説明

通話中の連絡先情報の表示

モバイル通信装置のユーザーが個人と現在行っている通話に関する呼制御情報が画面に表示される。通話中の連絡先情報を表示する要求が受信され、当該要求に応答して、個人に関する通話中の連絡先情報が表示される。この要求は単一のユーザー入力であってもよく、通話中の連絡先情報は、モバイル通信装置によってソーシャル・ネットワーキング・サービスから得られる情報を含んでもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通話中の連絡先情報の表示に関する。
【背景技術】
【0002】
[0001]無線電話などのモバイル通信装置はますます一般的になってきている。しかし、従来のモバイル通信装置によって使用されるフォームファクターは、通常、モバイル通信装置の可動性を増進させるために制限される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
例えば、従来のデスクトップコンピューターと比較すると、モバイル通信装置は比較的制限された大きさの表示領域を有していることがある。モバイル通信装置は大量の情報を格納し得るが、制限された大きさの表示領域のために、ユーザーがデータにアクセスすることが困難で煩わしいものとなり得る。モバイル通信装置を使用する場合、これは苛立たしいユーザー経験につながる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
[0002]この概要は、詳細な説明においてさらに以下に記載される概念の選択を単純化された形式で紹介するために提供される。この概要は、特許請求された主題の重要な特徴又は不可欠な特徴を識別するようには意図されず、特許請求された主題の範囲を限定するために使用されるようにも意図されない。
【0005】
[0003]1つ以上の態様によれば、モバイル通信装置のユーザーが個人と現在行っている通話に関する呼制御情報が、画面に表示される。通話中の連絡先情報(コンタクト情報)の表示を要求する単一のユーザー入力が受信され、当該単一のユーザー入力に応答して、その個人に関するこの通話中の連絡先情報が表示される。
【0006】
[0004]1つ以上の態様によれば、モバイル通信装置との通話を現在行っている個人に関する通話中の連絡先情報を表示するための要求が受信される。要求に応答して、通話中の連絡先情報が得られる。この通話中の連絡先情報はモバイル通信装置によって表示され、モバイル通信装置によってソーシャル・ネットワーキング・サービスから得られる情報を含む。
【0007】
[0005]同様の特徴を参照するために図面の全体にわたって同じ数字が使用される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】[0006]1つ以上の実施例による、通話中の連絡先情報の表示を実施する例示的なシステムを示す。
【図2】[0007]1つ以上の実施例による、例示的な呼制御パネルを示す。
【図3】[0008]1つ以上の実施例による、例示的な通話中の連絡先情報パネルを示す。
【図4】[0009]1つ以上の実施例による、別の例示的な通話中の連絡先情報パネルを示す。
【図5】[0010]1つ以上の実施例による、追加の例示的なパネルを示す。
【図6】[0011]1つ以上の実施例による、追加の例示的なパネルを示す。
【図7】[0012]1つ以上の実施例による、通話中の連絡先情報の表示を実施する装置の例示的な処理を示すフローチャートである。
【図8】[0013]1つ以上の実施例による、通話中の連絡先情報の表示を実施する装置の例示的な処理を示すフローチャートである。
【図9】[0014]1つ以上の実施例による、通話中の連絡先情報の表示を実施するように構成することができる例示的な計算装置を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[0015]通話中の連絡先情報の表示が本明細書において記載される。モバイル通信装置のユーザーは、他の装置を使用する1人以上の他の個人との通話に参加するために、当該装置を使用することができる。そのような通話中に、連絡先情報表示パネルをユーザーに対して表示することができる。単一のユーザー入力又はアクションに応答するなどして、連絡先情報表示パネルはユーザーによって容易にアクセスすることができる。連絡先情報表示パネルは、通話の一部である他の個人に関する様々な情報を表示する。この情報は、他の個人に関してソーシャル・ネットワーキング・サービスから得られる様々なデータを含んでもよい。
【0010】
[0016]図1は、1つ以上の実施例による、通話中の連絡先情報の表示を実施する例示的なシステム100を示す。システム100は、1つ以上(x)の他の装置104(1)、...104(x)、及び1つ以上の(y)ソーシャル・ネットワーキング・サービス106(1)、...106(y)と通信することができるモバイル通信装置102を含む。モバイル通信装置は、通話、テキストメッセージ、他のコンテンツタイプを含むメッセージなどの通信を送受信できる通信装置を指す。モバイル通信装置102は、携帯電話、衛星電話、他の種類の無線電話、ハンドヘルドコンピューター、携帯情報端末(PDA)、音声及び/又は動画再生装置、携帯型ゲーム装置、専用のメッセージ装置、ネットブックなどの様々な異なる種類の装置であってもよい。モバイル通信装置102が、通信呼を送受信することができることに加えて、カレンダー機能、音声又は動画再生機能などの機能を含んでもよいことが理解されるべきである。
【0011】
[0017]1つ以上の実施例において、モバイル通信装置102は無線電話である。そのような無線電話は、「ブリック(brick)」構成、「クラムシェル(clamshell)」構成、「スライド」構成などの様々な異なるフォームファクターを使用して実施することができる。
【0012】
[0018]装置104はモバイル通信装置であってもよいが、そうである必要はない。装置104は、モバイル通信装置102と同一の種類の装置であってもよいし、代替的に異なる種類の装置であってもよい。
【0013】
[0019]モバイル通信装置102は、画面112、ユーザーインターフェース(UI)モジュール114、ローカル記憶部(local store)116、ユーザー入力モジュール118及び通信モジュール120を含む。モジュール114、118及び120の各々は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア又はそれらの組み合わせにおいて実施することができる。ソフトウェア又はファームウェアで実施される場合、モジュールは、モバイル通信装置102の1つ以上のプロセッサー又はコントローラーによって実行される1つ以上の命令を含む。
【0014】
[0020]画面112はモバイル通信装置102の表示コンポーネントである。画面112は、液晶ディスプレイ(LCD)技術、プラズマスクリーン技術、画像投影技術などを使用するなどして、様々な異なる方法で実施することができる。代替的に、画面112を含むのではなく、モバイル通信装置102は、画面112を含む他のディスプレイ装置に対して出力される1つ以上の信号を生成することができる。
