遊技機
【課題】注目すべきポイントがあいまいになることを抑制しつつも、演出効果も高めることができる技術を提供する。
【解決手段】表示画面の前方に可動体としての発光部312及び発光部322を出没させることにより、表示画面の一部が遮られて表示画面上に特定領域Xが形成される。特定領域Xは、表示画面上の一定の範囲を占める一つの閉じられたハート形状の領域である。遊技者は、この特定領域Xに注目して遊技の進行を見守ることができ、注目すべきポイントがあいまいになることを抑制することができる。また、この特定領域Xにおいて、演出切替ボタンを利用した遊技者参加型の遊技者参加型演出が実行されるため、注目すべきポイントを明確にした上で遊技者を積極的に遊技の進行に関与させることができ、特定領域Xにて実行する演出の演出効果を高めることができる。
【解決手段】表示画面の前方に可動体としての発光部312及び発光部322を出没させることにより、表示画面の一部が遮られて表示画面上に特定領域Xが形成される。特定領域Xは、表示画面上の一定の範囲を占める一つの閉じられたハート形状の領域である。遊技者は、この特定領域Xに注目して遊技の進行を見守ることができ、注目すべきポイントがあいまいになることを抑制することができる。また、この特定領域Xにおいて、演出切替ボタンを利用した遊技者参加型の遊技者参加型演出が実行されるため、注目すべきポイントを明確にした上で遊技者を積極的に遊技の進行に関与させることができ、特定領域Xにて実行する演出の演出効果を高めることができる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技中に抽選契機となる所定事象が発生したことを条件として、遊技者の利益に関わる内部抽選を実行する抽選実行手段と、
前記抽選実行手段により前記内部抽選が実行されると、予め決定された変動時間にわたって図柄を変動表示させた後に前記内部抽選の結果に応じた態様で図柄を停止表示させる図柄表示手段と、
少なくとも前記変動時間内に前記図柄表示手段による図柄の変動表示に対応させた変動表示演出を表示画面に表示した後、前記図柄表示手段による図柄の停止表示に対応させた停止表示演出を表示画面に表示する図柄演出表示手段と、
遊技者から見て前記図柄演出表示手段の表示画面よりも手前に配置され、前記表示画面の前方に出没して前記表示画面の少なくとも一部を遮るとともに、前記表示画面上に特定領域を形成可能な可動体と、
前記可動体を駆動させる可動体駆動手段と、
遊技者による操作入力を受け付ける操作入力受付手段と、
前記可動体駆動手段により駆動された前記可動体によって形成された前記特定領域内で、前記操作入力受付手段により受け付けられた操作入力を利用した遊技者参加型の遊技者参加型演出を実行する遊技者参加型演出実行手段と
を備える遊技機。
【請求項2】
請求項1に記載の遊技機において、
前記遊技者参加型演出実行手段は、
前記遊技者参加型演出として、前記内部抽選の結果に応じて複数の被選択体を前記表示画面の前記特定領域内に表示するとともに、前記操作入力受付手段により受け付けられた操作入力に基づいて複数の被選択体の中からいずれか1つの被選択体を選択させる演出を実行し、
前記図柄演出表示手段は、
前記遊技者参加型演出にて選択された被選択体に基づいて前記変動表示演出を表示することを特徴とする遊技機。
【請求項3】
請求項2に記載の遊技機において、
前記遊技者参加型演出実行手段は、
前記遊技者参加型演出として、前記複数の被選択体を選択する主体となる選択主体を前記表示画面の前記特定領域内に表示するとともに、前記操作入力受付手段により受け付けられた操作入力に基づいて前記選択主体に複数の被選択体の中からいずれか1つの被選択体を把持させる演出を実行することを特徴とする遊技機。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の遊技機において、
前記遊技者参加型演出実行手段は、
前記複数の被選択体として少なくとも当選に該当する当選表示体、及び非当選に該当する非当選表示体を規定しており、前記遊技者参加型演出として前記内部抽選の結果に応じて前記当選表示体及び前記非当選表示体のいずれか一方又は双方を前記表示画面の前記特定領域内に表示するとともに、前記操作入力受付手段により受け付けられた操作入力に基づいてこれらの表示体の中からいずれか1つの表示体を選択させる演出を実行することを特徴とする遊技機。
【請求項5】
請求項1から4までのいずれかに記載の遊技機において、
前記可動体駆動手段は、
前記可動体を駆動させることにより前記表示画面上に一定の範囲を占める一つの閉じられた前記特定領域を形成することを特徴とする遊技機。
【請求項6】
