情報、例えば、パラメータ設定、例えば、ARQウィンドウサイズ、再送信の最大回数、廃棄タイマ等を含むことができ、またいくつかの実施形態においては含んでいる。
【0049】
ダウンリンクPHY/MACモジュール363は、データ情報、例えば、メッセージ、パケットおよび/またはフレームの、無線通信インタフェースモジュール330を介した例えばアクセスノード300からエンドノードへの送信に関連するPHY層およびMAC層処理を制御する。いくつかの実施形態において、ダウンリンクPHY/MACモジュール363の動作は、データ情報、例えば、メッセージ、パケットまたはフレームの送信を調整するために、制御情報、例えば、信号またはメッセージを送信することおよび受信することの両方を含む。設定情報351は、設定情報、例えば、ダウンリンクPHY/MACモジュール363の動作に影響を及ぼすパラメータ設定、例えば、送信に用いられる周波数、帯域、チャネル、拡散符号またはホッピング符号、アクセスノード300に関連する識別子等を含むことができ、またいくつかの実施形態においては含んでいる。
【0050】
図4は、様々な実施形態による、例示的なエンドノード200および例示的なアクセスノード300に含まれている様々なモジュールの間の例示的なシグナリングおよびトラヒックフローを示す。図4のエンドノード200および図4のアクセスノード300は、それぞれ、図2のエンドノード200および図3のアクセスノード300の簡略化した図である。図4の実施例は、データ情報、例えば、メッセージ、パケットまたはフレームのシーケンスを備えるトラヒックフローを送信し(401)および受信する(417)アプリケーションモジュール214を示す。図1の例示的なシステムとの関連で、図4のエンドノード200は、図1に描かれているエンドノード144、146、144’、146’、146”、146”のうちのいずれか1つとすることができ、また、図4のエンドノード200に含まれているアプリケーションモジュール214は、図1に描かれているように、該システムにおける別のノード、例えば、別のエンドノード144、146、144’、146’、146”、146”またはアプリケーションサーバノード108とデータ情報を交換することができる。図4および後の説明において、図4のエンドノード200が、それとデータ情報を交換するノードは、対応するノードと呼ぶ。
【0051】
エンドノード200内のアプリケーションモジュール214から、対応するノードへ送信されるデータ情報、例えば、メッセージ、パケットまたはフレームからなるシーケンスを備えるトラヒックフローは、データ情報が、その後に、例えば、無線通信インタフェースモジュール230を介してエンドノード200からアクセスノード300へ送信される(405)処理のために、エンドノード200に含まれているモジュール257、256、255、254の順序で進む矢印401、402、403、404、405の順序によって示されている。例えば、無線通信インタフェースモジュール330を介したアクセスノード300による受信405に続いて、エンドノード200内のアプリケーションモジュール214から対応するノードへ送信されるデータ情報、例えば、メッセージ、パケットまたはフレームからなるシーケンスを備えるトラヒックフローは、アクセスノード300から、例えば、ルーティング情報に従って、ネットワーク/インターネットワークインタフェースモジュール320を介して該アクセスノードに接続された中間ノードへ向けられた対応するノードへ転送される(409)前に、処理のためにアクセスノード300に含まれているモジュール358、357、356、355の順序で進む矢印405、406、407、408、409の順序によって示されている。
【0052】
対応するノードから該エンドノード内のアプリケーションモジュール214へ送信されるデータ情報、例えば、メッセージ、パケットまたはフレームからなるシーケンスを備えるトラヒックフローは、例えば、ネットワーク/インターネットワークインタフェースモジュール320を介してアクセスノード300によって受信された後、該データ情報が、その後に、例えば、無線通信インタフェースモジュール330を介してアクセスノード300からエンドノード200へ送信される(415)処理のために、アクセスノード300に含まれているモジュール359、360、361、362、363の順序で進む、矢印410、411、412、413、414、415の順序によって示されている。例えば、無線通信インタフェースモジュール230を介したエンドノード200による受信415に続いて、対応するノードからエンドノード200内のアプリケーションモジュール214へ送信されるデータ情報、例えば、メッセージ、パケットまたはフレームからなるシーケンスを備えるトラヒックフローは、エンド200内のアプリケーションモジュール214へ送られる(417)前に、処理のためにエンドノード200に含まれているモジュール258、259の順序で進む矢印415、416、417の順序によって示されている。
【0053】
データ情報、例えば、トラヒックフローのやりとりに加えて、図4は、両方向矢印420、425、430、435、450で表されている、制御情報のやりとり、例えば、シグナリングフローおよび/または通信インタフェースも図示している。具体的には、図4の実施例は、アクセスノード300に含まれている制御シグナリングモジュール312とトラヒック制御モジュール350との間の制御情報430のやりとりを示す。同様に、図4の実施例は、エンドノード200に含まれている制御シグナリングモジュール212とトラヒック制御モジュール250との間の制御情報420のやりとりを示す。アクセスノード300およびエンドノード200において、これらのモジュール間の制御情報のやりとりは、図に示すように、アクセスノード300およびエンドノード200内のそれぞれの制御シグナリングモジュール312、212が、必要に応じて、エンドノード200に含まれているアプリケーションモジュール214へのおよび/または該モジュールからのデータ情報、例えばトラヒックフローの適切なサービス品質の取扱いを実行できるように、それぞれのトラヒック制御モジュール350、250に含まれている様々なモジュールの設定および/または動作に影響を及ぼす、例えば、設定、変更および/または監視することを可能にする。
【0054】
a)別のノードと、アクセスノード300内の制御シグナリングモジュール312との間の制御情報のやりとり435、例えば、シグナリングフローおよび/または通信インタフェース、b)エンドノード200内のアプリケーションモジュール214と、エンドノード200内の制御シグナリングモジュール212との間の制御情報のやりとり425、およびc)アクセスノード300内の制御シグナリングモジュール312と、エンドノード200内の制御シグナリングモジュール212との間の制御情報のやりとり450も図示されている。これらの制御情報のやりとり、例えば、シグナリングフローおよび/または通信インタフェースは、アクセスノード300内のトラヒック制御モジュール350およびエンドノード200内のトラヒック制御モジュール250の設定および/または動作が、a)1つ以上の追加的なノード、例えば、アクセス制御ノード102および/またはアプリケーションサーバノード108、b)エンドノード200内のアプリケーションモジュール214、または、c)1つ以上の追加的なノードと、エンドノード200内のアプリケーションモジュール214の組合せによって影響を受けることを可能にする。様々な実施形態は、必要に応じて、図示されている制御情報のやりとりの全てまたはサブセットのみをサポートすることができ、またサポートする。
【0055】
図5〜図9は、例示的な実施形態に従って実行される例示的なシグナリングを示す。図5〜図9の各々は、様々な実施形態に従って実施される図2の例示的なエンドノード200の単純化した図であるエンドノード200を示す。同様に、図5〜図9に描かれているアクセスノード300、300’は、様々な実施形態に従って実施される図3の例示的なアクセスノード300の単純化した図である。図5〜図9の各々において、シグナリングについては、図1の例示的なシステム100との関連で図示されている。従って、図5〜図9におけるエンドノード200は、例示的なシステム100のエンドノード144、146、144’、146’、144”、146”のいずれかに相当し、一方、図5〜図9におけるアクセスノード300、300’は、例示的なシステム100のアクセスノード140、140’、140”のいずれかに相当する。また、図5〜図9は、例示的なシグナリングの説明のための例示的なシステム100の他の様々なネットワークノード(例えば、アクセス制御ノード102、ポリシー制御ノード106および/またはアプリケーションサーバノード108)を示す。
【0056】
図5〜図9において、図示されている各ノードの下に伸びている垂直な実線501、502、503、601、602、603、604、701、702、703、704、801、802、803、804、805、901、902、903は、該ノードによって送信および/または受信される信号のタイムラインを表し、この場合、時間は、該タイムラインの「下方向」に進む。従って、タイムラインの、図の上部に近い部分は、該図の底部に近いタイムラインの部分よりも早い時間を表す。水平な実線矢印515、520、525、610、630、635、730、735、815、850、855、910、925は、ノード間の信号を表し、矢印は、送信者から受信者への方向を示す。水平な破線矢印615は、代替的なシナリオにおいて適用可能な、ノード間の代替的信号を表し、矢印は、送信者から受信者への方向を示す。水平な点線矢印620、625、715、720、725、820、825、835、840、845、915、920は、いくつかの実施形態において用いられるノード間の任意の信号を表し、矢印は、送信者から受信者への方向を示す。幅広の両方向矢印510、510’、810、830は、ある機能目的の場合のノード間でやりとりされる信号の群を表す。そのような信号または信号の群を表すラインが、前記ノードを表す垂直なラインにおけるドットを指し示す場合、信号は、特定のノードへまたは特定のノードから伝達される。例えば、図5を参照すると、信号515は、時刻515cにアクセス制御102によって送信され、時刻515bにアクセスノード300によって受信される。続いて、図5〜図9について詳細に説明する。
【0057】
例示的なネットワークアクセス許可シグナリングおよび関連する動作について説明する。図5は、エンドノード200が、アクセスノード300を介してネットワークアクセスを許可された場合の様々な実施形態に従って実施される例示的なシグナリングを示す。図5において、ポイント510aにおけるエンドノード200は、1つの信号、すなわち、信号の群510の一部をアクセスノード300へ送信してネットワークアクセスを要求する。アクセスノード300は、ポイント510bにおいて、信号、すなわち、信号の群510の一部を受信して、別の信号、すなわち、信号の群510’の一部をアクセス制御ノード102へ送信し、エンドノード200によるネットワークアクセスの要求を知らせる。アクセス制御ノード102は、ポイント510cにおいて、信号、すなわち、信号の群510’の一部を受信し、必要に応じて、ネットワークアクセスをエンドノード200に対して許可すべきか否かを判断するために動作を実行する。エンドノード200、アクセスノード300およびアクセス制御ノード102は、ネットワークアクセスの制御、例えば、認証および許可のために、追加的な信号を信号の群510、510’の一部としてやりとりすることができ、またいくつかの実施形態においてはやりとりする。ポイント515cにおいて、アクセス制御ノード102は、アクセス許可信号515、例えば、メッセージをアクセスノード300へ送信し、エンドノード200にネットワークアクセスを許可すべきであることを知らせる。
【0058】
様々な実施形態に従って、アクセス許可信号515は、サービス品質処理に関する情報、例えば、1つ以上のトラヒックフローに対するトラヒックフロー識別基準、トラヒックフロープロファイル、サービス要件および/またはサービス制約の仕様を含むことができ、いくつかの実施形態においては含んでいる。アクセスノード300は、ポイント515bにおいて、アクセス許可信号515を受信し、必要に応じて、エンドノード200に対するネットワークアクセスを許可するために動作を実行し、適切なアクセスノード300とエンドノード200の構成、例えば、必要に応じて、各識別されたトラヒックフローにサービス品質を提供するために、1つ以上の調節可能なモジュールの設定および/または1つ以上の調節可能なパラメータの値を決定する。