【0015】
[0021]通信モジュール120は、装置104及びソーシャル・ネットワーキング・サービス106との通信の送受信を管理する。モバイル通信装置102は、携帯電話、衛星、及び/又は他の技術もしくはプロトコルなどの、様々な異なる技術及びプロトコルを使用して、装置104と通信することができる。技術又はプロトコルは、無線及び/又は有線の技術及びプロトコルを含んでもよい。
【0016】
[0022]通信モジュール120は、装置104との様々な異なる種類の通信をサポートする。通信モジュール120によりサポートされる1つの種類の通信は音声通話である。これは、モバイル通信装置102によって開始される音声通話(例えば、電話の発信)のほか、別の装置104によって開始される音声通話(例えば、電話の着信)を含んでもよい。また、通信モジュール120は、通常、複数の音声通話(例えば、三者通話、複数の者による(multi-party)会議、通話中着信又は保留中に通話をすることなど)を同時にサポートすることができる。
【0017】
[0023]通信モジュール120によりサポートされる別の種類の通信はメッセージであり、それは、画像、動画、音声、メディアの種類の組み合わせなどの他の種類のメディアを備えたテキストメッセージを指す。1つ以上の実施例において、メッセージはショート・メッセージ・サービス(SMS)通信プロトコルに従う。1つ以上の他の実施例において、メッセージはマルチメディア・メッセージ・サービス(MMS)通信プロトコルに従う。SMSとMMSが例示的なプロトコルにすぎず、他の通信プロトコルを代替的に使用することができることが理解されるべきである。モバイル・インスタント・メッセージ、電子メールなどの様々な他の種類の通信も、通信モジュール120によりサポートすることができる。
【0018】
[0024]通信モジュール120は、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、公衆電話網、イントラネット、セルラーネットワーク又は他の無線電話ネットワーク、他の公衆及び/又は私有のネットワーク、それらの組み合わせなどを含む様々な異なるネットワークを使用して、ソーシャル・ネットワーキング・サービス106と通信することができる。通信モジュール120は、ソーシャル・ネットワーキング・サービス106を使用して、様々な個人又は他のエンティティに関してデータ(本明細書において情報とも呼ばれる)を得て、そのデータを画面112上の表示に利用可能にする。個人がエンティティのエージェントであってもよく、又は、そうでなければ、ビジネス、サービス、他のグループなどを代表するように、同様にエンティティを代表してもよいことが理解されるべきである。従って、データは、特定の個人及び/又は特定の個人が代表するエンティティに関するデータであってもよい。より詳細に以下に述べるように、データが得られる特定の個人又はエンティティは、モバイル通信装置102が音声通話を使用して通信する個人に少なくとも部分的に基づく。
【0019】
[0025]例示的なシステム100において、通信モジュール120は仲介データサービス108を介してソーシャル・ネットワーキング・サービス106からデータを得る。通信モジュール120は、データが望まれる1人以上の個人又は他のエンティティの仲介データサービス108に指示を提供する。これらの個人又は他のエンティティは、例えば、装置102のローカルアドレス帳(例えば、ローカル記憶部116に格納される)における個人であってもよい。ユーザーは、自分のローカルアドレス帳の中の個人のほか、他のエンティティ(例えば、ビジネス、サービス及び他のグループ)に関する情報を保持することができる。仲介データサービス108は、次に、1つ以上のソーシャル・ネットワーキング・サービス106から1人以上の個人又は他のエンティティについてのデータを得て、通信モジュール120に得られたデータを返す。1つ以上の実施例において、仲介データサービス108は、ソーシャル・ネットワーキング・サービス106から得られたデータのキャッシュを保持し、通信モジュール120からのデータの要求に応答して、当該要求の時にソーシャル・ネットワーキング・サービス106にアクセスするのではなく、キャッシュからデータを返すことができる。仲介データサービス108はまた、オプションとして、複数の異なるソーシャル・ネットワーキング・サービス106と通信することができる。
【0020】
[0026]通信モジュール120は、ポーリング技術又は通知技術の使用によるなどの異なる方法で仲介データサービス108からデータを得ることができる。ポーリング技術を使用して、通信モジュール120は、等間隔又は不規則な間隔で仲介データサービス108に1人以上の個人又はエンティティについてのデータ(例えば、変更された任意のデータ)の要求を送信する。通知技術を使用して、通信モジュール120は、データ変更の通知を受け取るために仲介データサービス108に登録し、サービス108は、そのようなデータ変更の通知を通信モジュール120に送る。同様に、仲介データサービス108は、ポーリング技術又は通知技術の使用によるなどの異なる方法で、ソーシャル・ネットワーキング・サービス106からデータを得ることができる。
【0021】
[0027]代替的に、通信モジュール120は、仲介データサービス108と無関係な1つ以上のソーシャル・ネットワーキング・サービス106と通信することができる。通信モジュール120は、仲介データサービス108からデータを得ることに関する上述の説明に類似して、ポーリング技術又は通知技術を使用することによるなどの異なる方法でソーシャル・ネットワーキング・サービス106からデータを得ることができる。ソーシャル・ネットワーキング・サービス106からデータを得ることに言及する本明細書における説明は、データが仲介データサービス108を介してサービス106から得られる実施例のほか、データが仲介データサービス108と無関係にサービス106から得られる実施例を含む。
【0022】
[0028]ローカル記憶部116は1つ以上のコンピューター記憶媒体である。ローカル記憶部116は、(ランダム・アクセス・メモリー(RAM)などの)揮発性の媒体及び/又は(読み取り専用メモリー(ROM)、フラッシュメモリー、光ディスク、磁気ディスクなどの)不揮発性の媒体を含んでもよい。記憶部116は、固定媒体(例えば、RAM、ROM、固定ハードドライブなど)のほか、取り外し可能な媒体(例えば、フラッシュメモリードライブ、取り外し可能なハードドライブ、光ディスクなど)含んでもよい。
【0023】
[0029]様々な情報をローカル記憶部116に保持することができる。1つ以上の実施例において、モバイル通信装置102のコンポーネント又はモジュール(例えば、モジュール114又は120)は、連絡先リスト(コンタクトリスト、contacts list)とも呼ばれるアドレス帳を保持する。アドレス帳は、装置102のユーザーによって望まれるような特定の個人及び/又はエンティティに関する様々な情報を含む。アドレス帳は、例えば、友人、家族、仕事上の知人、サービスプロバイダー、仕事などに関する情報を含んでもよい。電話番号、Eメールアドレス、インスタント・メッセージ・アドレスなどの様々な異なる情報を保持することができる。
