遊技機
【課題】可動式役物を用いたダイナミックな演出を多彩な態様で実行可能にして、興趣の低下を抑制することができる遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】遊技領域20を有する遊技演出ユニット4には、所定の演出画像を表示可能な演出表示装置115と所定の態様で駆動可能な発光装飾体1720とが、透明樹脂製の遊技パネル409の背後に設けられる。そして、当落判定処理の判定結果に基づいて、特別図柄の変動表示の態様を示す変動パターンおよび演出態様に関する変動タイプが決定され、当該変動パターンまたは変動タイプが特定の演出指令を含むものであるとき、演出表示装置115と発光装飾体1720とが連動して遊技演出ユニット4の盤面の略全域にわたる特定の盤面演出が実行される。
【解決手段】遊技領域20を有する遊技演出ユニット4には、所定の演出画像を表示可能な演出表示装置115と所定の態様で駆動可能な発光装飾体1720とが、透明樹脂製の遊技パネル409の背後に設けられる。そして、当落判定処理の判定結果に基づいて、特別図柄の変動表示の態様を示す変動パターンおよび演出態様に関する変動タイプが決定され、当該変動パターンまたは変動タイプが特定の演出指令を含むものであるとき、演出表示装置115と発光装飾体1720とが連動して遊技演出ユニット4の盤面の略全域にわたる特定の盤面演出が実行される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技者の操作によって遊技球が打ち込まれ、少なくとも所定配列で複数の障害釘が前面側から植設される遊技領域を有した透明樹脂からなる遊技パネルを正面側に備えた遊技演出ユニットと、
前記遊技演出ユニットの正面視略中央に設けられるとともに、前記遊技パネルの背後にて所定の演出画像を表示可能な演出表示装置と、
前記遊技領域に設けられ、当該遊技領域に向けて打ち込まれた遊技球を受け入れ可能な受入口と、
遊技に関する情報を導出するための識別情報が変動表示される識別情報表示手段と、
遊技の進行を司る主制御手段と、
前記主制御手段からの指令を受信して演出制御を司る副制御手段と、を備え、
前記受入口への遊技球の入賞に基づいて抽選を行い、前記演出表示装置において当該抽選の結果に応じた演出画像を表示可能であって、当該抽選において大当たりに当選すると、遊技者に対して所定量の賞球が付与される大当たり遊技が実行される遊技機において、
前記遊技演出ユニットは、
前記演出表示装置の外周側に設けられることにより、前記遊技領域に対して当該演出表示装置と重複しない位置で視認可能となるように配置され、前記遊技パネルの背後にて所定の態様で駆動可能な背面役物、を有するとともに、
前記背面役物は、
点灯または点滅可能な複数の発光体と、
当該複数の発光体の一部または全部を被覆する被覆状態と、当該被覆される発光体の一部または全部を表出させる表出状態と、の間で変位可能な役物可動体と、
を少なくとも有しており、
前記主制御手段は、
前記受入口への遊技球の受け入れを検出する受入検出手段、
前記受入検出手段による前記受入口への遊技球の受け入れを検出したことに基づいて、少なくとも前記大当たりの当落にかかる判定を行う当落判定処理を実行する抽選手段、
少なくとも前記当落判定処理の判定結果に基づいて、前記識別情報表示手段に表示される識別情報の変動表示の態様を示す変動パターンを決定する変動パターン決定手段、
前記変動パターン決定手段により決定された変動パターンについて、当該変動パターンとは別に演出態様を設定するための変動タイプを決定する変動タイプ決定手段、および
前記変動パターン決定手段により決定された変動パターンと前記変動タイプ決定手段により決定された変動タイプとに基づいて、前記識別情報表示手段における識別情報の変動表示を制御する識別情報変動制御手段、
を少なくとも有し、
前記副制御手段は、
前記主制御手段から送信される前記変動パターンおよび前記変動タイプに関する指令に基づいて、当該変動パターンおよび当該変動タイプに対応する演出態様を決定する演出態様決定手段、
前記演出態様決定手段により決定された演出態様に基づいて、前記演出表示装置に表示される演出画像の表示制御を行う演出表示制御手段、および
前記演出態様決定手段により決定された演出態様に基づいて、前記背面役物における前記複数の発光体および前記役物可動体の駆動制御を行いうる役物駆動制御手段、
を少なくとも有する一方、
前記演出態様決定手段は、前記変動パターンまたは前記変動タイプが少なくとも前記背面役物の演出制御に関する指令を含むものであるとき、前記遊技演出ユニットの盤面の略全域にわたって実行される特定の盤面演出を含む演出態様を決定するものであって、
前記演出態様決定手段により前記特定の盤面演出を含む演出態様が決定された場合には、