【0059】
ポイント520bにおいて、アクセスノード300は、設定コマンド信号520、例えば、メッセージをエンドノード200へ送信して、エンドノード200に、アクセスノード300によって決定された設定に対応する設定動作を実行するように命令する。いくつかの実施形態において、設定コマンド信号520は、エンドノード200が、例えば、1つ以上の調節可能なモジュールの設定を調節し、および/または1つ以上の調節可能なパラメータの値を調節するために、1つ以上のトラヒックフローに対応する設定を実行できるようにする設定情報を含む。該設定コマンド信号は、エンドノード200に、例えば、アクセスノード300によって決定されたパラメータ値に対して1つ以上の内部パラメータの値を設定するように、および/またはアクセスノード300によって決定されたパラメータ値に基づいて、エンドノード200によって決定された値に対して、1つ以上の内部パラメータの値を設定するように命令する。エンドノード200は、ポイント520aにおいて、設定コマンド信号520を受信して、設定コマンド信号520によってもたらされた設定情報に従って、設定動作を実行する。ポイント525aにおいて、エンドノード200は、設定応答信号525をアクセスノード300へ送信して、アクセスノード300によって命令される設定変更がエンドノード200によって完了されたことを知らせる。
【0060】
次に、例示的なサービス品質サポート要求関連のシグナリングおよび動作について説明する。図6は、エンドノード200へのまたは該エンドノードからのトラヒックフローに対するサービス品質サポートがエンドノード200または別のネットワークノード、例えば、アプリケーションサーバノード108によって追加され、変更され、または、削除された場合の、様々な実施形態に従って実行される例示的なシグナリングを示す。図6において、エンドノード200は、ポイント610aにおいてサービス品質要求信号610をアクセスノード300へ送信して、1つ以上のトラヒックフローに対するサービス品質サポートの変更を要求する。また、図6は代替のシナリオにおいて適用可能である代替的なサービス品質要求信号615も示す。この例示的な代替シナリオにおいて、アプリケーションサーバノード108は、ポイント615cにおいて、サービス品質要求信号615をアクセスノード300へ送信して、エンドノード200へのおよび/または該エンドノードからの1つ以上のトラヒックフローに対するサービス品質サポートの変更を要求する。従って、第1のサービス品質要求信号610は、エンドノード200へのおよび/または該エンドノードからのトラヒックフローに関するサービス品質サポートの変更がエンドノード200によって要求されるケースを示すが、代替的なサービス品質要求信号615は、エンドノード200へのおよび/または該エンドノードからのトラヒックフローに関するサービス品質サポートの変更が、別のネットワークノード、例えば、アプリケーションサーバノード108によって要求されるケースを示す。
【0061】
様々な実施形態に従って、サービス品質要求信号610および/または代替的なサービス品質要求信号615は、様々な異なるサービス品質変更を要求する、例えば、新たなトラヒックフローに対するサービス品質サポートを追加し、既知のトラヒックフローのサービス品質サポートを変更し、既知のトラヒックフローのサービス品質サポートを削除または終了するために用いることができ、またいくつかの実施形態においてはこれらを実行する。それぞれのケースにおいて、サービス品質要求信号610、615は、サービス品質の処理に関する情報、例えば、エンドノード200へのおよび/または該エンドノードからの1つ以上のトラヒックフローに対するトラヒックフロー識別基準、トラヒックフロープロファイル、サービス要件および/またはサービス制約の仕様を含むことができ、またいくつかの実施形態においては含んでいる。アクセスノード300が、ポイント610bにおいて、サービス品質要求信号610を、および/またはポイント615bにおいて、代替的なサービス品質要求信号615を受信すると、アクセスノード300は、要求されたサービス品質サポートの変更がサポートされるか否かを判断し、およびサポートされる場合には適切なアクセスノード300とエンドノード200の構成、例えば、必要に応じて、それぞれの識別されたトラヒックフローにサービス品質を提供するために、1つ以上の調節可能なモジュールの設定および/または1つ以上の調節可能なパラメータの値を決定するプロセスを開始する。
【0062】
様々な実施形態に従って、要求されたサービス品質サポートの変更がサポートされるか否かを判断するプロセスは、例えば、リソース許可制御判断を実行することおよび/またはポリシー制御判断を実行することを含む。要求されたサービス品質サポートの変更がサポートされるか否かを判断することの一部として、アクセスノード300は、シグナリング620、625を、ポリシー制御ノード106、例えば、ポリシー決定ポイントとして機能するネットワークノードとやりとりすることができ、またいくつかの実施形態においてはやりとりする。図6は、この任意のポリシー制御シグナリングのやりとり620、625を示す。図6において、アクセスノード300は、ポイント620bにおいて、ポリシー決定要求信号620をポリシー制御ノード106へ送信して、要求されたサービス品質サポートの変更に対応するポリシー決定を要求する。ポリシー制御ノード106は、ポイント620dにおいて、ポリシー決定要求信号620を受信して、ポリシーチェックを実行し、例えば、要求されたサービス品質サポートの変更が、エンドノード200に対して許可されているかおよび/または有効なアプリケーションレイヤセッションに対応するか否かを判断する。ポリシー制御ノード106は、ポイント625dにおいて、ポリシー決定応答信号625をアクセスノード300へ送信して、要求されたサービス品質の変更が認められたか否かを知らせる。アクセスノード300は、ポイント625bにおいて、ポリシー決定応答信号を受信する。
【0063】
所要のリソース許可制御チェックおよび/またはポリシー制御チェックが通ったならば、アクセスノード300は、ポイント630bにおいて、設定コマンド信号630、例えば、メッセージをエンドノード200へ送信して、エンドノード200に、アクセスノード300によって決定された設定に相当する設定動作を実行するように命令する。いくつかの実施形態において、設定コマンド信号630は、エンドノード200が、例えば、1つ以上の調節可能なモジュールの設定を調節するために、および/または1つ以上の調節可能なパラメータの値を調節するために、1つ以上のトラヒックフローに対応する設定を実行することを可能にする設定情報を含む。該設定コマンド信号は、エンドノード200に、例えば、アクセスノード300によって決定されたパラメータ値に対して、1つ以上の内部パラメータの値を設定するように、および/またはアクセスノード300によって決定されたパラメータ値に基づいて、エンドノード200によって決定された値に対して、1つ以上の内部パラメータの値を設定するように命令する。エンドノード200は、ポイント630aにおいて、設定コマンド信号630を受信し、設定コマンド信号630によってもたらされた設定情報に従って、設定動作を実行する。エンドノード200は、ポイント635aにおいて、設定応答信号635をアクセスノード300へ送信して、アクセスノード300によって命令された設定の変更がエンドノード200によって完了されたことを知らせる。
【0064】
次に、例示的なサービス品質サポート取消しのシグナリングおよび関連する動作について説明する。図7は、エンドノード200へのおよび/または該エンドノードからのトラヒックフローに対するサービス品質サポートが、アクセスノード300によって取り消される場合の様々な実施形態に従って実施される例示的なシグナリングを示す。図7において、アクセスノード300のタイムライン702上の1番上のドット710bは、エンドノード200へのおよび/または該エンドノードからの1つ以上のトラヒックフローに対するサービス品質サポートがアクセスノード300によって終了される時間を表す。図示されている時間710bにおけるエンドノード200へのおよび/または該エンドノードからの1つ以上のトラヒックフローに対するサービス品質サポートの終了は、様々な異なるイベント、シナリオおよび/または状況、例えば、同じかまたは異なるエンドノードへのおよび/または該エンドノードからの別のより高い優先度のトラヒックフローをサポートするためのアクセスノード300による先取り、アクセスノード300がアクセスリンクの劣化により所要のサービスを提供し続けることができないこと、認証または別のポリシー制約の期限切れに対応することが可能である。トラヒックフローに対するサービス品質サポートを終了した場合、アクセスノード300は取消し通知信号715、720、725を1つ以上のネットワークノードへ送信することができ、またいくつかの実施形態においては送信する。図7は、この任意の取消し通知シグナリング715、720、725を示す。図7において、アクセスノード300は、ポイント715bにおいて、取消し通知信号715をエンドノード200へ送信し、ポイント720bにおいて、取消し通知信号720をアプリケーションサーバノード108へ送信し、およびポイント725bにおいて、取消し通知信号725をポリシー制御ノード106へ送信し、いずれのケースにおいても、エンドノード200へのおよび/または該エンドノードからの1つ以上のトラヒックフローに対するサービス品質サポートが終了していることを知らせる。エンドノード200は、ポイント715aにおいて、この取消し通知信号715を受信し、アプリケーションサーバノード108は、ポイント720cにおいて、この取消し通知信号720を受信し、およびポリシー制御ノード106は、ポイント725dにおいて、この取消し通知信号725を受信する。それぞれのケースにおいて、取消し通知信号715、720、725の受信時に、各受信ノードは、必要に応じて、追加的な動作、例えば、終了したサービス品質サポートに対応する内部状態の削除、イベントのロギング等を実行する。
【0065】
様々な実施形態に従って、図示されている時間710bにおける1つ以上のトラヒックフローに対するサービス品質サポートの終了時に、アクセスノード300は、適切なアクセスノード300とエンドノード200の構成、例えば、1つ以上の識別されたトラヒックフローに対するサービス品質サポートの終了を反映させるために必要な1つ以上の調節可能なモジュールの設定、および/または1つ以上の調節可能なパラメータの値を決定する。アクセスノード300は、ポイント730において、設定コマンド信号730、例えば、メッセージをエンドノード200へ送信して、エンドノード200に、アクセスノード300によって決定された設定に対応する設定動作を実行するように命令する。いくつかの実施形態において、設定コマンド信号730は、エンドノード200が、例えば、1つ以上の調節可能なモジュールに対する設定を調節するために、および/または1つ以上の調節可能なパラメータの値を調節するために、1つ以上のトラヒックフローに対応する設定を実行することを可能にする設定情報を含む。該設定コマンド信号は、エンドノード200に、例えば、アクセスノード300によって決定されたパラメータ値に対して1つ以上の内部パラメータの値を設定するように、および/またはアクセスノード300によって決定されたパラメータ値に基づいて、エンドノード200によって決定された値に対して1つ以上の内部パラメータの値を設定するように命令する。エンドノード200は、ポイント730aにおいて、設定コマンド信号730を受信し、設定コマンド信号730によってもたらされた設定情報に従って設定動作を実行する。エンドノード200は、ポイント735aにおいて、設定応答信号735をアクセスノード300へ送信して、アクセスノード300によって命令された設定の変更がエンドノード200によって完了されたことを知らせる。