【0024】
[0030]1つ以上の実施例において、通信モジュール120は、上述のようにソーシャル・ネットワーキング・サービス106からローカル記憶部116のアドレス帳において識別される個人又は他のエンティティに関するデータを得る。得られるこのデータも、アドレス帳の一部として、又は代替的にアドレス帳とは別個に、ローカル記憶部116に格納される。したがって、通信モジュール120は、ローカル記憶部116にソーシャル・ネットワーキング・サービス106からの現在のデータを保持することができる。ソーシャル・ネットワーキング・サービス106上のデータに対して変更がなされる場合、その変更は通信モジュール120によって得られ、ローカル記憶部116に保存される。従って、装置102のモジュールである他のコンポーネントは、ソーシャル・ネットワーキング・サービス106から現在のデータを得るためにローカル記憶部116のデータにアクセスすることができる。
【0025】
[0031]代替的に、ローカル記憶部116にソーシャル・ネットワーキング・サービス106からの情報を保持するのではなく、望まれた時にそのような情報を通信モジュール120によって得ることができる。例えば、特定の個人又はエンティティに関する情報が画面112に表示されることが望まれる場合、その情報は通信モジュール120によって仲介データサービス108又はソーシャル・ネットワーキング・サービス106から得ることができる。
【0026】
[0032]ローカル記憶部116に格納される個人又は他のエンティティに関する情報は、ソーシャル・ネットワーキング・サービス106から得られる情報を含んでもよいし、オプションとして他のソースから得られる情報を含んでもよい。例えば、モバイル通信装置102のユーザーは、ローカル記憶部116に保持される個人又は他のエンティティに関する情報を入力することができる。別の例として、モバイル通信装置102は、別の装置からコンタクトカード(contact card)か電子ビジネスカード(電子名刺)を受け取り、ローカル記憶部116にそのカードからの情報を格納することができる。従って、ローカル記憶部116に格納された個人又は他のエンティティに関する情報が装置102の別のコンポーネント又はモジュールによってその後にアクセスされる場合、その情報は、ソーシャル・ネットワーキング・サービス106及び/又は他のソースから得られた情報であってもよい。
【0027】
[0033]個人又は他のエンティティに関する様々な異なる情報はローカル記憶部116に保持することができる。1つ以上の実施例において、個人及び他のエンティティは、ソーシャル・ネットワーキング・サービス106を使用して様々な異なる情報を公表することができ、そのような公表された情報を得てローカル記憶部116に格納することができる。そのような公表された情報の例は、電話番号(例えば、携帯電話番号、自宅の電話番号、勤務先の電話番号など)、Eメールアドレス、インスタント・メッセージ・アドレス、郵便の宛先、画像又は動画、装置102のユーザー及び個人又はエンティティの両方がタグ付けされる画像又は動画、(例えば、個人又は他のエンティティの現在の位置、又は個人又は他のエンティティが携わる活動を示す)ソーシャルフィード(social feed)、プロフィール詳細(例えば、個人の関係状況(relationship status)、誕生日、関心又は趣味など)、装置102のユーザー及び個人又はエンティティの両方がその一部となるような今度のミーティング又はイベント、個人又はエンティティの友人などを含む。ソーシャル・ネットワーキング・サービス106を使用して公表されない追加情報も、上述のような他のソースから得てローカル記憶部116に格納することができる。そのような情報の例は、個人又はエンティティが装置102のユーザーとの間で送受信した最近のメッセージ、装置102のユーザーによって入力されるか又は電子ビジネスカードから得られる電話番号又はアドレスなどを含む。
【0028】
[0034]入力モジュール118はモバイル通信装置102のユーザーからユーザー入力を受け取る。これらのユーザー入力は、コマンド、行われるべきアクション、入力されているデータなどの特定のユーザー要求を示す。ユーザー入力は、装置102のキーパッド又はキーボードの1つ以上のキーを押すこと、装置102のタッチパッド又はタッチスクリーンの特定の部分を押すこと、タッチスクリーンの表面にユーザーの手の指を置いて当該表面を横切って指をドラッグすることなど、様々な異なる方法で提供することができる。タッチスクリーン機能は、容量、表面弾性波、抵抗、光、歪みゲージ、分散信号、音響パルス又は他のタッチスクリーン技術によるなどの様々な異なる技術を使用して、提供することができる。ユーザー入力はまた、装置への他の物理的なフィードバック入力(例えば、装置102の任意の部分を軽くたたくこと、又は、装置102を振ることや装置102を回転させることなどの装置102の動作検出コンポーネントによって認識することができる別のアクションなど)を介するなど、他の方法で提供することができる。
【0029】
[0035]UIモジュール114は、画面112上での表示のために、ユーザーインターフェースを生成し、管理し及び/又は出力する。このユーザーインターフェースは、画面112に表示される1つ以上のパネルを含む。パネルは表示される一群の情報を指す。異なるパネルは異なる情報を表示することができ、及び/又は異なる方法で組織される情報を表示することができる。ユーザーは様々なユーザー入力によって異なるパネルを介してナビゲートすることができる。様々な異なるパネルを、ユーザーが電話をし及び/又は電話に出ることを可能にするため、通話に参加している別のユーザーに関する情報をユーザーが見ることを可能にするため、ユーザーが個人又はエンティティに関する情報を入力することを可能にするためなどの、様々な異なる目的のために表示することができる。特定のパネルとしてのUIモジュール114によって表示される特定の情報は、(例えば、ユーザー入力モジュール118から得られるような)ユーザーの入力、(例えば、通信モジュール120から得られるような)ユーザーが参加している現在の通話に関する情報、ローカル記憶部116からの情報などに基づくなどして、変化してもよい。
【0030】
[0036]UIモジュール114によって表示される特定のパネルは、モバイル通信装置102がパネルの表示の時に携わっている通話に少なくとも部分的に基づく。この通話はモバイル通信装置102と別の装置104との間で行われる。装置102と104は、通常、通話中に特定の個人によって使用されているので、当該通話は、これらの個人間又は個人と装置との間でなされるものとして言及されてもよい。2つの装置が通話に携わっている場合、当該2つの装置間の接続は、(有線及び/又は無線の部分を含み得る)ネットワーク上に存在する。一方の装置は、通常、通話を終了することができ、その場合、2つの装置間の接続は終了する。
