説明

選択装置、選択方法、ならびに、プログラム

【課題】入力デバイスに適したユーザインターフェースを提供するのに好適な選択装置等を提供する。
【解決手段】記憶部201には、順序が定められた複数の項目のうちいずれかの項目が注目項目として記憶される。第1検知部202はユーザの第1操作を検知する。第2検知部203はユーザの第2操作を検知する。制御部204は、第1操作が検知されると選択モードを第1モードに移行し、第2操作が検知されると選択モードを第2モードに移行する。表示部205は、画面に、選択モードが第1モードである場合、複数の項目を表示し、当該複数の項目のうち注目項目を強調表示し、選択モードが第2モードである場合、注目項目を表示する。更新部206は、第1操作が検知されると画面内の注目位置を当該第1操作に基づいて更新し、更新された注目位置に表示されている項目に注目項目を更新し、第2操作が検知されると注目項目の次の項目に注目項目を更新する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入力デバイスに適したユーザインターフェースを提供するのに好適な選択装置、選択方法、ならびに、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ユーザが複数種類の入力デバイスを操作して、予め用意された複数の項目の中から所望の項目を選択するユーザインターフェースがある。例えば、特許文献1には、キーボード及びマウスからの指示入力に対応したユーザインターフェースを備える音声処理装置が開示されている。ここで、キーボードは所定の方向にカーソルを一項目ずつ移動させる入力デバイスであり、マウスは画面内の位置を指定することにより項目を選択する入力デバイスである。このようなユーザインターフェースにおいて用意される項目は、いずれの入力デバイスによる選択操作が行われても対応できるように表示されるのが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−242082号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、複数種類の入力デバイスによる選択操作に対応できるように画面に項目を表示する場合、それぞれの入力デバイスの操作において不必要な項目等を表示しておかなければならないことがあり、ユーザが使用している入力デバイスに適した表示形態のユーザインターフェースを提供できないという問題があった。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するもので、入力デバイスに適したユーザインターフェースを提供するのに好適な選択装置、選択方法、ならびに、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の観点に係る選択装置は、記憶部と、第1検知部と、第2検知部と、制御部と、表示部と、更新部と、を備え、以下のように構成する。なお、以下の例では、選択装置に2つの異なる入力デバイスが接続され、選択装置はこれらの入力デバイスからの入力を受け付ける。
【0007】
記憶部には、順序が定められた複数の項目のうちいずれかの項目が注目項目として記憶される。
【0008】
例えば、順序が定められた複数の項目とは、文字や数字等の複数の記号であり、注目項目とは、ユーザが現在選択している記号を示すものとする。例えば、順序が定められた複数の項目は、全部で10個の数字であるとすると、記憶部には、10個の数字のうち現在選択されている数字が記憶される。
【0009】
第1検知部は、ユーザの第1操作を検知する。
【0010】
例えば、第1操作とは、一方の入力デバイスによる画面内の位置を指定する操作であり、1回の操作で、指定した位置に表示される項目を注目項目として選択することができる操作である。例えば、ユーザがマウス等を用いて画像内の位置を指定すると、第1検知部は、当該操作を検知する。
【0011】
第2検知部は、ユーザの第2操作を検知する。
【0012】
ここで、第2操作とは、例えば、第1操作を行う入力デバイスとは異なる入力デバイスで行われる操作であり、1回の操作で現在の注目項目に隣接する項目のうち、一方向(例えば、昇順方向)に注目項目を進める操作である。例えば、ユーザがキーボードの所定のボタンを押圧すると、第2検知部は、当該押圧を検知する。
【0013】
制御部は、第1検知部により第1操作が検知されると、選択モードを第1モードに移行し、第2検知部により第2操作が検知されると、選択モードを第2モードに移行する。
【0014】
例えば、選択モードとは、項目の画面における表示形態を示すものであり、第1モード及び第2モードは、互いに異なる表示形態を示すものとする。例えば、制御部は、ユーザによる位置を指定する操作が第1検知部より検知されると、現在の選択モードが第2モードである場合、第1モードに移行し、ユーザによる所定のボタンの押圧が第2検知部より検知されると、現在の選択モードが第1モードである場合、第2モードに移行する。
【0015】
表示部は、画面に項目を表示する表示部であって、
(a)選択モードが第1モードである場合、画面に、複数の項目を表示し、当該複数の項目のうち注目項目を強調表示し、
(b)選択モードが第2モードである場合、画面に、注目項目を表示する。
【0016】
例えば、現在の注目項目を項目“3”とする。表示部は、選択モードが第1モードである場合、選択可能な10個の数字すべてを画面に表示し、このうち現在の注目項目である項目“3”に他の項目と異なる色を付して表示する。一方、表示部は、選択モードが第2モードである場合、現在の注目項目である項目“3”のみを画面に表示する。
【0017】
更新部は、記憶部に記憶される注目項目を更新する更新部であって、
(a)第1検知部により第1操作が検知されると、画面内の注目位置を当該第1操作に基づいて更新し、複数の項目のうち、更新された注目位置に表示されている項目に、注目項目を更新し、
(b)第2検知部により第2操作が検知されると、複数の項目のうち注目項目の次の項目に、注目項目を更新する。
【0018】
ここで、注目位置とは、第1操作に基づいて特定される画面内の位置である。例えば、現在の選択モードが第2モードである場合、ユーザが画像内の位置を指定する操作を行い、項目“6”の位置を指定する操作が第1検知部により検知されると、更新部は、項目“6”を新たな注目項目として更新する。この際、制御部により選択モードは第2モードから第1モードに移行され、表示部は、選択可能な10個の数字すべてを画面に表示し、このうち現在の注目項目である項目“6”に他の項目と異なる色を付して表示する。一方、例えば、現在の選択モードが第1モードである場合、ユーザが所定のボタンを押圧し当該押圧が第2検知部により検知されると、更新部は、現在注目項目とされている項目“3”に隣接する昇順方向の項目“4”を、新たな注目項目として更新する。この際、制御部により選択モードは第1モードから第2モードに移行され、表示部は、現在の注目項目である項目“4”のみを画面に表示する。
【0019】
本発明によれば、第1モードで項目が表示されている場合に、入力デバイスによる第2操作が行われると、第2モードで項目を表示し、同時に注目項目を更新することができる。また、第2モードで項目が表示されている場合に異なる入力デバイスによる第1操作が行われると、第1モードで項目を表示し、同時に注目項目を更新することができる。これにより、選択状態を維持したまま、入力デバイスに適した表示形態のユーザインターフェースに切り替えることができる。
【0020】
また、第1の観点に係る選択装置は、決定検知部と、出力部と、をさらに備え、以下のように構成するようにしてもよい。
【0021】
決定検知部は、ユーザによる決定操作を検知する。
【0022】
ここで、決定操作とは、例えば、第2操作の所定のボタンとは異なるボタンを押圧する操作であり、現在注目項目とされている項目を選択結果として出力させるための指示を行う操作である。例えば、ユーザが当該異なるボタンを押圧すると、決定検知部は、当該押圧を検知する。