【0066】
次に、ネットワークの接続ポイントの例示的な変更について説明する。図8は、エンドノード200が、ネットワークへの接続のポイントを第1のアクセスノード300から第2のアクセスノード300’へ変更する際の、様々な実施形態に従って実施される例示的なシグナリングを示す。図8において、初期の状態は、エンドノード200が、それを介してトラヒックフローを送受信することができる第1のアクセスノード300との現在のリンクを有している、例えば、図5に示されている時系列の終了時に存在する状態を有していると仮定する。エンドノード200は、ポイント810aにおいて、信号、すなわち、信号の群810の一部を第2のアクセスノード300’へ送信して、第2のアクセスノード300’への新たなリンクの確立を開始する。第2のアクセスノード300’は、ポイント810bにおいて、該信号、すなわち、信号の群810の一部を受信し、エンドノード200とのリンクを確立するのに必要な追加的な動作を実行する。新たなリンクの確立に関する細部は、様々な実施形態において、異なっていてもよい。例えば、シグナリングは、他のノード、例えば、第1のアクセスノード300によってやりとりまたは中継することができ、および/または第1のアクセスノード300との現在のリンクは、第2のアクセスノード300’と新たなリンクを確立する前に終了してもよい。
【0067】
この新たなリンクの確立と連動して、第1のアクセスノード300は、ポイント815bにおいて、コンテクスト転送信号815を第2のアクセスノード300’へ送信する。様々な実施形態に従って、コンテクスト転送信号815は、サービス品質の処理に関する情報、例えば、1つ以上のトラヒックフローに対するトラヒックフロー識別基準、トラヒックフロープロファイル、サービス要件および/またはサービス制約の仕様を含むことができ、またいくつかの実施形態においては含んでいる。第2のアクセスノード300’は、ポイント815cにおいて、コンテクスト転送信号815を受信し、コンテクスト転送信号815によって指示されたサービス品質の処理がサポートされるか否かを判断し、サポートされる場合には、適切なアクセスノード300’とエンドノード200の構成、例えば、それぞれの識別されたトラヒックフローにサービス品質を提供するのに必要な、1つ以上の調節可能なモジュールに対する設定および/または1つ以上の調節可能なパラメータの値を決定するプロセスを開始する。様々な実施形態に従って、この指示されたサービス品質の処理がサポートされるか否かを判断するプロセスは、例えば、リソース許可制御判断を実行することおよび/またはポリシー制御判断を実行することを含む。
【0068】
いくつかの実施形態において、第2のアクセスノード300’が、例えば、様々なトラヒックフローの許可または非許可により、エンドノード200の追加的または代替的な構成が必要であると判断した場合、第2のアクセスノード300’は、この時点で、設定シグナリング820、825をエンドノード200とやりとりすることができる。図8は、この任意の設定シグナリングのやりとり820、825を示す。第2のアクセスノード300’は、ポイント820cにおいて、設定コマンド信号820、例えば、メッセージをエンドノード200へ送信して、エンドノード200に、第2のアクセスノード300’によって決定された設定に対応する設定動作を実行するように命令する。いくつかの実施形態において、設定コマンド信号820は、エンドノード200が、例えば、1つ以上の調節可能なモジュールの設定を調節し、および/または1つ以上の調節可能なパラメータの値を調節するために、1つ以上のトラヒックフローに対応する設定を実行することを可能にする設定情報を含む。該設定コマンド信号は、エンドノード200に、例えば、第2のアクセスノード300’によって決定されたパラメータ値に対して1つ以上の内部パラメータの値を設定するように、および/または第2のアクセスノード300’によって決定されたパラメータ値に基づいて、エンドノード200によって決定された値に対して1つ以上の内部パラメータの値を設定するように命令する。エンドノード200は、ポイント820aにおいて、設定コマンド信号820を受信し、設定コマンド信号820によってもたらされた設定情報に従って設定動作を実行する。エンドノード200は、ポイント825aにおいて、設定応答信号825を第2のアクセスノード300’へ送信して、第2のアクセスノード300’によって命令された設定の変更がエンドノード200によって完了されていることを知らせる。
【0069】
図8の例示的なシグナリングの図におけるこの時点では、第2のアクセスノード300’とのリンクが確立されているが、第1のアクセスノード300との元のリンクは落ちていても、任意の期間、維持されていてもよいことに留意されたい。また、(例えば、ルーティング/転送情報を更新することにより)エンドノード200へのトラヒックフローを第2のアクセスルータ300’を介してリダイレクトするシグナリング830は、まだ発生していないが、いくつかのシステムにおいては、エンドノード200が第2のアクセスノード300’とのリンクを介して前もってトラヒックフローを送信することは可能であることに留意されたい。従って、既にエンドノード200とやりとりされている設定シグナリング820、825は、エンドノード200から送信されたトラヒックフローに主に適することが可能であり、またいくつかの実施形態においては適するが、エンドノード200へのトラヒックフローに関連する設定シグナリング850、855は、エンドノード200へのトラヒックフローのリダイレクトに関連するシグナリング830(例えば、ルーティング/転送情報の更新)の後まで遅らせることができ、またいくつかの実施形態においては遅らせる。図8の例示的なシグナリング図に示すように、エンドノード200は、第2のアクセスノード300’を介して、エンドノード200へのトラヒックフローのルーティング/転送をリダイレクトするために(例えば、ルーティング/転送情報を更新するために)ポイント830aにおいて、信号、すなわち、信号の群830の一部を第2のアクセスノード300’へ送信する。第2のアクセスノード300’は、ポイント830cにおいて、該信号、すなわち、信号の群830の一部を受信し、様々なネットワークノードにおけるルーティング/転送情報を更新するのに必要な動作を実行する。ルーティング/転送情報の更新プロセスは、他のネットワークノード、例えば、第1のアクセスノード300との追加的なシグナリングのやりとりを伴うことができ、またいくつかの実施形態においては伴うことに留意されたい。
【0070】
第1のアクセスノード300において、これまでにサポートされた1つ以上のトラヒックフローを第2のアクセスノード300’において許可することができないとすると、第2のアクセスノード300’は取消し通知信号835、840、845を1つ以上のネットワークノードへ送信することができ、またいくつかの実施形態においては送信する。図8は、この任意の取消し通知シグナリング835、840、845を示す。図8において、第2のアクセスノード300’は、ポイント835cにおいて、取消し通知信号835をエンドノード200へ送信し、ポイント840cにおいて、取消し通知信号840をアプリケーションサーバノード108へ送信し、およびポイント845cにおいて、取消し通知信号845をポリシー制御ノード106へ送信し、いずれの場合においても、エンドノード200へのおよび/または該エンドノードからの1つ以上のトラヒックフローに対するサービス品質サポートが終了していることを知らせる。エンドノード200は、ポイント835aにおいて、この取消し通知信号835を受信し、アプリケーションサーバノード108は、ポイント840dにおいて、この取消し通知信号840を受信し、およびポリシー制御ノード106は、ポイント845eにおいて、この取消し通知信号845を受信する。各場合において、取消し通知信号835、840、845の受信時に、それぞれの受信ノードは、必要に応じて、追加的な動作、例えば、終了したサービス品質サポートに対応する内部状態の削除、イベントのロギング等を実行する。
【0071】
第2のアクセスノード300’が、例えば、様々なトラヒックフローの許可または非許可によりエンドノード200の追加的なまたは代替的な設定が必要であると判断すると、第2のアクセスノード300’は、ポイント850cにおいて、設定コマンド信号850、例えば、メッセージをエンドノード200へ送信し、エンドノード200に、第2のアクセスノード300’によって決定された設定に対応する設定動作を実行するように命令する。いくつかの実施形態において、設定コマンド信号850は、エンドノード200が、例えば、1つ以上の調節可能なモジュールの設定を調節し、および/または1つ以上の調節可能なパラメータの値を調節するために1つ以上のトラヒックフローに対応する設定を実行することを可能にする設定情報を含む。該設定コマンド信号は、エンドノード200が、例えば、1つ以上の内部パラメータの値を、第2のアクセスノード300’によって決定されたパラメータ値に設定し、および/または第2のアクセスノード300’によって決定されたパラメータ値に基づいて、1つ以上の内部パラメータの値をエンドノード200によって決定された値に設定するように命令する。エンドノード200は、ポイント850aにおいて、設定コマンド信号850を受信し、設定コマンド信号850によってもたらされた設定情報に従って設定動作を実行する。エンドノード200は、ポイント855aにおいて、設定応答信号855を第2のアクセスノード300’へ送信して、第2のアクセスノード300’によって命令された設定の変更が、エンドノード200によって完了されていることを知らせる。
【0072】
次に、サービス品質サポート要求の例示的な減らされたシグナリングについて説明する。図9は、エンドノード200へのおよび/または該エンドノードからのトラヒックフローに対するサービス品質サポートがエンドノード200によって追加され、変更され、または削除される場合の、様々な実施形態に従って実施される例示的なシグナリングを示す。図9に示す例示的なシグナリングの図は、サービス品質サポート要求610、910がエンドノード200によって開始される場合の、図6に示されていることに対する代替例である。図9において、エンドノード200は、ポイント910aにおいてサービス品質要求信号910をアクセスノード300へ送信して、1つ以上のトラヒックフローに対するサービス品質サポートの変更を要求する。サービス品質要求信号910は、様々な異なるサービス品質サポートの変更を要求するために、例えば、新たなトラヒックフローに対するサービス品質サポートを追加するために、既知のトラヒックフローのサービス品質サポートを変更するために、既知のトラヒックフローのサービス品質サポートを削除または終了するために用いることができ、またいくつかの実施形態においては用いられる。各ケースにおいて、サービス品質要求信号910は、サービス品質処理に関する情報、例えば、エンドノード200へのおよび/または該エンドノードからの1つ以上のトラヒックフローに対するトラヒックフロー識別基準、トラヒックフロープロファイル、サービス要件および/またはサービス制約の仕様を含むことができ、またいくつかの実施形態においては含んでいる。さらに、図9の実施例において、サービス品質要求信号910は、要求されたサービス品質サポートを提供するために必要なアクセスノード300とエンドノード200の構成、例えば、サービス品質を、各識別されたトラヒックフローに与えるために必要な1つ以上の調節可能なモジュールの設定および/または1つ以上の調節可能なパラメータの値を定義および/または暗示することができ、またいくつかの実施形態においては定義および/または暗示する。アクセスノード300が、ポイント910bにおいて、サービス品質要求信号910を受信すると、アクセスノード300は要求されたサービス品質サポートの変更がサポートされるか否かを判断し、サポートされる場合には、該サービス品質要求信号によって定義または暗示された、例えば、エンドノード200により提案されたアクセスノード300とエンドノード200の構成がアクセスノード300に対して容認可能であるか否かを判断するプロセスを開始する。
【0073】