【0031】
[0037]上述のように、通話中に装置104を使用する特定の個人が、その装置104に関連した個人であってもよく、又は代替的に、その装置104に関連したエンティティの代理人もしくは他の代表者であってもよいことにも留意すべきである。例えば、エンティティはビジネス又は他のグループであってもよい。このビジネス又は他のグループは、ソーシャル・ネットワーキング・サービス106上で公表され通信モジュール120によって得られる電話番号及びアドレスなどの様々な情報を有してもよい。しかし、モバイル通信装置102のユーザーがこのエンティティに電話をする場合、当該エンティティを代表する個人が電話に出て、装置102のユーザーとの通話に携わる。
【0032】
[0038]1つ以上の実施例において、UIモジュール114は呼制御パネル及び通話中の連絡先情報パネル(in-call contact information panel)を表示することができる。一般に、呼制御パネルは、通話、及びオプションとして、装置102のユーザーによって入力することができる通話についての制御要求に関する、様々な情報を表示する。他方、通話中の連絡先情報パネルは、モバイル通信装置102が現在通話している個人(又は個人が代表するエンティティ)に関する情報、及びオプションとして、ユーザーによって入力することができる、個人(又は個人が代表するエンティティ)との追加の通信についての要求の指示を表示する。呼制御パネル及び通話中の連絡先情報パネルは、装置102が通話を開始し及び/又は別の装置が通話を開始する状況において表示することができる。
【0033】
[0039]通話中、UIモジュール114は、呼制御パネル及び通話中の連絡先情報パネルのうちの1つを表示することができる。従って、他方が表示される間に呼制御パネル及び通話中の連絡先情報のうちの1つの表示が要求される場合、要求されたパネルは、以前に表示されたパネルの代わりに表示される。代替的に、呼制御パネル及び通話中の連絡先情報パネルの両方を同時に表示することができる。
【0034】
[0040]呼制御パネルは、呼制御パネルが表示される時にモバイル通信装置が携わっている通話に関する様々な呼制御情報を表示する。この情報は、電話及び/又は通話に関するステータス情報のほか、通話に関してユーザーによってなすことができる様々な制御要求の指示を含んでもよい。例えば、ステータス情報は、モバイル通信装置102が現在通話している個人の識別子(又は、モバイル通信装置102が現在通話している個人が代表するエンティティの識別子)、その個人が保留にされたかどうかについての指示、装置102のマイクロホンがミュートにされたかどうかについての指示、通話の持続時間、装置102の残りのバッテリー寿命についての指示、通話の信号強度についての指示などを含んでもよい。別の例として、制御要求の指示は、装置102のスピーカーをアクティブにするための指示、装置102のマイクロホンをミュートにするための指示、通話を終了するための指示、モバイル通信装置102が現在通話している個人を保留にする(待たせる)ための指示、通話へ別の個人を加えるための(例えば、電話会議を開始するか又は拡張するための)指示などを含んでもよい。これらの様々な制御要求は、上述のように、様々な異なるユーザー入力を使用して、装置102のユーザーによって入力することができる。
【0035】
[0041]通話中の連絡先情報パネルは、モバイル通信装置102が現在通話している個人(又は個人が代表するエンティティ)に関する様々な情報を表示する。この連絡先情報パネルは通話中に表示され、それはまた、通話中に連絡先情報パネルを表示するものとして参照される。ローカル記憶部116から利用可能な及び/又は通信モジュール120によってソーシャル・ネットワーキング・サービス106から得ることができる個人又はエンティティに関する任意の情報などの様々な異なる情報は、通話中の連絡先情報パネルに表示することができる。通話中の連絡先情報パネルに表示されたこの情報はまた、情報源についての指示(例えば、特定のソーシャル・ネットワーキング・サービス106の識別子、装置102のユーザーの識別子など)のほか、情報が装置102によって得られた日付及び/又は時間を含んでもよい。また、モバイル通信装置102が複数の個人との通話に携わっている場合(例えば、複数の参加者による電話会議)、次いで、通話中の連絡先情報パネルは、それらの複数の個人(又はそれらの複数の個人が代表するエンティティ)に関する情報を表示する。
【0036】
[0042]通話中着信(キャッチホン)を使用する場合、電話を保留にする場合など、モバイル通信装置102は、オプションとして、複数の異なる通話に同時に携わることができる。複数の通話に同時に携わっている場合、別個の通話中の連絡先情報パネルが各通話について表示される。1つのそのような通話中の連絡先情報パネルだけが一度に表示され、ユーザーは、異なる通話中の連絡先情報パネル間で移行するための要求を入力することができる。代替的に、2つ以上のそのような通話中の連絡先情報パネルを同時に表示することができる。各々のそのような通話中の連絡先情報パネルは、モバイル通信装置102が現在通話している個人(もしくはその個人が表すエンティティ)又は複数の個人(もしくはその複数の個人が表す複数のエンティティ)に関する様々な情報を表示する。
【0037】
[0043]呼制御パネル及び通話中の連絡先情報パネルは、通話の間、モバイル通信装置102によって表示することができる。通話が終了する場合、呼制御パネル及び通話中の連絡先情報パネルの表示も終了する。代替的に、呼制御パネル及び/又は通話中の連絡先情報パネルは、通話が終了した後にある量の時間(例えば、5秒、10秒、30秒など)だけ表示することができる。
【0038】
[0044]図2−6は、1つ以上の実施例による、モバイル通信装置によって表示することができる例示的なパネルを示す。これらのパネルは、例えば、図1の画面112に表示することができる。
【0039】
[0045]図2は、1つ以上の実施例による、モバイル通信装置によって表示される例示的な呼制御パネル202を示す。呼制御パネル202は、モバイル通信装置のユーザーが通話している個人(「サラ」)を識別する通話接続情報204の形式のステータス情報を含む。通話接続情報204はまた、「分:秒」フォーマット(「0:01」)又は通話が1時間もしくはより長い場合には「時間:分:秒」(もしくは「時間:分」)フォーマットでの通話の持続時間、及び通話のステータスについての指示(「サラ」が自分の携帯電話又は他のモバイル通信装置を使用していることを示す、「モバイルに接続されている」)を示す。
【0040】
[0046]呼制御パネル202はまた、電話ステータス情報206の形式のステータス情報を含む。電話ステータス情報206は、(複数の縦線の形式の)制御パネル202を表示する装置の現在の信号強度、及び(電池のシンボルの形式の)制御パネル202を表示する装置の現在のバッテリー寿命を示す。
【0041】
