説明

録画システム、録画機、制御装置、及び録画制御方法

【課題】多様な機能を保有する複数の録画機をユーザが使いこなせるようにした録画システムを提供する。
【解決手段】録画機100#A〜100#Eがネットワーク10に接続される録画システム1Aは、録画機100#A〜100#Eそれぞれについて、録画機が保有し得る複数の機能それぞれの有無を示す情報を収集し、収集された情報を用いて構成された機能データベースを管理する。録画システム1Aは、録画対象の番組コンテンツに適用すべき少なくとも1つの機能がユーザ操作により指定された場合に、機能データベースを参照し、録画機100#A〜100#Eのうち指定された機能を保有する録画機を選択する。録画システム1Aは、選択された録画機に対し、録画対象の番組コンテンツを録画するよう制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークを利用する録画システム、録画機、制御装置、及び録画制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、放送される番組コンテンツを録画する録画機が広く用いられている。そのような録画機は、放送される番組コンテンツを受信する受信部(いわゆる、チューナ)と、受信した番組コンテンツを記憶する記憶部(例えば、HDD(Hard Disk Drive))とを具備することが一般的である。
【0003】
また、ネットワークを介して通信可能な、ネットワーク対応型の録画機も実用化されている。ネットワーク対応型の録画機の空き記憶容量を有効活用するために、複数の録画機をネットワークに接続し、各録画機が他の録画機の記憶部を使用できる録画システムが提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1に記載の録画システムは、各録画機が、他の録画機の記憶部の空き容量を記憶するための機能データベースを具備する。そして、ある録画機において録画を行う際に自録画機の空き記憶容量が不足している場合には、当該録画機は、機能データベースを参照し、十分な空き記憶容量を有する他の録画機に録画を行わせる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−158969号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、近年では、録画機の高度化が進んでおり、録画機が保有する機能も多様化しつつある。例えば、録画機が、特定種別の記憶媒体(例えば、BD(Blu-ray Disc)又はDVD(Digital Versatile Disc))への書き込み機能、録画された番組コンテンツのネットワーク配信機能、及び、録画する番組コンテンツの圧縮(いわゆる、トランスコード)機能のうち、1つ又は2つ以上の高度な機能を保有することがある。
【0007】
このため、複数の録画機がネットワークに接続される状況では、ユーザが、どの録画機がどのような機能を保有しているのかを把握した上で、所望の機能を保有する録画機を選択して録画を行わせることが困難である。ここで、特許文献1に記載の録画システムは、高度化された録画機を想定しておらず、多様な機能を保有する複数の録画機をユーザが使いこなすことが難しいという問題がある。
【0008】
そこで、本発明は、多様な機能を保有する複数の録画機をユーザが使いこなせるようにした録画システム、録画機、制御装置、及び録画制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。まず、本発明に係る録画システムの特徴は、複数の録画機(録画機100#A〜100#E)がネットワーク(ネットワーク10)に接続される録画システム(録画システム1A又は1B)であって、前記複数の録画機それぞれについて、録画機が保有し得る複数の機能それぞれの有無を示す機能情報を収集する情報収集部(情報収集部123)と、前記情報収集部によって収集された前記機能情報を用いて構成された機能データベースを管理するデータベース管理部(データベース管理部124)と、録画対象の番組コンテンツに適用すべき少なくとも1つの機能がユーザ操作により指定された場合に、前記複数の録画機の何れかを選択する録画機選択部(録画機選択部126)と、前記録画機選択部によって選択された録画機に対し、前記録画対象の番組コンテンツを録画するよう制御する録画制御部(録画制御部127)とを具備し、前記録画機選択部は、前記機能データベースを参照し、前記複数の録画機のうち前記指定された機能の全てを保有する録画機を選択することを要旨とする。
【0010】
このような特徴によれば、録画機選択部は、録画機が保有し得る複数の機能それぞれの有無を示す情報を用いて構成された機能データベースを参照し、ネットワークに接続された複数の録画機のうちユーザ操作により指定された機能の全てを保有する録画機を選択する。そして、録画制御部は、録画機選択部によって選択された録画機に対して録画対象の番組コンテンツを録画するよう制御する。
【0011】
これにより、ユーザは、所望の機能を指定することで、当該所望の機能を保有する録画機に対して録画対象の番組コンテンツを録画させることができる。従って、ユーザは、どの録画機がどのような機能を保有しているのかを把握していなくても、多様な機能を保有する複数の録画機を使いこなすことができる。
【0012】
本発明に係る録画システムの他の特徴は、上記の特徴に係る録画システムにおいて、前記複数の機能は、特定種別の記憶媒体への書き込み機能、録画された番組コンテンツのネットワーク配信機能、及び録画する番組コンテンツの圧縮機能のうち、少なくとも1つを含むことを要旨とする。
【0013】
本発明に係る録画システムの他の特徴は、上記の特徴に係る録画システムにおいて、前記録画対象の番組コンテンツに適用すべき少なくとも1つの機能の指定をユーザに促すための画面表示を行うよう制御する表示制御部(表示制御部125)をさらに具備することを要旨とする。
【0014】
本発明に係る録画システムの他の特徴は、上記の特徴に係る録画システムにおいて、前記情報収集部は、前記複数の録画機それぞれから空き記憶容量を示す空き容量情報をさらに収集し、前記データベース管理部は、前記情報収集部によって収集された前記空き容量情報を用いて構成された空き容量データベースをさらに管理し、前記録画機選択部は、前記指定された機能の全てを保有する録画機が複数存在する場合に、前記空き容量データベースを参照し、前記指定された機能の全てを保有する複数の録画機の中から空き記憶容量が最も多い録画機を選択することを要旨とする。
【0015】
本発明に係る録画機の特徴は、複数の録画機(録画機100#A〜100#E)がネットワーク(ネットワーク10)に接続される録画システム(録画システム1A)において、前記複数の録画機の1つを構成する録画機(例えば録画機100#A)であって、前記複数の録画機それぞれについて、録画機が保有し得る複数の機能それぞれの有無を示す機能情報を収集する情報収集部(情報収集部123)と、前記情報収集部によって収集された前記機能情報を用いて構成された機能データベースを管理するデータベース管理部(データベース管理部124)と、録画対象の番組コンテンツに適用すべき少なくとも1つの機能がユーザ操作により指定された場合に、前記複数の録画機の何れかを選択する録画機選択部(録画機選択部126)と、前記録画機選択部によって選択された録画機に対し、前記録画対象の番組コンテンツを録画するよう制御する録画制御部(録画制御部127)とを具備し、前記録画機選択部は、前記機能データベースを参照し、前記複数の録画機のうち前記指定された機能の全てを保有する録画機を選択することを要旨とする。
【0016】
本発明に係る制御装置の特徴は、複数の録画機(録画機100#A〜100#E)がネットワーク(ネットワーク10)に接続される録画システム(録画システム1B)において、前記複数の録画機を制御可能な制御装置(制御装置200)であって、前記複数の録画機それぞれについて、録画機が保有し得る複数の機能それぞれの有無を示す機能情報を収集する情報収集部(情報収集部123)と、前記情報収集部によって収集された前記機能情報を用いて構成された機能データベースを管理するデータベース管理部(データベース管理部124)と、録画対象の番組コンテンツに適用すべき少なくとも1つの機能がユーザ操作により指定された場合に、前記複数の録画機の何れかを選択する録画機選択部(録画機選択部126)と、前記録画機選択部によって選択された録画機に対し、前記録画対象の番組コンテンツを録画するよう制御する録画制御部(録画制御部127)とを具備し、前記録画機選択部は、前記機能データベースを参照し、前記複数の録画機のうち前記指定された機能の全てを保有する録画機を選択することを要旨とする。
【0017】
本発明に係る録画制御方法の特徴は、複数の録画機がネットワークに接続される録画システムにおいて、前記複数の録画機を制御する録画制御方法であって、前記複数の録画機それぞれについて、録画機が保有し得る複数の機能それぞれの有無を示す機能情報を収集するステップ(例えばステップS130,S140)と、前記収集するステップで収集された前記機能情報を用いて構成された機能データベースを管理するステップ(例えばステップS150)と、録画対象の番組コンテンツに適用すべき少なくとも1つの機能がユーザ操作により指定された場合に、前記複数の録画機の何れかを選択するステップ(例えばステップS170)と、前記選択するステップで選択された録画機に対し、前記録画対象の番組コンテンツを録画するよう制御するステップ(例えばステップS180,S190)とを具備し、前記選択するステップでは、前記機能データベースを参照し、前記複数の録画機のうち前記指定された機能の全てを保有する録画機を選択することを要旨とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、多様な機能を保有する複数の録画機をユーザが使いこなせるようにした録画システム、録画機、制御装置、及び録画制御方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】第1実施形態に係る録画システムの全体概略構成図である。
【図2】第1実施形態に係る録画機のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施形態に係る録画機のソフトウェア構成を示すブロック図である。
【図4】機能データベースの構成例を説明するための図である。
【図5】第1実施形態に係る録画システムの全体概略動作を示す動作シーケンス図である。
【図6】図6(a)は、デバイス探索メッセージの構成例を示し、図6(b)は、デバイス応答メッセージの構成例を示す。
【図7】図7(a)は、デバイス情報要求メッセージの構成例を示し、図7(b)は、デバイス情報応答メッセージの構成例を示す。
【図8】録画機選択動作の詳細を示す動作フロー図である。
【図9】録画機選択動作における画面表示例を示す図である。
【図10】図10(a)は、ユーザによる指定結果のパターンを示し、図10(b)は、各パターンに対応する録画機を示す。
【図11】第2実施形態に係る録画システムの全体概略構成図である。
【図12】第2実施形態に係る録画システムの全体概略動作を示す動作シーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図面を参照して、本発明の第1実施形態、第2実施形態、及びその他の実施形態を説明する。以下の各実施形態における図面において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付す。
【0021】
(1)第1実施形態
第1実施形態においては、(1.1)録画システムの概要、(1.2)録画機の構成、(1.3)録画システムの動作、(1.4)第1実施形態の効果の順に説明する。
【0022】
(1.1)録画システムの概要
図1は、第1実施形態に係る録画システム1Aの全体概略構成図である。
【0023】
図1に示すように、録画システム1Aは、ネットワーク10に接続される録画機100#A〜100#Eを有する。
【0024】
ネットワーク10は、LAN(Local Area Network)を想定しているが、WAN(Wide Area Network)であってもよい。録画機100#A〜100#Eそれぞれは、ネットワーク10を介して通信可能な、ネットワーク対応型の録画機である。以下において、録画機100#A〜100#Eを特に区別しないときは、個々の録画機を単に「録画機100」と称する。
【0025】
録画機100は、放送される番組コンテンツを録画するように構成される。放送とは、電波による放送を想定しているが、インターネット等のネットワークを用いた放送であってもよい。番組コンテンツは、映像データ及び音声データを含んで構成される。
【0026】
録画機100は、BD又はDVDへの書き込み機能(以下、適宜「BD/DVD書き込み機能」と略記する)、録画された番組コンテンツのネットワーク配信機能(以下、適宜「ネットワーク配信機能」と略記する)、及び、録画する番組コンテンツのトランスコード機能(以下、適宜「トランスコード機能」と略記する)のうち、1つ又は2つ以上の高度な機能を保有する。
【0027】
(1.2)録画機の構成
次に、第1実施形態に係る録画機100の構成について、(1.2.1)ハードウェア構成、(1.2.2)ソフトウェア構成の順に説明する。
【0028】
(1.2.1)ハードウェア構成
図2は、第1実施形態に係る録画機100のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0029】
図2に示すように、第1実施形態に係る録画機100は、内部バス101、チューナユニット110、CPU(Central Processing Unit)120、フラッシュメモリ131、DRAM(Dynamic Random Access Memory)132、HDD140、ユーザインターフェイス(I/F)150、ネットワークI/F160、機器I/F170、映像処理ユニット180、及びBD/DVDドライブ190を有する。ただし、第1実施形態では、録画機100#A〜100#Eのうち録画機100#C及び100#EのみがBD/DVDドライブ190(BD/DVDへの書き込み機能)を有するものとする。
【0030】
チューナユニット110、CPU120、フラッシュメモリ131、DRAM132、HDD140、ユーザI/F150、ネットワークI/F160、機器I/F170、映像処理ユニット180、及びBD/DVDドライブ190は、内部バス101を介して相互に電気的に接続される。
【0031】
内部バス101は、チューナユニット110、CPU120、フラッシュメモリ131、DRAM132、HDD140、ユーザI/F150、ネットワークI/F160、機器I/F170、映像処理ユニット180、及びBD/DVDドライブ190それぞれが送受信する電気信号を伝達する。
【0032】
チューナユニット110は、図示を省略するアンテナに電気的に接続され、アンテナから放送信号を受信して復調することで、番組コンテンツを得る。また、チューナユニット110は、CPU120からの制御に応じて、受信するチャンネルを切り替える選局処理を行う。
【0033】
CPU120は、フラッシュメモリ131に記憶されている制御プログラムを実行し、録画機100全体を制御する。
【0034】
フラッシュメモリ131は、CPU120によって実行される制御プログラムを記憶する。DRAM132は、CPU120によるプログラム実行中に作業領域として使用される。
【0035】
HDD140は、CPU120からの制御に応じて、チューナユニット110により得られた番組コンテンツを記憶する。
【0036】
ユーザI/F150は、ユーザとのインターフェイスであり、例えば、ユーザ操作を受け付けるリモコンからの赤外線信号を受信する受光部を含む。また、ユーザI/F150は、映像を表示するディスプレイを含んでもよい。
【0037】
ネットワークI/F160は、ネットワーク10とのインターフェイスであり、ネットワーク10との間で通信信号を送受信する。
【0038】
機器I/F170は、テレビ等の映像表示機器とのインターフェイスであり、映像表示機器との間で映像信号(及び音声信号)を送受信する。
【0039】
映像処理ユニット180は、CPU120からの制御に応じて、番組コンテンツをデコードする機能を有する。番組コンテンツがMPEG2に従って圧縮符号化されている場合、映像処理ユニット180は、入力される番組コンテンツをMPEG2に従って復号する。
【0040】
映像処理ユニット180は、トランスコード機能を保有していてもよい。ただし、第1実施形態では、録画機100#A〜100#Eのうち、録画機100#A、100#D、及び100#Eのみがトランスコード機能を有するものとする。
【0041】
BD/DVDドライブ190は、図示を省略するBD/DVDが挿入される。BD/DVDドライブ190は、CPU120からの制御に応じて、BD/DVDに対する書き込み及び読み出しを行う。
【0042】
(1.2.2)ソフトウェア構成
図3は、第1実施形態に係る録画機100のソフトウェア構成を示すブロック図である。
【0043】
図3に示すように、CPU120は、フラッシュメモリ131に記憶されている制御プログラムを実行することで、ネットワーク配信部121、録画機探索処理部122、情報収集部123、データベース管理部124、表示制御部125、録画機選択部126、及び録画制御部127の各ブロックを構成する。
【0044】
ネットワーク配信部121は、HDD140(又はBD/DVD)に記憶されている番組コンテンツを、ネットワーク10を介して配信するネットワーク配信機能を提供する。ただし、第1実施形態では、録画機100#A〜100#Eのうち、録画機100#B、100#D、及び100#Eのみがネットワーク配信部121(ネットワーク配信機能)を有するものとする。
【0045】
録画機探索処理部122は、ネットワーク10に接続された録画機100を探索するためのデバイス探索メッセージを定期的に生成する。録画機探索処理部122は、生成したデバイス探索メッセージをネットワーク10に送信するようネットワークI/F160を制御する。
【0046】
録画機探索処理部122は、他の録画機100からのデバイス探索メッセージをネットワークI/F160を介して受信すると、デバイス応答メッセージを生成する。録画機探索処理部122は、生成したデバイス応答メッセージをデバイス探索メッセージの送信元に送信するようネットワークI/F160を制御する。
【0047】
情報収集部123は、ネットワーク10に接続された各録画機100が保有し得る複数の機能それぞれの有無を示す情報を要求するためのデバイス情報要求メッセージを定期的に生成する。ここで、複数の機能とは、BD/DVD書き込み機能、ネットワーク配信機能、及び、トランスコード機能である。情報収集部123は、生成したデバイス情報要求メッセージをネットワーク10に送信するようネットワークI/F160を制御する。
【0048】
情報収集部123は、他の録画機からのデバイス情報要求メッセージをネットワークI/F160を介して受信すると、自録画機が保有する機能を示すデバイス情報応答メッセージを生成する。なお、自録画機が保有する機能の情報は、例えばフラッシュメモリ131に予め記憶されているものとする。情報収集部123は、生成したデバイス情報応答メッセージをデバイス情報要求メッセージの送信元に送信するようネットワークI/F160を制御する。
【0049】
このように、各録画機100の情報収集部123は、デバイス情報要求メッセージ及びデバイス情報応答メッセージを送受信することで、各録画機100が保有する機能に関する機能情報を収集する。
【0050】
また、情報収集部は、各録画機100から空き記憶容量を示す空き容量情報をさらに収集してもよい。この場合、デバイス情報応答メッセージは、HDD140の空き記憶容量を示す情報を含んで構成される。
【0051】
データベース管理部124は、情報収集部123によって収集された機能情報を用いて構成された機能データベースを管理する。ここで、機能データベースの管理とは、機能データベースの新規作成(初回のみ)、及び機能データベースの更新(2回目以降)を含む概念である。機能データベースは、フラッシュメモリ131又はHDD140に記憶される。
【0052】
ここで、図4を用いて、機能データベースの構成例を説明する。機能データベースは、BD/DVD書き込み機能の有無、ネットワーク配信機能の有無、及びトランスコード機能の有無を、録画機100毎に記録したものである。
【0053】
図4に示すように、機能データベースは、録画機100#Aについて、BD/DVD書き込み機能“有”、ネットワーク配信機能“無”、及びトランスコード機能“無”を記録する。また、機能データベースは、録画機100#Bについて、BD/DVD書き込み機能“無”、ネットワーク配信機能“有”、及びトランスコード機能“無”を記録する。機能データベースは、録画機100#Cについて、BD/DVD書き込み機能“無”、ネットワーク配信機能“無”、及びトランスコード機能“有”を記録する。機能データベースは、録画機100#Dについて、BD/DVD書き込み機能“有”、ネットワーク配信機能“有”、及びトランスコード機能“無”を記録する。機能データベースは、録画機100#Eについて、BD/DVD書き込み機能“有”、ネットワーク配信機能“有”、及びトランスコード機能“有”を記録する。
【0054】
データベース管理部124は、情報収集部123によって収集された空き容量情報を用いて構成された空き容量データベースをさらに管理する。空き容量データベースは、フラッシュメモリ131又はHDD140に記憶される。空き容量データベースは、HDD140の空き記憶容量を録画機100毎に記録したものである。
【0055】
表示制御部125は、録画対象の番組コンテンツに適用すべき少なくとも1つの機能の指定をユーザに促すための画面表示を行うように、ユーザI/F150、又は機器I/F170に接続された映像表示機器を制御する。
【0056】
録画機選択部126は、録画対象の番組コンテンツに適用すべき少なくとも1つの機能がユーザ操作により指定された場合に、機能データベースを参照し、録画機100#A〜100#Eのうち、ユーザ操作により指定された機能の全てを保有する録画機100を選択する。また、録画機選択部126は、ユーザ操作により指定された機能の全てを保有する録画機が複数存在する場合に、空き容量データベースを参照し、指定された機能を保有する複数の録画機の中から空き記憶容量が最も多い録画機を選択する。
【0057】
録画制御部127は、録画機選択部126によって選択された録画機に対し、録画対象の番組コンテンツを録画するよう制御する。具体的には、録画制御部127は、録画機選択部126によって自録画機以外の録画機100が選択された場合には、選択された他の録画機100に対して、録画の予約を要求するための録画予約要求メッセージを送信する。一方、録画機選択部126によって自録画機が選択された場合には、自録画機に対する録画予約を設定する。
【0058】
(1.3)録画システムの動作
次に、第1実施形態に係る録画システム1Aの動作について、(1.3.1)全体動作、(1.3.2)録画機選択動作の順に説明する。以下においては、録画機100#Aに対するユーザからの録画予約操作に応じて、録画機100#Aが他の録画機に録画予約を行うケースについて説明する。
【0059】
(1.3.1)全体動作
図5は、第1実施形態に係る録画システム1Aの全体概略動作を示す動作シーケンス図である。
【0060】
図5に示すように、ステップS110において、録画機100#Aは、デバイス探索メッセージを送信する。録画機100#B〜100#Eそれぞれは、デバイス探索メッセージを受信する。図6(a)は、デバイス探索メッセージの構成例を示す図である。図6(a)に示すように、デバイス探索メッセージは、UPnP(Universal Plug&Play)プロトコルに従って構成される。
【0061】
ステップS120において、録画機100#B〜100#Eそれぞれは、デバイス応答メッセージを録画機100#Aに送信する。録画機100#Aは、デバイス応答メッセージを受信する。図6(b)は、デバイス応答メッセージの構成例を示す図である。図6(b)に示すように、デバイス応答メッセージは、UPnPプロトコルに従って構成される。
【0062】
ステップS130において、録画機100#Aは、デバイス情報要求メッセージを、ステップS120で検出された録画機100#B〜100#Eに送信する。録画機100#B〜100#Eそれぞれは、デバイス情報要求メッセージを受信する。図7(a)は、デバイス情報要求メッセージの構成例を示す図である。図7(a)に示すように、デバイス探索メッセージは、UPnPプロトコルに従って構成される。
【0063】
ステップS140において、録画機100#B〜100#Eそれぞれは、デバイス情報応答メッセージを録画機100#Aに送信する。録画機100#Aは、デバイス情報応答メッセージを受信する。図7(b)は、デバイス情報応答メッセージの構成例を示す図である。図7(b)に示すように、デバイス情報応答メッセージは、UPnPプロトコルに従って構成されており、BD/DVD書き込み機能、ネットワーク配信機能及びトランスコード機能それぞれの有無を示す情報を含む。また、図7(b)では図示していないが、デバイス情報応答メッセージは、空き記憶容量を示す情報を含む。
【0064】
ステップS150において、録画機100#Aは、ステップS140で受信した各デバイス情報応答メッセージに応じて、機能データベース及び空き容量データベースを作成又は更新する。
【0065】
ステップS110〜S150の処理は、予め定められた時間間隔で定期的に実行される。これにより、ネットワーク10に新たな録画機100が接続されても、当該新たな録画機100に係る機能を示す情報も収集できる。
【0066】
ステップS160において、録画機100#Aは、ユーザからの録画予約操作を受け付け、録画予約処理を開始する。録画予約処理においては、録画対象の番組コンテンツがユーザによって指定される。番組コンテンツが放送されるチャンネル及び時間帯により番組コンテンツを指定してもよい。
【0067】
ステップS170において、録画機100#Aは、録画対象の番組コンテンツに適用すべき少なくとも1つの機能の指定をユーザに促すための画面表示を行うように、ユーザI/F150、又は機器I/F170に接続された映像表示機器を制御する。また、録画機選択部126は、録画対象の番組コンテンツに適用すべき少なくとも1つの機能がユーザ操作により指定された場合に、機能データベースを参照し、録画機100#A〜100#Eのうち、ユーザ操作により指定された機能の全てを保有する録画機100を選択する。ここでは、録画機100#Bが選択されたものとする。なお、ステップS170における詳細動作については後述する。
【0068】
ステップS180において、録画機100#Aは、録画対象の番組コンテンツの録画予約を要求するための録画予約要求メッセージを生成して録画機100#Bに送信する。録画予約要求メッセージは、録画対象の番組コンテンツを特定可能な情報(コンテンツ名、又は、チャンネル及び時間帯)を含む。録画機100#Bは、録画予約要求メッセージを受信する。
【0069】
ステップS190において、録画機100#Bは、録画予約要求メッセージを許可する旨の録画予約応答メッセージを生成して録画機100#Aに送信する。録画機100#Aは、録画予約応答メッセージを受信する。録画機100#Bは、録画対象の番組コンテンツの録画予約を自録画機に設定する。
【0070】
(1.3.2)録画機選択動作
図8は、録画機100#Aによる録画機選択動作、すなわち図5のステップS170の詳細動作を示す動作フロー図である。図9は、録画機選択動作における画面表示例を示す図である。録画機選択動作では、ユーザが望む機能を設問形式で順次問い合わせ、ユーザが望む全ての機能を保有する録画機100を録画機100#A〜100#Cの中から選択する。
【0071】
第1の設問として、図9(a)に示すように、表示制御部125は、BD/DVD書き込み機能を適用するか否かの指定を促すための画面表示を行うように制御する。ユーザI/F150は、BD/DVD書き込み機能を適用するか否かを指定するユーザ操作を受け付ける。
【0072】
図8に示すように、BD/DVD書き込み機能を適用する旨のユーザ操作をユーザI/F150が受け付けると(ステップS171;YES)、ステップS172において録画機選択部126は、機能データベースの中からBD/DVD書き込み機能を保有する録画機100を検索する。
【0073】
第2の設問として、図9(b)に示すように、表示制御部125は、ネットワーク配信機能を適用するか否かの指定を促すための画面表示を行うように制御する。ユーザI/F150は、ネットワーク配信機能を適用するか否かを指定するユーザ操作を受け付ける。
【0074】
図8に示すように、ネットワーク配信機能を適用する旨のユーザ操作をユーザI/F150が受け付けると(ステップS173;YES)、ステップS174において録画機選択部126は、設問1で絞り込まれた録画機100を対象として、機能データベースの中からネットワーク配信機能を保有する録画機100を検索する。
【0075】
第3の設問として、図9(c)に示すように、表示制御部125は、トランスコード機能を適用するか否かの指定を促すための画面表示を行うように制御する。ユーザI/F150は、トランスコード機能を適用するか否かを指定するユーザ操作を受け付ける。
【0076】
図8に示すように、トランスコード機能を適用する旨のユーザ操作をユーザI/F150が受け付けると(ステップS175;YES)、ステップS176において録画機選択部126は、設問2で絞り込まれた録画機100を対象として、機能データベースの中からトランスコード機能を保有する録画機100を検索する。
【0077】
ステップS177において録画機選択部126は、設問1〜3による検索の結果として残った録画機100が存在するか否かを確認する。
【0078】
残った録画機100が存在する場合(ステップS177;YES)であって、残った録画機100が1つである場合には、録画機選択部126は、当該1つの録画機100を、録画対象の番組コンテンツを録画すべき録画機として選択する。
【0079】
また、残った録画機100が存在する場合(ステップS177;YES)であって、残った録画機100が複数である場合には、録画機選択部126は、空き容量データベースを参照し、当該複数の録画機100のうち空き記憶容量が最も多い録画機100を、録画対象の番組コンテンツを録画すべき録画機として選択する。
【0080】
一方、残った録画機100が存在しない場合(ステップS177;NO)、表示制御部125は、該当する録画機100が存在しない旨の画面表示を行うように制御する。
【0081】
図10(a)は、設問1〜3のそれぞれにおけるユーザによる指定結果のパターンを示し、図10(b)は、各パターンに対応する録画機100を示す。図10(a)に示すように、設問1に対する結果(結果1)がNOであり、設問2に対する結果(結果2)がNOであり、設問3に対する結果(結果3)がNOである場合、図10(b)に示すように、録画機100#A〜100#Eのうち最も空き記憶容量の多い録画機100が選択される。他のパターンについても同様にして選択が行われる。
【0082】
(1.4)第1実施形態の効果
第1実施形態によれば、録画機100#Aは、機能データベースを参照し、ネットワーク10に接続された録画機100#A〜100#Eのうちユーザ操作により指定された機能の全てを保有する録画機を選択する。そして、録画機100#Aは、選択した録画機に対して録画対象の番組コンテンツを録画するよう制御する。
【0083】
これにより、ユーザは、所望の機能を保有する録画機に対して録画対象の番組コンテンツを録画させることができる。従って、ユーザは、どの録画機がどのような機能を保有しているのかを把握していなくても、多様な機能を保有する録画機100#A〜100#Eを使いこなすことができる。
【0084】
(2)第2実施形態
上述した第1実施形態においては、録画機100が動作主体となるケースを説明したが、第2実施形態においては、録画機100以外の装置が動作主体となるケースを説明する。
【0085】
第2実施形態においては、(2.1)録画システムの概要、(2.2)録画システムの動作、(2.3)第2実施形態の効果の順に説明する。なお、第1実施形態と異なる点を主として説明し、重複する説明を省略する。
【0086】
(2.1)録画システムの概要
図11は、第2実施形態に係る録画システム1Bの全体概略構成図である。
【0087】