前記演出表示制御手段が、前記背面役物における前記複数の発光体の駆動制御と連動して一体的な態様で実行される特定画像を前記演出表示装置に表示制御するとともに、
前記役物駆動制御手段が、常には被覆状態に維持される前記役物可動体を表出状態に変位させるとともに、前記複数の発光体のうちで前記役物可動体により被覆または表出される特定発光体を点灯または点滅させるように、前記背面役物を駆動制御するにも拘らず、
前記変動パターンに基づいて当該特定の盤面演出が実行される場合と、前記変動タイプに基づいて当該特定の盤面演出が実行される場合とでは、前記演出表示装置の表示制御および前記背面役物の駆動制御の少なくとも一方が異なる態様で実行されることを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記演出態様決定手段は、前記変動パターンに関する指令に基づいて、前記特定の盤面演出として特殊盤面演出を含む演出態様を決定しうるものであり、
前記演出態様決定手段により当該特殊盤面演出を含む演出態様が決定された場合には、
前記演出表示制御手段が、前記特定画像として、前記演出表示装置における表示領域の略中央位置から外縁に向かう複数の延伸表示を含む演出画像を表示制御するとともに、
前記役物駆動制御手段が、前記演出表示装置に表示される前記特定画像に連動して、前記複数の延伸表示が各々延びる方向に位置する前記役物可動体を前記被覆状態から前記表出状態に変位させるとともに、前記特定発光体を点灯または点滅させるように駆動制御し、
前記特定画像において表現される複数の延伸表示が、前記演出表示装置の表示領域を超えて前記背面役物によって連続して表現される
請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
所定の音演出が行われるスピーカをさらに備える
請求項1または請求項2に記載の遊技機。
【請求項1】
遊技者の操作によって遊技球が打ち込まれ、少なくとも所定配列で複数の障害釘が前面側から植設される遊技領域を有した透明樹脂からなる遊技パネルを正面側に備えた遊技演出ユニットと、
前記遊技演出ユニットの正面視略中央に設けられるとともに、前記遊技パネルの背後にて所定の演出画像を表示可能な演出表示装置と、
前記遊技領域に設けられ、当該遊技領域に向けて打ち込まれた遊技球を受け入れ可能な受入口と、
遊技に関する情報を導出するための識別情報が変動表示される識別情報表示手段と、
遊技の進行を司る主制御手段と、
前記主制御手段からの指令を受信して演出制御を司る副制御手段と、を備え、
前記受入口への遊技球の入賞に基づいて抽選を行い、前記演出表示装置において当該抽選の結果に応じた演出画像を表示可能であって、当該抽選において大当たりに当選すると、遊技者に対して所定量の賞球が付与される大当たり遊技が実行される遊技機において、
前記遊技演出ユニットは、
前記演出表示装置の外周側に設けられることにより、前記遊技領域に対して当該演出表示装置と重複しない位置で視認可能となるように配置され、前記遊技パネルの背後にて所定の態様で駆動可能な背面役物、を有するとともに、
前記背面役物は、
点灯または点滅可能な複数の発光体と、
当該複数の発光体の一部または全部を被覆する被覆状態と、当該被覆される発光体の一部または全部を表出させる表出状態と、の間で変位可能な役物可動体と、
を少なくとも有しており、
前記主制御手段は、
前記受入口への遊技球の受け入れを検出する受入検出手段、
前記受入検出手段による前記受入口への遊技球の受け入れを検出したことに基づいて、少なくとも前記大当たりの当落にかかる判定を行う当落判定処理を実行する抽選手段、
少なくとも前記当落判定処理の判定結果に基づいて、前記識別情報表示手段に表示される識別情報の変動表示の態様を示す変動パターンを決定する変動パターン決定手段、
前記変動パターン決定手段により決定された変動パターンについて、当該変動パターンとは別に演出態様を設定するための変動タイプを決定する変動タイプ決定手段、および
前記変動パターン決定手段により決定された変動パターンと前記変動タイプ決定手段により決定された変動タイプとに基づいて、前記識別情報表示手段における識別情報の変動表示を制御する識別情報変動制御手段、
を少なくとも有し、
前記副制御手段は、
前記主制御手段から送信される前記変動パターンおよび前記変動タイプに関する指令に基づいて、当該変動パターンおよび当該変動タイプに対応する演出態様を決定する演出態様決定手段、
前記演出態様決定手段により決定された演出態様に基づいて、前記演出表示装置に表示される演出画像の表示制御を行う演出表示制御手段、および
前記演出態様決定手段により決定された演出態様に基づいて、前記背面役物における前記複数の発光体および前記役物可動体の駆動制御を行いうる役物駆動制御手段、
を少なくとも有する一方、
