録画装置および録画システム
【課題】
ネットワークを介して接続した複数の録画機器で同じ番組を録画することにより、ディスク容量の圧迫を防止する。
【解決手段】
自動録画予約設定部の生成した録画予約情報が、すでに録画予約情報テーブルに存在する場合には該録画予約情報を該重複録画情報テーブルに登録する。ネットワークを介して接続した他の録画装置が重複録画情報テーブルに登録した該録画予約情報を取消した場合には、録画予約管理部は該録画予約情報を録画予約テーブルに格納し、録画制御部は録画予約情報テーブルに基づき録画を実行する。また、重複録画情報テーブルに登録された録画予約情報がネットワークを介して接続された録画装置で実行された場合、該録画予約情報をコンテンツ情報テーブルの固有ディレクトリで管理する。
ネットワークを介して接続した複数の録画機器で同じ番組を録画することにより、ディスク容量の圧迫を防止する。
【解決手段】
自動録画予約設定部の生成した録画予約情報が、すでに録画予約情報テーブルに存在する場合には該録画予約情報を該重複録画情報テーブルに登録する。ネットワークを介して接続した他の録画装置が重複録画情報テーブルに登録した該録画予約情報を取消した場合には、録画予約管理部は該録画予約情報を録画予約テーブルに格納し、録画制御部は録画予約情報テーブルに基づき録画を実行する。また、重複録画情報テーブルに登録された録画予約情報がネットワークを介して接続された録画装置で実行された場合、該録画予約情報をコンテンツ情報テーブルの固有ディレクトリで管理する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の録画装置がネットワーク接続する録画システムに係り、特に、複数の録画装置でおこなわれる録画予約の管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、テレビ、レコーダ等の複数の映像装置がネットワークを介して接続され、レコーダに記録された映像をネットワークを介してテレビで視聴できるシステムが製品化されてきている。このようなシステムでは、ネットワークに複数のレコーダが接続される場合もあり、別のユーザによりレコーダのそれぞれで個別に同一の放送映像の録画予約が行われている。この結果、レコーダに同一の放送映像が記録され、レコーダの記憶装置の有効利用されないという問題がある。
【0003】
上記の問題に対して、ネットワークを介して接続した複数の録画装置から構成されるシステムにおいて、同じ番組を複数の録画装置で録画することすることを防ぎ、記録媒体の利用効率を向上させるシステムに関する技術が、特許文献1に記載されている。
【0004】
詳しくは、特許文献1には、複数の録画機器をネットワークを介して複数の録画装置を接続し、複数の録画装置で同一番組の録画予約がなされた場合に、録画予約されたレコーダから他のレコーダに、すでに同一番組が録画予約されているか否かをデイジーチェーン方式で問合せをおこない、他のレコーダで既に予約済みであるときには、当該レコーダには、録画予約済のレコーダのリンク情報を記録することが開示されている。
【0005】
【特許文献1】特開2004−222014号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1に記載されている技術では、一つの番組のを録画するを行う際、ネットワークを介して接続した複数の録画機器が録画予約のデイジーチェーンを形成するため、例えば、システムを構成する際、録画機器はそれぞれ独自の録画予約テーブル、もしくはそれに準じる仕組みが必要となり、他社製品と連携して録画予約を行うことが困難となる可能性がある。
【0007】
また、番組の録画をおこなう録画機器で録画予約が変更された場合について考慮されておらず、他のユーザにより行われ録画予約による番組録画が実施されない可能性がある。