【0023】
出力部は、決定操作が検知されると、記憶部に記憶されている注目項目を、ユーザによる選択結果として出力する。
【0024】
例えば、現在の注目項目が“3”であり、ユーザにより第2操作の所定のボタンとは異なるボタンが押圧されると、出力部は項目“3”を選択結果として出力する。
【0025】
本発明によれば、複数種類の入力デバイスによる選択の結果を出力することができる。
【0026】
また、上記選択装置は、第3検知部をさらに備え、以下のように構成するようにしてもよい。
【0027】
第3検知部は、ユーザによる第3操作を検知する。
【0028】
ここで、第3操作とは、例えば、第1操作を行う入力デバイスとは異なる入力デバイスで行われる操作であり、1回の操作で現在の注目項目に隣接する項目のうち、第2操作と反対方向の一方向(例えば、降順方向)に注目項目を進める操作である。例えば、第2操作がキーボードの右方向キーの押圧であり、ユーザがキーボードの左方向キーを押圧すると、第3検知部は、当該押圧を検知する。
【0029】
制御部は、第3検知部により第3操作が検知されると、選択モードを第2モードに移行する。
【0030】
例えば、制御部は、ユーザによる左方向キーの押圧が第3検知部より検知されると、現在の選択モードが第1モードである場合、選択モードを第2モードに移行する。
【0031】
表示部は、
(a)選択モードが第1モードである場合、複数の項目を複数の行、複数の列からなる表の形式で並べて表示し、
(b)選択モードが第2モードである場合、画面に、注目項目の前の項目と、注目項目と、注目項目の次の項目と、を一行もしくは一列のいずれかに表示し、注目項目を強調表示する。
【0032】
例えば、注目項目が項目“3”であるとする。選択モードが第1モードである場合、表示部は、例えば、10個の項目を2行5列に並べ、項目“3”を強調表示する。一方、選択モードが第2モードである場合、表示部は、例えば、項目“2”、“3”、“4”を横1列に並べて表示する。
【0033】
更新部は、第3検知部により第3操作が検知されると、複数の項目のうち注目項目の前の項目に、注目項目を更新する。
【0034】
例えば、ユーザが注目項目を隣接する項目へ進める操作を行い当該操作が第3検知部により検知されると、更新部は、現在注目項目とされている項目“3”に隣接する降順方向の項目“2”を、新たな注目項目として更新する。
【0035】
本発明によれば、第1モードで項目が表示されている場合に、入力デバイスによる第2又は第3操作が行われると、第2モードで項目を表示し、同時に注目項目を更新することができる。これにより、選択状態を維持したまま、入力デバイスに適した表示形態のユーザインターフェースに切り替えることができる。
【0036】
また、第1検知部は、マウス、ジョイスティック、タッチパッドもしくはライトペンを含むポインティングデバイスにより指示される位置の移動を第1操作として検知し、第2検知部は、キーボードもしくはキーパッドを含むコントローラが有する第1方向キーに対するユーザによる操作を第2操作として検知し、第3検知部は、コントローラが有する第2方向キーに対するユーザによる操作を第3操作として検知するように構成してもよい。
【0037】
例えば、ユーザがマウスを用いて画面内に表示されたポインタを移動させると、第1検知部は当該移動を検知する。また、ユーザがキーボードの右方向の方向キーを押圧すると、第2検知部は当該押圧を検知する。また、ユーザがキーボードの左方向の方向キーを押圧すると、第3検知部は当該押圧を検知する。
【0038】
本発明によれば、ポインティングデバイス及びキーボード等の異なる入力デバイスの操作を受け付けることができ、入力デバイスに応じてユーザインターフェースを切り替えることができる。
【0039】
また、複数の項目に対して定められる順序は、巡回的な順序であるように構成してもよい。
【0040】
例えば、10個の数字の項目は、“0”を先頭として“9”まで、昇順で順序付けられているとする。この場合、項目“9”の次は先頭の項目“0”に戻るように構成される。
【0041】
本発明によれば、一方向へ注目項目を移動するよう操作を続けても、順序が最後の項目で止まることなく操作を続けることができる。
【0042】
本発明の第2の観点に係る選択装置の選択方法は、順序が定められた複数の項目のうちいずれかの項目が注目項目として記憶される記憶部と、第1検知部と、第2検知部と、制御部と、表示部と、更新部と、を備える選択装置が実行する選択方法であって、以下のように構成する。
【0043】
第1検知工程において、第1検知部が、ユーザの第1操作を検知する。
第2検知工程において、第2検知部が、ユーザの第2操作を検知する。
制御工程において、制御部が、第1検知部により第1操作が検知されると、選択モードを第1モードに移行し、第2検知部により第2操作が検知されると、選択モードを第2モードに移行する。
表示工程において、画面に項目を表示する表示部が
(a)選択モードが第1モードである場合、画面に、複数の項目を表示し、当該複数の項目のうち注目項目を強調表示し、
(b)選択モードが第2モードである場合、画面に、注目項目を表示する。
更新工程において、記憶部に記憶される注目項目を更新する更新部が、
(a)第1検知部により第1操作が検知されると、画面内の注目位置を当該第1操作に基づいて更新し、複数の項目のうち、更新された注目位置に表示されている項目に、注目項目を更新し、
(b)第2検知部により第2操作が検知されると、複数の項目のうち注目項目の次の項目に、注目項目を更新する。
【0044】
本発明のその他の観点に係るプログラムは、コンピュータを上記選択装置として機能させ、コンピュータに上記選択方法を実行させるように構成する。
【0045】
また、本発明のプログラムは、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリ等のコンピュータ読取可能な情報記録媒体に記録することができる。
【0046】
上記プログラムは、プログラムが実行されるコンピュータとは独立して、コンピュータ通信網を介して配布・販売することができる。また、上記情報記録媒体は、コンピュータとは独立して配布・販売することができる。
【発明の効果】
【0047】
本発明によれば、入力デバイスに適したユーザインターフェースを提供するのに好適な選択装置、選択方法、ならびに、プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の実施形態に係る選択装置が実現される典型的な情報処理装置の概要構成を示す模式図である。
【図2】実施形態1に係る選択装置の概要構成を示す図である。
【図3】第1モードにおける画面に表示される項目の例を説明するための図である。
【図4】第2モードにおける画面に表示される項目の例を説明するための図である。
【図5】第1モードにおける画面に表示される項目の例を説明するための図である。
【図6】第2モードにおける画面に表示される項目の例を説明するための図である。
【図7】実施形態1の選択装置が行う選択処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】実施形態1の第1操作処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】実施形態1の第2操作処理を説明するためのフローチャートである。
【図10】実施形態2に係る選択装置の概要構成を示す図である。
【図11】第1モードにおける画面に表示される項目の例を説明するための図である。
【図12】第2モードにおける画面に表示される項目の例を説明するための図である。
【図13】第1モードにおける画面に表示される項目の例を説明するための図である。
【図14】第2モードにおける画面に表示される項目の例を説明するための図である。
