説明

過給機の軸受装置

【課題】安価で、かつシャフトと軸受との間における機械損失を低減すると共にシャフトの回転力を向上することができる過給機の軸受装置を提供する。
【解決手段】過給機の軸受装置1は、タービンインペラ22と、コンプレッサインペラ23と、シャフト21と、軸受11と、潤滑油流路13とを有する。軸受11は、潤滑油供給孔111を有しており、シャフト21は、対向面211に複数の溝部212又は突条部213を形成してある。潤滑油流路13は、高圧室14と、高圧室14よりも低圧の低圧室16とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関に用いられる過給機の軸受装置に関する。
【背景技術】
【0002】
内燃機関における過給機は、タービンインペラとコンプレッサインペラとを、同一の回転軸をなすシャフトの両端に設け、該シャフトを、軸受ハウジング内の軸受部に回動可能に軸支してある。そして、上記タービンインペラによって、排気通路を流通する排気ガスのエネルギーを回転運動に変換し、上記シャフトを介して回転運動をコンプレッサインペラへと伝達する。そして、コンプレッサインペラを回転することにより、吸気通路に流入した空気を圧縮し圧縮空気として内燃機関の燃焼室へと供給する。このとき、タービンインペラ及びコンプレッサインペラの回転は、数万〜数十万rpmの高速回転となる。そのため、回転軸をなすシャフトを軸支する軸受においては、摩擦等の機械損失低減のため、種々の軸受装置が用いられる。
過給機の軸受装置としては、例えば、特許文献1に示された滑り軸受を用いたものが知られている。また、特許文献2に示された浮動ブッシュ軸受やボールベアリングを用いたものも知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−54448号公報
【特許文献2】特開2005−248856号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の過給機の軸受装置においては、シャフトと軸受との間における機械損失が大きく応答性も低いため、過給機の性能が低下するおそれがある。また、特許文献2の過給機の軸受装置においては、シャフトと軸受との間における機械損失の低減及び応答性の向上を図ることが可能であるが、構造が複雑で、部品費も高額となるため、過給機のコストが増大するおそれがある。
また、特許文献1及び特許文献2に示された過給機の軸受装置においては、潤滑油が供給され摩耗や摩擦力の低減などを図っているが、この潤滑油の供給圧力を上記シャフトの回転に利用する工夫は提案されていない。
【0005】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、安価で、かつシャフトと軸受との間における機械損失を低減すると共にシャフトの回転力を向上することができる過給機の軸受装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、排気通路に設けたタービンインペラと、吸気通路に設けたコンプレッサインペラと、上記タービンインペラと上記コンプレッサインペラとを連結するシャフトと、該シャフトを軸支する軸受と、オイルポンプにより圧送される潤滑油を流通する潤滑油流路とを有する過給機の軸受装置であって、
上記軸受は、略円筒形状をなし、その外周面と内周面との間に貫通する潤滑油供給孔を有し、
該潤滑油供給孔は、上記軸受における内周面側の開口部が外周面側の開口部に対して上記シャフトの回転方向における前方側に位置するよう傾斜して形成されており、
上記シャフトは、上記軸受の内周面と対向する対向面に、上記シャフトの回転方向に対して交差する複数の溝部又は突条部を形成してあり、
上記潤滑油流路は、潤滑油を流通すると共に、上記潤滑油供給孔における外周面側の開口部と連通した高圧室と、上記軸受と上記シャフトとの間に供給された潤滑油が排出されると共に上記高圧室よりも低圧の低圧室とを有することを特徴とする過給機の軸受装置にある(請求項1)。
【発明の効果】
【0007】
本発明の過給機の軸受装置は、上記軸受の内周に上記シャフトを挿通して軸支し、上記潤滑油供給孔と上記対向面とが対向するように配置してある。そして、上記潤滑油流路の高圧室内に圧送される潤滑油を上記潤滑油供給孔へと流通し、上記対向面に形成された上記溝部又は上記突条部に向けて上記潤滑油供給孔から潤滑油を噴出する。ここで、上記潤滑油供給孔は、上記軸受における内周面側の開口部が外周面側の開口部に対して上記シャフトの回転方向における前方側に位置するよう傾斜して形成されている。そのため、上記潤滑油供給孔から噴出される潤滑油は、上記溝部又は上記突条部に対して、上記シャフトの回転方向に向かって衝突する。この潤滑油の噴出力により上記シャフトに対して回転方向に向かう付勢力が付与される。これにより、上記タービンインペラにおける上記シャフトの回転力をアシストするように、上記軸受内における潤滑油による上記シャフトの回転力が加わる。その結果、上記シャフトの回転力を向上させることができる。