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、ネットワークを介して接続する複数の録画装置間で、共通のプロトコル、例えばDLNAガイドラインで規定されたプロトコルを用いて録画予約情報の統一管理をおこない、録画装置の記憶装置の有効利用を図るとともに、操作性のよい録画システムや録画装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の録画装置は、ネットワークを介して他の録画装置と通信をおこなうネットワーク送受信部と、放送番組を記録するコンテンツデータ格納部と、前記コンテンツデータ格納部に記録する放送番組名と放送チャンネルと記録日時と録画装置名を含む録画予約情報テーブルを記録する記憶部と、前記録画予約情報テーブルを参照し、前記録画予約情報テーブルの録画装置名が当該録画装置をしめす録画予約情報に基づいて、前記コンテンツデータ格納部に放送番組の記録をおこなう録画制御部と、ユーザが指定した録画予約情報と前記ネットワーク送受信部を介して取得した他の録画装置の録画予約情報から前記録画予約情報テーブルを設定する録画予約管理部とを備えた構成とした。
【0010】
そして、前記録画予約管理部は、前記ユーザが指定した録画予約情報が前記録画予約情報テーブルに設定されていない場合に、前記ユーザが指定した録画予約情報を前記録画予約情報テーブルに登録し、前記ネットワーク送受信部を介して取得した他の録画装置の録画予約情報と前記録画予約情報テーブルを照合して、録画予約情報が重複する場合には、
前記録画予約情報をネットワークに接続する他の録画装置で録画されるように前記録画予約情報テーブルを更新するようにした。
【0011】
また、本発明の録画システムでは、ユーザにより第1の録画装置で録画予約されたときに、第1の録画装置は、第2の録画装置に録画予約情報の取得要求をおこない、前記第2の録画装置は、当該装置の録画予約情報を第1の録画装置に応答し、前記第1の録画装置は、当該装置の録画予約情報と取得した前記第2の録画装置に録画予約情報を照合し、重複した録画番組については前記第2の録画装置で録画がおこなうことをしめすように当該装置の録画予約情報テーブルを更新するようにした。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ネットワークに接続された複数の録画装置のいずれかひとつで番組録画が行われ、録画予約をおこなった録画装置や再生装置で、録画予約した番組の再生要求をおこなって際に、実際に番組録画をおこなった録画装置から自動的に番組映像を転送して再生できるので、複数の録画装置の記録装置の有効利用を図ることができる。
【0013】
また、録画予約が変更になった場合でも、自動的に番組録画をおこなう録画装置が変更されるため、番組録画を確実におこなうとともに、録画予約番組の再生視聴と同様の操作感を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下本発明の実施例を詳細に説明する。
【実施例1】
【0015】
図1は、本発明の第1の実施例の録画装置の構成図である。詳細は後述するが、録画装置1は、チューナ101、番組情報取得部102、キーワード情報テーブル103、自動録画予約設定部104、録画予約管理部105、録画予約情報テーブル106、録画制御部107、選局制御部108、コンテンツ情報管理部109、コンテンツ情報テーブル110、コンテンツデータ格納部111、ネットワーク送受信部112から構成される。
【0016】
図3は、本発明の録画システムのシステム構成図である。録画装置1、録画装置2、録画装置3、表示装置4がネットワーク5を介して接続され、番組映像のシステム内で共用できるようにしている。録画装置1には表示装置6が接続され、録画装置1に記憶している番組映像を表示装置6で再生表示を行えるとともに、ネットワークを介して録画装置2や録画装置3に記憶している番組映像を表示装置6で再生表示できる。
【0017】
また、表示装置4は、直接ネットワーク5に接続され、録画装置1や録画装置2や録画装置3に記録されている番組映像を表示装置4で再生表示する。録画装置と表示装置の録画予約情報とコンテンツ情報の送受信は、例えばDLNAガイドラインの構成要素の一つであるUPnP Device Architectureで規定されたUPnPサービス等によりおこなう。
【0018】
以下に、録画装置1の構成を詳細に説明する。
チューナ101は、選局制御部108の指示に基づいて放送チャンネルを設定し、放送情報を受信する。この放送情報には放送番組であるコンテンツデータや放送番組の番組情報が含まれ、前記番組情報に基づいて後述する録画予約機能により、受信したコンテンツデータをコンテンツデータ格納部111に記録される。
【0019】