様々な実施形態に従って、要求されたサービス品質サポートの変更がサポートされるか否かを判断するプロセスは、例えば、リソース許可制御判断を行うことおよび/またはポリシー制御判断を行うことを含む。要求されたサービス品質サポートの変更がサポートされるか否かを判断することの一部として、アクセスノード300は、シグナリング915、920をポリシー制御ノード106、例えば、ポリシー決定ポイントとして機能するネットワークノードとやりとりすることができ、またいくつかの実施形態においてはやりとりする。図9は、この任意のポリシー制御シグナリングのやりとり915、920を示す。図6において、アクセスノード300は、ポイント915bにおいて、ポリシー決定要求信号915をポリシー制御ノード106へ送信して、要求されたサービス品質サポートの変更に対応するポリシー決定を要求する。ポリシー制御ノード106は、ポイント915cにおいてポリシー決定要求信号915を受信し、ポリシーチェックを実行し、例えば、要求されたサービス品質サポートの変更がエンドノード200に対して許可されるか否か、および/または有効なアプリケーションレイヤセッションに対応するか否かを判断する。ポリシー制御ノード106は、ポイント920cにおいてポリシー決定応答信号920をアクセスノード300へ送信し、要求されたサービス品質の変更が承認されたか否かを知らせる。アクセスノード300は、ポイント920bにおいてポリシー決定応答信号920を受信する。
【0074】
所要のリソース許可制御チェックおよび/またはポリシー制御チェックが通って、サービス品質要求信号によって定義または暗示された、例えば、エンドノード200によって提案された設定がアクセスノード300に対して容認可能であるとすると、アクセスノード300は、ポイント925bにおいて設定コマンド信号925、例えば、メッセージをエンドノード200へ送信して、エンドノード200に、サービス品質要求信号910によって定義または暗示された設定に対応する設定動作を実行するように命令する。設定コマンド信号925は、エンドノード200に、1つ以上の内部パラメータの値を、サービス品質要求信号910における、およびアクセスノード300によって容認可能であるように決定された、エンドノード200によって提案されたパラメータ値に設定するように命令する。エンドノード200は、ポイント925aにおいて、設定コマンド信号925を受信し、サービス品質要求信号910によって定義および/または暗示された設定に従って設定動作を実行する。別法として、所要のリソース許可制御チェックおよび/またはポリシー制御チェックが失敗した場合、および/または該サービス品質要求信号によって定義または暗示された、例えば、エンドノード200によって提案された設定がアクセスノード300に対して容認可能ではない場合、アクセスノード300によって送信された設定コマンド信号925は、エンドノード200に、該サービス品質要求信号によって定義または暗示された、例えば、エンドノード200によって提案された設定を破棄するように命令する。
【0075】
図10は、様々な実施形態による、アクセスノード、例えば基地局を作動させる例示的な方法のフローチャート1000である。動作は、該アクセスノードが、電源投入されて初期化されるステップ1002でスタートする。動作は、開始ステップ1002からステップ1004へ進む。ステップ1004において、該アクセスノードは、トラヒックフローに対するサービス品質要件を示す信号を受信する。動作は、ステップ1004からステップ1006へ進む。ステップ1006において、該アクセスノードは、前記トラヒックフローに対するトラヒックフロープロファイル情報を提供する信号を受信する。動作は、ステップ1006からステップ1007へ進む。図示した実施形態において、ステップ1004および1006が含まれているが、いくつかの実施形態においては、必ずしもステップ1004および1006の両方が実行されるとは限らない。ステップ1004および1006の両方ではなく一方が実行された場合、省略されたステップはスキップされる。
【0076】
ステップ1007において、該アクセスノードは、フロー許可制御判断を実行し、前記許可制御判断は、特定のサービス品質レベルで前記トラヒックフローをサポートするために、前記アクセスノードにおいて、十分なリソースが利用可能であるか否かを判断することを含む。いくつかの実施形態において、考慮される該特定のサービス品質レベルは、例えば、ステップ1004において、該無線端末によって要求されるレベルである。動作は、ステップ1007からステップ1008へ進む。
【0077】
ステップ1008において、該アクセスノードは、前記トラヒックフローに対応する無線端末設定パラメータを決定する。いくつかの実施形態において、ステップ1008の決定は、前記指示されたサービス品質要件を満たすのに必要な無線端末設定パラメータを決定することを含む。いくつかの実施形態において、ステップ1008の決定は、該指示されたトラヒックフロープロファイルを有するトラヒックフローをサポートするのに必要な無線端末設定パラメータを決定することを含む。動作は、ステップ1008からステップ1010へ進む。
【0078】
ステップ1010において、該アクセスノードは、前記無線端末に対してアップリンク通信リソースを割当てる際に、該アクセスノードによって用いられるアップリンクスケジューリングパラメータを設定する。いくつかの実施形態において、該アップリンク通信リソースはアップリンク情報チャネルセグメントであり、前記アップリンク情報チャネルセグメントは前記トラヒックフローに対応する待ち時間要件の関数として割当てられる。動作は、ステップ1010からステップ1012へ進む。図10は、アップリンクのフローに関して用いられる例示的な方法を示すが、いくつかの実施形態は、単に、ステップ1010がスキップされるダウンリンクのフローに適用される。ステップ1012において、該アクセスノードは、前記アクセスノードにおいて、前記トラヒックフローに対応する自動要求パラメータを設定し、前記設定することは、受信した情報の廃棄を制御するのに用いられる廃棄タイマを制御するのに用いられる。動作は、ステップ1012からステップ1014へ進む。ステップ1014において、該アクセスノードは、前記アクセスノードにおいて、前記トラヒックフローに対応する自動要求設定を設定し、前記設定することは、前記トラヒックフロー内の少なくともいくつかのデータユニットの再送信を制御するのに用いられる。動作は、ステップ1014からステップ1018へ進む。ステップ1012および1014は、任意のステップとして実行され、およびいくつかの実施形態において、これらのステップはスキップされることを理解されたい。自動要求設定がアップリンクのフローに対応するケースにおいては、ステップ1014において、該アクセスノードは、該自動要求設定を、例えば、後に、この設定を用いて、アップリンクの再送信を制御することができる無線端末へ送信することができる。このような実施形態において、該アクセスノードは反復送信設定に関する知識を有しており、また、該設定を考慮することができ、一方、該無線端末は、伝えられた設定に従ってアップリンク送信を実行する。
【0079】
ステップ1018において、該アクセスノードは、該無線端末に、アップリンクリソース要求を送信するときに、複数のアップリンク要求信号定義ディクショナリのうちのどのディクショナリを用いるべきかを示すディクショナリインジケータを送信する。動作は、ステップ1018からステップ1020へ進む。
【0080】
ステップ1020において、該アクセスノードは、前記無線端末に、少なくとも1つの決定された設定パラメータに対応する設定動作を実行するように命令する設定コマンドを伝達する。様々な実施形態において、該設定コマンドを伝達するステップは、前記コマンドを無線通信リンクを通じて前記無線端末へ送信することを含む。様々な実施形態において、前記設定コマンドは、該無線端末に、i)前記アクセスノードによって決定された内部パラメータの値を設定すること、およびii)前記アクセスノードによって決定されたパラメータに基づいて内部パラメータを前記無線端末によって決定された値に設定することのうちの少なくとも1つを実行するように命令する。いくつかの実施形態において、前記設定コマンドは、前記無線端末に前記トラヒックフローに対応する自動反復要求設定動作を実行するように命令する。いくつかの実施形態において、前記設定コマンドは、該無線端末に前記トラヒックフローに対応する要求群を設定するように命令する。いくつかの実施形態において、設定コマンドを伝達することは、前記無線端末に前記トラヒックフローに対応する最小通信速度を設定するように命令することを含む。いくつかの実施形態において、設定コマンドを伝達することは、前記無線端末に前記トラヒックフローに対応する共有重みを設定するように命令することを含む。いくつかの実施形態において、設定コマンドを伝達することは、前記無線端末に前記トラヒックフローに対して前記アクセスノードによって指定された待ち時間許容範囲情報を記憶するように命令することを含む。いくつかの実施形態において、設定コマンドを伝達することは、前記無線端末に前記トラヒックフローに対する前記アクセスノードによって指定されたロストレランス情報を記憶するように命令することを含む。いくつかの実施形態において、設定コマンドを伝達することは、前記無線端末に前記トラヒックフローに対する前記アクセスノードによって指定された最小通信速度、待ち時間許容範囲およびロストレランスを設定するように命令することを含む。いくつかの実施形態において、該設定コマンドは、該無線端末に前記フローに対応するデータユニットの送信をスケジュールするのに用いられるスケジューリングパラメータを設定するように命令する。いくつかの実施形態において、該設定コマンドは、該無線端末に前記トラヒックフローに対応する自動反復要求設定を設定するように命令し、前記設定することは、前記トラヒックフローにおける少なくともいくつかのデータユニットの再送信を制御するのに用いられる。いくつかの実施形態において、該設定コマンドは、該無線端末に前記トラヒックフローに対応する自動反復要求パラメータを設定するように命令し、前記設定することは、受信した情報の廃棄を制御するのに用いられる廃棄タイマを制御するのに用いられる。いくつかの実施形態において、前記設定コマンドは、該無線端末に前記トラヒックフローに対応するデータユニットを識別するのに用いられる分類パラメータを設定するように命令する。実施形態によっては、ステップ1018は、ステップ1020の一部として実行してもよく、独立したステップとして実行する必要はないことを理解されたい。動作は、ステップ1020からステップ1022へ進む。
【0081】
ステップ1022において、該アクセスノードは、前記無線端末に対応する追加的なトラヒックフローに対応する無線端末設定パラメータを決定する。このことは、例えば、該アクセスノードによって受信された追加的な信号に対応させることができる。いくつかの実施形態において、前記追加的なトラヒックフローに対応する無線端末設定パラメータを決定するステップは、前記トラヒックフローが継続中に実行される。動作は、ステップ1022からステップ1024へ進む。ステップ1024において、該アクセスノードは、前記無線端末に、少なくとも1つの追加的な決定された設定パラメータに対応する追加的な設定動作を実行するように命令する追加的な設定コマンドを伝達する。追加的なステップとして示されているが、ステップ1022、1024は、信号を受信し、および処理する継続中のプロセスの一部として実行してもよく、例えば、これらのステップは、追加的な信号を処理することの一部として、ステップ1004〜ステップ1022を繰り返すことにより実行される。
【0082】
図11は、様々な実施形態による、無線端末、例えば、移動ノードを作動させる例示的な方法のフローチャート1100である。該例示的な方法の動作は該無線端末が電源投入されて初期化されるステップ1102でスタートする。動作は開始ステップ1102からステップ1104へ進む。ステップ1104において、該無線端末は、トラヒックフロー、例えば、アップリンクトラヒックフローに関連する設定情報を含むメッセージを受信し、前記設定情報は、送信スケジューリング情報、待ち時間情報、リンク共有情報および自動反復要求情報を含む。いくつかの実施形態においては、複数のメッセージがトラヒックフローに関連する設定情報を伝達するのに用いられる。実施形態によっては、受信したメッセージを多数のフローに適用してもよく、この場合、処理はメッセージが適用されるフローの各々に対して実行することができることを理解されたい。動作は、ステップ1104からステップ1106へ進む。