【0008】
また、上記軸受の内側と上記シャフトの外側との間には、上記潤滑油供給孔から噴出する潤滑油が供給され、上記軸受と上記シャフトとの間に潤滑油の層が形成される。そのため、上記シャフトと上記軸受との接触を確実に防ぎ、両者間における摩擦抵抗を低減することができる。
【0009】
また、上記シャフトの上記対向面には、上記溝部又は上記突条部を設けてある。これにより、上記シャフトの上記対向面に充分な量の潤滑油を保持しやすくなる。さらには、潤滑油が上記溝部又は上記突条部の形成方向に沿って上記シャフトの回転方向と交差する方向に移動しやすい。そのため、上記軸受と上記シャフトとの間の全体に確実に潤滑油の層を形成し、摩擦抵抗をより低減することができる。それゆえ、上記軸受に対する上記シャフトの回転における機械損失を低減し、上記シャフトを効率的に回転させることができる。
また、上記のごとく、上記シャフトの回転力を向上させると共に摩擦抵抗及び機械損失を低減することによって、ボールベアリングなどを用いる必要が無くなる。したがって、構造がシンプルで、部品費も低減することができ、過給機の軸受装置のコストを安価にすることができる。
【0010】
上記のごとく、本発明によれば、安価で、かつシャフトと軸受との間における機械損失を低減すると共にシャフトの回転力を向上することができる過給機の軸受装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】実施例1における、過給機の軸受装置を示す説明図。
【図2】実施例1における、シャフトの対向面を示す説明図。
【図3】図2のA−A線矢視断面図。
【図4】図3の部分拡大図。
【図5】実施例1における、突条部を設けたシャフトの対向面を示すA−A線矢視断面相当の部分拡大図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の過給機の軸受装置において、上記シャフトの上記対向面に形成された上記複数の上記溝部又は上記突条部は、上記シャフトの軸方向における上記対向面の両端から中央に向かって上記シャフトの回転方向における前方側に傾斜するような略V字形状をなしていることが好ましい(請求項2)。この場合には、潤滑油が上記対向面において上記溝部又は上記突条部に沿って、略V字の頂点へと導かれる。これにより、上記潤滑油供給口から噴出された潤滑油が即座に上記対向面の外側へ流出することを抑制し、上記潤滑油供給孔から噴出する潤滑油の噴出力を上記シャフトの回転力へと効率よく変換することができる。それゆえ、潤滑油による上記シャフトへの付勢力を増大し、上記シャフトの回転力をより向上することができる。
【0013】
また、潤滑油は、略V字に形成された上記溝部又は上記突条部に沿って、略V字の頂点へと送られるため、潤滑油を上記対向面上に留めておきやすい。したがって、上記対向面と上記軸受の内周面との間に潤滑油の層を形成しやすくなる。それゆえ、上記シャフトと上記軸受との間における抵抗をより低減することができる。
【実施例】
【0014】
(実施例1)
本発明の実施例にかかる過給機の軸受装置1を、図1〜図4を参照して説明する。
本例の過給機の軸受装置1は、図1に示すごとく、排気通路31に設けたタービンインペラ22と、吸気通路41に設けたコンプレッサインペラ23と、タービンインペラ22とコンプレッサインペラ23とを連結するシャフト21とを有している。また、過給機の軸受装置1は、シャフト21を軸支する軸受11と、オイルポンプ(図示略)により圧送される潤滑油Lを流通する潤滑油流路13とを有している。
【0015】
軸受11は、略円筒形状をなし、その外周面と内周面との間に貫通する潤滑油供給孔111を有している。潤滑油供給孔111は、図3及び図4に示すごとく、軸受11における内周面側の内周開口部112が外周面側の外周開口部113に対してシャフト21の回転方向における前方側に位置するよう傾斜して形成されている。シャフト21は、軸受11の内周面と対向する対向面211に、シャフト21の回転方向に対して交差する複数の溝部212を形成してある。潤滑油流路13は、潤滑油Lを流通すると共に、潤滑油供給孔111における外周開口部113と連通した高圧室14と、軸受11とシャフト21との間に供給された潤滑油Lが排出されると共に高圧室14よりも低圧の低圧室16とを有している。
【0016】
以下、本例の過給機の軸受装置1について、より詳細に説明する。
本例の過給機は、図1に示すごとく、自動車のエンジンに用いるものであり、排気通路を流れる排気ガスのエネルギーを回転運動に変換するタービンインペラ22と、回転することで吸気通路に圧縮空気を作りだすコンプレッサインペラ23とを有している。タービンインペラ22は、排気通路を形成したタービンハウジング3の内側に配され、コンプレッサインペラ23は、吸気通路を形成したコンプレッサハウジング4の内側に配してある。
