説明

遊技機用玉計数装置の玉受皿

【課題】貯留されたパチンコ玉を小さな操作力で排出することができる操作性の高い遊技機用玉計数装置の玉受皿を提供すること。
【解決手段】前記玉受皿1には、
下皿から落下するパチンコ玉を受ける可動プレート5と、
前記可動プレート5で受けたパチンコ玉を計数通路側へ移送するレール4と、
前記可動プレート5を水平保持する平行リンク機構と、
水平方向に移動可能で、昇降ガイド溝を形成したスライダと、を備え、
前記可動プレート5を前記昇降ガイド溝に係合させて前記スライダを水平移動させることによって、前記可動プレート5を上限の非貯留位置と下限の貯留位置との間を水平保持した状態で昇降動させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機の下皿の下方に配設されて下皿から落下するパチンコ玉を受けて貯留するとともに、貯留したパチンコ玉を必要に応じて排出するための遊技機用玉計数装置の玉受皿に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、遊技機において遊技客が獲得したパチンコ玉は専用のケースに収納され、このケースを玉計数装置或いは景品交換所まで運び、獲得したパチンコ玉の個数を計数することが行われていた。
【0003】
ところが、パチンコ玉の数が多い場合には、その数に比例してケース重量が重くなり、重いケースを玉計数装置或いは景品交換所まで運ぶ作業には多大な労力を要し、又、パチンコ玉が収容された複数のケースを遊技客の足元周辺に積み上げると他の遊技客や遊技場店員の通行の邪魔になる。更に、パチンコ玉がケースに収容されたままの状態では、このパチンコ玉は遊技に供せられないため、遊技場全体で必要なパチンコ玉の個数が多くなるという問題もある。
【0004】
そこで、遊技客が獲得したパチンコ玉を遊技機に隣設された玉貸機の内部を通過させ、遊技機の背面側の遊技島内へと移送して回収するとともに、パチンコ玉を移送する過程でその個数を計数し、計数された個数をカード等の媒体に記憶させて該媒体を遊技客に提供し、遊技客は提供された媒体を景品交換所に持ち込んで所望の景品と交換するというシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
上記システムを構成する遊技機用玉計数装置は、遊技機の下皿の下方に配設された玉受皿と、玉貸機の内部に形成された計数通路と、該計数通路と前記玉受皿とを連結する連結通路と、前記計数通路に設けられた計数センサによって構成されている。
【0006】
上述のように構成された遊技機用玉計数装置においては、遊技機の下皿から落下するパチンコ玉は玉受皿で受けられ、この受けられたパチンコ玉は、連結通路及び計数通路を移送された遊技機の背面側の遊技島内へと回収されるとともに、計数通路を移送される過程でその個数が計数センサによって計数される。
【0007】
ところで、遊技客の中には自分が獲得したパチンコ玉を誇示したいという欲求を持つ者も多いが、前記システムを採用すると、遊技客が獲得したパチンコ玉は直ちに回収されて計数されるために玉受皿にパチンコ玉を溜めておくことができず、遊技客の前記欲求を満たすことができない。
【0008】
そこで、特許文献2には、パチンコ玉を受ける可動プレートと、該可動プレートを上限の非貯留位置と下限の貯留位置との間で昇降動させる上下昇降装置を設け、可動プレートが貯留位置にある状態で下皿から落下するパチンコ玉を貯留し、必要に応じて上下昇装置構のスライダを水平移動させて可動プレートを非貯留位置まで上動させて貯留したパチンコ玉を排出して計数通路へと移送するようにした玉受皿が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2009−045203号公報
【特許文献2】特開2009−039234号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、特許文献2において提案された玉受皿では、可動プレートを昇降動させる上下昇降装置としてX字状に連結された一対のリンクアームによって構成されているため、下限の貯留位置においてパチンコ玉が貯留された可動プレートを非貯留位置まで上昇させてパチンコ玉を排出する場合、貯留位置において畳まれた状態にあるリンクアームに作用する操作力の垂直上方の分力(可動プレートを持ち上げようとする力)が小さいため、パチンコ玉が貯留されて重い可動プレートを持ち上げるには大きな操作力を必要とし、操作性が甚だ悪いという問題があった。
【0011】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、貯留されたパチンコ玉を小さな操作力で排出することができる操作性の高い遊技機用玉計数装置の玉受皿を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、遊技機の下皿に排出されるパチンコ玉を受けてその個数を計数しながら回収する遊技機用玉計数装置の一部を構成し、前記遊技機の下皿の下方に配設されて前記下皿から落下するパチンコ玉を受けて貯留するとともに、貯留したパチンコ玉を計数通路側へ排出する玉受皿において、