【0083】
ステップ1106において、該無線端末は、前記受信した設定情報を用いて設定情報を実行する。ステップ1106は、サブステップ1108、1110、1112、1114、1116および1118を含む。サブステップ1108において、該無線端末は、トラヒックフロー分類パラメータを、前記受信した設定情報によって指定されている値に設定する。動作は、サブステップ1108からサブステップ1110へ進む。サブステップ1110において、該無線端末は、前記トラヒックフローに対応するトラヒックを識別するために、前記トラヒック分類を用いて分類されるトラヒックに対してトラヒック分類動作を実行する。ステップ1106の設定処理の一部として示されているが、トラヒック分類サブステップ1110は、例えば、1つ以上の設定動作が実行された後に、データ処理動作の一部として実行してもよく、またしばしば実行されることを理解されたい。従って、該方法の全体におけるサブステップ1110の位置は、特定の実施形態により変えてもよい。
【0084】
サブステップ1112において、該無線端末は、送信制御パラメータを前記受信した設定情報の関数として設定する。サブステップ1114において、該無線端末は、送信待ち時間に影響を及ぼす送信制御パラメータを前記受信した待ち時間情報の関数として設定する。サブステップ1116において、該無線端末は、トラヒックフロー間の送信リソース共有に影響を及ぼす送信制御パラメータを前記受信したリンク共有情報の関数として設定する。サブステップ1118において、該無線端末は、自動反復要求動作に影響を及ぼす送信制御パラメータを前記受信した自動反復要求情報の関数として設定する。ステップ1106に見られる該サブステップの多くは任意であり、また、実施形態により、種々のサブステップを省いたり、該方法における異なるポイントで実行することができることを理解されたい。例えば、サブステップ1114、1116、1118は、サブステップ1112の一部として実施してもよい。
【0085】
動作は、ステップ1106からステップ1120へ進む。ステップ1120において、該無線端末は、前記トラヒックフローに対応するキューで、前記トラヒック分類動作によって識別されたトラヒックを記憶する。ステップ1106の後に図示されているが、ステップ1120は、通常はデータ処理動作として実行され、また、様々なポイントにおいて、例えば、フローに関連する1つ以上の設定動作が実行された後に実行してもよいことを理解されたい。動作は、ステップ1120からステップ1122へ進む。ステップ1122において、該無線端末は、前記キューからのデータユニットの送信を制御するのに用いられる送信スケジューリング制御パラメータを、前記受信した送信スケジューリング情報の関数として設定する。いくつかの実施形態において、該送信スケジューリング制御パラメータは、リンク共有重みである。動作は、ステップ1122からステップ1124へ進む。ステップ1122は、このような設定動作が、ステップ1106のサブステップのうちの1つにおいて実行される実施形態においては、スキップし、または省いてもよい。
【0086】
ステップ1124において、該無線端末は、追加的なトラヒックフローに関連する設定情報を含むメッセージを受信する。動作はステップ1124からステップ1126へ進む。ステップ1126において、該無線端末は、前記受信した追加的な設定情報を用いて追加的な設定動作を実行する。いくつかの実施形態において、追加的な設定動作の実行は前記トラヒックフローが継続中に実行される。ステップ1124、1026は、追加的なステップとして図示されているが、信号の受信および処理の進行中のプロセスの一部として実行してもよく、例えば、これらのステップは、ステップ1104〜ステップ1122を繰り返すことにより、追加的な信号の処理の一部として実行される。
【0087】
いくつかの実施形態において、ステップ1104の前記受信した設定メッセージは、前記送信スケジューリング情報、待ち時間情報、リンク共有情報および自動反復要求情報のうちの少なくとも1つを含むが、前記送信スケジューリング情報、待ち時間情報、リンク共有情報および自動反復要求情報の各々は含まない。このようないくつかの実施形態において、サブステップ1108、サブステップ1110、サブステップ1112、サブステップ1114、サブステップ1116、サブステップ1118、ステップ1120およびステップ1122のうちの少なくとも1つが実行されるが、サブステップ1108、サブステップ1110、サブステップ1112、サブステップ1114、サブステップ1116、サブステップ1118、ステップ1120およびステップ1122の各々は、該受信したメッセージに対応して実行されない。
【0088】
図12は、様々な実施形態に従って実施される例示的な基地局1200の図である。例示的な基地局1200は、図1の例示的なシステムの例示的なアクセスノードのうちのいずれかとすることができる。
【0089】
例示的な基地局1200は、様々な要素が、それを介してデータ/情報をやりとりすることのできるバス1214を介して一緒に結合されている無線通信モジュール1202と、プロセッサ1208と、I/Oインタフェース1210と、記憶装置1212とを含む。記憶装置1212は、ルーチン1220と、データ/情報1222とを含む。プロセッサ1208、例えば、CPUはルーチン1220を実行し、および記憶装置1212内のデータ/情報1222を用いて基地局1200の動作を制御し、上記方法を実行する。
【0090】
無線通信モジュール1202は、レシーバモジュール1204と、トランスミッタモジュール1206とを含む。無線通信モジュール1202は、無線端末に少なくとも1つの決定された設定パラメータに対応する設定動作を実行するように命令する、設定コマンドを伝達することを含む動作を実行する。レシーバモジュール1204、例えば、OFDMレシーバは、該基地局が、それを介して無線端末からアップリンク信号を受信する受信アンテナ1203に結合されている。レシーバモジュール1204は、受信したアップリンク信号のうちの少なくともいくつかを復号するデコーダ1216を含む。受信したアップリンク信号は、トラヒックフローに対するサービス品質要件を示す信号、トラヒックフローに対するトラヒックフロープロファイル情報を提供する信号、情報チャネルリソースに対する要求およびアップリンク情報チャネル信号を含む。
【0091】
トランスミッタモジュール1206、例えば、OFDMトランスミッタは、該基地局が、それを介してダウンリンク信号を無線端末へ送信する送信アンテナ1205に結合されている。トランスミッタモジュール1206は、該ダウンリンク信号の少なくともいくつかを符号化するエンコーダ1218を含む。様々な送信されるダウンリンク信号は、タイミング/同期信号、基地局が割当てる無線端末識別情報、情報チャネルセグメント割当て情報を含む割当て情報、設定コマンドメッセージ、ディクショナリインジケータ信号およびダウンリンク情報チャネル信号を含む。トランスミッタモジュール1206は、設定コマンドを無線通信リンクを通じて無線端末に送信する。該設定コマンドは、場合により、該コマンドが伝えられる無線端末に、内部値を、該基地局によって決定されたパラメータ値に設定すること、およびii)内部パラメータを、該基地局によって決定されたパラメータに基づいて、該無線端末によって決定された値に設定することの少なくとも一方を実行するように命令する。該設定コマンドは、場合により、該無線端末にトラヒックフローに対応する自動反復要求設定動作を実行するように命令する。場合により、該設定コマンドは、無線端末にトラヒックフローに対応する要求群を設定するように命令する。
【0092】
I/Oインタフェース1210は、該基地局を、他のネットワークノード、例えば、他の基地局、ルータ、アクセス制御ノード、移動度サポートノード、ポリシー制御ノード、アプリケーションサーバノードおよび/またはインターネットに結合する。基地局1200をバックホールネットワークに結合することにより、I/Oインタフェース1210は、基地局1200の接続ポイントを用いる無線端末が、異なる基地局の接続ポイントを用いてピアノードとの通信セッションに参加することを可能にする。また、I/Oインタフェース1210を介して受信した信号は、サービス品質要件を伝達する信号および/またはトラヒックフロープロファイル情報を提供する信号も含むことができる。例えば、アプリケーションサーバノードは、基地局1200に、1つ以上のトラヒックフローに対するサービス品質サポートの変更を要求するサービス品質要求信号を送信することができる。
【0093】
ルーチン1220は、通信ルーチン1224と、基地局制御ルーチン1226とを含む。該通信ルーチンは、基地局1200によって用いられる様々な通信プロトコルを実行する。基地局制御ルーチン1226は、パラメータ決定モジュール1228と、ディクショナリ選択モジュール1230と、レシーバ制御モジュール1232と、トランスミッタ制御モジュール1234と、スケジューラモジュール1236と、許可フロー決定モジュール1238と、ARQモジュール1240と、設定コマンドモジュール1242と、パラメータ設定モジュール1244とを含む。
【0094】
パラメータ決定モジュール1228は、トラヒックフローに対応する無線端末設定パラメータを決定する。パラメータ決定モジュール1228は、場合により、指示されたサービス品質要件を満たすのに必要な無線端末設定パラメータを決定する。ディクショナリ選択モジュール1230は、無線端末のためのディクショナリを選択し、該無線端末へ送信されるメッセージを生成して、該メッセージの送信を制御し、前記メッセージは、基地局にアップリンクリソース要求を送信する際に複数のアップリンク要求信号定義ディクショナリのうちのどのディクショナリが該無線端末によって用いられるべきかを指示するディクショナリインジケータを含む。いくつかの実施形態において、該情報ディクショナリインジケータは、該ディクショナリインジケータに加えて、他の無線端末設定情報を伝達するのに用いられるメッセージの一部として伝達される。
【0095】
レシーバ制御モジュール1232は、レシーバモジュール1204の動作を制御し、一方、トランスミッタ制御モジュール1234はトランスミッタモジュール1206の動作を制御する。スケジューラモジュール1236、例えば、スケジューラは、実施されるスケジューリングポリシールールに従って、無線端末からのおよび該無線端末へのアップリンクおよびダウンリンクのエアリンクリソース、例えば、セグメントをスケジュールする。スケジューラモジュール1236は、リソースに関して競合する複数の無線端末の間で、アップリンク通信リソース、例えば、アップリンク情報チャネルセグメントを割当てる際に、トラヒックフローに対する受信したQoS要件および/または受信したトラヒックプロファイル情報に応じて、該基地局によって設定されたアップリンクスケジューリングパラメータを用いる。
【0096】
許可フロー決定モジュール1238は、特定のサービス品質レベルにおいてトラヒックフローをサポートするために、該基地局において、十分なリソースが利用可能であるか否かを判断することを含むフロー許可制御判断を行う。ARQモジュール1240は、トラヒックフローに対応する様々なARQ動作を実行する。ARQモジュール1240は、ARQ動作を実行する際に、トラヒックフローに対応する、該アクセスノードによって設定された自動反復要求パラメータ、例えば、受信した情報の廃棄を制御するために用いられる廃棄タイマを制御するために用いられるセットパラメータ、および/または該トラヒックフロー内の少なくともいくつかのデータユニットの再送信を制御するために用いられるセットパラメータを用いる。設定コマンドモジュール1242は、無線端末へ伝達される設定コマンドメッセージを生成する。トラヒックフローに関連する例示的な生成される設定コマンドメッセージは、トラヒックフロー分類情報、送信スケジューリング情報、待ち時間情報、リンク共有情報および自動反復要求情報のうちの少なくとも1つを含む。パラメータ設定モジュール1244は、該基地局において、リソースを無線端末に割当てる際に、該基地局によって用いられるアップリンクスケジューリングパラメータ、廃棄タイマを制御するための、トラヒックフローに対応する自動要求設定、および少なくともいくつかのデータユニットの再送信を制御するのに用いられる、トラヒックフローに対応する自動要求設定のうちの少なくとも1つを設定する。
