説明

遠隔制御装置、テレビジョン装置、番組情報表示システム及び番組情報表示方法

【課題】視聴者等がテレビ画面に表示されたEPGで指定した番組に関する詳細な番組情報を視聴者等の手元で好適に表示することができる遠隔制御装置、テレビジョン装置、番組情報表示システム及び番組情報表示方法を提供する。
【解決手段】リモコン装置121では、操作部122による遠隔操作によりDTV101に表示されたEPGを用いて詳細な番組情報を表示させる番組を選択する。これにより、DTV101に対して、詳細な番組情報の送信を、操作部122からの信号を赤外線信号に変換して赤外線送信部123から送信して要求する。そして、要求された詳細な番組情報をDTV101から赤外線受信部124で受信してそれをテキストデータに変換する。そして、リモコン制御部127は、そのテキストデータを表示制御部125に渡し、表示制御部125はテキストデータを基に画面を構成し、表示部126へ出力する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子番組表(Electronic Program Guide、以下「EPG」と称す。)を表示する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在行われている通信衛星(Communication Satellite:CS)、放送衛星(Broadcast Satellite:BS)を用いたディジタル衛星テレビ放送においては、視聴者サービスの一環として番組情報データを他の映像データ等と共に送信している。また、今後検討される地上波ディジタルテレビ放送においても、同様のサービスが行われると考えられる。この番組情報データには、例えば、チャンネル名、番組名、放送日時、番組内容等の情報が含まれており、テレビ受信機により受信され、例えば時間軸とチャネル軸によりマトリックス状に構成された電子番組表(EPG)としてテレビ受信機の表示部に表示することが可能である。
【0003】
また、テレビ受信機を遠隔操作可能なリモコン装置に備えた表示部にEPGを表示することができるテレビ受信機システムもある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
ここで、EPGを構成するための主なデータについて説明する。尚、本説明は、社団法人電波産業会標準規格(ARIB STD−B10)「ディジタル放送に使用する番組配列情報」及びBSディジタル放送運用規定(ARIB TR−B15)に記載されている内容に基づいて行うが、ここでは、後述する本発明の実施形態を説明するために必要な最低限のデータについての説明のみであり、上記規格中に記述されている全データの構造の説明ではない。
【0005】
図1は、典型的なEPG画面例を示す概要図である。例えば、図1に示すようなEPG画面は、イベント情報テーブル(Event Information Table:EIT)のデータ中の図2、図3に示すような記述子のデータ等から構成される。尚、イベントとは番組を表す。
【0006】
図2は、EPGデータである短形式イベント記述子のデータ構造の一例を示す図であり、次に示すように、イベント名及びイベントに関する短い文字情報を示している。
【0007】
「descriptor_tag」は、種々の記述子を識別するために各記述子毎に個別に割り当てられる識別番号(タグ値)であり、短形式イベント記述子においては、0x4Dが割り当てられている。
【0008】
「descriptor_length」は、このフィールドの直後に続く記述子のデータ部分の全バイト長を規定する。
【0009】
「ISO_639_language_code」は、後続の文字情報フィールドの言語をISO639-2に規定されるアルファベット3文字コードで表わし、例えば、日本語は、jpn(0x6A706E)である。
【0010】
「event_name_length」は、後述する後続の番組名のバイト長を表す。
【0011】
「event_name_char」は、番組名を示す一連の文字情報フィールドを表し、全角40文字以下で記述する。
【0012】
「text_length」は、後述する後続の番組記述のバイト長を表わしている。
【0013】
「text_char」は、番組の説明を記述している一連の文字情報フィールドを表し、全角80文字以下で記述する。
【0014】
また、図3は、EPGデータである拡張イベント記述子のデータ構造の一例を示す図であり、次に示すようにイベントに関する詳細な文字情報を示している。尚、この記述子は、オプションである。
【0015】
「descriptor_tag」は、種々の記述子を識別するために各記述子毎に個別に割り当てられる識別番号(タグ値)であり、短形式イベント記述子においては、0x4Eが割り当てられている。
【0016】
「descriptor_length」は、このフィールドの直後に続く記述子のデータ部分の全バイト長を規定する。
【0017】
「descriptor_number」は、情報を分割して記述する際の、拡張形式イベント記述子番号を表す。
【0018】
「last_descriptor_number」は、分割した一連の記述子の最終形式イベント記述子番号を表す。
【0019】
「ISO_639_language_code」は、後続の文字情報フィールドの言語をISO639-2に規定されるアルファベット3文字コードで表わし、日本語は、jpn(0x6A706E)となる。
【0020】
「length_of_items」は、項目のバイト長を表している。
【0021】
「item_description_lenth」は、後述する後続の項目名のバイト長を表わしている。
【0022】