【0017】
図1に示すごとく、タービンインペラ22とコンプレッサインペラ23とは、同一の回転軸をなすシャフト21によって互いに連結されている。該シャフト21は、図2〜図4に示すごとく、略円柱状をなしており、後述する軸受ハウジング10の2つの軸受11における内周面と対向する2つの対向面211を有している。この対向面211は、シャフト21と同じ外径の円柱状をなしており、対向面211上には、複数の溝部212を形成してある。
【0018】
複数の溝部212は、図2に示すごとく、シャフト21の回転方向に対して交差すると共に、シャフト21の軸方向における対向面211の両端から中央に向かってシャフト21の回転方向における前方側に傾斜するような略V字形状をなしている。本例においては、溝部212がなす略V字形状は、頂点における内角が鈍角となるよう構成してある。また、図3及び図4に示すごとく、溝部212は、シャフト21の軸線方向と直交する平面の断面において、略V字の断面形状をなしている。該シャフト21は、軸受ハウジング10に回動可能に軸支してある。
【0019】
シャフト21を軸支する軸受ハウジング10は、図1に示すごとく、タービンハウジング3とコンプレッサハウジング4との間に配してある。軸受ハウジング10は、潤滑油Lを流通する潤滑油流路13とシャフト21を回動可能に軸支する軸受11とを有している。
潤滑油流路13は、図1に示すごとく、オイルポンプにより圧送された潤滑油Lが流入する高圧室14と、該高圧室14の下流側に形成された低圧室16とを有している。高圧室14は、オイルポンプと連通した流入口141と、軸受11の潤滑油供給孔111(図3)と連通した2つの潤滑油分配孔15とを有している。また、低圧室16は、潤滑油流路13を流通した潤滑油Lを排出する排出口161を有している。
【0020】
また、高圧室14と低圧室16との間には、チェックバルブ171を配したバイパス流路17が形成されている。チェックバルブ171は、バイパス流路17を閉塞する球状の閉塞部172と、該閉塞部172を高圧室14の側に向かって付勢するスプリング173とを有している。高圧室14内における圧力がスプリング173の付勢力より大きくなると、スプリング173の付勢力に抗して閉塞部172が開放されバイパス流路17内に潤滑油Lを流通させる。これにより、高圧室14内の圧力を一定の圧力に保つことができる。
【0021】
また、軸受ハウジング10には、図1に示すごとく、低圧室16の内側における高圧室14に隣接する位置において、2つの軸受保持部12を形成してある。該軸受保持部12は、円筒状の貫通穴からなり、軸受11を嵌入可能に形成されている。
軸受11は、図1、図3及び図4に示すごとく、略円筒形状をなし、その内周面の内径は、シャフト21の外径よりも若干大きくなるように設定してある。また、軸受11には、図3及び図4に示すごとく、その外周面と内周面との間に貫通する潤滑油供給孔111を形成してある。潤滑油供給孔111は、軸受11における内周開口部112が外周開口部113に対してシャフト21の回転方向における前方側に位置するよう傾斜して形成してある。また、潤滑油供給孔111は、潤滑油分配孔15と連通しており高圧室14に圧送される潤滑油Lを軸受11の内側に噴出することができる。
【0022】
上記のごとく形成された潤滑油流路13において、オイルポンプによって流入口141から高圧室14へと圧送された潤滑油Lは、2つの潤滑油分配孔15を介して潤滑油供給孔111へと送られる。そして、潤滑油Lは、潤滑油供給孔111からシャフト21の対向面に向かって噴出されと共に、軸受11とシャフト21との間において潤滑油Lの層を形成する。潤滑油Lの層を形成した後、軸受11の端面において軸受11とシャフト21との間の隙間により形成される開口部から低圧室16へと流出した潤滑油Lは、排出口161からオイルタンクへと送られ、再度潤滑油Lとして利用される。
【0023】
次に、本例における作用効果を説明する。
本例の過給機の軸受装置1は、軸受11の内周にシャフト21を挿通して軸支し、潤滑油供給孔111と対向面211とが対向するように配置してある。そして、潤滑油流路13の高圧室14内に圧送される潤滑油Lを潤滑油供給孔111へと流通し、対向面211に形成された溝部212に向けて潤滑油供給孔111から潤滑油Lを噴出する。ここで、潤滑油供給孔111は、軸受11における内周開口部112が外周開口部113に対してシャフト21の回転方向における前方側に位置するよう傾斜して形成されている。そのため、潤滑油供給孔111から噴出される潤滑油Lは、溝部212に対して、シャフト21の回転方向に向かって衝突する。この潤滑油Lの噴出力によりシャフト21に対して回転方向に向かう付勢力が付与される。これにより、タービンインペラ22におけるシャフト21の回転力をアシストするように、軸受11内における潤滑油Lによるシャフト21の回転力が加わる。その結果、シャフト21の回転力を向上させることができる。