【0097】
データ/情報1222は、無線端末データ/情報1246と、タイミング周波数構造情報1248とを含む。無線端末データ/情報1246は、複数の無線端末データ/情報(WT1データ/情報1250、…、WT Nデータ/情報1252)を含む。WT1データ/情報1250は、トラヒックフローデータ/情報からなる1つ以上のセット(トラヒックフロー1データ/情報1254、…、トラヒックフローnデータ/情報1256)、選択された要求ディクショナリ情報1258、無線端末識別情報1260およびスケジュールされた情報チャネルセグメント情報1262を含む。
【0098】
受信したQoS要件情報1264および受信したトラヒックフロープロファイル情報1266は、WT1およびトラヒックフロー1に対応して受信された情報を含む。いくつかのトラヒックフローに対しては、QoS要件情報1264およびトラヒックフロープロファイル情報1266の両方を用いなくてもよく、例えば、これらの情報の要素のうちの1つが利用可能であり、特定のトラヒックフローに対して用いられることを理解されたい。該受信情報は、例えば、ソースにより、無線レシーバモジュール1204および/またはI/Oインタフェースモジュール1210を介して得ることができる。例えば、WT1は、1つ以上のフローに応じて、サービス品質の変更を要求し、無線レシーバモジュール1204を介して信号を送信することができる。別法として、アプリケーションサーバノードは、1つ以上のトラヒックフローに応じて、サービス品質の変更を要求し、I/Oインタフェース1210を介して基地局に信号を送ることができる。決定された無線端末設定パラメータ1268は、パラメータ決定モジュール1228の出力である。モジュール1228によって決定されたパラメータは、モジュール1242によって生成された設定コマンドメッセージを介してWT1へ伝達することができる。設定コマンドメッセージ情報1270は、WT1へ伝達される、モジュール1242によって生成された設定コマンドメッセージを含む。セット設定パラメータ情報1272は、パラメータ設定モジュール1244の出力であり、スケジューラモジュール1236および/またはARQモジュール1240によって用いられる。識別情報1274は、トラヒックフロー1を識別するために用いられる情報、例えば、ヘッダおよび/または他のメッセージフィールド情報を含む。ユーザデータ/情報1276は、伝達されるトラヒックフロー1データ/情報、例えば、オーディオ、音声、イメージ、テキスト、ファイル等を含み、ユーザデータは、情報チャネルセグメントを介して伝達される。
【0099】
選択された要求ディクショナリ情報1258、例えば、WT1によって用いられる可能性のある複数の要求ディクショナリのうちの1つを識別する情報は、選択モジュール1230によって決定されて、WT1へ伝達される。WT識別情報1260は、WT1デバイス識別子、WTユーザ識別子、アクセス識別子、例えば、パスワード等、基地局1200が割当てた識別子、例えば、BS1200によってWT1に一時的に割当てられたWTオン状態識別子を含み、該基地局が割当てた識別子は、例えば自動更新チャネル構造で、WT1に伝えられる割当てを識別するために用いられる。スケジュールされた情報チャネルセグメント情報1262は、スケジューラモジュール1236によってWT1に割当てられたアップリンクおよびダウンリンク情報チャネルセグメントを識別する情報を含む。
【0100】
タイミング/周波数構造情報1248は、基地局1200によって用いられるタイミングおよび周波数構造情報、例えば、アップリンク搬送周波数情報、アップリンクトーンブロック情報、ダウンリンク搬送周波数情報、ダウンリンクトーンブロック情報、アップリンクトーンホッピング情報、ダウンリンクトーンホッピング情報、ダウンリンクチャネル構造情報、アップリンクチャネル構造情報、ダウンリンク自動更新タイミング構造情報、アップリンク自動更新タイミング構造情報、OFDMシンボル送信タイミング情報、およびOFDMシンボルのグループ分けに関する情報を含む。
【0101】
図13は、様々な実施形態に従って実施される例示的な無線端末1300、例えば、移動ノードの略図である。例示的な無線端末1300は、図1の例示的なシステム100の例示的なエンドノードのうちのいずれかとすることができる。例示的な無線端末1300は、様々な要素が、それを通じてデータおよび情報をやりとりすることのできるバス1312を介して一緒に結合されている、レシーバモジュール1302、トランスミッタモジュール1304、プロセッサ1306、I/O機器1308および記憶装置1310を含む。記憶装置1310は、ルーチン1318と、データ/情報1320とを含む。プロセッサ1306、例えば、CPUは、ルーチン1318を実行し、記憶装置1310内のデータ/情報1320を用いて、無線端末1300の動作を制御し、該方法を実施する。
【0102】
レシーバモジュール1302、例えば、OFDMレシーバは、無線端末1300が、それを介して基地局、例えば、基地局1200からダウンリンク信号を受信する受信アンテナ1303に結合されている。該ダウンリンク信号は、タイミング/同期信号、トラヒックフロー関連設定メッセージ信号、要求ディクショナリ指示信号、登録ハンドシェーキング信号、割当信号およびダウンリンク情報チャネル信号を含む。レシーバモジュール1302は、トラヒックフロー、例えば、アップリンクトラヒックフローに関連する設定情報を含むメッセージを受信する。レシーバモジュール1302は、受信したダウンリンク信号のうちの少なくともいくつかを復号するデコーダ1314を含む。
【0103】
トランスミッタモジュール1304、例えば、OFDMトランスミッタは、該無線端末が、それを介してアップリンク信号を基地局へ送信する送信アンテナ1305に結合されている。いくつかの実施形態においては、同じアンテナが、例えば、デュプレクサモジュールと共に、トランスミッタおよびレシーバに用いられる。アップリンク信号は、登録要求信号、QoS要件情報信号、トラヒックフロープロファイル情報信号、アップリンクエアリンクリソースの要求、およびアップリンク情報チャネルセグメント信号を含む。トランスミッタモジュール1304は、信号、例えば、無線端末1300によって送信されたアップリンク信号のうちの少なくともいくつかを符号化するエンコーダ1216を含む。
【0104】
I/O機器1308は、例えば、マイクロフォン、キーパッド、キーボード、タッチスクリーン、カメラ、スピーカ、ディスプレイを含む。I/O機器1308は、WT1300のユーザが、データ/情報を入力し、出力データ/情報にアクセスし、WT1300の機能を実行し、およびアプリケーションを制御することを可能にする。
【0105】
ルーチン1318は、通信ルーチン1322と、無線端末制御ルーチン1324とを含む。該通信ルーチンは、無線端末1300によって用いられる様々な通信プロトコルを実行する。無線端末制御ルーチン1324は、設定制御モジュール1326と、スケジューリングモジュール1332と、トラヒック記憶モジュール1334と、レシーバ制御モジュール1336と、トランスミッタ制御モジュール1338とを含む。設定制御モジュール1326は、分類制御モジュール1328と、トラヒック分類モジュール1330とを含む。モジュール1328および1330は、設定制御モジュール1326内の要素として図示されているが、より大きな設定制御モジュール1326の一部ではなく、独立したモジュールとして実施してもよい。
【0106】
設定制御モジュール1326は、受信した設定情報、例えば、トラヒックフロー1に対応する受信した設定メッセージから得られる受信トラヒックフロー設定情報1358を用いて設定動作を実行する。分類制御モジュール1328は、トラヒックフロー分類子パラメータを、該トラヒックフローに対応する受信した設定情報によって指定されている値に設定する。セットトラヒックフロー分類子パラメータ情報1360は、モジュール1328の出力である。トラヒック分類子モジュール1330は、該トラヒックフローに対応するトラヒックを識別するためのトラヒックフロー分類子を用いて、分類すべきトラヒックに対してトラヒック分類動作を実行する。このように、モジュール1330は、分類されていないトラヒックデータ/情報1344を評価するときに、分類子情報1360を用いてトラヒックフロー1のデータ/情報1382を識別する。
【0107】
スケジューリングモジュール1332は、キュー1384からのデータユニットの送信を制御するのに用いられる、情報1362において識別された1つ以上の送信スケジューリング制御パラメータを、情報1358の一部として含まれている受信した送信スケジューリング情報の関数として設定する。例えば、スケジューリングモジュール1332は、送信待ち時間パラメータ1376を、受信した待ち時間情報1368の関数として設定し、モジュール1332は、ARQパラメータ1380を、受信したARQ情報1372の関数として設定する。
【0108】
トラヒック記憶モジュール1334は、該トラヒックフローに対応するキュー内で、トラヒック分類動作によって識別されたトラヒックを記憶する。この結果、トラヒック記憶モジュール1334は、トラヒック分類子モジュール1330に応答して、例えば、キュー1384内で識別されたトラヒックフロー1のデータ/情報1382を記憶する。レシーバ制御モジュール1336は、レシーバモジュール1302の動作を制御し、一方、トランスミッタ制御モジュール1338は、トランスミッタモジュール1304の動作を制御する。
【0109】
データ/情報1320は、トラヒックフロー1のデータ/情報1340、…、トラヒックフローnのデータ/情報1342、分類されていないトラヒックデータ/情報1344、無線端末識別情報1346、基地局識別情報1348、タイミング/周波数構造情報1350および要求ディクショナリ情報1352を含む。トラヒックフロー1のデータ/情報1340は、QoS要件情報1354、トラヒックフロープロファイル情報1356、受信したトラヒックフロー設定情報1358、セットトラヒックフロー分類子パラメータ情報1360、セット送信スケジューリング制御パラメータ情報1362およびキュー1384を含む。受信したトラヒックフロー設定情報1358は、送信スケジューリング情報1366、待ち時間情報1368、自動反復要求情報1372およびリンク共有情報1370を含む。セット送信スケジューリング制御パラメータ情報1362は、リンク共有重みパラメータ情報1374、送信待ち時間パラメータ情報1376、トラヒックフロー送信リソース共有パラメータ情報1378およびARQパラメータ情報1380を含む。キュー1384は、識別されたトラヒックフロー1のデータ/情報1382を含む。
【0110】
本特許出願に記載されているメッセージは、前記メッセージが、それを介して伝達されるノードに加えて、前記メッセージを生成しおよび/または受信するノードの記憶装置に格納される。従って、様々な実施形態の新規なメッセージを生成し、送信し、および用いる方法および装置に向けられると共に、様々な実施形態は、本出願の文章および図に記載され、および図示されているタイプの新規なメッセージのうちの1つ以上を格納する機械可読媒体、例えば、メモリにも向けられる。
【0111】
様々な実施形態において、本願明細書に記載されているノードは、1つ以上の方法に対応するステップ、例えば、信号処理、メッセージの生成および/または送信のステップを実行する1つ以上のモジュールを用いて実施される。従って、いくつかの実施形態において、様々な特徴は、モジュールを用いて実施される。このようなモジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアの組合せを用いて実施することができる。上述した方法または方法ステップの多くは、例えば、1つ以上のノードにおいて、上述した方法の一部または全てを実施するために、機械、例えば、追加的なハードウェアを有するまたは有していない汎用コンピュータを制御するための、メモリ素子、例えば、RAM、フロッピー(登録商標)ディスク等の機械可読媒体に含まれているソフトウェア等の機械実行可能命令を用いて実施することができる。従って、様々な実施形態は、特に、機械、例えば、プロセッサおよび関連するハードウェアに、上述した方法のステップのうちの1つ以上を実行させる機械実行可能命令を含む機械可読媒体にも向けられる。