前記玉受皿には、
前記下皿から落下するパチンコ玉を受ける可動プレートと、
前記可動プレートで受けたパチンコ玉を計数通路側へ移送するレールと、
前記可動プレートを水平保持する平行リンク機構と、
水平方向に移動可能で、昇降ガイド溝を形成したスライダと、を備え、
前記可動プレートを前記昇降ガイド溝に係合させて前記スライダを水平移動させることによって、前記可動プレートを上限の非貯留位置と下限の貯留位置との間を水平保持した状態で昇降動させることを特徴とする。
【0013】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記昇降ガイド溝は、スライダの水平方向の移動に対し、
前記昇降ガイド溝に係合した可動プレートを垂直方向に移動させるために、
一端から他端にかけて斜め上方に向けて傾斜状に形成されていることを特徴とする。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記スライダに、該スライダを外部からスライド操作するための操作部を設けたことを特徴とする。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記可動プレートを上方へ付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする。
【0016】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記スライダの昇降ガイド溝には、前記付勢手段によって前記可動プレートを非貯留位置と貯留位置との中間の貯留待機位置に固定するための係止部を形成したことを特徴とする。
【0017】
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れかに記載の発明において、前記可動プレートを水平保持する前記平行リンク機構は、該可動プレートの下方に設けられ、X字状に連結された一対のリンクアームによって構成されることを特徴とする。
【0018】
請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何れかに記載の発明において、前記レールの下方には、
先端に玉止片が形成された玉止シャッタを備え、
前記スライダにシャッタガイド溝を形成し、
前記玉止シャッタを前記シャッタガイド溝に係合させ、
該玉止シャッタを前記スライダの水平移動に連動して、
前記可動プレートが貯留待機位置及び貯留位置にあるときに前記玉止シャッタの先端に形成された前記玉止片が前記レールに突出するようにしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
請求項1記載の発明によれば、可動プレートを昇降ガイド溝に係合させてスライダを水平移動させることによって、前記可動プレートにパチンコ玉が貯留されていても、該可動プレートを上限の非貯留位置と下限の貯留位置との間を水平保持した状態で容易に昇降動させることができる。
【0020】
請求項2記載の発明によれば、昇降ガイド溝をスライダの水平方向の移動に対し、前記昇降ガイド溝に係合した可動プレートを垂直方向に移動させるために一端から他端にかけて斜め上方に向けて傾斜状に形成することによって、下限の貯留位置においてパチンコ玉が貯留された可動プレートを上限の非貯留位置まで持ち上げる際にスライダを移動させるための操作力の垂直上方の分力(可動プレートを持ち上げようとする分力)が比較的大きいため、可動プレートを非貯留位置まで比較的小さな力で操作性良く容易に持ち上げてパチンコ玉を排出することができる。
【0021】
請求項3記載の発明によれば、玉受皿の外部からスライダを水平移動させる操作部を備えたため、可動プレートの昇降動を駆動部等(モータ等)を用いる必要がなく、下皿から落下するパチンコ玉を安価な構成で貯留、排出可能とする玉受皿を提供することができる。
【0022】
請求項4記載の発明によれば、下限の貯留位置において可動プレートに貯留されているパチンコ玉を排出するに際して可動プレートを持ち上げる場合、付勢手段が可動プレートの持ち上げを補助(アシスト)するため、必要な操作力が軽減されて操作性が更に高められる。そして、貯留されるパチンコ玉が次第に増えると、可動プレートはパチンコ玉の自重によって下限の貯留位置まで降下することが可能となる。
【0023】
請求項5記載の発明によれば、スライダの昇降ガイド溝に形成された係止部に可動プレートを付勢手段によって係止することによって、該可動プレートを上限の非貯留位置と下限の貯留位置との中間の、下皿から落下するパチンコ玉を受け入れ可能な貯留待機位置に固定することが可能となり、この貯留待機位置においてパチンコ玉を可動プレートで受けて貯留することができる。