「item_description_char」は、項目名を示す一連の文字情報フィールドを表す。
【0023】
「item_length」は、後述する後続の項目記述のバイト長を表している。
【0024】
「item_char」は、項目の内容を記述している一連の文字情報フィールドを表し、全角100文字以下で記述する。
【0025】
「text_length」は、0x00である。
【0026】
「text_char」のフィールドは、何も記述しない。
【0027】
図4は、テレビ受信機の遠隔操作を行うための従来の遠隔操作装置(リモコン装置)の一例を示す図である。従来は、図4に示すようなリモコン装置21を操作して、例えば、EPG表示キー22を押下してEPGを表示させ、フォーカス移動キー23〜26を用いて、番組情報を表示させる番組を指定して、番組情報キー27を押下して表示させていた。
【0028】
まず、ユーザは、リモコン装置21のEPG表示キー22を用いて、テレビ受信機の画面に図1に示すようなEPG画面を表示する。例えば、EPG画面として、縦軸を時間帯5〜8、横軸をチャンネル番号9〜12としてマトリックス状の番組枠を配置する。そして、各番組枠内には番組名を表示し、EPGの上部別枠3には、現在フォーカスしている番組名を表示する。符号4はフォーカスを示しており、例えば、図1に示すように「明日×××」2の番組枠に表示する。「明日×××」2、13の文字情報は、上述した「event_name_char」のテキストデータを基に表示する。
【0029】
このフォーカス4を、リモコン装置のフォーカス移動キー23〜26の操作により、番組枠から番組枠へ移動する。但し、フォーカスが画面上の番組表の最も右側の番組枠に位置する時に、リモコン装置21の右移動キー24の操作を行うと、画面スクロールをして次のチャンネルの表示するものとする。また、左方向も同様なスクロールを行い、上下方向の場合は、画面スクロールによって次の1時間の表示を行うものとする。
【0030】
次に、ユーザは、リモコン装置のフォーカス移動キー23〜26を操作して、図5に示すように、「スクール2」63にフォーカス62を合わせる。図5は、図1に示されるEPG画面からフォーカスが移動した場合のEPG画面の表示例を示す図である。そして、番組情報キー27を操作すると、上述の「text_char」と「item_description_char」と「item_char」のテキストデータを基に、図6に示すような番組情報を表示する。図6は、テレビ受信機の画面に表示された番組情報に関するEPG画面の一例を示す図である。図6に示すように、この番組情報は、番組概要と番組詳細情報で構成され、番組概要は「text_char」のテキストデータ、番組詳細情報は「item_description_char」及び「item_char」のテキストデータに基づいて表示する。
【0031】
尚、BSディジタル放送運用規定では、「item_description_char」で示した1つの項目に対して、最大2つの拡張イベント記述子を使用できる。すなわち、1項目における内容記述は、最大200文字までであり、図6に示すように「前回までのあらすじ」84と「出演」86の項目内容85、87は、それぞれ200文字以内で記述される。また、項目及び項目内容は、1つの番組に対して、複数あっても構わない。
【0032】
【特許文献1】
特開2000−224437号公報
【0033】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、番組内容等の番組情報(すなわち、文字情報)をテレビ画面で閲覧する場合、至近距離で画面上の文字を読むようなパーソナルコンピュータ等の環境とは異なり、ある程度の距離を離れてテレビ画面を閲覧するので、視聴者からは画面に表示された文字が小さく見えてしまい、文字や番組内容の認識が非常に困難になるという問題があった。
【0034】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、視聴者等がテレビ画面に表示されたEPGで指定した番組に関する詳細な番組情報を視聴者等の手元で好適に表示することができる遠隔制御装置、テレビジョン装置、番組情報表示システム及び番組情報表示方法を提供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る遠隔制御装置は、番組に関する番組情報を番組表の形態で表示するテレビジョン装置を遠隔操作するための遠隔制御装置であって、
前記テレビジョン装置に表示された前記番組表に含まれる複数の番組のうち何れかの番組を指定する指定手段と、
前記指定手段により指定された番組に関し、前記番組表に表示された番組情報より詳細な番組情報の送信を前記テレビジョン装置に要求する要求手段と、
前記要求手段で要求された前記詳細な番組情報を前記テレビジョン装置から受信する受信手段と、
前記受信手段で受信された前記詳細な番組情報を表示する表示手段と
を備えることを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
【0037】
<第1の実施形態>
図7は、本発明の第1の実施形態に係るディジタルテレビ放送受信システムの細部構成を示すブロック図である。図7に示すように、本実施形態に係るディジタルテレビ放送受信システムは、ディジタルテレビ(以下、「DTV」と称す。)101と遠隔からの操作によって各種操作が可能なリモコン装置121とから構成される。
【0038】
まず、DTV101の詳細について説明する。
【0039】
アンテナより受信した信号は、信号処理部102に入力され、映像データ、音声データ及びEPGデータに分離される。さらに、信号処理部102は、映像データ及び音声データをデコードし、それぞれ表示音声制御部103を介して、表示部105及び音声出力部104へ出力する。また、信号処理部102で分離されたEPGデータは、メモリ106に格納される。
【0040】
EPG画像構成部107は、メモリ106中に格納されたEPGデータから、表示するEPG画像に応じて必要なデータを抽出し、そのデータをもとに構成処理を行い、後述する表示音声制御部103へ出力する。また、EPG画像構成部107は、フォーカス発生部110からのフォーカス位置情報を受け取った場合、所望の位置にフォーカスを描画したEPG画像を構成し、同様に表示音声制御部103へ出力する。
【0041】
表示音声制御部103は、入力された音声、映像を同期させて音声出力部104、表示部105に出力する。また、表示音声制御部103は、後述する赤外線受信部109からの信号をトリガーにして、入力されたEPG画像を、表示部105へ出力する。赤外線受信部109は、リモコン装置121からのEPG表示、番組情報表示又はフォーカス移動等の赤外線信号を受信する。一方、赤外線送信部108は、後述するシステム制御部111によってメモリ106から取り出された番組名及び番組情報のテキストデータを赤外線信号に変換し、リモコン装置121へ送信する。
【0042】
尚、本実施形態では、番組情報は、前述したように、番組概要と番組詳細情報とを表すものとする。システム制御部111は、上述した表示音声制御部103、EPG画像構成部107、メモリ106、フォーカス発生部110、赤外線受信部109及び赤外線送信部108を統合的に制御する。
【0043】
すなわち、本発明に係るDTV101は、以下に示すリモコン装置121によって遠隔操作され、表示音声制御部103やEPG画像構成部107等の作動により、EPGを表示する表示部105、リモコン装置121からの要求に基づいて、詳細な番組情報を表示させる番組を選択するフォーカス発生部110と、選択された番組に関する詳細な番組情報をリモコン装置121に対して送信する赤外線送信部108とを備えることを特徴とする。
【0044】
次に、リモコン装置121の詳細について説明する。
【0045】
まず、操作部122は、例えば、リモコン装置121のキーのユーザー操作を信号に変換し、赤外線送信部123に出力する。赤外線送信部123は、操作部122からの信号を赤外線信号に変換してDTV101に送信する。一方、赤外線受信部124は、DTV101からの赤外線信号を受信してテキストデータに変換する。そして、リモコン制御部127は、テキストデータを赤外線受信部124から表示制御部125に渡す。表示制御部125は、受け取ったテキストデータを基に画面を構成し、表示部126へ出力する。また、リモコン制御部127は、上述した操作部122、赤外線送信部123、赤外線受信部124及び表示制御部125を統合的に制御する。
【0046】
すなわち、以下に示すように、本発明に係るリモコン装置121は、EPGを表示するDTV101を遠隔操作するための遠隔制御装置である。ここで、DTV101に表示されたEPGを用いて詳細な番組情報を表示させる番組を選択して、DTV101に対して詳細な番組情報の送信を、操作部122からの信号を赤外線信号に変換して赤外線送信部123からDTV101に送信して要求する。そして、要求された詳細な番組情報をDTV101から赤外線受信部124で受信してテキストデータに変換する。そして、リモコン制御部127は、そのテキストデータを表示制御部125に渡し、表示制御部125はテキストデータを基に画面を構成し、表示部126へ出力することを特徴とする。
【0047】
図8は、本実施形態に係るリモコン装置本体の正面図である。図8において、151はリモコン装置本体、153はDTV101の表示部105にEPGを表示するためのEPG表示キーである。また、152は表示部であり、液晶や有機EL等の表示デバイスである。さらに、154〜157は、EPG中の番組枠に表示されたフォーカスを移動操作するためのフォーカス移動キー、158はフォーカスした番組の文字情報を得るための番組情報キーである。
【0048】
次に、本実施形態において、リモコン装置本体151の操作によって番組の情報を得る際の処理について説明する。まず、図1に示されるテレビ画面上のEPGにおいて、例えば、ユーザが番組「スクール××××」の番組情報を得るために、移動キー154〜157を用いてフォーカスを所望の位置に移動した後、リモコン装置本体151の番組情報キー158を押下する。
【0049】
操作部122において番組情報キー158の入力があると、リモコン制御部127は、赤外線送信部123に番組情報キー入力通知を出力し、DTV101に対して番組情報表示の操作信号を送信する。そして、リモコン制御部127は、操作部122をリモコン操作モードに切り替える。ここで、リモコン操作モードとは、表示部126の画面スクロール操作に移動キー154〜157を使用するためのモードであり、このモードにおいて、移動キー154〜157によるEPG上のフォーカス移動は不可になる。
【0050】
尚、EPG表示時における操作部122のデフォルトのモードはEPG操作モードであり、このモードにおいては、移動キー154〜157によるEPGのフォーカス移動が可能であるが、移動キー154〜157により表示部152の画面スクロール操作は不可になる。
【0051】
すなわち、本発明に係るリモコン装置121(遠隔制御装置)によれば、複数の方向への移動指示を行うための移動キー154〜157及び番組情報キー158と、DTV101に表示された電子番組表を操作させる第1のモード(EPG操作モード)と表示部152に表示された詳細な番組情報を操作させる第2のモード(リモコン操作モード)とを切り替えるリモコン制御部127とを備える。そして、移動キー154〜157及び番組情報キー158により、第1のモードの場合、DTV101に表示されている電子番組表内の任意の番組表示位置を移動指示することにより、詳細な番組情報を表示させる番組を指定する。一方、第2のモードの場合であって、表示される詳細な番組情報が表示部152に一度に表示可能な文字数を越えているような場合、部分表示された詳細な番組情報を複数の方向(例えば、上下左右方向)へスクロールすることにより、スクロール前に不可視であった詳細な番組情報の他の部分を表示させることを特徴とする。
【0052】
尚、以下に示す実施形態では、詳細な番組情報が、ARIB STD−B10に定められた短形式イベント記述子と拡張イベント記述子とから成る文字情報であること特徴とする。また、それらの詳細な番組情報が、赤外線によってリモコン装置121とDTV101との間を送受信されることを特徴とする。
【0053】
また、番組情報キー158の押下により、番組情報表示の操作信号をDTV101に送信した後、リモコン制御部127は表示部152に図9に示すような「データ受信中」180のダイアログを表示するように、表示制御部125に対してダイアログ表示命令を出力する。すなわち、図9は、本実施形態に係るダイアログ表示命令を出力しているリモコン装置本体の正面図である。尚、本実施形態においては、ユーザに対してデータ受信中であることを伝達する手段として、表示部172にダイアログを表示しているが、その他にもLEDが備えられたリモコン装置であれば、LEDを点滅するように制御するものであっても構わない。
【0054】
以上のように、リモコン装置121より出力された番組情報表示の操作信号が、DTV101の赤外線受信部124を介してシステム制御部111に入力される。この信号をトリガにして、システム制御部111は、メモリ106中のEPGデータであるEITから、図5に示すようにフォーカス64のある番組「スクール××××」63の番組名テキストデータ、すなわち「event_name_char」と、番組概要テキストデータ、すなわち「text_char」と、番組詳細情報テキストデータ、すなわち「item_description_char」及び「item_char」を検索して取り出す。
【0055】
そして、システム制御部111は、取り出したテキストデータを赤外線送信部108に渡し、リモコン171に送信する。システム制御部111は、全テキストデータ送信後、赤外線送信部108にデータ完了通知を出力し、リモコン171に全てのテキストデータの送信を完了したことを示すデータ完了信号を送信する。
【0056】
次に、リモコン制御部127は、赤外線受信部124を介して受信したテキストデータ(すなわち、「event_name_char」、「text_char」、「item_description_char」及び「item_char」)を表示制御部125へ渡す。その後、リモコン制御部127は、赤外線受信部124を介して前述したデータ完了信号を受け取ると、表示部172にデータを表示させるように、テキスト表示命令を表示制御部125へ出力する。全テキストデータを受け取った表示制御部125は、前述のテキスト表示命令が入力された時点でテキストデータを構成する。
【0057】
図10は、本実施形態に係る詳細な番組情報を表示しているリモコン装置本体の正面図である。図10の画面中央部分には、番組概要210、211と番組詳細情報213の項目名である「前回までのあらすじ」214とその項目の内容215とが表示され、その下部に下方向に画面スクロールできることを示す下三角マーク216を表示する。尚、本実施形態では下三角マーク216を表示しているが、代わりに、パーソナルコンピュータ(PC)のウィンドウに表示されるスクロールバーのような形態であっても構わない。
【0058】
一方、画面上部には、どの番組の詳細情報かを判別できるように、番組名「スクール××××」209を表示する。また、画面最下部には、リモコン装置201の操作部122を前述したEPG操作モードに戻す操作キー、すなわち左移動キーのマーク205を表示する。すなわち、ユーザによって左移動キー205が押下されると、操作部122はリモコン操作モードからEPG操作モードに戻り、DTV101の表示部105に出力されたEPG上のフォーカス移動操作ができるようになる。
【0059】
ここで、EPG操作モードでは、画面最下部には先ほどの左移動キーのマークはなく、図1111に示すような表示となる。図11は、本実施形態に係るEPG操作モードにおけるリモコン装置本体の正面図である。尚、本実施形態では左移動キー205によってEPG操作モードに遷移したが、リモコン装置201に専用キーを設けても構わない。
【0060】
リモコン操作モードである図10に示す画面において、下移動キー206を押していくと、リモコン装置201の表示制御部125が画面スクロールして表示される。そして、図1212に示すような表示が表示部232にされる。すなわち、図12は、本実施形態に係る画面スクロール後のリモコン装置本体の正面図である。図12に示すように、画面中央部分の最上部に、上方向に画面スクロールできることを示す上三角マーク243が表示される。
【0061】
また、DTV101からリモコン装置に送られる番組情報テキストデータが、表示部232の一画面に収まる場合は、表示制御部125は図12の表示部272のように表示する。すなわち、画面中央部分の最上下部に、上下方向に画面スクロールできることを示す上下の三角マークは表示しない。
【0062】
図13は、本実施形態に係るDTV101のシステム制御部111が行う処理を説明するためのフローチャートである。まず、システム制御部111は、赤外線受信部109から番組情報表示の操作信号が入力される(ステップS101)。これにより、メモリ106中のEITから、EPG上でフォーカスしている番組の短形式イベント記述子の「event_name_char」及び「text_char」を検索する(ステップS102)。そして、それらのテキストデータを赤外線送信部108に出力する(ステップS103)。
【0063】
次に、メモリ106中のEITからEPG上でフォーカスしている番組の拡張イベント記述子を順次検索する(ステップS104)。その結果、拡張イベント記述子を見つけた場合、「item_description_char」及び「item_char」のテキストデータを赤外線送信部108に出力する(ステップS105)。そして、ステップS104の処理に戻り、引き続き順次検索を行って同様の処理を繰り返す。
【0064】
一方、ステップS104の処理において、メモリ106中の検索が全て終了した場合、赤外線送信部108にデータ完了通知を出力し(ステップS106)、一連の処理を終了する。
【0065】
図14は、本実施形態に係るリモコン装置121のリモコン制御部127が行う処理を説明するためのフローチャートである。
【0066】
まず、リモコン制御部127は、操作部122を介して番組情報キー208が入力される(ステップS201)。これにより、DTV101に対して番組情報表示の操作信号を送信するように、赤外線送信部123に対して番組情報キー入力通知を出力する(ステップS202)。そして、操作部122をEPG操作モードからリモコン操作モードに切り替え(ステップS203)、表示部126に「データ受信中」のダイアログを表示するように、表示制御部125にダイアログ表示命令を出力する(ステップS204)。
【0067】
次に、DTV101から赤外線受信部124が受信した信号を監視する(ステップS205)。その結果、「event_name_char」等のテキストデータを受信した場合は、表示制御部125へテキストデータを渡し(ステップS206)、ステップS205の処理に戻って、同様な処理を繰り返す。一方、ステップS205の処理でデータ完了信号を受信した場合は、表示制御部125へテキスト表示命令を出力し(ステップS207)、一連の処理を終了する。
【0068】
尚、リモコン装置121で詳細な番組情報を表示する場合、DTV101においては、同様の詳細な番組情報を表示せずに、例えば対応する番組の画面を表示してもよいし、或いはリモコン装置121で表示している詳細な番組情報を同時に表示するようにしてもよい。
【0069】
以上説明したように、ユーザは、手元のリモコン装置121の表示部126において、詳細な番組情報、すなわちテキストデータを閲覧することが可能となるので、離隔して見えにくいテレビ画面上の文字を読む必要がなく、視聴者等の手元で好適に表示され、手元での閲覧が可能となる。
【0070】
<第2の実施形態>
以下、本発明の第2の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図15は、本発明の第2の実施形態におけるリモコン装置において番組情報キー509を押下した際の表示部502を示す図である。尚、以降の説明において、特に説明のない事項に関しては、上述した第1の実施形態と同様であるものとする。
【0071】
図15に示されるように、画面上部の番組名「スクール××××」510の下段に「番組概要」511を表示する。また、「番組概要」511の右部分に、番組詳細情報の項目名及び項目内容の表示へ切り替えが可能なことを示す、右移動キーのマーク514を表示する。さらに、画面中央部には、画面上部の「番組概要」511に関するテキストデータ512が表示される。
【0072】
ここで、ユーザが右移動キー507を押下すると、表示制御部125が図16における表示部552のように詳細情報の項目名と項目内容の表示に切り替えられる。図16及び図1717は、本発明の第2の実施形態のリモコン装置の表示部の推移について説明するための図である。すなわち、画面上部の表示は、項目名「前回までのあらすじ」511となり、画面中央部の項目内容は、項目名「前回までのあらすじ」511に関する項目内容512を表示し、項目名の右部分には、次の項目名及び項目内容の表示に切り替えが可能なことを示す、右移動キーのマーク514が表示される。
【0073】
さらに、ユーザが右移動キー507を押下すると、図17に示す表示部602のように画面上部の項目名が「出演」610となり、画面中央部の項目内容は、項目名「出演」610に関する項目内容611を表示する。また、項目名の右部分には、右移動キーのマーク613が表示され、ユーザが右移動キー607を押下すると、同様に次の項目名及び項目内容へ表示が切り替えられる。また、右移動キー607をさらに押下し、最後の項目の表示まで到達した時点で、次に右移動キー607を押下すると、最初に表示した図15に示すような「番組概要」511の表示に戻り、以降は同様な動作を繰り返すものとする。
【0074】
すなわち、本実施形態に係るリモコン装置121(遠隔制御装置)は、詳細な番組情報が複数の項目名と該項目についての内容とから構成される場合、表示部126が詳細な番組情報を項目ごとに表示する。このため、リモコン装置121は、上述した第1の実施形態における構成に加えてさらに、赤外線受信部124で受信された詳細な番組情報を記憶する内部メモリを備え、表示制御部125によって、異なる項目についての内容を項目名を切り替えて表示部126に表示させることを特徴とする。
【0075】
以上説明したように、本実施形態によれば、リモコン装置121では、受信した番組情報文字データを、番組概要や項目単位で表示部に出力することが可能である。また、番組情報の表示時に、番組概要や項目単位毎に切り替えることが可能となるので、ユーザは項目数の多い番組情報や番組情報文字データが多い場合であっても途中をスキップさせ、快適に所望の項目を閲覧することができる。
【0076】
<第3の実施形態>
以下、本発明の第3の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。図18は、本発明の第3の実施形態におけるリモコン装置本体の正面図である。尚、本実施形態においても、特に説明を付加しない事項に関しては、上述した第1の実施形態と同様であるものとする。
【0077】
図18に示すリモコン装置351において、符号354は履歴表示キーであり、内部メモリを有しており、表示制御部125が番組情報キー359によって過去に取得したデータを表示部352に表示するものである。
【0078】
まず、図1に示されるようなEPGの表示時において、番組情報キー359の押下操作をすると、DTV101より受信した番組情報テキストデータが、表示制御部のメモリに格納される。そして、番組「明日×××」2に関するテキストデータ、すなわち番組名379、番組概要381、項目名382及び項目内容385を、図19に示すように表示部372に出力表示する。本発明の第3の実施形態におけるリモコン装置において詳細な番組情報を表示している状態のリモコン装置本体を示す図である。
【0079】
次に、フォーカス移動キー374〜377の操作により、図5に示すように番組「スクール××××」63を選択し、番組情報キー378の押下操作をすると、DTV101より受信した番組情報テキストデータが、表示制御部125の内部メモリに前のデータを上書きすることなく格納される。そして、図20に示すように、番組「スクール××××」に関するテキストデータ、すなわち番組名411、番組概要413、項目名415及び項目内容417を、表示部402に出力表示する。
【0080】
このようにして、表示制御部125は、DTV101から受信したテキストデータを上書きすることなく、複数の番組に関するテキストデータを内部メモリに記憶保持することができる。但し、テキストデータを記憶保持可能な番組数は、メモリの容量に応じて上限数が決定される。また、番組情報キー410を押下した時にフォーカスしている番組が、以前に記憶したものと同一番組であれば、内部メモリ中の以前のテキストデータに上書きするものとする。
【0081】
その後、ユーザがリモコン装置401の履歴キー404を押すと、表示制御部125は一つ前に記憶した番組情報テキストデータを内部メモリより出力し、図19に示す表示部372のように「明日×××」の番組情報に表示を切り替える。この間の、EPG上のフォーカスはどこの番組にあっても構わない。さらに履歴キー374を押すと、表示制御部125は内部メモリ中のデータより、図20に示す表示部402のように「スクール××××」の番組情報に表示を切り替える。この間も同様に、EPG上のフォーカスはどこの番組にあっても構わない。図20は、本実施形態に係るリモコン装置で詳細な番組情報の表示を切り替えた場合の様子を示す図である。
【0082】
尚、本実施形態においては、2つの番組に関する番組情報テキストデータを記憶したが、2つ以上の場合も同様であり、履歴キー354を押下する毎に記憶した時間の新しい順に番組情報を切り替えて表示すればよい。また、履歴キー354をさらに押下し、一番記憶した時間の古い番組情報の表示まで到達した時点で、次に履歴キー354を押すと、最も新しく記憶した番組情報の表示に戻り、以降、同様な動作を繰り返す。
【0083】
すなわち、本実施形態に係るリモコン装置121は、赤外線受信機124で受信されたDTV101から送信された詳細な番組情報を内部メモリに記憶する。そして、赤外線受信機124で同一の番組に関する詳細な番組情報が新たに受信された場合、表示制御部125は、内部メモリに記憶されている当該番組に関する詳細な番組情報を上書きする。また、表示制御部125は、内部メモリに記憶された詳細な番組情報を読み出し、表示部126に表示する。これにより、上述したように、詳細な番組情報の表示を内部メモリに記憶されているものについては容易に切り替えることができる。
【0084】
また、本実施形態に係るリモコン装置121では、上述した内部メモリが、詳細な番組情報について赤外線受信部124で受信された時間を併せて記憶し、表示制御部125が、内部メモリに最も新しく記憶された番組についての詳細な番組情報を昇順に読み出すことを特徴とする。これによって、過去に受信した番組情報を閲覧する際に、例えば最近のものから順に表示することができ、フォーカス移動のユーザ操作を省略することができる。尚、これは昇順だけに限らず、同一の曜日や同一の月のもの等を先に表示することも可能である。
【0085】
以上説明したように、本実施形態によれば、フォーカス移動の操作と番組情報キーを押す操作を行うことなく、過去に表示した番組情報を再び表示することが可能となるので、再度、番組情報を閲覧する時の操作が簡便になる。
【0086】
<その他の実施形態>
尚、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0087】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0088】
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートや上記実施形態で説明した処理手順に対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0089】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、視聴者等がテレビ画面に表示されたEPGで指定した番組に関する詳細な番組情報を視聴者等の手元で好適に表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的なEPG画面例を示す概要図である。
【図2】EPGデータである短形式イベント記述子のデータ構造の一例を示す図である。
【図3】EPGデータである拡張イベント記述子のデータ構造の一例を示す図である。
【図4】テレビ受信機の遠隔操作を行うための従来の遠隔操作装置(リモコン装置)の一例を示す図である。
【図5】図1に示されるEPG画面からフォーカスが移動した場合のEPG画面の表示例を示す図である。
【図6】テレビ受信機の画面に表示された番組情報に関するEPG画面の一例を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に係るディジタルテレビ放送受信システムの細部構成を示すブロック図である。
【図8】同実施形態に係るリモコン装置本体の正面図である。
【図9】同実施形態に係るダイアログ表示命令を出力しているリモコン装置本体の正面図である。
【図10】同実施形態に係る詳細な番組情報を表示しているリモコン装置本体の正面図である。
【図11】同実施形態に係るEPG操作モードにおけるリモコン装置本体の正面図である。
【図12】同実施形態に係る画面スクロール後のリモコン装置本体の正面図である。
【図13】同実施形態に係るDTV101のシステム制御部が行う処理を説明するためのフローチャートである。
【図14】同実施形態に係るリモコン装置121のリモコン制御部127が行う処理を説明するためのフローチャートである。
【図15】本発明の第2の実施形態におけるリモコン装置において番組情報キー509を押下した際の表示部502を示す図である。
【図16】本発明の第2の実施形態のリモコン装置の表示部の推移について説明するための図である。
【図17】本発明の第2の実施形態のリモコン装置の表示部の推移について説明するための図である。
【図18】本発明の第3の実施形態におけるリモコン装置本体の正面図である。
【図19】本発明の第3の実施形態におけるリモコン装置において詳細な番組情報を表示している状態のリモコン装置本体を示す図である。
【図20】同実施形態に係るリモコン装置で詳細な番組情報の表示を切り替えた場合の様子を示す図である。
【符号の説明】
101 ディジタルテレビ(DTV)
102 信号処理部
103 表示音声制御部
104 音声出力部
105 表示部
106 メモリ
107 EPG画像構成部
108 赤外線送信部
109 赤外線受信部
110 フォーカス発生部
111 システム制御部
121 リモコン装置
122 操作部
123 赤外線送信部
124 赤外線受信部
125 表示制御部
126 表示部
127 リモコン制御部である。
151 リモコン装置本体
152 表示画面
153 EPG表示キー
154、155、156、157 フォーカス移動キー
158 番組情報キー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
番組に関する番組情報を番組表の形態で表示するテレビジョン装置を遠隔操作するための遠隔制御装置であって、
前記テレビジョン装置に表示された前記番組表に含まれる複数の番組のうち何れかの番組を指定する指定手段と、
前記指定手段により指定された番組に関し、前記番組表に表示された番組情報より詳細な番組情報の送信を前記テレビジョン装置に要求する要求手段と、
前記要求手段で要求された前記詳細な番組情報を前記テレビジョン装置から受信する受信手段と、
前記受信手段で受信された前記詳細な番組情報を表示する表示手段と
を備えることを特徴とする遠隔制御装置。
【請求項2】
複数の方向への移動指示を行う方向指示手段と、
該方向指示手段によって前記テレビジョン装置に表示された前記番組表を操作させる第1のモードと前記表示手段に表示された前記詳細な番組情報を操作させる第2のモードとを切り替えるモード切替手段とをさらに備え、
前記方向指示手段は、
前記第1のモードの場合、前記テレビジョン装置に表示されている前記番組表内の任意の番組表示位置を移動指示することにより、詳細な番組情報を表示させる番組を指定し、
前記第2のモードの場合、前記表示手段で部分表示された前記詳細な番組情報を複数の方向へスクロールすることにより、スクロール前に不可視であった該詳細な番組情報の他の部分を表示させる
ことを特徴とする請求項1記載の遠隔制御装置。
【請求項3】
前記詳細な番組情報が複数の項目名と該項目についての内容とから構成される場合、前記表示手段は、該詳細な番組情報を項目ごとに表示し、
前記受信手段で受信された前記詳細な番組情報を記憶する記憶手段と、
異なる項目についての内容を前記項目名を切り替えて前記表示手段に表示させる切替手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の遠隔制御装置。
【請求項4】
前記受信手段で受信された前記詳細な番組情報を記憶する記憶手段と、
前記受信手段で同一の番組に関する詳細な番組情報が新たに受信された場合、前記記憶手段に記憶されている該番組に関する詳細な番組情報を上書きする上書手段と、
前記記憶手段に記憶された詳細な番組情報を読み出す読出手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の遠隔制御装置。
【請求項5】
前記記憶手段が、前記詳細な番組情報について前記受信手段で受信された時間を併せて記憶し、