【図15】第2モードにおける画面に表示される項目の例を説明するための図である。
【図16】実施形態2の選択装置が行う選択処理を説明するためのフローチャートである。
【図17】実施形態2の第2操作処理を説明するためのフローチャートである。
【図18】実施形態2の第3操作処理を説明するためのフローチャートである。
【図19】第2モードにおける画面に表示される項目の例を説明するための図である。
【図20】第2モードにおける画面に表示される項目の例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0049】
実施形態1及び2に係る選択装置は、入力デバイスに応じてユーザに選択させる項目の表示形態を変更するものである。
実施形態1では、入力デバイスをポインティングデバイス及び1つのボタンを備えるデバイスとし、これらの入力デバイスによる入力を受け付け、当該入力に基づいてユーザに選択させる項目の表示形態を変更する選択装置について説明する。
実施形態2では、入力デバイスをポインティングデバイス及び方向キーを備えるデバイスとし、これらの入力デバイスによる入力を受け付け、当該入力に基づいてユーザに選択させる項目の表示形態を変更する選択装置について説明する。
【0050】
(情報処理装置の概要構成)
実施形態に係る選択装置が実現される典型的な情報処理装置について説明する。なお、以下では、理解を容易にするため、ゲーム用の情報処理装置を利用して本発明が実現される実施形態を説明するが、以下に説明する実施形態は説明のためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
【0051】
図1は、プログラムを実行することにより、本発明の実施形態に係るゲーム装置の機能を果たす典型的な情報処理装置100の概要構成を示す模式図である。以下、本図を参照して説明する。
【0052】
情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、インターフェース104と、コントローラ105と、外部メモリ106と、画像処理部107と、DVD−ROM(Digital Versatile Disc ROM)ドライブ108と、NIC(Network Interface Card)109と、音声処理部110と、ポインティングデバイス111と、を備える。
【0053】
CPU 101は、情報処理装置100全体の動作を制御し、各構成要素と接続され、制御信号やデータをやりとりする。また、CPU 101は、レジスタ(図示せず)という高速アクセスが可能な記憶域に対してALU(Arithmetic Logic Unit)(図示せず)を用いて加減乗除等の算術演算や、論理和、論理積、論理否定等の論理演算、ビット和、ビット積、ビット反転、ビットシフト、ビット回転等のビット演算などを行うことができる。さらに、マルチメディア処理対応のための加減乗除等の飽和演算や、三角関数等、ベクトル演算などを高速に行えるように、CPU 101自身が構成されているものや、コプロセッサを備えて実現するものがある。
【0054】
ROM 102には、電源投入直後に実行されるIPL(Initial Program Loader)が記憶され、これが実行されることにより、DVD−ROMに記憶されたプログラムをRAM 103に読み出してCPU 101による実行が開始される。また、ROM 102には、情報処理装置100全体の動作制御に必要なオペレーティングシステムのプログラムや各種のデータが記憶される。
【0055】
RAM 103は、データやプログラムを一時的に記憶するためのもので、DVD−ROMから読み出したプログラムやデータ、その他ゲームの進行やチャット通信に必要なデータが保持される。また、CPU 101は、RAM 103に変数領域を設け、当該変数に格納された値に対して直接ALUを作用させて演算を行ったり、RAM 103に格納された値を一旦レジスタに格納してからレジスタに対して演算を行い、演算結果をメモリに書き戻す、等の処理を行う。
【0056】
コントローラ105は、インターフェース104を介して接続される。例えば、コントローラ105は、複数の方向を示す方向キー及び決定操作のための決定キーを備える。例えば、コントローラ105には、4方向を示す各方向ボタン(上方向キー、下方向キー、右方向キー、左方向キー)や決定操作等の所定の操作に対応付けられたAボタン、Bボタン、Xボタン、Yボタン等が配置されている。そして、これらのボタンがユーザに押下されると、コントローラ105は、押下されたボタンに応じた操作入力を受け付ける。なお、コントローラ105は、キーボードやキーパッドであってもよい。
【0057】
ポインティングデバイス111は、インターフェース104を介して接続される。ポインティングデバイス111は、例えば、マウス、ジョイスティック、タッチパッド、あるいは、ライトペン等である。ポインティングデバイス111は、モニタ内に表示されるポインタの位置を移動させることができ、また、ポインティングデバイス111に備わる決定スイッチ(所定のボタン)を押圧することにより決定操作を行うことができる。ポインティングデバイス111を用いてユーザがポインタを移動させると、ポインティングデバイス111は当該移動を操作入力として受け付ける。なお、タッチパッドの場合は、画面にポインタが表示されなくてもよい。
【0058】
外部メモリ106は、インターフェース104を介して着脱自在に接続される。外部メモリ106には、ゲーム等のプレイ状況(過去の成績等)を示すデータ、ゲームの進行状態を示すデータ、ネットワーク対戦の場合のチャット通信のログ(記録)のデータなどが書き換え可能に記憶される。プレイヤは、コントローラ105を介して指示入力を行うことにより、これらのデータを適宜外部メモリ106に記憶させることができる。
【0059】
画像処理部107は、DVD−ROMから読み出されたデータをCPU 101や画像処理部107が備える画像演算プロセッサ(図示せず)によって加工処理した後、これを画像処理部107が備えるフレームメモリ(図示せず)に記憶させる。フレームメモリに記憶された画像情報は、所定の同期タイミングでビデオ信号に変換され画像処理部107に接続されるモニタへ出力される。これにより、各種の画像表示が可能となる。
【0060】
また、画像演算プロセッサは、2次元の画像の重ね合わせ演算やαブレンディング等の透過演算、各種の飽和演算を高速に実行できる。
【0061】
また、仮想空間が3次元にて構成される場合には、当該3次元空間内に配置され、各種のテクスチャ情報が付加されたポリゴン情報を、Zバッファ法によりレンダリングして、所定の視点位置から仮想空間に配置されたポリゴンを所定の視線の方向へ俯瞰したレンダリング画像を得る演算の高速実行も可能である。
【0062】
さらに、CPU 101と画像演算プロセッサが協調動作することにより、文字の形状を定義するフォント情報に従って、文字列を2次元画像としてフレームメモリへ描画したり、各ポリゴン表面へ描画したりすることが可能である。
【0063】
DVD−ROMドライブ108に装着されるDVD−ROMには、ゲームを実現するためのプログラムとゲームに付随する画像データや音声データが記憶される。CPU 101の制御によって、DVD−ROMドライブ108は、これに装着されたDVD−ROMに対する読み出し処理を行って、必要なプログラムやデータを読み出し、これらはRAM 103等に一時的に記憶される。
【0064】
NIC 109は、情報処理装置100をインターネット等のコンピュータ通信網(図示せず)に接続するためのものであり、LAN(Local Area Network)を構成する際に用いられる10BASE−T/100BASE−T規格に従うものや、電話回線を用いてインターネットに接続するためのアナログモデム、ISDN(Integrated Services Digital Network)モデム、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデム、ケーブルテレビジョン回線を用いてインターネットに接続するためのケーブルモデム等と、これらとCPU 101との仲立ちを行うインターフェース(図示せず)により構成される。