【0024】
請求項6記載の発明によれば、X字状に連結された一対のリンクアームによって平行リンク機構を構成することによって、可動プレート上にパチンコ玉が貯留されても、該可動プレートの水平状態を維持することができる。
【0025】
請求項7記載の発明によれば、可動プレートが貯留待機位置及び下限の貯留位置にあるときに玉止シャッタの先端に形成された玉止片がレールに突出するため、貯留待機位置及び下限の貯留位置にある可動プレートにパチンコ玉を貯留したい場合にレール側に跳ねたパチンコ玉が排出されることなく可動プレートで受けたパチンコ玉を確実に貯留することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】遊技機用玉係数装置を設置した遊技機の斜視図である。
【図2】遊技機用玉係数装置の斜視図である。
【図3】(a),(b)は本発明に係る玉受皿の斜視図である。
【図4】(a)〜(c)は本発明に係る玉受皿の正断面図である。
【図5】(a)〜(c)は本発明に係る玉受皿の側断面図である。
【図6】可動プレートと平行リンク機構を斜め下方から見た斜視図である。
【図7】可動プレートと平行リンク機構を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。
【図8】本発明に係る玉受皿から上カバーと可動プレートを取り外して示す斜視図である。
【図9】スライダを示す図であって、(a)はスライダの一方の昇降部材を内側から見た図、(b)は正面側から見た斜視図、(c)は背面側から見た斜視図である。
【図10】(a)〜(c)は可動プレートの昇降ガイド溝に沿う移動軌跡を示す図である。
【図11】(a)〜(c)は玉止シャッタの作用を示す部分斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0028】
図1は遊技機用玉係数装置を設置した遊技機の斜視図、図2は遊技機用玉係数装置の斜視図、図3(a),(b)は本発明に係る玉受皿の斜視図である。
【0029】
図1に示すように、遊技場等に設置されている遊技機40の側部には玉貸機50が隣設されており、この玉貸機50の前面上部には縦方向に長いスリット状の紙幣挿入口51が形成され、高さ方向中間部には水平方向に回動可能な玉払ノズル52が設けられている。又、玉貸機50の玉払ノズル52の下方の前面下部には表示部53が設けられている。
【0030】
遊技機40の前面には、前記玉貸機50に設けられた玉払ノズル52からパチンコ玉の払い出しを受ける上皿41が突設されており、この上皿41の下方には下皿42が配置され、その下方には本発明に係る玉受皿1が配置されている。
【0031】
本発明に係る上記玉受皿1は、図2に示す出玉計数装置30の一部を構成するものであって、出玉計数装置30は、玉受皿1の他、前記玉貸機50の内部に形成された不図示の計数通路と、該計数通路と玉受皿1とを連結する連結通路31と、計数通路の途中に設けられた不図示の計数センサによって構成されている。尚、連結通路31は玉受皿1から横方向に水平に延びた後、玉貸機50に向かって略直角に折り曲げられ、その端部は玉貸機50の内部に形成された計数通路に接続されている。そして、これらの連結通路31と計数通路は、パチンコ玉の移送方向に沿って下がるよう傾斜している。又、前記計数センサとしては、金属製のパチンコ玉の通過を電磁気的に検知してそのパチンコ玉の個数を計数する貫通型近接スイッチ等が使用される。
【0032】
本発明に係る玉受皿1は、上ケース1Aと下ケース1Bを上下に接合一体化して矩形ボックス状に成形されており、その奥側には、幅方向に沿うガイド部2が形成され、その手前側には貯留部3が形成されている。そして、ガイド部2の奥側にレール4が形成されており、このレール4は、連結通路31に向かって下がるよう傾斜しており、その幅方向一端(パチンコ玉の流れ方向下流端)は、玉受皿1の内側面に形成された矩形切欠き状の開口部1aを介して連結通路31に接続されている。
【0033】
又、玉受皿1の前記貯留部3には、その開口部を覆うように略水平な可動プレート5が昇降動可能に設けられており、この可動プレート5は、玉受皿1の下ケース1Bの前面に突出する操作レバー6を横方向にスライド操作することによって図3(a)に示す上限の非貯留位置と図3(b)に示す下限の貯留位置の間を昇降動する。
【0034】
更に、玉受皿1の背面側には、該玉受皿1の背面と遊技機40の前面下部との間の隙間を遮蔽するための隙間遮蔽部材7が前後方向(遊技機40の正面に向かって手前側と奥側)に移動可能に支持されている。尚、この隙間遮蔽部材7の表面と、可動プレート5の表面と、ガイド部2の表面には、パチンコ玉の飛び跳ねと騒音を抑えるためにゴム等の弾性材が貼設されている。
【0035】
ところで、前記可動プレート5は、前述のように操作レバー6を横方向にスライド操作することによって貯留部3内を昇降動するが、その昇降動は玉受皿1内に収容された昇降機構によってなされる。