[0047]呼制御パネル202はまた、モバイル通信装置のユーザーによって入力することができる制御要求の指示208を含む。これらの制御要求は、スピーカーの電源を入れ(例えば、スピーカーフォン機能を有効にし)、通話をミュートにし、別の発呼者を加え、通話を保留にし、通話を終了する指示を含む。これらの制御要求のうちの1つを行うためのユーザー要求は、上述のように、様々な異なる方法でユーザーによって入力することができる。
【0042】
[0048]図3は、1つ以上の実施例による例示的な通話中の連絡先情報パネル302を示す。通話中の連絡先情報パネル302はステータス情報304及び連絡先情報306を含む。図示された例において、ステータス情報304は図2のステータス情報204と同じである。代替的に、ステータス情報304は、ステータス情報204中の情報の部分集合(サブセット)を含んでもよく、及び/又はステータス情報204に含まれない他のステータス情報を含んでもよい。より詳細に以下に述べるように、図3に示されたパネル302は、通話中の連絡先情報パネル全体、又は代替的にパネルの一部であってもよい。
【0043】
[0049]連絡先情報306は、モバイル通信装置が現在携わっている通話についての通話中の連絡先情報である。示された例において、この通話中の連絡先情報は、通話に携わっている他の個人の現在の状態又は位置(例えば、サラは、雨の中、屋外で溝を掘ることに現在取り組んでいる)を含む。オプションとして、この現在の状態又は位置が得られた日付及び/又は時間のほかこの現在の状態又は位置が得られたソーシャル・ネットワーキング・サービスについての指示は、連絡先情報306の一部として表示することができる。また、モバイル通信装置が通話している個人の電話番号も、連絡先情報306の一部として表示される。示された例において、電話番号の種類(例えば、モバイル)についての指示も連絡先情報306の一部として表示される。通話に携わっている他の個人によってソーシャル・ネットワーキング・サービスに最近アップロードされた画像も表示することができる。画像は、連絡先情報306の別個の部分として表示することができ、又は代替的に、図3に示されるような背景画像として役立ち得る。
【0044】
[0050]1つ以上の実施例において、ユーザーはまた、通話中の連絡先情報パネル302を介して個人との追加の通信の要求を入力することができる。これらの追加の通信の種類は、表示される情報の種類に基づいて変化してもよい。例えば、表示される情報の種類が電話番号である場合、特定の電話番号を介して個人にメッセージを送信したり個人と通話を開始したりする要求を入力することができる。別の例として、表示される情報の種類がアドレスである場合、特定のアドレス(例えば、Eメールアドレス、インスタント・メッセージ・アドレスなど)を介して個人へメッセージを送信する要求を入力することができる。
【0045】
[0051]通話中の連絡先情報パネル302が上述のように様々な異なる方法で表示されている間に、ユーザーはそのような要求を入力することができる。そのような入力に応答して、要求されたアクションがとられる。例えば、パネル302を表示する装置は、特定の電話番号への通話を開始したり、特定の電話番号又はアドレスへのメッセージとしてその後に送信されるデータが入力されることを可能にするためのデータ入力画面を開いたりすることなどができる。
【0046】
[0052]図3の例において、テキスト選択312及び電話選択314は、表示された携帯電話番号に関連付けられる。従って、ユーザーは、テキスト選択312を選択することによって、又はそうでなければ送信テキストメッセージ要求を入力することによって、表示された携帯電話番号へテキストメッセージを送信する要求を入力することができる。同様に、ユーザーは、電話選択314を選択することによって、又はそうでなければ開始発呼要求を入力することによって、表示された携帯電話番号への通話を開始する要求を入力することができる。ある状況においてあるオプションがユーザーにとって利用可能になる必要がないことが理解されるべきである。例えば、表示された携帯電話番号に対して又はその番号から現在の通話が開始された場合、次いで電話選択314を表示する必要はない(又は、表示される場合に無効にされてもよい)。
【0047】
[0053]1つ以上の実施例において、モバイル通信装置は、一度に図2のパネル202及び図3のパネル302のうちの1つだけを表示する。装置は、ユーザー要求に応答して、パネル202の表示とパネル302の表示との間で移行することができる。そのようなユーザー要求は上述のように様々な異なる方法で入力することができる。
【0048】
[0054]例えば、通話中の連絡先情報パネル302と呼制御パネル202との間で移行するための要求を示すために、パン・ジェスチャー(pan gesture)を使用することができる。パネル302及び202が表示される画面は、ユーザーの指又は(スタイラスなどの)他の入力装置を介したジェスチャー入力を検出するために利用することができるタッチスクリーン機能を含む。パン・ジェスチャーは、タッチスクリーンの表面にユーザーの手の指を置いて、当該表面を横切って指をドラッグすることを含んでもよい。パネル302からパネル202に移行する(又はパネル202からパネル302に移行する)ためにユーザーがドラッグするべきである正確な方向についての指示は、パネル302(又はパネル202)に表示することができる。図1のユーザー入力モジュール118は、このジェスチャーを検出し、図1のUIモジュール114に新たなパネルの表示へと変更するよう指示することができる。
【0049】
[0055]パネル302又はパネル202へと移行するためにユーザーがドラッグするべき正確な方向についての指示は、別のパネルにおいて何が利用可能かを示す表示のごく一部(例えば、細片(sliver))、別のパネルにおいて何が利用可能かを示すアイコンなど、様々な異なる方法で表示することができる。例えば、呼制御パネル202の右側の表示の細片は、通話中の連絡先情報パネル302に移行するために、ユーザーが右へのパン・ジェスチャーを入力することができることを示してもよい。別の例として、通話中の連絡先情報パネル302の左側の表示の細片は、呼制御パネル202に移行するために、ユーザーが左へのパン・ジェスチャーを入力することができることを示してもよい。
【0050】
[0056]代替的に、装置が通話中の連絡先情報パネル302と呼制御パネル202との間で移行するべきであることをユーザーが示すために他の技術を使用することができる。例えば、パネル202を表示する場合、通話中の連絡先情報パネル302の利用可能性についての指示を表示することができ、ユーザーは、自分の指、スタイラスでこの指示にタッチすることができ、又はそうでなければ、パネル302を表示する要求を入力することができる。そのような要求に応答して、パネル302が表示される。同様に、パネル302を表示する場合、呼制御パネル202の利用可能性についての指示を表示することができ、ユーザーは、自分の指、スタイラスでこの指示にタッチすることができ、又はそうでなければ、パネル202を表示する要求を入力することができる。そのような要求に応答して、パネル202が表示される。
【0051】