請求項1から5までのいずれかに記載の遊技機において、
少なくとも前記図柄表示手段により図柄が変動表示される変動時間に関して、基本変動パターン及び特殊変動パターンを含む複数種類の変動パターンを予め規定する変動パターン規定手段と、
前記図柄表示手段による図柄の変動表示の実行に際して、前記変動パターン規定手段により規定された複数種類の前記変動パターンの中からいずれかを選択する変動パターン選択手段と、
前記内部抽選の結果が当選に該当した結果、前記図柄表示手段により当選を表す態様で図柄が停止表示されると、通常の条件とは異なる特別な条件が適用された特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、
前記特別遊技実行手段により実行される前記特別遊技が終了すると、前記抽選実行手段による前記内部抽選の実行に際して、少なくとも通常の当選確率が適用される低確率状態を設定するか、もしくは前記低確率状態に比較して高い当選確率が適用される高確率状態を設定するかのいずれかを選択的に決定する確率状態設定手段と、
前記特別遊技の終了後に前記図柄表示手段により実行された図柄の変動表示及び停止表示の回数に対応する特別遊技後変動回数が規定回数に達するまでの特殊期間については前記変動パターン選択手段が選択可能な前記変動パターンの種類を前記特殊変動パターンに規制する一方、前記特殊期間以外の期間については前記変動パターン選択手段が選択可能な前記変動パターンの種類を前記基本変動パターンに規制する変動パターン規制手段と、
前記特別遊技後変動回数が前記規定回数未満である場合であって、前記内部抽選で非当選の結果が得られた場合、前記特殊変動パターン選択手段により選択された特殊変動パターンの特殊変動時間を利用して、前記確率状態設定手段により前記低確率状態又は前記高確率状態のいずれが設定されたかを非開示とする内容の状態非開示演出を実行する状態非開示演出実行手段と、
前記特別遊技後変動回数が前記規定回数に達した場合であって、前記内部抽選で非当選の結果が得られた場合、前記特殊変動パターン選択手段により選択された特殊変動パターンの特殊変動時間を利用して、前記確率状態設定手段により前記低確率状態又は前記高確率状態のいずれが設定されたかを開示する内容の状態開示演出を実行する状態開示演出実行手段とをさらに備え、
前記遊技者参加型演出実行手段は、
前記遊技者参加型演出として、前記状態非開示演出又は前記状態開示演出を実行することを特徴とする遊技機。
【請求項1】
遊技中に抽選契機となる所定事象が発生したことを条件として、遊技者の利益に関わる内部抽選を実行する抽選実行手段と、
前記抽選実行手段により前記内部抽選が実行されると、予め決定された変動時間にわたって図柄を変動表示させた後に前記内部抽選の結果に応じた態様で図柄を停止表示させる図柄表示手段と、
少なくとも前記変動時間内に前記図柄表示手段による図柄の変動表示に対応させた変動表示演出を表示画面に表示した後、前記図柄表示手段による図柄の停止表示に対応させた停止表示演出を表示画面に表示する図柄演出表示手段と、
遊技者から見て前記図柄演出表示手段の表示画面よりも手前に配置され、前記表示画面の前方に出没して前記表示画面の少なくとも一部を遮るとともに、前記表示画面上に特定領域を形成可能な可動体と、
前記可動体を駆動させる可動体駆動手段と、
遊技者による操作入力を受け付ける操作入力受付手段と、
前記可動体駆動手段により駆動された前記可動体によって形成された前記特定領域内で、前記操作入力受付手段により受け付けられた操作入力を利用した遊技者参加型の遊技者参加型演出を実行する遊技者参加型演出実行手段と
を備える遊技機。
【請求項2】
請求項1に記載の遊技機において、
前記遊技者参加型演出実行手段は、
前記遊技者参加型演出として、前記内部抽選の結果に応じて複数の被選択体を前記表示画面の前記特定領域内に表示するとともに、前記操作入力受付手段により受け付けられた操作入力に基づいて複数の被選択体の中からいずれか1つの被選択体を選択させる演出を実行し、
前記図柄演出表示手段は、
前記遊技者参加型演出にて選択された被選択体に基づいて前記変動表示演出を表示することを特徴とする遊技機。
【請求項3】
請求項2に記載の遊技機において、
前記遊技者参加型演出実行手段は、
前記遊技者参加型演出として、前記複数の被選択体を選択する主体となる選択主体を前記表示画面の前記特定領域内に表示するとともに、前記操作入力受付手段により受け付けられた操作入力に基づいて前記選択主体に複数の被選択体の中からいずれか1つの被選択体を把持させる演出を実行することを特徴とする遊技機。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の遊技機において、