【0036】
次に、昇降機構の構成の詳細を図4〜図11に基づいて説明する。
【0037】
図4(a)〜(c)は玉受皿の正断面図、図5(a)〜(c)は同玉受皿の側断面図、図6は可動プレートと平行リンク機構を斜め下方から見た斜視図、図7は可動プレートと平行リンク機構を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、図8は玉受皿から上カバーと可動プレートを取り外して示す斜視図、図9はスライダを示す図であって、(a)はスライダの一方の昇降部材を内側から見た図、(b)は正面側から見た斜視図、(c)は背面側から見た斜視図、図10(a)〜(c)は可動プレートの昇降ガイド溝に沿う移動軌跡を示す図、図11(a)〜(c)は玉止シャッタの作用を示す部分斜視図である。
【0038】
前記可動プレート5は、図6及び図7に示すように、逆トレー状に成形され、その上面は玉受面5Aを構成しており、周壁の5箇所にはピン状のプレートガイド8が外方に向かって水平に突設されている。そして、各プレートガイド8は、図3(b)に示すように、上ケース1Aの貯留部3の周壁の一部に上下方向に形成されたスリット状のガイド溝1bに係合しており、可動プレート5はガイド溝1bに沿って昇降動することができる。又、図7に示すように、可動プレート5は周壁の手前側(前側)と奥側(後側)の各1箇所に、可動プレート5の略中心に対して対称に配されたブレートガイドローラ9が回転可能に突設されている。
【0039】
更に、図6及び図7(c)に示すように、可動プレート5の天面の左右方向両端部にはブロック状のアームガイド10がそれぞれ設けられており、これらのアームガイド10の左右方向外側には丸棒状のバネ軸11がそれぞれ垂直下方に向かって一体に突設されている。尚、各アームガイド10の前後(手前側と奥側)には、断面矩形のガイド溝10aが左右方向に貫設されている。
【0040】
以上のように構成された可動プレート5は、その下方に設けられた平行リンク機構によって玉受皿1の前記貯留部3内を下ケース1Bに対して水平を保った状態で昇降動可能に支持されている。ここで、平行リンク機構は、図6及び図7に示すように、正面視X字状に連結した一対のリンクアーム12,13を左右方向に2組配置するとともに、各組のリンクアーム12,13のうちの一方のリンクアーム12の下端部同士を水平なアーム連結板14によって連結して構成されている。
【0041】
各組の一対のリンクアーム12,13同士はその中間部が軸15によって回動可能に連結されており、内側に配された一方のリンクアーム12の上端には内側に向かって水平に延びる一対のピン12aが一体に形成され、同リンクアーム12の下端には切欠円孔状の軸孔12bが形成されている。そして、このリンクアーム12の上端に形成された一対のピン12aは、可動プレート5に形成された前記アームガイド10のガイド溝10aに摺動可能に係合しており、同リンクアーム12の下端部は、図4に示すように、下ケース1Bの底面の左右にそれぞれ突設された軸受部1cによって回動可能に軸支されている。即ち、各軸受部1cの両端面には軸1dが前後に向かって水平に突設されており、各軸1dをリンクアーム12の下端に形成された軸孔12bに通すことによって、リンクアーム12の下端が軸受部1cを介して下ケース1Bに回動可能に連結されている。
【0042】
又、図8に示すように、外側に配された他方のリンクアーム13の上端と下端には外側に向かって水平に延びる一対のピン13a,13bがそれぞれ一体に形成されており、上端に形成された一対のピン13aは、図4及び図6に示すように、可動アーム5の天面の左右に一体に形成された前後一対の各軸受部5aに回動可能に支持されている。そして、リンクアーム13の下端部に形成された一対のピン13bは、図4及び図8に示すように、アーム連結板14の左右両端部に一体に突設された前後一対の軸受部14aによって回動可能に支持されており、各ピン13bの各軸受部14aから外方に突出する先端部は、図4、図5及び図8に示すように、下ケース1Bの底面上の左右に一体に形成された前後一対のアームガイド16に左右方向に摺動可能に係合している。ここで、前後一対のアームガイド16は、内側が開口する横断面コの字状の部材であって、その開口凹部に各リンクアーム13の下端に形成されたピン13bが摺動可能に係合している。
【0043】
上述のようにリンクアーム13の下端に形成されたピン13bがアーム連結板14の軸受部14aによって回動可能に軸支されるとともに、同ピン13bの先端部が下ケース1Bに形成されたアームガイド16に係合することによって、アーム連結板14は、アームガイド16によって上下方向の位置が規制されながら下ケース1Bの底面上を左右に摺動するが、図5及び図6に示すように、該アーム連結板14の下面の前後には左右方向に平行に延びるガイドレール14bが一体に突設されている。そして、各ガイドレール14bの左右両端部には円弧状の凸部14cがそれぞれ一体に形成されている。