【0065】
音声処理部110は、DVD−ROMから読み出した音声データをアナログ音声信号に変換し、これに接続されたスピーカやヘッドフォンから出力させる。また、CPU 101の制御の下、ゲームの進行の中で発生させるべき効果音や楽曲データを生成し、これに対応した音声をスピーカやヘッドフォンから出力させる。
【0066】
DVD−ROMに記録された音声データがMIDI(Musical Instrument Digital Interface)データである場合には、音声処理部110は、これが有する音源データを参照して、MIDIデータをPCM(Pulse Code Modulation)データに変換する。また、ADPCM(Adaptive Differential PCM)形式やOgg Vorbis形式等の圧縮済音声データである場合には、これを展開してPCMデータに変換する。PCMデータは、そのサンプリング周波数に応じたタイミングでD/A(Digital/Analog)変換を行って、スピーカに出力することにより、音声出力が可能となる。音声データとしては、音声の波形データをディジタル化したPCMデータを圧縮してサイズを小さくしたMP3(MPEG Audio Layer-3)データ等を利用することが可能である。また、MIDI(Music Instruction Data Interface)データのように、音高、音長、音量、音色の種類を定義するデータを用意し、これにしたがって、予め用意された音源波形データを適宜選択・変形して再生する手法を採用してもよい。
【0067】
このほか、情報処理装置100は、ハードディスク等の大容量外部記憶装置を用いて、ROM 102、RAM 103、外部メモリ106、DVD−ROMドライブ108に装着されるDVD−ROM等と同じ機能を果たすように構成してもよい。
【0068】
以上で説明した情報処理装置100は、いわゆる「コンシューマ向けテレビゲーム装置」に相当するものであるが、仮想空間を表示するような画像処理を行うものであれば本発明を実現することができる。したがって、携帯電話、携帯ゲーム機器、カラオケ装置、一般的なビジネス用コンピュータなど、種々の計算機上で本発明を実現することが可能である。
【0069】
例えば、一般的なコンピュータは、上記情報処理装置100と同様に、CPU、RAM、ROM、DVD−ROMドライブ、及び、NICを備え、情報処理装置100よりも簡易な機能を備えた画像処理部を備え、外部記憶装置としてハードディスクを有する他、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、磁気テープ等が利用できるようになっている。また、コントローラ105ではなく、キーボードやマウス等を入力装置として利用する。
【0070】
以下、上記情報処理装置100において実現される実施形態に係る選択装置の概要構成について、図1乃至20を参照して説明する。ゲーム用のプログラム及びデータが記憶されたDVD−ROMをDVD−ROMドライブ108に装着して、情報処理装置100の電源を投入することにより、当該プログラムが実行され、実施形態に係る選択装置が実現される。
【0071】
(実施形態1に係る選択装置の概要構成)
実施形態の選択装置200は、図2に示すように、記憶部201と、第1検知部202と、第2検知部203と、制御部204と、表示部205と、更新部206と、を備える。また、さらに、決定検知部207と、出力部208と、を備えるようにしてもよい。
【0072】
記憶部201には、順序が定められた複数の項目のうちいずれかの項目が注目項目として記憶される。
【0073】
複数の項目とは、例えば、文字や数字等の記号である。本実施形態では、複数の項目を10個の数字とし、画面には、図3に示すように、複数の項目300が横一列に配置された画像501が表示されるものとする。なお、複数の項目の配置はこの例に限らず、画面内に配置されているのであればどのような配置でもよい。例えば、複数の項目はランダムな位置に配置されてもよい。
【0074】
本実施形態では、RAM 103が記憶部201として機能する。なお、以下の実施形態でも同様とする。
【0075】
第1検知部202は、ユーザの第1操作を検知する。
【0076】
例えば、第1操作は、ポインティングデバイスによる画面内の位置を指定する操作であり、1回の操作で、指定した位置に表示される項目を注目項目として選択することができる操作である。例えば、ユーザはマウスを用いて画面に表示されるポインタを移動させる。第1検知部202は、当該ポインタの移動を検知する。
【0077】
本実施形態において、CPU 101及びポインティングデバイス111が協働して、第1検知部202として機能する。
【0078】
第2検知部203は、ユーザの第2操作を検知する。
【0079】
例えば、第2操作とは、ポインティングデバイスとは異なる入力デバイスであるコントローラ105による操作であり、1回の操作で現在の注目項目に隣接する項目のうち、一方向(例えば、昇順方向)に注目項目を進める操作である。例えば、ユーザがコントローラ105の所定のボタン(例えば、Aボタン)を1回押圧すると、数字の昇順方向に1つだけ注目項目を進めることができる。第2検知部は、当該所定のボタンの押圧を検知する。
【0080】
本実施形態において、CPU 101及びコントローラ105が協働して、第2検知部203として機能する。
【0081】
制御部204は、第1検知部により第1操作が検知されると、選択モードを第1モードに移行し、第2検知部により第2操作が検知されると、選択モードを第2モードに移行する。
【0082】
ここで、選択モードとは、項目の画面における表示形態を示すものであり、第1モード及び第2モードは、異なる表示形態を示すものとする。例えば、現在選択モードが第2モードに設定されており、ユーザがポインタ400を画面内で移動させたとすると、制御部204は、選択モードを第1モードに設定する。また、例えば、現在選択モードが第1モードに選択されており、ユーザがAボタンを押圧すると、制御部204は、選択モードを第2モードに設定する。制御部204により選択モードが設定されると、表示部205は、後述するように、当該選択モードに応じて項目を表示する。
【0083】
本実施形態において、CPU 101が、制御部204として機能する。
【0084】
表示部205は、画面に項目を表示するものであって、(a)選択モードが第1モードである場合、画面に、複数の項目を表示し、当該複数の項目のうち注目項目を強調表示し、(b)選択モードが第2モードである場合、画面に、注目項目を表示する。
【0085】
例えば、選択モードが第1モードである場合、図3に示すように、表示部205は選択可能な10個の数字をすべて画面に表示し、このうち現在の注目項目である例えば項目“3”の枠を太線にし、かつ“3”のフォントを大きくしてする(項目301)。一方、選択モードが第2モードである場合、図4に示すように、表示部205は現在選択されている注目項目“3”のみを画面に表示する(項目302)。なお、強調表示の手法は、上記の例に限らず、他の項目と区別できるものであればどのような手法でもよい。例えば、項目に色を付してもよいし、書体を変えてもよい。
【0086】
本実施形態において、CPU 101及び画像処理部107が協働して、表示部205として機能する。
【0087】
更新部206は、記憶部201に記憶される注目項目を更新する更新部206であって、(a)第1検知部202により第1操作が検知されると、画面内の注目位置を当該第1操作に基づいて更新し、複数の項目のうち、更新された注目位置に表示されている項目に、注目項目を更新し、(b)第2検知部203により第2操作が検知されると、複数の項目のうち注目項目の次の項目に、注目項目を更新する。
【0088】
例えば、現在、選択モードが第2モード、注目項目が項目“3”と設定されている場合、画面には、図4の画像502が表示される。この状態で、ユーザがマウスを動かすと、第1検知部によりマウスの移動が検知され、更新部206は、画面に表示されるポインタ400の位置を更新する。ユーザがポインタ400を項目“6”に移動させたとすると、更新部206は、ユーザが移動させたポインタ400の位置に表示されている項目“6”に注目項目を更新する。表示部205は、図5に示すように、現在の注目項目の項目“6”を強調表示し(項目303)、その他の項目を画面に表示する。
【0089】
一方、現在の選択モードが第1モード、注目項目が項目“3”と設定されている場合、画面には、図3の画像501が表示される。この状態で、ユーザがコントローラ105の所定のボタン(例えばAボタン)を押圧すると、第2検知部によりAボタンの押圧が検知され、更新部206は、現在の注目項目“3”の次の項目“4”に注目項目を更新する。そして、表示部205は、ポインタ400を消去して、図6に示すように注目項目“4”(項目304)を画面に表示する。
【0090】
本実施形態において、CPU 101が、更新部206として機能する。
【0091】
決定検知部207は、ユーザによる決定操作を検知する。
【0092】
例えば、マウスを操作している場合は右クリックが、コントローラ105を操作している場合はAボタン以外のボタン(例えばBボタン)の押圧が、決定操作とみなすこととする。ユーザがマウスを右クリックすると、決定検知部207は、当該クリックを検知する。また、あるいは、ユーザがコントローラ105のBボタンを押圧すると、決定検知部207は、当該押圧を検知する。
【0093】
本実施形態において、CPU 101、コントローラ105、及びポインティングデバイス111が協働して、決定検知部207として機能する。
【0094】
出力部208は、決定操作が検知されると、記憶部201に記憶されている注目項目を、ユーザによる選択結果として出力する。
【0095】
例えば、ポインタ400が項目“3”に配置されている時(図3)、あるいは、項目“3”のみが画面に表示されている時(図4)に、右クリック又はBボタンの押圧が決定検知部207により検知されると、出力部208は、“3”を選択結果として出力する。
【0096】
本実施形態において、CPU 101が、出力部208として機能する。
【0097】
(実施形態1に係る選択装置の動作)
以下、本実施形態の選択装置200の各部が行う動作について説明する。選択装置200に電源が投入されると、CPU 101は、図7のフローチャートに示す選択処理を開始する。
【0098】
第1検知部202は、第1操作を検知したか否かを判断する(ステップS101)。第1検知部202が第1操作を検知したと判断すると(ステップS101;Yes)、選択装置200により第1操作処理が開始される(ステップS102、図8)。
【0099】
一方、第1検知部202が第1操作を検知しないと判断すると(ステップS101;No)、第2検知部203は、第2操作を検知したか否かを判断する(ステップS103)。第2検知部203が第2操作を検知したと判断すると(ステップS103;Yes)、選択装置200により第2操作処理が開始される(ステップS104、図9)。
【0100】
一方、第2検知部203が第2操作を検知しないと判断すると(ステップS103;No)、決定検知部207は、決定操作を検知したか否かを判断する(ステップS105)。決定検知部207が決定操作を検知したと判断すると(ステップS105;Yes)、出力部208は、現在の注目項目を選択結果として出力する(ステップS106)。決定検知部207が決定操作を検知しないと判断すると(ステップS105;No)、ステップS101に戻る。
【0101】
例えば、第1検知部202がマウスより画面に表示されるポインタの移動を検知すると、選択装置200は第1操作処理(ステップS102、図8)を開始する。一方、第1検知部202によりポインタの移動が検知されず、第2検知部203がコントローラ105のAボタンの押圧を検知すると、選択装置200は第2操作処理(ステップS104、図9)を開始する。第2検知部によりAボタンの押圧が検知されず、決定検知部207がマウスの右クリックあるいはコントローラ105のBボタンの押圧を検知すると、出力部208は、現在の注目項目(例えば、図3又は図4の項目“3”)を選択結果として出力する。
【0102】
第1操作が検知されて(ステップS101;Yes)、第1操作処理が開始されると(ステップS102、図8)、まず、制御部204は、現在の選択モードが第2モードであるか否かを判断する(ステップS121)。制御部204が、現在の選択モードが第2モードであると判断すると(ステップS121;Yes)、制御部204は、選択モードを第2モードから第1モードに移行させる(ステップS122)。一方、制御部204が現在の選択モードが第2モードでない(第1モードである)と判断すると(ステップS121;No)、更新部206は、ステップS123の処理を行う。
【0103】
例えば、現在画面に図4の画像502が表示されているとする。この場合、制御部204は、現在の選択モードが第2モードであると判断し、選択モードを第1モードに移行させる。一方、現在画面に図3の画像501が表示されているとする。この場合、制御部204は、現在の選択モードが第1モードであると判断し、ステップS123の処理に進む。
【0104】
更新部206は、第1検知部202により検知された第1操作に基づいて注目位置を更新し、当該注目位置に項目が表示されるか否かを判断する(ステップS123)。更新部206は、注目位置に項目が表示されると判断すると(ステップS123;Yes)、複数の項目のうち当該注目位置に表示されている項目に注目項目を更新する(ステップS124)。そして、表示部205により強調表示される項目及びその他の項目が配置された画像の情報が、画像処理部107が備えるフレームメモリ等に記憶される。表示部205は、垂直同期割り込みが生じるまでキューのクリアや、別のプロセスを行って待機する(ステップS125)。その後、垂直同期割り込みが生じると、表示部205は、フレームメモリに記憶された画像の情報を表示信号に変換し、情報処理装置100に接続されるモニタに強調表示された項目及びその他の項目を表示する(ステップS126)。その後、ステップS101に戻る。
【0105】
例えば、ポインタ400が項目“6”の位置に移動されると、更新部206は、当該位置を注目位置と更新する。そして、更新部206は、注目位置に項目“6”が表示されると判断し、当該項目を注目項目として更新する。そして、強調表示される項目“6”、その他の項目、及びポインタ400が配置された画像503の情報が、画像処理部107が備えるフレームメモリ等に記憶され、垂直同期割り込みが生じると、表示部205は、図5の画像503をモニタに表示する。
【0106】
一方、更新部206は、注目位置に項目が表示されていないと判断すると(ステップS123;No)、複数の項目が配置された画像の情報が、画像処理部107が備えるフレームメモリ等に記憶され、表示部205は、垂直同期割り込みが生じるまで待機する(ステップS127)。その後、垂直同期割り込みが生じると、表示部205は、フレームメモリに記憶された画像の情報を基づいて項目を表示する(ステップS128)。
【0107】
例えば、ポインタ400が画面に表示される項目以外の画面内の位置に移動されると、更新部206は、当該位置を注目位置と更新する。そして、更新部206は、注目位置にいずれの項目も表示されないと判断する。この場合、所定の位置に項目“0”乃至“9”とポインタ400とが配置された画像の情報が、画像処理部107が備えるフレームメモリ等に記憶され、垂直同期割り込みが生じると、表示部205は、当該画像をモニタに表示する。
【0108】
第2検知部203が第2操作を検知して(ステップS103;Yes)、第2操作処理が開始されると(ステップS104、図9)、制御部204は、現在の選択モードが第1モードであるか否かを判断する(ステップS141)。制御部204が、現在の選択モードが第1モードであると判断すると(ステップS141;Yes)、制御部204は選択モードを第1モードから第2モードに移行させる(ステップS142)。そして、更新部206は、注目項目を複数の項目のうち、注目項目の次の項目に更新する(ステップS143)。一方、制御部204が現在の選択モードが第1モードでない(第2モードである)と判断すると(ステップS141;No)、更新部206は、ステップS143の処理を行う。
【0109】
例えば、現在画面に、注目項目が項目“3”と設定されている図3の画像501が表示されているとする。この場合、制御部204は、現在の選択モードが第1モードであると判断し、選択モードを第2モードに移行させる。そして、更新部206は、注目項目を項目“3”の次の項目“4”に更新する。一方、現在画面に図4の画像502が表示されているとする。この場合、制御部204は、現在の選択モードが第2モードであると判断し、更新部206は、注目項目を項目“3”の次の項目“4”に更新する。
【0110】
そして、注目項目が配置された画像の情報は、画像処理部107が備えるフレームメモリ等に記憶される。表示部205は、垂直同期割り込みが生じるまでキューのクリアや、別のプロセスを行って待機する(ステップS144)。その後、垂直同期割り込みが生じると、表示部205は、フレームメモリに記憶された画像の情報を表示信号に変換し、情報処理装置100に接続されるモニタに注目項目が配置された画像を表示する(ステップS145)。その後、ステップS101に戻る。
【0111】
例えば、注目項目の項目“4”が配置された画像504の情報が、画像処理部107が備えるフレームメモリ等に記憶され、垂直同期割り込みが生じると、表示部205は、図6の画像504をモニタに表示する。
【0112】
本実施形態によれば、選択状態を維持したまま、入力デバイスに適した表示形態のユーザインターフェースに切り替えることができる。
【0113】
(実施形態2に係る選択装置の概要構成)
実施形態の選択装置600は、図10に示すように、記憶部601と、第1検知部602と、第2検知部603と、第3検知部604と、制御部605と、表示部606と、更新部607と、を備える。また、さらに、決定検知部608と、出力部609と、を備えるようにしてもよい。
【0114】
なお、本実施形態の記憶部601、第1検知部602、第2検知部603、決定検知部608、及び出力部609は、実施形態1の記憶部201、第1検知部202、第2検知部203、決定検知部207、及び出力部208と同様の機能を有する。以下、異なる機能を有する第3検知部604、制御部605、表示部606、及び、更新部607について説明する。
【0115】
本実施形態において、記憶部601に記憶される複数の項目は、図11に示す、アルファベット、平仮名、及び、数字の82個の項目700であるとする。これらの項目は、“A”、“B”、“C”、・・・、“Z”、“あ”、“い”、・・・、“ん”、“0”、“1”、・・・“9”と、項目“A”を始点として、項目“9”まで順序付けられている。そして、項目“9”の後は項目“A”が順序付けられた巡回的な順序であるとする。
【0116】
また、本実施形態において、第1検知部602が検知する第1操作は、例えば、ポインティングデバイス111のポインタの移動である。第2検知部603が検知する第2操作は、例えば、コントローラ105の右方向キーの押圧である。
【0117】
第3検知部604は、ユーザによる第3操作を検知する。
【0118】
例えば、第3操作とは、ポインティングデバイス111とは異なる入力デバイスであるコントローラ105による操作であり、1回の操作で現在の注目項目に隣接する項目のうち、第2操作と反対方向の一方向に注目項目を進める操作である。例えば、第3操作とはコントローラ105の左方向キーの押圧である。
【0119】
本実施形態において、CPU 101及びコントローラ105が協働して、第3検知部604として機能する。
【0120】
制御部605は、第1検知部により第1操作が検知されると、選択モードを第1モードに移行し、第2検知部により第2操作が検知されると、選択モードを第2モードに移行し、第3検知部により第3操作が検知されると、選択モードを第2モードに移行する。
【0121】
例えば、現在選択モードが第2モードに設定されており、ユーザがポインタ400を画面内で移動させたとすると、制御部605は、選択モードを第1モードに設定する。また、例えば、現在選択モードが第1モードに選択されており、ユーザが右方向キー又は左方向キーを押圧すると、制御部605は、選択モードを第2モードに設定する。制御部204により選択モードが設定されると、表示部606は、後述するように、当該選択モードに応じて項目を表示する。
【0122】
本実施形態において、CPU 101が制御部605として機能する。
【0123】
表示部606は、(a)選択モードが第1モードである場合、複数の項目を複数の行、複数の列からなる表の形式で並べて表示し、(b)選択モードが第2モードである場合、画面に、注目項目の前の項目と、注目項目と、注目項目の次の項目と、を一行もしくは一列のいずれかに表示し、注目項目を強調表示する。
【0124】
例えば、現在の注目項目を項目“C”とする。表示部606は、選択モードが第1モードである場合、図11に示すように、複数の行及び列からなる表の形式で選択可能な記号をすべてを画面に表示し、このうち現在の注目項目の項目“C”を強調表示する。一方、表示部606は、選択モードが第2モードである場合、図12に示すように、現在の注目項目の項目“C”(項目702)と、注目項目の前の項目“B”(項目701)と、注目項目の次の項目“D”(項目703)と、を横一列(一行)で画面に表示し、さらに注目項目“C”を強調表示する。
【0125】
なお、画面に表示される項目は、現在の注目項目、注目項目の前の項目、及び、注目項目の次の項目の3つに限らず、項目の順序で表示するのであればいくつでもよい。また、画面に表示される項目は横一列に限らず、縦一列に表示してもよい。
【0126】
本実施形態において、CPU 101及び画像処理部107が協働して、表示部606として機能する。
【0127】
更新部607は、(a)第1検知部602により第1操作が検知されると、画面内の注目位置を当該第1操作に基づいて更新し、複数の項目のうち、更新された注目位置に表示されている項目に、注目項目を更新し、(b)第2検知部603により第2操作が検知されると、複数の項目のうち注目項目の次の項目に、注目項目を更新する。また、第3検知部604により第3操作が検知されると、複数の項目のうち注目項目の前の項目に、注目項目を更新する。
【0128】
例えば、現在、選択モードが第2モード、注目項目が項目“C”と設定されている場合、画面には、図12の画像506が表示される。この状態で、ユーザがマウスを動かすと、第1検知部602によりマウスの移動が検知され、更新部607は、画面に表示されるポインタ400の位置を更新する。ユーザがポインタ400を項目“か”の位置に移動させたとすると、更新部607は、ユーザが移動させたポインタ400の位置に表示されている項目“か”に注目項目を更新する。そして、表示部606は、図13に示すように、現在の注目項目の項目“か”を強調表示し、その他の項目を画面に表示する。
【0129】
また、例えば、現在選択モードが第1モード、注目項目が項目“C”と設定されている場合、画面には、図11の画像505が表示される。この状態で、ユーザが右方向キーを押圧すると、第2検知部603により当該押圧が検知され、更新部607は、注目項目を項目“D”に更新する。そして、表示部606は、図14に示すように、現在の注目項目の項目“D”(項目705)を強調表示し、前の項目“C”(項目704)と、次の項目“E”(項目706)を、横一列に表示する。