[0057]呼制御パネル202から通話中の連絡先情報パネル302へ移行するための要求は、上述のように様々な異なる方法で入力することができる。1つ以上の実施例において、この要求は単一のユーザー入力である。単一のユーザー入力とは、ユーザーによる単一のアクションを指す。この単一のアクションは、単一のキー又はキーシーケンスを押すこと、タッチスクリーンの単一の部分又はタッチスクリーンの一連の部分を押すことなど、単一のジェスチャー(例えば、上述のようなパン・ジェスチャー)又は一連のジェスチャーであってもよい。この単一のユーザー入力に応答して、呼制御パネル202から通話中の連絡先情報パネル302への移行がなされる。ユーザーは、ナビゲーションの各段階で異なる要求を入力して、複数の異なるメニューオプション、複数のスクリーン表示などを介してナビゲートする必要がない。むしろ、通話中の連絡先情報パネル302は、単一のジェスチャー又は他の入力によって、呼制御パネル202から、ユーザーにとって利用可能となる。
【0052】
[0058]また、モバイル通信装置の画面のサイズに依存して、モバイル通信装置は、表示のために利用可能な追加情報を有するが、追加情報を表示するのには不十分な画面スペースを有し得る。したがって、ユーザーは、この追加情報が表示されることを可能にするために、通話中の連絡先情報パネル302を介してスクロールアップ及び/又はスクロールダウンする要求を入力してもよい。スクロールアップするための要求及び/又はスクロールダウンするための要求は、パン・ジェスチャーを使用したり、物理的なキーを押したり、タッチスクリーンの一部を押したりするなどして、上述のように様々な異なる方法で入力することができる。複数の追加の部分をスクロールアップ及び/又スクロールダウンさせることができる。例えば、モバイル通信装置が通話している個人の追加情報が利用可能であると仮定する。ユーザーは、例えば、図3における通話中の連絡先情報パネル302の表示された部分からスクロールダウンする要求を入力することができ、これはパネル302の異なる部分が表示されることに帰着する。
【0053】
[0059]図4は、1つ以上の実施例による、通話中の連絡先情報パネル302の例示的な一部を示す。図4に示されたパネル302の一部は、図3における表示からスクロールダウンすることをユーザーが要求した後に表示される部分である。通話中の連絡先情報パネル302はステータス情報304及び連絡先情報320を含む。ステータス情報304は、図3に関して上述されたものと同じステータス情報である。
【0054】
[0060]連絡先情報320は、モバイル通信装置が現在携わっている通話についての追加の通話中の連絡先情報である。示された例において、この通話中の連絡先情報は、個人についての自宅電話番号の指示のほか、個人についてのインスタント・メッセージ(IM)アドレス及び個人についてのEメールアドレスを含む。(選択312及び314と類似した)メッセージ又はテキストの選択は、連絡先情報320におけるアドレスについて示されていないが、そのようなメッセージ又はテキストの選択は、ユーザーにとってなお利用可能であってもよい。例えば、ユーザーは、その後にアドレスに対してメッセージとして送信されるデータが入力されることを可能にするべくデータ入力画面を開かせるために、Eメールアドレスを表示する画面の領域に触れてもよい。
【0055】
[0061]図5は、1つ以上の実施例による、追加の例示的なパネルを示す。呼制御パネル502と2つの通話中の連絡先情報パネル504及び506とが示される。3つのパネルが図5に示されるが、1つ以上の実施例において、3つのパネルのうちの1つだけが任意の所与の時間に表示される。ユーザーは、上述のようにパン・ジェスチャー又は他のユーザー入力を使用して、これらの3つのパネル502、504及び506の間で移行することができる。
【0056】
[0062]図5は、パネル502−506を表示する装置のユーザーが2つの通話に同時に携わっている状況を示す。ユーザーは、通話中着信を使用して又はそうでなければ1人の個人を保留にするなどして、電話会議などの様々な状況において、2つの通話に同時に携わることができる。別個の通話中の連絡先パネル504及び506は各通話について表示される。図5に示された通話について、個人「デーン」への通話は現在保留中である一方、個人「サラ」への通話は現在アクティブである。通話についてのこの状態はパネル502−506に示される。
【0057】
[0063]図6は、1つ以上の実施例による追加の例示的なパネルを示す。呼制御パネル602と2つの通話中の連絡先情報パネル604及び606とが示される。3つのパネルが図6に示されるが、1つ以上の実施例において、3つのパネルのうちの1つだけが任意の所与の時間に表示される。ユーザーは、上述のようにパン・ジェスチャー又は他のユーザー入力を使用して、これらの3つのパネル602、604及び606の間で移行することができる。
【0058】
[0064]図6は、パネル602−606を表示する装置のユーザーが2つの通話に同時に携わっていて、そのうちの1つが電話会議である状況を示す。別個の通話中の連絡先パネル604及び606が各通話について表示される。図6に示された通話について、個人「サラ」への通話が保留状態である一方、電話会議は現在アクティブである。通話についてのこの状態はパネル602−606に示される。
【0059】
[0065]示された例において、通話中の連絡先パネル604は、電話会議に参加している複数の他の個人に関する情報を含む。複数の個人が電話会議に含まれているので、パネル604に含まれる各個人に関する情報は、スペースを節約するために低減することができる。例えば、個人の名前、個人によってソーシャル・ネットワーキング・サービスに最近アップロードされた画像、及び、その個人がパネル604を表示する装置へ通話をしていた持続時間を表示することができる。個人との接続を切り(例えば、「終了」)、又は個人を一対一の通話に戻す(例えば、「プライベート」)ことによるなどして、ユーザーが電話会議への個人の参加を終了させることができるという指示も表示することができる。
【0060】
[0066]図7は、1つ以上の実施例による、通話中の連絡先情報の表示を実施する装置の例示的な処理700を示すフローチャートである。処理700は、図1の装置102などのモバイル通信装置によって行われ、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア又はそれらの組み合わせで実施することができる。処理700は通話中の連絡先情報の表示を実施する例示的な処理である;通話中の連絡先情報の表示を実施することについての追加の説明は、異なる図に関して本明細書において含まれている。
【0061】
[0067]処理700では、通話のための呼制御情報が呼制御パネルに表示される(動作702)。上述のように、電話及び/又は通話に関するステータス情報を含む様々な異なる情報のほか、通話に関してユーザーによってなすことができる様々な制御要求の指示を表示することができる。
【0062】