【0044】
他方、図5及び図8に示すように、下ケース1Bの底面上の前後には左右方向に延びるガイド溝1eが平行に形成されており、これらのガイド溝1eにはアーム連結板14の底面に形成された前記ガイドレール14bが嵌合している。従って、アーム連結板14は、下ケース1Bの底面に形成されたガイド溝1eに沿って左右に摺動することができる。尚、下ケース1Bのガイド溝1eの底面にはアーム連結板14のガイドレール14bに形成された凸部14cが接触するため、アーム連結板14の摺動抵抗は小さく抑えられ、該アーム連結板14は下ケース1Bの底面上を左右にスムーズに摺動することができる。
【0045】
ところで、図8に示すように、玉受皿1の奥側には左右方向に延びる3枚の縦リブ17が前後方向に互いに平行に立設されており、これらの縦リブ17の上面は、開口部1aに向かって下がるよう傾斜した2条のレール4を構成している。
【0046】
又、下ケース1Bの手前側の貯留部3には左右方向に摺動するスライダ18が設けられており、このスライダ18は、アーム連結板14を挟んでこれの前後に左右方向にオフセットして配された2つの昇降部材19,20と、これらの昇降部材19,20同士を連結する水平な連結部材21によって構成されている。
【0047】
2つの上記昇降部材19,20の各内面には、図9に示すような円弧状の昇降ガイド溝19A,20Aが対称的に、スライダ18の水平方向の移動に対し一端から他端にかけて斜め上方に傾斜状に形成されている。各ガイド溝19A,20Aは、右端が最も低く、そこから左方に向かうに従って高さが次第に高くなり、左端において高さが最も高くなっている。そして、昇降ガイド溝19A,20Aの高さが最も低い右端に近い側の中間部には上に向かって切り欠かれた係止部19a,20aが形成されている(図9(b),(c)参照)。
【0048】
又、図9(c)に示すように、奥側の昇降部材20の外面にはシャッタガイド溝20Bが形成されており、このシャッタガイド溝20Bは、左右方向に延びる高低の2つの水平部20b,20cを傾斜部20dで連結して構成されている。これに対して、手前側の昇降部材19の外面には前記操作レバー6が取り付けられており、図1〜図3に示すように、操作レバー6は、玉受皿1の下ケース1Bの前面凹部上側に形成された左右方向に長い貫通孔1fを貫通して手前側に突出しており、貫通孔1f内を移動し得る範囲で左右にスライド操作される。
【0049】
ここで、図9(c)に示すように、手前側の昇降部材19の内面下部にはリブ状のガイド突起19bが左右方向に沿って水平に突設されており、奥側の昇降部材20の外面にも同様のガイド突起20eが左右方向に沿って水平に突設されている。
【0050】
他方、図8に示すように、下ケース1Bの底面上には左右方向に平行に延びる2本のリブ1gの間に形成されるガイド溝1hが奥側と手前側に設けられており、スライダ18の手前側と奥側の昇降部材19,20は各ガイド溝1hに沿って左右に移動することができる。尚、図10に示すように、昇降部材19,20の下部左右にはローラ22が回転可能に軸支されており(図10には奥側の昇降部材20のみ示す)、両昇降部材19,20は、ローラ22の転動によって下ケース1Bのガイド溝1hに沿って左右にスムーズに移動することができる。
【0051】
而して、図4及び図5に示すように、玉受皿1の貯留部3には、該貯留部3を上方から覆うように可動プレート5が平行リンク機構と共に収容されるが、該可動プレート5の周壁の手前側と奥側に設けられた前記プレートガイドローラ9は、スライダ18の昇降部材19,20に形成された各昇降ガイド溝19A,20Aに転動可能に係合している。従って、操作レバー6を玉受皿1の外部から操作してスライダ18を左右に移動させると、可動プレート5は、スライダ18の昇降部材19,20に形成された昇降ガイド溝19A,20Aに沿って昇降動する。ここで、可動プレート5は、図4及び図5に示すように、その左右2箇所において該可動プレート5と下ケース1Bとの間に縮装された付勢手段としてのスプリング23によって上方に付勢されている。尚、各スプリング23は、可動プレート5に形成された前記バネ軸11の外周に巻装され、その下端部は下ケース1Bの底面上に立設された円筒状のバネ受け24によって受けられている。
【0052】
ところで、可動プレート5の略中心に対して対称に配されたプレートガイドローラ9を、アーム連結板14を挟んでこれの前後にオフセットして配された昇降部材19,20にそれぞれ係合させることによって、可動プレート5を平行リンク機構を併せて、より水平状態を維持しながら安定的に昇降動させることが可能となる。
【0053】
又、図11に示すように、下ケース1Bにはアーム状の玉止シャッタ25が回動可能に軸支されている。この玉止シャッタ25は、その基端部が嵌合突起25aによって下ケース1Bに対して上下に回動可能に軸支されており、その先端部には矩形プレート状の4枚の玉止片25Aが適当な間隔を設けて直角に立設されており、図8に示すように、これらの玉止片25Aは、レール4を構成する前記縦リブ17の間の隙間に配置されている。
【0054】
そして、玉止シャッタ25の先端部(内側の玉止片25Aの側部)にはシャッタガイド突起26が水平に突設されており、このシャッタガイド突起26は、スライダ18の奥側の昇降部材20の外面に形成された前記シャッタガイド溝20Bに係合している。従って、後述のように操作レバー6を操作してスライダ18を左右に移動させれば、この動作に連動して玉止シャッタ25が嵌合突起25aを中心として玉受皿1のレール4に対して出没するとともに、前述のように可動プレート5が昇降動する。
【0055】
次に、以上のように構成された玉受皿1の作用を図3〜図5、図10及び図11に基づいて説明する。
【0056】
例えば図3(a)、図4(a)及び図5(a)に示すように可動プレート5が上限である非貯留位置(貯留したパチンコ玉を排出する位置)にあるときには、該可動プレート5のプレートガイドローラ9は、図10(a)に示すように昇降部材20に形成された昇降ガイド溝20Aの高さが最も高い左限位置にある。尚、図10には一方の昇降部材20のみ示すが、他方の昇降部材19についても昇降ガイド溝19A内でのプレートガイドローラ9の挙動は同じであるため、これについての図示及び説明は省略する。
【0057】
又、可動プレート5が非貯留位置にあるときには、図11(a)に示すように、玉止シャッタ25のシャッタガイド突起26は昇降部材20のシャッタガイド溝20Bの低い側の水平部20cに係合しており、その先端部に形成された玉止片25Aは、図3(a)に示すようにレール4から退避して突出していない。この状態では、可動プレート5上にはパチンコ玉が貯留されず、遊技機40の下皿42(図1参照)から落下して玉受皿1に受けられたパチンコ玉は、玉受皿1に貯留されることなく可動プレート5の玉受面5Aの傾斜に沿ってレール4へと移動し、連結通路31(図1及び図2参照)から計数通路を通って回収され、その過程で計数センサによって個数が計数される。尚、可動プレート5が非貯留位置にあるときには、操作レバー6は図3(a)に示すように下ケース1Bの前面に形成された貫通孔1fの右限に位置しており、図4(a)に示すように平行リンク機構の一対のリンクアーム12,13は最も起立した状態にある。
【0058】
而して、上述のように可動プレート5が非貯留位置にある玉受皿1にパチンコ玉を貯留する場合には、右限にある操作レバー6を操作してスライダ18を左方へ移動させると、例えば一方の昇降部材20について考えると、該昇降部材20に形成された昇降ガイド溝20Aに対して可動プレート5のプレートガイドローラ9が図10(b)に矢印にて示すように相対的に右方へ移動する。このようにプレートガイドローラ9が昇降ガイド溝20Aに対して相対移動する(実際には、昇降ガイド溝20Aが移動する)と、可動プレート5はスプリング23の上方への付勢力に抗して下降し、プレートガイドローラ9が図10(b)に実線にて示すように昇降ガイド溝20Aの途中に形成された係止部20aに達下時点で、該プレートガイドローラ9はスプリング23の付勢力によって係止部20aに係止されて停止する。
【0059】
上記状態が貯留待機状態であって、可動プレート5は、図2、図4(b)及び図5(b)に示すように所定量だけ下降した貯留待機位置において停止する。このときの昇降部材20の移動によって、玉止シャッタ25のシャッタガイド突起26は、図11(b)に示すようにシャッタガイド溝20Bの低い側の水平部20cから傾斜部20dを経て高い側の水平部20bへと係合が移動するため、玉止シャッタ25は嵌合突起25aを中心として上方(図示矢印方向)に回動し、図2及び図3(b)に示すと同様にレール4から突出する。又、可動プレート5が下降すると、図4(b)に示すように平行リンク機構の各一対のリンクアーム12,13は幾分折り畳まれた状態となり、アーム連結板14は下ケース1Bに形成されたアームガイド16に沿って左方へと移動し、リンクアーム12のピン12aは可動プレート5に形成されたアームガイド10に沿って摺動する。
【0060】
上記貯留待機位置にある可動プレート5上に下皿42から落下するパチンコ玉が貯留され、パチンコ玉の重量がスプリング23の上方への付勢力を超えて増大すると、可動プレート5のプレートガイドローラ9は、図10(c)に示すように、昇降部材20の昇降ガイド溝20Aに形成された係止部20aから下方へ移動し、その後は昇降ガイド溝20Aに沿って移動して実線にて示す右限まで移動して停止する。この状態では、可動プレート5は図4(c)及び図5(c)に示す下限の貯留位置まで下降することとなり、この状態で可動プレート5上にパチンコ玉が貯留部3の容量分だけ貯留され、遊技客は自分が獲得したパチンコ玉を誇示したいという欲求を満足させることができる。
【0061】