【0024】
また、軸受11の内側とシャフト21の外側との間には、潤滑油供給孔111から噴出する潤滑油Lが供給され、軸受11とシャフト21との間に潤滑油Lの層が形成される。そのため、シャフト21と軸受11との接触を確実に防ぎ、両者間における摩擦抵抗を低減することができる。
【0025】
また、シャフト21の対向面211には、溝部212を設けてある。これにより、シャフト21の対向面211に充分な量の潤滑油Lを保持しやすくなる。さらには、潤滑油Lが溝部212の形成方向に沿ってシャフト21の回転方向と交差する方向に移動しやすい。そのため、軸受11とシャフト21との間の全体に確実に潤滑油Lの層を形成し、摩擦抵抗をより低減することができる。それゆえ、軸受11に対するシャフト21の回転における機械損失を低減し、シャフト21を効率的に回転させることができる。
また、上記のごとく、シャフト21の回転力を向上させると共に摩擦抵抗及び機械損失を低減することによって、ボールベアリングや、フローティングメタルを用いる必要が無くなる。したがって、構造がシンプルで、部品費も低減することができ、過給機の軸受装置1のコストを安価にすることができる。
【0026】
また、シャフト21の対向面211に形成された複数の溝部212は、シャフト21の軸方向における対向面211の両端から中央に向かってシャフト21の回転方向における前方側に傾斜するような略V字形状をなしている。そのため、潤滑油Lが対向面211において溝部212に沿って、略V字の頂点へと導かれる。これにより、潤滑油供給孔111から噴出された潤滑油Lが即座に対向面211の外側へ流出することを抑制し、潤滑油供給孔111から噴出する潤滑油Lの噴出力をシャフト21の回転力へと効率よく変換することができる。それゆえ、潤滑油Lによるシャフト21への付勢力を増大し、シャフト21の回転力をより向上することができる。
【0027】
また、潤滑油Lは、略V字に形成された溝部212に沿って、略V字の頂点へと送られるため、潤滑油Lを対向面211上に留めておきやすい。したがって、対向面211と軸受11の内周面との間に潤滑油Lの層を形成しやすくなる。それゆえ、シャフト21と軸受11との間における抵抗をより低減することができる。
【0028】
また、上述した過給機の軸受装置1においては、シャフト21の対向面211に溝部212を設けたが、図5に示すごとく、溝部212ではなく突条部213を設けてもよい。この場合にも本例と同様の効果を得ることができる。
【0029】
上記のごとく、本例によれば、安価で、かつシャフト21と軸受11との間における機械損失を低減すると共にシャフト21の回転力を向上することができる過給機の軸受装置1を提供することができる。
【符号の説明】
【0030】
1 過給機の軸受装置
11 軸受
111 潤滑油供給孔
13 潤滑油流路
14 高圧室
16 低圧室
21 シャフト
211 対向面
212 溝部
213 突条部
22 タービンインペラ
23 コンプレッサインペラ
31 排気通路
41 吸気通路
L 潤滑油

【特許請求の範囲】
【請求項1】
排気通路に設けたタービンインペラと、吸気通路に設けたコンプレッサインペラと、上記タービンインペラと上記コンプレッサインペラとを連結するシャフトと、該シャフトを軸支する軸受と、オイルポンプにより圧送される潤滑油を流通する潤滑油流路とを有する過給機の軸受装置であって、
上記軸受は、略円筒形状をなし、その外周面と内周面との間に貫通する潤滑油供給孔を有し、
該潤滑油供給孔は、上記軸受における内周面側の開口部が外周面側の開口部に対して上記シャフトの回転方向における前方側に位置するよう傾斜して形成されており、
上記シャフトは、上記軸受の内周面と対向する対向面に、上記シャフトの回転方向に対して交差する複数の溝部又は突条部を形成してあり、
上記潤滑油流路は、潤滑油を流通すると共に、上記潤滑油供給孔における外周面側の開口部と連通した高圧室と、上記軸受と上記シャフトとの間に供給された潤滑油が排出されると共に上記高圧室よりも低圧の低圧室とを有することを特徴とする過給機の軸受装置。
【請求項2】
請求項1に記載の過給機の軸受装置において、上記シャフトの上記対向面に形成された上記複数の溝部又は上記突条部は、上記シャフトの軸方向における上記対向面の両端から中央に向かって上記シャフトの回転方向における前方側に傾斜するような略V字形状をなしていることを特徴とする過給機の軸受装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate