説明

部材の溶接方法

本発明は少なくとも1個の発振器、コンバータ及び振動音極からなる超音波溶接装置により、所定の要求を満足する溶接継手に相当する時間依存性溶接パラメータの基準曲線(10)に基づき、部材の超音波溶接、特に素線の溶接を行うための方法に関する。その場合溶接時間は開始時期t0から終了時期teまで基準曲線に従って経過する。再現性の良好な溶接結果を得るために、部材の溶接時に時間依存性パラメータの実際曲線(16、18)を測定し、t0ないしteの期間に実際曲線と基準曲線を比較し、存在する偏差に応じて、溶接に影響する少なくとも1つのプロセスパラメータを、以後の溶接の際に基準曲線と実際曲線が等化されるように変更することを提案する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は少なくとも1個の発振器、コンバータ及び振動音極からなる超音波溶接装置により、所定の要求を満足する溶接継手に相当する時間依存性溶接パラメータの基準曲線に基づいて行う部材の超音波溶接、特に素線の溶接のための方法に関する。その場合基準曲線に相当する溶接時間は開始時期t0から終了時期teまで経過する。
【背景技術】
【0002】
ドイツ特許公開第19810509号によれば、異種の材料の継手部材を予備試験なしで適切に溶接するために、継目層との相互作用により溶接物に連結された超音波振動を測定信号として検出し、次に溶接プロセスに特徴的な特性値を測定データ記憶装置及び評価装置で再処理し、続いて振動音極を制御する。
【0003】
プラスチック部材の超音波溶接でプロセスパラメータを制御又は調節するために、ドイツ特許公開第4321874号は被溶接部材の間の接合部へのエネルギー投入の監視のために、溶接過程中に接合力を測定することを定めている。
【0004】
欧州特許第0567426号によれば、プラスチック部材を溶接する振動音極の振動振幅を所定の時間間隔の後に減少し、次に残りの溶接時間の間は減少した振動振幅で作業する。この点に関する振幅減少のための制御信号は、例えば国際特許公開第WO−A−98/49009号、米国特許第5,855,706号、米国特許第5,658,408号又は米国特許第5,435,863号に見られるように、被溶接加工品に伝達される出力に応じて直接又は間接に発信することができる。
【0005】
溶接の最適化のために第1の期間中に振動振幅を所定の経過に従って減少し、続いて加工品の特性パラメータに関して測定し、次に測定されたパラメータの値に応じて、超音波エネルギーを伝達する振動音極の定振幅で溶接プロセスを終了するプラスチック部材の溶接方法が国際特許公開第WO−A−02/098636号により周知である。
【0006】
超音波ワイヤボンディングにより作られた継手を検査するために、ドイツ特許公開第10110048号は、継手の強さを推論することを可能にする所定の又は記憶されたマスター値に基づくオンライン監視を定めている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
素線の溶接のための冒頭に挙げた種類の方法では、溶接される導体の総断面積に関連して記憶されたデータ、例えば圧力、振幅、周波数、工具寸法及びエネルギーを呼び出し、その上で溶接し、続いて得た溶接継手の品質を調整係が検査する。溶接継手が所定の要求を満足するならば、記憶されたエネルギー値に相当する出力が送出された時間(te−t0、但しteは溶接終了時期、t0は溶接開始時期)に基づいて、溶接終了時期teに続く時間帯Δtを定める。同じ総断面積を有する素線の溶接で溶接終了点がこの時間帯の前、即ちt0とte+Δtの間にあるならば、溶接結果は好成績であると想定される。その場合この時間帯は、正常と評価された溶接継手の記憶された時間に相当する時間を通常10%ないし20%上回る期間である。溶接即ちエネルギー投入が時間帯、即ち時間te+Δtの後に終了した場合は、溶接結果は不十分と評価される。
【0008】
換言すれば、所定の総断面積の被溶接部材の記憶されたエネルギー投入量に相当する面積を有する出力−時間曲線が確定される。その場合有用な溶接結果と分類されるには、溶接の終了時期が基準曲線の範囲内、又はその後の時間帯の中になければならない。
【0009】
総断面積が同じだが異なる材料が使用され、もしくは素線が工具に、即ち振動音極と受圧台の間に様々に位置決めされ、もしくは温度変動又は環境の影響が現れるならば、場合によっては溶接結果の品質に変動が生じることがある。
【0010】
本発明の課題は、溶接の最適化が行われ、特に一様な、再現性のある溶接結果が得られ、特に例えば材料、部材の位置決め、温度又は環境の影響に原因する個々の溶接の間の差異を補償するように、冒頭に挙げた種類の方法を改良することにある。
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
【0011】
本発明に基づき上記の課題は、おおむね次のようにして解決される。即ち部材の溶接時に時間依存性パラメータの実際曲線を測定し、t0ないしteの期間に実際曲線と基準曲線を比較し、存在する偏差に応じて、溶接に影響する少なくとも1つのプロセスパラメータを、以後の溶接の際に基準曲線と実際曲線が等化されるように変更するのである。
【0012】
特に少なくとも時期t1(但しt0<t1<te)に基準値と実際値を比較する。しかし基準曲線と実際曲線の等しい出力値が現れたとき、又は時間的に測定された出力の等しい面積に相当する等しい割合のエネルギー投入量が現れたときにも曲線の比較を行うことができる。
【0013】
種々の時期t1、t2...tn(但しn≧2)に行われる基準曲線と実際曲線の比較及び当該の時期に現れる偏差に応じて、単数又は複数のプロセスパラメータを変更することが好ましい。
【0014】
少なくとも1つのプロセスパラメータを、記憶された値に従って特に段階的に変更することができれば、とりわけ基準曲線と実際曲線の間に存在する偏差に応じて、少なくとも1つのプロセスパラメータの調節を行うことが可能である。
【0015】
変更は例えば数値表の記憶された値に基づくだけでなく、保存された数学的関数に基づいて計算することもできる。
【0016】
金属部材、さらにはプラスチック部材の溶接のための先公知の先行技術と異なり、あらかじめ記憶された値だけを溶接プロセスの基礎として自動溶接操作を行うのではなく、最適化を得るために、基準曲線と実際曲線の比較を行い、偏差に基づき少なくとも1つのプロセスパラメータ、場合によっては被溶接部材へのエネルギー投入量の変更を含めて複数のプロセスパラメータが変更される。
【0017】
特に時間依存性溶接パラメータとして、超音波溶接装置の送出又は吸収された出力を選択することとする。変更されるプロセスパラメータとして振動音極の振幅、被溶接部材に作用する圧力又は力及び/又はエネルギー投入量及び/又は振動音極の周波数を選択することができる。
【0018】
前述のように基準又は実際曲線としての出力−時間曲線の比較で、行われたエネルギー投入に応じて比較を行うこともできる。エネルギー投入は特定の時期の出力−時間曲線の積分値に等しい。
【0019】
本発明のその他の細部、利点及び特徴は特許請求の範囲及び特許請求の範囲に見られる特徴−単独で及び/又は組合せとして−だけでなく、図面に見られる好ましい実施例の下記の説明からも明らかである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
次に本発明を、溶接される素線に基づいて説明する。但しこれによって限定を行おうとするものではない。むしろ本発明はとりわけプラスチック部材の溶接にも及ぶ。
【0021】
先行技術により素線を超音波で溶接するには、その総断面積に関連して記憶装置に保存された例えば圧力、振幅、工具寸法及びエネルギー投入量に関する値を呼び出す。その上で素線の溶接を行い、その際図1に見られる、参照符号10で表示した出力−時間曲線が記録される。従って当該の実線の曲線の下側の面積は下記、数式に示すエネルギー投入量に相当する。ここにP=出力、t=時間である。
【0022】
【数1】

【0023】
この実施例では曲線10は、溶接される素線の十分な溶接結果をもたらしたいわゆる基準曲線に相当する。曲線10に相当する溶接終期teを考慮して、次に等しい総断面積を有する素線を溶接する。その際基準曲線10に相当する溶接と同等のエネルギー投入が行われる。次に溶接のつど、図1に参照符号12(鎖線曲線)又は14(破線曲線)で表示した当該の実際曲線を決定する。実際曲線の各面積は基準曲線10の面積に等しい。その結果出力Pのそれぞれの経過に従って、溶接過程は種々の時期te1又はte2に終了した。そこで溶接終了が基準曲線10のteの前又はその後の時間帯Δtの中にある溶接は、経験的に集められたデータに基づき良好とみなされる。従ってこの場合、実際曲線12に該当する溶接は、溶接が時期te1に終了し、この時期がte+Δt、本例では時間帯Δtの範囲内にあるから、正常と評価される。