前記読出手段が、前記記憶手段に最も新しく記憶された番組についての詳細な番組情報を昇順に読み出す
ことを特徴とする請求項4記載の遠隔制御装置。
【請求項6】
前記詳細な番組情報が、ARIB STD−B10に定められた短形式イベント記述子と拡張イベント記述子とから成る文字情報であること特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の遠隔制御装置。
【請求項7】
請求項1から6までのいずれか1項に記載の遠隔制御装置によって遠隔操作されるテレビジョン装置であって、
番組表を表示する表示手段と、
前記遠隔制御装置からの要求に基づいて、前記指定手段により指定された番組に関する詳細な番組情報を前記遠隔制御装置に対して送信する送信手段と
を備えることを特徴とするテレビジョン装置。
【請求項8】
番組に関する番組情報を番組表の形態で表示するテレビジョン装置と該テレビジョン装置を遠隔操作するための遠隔制御装置とを備える番組情報表示システムであって、
前記遠隔制御装置が、
前記テレビジョン装置に表示された前記番組表に含まれる複数の番組のうち何れかの番組を指定する指定手段と、
前記指定手段により指定された番組に関し、前記番組表に表示された番組情報より詳細な番組情報の送信を前記テレビジョン装置に要求する要求手段と、
前記要求手段で要求された前記詳細な番組情報を前記テレビジョン装置から受信する受信手段と、
前記受信手段で受信された前記詳細な番組情報を表示する第1の表示手段とを備え、
前記テレビジョン装置が、
前記番組表を表示する第2の表示手段と、
前記遠隔制御装置からの要求に基づいて、前記指定手段により指定された番組に関する詳細な番組情報を前記遠隔制御装置に対して送信する送信手段とを備える
ことを特徴とする番組情報表示システム。
【請求項9】
前記遠隔制御装置が、
複数の方向への移動指示を行う方向指示手段と、
該方向指示手段によって前記テレビジョン装置に表示された前記番組表を操作させる第1のモードと前記表示手段に表示された前記詳細な番組情報を操作させる第2のモードとを切り替えるモード切替手段とをさらに備え、
前記方向指示手段は、
前記第1のモードの場合、前記テレビジョン装置に表示されている前記番組表内の任意の番組表示位置を移動指示することにより、詳細な番組情報を表示させる番組を指定し、
前記第2のモードの場合、前記表示手段で部分表示された前記詳細な番組情報を複数の方向へスクロールすることにより、スクロール前に不可視であった該詳細な番組情報の他の部分を表示させる
ことを特徴とする請求項8記載の番組情報表示システム。
【請求項10】
前記遠隔制御装置が、
前記詳細な番組情報が複数の項目名と該項目についての内容とから構成される場合、前記第1の表示手段は、該詳細な番組情報を項目ごとに表示し、
前記受信手段で受信された前記詳細な番組情報を記憶する記憶手段と、
異なる項目についての内容を前記項目名を切り替えて前記表示手段に表示させる切替手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項8又は9に記載の番組情報表示システム。
【請求項11】
前記遠隔制御装置が、
前記受信手段で受信された前記詳細な番組情報を記憶する記憶手段と、
前記受信手段で同一の番組に関する詳細な番組情報が新たに受信された場合、前記記憶手段に記憶されている該番組に関する詳細な番組情報を上書きする上書手段と、
前記記憶手段に記憶された詳細な番組情報を読み出す読出手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項8又は9に記載の番組情報表示システム。
【請求項12】
前記遠隔制御装置において、
前記記憶手段が、前記詳細な番組情報について前記受信手段で受信された時間を併せて記憶し、
前記読出手段が、前記記憶手段に最も新しく記憶された番組についての詳細な番組情報から昇順に読み出す
ことを特徴とする請求項11記載の番組情報表示システム。
【請求項13】
前記詳細な番組情報が、ARIB STD−B10に定められた短形式イベント記述子と拡張イベント記述子とから成る文字情報であること特徴とする請求項8から12までのいずれか1項に記載の番組情報表示システム。
【請求項14】
前記詳細な番組情報が、赤外線によって前記遠隔制御装置と前記テレビジョン装置との間を送受信されることを特徴とする請求項8から13までのいずれか1項に記載の番組情報表示システム。
【請求項15】
番組に関する番組情報を番組表の形態で表示するテレビジョン装置と該テレビジョン装置を遠隔操作するための遠隔制御装置とを用いた番組情報表示方法であって、
前記遠隔制御装置が、前記テレビジョン装置に表示された前記番組表に含まれる複数の番組のうち何れかの番組を指定し、指定された番組に関して前記番組表に表示された番組情報より詳細な番組情報の送信を要求し、
前記テレビジョン装置が、前記遠隔制御装置からの要求により前記指定された番組の詳細な番組情報を前記遠隔制御装置に対して送信し、
前記遠隔制御装置が、要求された前記詳細な番組情報を前記テレビジョン装置から受信して該詳細な番組情報を表示する
ことを特徴とする番組情報表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2004−194249(P2004−194249A)
【公開日】平成16年7月8日(2004.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2002−363112(P2002−363112)
【出願日】平成14年12月13日(2002.12.13)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】