上記のように可動プレート5が下限の貯留位置にある状態では、玉止シャッタ25のシャッタガイド突起26は昇降部材20のシャッタガイド溝20Bの高い側の水平部20bを移動するだけであるため、図11(c)に示すように玉止シャッタ25は図11(b)に示す貯留待機位置の状態と同じ状態を保ち、その先端に形成された玉止片25Aが図3(b)に示すようにレール4から上方に突出し、貯留中のパチンコ玉がレール4側に跳ねても、このパチンコ玉がレール4に沿って移動して回収されるということがなく、可動プレート5上に落下する全てのパチンコ玉が貯留部3に貯留される。又、可動プレート5が貯留位置にあるときには、平行リンク機構を構成する各一対のリンクアーム12,13は図4(c)に示すように略水平に折り畳まれている。
【0062】
而して、貯留位置にある可動プレート5上に貯留されたパチンコ玉をレール4へと排出する場合には、図3(b)に示すように下ケース1Bの前面に形成された貫通孔1fの左限にある操作レバー6を操作してこれを右方へと移動させれば、スライダ18も同方向に移動し、図10(d)に示すように、昇降部材20の昇降ガイド溝20Aの最も低い右限にあったプレートガイドローラ9が昇降ガイド溝20Aに沿って矢印方向に移動し、これに伴って可動プレート5は上昇し始める。尚、このとき、昇降ガイド溝20Aからプレートガイドローラ9に作用する操作力をFとすると、その操作力Fの可動プレート5を持ち上げようとする垂直分力F1は従来の値よりも大きいため、操作レバー6を操作する操作力F2は従来よりも小さくて済み、可動プレート5をこれに貯留されたパチンコ玉と共に容易に持ち上げることができる。
【0063】
そして、プレートガイドローラ9が図10(d)に実線にて示すように昇降ガイド溝20Aの最も高い左限に達すると、可動プレート5は図3(a)に示す上限の非貯留位置で停止し、これに貯留されていたパチンコ玉がレール4へと移動して排出され、排出されたパチンコ玉は、レール4に沿って図1及び図2に示す連結通路31から不図示の計数通路を移送されて回収されるとともに、その個数が計数センサによって計数される。尚、このとき、玉止シャッタ25の玉止片25Aは図3(a)に示すように退避してレール4から突出していないため、パチンコ玉はそのままレール4へと流れて回収される。
【0064】
以上のように、本実施の形態では、可動プレート5をスライダ18の昇降部材19,20にそれぞれ形成された昇降ガイド溝19A,20Aに係合させてスライダ18を水平移動させることによって、可動プレーと5にパチンコ玉が貯留されていても、該可動プレート5を上限の非貯留位置と下限の貯留位置との間を水平保持した状態で容易に昇降動させることができる。
【0065】
又、昇降ガイド溝19A,20Aをスライダ18の水平方向の移動に対し、昇降ガイド溝19A,20Aに係合した可動プレート5を垂直方向に移動させるために一端から他端にかけて斜め上方に向けて傾斜状に形成することによって、下限の貯留位置においてパチンコ玉が貯留された可動プレート5を上限の非貯留位置まで持ち上げる際にスライダ18を移動させるための操作力Fの垂直上方の分力F1(可動プレート5を持ち上げようとする分力)が比較的大きいため、可動プレート5を非貯留位置まで比較的小さな力で操作性良く容易に持ち上げてパチンコ玉を排出することができる。
【0066】
更に、玉受皿1の外部からスライダ18を水平移動させる操作レバー6を備えたため、可動プレート5の昇降動を駆動部等(モータ等)を用いる必要がなく、下皿42から落下するパチンコ玉を安価な構成で貯留、排出可能とする玉受皿1を提供することができる。
【0067】
又、下限の貯留位置において可動プレート5に貯留されているパチンコ玉を排出するに際して可動プレート5を持ち上げる場合、スプリング23が可動プレート5の持ち上げを補助(アシスト)するため、必要な操作力が軽減されて操作性が更に高められる。そして、貯留されるパチンコ玉が次第に増えると、可動プレート5はパチンコ玉の自重によって下限の貯留位置まで降下することが可能となる。
【0068】
又、スライダ18の昇降ガイド溝19A,20Aにそれぞれ形成された係止部19a,20aに可動プレート5をスプリング23の上方への付勢力によって係止することによって、該可動プレート5を上限の非貯留位置と下限の貯留位置との中間の、下皿42から落下するパチンコ玉を受け入れ可能な貯留待機位置に固定することが可能となり、この貯留待機位置においてパチンコ玉を可動プレート5で受けて貯留することができる。
【0069】
更に、X字状に連結された一対のリンクアーム12,13によって平行リンク機構を構成することによって、可動プレート5上にパチンコ玉が貯留されても、該可動プレート5の水平状態を維持することができる。
【0070】
又、可動プレート5が貯留待機位置及び下限の貯留位置にあるときに玉止シャッタ25の先端に形成された玉止片25Aがレール4に突出するため、貯留待機位置及び下限の貯留位置にある可動プレート5にパチンコ玉を貯留したい場合にレール4側に跳ねたパチンコ玉が排出されることなく可動プレート5で受けたパチンコ玉を確実に貯留することができる。