【0024】
これに対して実際曲線14の時期te2は基準曲線10の時期te+Δtの後にあり、その結果溶接は不良とされる。
【0025】
時間帯Δtは通常、基準曲線10に相当する溶接時間、即ち時間差te−t0の10ないし20%である。
【0026】
材料、温度、環境の影響又は振動音極と受圧台によって形成される圧縮室での被溶接素線の位置決めの相違が溶接結果に影響するから、溶接が最適化されることを保証するために、又は溶接が時間帯Δtの後、即ち全溶接時間te+Δtの後に初めて終了することがないようにするために、本発明に基づき原則として図2で同じく参照符号10で表示した所定の基準曲線に基づいて溶接プロセスの制御が行なわれる。
【0027】
本発明に基づき同じ横断面又は総断面積の溶接の基礎となる基準曲線10と、溶接の際に決定されるそれぞれの実際曲線の比較が行われる。その場合比較はあらかじめ定めた時期に、又は基準及び実際曲線の同じ出力値が現れたとき、又は時間的に作図した出力の同じ面積に相当する同じ割合のエネルギー投入が現れたときに行うことができる。
【0028】
図2の実施例では時期t1及びt2に基準曲線10と、溶接の際にそれぞれ決定された実際曲線16及び18との比較が行われる。実際曲線16は時期t1に基準曲線10の下を通っている。次に、事前に記憶した、測定により決定された値に基づき、溶接パラメータを変更する。例えば振動音極の振幅及び/又は振動音極を経て被溶接部材に作用する力を、基準曲線10の値に相当する溶接過程と比較して変更し、−実際曲線10に関する溶接に関して−増加することができる。
【0029】
その結果、実際曲線が基準曲線の下側にあれば、調整可能な溶接パラメータを原則として増加し、これに対して実際曲線が基準曲線の上を通っているときは減少する。
【0030】
これに基づき実際曲線16の経過の基準曲線10への適応が行われる。即ち前者が後者に近づけられる。時期t2に再度の測定が行なわれる。この場合は実際曲線16が基準曲線10の上を通っているから、例えば振幅及び/又は力を減少することによって適応させることができ、エネルギー値を変更しないでよい。場合によっては代案として又は補足的に、溶接時に導入されるエネルギー投入量も変更することができる。
【0031】
本発明に基づく制御は超音波溶接装置の様々な周波数ν、例えばν=20kHz、35kHz、40kHz等で実施できることを付言しなければならない。
【0032】
次に、確定又は変更されたエネルギー値に従って、本例では基準曲線10の時期teの後の時期te3に溶接を終了する。その場合図1による先行技術と異なり、時期te3は先行技術により指定された時間帯の中又は前になくてもよい。むしろ終了時期te3がteより大きいか又は小さくてもよい。際限のない制御を避けるために、溶接過程はもちろん所定の終了時期の前に完了していなければならない。この終了時期を図2にtmaxで表示した。
【0033】
また図2に第2の実際曲線(破線曲線)を記載した。この曲線は時期t1に基準曲線10の上側を通っている。その結果、実際曲線18を基準曲線10に近づけるために、溶接パラメータを変更し、即ち減少しなければならない。時期t2に基準曲線10と実際曲線が一致する。事前に記憶した、又は基準曲線10と実際曲線18の偏差に基づき時期t1に変更された溶接パラメータに従って、基準曲線10の時期teの前にある時期te1に溶接過程を終了する。
【0034】
基準曲線と実際曲線の比較は特定の時期tnだけでなく、同じ出力値が現れるとき又は等しいエネルギー投入が行われたときに行うこともできる。このことは同じく図2で純原理的に明らかである。即ち前述のように偏差に従って溶接パラメータを変更するために、基準曲線10と実際曲線16、18の等しい面積E1で比較を行うことができる。等しい出力値P1で曲線の比較に基づいて単数又は複数の溶接パラメータの変更を行うこともできる。これもまた図2に基づき原理的に明らかにされる。
【0035】
等しい出力値P1で基準及び実際曲線10、16、18を比較すれば、実際曲線16に該当する溶接プロセスを、単数又は複数の溶接パラメータが増加されるように変更しなければならないことが分かる。実際曲線18に相当する溶接については、減少が行われる。
【0036】
等しいエネルギー投入量E1が現れたときの曲線10、16、18の比較に関連して、実際曲線16に相当する溶接を単数又は複数の溶接パラメータが増加されるように変更しなければならず、実際曲線18による溶接については減少しなければならないことが、図2の実施例で明らかである。
【0037】
図3ないし5で別の出力−時間曲線が明らかである。これに基づいて本発明の学説を説明することにする。なおそれぞれ実際曲線と比較される基準曲線を図1及び2と同様に参照符号10で表示する。
【0038】
図2に関連してすでに説明したように、所定の出力値P1...Pnで基準曲線10と実際曲線20の間にもし偏差があれば、溶接過程の制御を行うことができる。こうして種々の出力値P1...Pnで基準曲線10と実際曲線20の間の偏差に応じてトリガされる。例えば出力値P2で基準及び実際曲線を比較すれば、曲線10、20の適応を得るために、単数又は複数の溶接パラメータを増加しなければならない。しかしこのことは別として、制御される溶接プロセスと基準曲線10の基礎となる溶接プロセスの総エネルギー投入量は等しい。実際曲線20に相当する溶接過程が終了した時期te1はt1とtmaxの間にある。
【0039】
図4は、基準曲線10と実際曲線22の間の出力調節がもっぱら行なわれたエネルギー投入に従って行われることを明らかにしようとするものである。当該の測定時期t1、t2...tnに行われた下記、数式に示すエネルギー投入量に関して、実際曲線22と基準曲線10が食い違う場合は、本発明に従って溶接パラメータの変更が行われる。
【0040】
【数2】

【0041】
これとは別に、出力−時間実際曲線22によるエネルギー投入量と基準曲線10によるエネルギー投入量が等しければ、全溶接過程を終了する。
【0042】
図4の基礎をなす制御プロセスと異なり、図5によれば溶接過程の最適化、即ちその制御のために圧力又は振幅のようなプロセスパラメータを変更するだけでなく、補足的に又はもっぱら代案としてエネルギー投入量の増加が行われる。このことは、参照符号24を付した実際曲線の下側の積分が基準曲線10の積分に等しければ、時期txに溶接過程を終了する前に一層のエネルギー投入ΔEzusが行われることで説明される。種々の時期t1...tnでも実際曲線と基準曲線の比較が行われる。
【0043】
ところがこの点に関連して、複数の溶接パラメータを変更する場合は、必ずしもこれらを全部残らず増加又は減少しなくてもうよいことを付言しなければならない。むしろ最適化された溶接結果を得るために、基準及び実際曲線の適応が行われるように、溶接パラメータが相互に同調される。
【0044】
出力−時間曲線の決定のために、発振器の出力送出又は振動音極又は発振子の出力吸収を時間的に決定する。
【0045】
本発明に基づき制御される超音波溶接プロセスを実行することができる配列の純原理図を図6に示す。このために通常コンバータ26、場合によってはブースタ28及び振動音極30からなる超音波溶接装置又は機械26が設けられる。振動音極30又はその面に対極32が配属される。被溶接部材、例えば導体が導入される横断面調整可能な圧縮室を設けるために、対極32は米国特許第4,596,352号又は米国特許第4,869,419号の学説に従って組立式に構成することができる。コンバータ26は導線34を介して発振器36に接続され、一方、発振器36は溶接パラメータ又は溶接される導体の断面積を入力するために、導線38を介してコンピュータ(PC)40に接続される。次にコンピュータ40に記憶されたプログラムにより溶接プロセスの当該の実際曲線を決定し、コンピュータ40により計算し、あらかじめ確定された基準曲線と本発明に従って比較し、制御に基づき溶接プロセスを調節するために、発振器36の出力送出を決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】素線の溶接のための先行技術による出力−時間曲線とその利用を示す。
【図2】溶接プロセスの制御のための出力−時間曲線を示す。
【図3】出力値に関する溶接プロセスの制御のための出力−時間曲線を示す。
【図4】所定のエネルギーでの溶接プロセスの制御のための出力−時間曲線を示す。
【図5】エネルギー投入量を考慮した溶接プロセスの制御のための出力−時間曲線を示す。
【図6】超音波溶接装置及び周辺機器の原理図を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1個の発振器、コンバータ及び振動音極からなる超音波溶接装置により、所定の要求を満足する溶接継手に相当する時間依存性溶接パラメータの基準曲線に基づき、溶接時間が開始時期t0から終了時期teまで基準曲線に従って経過し、部材の溶接時に時間依存性パラメータの実際曲線を測定し、t0ないしteの期間に実際曲線と基準曲線を比較して行う部材の超音波溶接、特に素線の溶接のための方法において、実際曲線と基準曲線の間に存在する偏差に応じて、溶接に影響する少なくとも1つのプロセスパラメータを、以後の溶接の際に基準曲線と実際曲線が等化されるように、制御に基づき変更することを特徴とする方法。
【請求項2】
時期t1(但しt0<t1<te)に実際曲線と基準曲線を比較することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
実際曲線と基準曲線を同じ出力値で比較することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
実際曲線と基準曲線を溶接開始から同じエネルギー投入量で比較することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
実際曲線と基準曲線の間の偏差に応じて、少なくとも1つのプロセスパラメータを、記憶された値又は関数に従って変更することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
少なくとも1つのプロセスパラメータを段階的に変化することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
実際曲線の基準曲線への適応を制御プロセスによって行うことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
種々の時期t1,t2...tn(但しn≧2)に行われる基準曲線と実際曲線の比較に応じて、少なくとも1つのプロセスパラメータを変更することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
時期t1,t2...tn(但しn≧2)に基準曲線と実際曲線の間に生じる偏差に応じて、少なくとも1つのプロセスパラメータを調節することを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
時間依存性溶接パラメータとして、超音波溶接装置の送出され又は吸収された出力を選択することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
変更されるプロセスパラメータとして、振動音極の振幅及び/又は周波数及び/又は被溶接部材に作用する圧力又は作用する力及び/又は被溶接部材へのエネルギー投入量を選択することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
単数又は複数のプロセスパラメータを個別に又は一括して変更することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項13】
全溶接時間にわたり又は一時的に、基準曲線と実際曲線のそれぞれの瞬時偏差に応じて溶接を調節することを特徴とする請求項1に記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公表番号】特表2006−524577(P2006−524577A)
【公表日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−505320(P2006−505320)
【出願日】平成16年4月29日(2004.4.29)
【国際出願番号】PCT/EP2004/004532
【国際公開番号】WO2004/096480
【国際公開日】平成16年11月11日(2004.11.11)
【出願人】(505404688)シュンク・ウルトラシャルテヒニーク・ゲーエムベーハー (15)
【Fターム(参考)】