図11に示すように、録画システム1Bは、ネットワーク10に接続される録画機100#A〜100#Eと、ネットワーク10に接続される制御装置200とを有する。制御装置200は、録画機100#A〜100#Eを制御可能なネットワーク対応型の装置であり、例えばPCサーバ等である。
【0088】
制御装置200は、第1実施形態で説明した録画機100のハードウェア構成のうち、チューナユニット110、機器I/F170、BD/DVDドライブ190を除く各ブロックを有する。また、制御装置200は、第1実施形態で説明した録画機100のソフトウェア構成のうち、ネットワーク配信部121を除く各ブロックを有する。
【0089】
(2.2)録画システムの動作
図12は、第2実施形態に係る録画システム1Bの全体概略動作を示す動作シーケンス図である。
【0090】
図12に示すように、ステップS210において、制御装置200は、デバイス探索メッセージを送信する。録画機100#A〜100#Eそれぞれは、デバイス探索メッセージを受信する。
【0091】
ステップS220において、録画機100#A〜100#Eそれぞれは、デバイス応答メッセージを制御装置200に送信する。制御装置200は、デバイス応答メッセージを受信する。
【0092】
ステップS230において、制御装置200は、デバイス情報要求メッセージを、ステップS220で検出された録画機100#A〜100#Eに送信する。録画機100#A〜100#Eそれぞれは、デバイス情報要求メッセージを受信する。
【0093】
ステップS240において、録画機100#A〜100#Eそれぞれは、デバイス情報応答メッセージを制御装置200に送信する。制御装置200は、デバイス情報応答メッセージを受信する。
【0094】
ステップS250において、制御装置200は、ステップS240で受信した各デバイス情報応答メッセージに応じて、機能データベース及び空き容量データベースを作成又は更新する。
【0095】
ステップS210〜S250の処理は、予め定められた時間間隔で定期的に実行される。これにより、ネットワーク10に新たな録画機100が接続されても、当該新たな録画機100に係る機能の情報も収集できる。
【0096】
ステップS260において、制御装置200は、ユーザからの録画予約操作を受け付け、録画予約処理を開始する。録画予約処理においては、録画対象の番組コンテンツ(のチャンネル及び時間帯)がユーザによって指定される。
【0097】
ステップS270において、制御装置200は、録画対象の番組コンテンツに適用すべき少なくとも1つの機能の指定をユーザに促すための画面表示を行うように制御する。また、録画機選択部126は、録画対象の番組コンテンツに適用すべき少なくとも1つの機能がユーザ操作により指定された場合に、機能データベースを参照し、録画機100#A〜100#Eのうち、ユーザ操作により指定された機能の全てを保有する録画機100を選択する。ここでは、録画機100#Bが選択されたものとする。ステップS270における詳細動作については、第1実施形態で説明した録画機選択動作と同様である。
【0098】
ステップS280において、制御装置200は、録画対象の番組コンテンツの録画予約を要求するための録画予約要求メッセージを生成して録画機100#Bに送信する。録画予約要求メッセージは、録画対象の番組コンテンツを特定可能な情報(コンテンツ名、又は、チャンネル及び時間帯)を含む。録画機100#Bは、録画予約要求メッセージを受信する。
【0099】
ステップS290において、録画機100#Bは、録画予約要求メッセージを許可する旨の録画予約応答メッセージを生成して制御装置200に送信する。制御装置200は、録画予約応答メッセージを受信する。録画機100#Bは、録画対象の番組コンテンツの録画予約を自録画機に設定する。
【0100】
(2.3)第2実施形態の効果
以上説明したように、制御装置200は、機能データベースを参照し、ネットワーク10に接続された録画機100#A〜100#Eのうちユーザ操作により指定された機能の全てを保有する録画機100を選択する。そして、制御装置200は、選択した録画機100に対して録画対象の番組コンテンツを録画するよう制御する。
【0101】
これにより、ユーザは、所望の機能を保有する録画機に対して録画対象の番組コンテンツを録画させることができる。従って、ユーザは、どの録画機がどのような機能を保有しているのかを把握していなくても、多様な機能を保有する録画機100#A〜100#Eを使いこなすことができる。
【0102】
(3)その他の実施形態
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
【0103】
上述した各実施形態では、録画機100は、BD/DVD書き込み機能、ネットワーク配信機能、及びトランスコード機能のうち、1つ又は2つ以上の高度な機能を保有すると説明した。しかしながら、BD/DVD書き込み機能に限らず、録画機100がメモリカードへの書き込み機能を保有してもよい。
【0104】
上述した各実施形態では、番組コンテンツを記憶する記憶部としてHDDを例示したが、HDDに代えてSSD等の他の記憶媒体を使用してもよい。
【0105】
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
【符号の説明】
【0106】