前記遊技者参加型演出実行手段は、
前記複数の被選択体として少なくとも当選に該当する当選表示体、及び非当選に該当する非当選表示体を規定しており、前記遊技者参加型演出として前記内部抽選の結果に応じて前記当選表示体及び前記非当選表示体のいずれか一方又は双方を前記表示画面の前記特定領域内に表示するとともに、前記操作入力受付手段により受け付けられた操作入力に基づいてこれらの表示体の中からいずれか1つの表示体を選択させる演出を実行することを特徴とする遊技機。
【請求項5】
請求項1から4までのいずれかに記載の遊技機において、
前記可動体駆動手段は、
前記可動体を駆動させることにより前記表示画面上に一定の範囲を占める一つの閉じられた前記特定領域を形成することを特徴とする遊技機。
【請求項6】
請求項1から5までのいずれかに記載の遊技機において、
少なくとも前記図柄表示手段により図柄が変動表示される変動時間に関して、基本変動パターン及び特殊変動パターンを含む複数種類の変動パターンを予め規定する変動パターン規定手段と、
前記図柄表示手段による図柄の変動表示の実行に際して、前記変動パターン規定手段により規定された複数種類の前記変動パターンの中からいずれかを選択する変動パターン選択手段と、
前記内部抽選の結果が当選に該当した結果、前記図柄表示手段により当選を表す態様で図柄が停止表示されると、通常の条件とは異なる特別な条件が適用された特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、
前記特別遊技実行手段により実行される前記特別遊技が終了すると、前記抽選実行手段による前記内部抽選の実行に際して、少なくとも通常の当選確率が適用される低確率状態を設定するか、もしくは前記低確率状態に比較して高い当選確率が適用される高確率状態を設定するかのいずれかを選択的に決定する確率状態設定手段と、
前記特別遊技の終了後に前記図柄表示手段により実行された図柄の変動表示及び停止表示の回数に対応する特別遊技後変動回数が規定回数に達するまでの特殊期間については前記変動パターン選択手段が選択可能な前記変動パターンの種類を前記特殊変動パターンに規制する一方、前記特殊期間以外の期間については前記変動パターン選択手段が選択可能な前記変動パターンの種類を前記基本変動パターンに規制する変動パターン規制手段と、
前記特別遊技後変動回数が前記規定回数未満である場合であって、前記内部抽選で非当選の結果が得られた場合、前記特殊変動パターン選択手段により選択された特殊変動パターンの特殊変動時間を利用して、前記確率状態設定手段により前記低確率状態又は前記高確率状態のいずれが設定されたかを非開示とする内容の状態非開示演出を実行する状態非開示演出実行手段と、
前記特別遊技後変動回数が前記規定回数に達した場合であって、前記内部抽選で非当選の結果が得られた場合、前記特殊変動パターン選択手段により選択された特殊変動パターンの特殊変動時間を利用して、前記確率状態設定手段により前記低確率状態又は前記高確率状態のいずれが設定されたかを開示する内容の状態開示演出を実行する状態開示演出実行手段とをさらに備え、
前記遊技者参加型演出実行手段は、
前記遊技者参加型演出として、前記状態非開示演出又は前記状態開示演出を実行することを特徴とする遊技機。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図46】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図44】
【図45】
【図47】
【図48】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図46】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図44】
【図45】
【図47】
【図48】
【公開番号】特開2013−22428(P2013−22428A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−163271(P2011−163271)
【出願日】平成23年7月26日(2011.7.26)
【出願人】(000154679)株式会社平和 (1,976)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年7月26日(2011.7.26)
【出願人】(000154679)株式会社平和 (1,976)
【Fターム(参考)】
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