【0130】
また、例えば、図11の画像505が表示されている状態で、ユーザが左方向キーを押圧すると、第3検知部604により当該押圧が検知され、更新部607は、注目項目を項目“B”に更新する。そして、表示部606は、図15に示すように、現在の注目項目の項目“B”(項目708)を強調表示し、前の項目“A”(項目707)と、注目項目の次の項目“C”(項目709)を、横一列に表示する。
【0131】
本実施形態において、CPU 101が更新部607として機能する。
【0132】
(実施形態2に係る選択装置の動作)
以下、本実施形態の選択装置600の各部が行う動作について説明する。選択装置600に電源が投入されると、CPU 101は、図16のフローチャートに示す選択処理を開始する。なお、図16のフローチャートにおいて、第1操作処理(ステップS202)は実施形態1の第1操作処理(図8)と同じである。また、第2操作処理(ステップS204、図17)のステップS241〜S244の処理は、実施形態1の第2操作処理(図9)のステップS141〜S144の処理と同じである。以下、異なる処理を行うステップを中心に説明する。
【0133】
第1検知部602は、第1操作を検知したか否かを判断する(ステップS201)。第1検知部602が第1操作を検知したと判断すると(ステップS201;Yes)、選択装置600により第1操作処理が開始される(ステップS202、図8)。
【0134】
一方、第1検知部602が第1操作を検知しないと判断すると(ステップS201;No)、第2検知部603は、第2操作を検知したか否かを判断する(ステップS203)。第2検知部603が第2操作を検知したと判断すると(ステップS203;Yes)、選択装置600により第2操作処理が開始される(ステップS204、図17)。
【0135】
第2検知部603が第2操作を検知しないと判断すると(ステップS203;No)、第3検知部604は、第3操作を検知したか否かを判断する(ステップS205)。第3検知部604が第3操作を検知したと判断すると(ステップS205;Yes)、選択装置600により第3操作処理が開始される(ステップS206、図18)。
【0136】
一方、第3検知部604が第3操作を検知しないと判断すると(ステップS205;No)、決定検知部608は、決定操作を検知したか否かを判断する(ステップS207)。決定検知部608が決定操作を検知したと判断すると(ステップS207;Yes)、出力部609は、現在の注目項目を選択結果として出力する(ステップS208)。決定検知部608が決定操作を検知しないと判断すると(ステップS207;No)、ステップS201に戻る。
【0137】
例えば、第1検知部602がマウスによる画面に表示されるポインタの移動を検知すると、選択装置600は第1操作処理(ステップS202、図8)を開始する。一方、第1検知部602によりポインタの移動が検知されず、第2検知部603がコントローラ105の右方向キーが押圧を検知すると、選択装置600は第2操作処理(ステップS204、図17)を開始する。第2検知部により右方向キーの押圧が検知されず、第3検知部204が左方向キーが押圧を検知すると、選択装置600は第3操作処理(ステップS206、図18)を開始する。第3検知部により左方向キーの押圧が検知されず、決定検知部608が、マウスの右クリック又はコントローラ105のBボタンの押圧を検知すると、出力部609は、現在の注目項目(例えば、図11又は図12の項目“C”)を選択結果として出力する。
【0138】
第2検知部603により第2操作が検知され(ステップS203;Yes)、ステップS241乃至S244の処理が行われた後、表示部606は、フレームメモリに記憶された注目項目、注目項目の前の項目、及び、注目項目の次の項目が配置された画像をモニタに表示する(ステップS245)。その後、ステップS201に戻る。
【0139】
例えば、画面に図11の画像505が表示されているときに、右方向キーが押圧されると、第2操作処理(ステップS204、図17)が開始される。そして、注目項目が項目“C”から項目“D”に更新され、表示部606は、図14に示すように、注目項目の項目“D”(項目705)、注目項目の前の項目“C”(項目704)、及び 注目項目の次の項目“E”(項目706)が配置された画像508をモニタに表示する。
【0140】
第3検知部604が第3操作を検知して(ステップS205;Yes)、第3操作処理が開始されると(ステップS206、図18)、制御部605は、現在の選択モードが第1モードであるか否かを判断する(ステップS261)。制御部605が、現在の選択モードが第1モードであると判断すると(ステップS261;Yes)、制御部605は選択モードを第1モードから第2モードに移行させる(ステップS262)。そして、更新部607は、注目項目を複数の項目のうち、注目項目の前の項目に更新する(ステップS263)。一方、制御部605が現在の選択モードが第1モードでない(第2モードである)と判断すると(ステップS261;No)、更新部607は、ステップS263の処理を行う。
【0141】
例えば、現在画面に、注目項目が項目“C”と設定されている図11の画像505が表示されているとする。この場合、制御部605は、現在の選択モードが第1モードであると判断し、選択モードを第2モードに移行させる。そして、更新部607は、注目項目を項目“C”の前の項目“B”に更新する。一方、現在画面に図12の画像506が表示されているとする。この場合、制御部605は、現在の選択モードが第2モードであると判断し、更新部607は、注目項目を項目“C”の前の項目“B”に更新する。
【0142】
そして、注目項目等が配置された画像の情報は、画像処理部107が備えるフレームメモリ等に記憶され、表示部606は、垂直同期割り込みが生じるまで待機する(ステップS264)。その後、垂直同期割り込みが生じると、表示部606は、フレームメモリに記憶された画像の情報に基づいて、注目項目、注目項目の前の項目、及び、注目項目の次の項目が配置された画像をモニタに表示する(ステップS265)。その後、ステップS201に戻る。
【0143】
例えば、注目項目の項目“B”(項目708)、注目項目の前の項目“A”(項目707)、及び 注目項目の次の項目“C”(項目709)が配置された画像509の情報が、画像処理部107が備えるフレームメモリ等に記憶される。そして、垂直同期割り込みが生じると、表示部606は、図15の画像509をモニタに表示する。
【0144】
本実施形態によれば、異なる入力デバイスの入力を感知したときにリアルタイムにユーザインターフェースが切り替わるようにすることができる。また、切り替えの際に現在進行中の画面の選択状態を維持しユーザの操作の妨げにならないようにすることができる。これにより、各入力デバイスに特化した演出を取り入れたユーザインターフェースを提供することができる。
【0145】
上記実施形態において、第1検知部602はマウスにより実現され、第2検知部603及び第3検知部604は、キーボードにより実現される例を示したが、これに限らない。例えば、第1検知部602は、ジョイスティック、タッチパッド、ライトペン等のポインティングデバイスにより実現され、これらにより指示される位置の移動を第1操作として検知するようにしてもよい。また、例えば、第2検知部603及び第3検知部604は、キーパッドにより実現され、キーパッドが備える方向キーに対する操作を第2操作又は第3操作として検知するようにしてもよい。
【0146】
また、上記実施形態において、表示部606は、第2モードにおいて、複数の項目を、その種類毎に横一列に配置し、さらにそれらを上下に配置して、表示するようにしてもよい。例えば、表示部606は、図19に示すように、アルファベットの項目810、平仮名の項目820、数字の項目830を、それぞれ横一列に配置し、それらを上下に配置する。
【0147】