1A,1B…録画システム、10…ネットワーク、100…録画機、101…内部バス、110…チューナユニット、120…CPU、121…ネットワーク配信部、122…録画機探索処理部、123…情報収集部、124…データベース管理部、125…表示制御部、126…録画機選択部、127…録画制御部、131…フラッシュメモリ、132…DRAM、140…HDD、150…ユーザI/F、160…ネットワークI/F、170…機器I/F、180…映像処理ユニット、190…BD/DVDドライブ、200…制御装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の録画機がネットワークに接続される録画システムであって、
前記複数の録画機それぞれについて、録画機が保有し得る複数の機能それぞれの有無を示す機能情報を収集する情報収集部と、
前記情報収集部によって収集された前記機能情報を用いて構成された機能データベースを管理するデータベース管理部と、
録画対象の番組コンテンツに適用すべき少なくとも1つの機能がユーザ操作により指定された場合に、前記複数の録画機の何れかを選択する録画機選択部と、
前記録画機選択部によって選択された録画機に対し、前記録画対象の番組コンテンツを録画するよう制御する録画制御部と
を具備し、
前記録画機選択部は、前記機能データベースを参照し、前記複数の録画機のうち前記指定された機能の全てを保有する録画機を選択することを特徴とする録画システム。
【請求項2】
前記複数の機能は、特定種別の記憶媒体への書き込み機能、録画された番組コンテンツのネットワーク配信機能、及び録画する番組コンテンツの圧縮機能のうち、少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の録画システム。
【請求項3】
前記録画対象の番組コンテンツに適用すべき少なくとも1つの機能の指定をユーザに促すための画面表示を行うよう制御する表示制御部をさらに具備することを特徴とする請求項1又は2に記載の録画システム。
【請求項4】
前記情報収集部は、前記複数の録画機それぞれから空き記憶容量を示す空き容量情報をさらに収集し、
前記データベース管理部は、前記情報収集部によって収集された前記空き容量情報を用いて構成された空き容量データベースをさらに管理し、
前記録画機選択部は、前記指定された機能の全てを保有する録画機が複数存在する場合に、前記空き容量データベースを参照し、前記指定された機能の全てを保有する複数の録画機の中から空き記憶容量が最も多い録画機を選択することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の録画システム。
【請求項5】
複数の録画機がネットワークに接続される録画システムにおいて、前記複数の録画機の1つを構成する録画機であって、
前記複数の録画機それぞれについて、録画機が保有し得る複数の機能それぞれの有無を示す機能情報を収集する情報収集部と、
前記情報収集部によって収集された前記機能情報を用いて構成された機能データベースを管理するデータベース管理部と、
録画対象の番組コンテンツに適用すべき少なくとも1つの機能がユーザ操作により指定された場合に、前記複数の録画機の何れかを選択する録画機選択部と、
前記録画機選択部によって選択された録画機に対し、前記録画対象の番組コンテンツを録画するよう制御する録画制御部と
を具備し、
前記録画機選択部は、前記機能データベースを参照し、前記複数の録画機のうち前記指定された機能の全てを保有する録画機を選択することを特徴とする録画機。
【請求項6】
複数の録画機がネットワークに接続される録画システムにおいて、前記複数の録画機を制御可能な制御装置であって、
前記複数の録画機それぞれについて、録画機が保有し得る複数の機能それぞれの有無を示す機能情報を収集する情報収集部と、
前記情報収集部によって収集された前記機能情報を用いて構成された機能データベースを管理するデータベース管理部と、
録画対象の番組コンテンツに適用すべき少なくとも1つの機能がユーザ操作により指定された場合に、前記複数の録画機の何れかを選択する録画機選択部と、
前記録画機選択部によって選択された録画機に対し、前記録画対象の番組コンテンツを録画するよう制御する録画制御部と
を具備し、
前記録画機選択部は、前記機能データベースを参照し、前記複数の録画機のうち前記指定された機能の全てを保有する録画機を選択することを特徴とする制御装置。
【請求項7】
複数の録画機がネットワークに接続される録画システムにおいて、前記複数の録画機を制御する録画制御方法であって、
前記複数の録画機それぞれについて、録画機が保有し得る複数の機能それぞれの有無を示す機能情報を収集するステップと、
前記収集するステップで収集された前記機能情報を用いて構成された機能データベースを管理するステップと、
録画対象の番組コンテンツに適用すべき少なくとも1つの機能がユーザ操作により指定された場合に、前記複数の録画機の何れかを選択するステップと、
前記選択するステップで選択された録画機に対し、前記録画対象の番組コンテンツを録画するよう制御するステップと
を具備し、
前記選択するステップでは、前記機能データベースを参照し、前記複数の録画機のうち前記指定された機能の全てを保有する録画機を選択することを特徴とする録画制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−39223(P2012−39223A)
【公開日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−175285(P2010−175285)
【出願日】平成22年8月4日(2010.8.4)
【出願人】(390040187)株式会社バッファロー (378)
【Fターム(参考)】