【0112】
当業者には、上記の説明を考慮すれば、上述した方法および装置に関する多くの追加的な変形例は明らかであろう。そのような変形例は、本発明の範囲内であると見なされる。該方法および装置は、OFDM、CDMA、TDMA、または、アクセスノードと移動ノードとの間に無線通信リンクを形成するのに用いることのできる様々な他のタイプの通信技術と共に用いることができ、また様々な実施形態において用いられる。いくつかの実施形態において、該アクセスノードは、OFDM、CDMAおよび/またはTDMAを用いて、移動ノードとの通信リンクを確立する基地局として実施される。様々な実施形態において、該移動ノードは、ノートブックコンピュータ、PDA、または、該方法を実施するためのレシーバ/トランスミッタ回路および論理および/またはルーチンを含む他の携帯機器として実施される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクセスノードの動作方法であって、
トラヒックフローに対応する無線端末設定パラメータを決定することと、
少なくとも1つの決定された設定パラメータに対応する設定動作を実行するように無線端末に命令する設定コマンドを伝達することと、
を備える方法。
【請求項2】
前記アクセスノードは基地局であり、前記設定コマンドを伝達することは、前記コマンドを無線通信リンクを通じて前記無線端末に送信することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記設定コマンドは、前記無線端末に、i)内部パラメータを前記アクセスノードによって決定されたパラメータ値に設定すること、およびii)内部パラメータを、前記アクセスノードによって決定されたパラメータに基づいて、前記無線端末によって決定された値に設定すること、のうちの少なくとも1つを実行するように命令する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記設定コマンドは、前記無線端末に、前記トラヒックフローに対応する自動反復要求設定動作を実行するように命令する、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記決定動作を実行する前に、前記トラヒックフローに対するサービス品質要件を示す信号を受信することをさらに備え、
前記決定することは、前記指示されたサービス品質要件を満たすために必要な無線端末設定パラメータを決定することを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記設定コマンドは、前記無線端末に、前記トラヒックフローに対応する要求群を設定するように命令する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記無線端末に、アップリンクリソース要求を送信する際に複数のアップリンク要求信号定義ディクショナリのうちのどれを用いるべきかを示すディクショナリインジケータを送信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記設定コマンドを伝達することは、前記無線端末に、前記トラヒックフローに対応する最小通信速度を設定するように命令することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記設定コマンドを伝達することは、前記無線端末に、前記トラヒックフローに対応する共有重みを設定するように命令することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記設定コマンドを伝達することは、前記無線端末に、前記トラヒックフローに対する、前記アクセスノードによって指定されている待ち時間許容範囲情報を記憶するように命令することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記設定コマンドを伝達することは、前記無線端末に、前記トラヒックフローに対する、前記アクセスノードによって指定されているロストレランス情報を記憶するように命令することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記設定コマンドを伝達することは、前記無線端末に、前記トラヒックフローに対する、前記アクセスノードによって指定されている最小通信速度、待ち時間許容範囲およびロストレランスを設定するように命令することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記決定動作を実行する前に、前記トラヒックフローに対するトラヒックフロープロファイル情報を提供する信号を受信することをさらに備え、
前記決定することは、前記指示されたトラヒックフロープロファイルを有するトラヒックフローをサポートするために必要な無線端末設定パラメータを決定することを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項14】
前記設定コマンドは、前記無線端末に、前記フローに対応するデータユニットの送信をスケジュールするために用いられるスケジューリングパラメータを設定するように命令する、請求項3に記載の方法。
【請求項15】
アップリンク通信リソースを前記無線端末に割当てる際に、前記アクセスノードによって用いられるアップリンクスケジューリングパラメータを設定することをさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記アップリンク通信リソースはアップリンク情報チャネルセグメントであり、および、
前記アップリンク情報チャネルセグメントは、前記トラヒックフローに対応する待ち時間要件の関数として割当てられる、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記設定コマンドは、前記無線端末に、前記トラヒックフローに対応する自動反復要求設定を設定するように命令し、前記設定は、前記トラヒックフロー内の少なくともいくつかのデータユニットの再送信を制御するために用いられる、請求項3に記載の方法。
【請求項18】
前記アクセスノードにおいて、前記トラヒックフローに対応する自動反復要求パラメータを設定することをさらに備え、前記設定することは、受信した情報の廃棄制御に用いられる廃棄タイマを制御するために用いられる、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記設定コマンドは、前記無線端末に、前記トラヒックフローに対応する自動反復要求パラメータを設定するように命令し、前記設定することは、受信した情報の廃棄制御に用いられる廃棄タイマを制御するために用いられる、請求項3に記載の方法。
【請求項20】
前記アクセスノードにおいて前記トラヒックフローに対応する自動反復要求設定を設定することをさらに備え、前記設定することは、前記トラヒックフロー内の少なくともいくつかのデータユニットの再送信を制御するのに用いられる、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記設定コマンドは、前記無線端末に、前記トラヒックフローに対応するデータユニットを識別するために用いられる分類子パラメータを設定するように命令する、請求項3に記載の方法。
【請求項22】
前記設定コマンドを伝達することの前に、フロー許可制御判断を行うことをさらに備え、前記許可制御判断は、前記アクセスノードにおいて、前記トラヒックフローを特定のサービス品質レベルでサポートするために十分なリソースが利用可能であるか否かを判断することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
前記特定のサービス品質レベルは前記無線端末によって要求される、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記無線端末に対応する追加的なトラヒックフローに対応する無線端末設定パラメータを決定することと、
少なくとも1つの追加的な決定された設定パラメータに対応する追加的な設定動作を実行するように前記無線端末に命令する、追加的な設定コマンドを伝達することと、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記設定コマンドを伝達することと、追加的な設定コマンドを伝達することとは、前記設定コマンドおよび前記追加的な設定コマンドの両方を含む信号を送信することによって実行され、
前記追加的なトラヒックフローに対応する前記無線端末設定パラメータを決定することは、前記トラヒックフローの継続中に実行される、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
トラヒックフローに対応する無線端末設定パラメータを決定するパラメータ決定モジュールと、
少なくとも1つの決定された設定パラメータに対応する設定動作を実行するように無線端末に命令する設定コマンドを伝達する通信モジュールと、
を備える基地局。
【請求項27】
前記通信モジュールは、前記コマンドを無線通信リンクを通じて前記無線端末に送信するトランスミッタモジュールを含む、請求項26に記載の基地局。
【請求項28】
前記設定コマンドは、前記無線端末に、i)内部パラメータを、前記アクセスノードによって決定されたパラメータ値に設定することと、ii)内部パラメータを、前記アクセスノードによって決定されたパラメータに基づいて、前記無線端末によって決定された値に設定することのうちの少なくとも1つを実行するように命令する、請求項26に記載の基地局。
【請求項29】
前記設定コマンドは、前記無線端末に、前記トラヒックフローに対応する自動反復要求設定動作を実行するように命令する、請求項28に記載の基地局。
【請求項30】
前記決定動作を実行する前に、前記トラヒックフローに対するサービス品質要件を指示する信号を受信するレシーバモジュールをさらに備え、
前記決定モジュールは、前記指示されたサービス品質要件を満たすために必要な無線端末設定パラメータを決定する、請求項28に記載の基地局。
【請求項31】
前記設定コマンドは、前記無線端末に、前記トラヒックフローに対応する要求群を設定するように命令する、請求項26に記載の基地局。
【請求項32】
アップリンクリソース要求を送信する際に複数のアップリンク要求信号定義ディクショナリのうちのどれを用いるべきかを示すディクショナリインジケータを前記無線端末に送信するディクショナリを選択するディクショナリ選択モジュールをさらに備える、請求項31に記載の基地局。
【請求項33】
トラヒックフローに対応する無線端末設定パラメータを決定する手段と、
無線端末に、少なくとも1つの決定された設定パラメータに対応する設定動作を実行するように命令する設定コマンドを伝達する手段と、
を備える基地局。
【請求項34】
前記伝達する手段は、前記コマンドを無線通信リンクを通じて前記無線端末に送信するトランスミッタモジュールを含む、請求項33に記載の基地局。
【請求項35】
前記設定コマンドは、前記無線端末に、i)内部パラメータを、前記アクセスノードによって決定されたパラメータ値に設定すること、およびii)内部パラメータを、前記アクセスノードによって決定されたパラメータに基づいて、前記無線端末によって決定された値に設定することのうちの少なくとも1つを実行するように命令する、請求項33に記載の基地局。
【請求項36】
前記設定コマンドは、前記無線端末に、前記トラヒックフローに対応する自動反復要求設定動作を実行するように命令する、請求項35に記載の基地局。
【請求項37】
前記決定動作を実行する前に、前記トラヒックフローに対するサービス品質要件を指示する信号を受信する手段をさらに備え、
前記決定する手段は、前記指示されたサービス品質要件を満たすのに必要な無線端末設定パラメータを決定する、請求項35に記載の基地局。
【請求項38】