[0068]通話中の連絡先情報表示パネルにおける通話中の連絡先情報の表示を要求する単一のユーザー入力が受信される(動作704)。この通話中の連絡先情報表示パネルは、上述のように、処理700を実施する装置が現在通話している個人に関する様々な情報を含む。
【0063】
[0069]動作704の要求に応答して、通話に携わっている個人に関する通話中の連絡先情報が表示される(動作706)。この通話中の連絡先情報は、上述のように、通話中の連絡先情報表示パネルに表示することができ、又は代替的に、異なる方法で表示することができる。
【0064】
[0070]図8は、1つ以上の実施例による、通話中の連絡先情報の表示を実施する装置の例示的な処理800を示すフローチャートである。処理800は、図1の装置102などのモバイル通信装置によって行われ、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア又はそれらの組み合わせで実施することができる。処理800は通話中の連絡先情報の表示を実施する例示的な処理である;通話中の連絡先情報の表示を実施することについての追加の説明は、異なる図に関して本明細書において含まれている。
【0065】
[0071]処理800では、通話に携わっている個人に関する通話中の連絡先情報を表示するための要求が受信される(動作802)。この個人は、処理800を実施する装置が通話している個人である。
【0066】
[0072]要求に応答して、通話中の連絡先情報が得られる(動作804)。この通話中の連絡先情報は、上述のようにソーシャル・ネットワーキング・サービスから得られた情報を含む。この情報は、動作802の要求に応答してソーシャル・ネットワーキング・サービスから得ることができ、又は代替的に、他の時においてソーシャル・ネットワーキング・サービスから得ることができ、上述のように、処理800を実施する装置のローカル記憶部に保持することができる。
【0067】
[0073]通話に携わっている個人に関して得られた通話中の連絡先情報が表示される(動作806)。上述のように、この情報は通話中の連絡先情報表示パネルに表示される。
[0074]図9は、1つ以上の実施例による、通話中の連絡先情報の表示を実施するように構成することができる例示的な計算装置900を示す。計算装置900は、例えば、図1のモバイル通信装置102であってもよい。
【0068】
[0075]計算装置900は、1つ以上のプロセッサー又は演算処理装置902、1つ以上のメモリー及び/又は記憶コンポーネント906を含み得る1つ以上コンピューター読み取り可能な媒体904、1つ以上の入出力(I/O)装置908、及び様々なコンポーネント及び装置が互いに通信することを可能にするバス910を含む。コンピューター読み取り可能な媒体904及び/又は1つ以上のI/O装置908は、計算装置900の一部として含むことができ、又は代替的に計算装置900に結合されてもよい。バス910は、様々な異なるバスアーキテクチャーを使用する、メモリーバスもしくはメモリーコントローラー、周辺バス、アクセラレーテッド・グラフィック・ポート、プロセッサー、又はローカルバスなどを含む、いくつかの種類のバスアーキテクチャーのうちの1つ以上を表す。バス910は有線及び/又は無線のバスを含んでもよい。
【0069】
[0076]メモリー/記憶コンポーネント906は1つ以上のコンピューター記憶媒体を表す。コンポーネント906は、(ランダム・アクセス・メモリー(RAM)などの)揮発性の媒体及び/又は(読み取り専用メモリー(ROM)、フラッシュメモリー、光ディスク、磁気ディスクなどの)不揮発性の媒体を含んでもよい。コンポーネント906は、固定媒体(例えば、RAM、ROM、固定ハードドライブなど)のほか、取り外し可能な媒体(例えば、フラッシュメモリードライブ、取り外し可能なハードドライブ、光ディスクなど)を含んでもよい。
【0070】
[0077]本明細書において説明された技術は、1つ以上の演算処理装置902によって実行されている命令により、ソフトウェアで実施することができる。演算処理装置902、演算処理装置902の様々なキャッシュメモリー、装置900の他のキャッシュメモリー(図示せず)、他のコンピューター読み取り可能な媒体など、計算装置900の異なるコンポーネントに異なる命令を格納することができることが理解されるべきである。さらに、命令が計算装置900に格納される位置が時間とともに変化し得ることが理解されるべきである。
【0071】
[0078]1つ以上の入出力装置908は、ユーザーが計算装置900へコマンド及び情報を入力することを可能にし、さらに情報がユーザー及び/又は他のコンポーネントもしくは装置に提示されることを可能にする。入力装置の例は、キーボード、カーソル制御装置(例えば、マウス)、マイクロホン、スキャナーなどを含む。出力装置の例は、ディスプレイ装置(例えば、モニター又はプロジェクター)、スピーカー、プリンター、ネットワークカードなどを含む。
【0072】
[0079]様々な技術は、ソフトウェア又はプログラムモジュールの一般的なコンテキストにおいて本明細書に記載されてもよい。一般に、ソフトウェアは、特定のタスクを実行し又は特定の抽象データ型を実施する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含む。これらのモジュール及び技術の実施例は、ある形式のコンピューター読み取り可能な媒体上に格納されるか、又はそれらにわたって送信されてもよい。コンピューター読み取り可能な媒体は、計算装置によってアクセスすることができる任意の利用可能な媒体であってもよい。制限ではなく例として、コンピューター読み取り可能な媒体は「コンピューター記憶媒体」及び「通信媒体」を含んでもよい。
【0073】
[0080]「コンピューター記憶媒体」は、コンピューター読み取り可能な命令、データ構造、プログラムモジュール又は他のデータなどの情報の記憶のために任意の方法又は技術で実施される、揮発性及び不揮発性、取り外し可能な及び取り外し不能な媒体を含む。コンピューター記憶媒体は、所望の情報を格納するために使用することができ、コンピューターによってアクセスすることができる、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリーもしくは他のメモリー技術、CD−ROM、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)もしくは他の光学記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶装置、又は任意の他の媒体を含むがこれらに限定されない。
【0074】
[0081]「通信媒体」は、通常、搬送波又は他の移送機構などの変調されたデータ信号に、コンピューター読み取り可能な命令、データ構造、プログラムモジュール又は他のデータを具体化する。通信媒体はまた、任意の情報配信媒体を含む。「変調されたデータ信号」という用語は、情報を信号中に符号化するような方法で設定又は変化されたその特徴のうち1つ以上の特徴を有する信号を意味する。限定でない例として、通信媒体は、有線ネットワーク又は直接的な有線接続などの有線の媒体、及び音響、RF、赤外線及び他の無線媒体などの無線媒体を含む。上記のもののうちの任意のものの組み合わせもまた、コンピューター読み取り可能な媒体の範囲内に含まれる。