このように、種類毎に項目を表示する場合に、第1モードにおいて、コントローラ105に備わる上方向キー又は下方向キーが押圧されると、制御部605は、選択モードを第2モードに移行させてもよい。例えば、図11の画像505が表示されている状態で、ユーザが下方向キーを押圧すると、CPU 101により当該押圧が検知され、更新部607は、注目項目を項目“う”に変更する。そして、表示部606は、図20に示すように、現在の注目項目の項目“う”を強調表示し、前の項目“い”と、次の項目“え”を、横一列に表示し、アルファベットの項目810及び数字の項目830を上下に配置する。
【産業上の利用可能性】
【0148】
本発明によれば、入力デバイスに適したユーザインターフェースを提供するのに好適な選択装置、選択方法、ならびに、プログラムを提供することができる。
【符号の説明】
【0149】
100 情報処理装置
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 インターフェース
105 コントローラ
106 外部メモリ
107 画像処理部
108 DVD−ROMドライブ
109 NIC
110 音声処理部
111 ポインティングデバイス
200、600 選択装置
201、601 記憶部
202、602 第1検知部
203、603 第2検知部
204、605 制御部
205、606 表示部
206、607 更新部
207、608 決定検知部
208、609 出力部
604 第3検知部
300、301、302、303、304、700、701、702、703、704、705、706、707、708、709、710、810、820、830 項目
400 ポインタ
501、502、503、504、505、506、507、508、509、510、511 画像


【特許請求の範囲】
【請求項1】
順序が定められた複数の項目のうちいずれかの項目が注目項目として記憶される記憶部、
ユーザの第1操作を検知する第1検知部、
前記ユーザの第2操作を検知する第2検知部、
前記第1検知部により前記第1操作が検知されると、選択モードを第1モードに移行し、前記第2検知部により前記第2操作が検知されると、前記選択モードを第2モードに移行する制御部、
画面に項目を表示する表示部であって、
(a)前記選択モードが第1モードである場合、前記画面に、前記複数の項目を表示し、当該複数の項目のうち前記注目項目を強調表示し、
(b)前記選択モードが第2モードである場合、前記画面に、前記注目項目を表示する
表示部、
前記記憶部に記憶される注目項目を更新する更新部であって、
(a)前記第1検知部により前記第1操作が検知されると、前記画面内の注目位置を当該第1操作に基づいて更新し、前記複数の項目のうち、前記更新された注目位置に表示されている項目に、前記注目項目を更新し、
(b)前記第2検知部により前記第2操作が検知されると、前記複数の項目のうち前記注目項目の次の項目に、前記注目項目を更新する
更新部
を備えることを特徴とする選択装置。
【請求項2】
請求項1に記載の選択装置であって、
前記ユーザによる決定操作を検知する決定検知部、
前記決定操作が検知されると、前記記憶部に記憶されている注目項目を、前記ユーザによる選択結果として出力する出力部
をさらに備えることを特徴とする選択装置。
【請求項3】
請求項2に記載の選択装置であって、
前記ユーザによる第3操作を検知する第3検知部
をさらに備え、
前記制御部は、前記第3検知部により前記第3操作が検知されると、前記選択モードを第2モードに移行し、
前記表示部は、
(a)前記選択モードが第1モードである場合、前記複数の項目を複数の行、複数の列からなる表の形式で並べて表示し、
(b)前記選択モードが第2モードである場合、前記画面に、前記注目項目の前の項目と、前記注目項目と、前記注目項目の次の項目と、を一行もしくは一列のいずれかに表示し、前記注目項目を強調表示し、
前記更新部は、前記第3検知部により前記第3操作が検知されると、前記複数の項目のうち前記注目項目の前の項目に、前記注目項目を更新する
ことを特徴とする選択装置。
【請求項4】
請求項3に記載の選択装置であって、
前記第1検知部は、マウス、ジョイスティック、タッチパッドもしくはライトペンを含むポインティングデバイスにより指示される位置の移動を前記第1操作として検知し、
前記第2検知部は、キーボードもしくはキーパッドを含むコントローラが有する第1方向キーに対する前記ユーザによる操作を前記第2操作として検知し、
前記第3検知部は、前記コントローラが有する第2方向キーに対する前記ユーザによる操作を前記第3操作として検知する
ことを特徴とする選択装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の選択装置であって、
前記複数の項目に対して定められる順序は、巡回的な順序である
ことを特徴とする選択装置。
【請求項6】
順序が定められた複数の項目のうちいずれかの項目が注目項目として記憶される記憶部と、第1検知部と、第2検知部と、制御部と、表示部と、更新部と、を備える選択装置が実行する選択方法であって、
前記第1検知部が、ユーザの第1操作を検知する第1検知工程、
前記第2検知部が、前記ユーザの第2操作を検知する第2検知工程、
前記制御部が、前記第1検知部により前記第1操作が検知されると、選択モードを第1モードに移行し、前記第2検知部により前記第2操作が検知されると、前記選択モードを第2モードに移行する制御工程、
画面に項目を表示する前記表示部が
(a)前記選択モードが第1モードである場合、前記画面に、前記複数の項目を表示し、当該複数の項目のうち前記注目項目を強調表示し、
(b)前記選択モードが第2モードである場合、前記画面に、前記注目項目を表示する
表示工程、
前記記憶部に記憶される注目項目を更新する前記更新部が、
(a)前記第1検知部により前記第1操作が検知されると、前記画面内の注目位置を当該第1操作に基づいて更新し、前記複数の項目のうち、前記更新された注目位置に表示されている項目に、前記注目項目を更新し、
(b)前記第2検知部により前記第2操作が検知されると、前記複数の項目のうち前記注目項目の次の項目に、前記注目項目を更新する
更新工程
を備えることを特徴とする選択方法。
【請求項7】
コンピュータを、
順序が定められた複数の項目のうちいずれかの項目が注目項目として記憶される記憶部、
ユーザの第1操作を検知する第1検知部、
前記ユーザの第2操作を検知する第2検知部、
前記第1検知部により前記第1操作が検知されると、選択モードを第1モードに移行し、前記第2検知部により前記第2操作が検知されると、前記選択モードを第2モードに移行する制御部、
画面に項目を表示する表示部であって、
(a)前記選択モードが第1モードである場合、前記画面に、前記複数の項目を表示し、当該複数の項目のうち前記注目項目を強調表示し、
(b)前記選択モードが第2モードである場合、前記画面に、前記注目項目を表示する
表示部、
前記記憶部に記憶される注目項目を更新する更新部であって、
(a)前記第1検知部により前記第1操作が検知されると、前記画面内の注目位置を当該第1操作に基づいて更新し、前記複数の項目のうち、前記更新された注目位置に表示されている項目に、前記注目項目を更新し、
(b)前記第2検知部により前記第2操作が検知されると、前記複数の項目のうち前記注目項目の次の項目に、前記注目項目を更新する
更新部
として機能させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2013−50843(P2013−50843A)
【公開日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−188299(P2011−188299)
【出願日】平成23年8月31日(2011.8.31)
【出願人】(506113602)株式会社コナミデジタルエンタテインメント (1,441)
【Fターム(参考)】