前記設定コマンドは、前記無線端末に、前記トラヒックフローに対応する要求群を設定するように命令する、請求項33に記載の基地局。
【請求項39】
アップリンクリソース要求を送信する際に複数のアップリンク要求信号定義ディクショナリのうちのどれを用いるべきかを示すディクショナリインジケータを前記無線端末に送信するディクショナリを選択する手段をさらに備える、請求項38に記載の基地局。
【請求項40】
アクセスノードを作動させる方法を実行する機械実行可能命令を収容するコンピュータ可読媒体であって、前記方法は、
トラヒックフローに対応する無線端末設定パラメータを決定することと、
少なくとも1つの決定された設定パラメータに対応する設定動作を実行するように無線端末に命令する設定コマンドを伝達することと、
を備えるコンピュータ可読媒体。
【請求項41】
前記アクセスノードは基地局であり、前記設定コマンドを伝達することは、前記コマンドを無線通信リンクを通じて前記無線端末に送信することを含む、請求項40に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項42】
前記設定コマンドは、前記無線端末に、i)内部パラメータを、前記アクセスノードによって決定されたパラメータ値に設定することと、ii)内部パラメータを、前記アクセスノードによって決定されたパラメータに基づいて、前記無線端末によって決定された値に設定することのうちの少なくとも1つを実行するように命令する、請求項40に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項43】
前記設定コマンドは、前記無線端末に、前記トラヒックフローに対応する自動反復要求設定動作を実行するように命令する、請求項42に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項44】
前記決定動作を実行する前に、前記トラヒックフローに対するサービス品質要件を指示する信号を受信する機械実行可能命令をさらに収容し、
前記決定することは、前記指示されたサービス品質要件を満たすために必要な無線端末設定パラメータを決定することを含む、請求項42に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項45】
前記設定コマンドは、前記無線端末に、前記トラヒックフローに対応する要求群を設定するように命令する、請求項40に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項46】
無線端末を作動させる方法であって、
トラヒックフローに関連する設定情報を含むメッセージを受信することと、
前記受信した設定情報を用いて設定動作を実行することと、
を備える方法。
【請求項47】
前記トラヒックフローはアップリンクトラヒックフローである、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記設定動作を実行することは、
トラヒックフロー分類子パラメータを、前記受信した設定情報によって指定されている値に設定することと、
前記トラヒックフローに対応するトラヒックを識別する前記トラヒックフロー分類子を用いて、送信すべきトラヒックに関するトラヒック分類動作を実行することと、
を含む、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記トラヒックフローに対応するキューにおいて、前記トラヒック分類動作によって識別されたトラヒックを記憶することをさらに備える、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記受信した設定情報は送信スケジューリング情報を含み、前記方法は、
前記キューからのデータユニットの送信を制御するのに用いられる送信スケジューリン制御パラメータを、前記受信した送信スケジューリング情報の関数として設定することをさらに備える、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記送信スケジューリング制御パラメータはリンク共有重みである、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記設定動作は、送信制御パラメータを、前記受信した設定情報の関数として設定することを含む、請求項48に記載の方法。
【請求項53】
前記受信した設定情報は待ち時間情報を含み、
前記送信制御パラメータを設定することは、送信待ち時間に影響を及ぼすパラメータを設定することを含む、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記受信した設定情報はリンク共有情報を含み、
前記送信制御パラメータを設定することは、トラヒックフロー間の送信リソース共有に影響を及ぼすパラメータを設定することを含む、請求項52に記載の方法。
【請求項55】
前記受信した設定情報は自動反復要求情報を含み、および
前記送信制御パラメータを設定することは、前記トラヒックフローに関連する自動反復要求動作に影響を及ぼすパラメータを設定することを含む、請求項52に記載の方法。
【請求項56】
前記受信した設定情報は、待ち時間情報、リンク共有情報および自動反復要求情報のうちの少なくとも2つを含み、および
前記設定動作は、複数の送信制御パラメータを、前記受信した設定情報の関数として設定することを含む、請求項48に記載の方法。
【請求項57】
追加的なトラヒックフローに関連する設定情報を含むメッセージを受信することと、
前記受信した追加的な設定情報を用いて追加的な設定動作を実行することと、
をさらに備える、請求項48に記載の方法。
【請求項58】
前記追加的な設定動作を実行することは、前記トラヒックフローが継続中に実行される、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
トラヒックフローに関連する設定情報を含むメッセージを受信するレシーバと、
前記受信した設定情報を用いて設定動作を実行する設定制御モジュールと、
を備える無線端末。
【請求項60】
前記トラヒックフローはアップリンクトラヒックフローである、請求項59に記載の無線端末。
【請求項61】
前記設定制御モジュールは、
トラヒックフロー分類子パラメータを、前記受信した設定情報によって指定されている値に設定する分類制御モジュールと、
前記トラヒックフローに対応するトラヒックを識別する前記トラヒックフロー分類子を用いて、送信すべきトラヒックに関してトラヒック分類動作を実行するトラヒック分類子モジュールと、
を含む、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記トラヒックフローに対応するキューにおいて、前記トラヒック分類動作によって識別されたトラヒックを記憶する記憶装置をさらに備える、請求項61に記載の無線端末。
【請求項63】
前記受信した設定情報は送信スケジューリング情報を含み、
前記無線端末は、
前記キューからのデータユニットの送信を制御するために用いられる送信スケジューリング制御パラメータを、前記受信した送信スケジューリング情報の関数として設定するスケジューリングモジュールをさらに備える、請求項62に記載の無線端末。
【請求項64】
前記送信スケジューリング制御パラメータはリンク共有重みである、請求項63の無線端末。
【請求項65】
送信制御パラメータを、前記受信した設定情報の関数として設定するスケジューリングモジュールをさらに備える、請求項61に記載の無線端末。
【請求項66】
前記受信した設定情報は待ち時間情報を含み、
前記スケジューリングモジュールは、送信待ち時間に影響を及ぼすパラメータを設定する、請求項65に記載の無線端末。
【請求項67】
前記受信した設定情報はリンク共有情報を含み、
前記スケジューリングモジュールは、トラヒックフロー間の送信リソース共有に影響を及ぼす送信制御パラメータを設定する、請求項65に記載の無線端末。
【請求項68】
前記受信した設定情報は自動反復要求情報を含み、
前記スケジューリングモジュールは、前記トラヒックフローに関連する自動反復要求動作に影響を及ぼすパラメータを設定する、請求項65に記載の無線端末。
【請求項69】
トラヒックフローに関連する設定情報を含むメッセージを受信する手段と、
受信した前記設定情報を用いて設定動作を実行する手段と、
を備える無線端末。
【請求項70】
前記トラヒックフローはアップリンクトラヒックフローである、請求項69に記載の無線端末。
【請求項71】
前記設定動作を実行する手段は、
トラヒックフロー分類子パラメータを、受信した前記設定情報によって指定されている値に設定する手段と、
前記トラヒックフローに対応するトラヒックを識別する前記トラヒックフロー分類子を用いて、送信すべきトラヒックに関してトラヒック分類動作を実行する手段と、
を含む、請求項70に記載の無線端末。
【請求項72】
前記トラヒックフローに対応するキューにおいて、前記トラヒック分類動作によって識別されたトラヒックを記憶する手段をさらに備える、請求項71に記載の無線端末。
【請求項73】
前記受信した設定情報は送信スケジューリング情報を含み、
前記無線端末は、
前記キューからのデータユニットの送信を制御するために用いられる送信スケジューリング制御パラメータを、受信した前記送信スケジューリング情報の関数として設定する手段をさらに備える、請求項72に記載の無線端末。
【請求項74】
前記送信スケジューリング制御パラメータはリンク共有重みである、請求項73に記載の無線端末。
【請求項75】
送信制御パラメータを、受信した前記設定情報の関数として設定する手段をさらに備える、請求項71に記載の無線端末。
【請求項76】
無線端末を作動させる方法を実行する機械実行可能命令を収容するコンピュータ可読媒体であって、
前記方法は、
トラヒックフローに関連する設定情報を含むメッセージを受信することと、
受信した前記設定情報を用いて、設定動作を実行することと、
を備えるコンピュータ可読媒体。
【請求項77】
前記トラヒックフローはアップリンクトラヒックフローである、請求項76に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項78】
トラヒックフロー分類子パラメータを、受信した前記設定情報によって指定されている値に設定する機械実行可能命令と、
前記設定動作を実行するステップの一部として、前記トラヒックフローに対応するトラヒックを識別する前記トラヒックフロー分類子を用いて、送信すべきトラヒックに関してトラヒック分類動作を実行する機械実行可能命令と、
をさらに収容する、請求項77に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項79】
前記トラヒックフローに対応するキューにおいて、前記トラヒック分類動作によって識別されたトラヒックを記憶する機械実行可能命令をさらに収容する、請求項78に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項80】
前記受信した設定情報は送信スケジューリング情報を含み、
前記コンピュータ可読媒体は、
前記キューからのデータユニットの送信を制御するために用いられる送信スケジューリング制御パラメータを、前記受信した送信スケジューリング情報の関数として設定する機械実行可能命令をさらに収容する、請求項79に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項81】
前記送信スケジューリング制御パラメータはリンク共有重みである、請求項80に記載のコンピュータ可読媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2013−102435(P2013−102435A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−248497(P2012−248497)
【出願日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【分割の表示】特願2009−505643(P2009−505643)の分割
【原出願日】平成19年4月13日(2007.4.13)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】