【0075】
[0082]一般に、本明細書に記載された機能又は技術のうちの任意のものは、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア(例えば、固定論理回路)、マニュアル処理又はこれらの実施例の組み合わせを使用して実施することができる。本明細書において使用されるとき、「モジュール」及び「コンポーネント」という用語は、一般に、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア又はそれらの組み合わせを表す。ソフトウェア実施の場合には、モジュール又はコンポーネントは、プロセッサー(例えば、CPU又はCPU)上で実行されると指定されたタスクを行うプログラムコードを表す。プログラムコードは1つ以上のコンピューター読み取り可能なメモリー装置に格納することができ、そのさらなる記載は図9に関して見ることができる。本明細書に記載された通話中の連絡先情報の表示技術の特徴はプラットフォーム無依存であって、これは、当該技術を、様々なプロセッサーを有する様々な商用コンピューティングプラットフォーム上で実施することができることを意味する。
【0076】
[0083]主題は構造的特徴及び/又は方法論の動作に特有の言葉で述べられてきたが、添付の特許請求の範囲において規定される主題が上述の特定の特徴又は動作に必ずしも限定されないことが理解されるべきである。より正確に言えば、上述の特定の特徴及び動作は、請求項を実施する例示的な形式として開示されるものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサー(902)と、
前記プロセッサーによって実行されると、前記プロセッサーに、
画面上に、モバイル通信装置のユーザーが個人と現在行っている通話に関する呼制御情報を表示させ(702)、
通話中の連絡先情報の表示を要求する単一のユーザー入力を受け取らせ(704)、
前記単一のユーザー入力に応答して、前記個人に関する情報を含む通話中の連絡先情報を表示させる(706)
複数の命令を格納した1つ以上のコンピューター読み取り可能な媒体(904)と
を備える計算装置。
【請求項2】
前記通話中の連絡先情報を表示することは、前記画面上に、前記呼制御情報の代わりに前記通話中の連絡先情報を表示することである請求項1に記載の計算装置。
【請求項3】
前記通話中の連絡先情報は、前記モバイル通信装置によってソーシャル・ネットワーキング・サービスから得られるその個人に関するデータを含む請求項1に記載の計算装置。
【請求項4】
前記ユーザーは複数の通話を同時に行い、前記命令はさらに、前記1つ以上のプロセッサーに、
前記ユーザーが第2の通話を現在行っている第2の個人についての通話中の連絡先情報の表示を要求する追加の単一のユーザー入力を受け取らせ、
前記追加の単一のユーザー入力に応答して、前記第2の個人についての前記通話中の連絡先情報を表示させる、請求項1に記載の計算装置。
【請求項5】
前記命令はさらに、前記1つ以上のプロセッサーに、前記通話中の連絡先情報と同時に、前記呼制御情報のうちの少なくとも一部を表示させる請求項1に記載の計算装置。
【請求項6】
前記命令はさらに、前記1つ以上のプロセッサーに、前記個人のアドレスへメッセージを送るための、前記通話中の連絡先情報の一部として表示されるオプションについてのユーザー選択を受け取らせる請求項1に記載の計算装置。
【請求項7】
前記命令はさらに、前記1つ以上のプロセッサーに、前記通話が終了するときに前記通話中の連絡先情報の表示を止めさせる請求項1に記載の計算装置。
【請求項8】
モバイル通信装置との通話を現在行っている個人に関する通話中の連絡先情報を表示する要求を受け取るステップ(802)と、
前記要求に応答して、前記モバイル通信装置によってソーシャル・ネットワーキング・サービスから得られる情報を含む通話中の連絡先情報を得るステップ(804)と、
前記通話中の連絡先情報を表示するステップ(806)と
を含むモバイル通信装置において実施される方法。
【請求項9】
前記個人は前記ソーシャル・ネットワーキング・サービスを介して自身に関する情報を公表するエンティティを代表し、前記個人に関する前記通話中の連絡先情報は前記エンティティに関する通話中の連絡先情報を含む請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ソーシャル・ネットワーキング・サービスからの情報は、前記個人についての1つ以上の電話番号及び前記個人についての1つ以上のアドレスを含む請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記ソーシャル・ネットワーキング・サービスからの情報は、前記個人によって前記ソーシャル・ネットワーキング・サービスに最近アップロードされた1つ以上の画像をさらに含む請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記ソーシャル・ネットワーキング・サービスからの情報は、前記個人によって前記ソーシャル・ネットワーキング・サービスにアップロードされた1つ以上の画像を含む請求項8に記載の方法。
【請求項13】
前記モバイル通信装置と追加の通話を現在行っている追加の個人に関する追加の通話中の連絡先情報を表示する追加の要求を受け取るステップと、
前記追加の要求に応答して、前記モバイル通信装置によって前記ソーシャル・ネットワーキング・サービスから得られる情報を含む追加の通話中の連絡先情報を得るステップと、
前記追加の通話中の連絡先情報を表示するステップと
をさらに含む請求項8に記載の方法。
【請求項14】
前記通話は前記個人及び追加の個人の両方を含む電話会議を含み、前記通話中の連絡先情報は前記個人に関する情報及び前記追加の個人に関する情報の両方を含む請求項8に記載の方法。
【請求項15】
前記モバイル通信装置によって前記ソーシャル・ネットワーキング・サービスから得られる情報は、複数の異なるソーシャル・ネットワーキング・サービスと次々に通信する仲介データサービスとの通信を介して前記モバイル通信装置によって得られる情報を含む請求項8に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2012−529232(P2012−529232A)
【公表日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−514049(P2012−514049)
【出願日】平成22年6月1日(2010.6.1)
【国際出願番号】PCT/US2010/036939
【国際公開番号】WO2010/141495
【国際公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【出願人】(500046438)マイクロソフト コーポレーション (3,165)
【Fターム(参考)】