【符号の説明】
【0071】
1 玉受皿
1A 玉受皿の上ケース
1B 玉受皿の下ケース
1a 玉受皿の開口部
1b 玉受皿のガイド溝
1c 玉受皿の軸受部
1d 軸受部の軸
1e 玉受皿のガイド溝
1f 玉受皿の貫通孔
1g 玉受皿のリブ
1h,1i 玉受皿のガイド溝
2 玉受皿のガイド部
3 玉受皿の貯留部
4 玉受皿のレール
5 可動プレート
5A 可動プレートの玉受面
5a 可動プレートの軸受部
6 操作レバー(操作部)
7 隙間遮蔽部材
8 プレートガイド
9 プレートガイドローラ
10 アームガイド
10a アームガイドのガイド溝
11 バネ軸
12 リンクアーム
12a リンクアームのピン
12b リンクアームの軸孔
13 リンクアーム
13a,13b リンクアームのピン
14 アーム連結板
14a アーム連結板の軸受部
14b アーム連結板のガイドレール
14c アーム連結板の凸部
15 軸
16 アームガイド
16a アームガイドのガイド溝
17 縦リブ
18 スライダ
19,20 昇降部材
19A,20A 昇降ガイド溝
19a,20a 昇降ガイド溝の係止部
19b 昇降部材のガイド突起
20b,20c シャッタガイド溝の水平部
20d シャッタガイド溝の傾斜部
21 連結部材
22 ローラ
23 スプリング(付勢部材)
24 バネ受け
25 玉止シャッタ
25A 玉止シャッタの玉止片
25a 玉止シャッタの嵌合突起
26 シャッタガイド突起
30 玉計数装置
31 連結通路
40 遊技機
41 遊技機の上皿
42 遊技機の下皿
50 玉貸機
51 玉貸機の紙幣挿入口
52 玉貸機の玉払ノズル
53 玉貸機の表示部



【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技機の下皿に排出されるパチンコ玉を受けてその個数を計数しながら回収する遊技機用玉計数装置の一部を構成し、前記遊技機の下皿の下方に配設されて前記下皿から落下するパチンコ玉を受けて貯留するとともに、貯留したパチンコ玉を計数通路側へ排出する玉受皿において、
前記玉受皿には、
前記下皿から落下するパチンコ玉を受ける可動プレートと、
前記可動プレートで受けたパチンコ玉を計数通路側へ移送するレールと、
前記可動プレートを水平保持する平行リンク機構と、
水平方向に移動可能で、昇降ガイド溝を形成したスライダと、を備え、
前記可動プレートを前記昇降ガイド溝に係合させて前記スライダを水平移動させることによって、前記可動プレートを上限の非貯留位置と下限の貯留位置との間を水平保持した状態で昇降動させることを特徴とする遊技機用玉計数装置の玉受皿。
【請求項2】
前記昇降ガイド溝は、スライダの水平方向の移動に対し、
前記昇降ガイド溝に係合した可動プレートを垂直方向に移動させるために、
一端から他端にかけて斜め上方に向けて傾斜状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機用玉計数装置の玉受皿。
【請求項3】
前記スライダに、該スライダを外部からスライド操作するための操作部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機用玉計数装置の玉受皿。
【請求項4】
前記可動プレートを上方へ付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の遊技機用玉計数装置の玉受皿。
【請求項5】
前記スライダの昇降ガイド溝には、前記付勢手段によって前記可動プレートを非貯留位置と貯留位置との中間の貯留待機位置に固定するための係止部を形成したことを特徴とする請求項4記載の遊技機用玉計数装置の玉受皿。
【請求項6】
前記可動プレートを水平保持する前記平行リンク機構は、該可動プレートの下方に設けられ、X字状に連結された一対のリンクアームによって構成されることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の遊技機用玉計数装置の玉受皿。
【請求項7】
前記レールの下方には、
先端に玉止片が形成された玉止シャッタを備え、
前記スライダにシャッタガイド溝を形成し、
前記玉止シャッタを前記シャッタガイド溝に係合させ、
該玉止シャッタを前記スライダの水平移動に連動して、
前記可動プレートが貯留待機位置及び貯留位置にあるときに前記玉止シャッタの先端に形成された前記玉止片が前記レールに突出するようにしたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の遊技機用玉計数装置の玉受皿。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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