前記演出態様決定手段は、前記変動パターンまたは前記変動タイプが少なくとも前記背面役物の演出制御に関する指令を含むものであるとき、前記遊技演出ユニットの盤面の略全域にわたって実行される特定の盤面演出を含む演出態様を決定するものであって、
前記演出態様決定手段により前記特定の盤面演出を含む演出態様が決定された場合には、
前記演出表示制御手段が、前記背面役物における前記複数の発光体の駆動制御と連動して一体的な態様で実行される特定画像を前記演出表示装置に表示制御するとともに、
前記役物駆動制御手段が、常には被覆状態に維持される前記役物可動体を表出状態に変位させるとともに、前記複数の発光体のうちで前記役物可動体により被覆または表出される特定発光体を点灯または点滅させるように、前記背面役物を駆動制御するにも拘らず、
前記変動パターンに基づいて当該特定の盤面演出が実行される場合と、前記変動タイプに基づいて当該特定の盤面演出が実行される場合とでは、前記演出表示装置の表示制御および前記背面役物の駆動制御の少なくとも一方が異なる態様で実行されることを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記演出態様決定手段は、前記変動パターンに関する指令に基づいて、前記特定の盤面演出として特殊盤面演出を含む演出態様を決定しうるものであり、
前記演出態様決定手段により当該特殊盤面演出を含む演出態様が決定された場合には、
前記演出表示制御手段が、前記特定画像として、前記演出表示装置における表示領域の略中央位置から外縁に向かう複数の延伸表示を含む演出画像を表示制御するとともに、
前記役物駆動制御手段が、前記演出表示装置に表示される前記特定画像に連動して、前記複数の延伸表示が各々延びる方向に位置する前記役物可動体を前記被覆状態から前記表出状態に変位させるとともに、前記特定発光体を点灯または点滅させるように駆動制御し、
前記特定画像において表現される複数の延伸表示が、前記演出表示装置の表示領域を超えて前記背面役物によって連続して表現される
請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
所定の音演出が行われるスピーカをさらに備える
請求項1または請求項2に記載の遊技機。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78】
【図79】
【図80】
【図81】
【図82】
【図83】
【図84】
【図85】
【図86】
【図87】
【図88】
【図89】
【図90】
【図91】
【図92】
【図93】
【図94】
【図95】
【図96】
【図97】
【図98】
【図99】
【図100】
【図101】
【図102】
【図103】
【図104】
【図105】
【図106】
【図107】
【図108】
【図109】
【図110】
【図111】
【図112】
【図113】
【図114】
【図115】
【図116】
【図117】
【図118】
【図119】
【図120】
【図121】
【図122】
【図123】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78】
【図79】
【図80】
【図81】
【図82】
【図83】
【図84】
【図85】
【図86】
【図87】
【図88】
【図89】
【図90】
【図91】
【図92】
【図93】
【図94】
【図95】
【図96】
【図97】
【図98】
【図99】
【図100】
【図101】
【図102】
【図103】
【図104】
【図105】
【図106】
【図107】
【図108】
【図109】
【図110】
【図111】
【図112】
【図113】
【図114】
【図115】
【図116】
【図117】
【図118】
【図119】
【図120】
【図121】
【図122】
【図123】
【公開番号】特開2013−91001(P2013−91001A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2013−32435(P2013−32435)
【出願日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【分割の表示】特願2007−172561(P2007−172561)の分割
【原出願日】平成19年6月29日(2007.6.29)
【出願人】(000148922)株式会社大一商会 (3,262)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【分割の表示】特願2007−172561(P2007−172561)の分割
【原出願日】平成19年6月29日(2007.6.29)
【出願人】(000148922)株式会社大一商会 (3,262)
【Fターム(参考)】
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