つぎに、録画予約の概要と番組録画について説明する。
図1により自動録画予約設定部104を詳細に説明する。自動録画予約設定部104は、番組情報取得部102がチューナ101を制御して取得した番組情報と、予めユーザが録画予約対象とする番組のキーワードを設定したキーワード情報テーブル103を参照して、番組情報にキーワードが含まれる番組を録画対象として録画予約情報を生成する。この録画予約情報は、録画予約管理部105により、録画予約情報テーブル106に登録に記録する。
【0020】
図8に、録画予約情報テーブル106の一例を示す。録画予約情報テーブル106は、録画予約日付1601、録画開始・終了時間1602、番組名1603、録画チャンネル1604、録画装置1605の項目から構成され、録画制御部107により参照される。ここで、録画装置1605の項目は、ネットワーク上で装置が特定できる情報であればよく、例えば、UDN(Universal Device Name)を記録する。
【0021】
録画制御部107は、録画予約情報テーブル106の録画装置1605が当該録画装置をしめす録画予約情報について、録画予約日付1601、録画開始・終了時間1602に設定されている日時になると、録画予約情報テーブル106の録画チャンネル1604に設定されているチャンネル番号を選局制御部108に通知し、録画予約された番組の受信を開始する。受信した番組のコンテンツデータは、上述のとおり、コンテンツデータ格納部111に記録される。
【0022】
このとき、コンテンツデータ情報テーブル110も設定される。図10に、コンテンツデータ情報テーブル110の一例を示す。コンテンツデータ情報テーブル110は、オブジェクトID1901、タイトル1902、オブジェクト種別1903、親オブジェクトID1904、コンテンツ格納ディレクトリ1905、オブジェクト作成時刻1906、UDN1907の項目から構成され、コンテンツデータ格納部111に記録されているコンテンツデータの管理をおこなえるようにしている。
【0023】
詳しくは、オブジェクトID1901、タイトル1902、オブジェクト種別1903、親オブジェクトID1904は、コンテンツの種別情報であり、オブジェクト作成時刻1906はコンテンツの時刻情報を示し、コンテンツ格納ディレクトリ1905、UDN1907は、コンテンツの記録場所を示している。
【0024】
ここで、UDN1907は、UPnP デバイスに付与される一意なデバイス識別子であるUDN(Universal Device Name)に限定したものではなく、ネットワークに接続されている録画装置を特定できる情報であればよい。
【0025】
また、キーワードによる自動録画予約設定部104の例を説明したが、番組情報取得部102で取得される番組情報をユーザが指定することで、録画番組を指定して録画予約情報テーブル106に設定する場合も同様の予約録画をおこなえる。
【0026】
つぎに本発明の第1の実施例の録画予約管理部105についてより詳細に説明する。上述のとおり、放送番組の予約録画は、録画予約情報テーブル106の設定によりおこなわれ、新たに録画予約情報が生成された時には、録画予約情報と同じ情報がすでに録画予約情報テーブル106に存在する場合、録画予約情報を録画予約情報テーブル106に登録せず、存在しない場合は録画予約情報テーブル106に登録する。
【0027】
さらに、本発明の実施例1の録画装置1は、ネットワークに接続している録画装置2や録画装置3と、図4に示すフローに従い連携して録画予約する。図4は、録画予約管理部105の処理の流れを示した図である。
【0028】
録画装置1で録画予約情報が設定されると、録画装置1のネットワーク送受信部112を介して、ネットワークを介して接続した録画装置2と録画装置3の録画予約情報のリストを取得する(801)。録画装置1の設定予定の録画予約情報と、録画装置2と録画装置3の録画予約情報が重複しているかチェックし(802)、重複が存在する場合は録画装置1の録画予約情報テーブル106から本録画装置の重複した録画予約情報を削除する(803)。そして、録画装置2と録画装置3から取得した録画予約情報のリストを録画予約情報テーブル106に反映する(804)。重複が存在しない場合は取得した録画予約情報のリストを録画予約情報テーブル106に反映する(804)。
【0029】
このようにして、録画予約情報テーブル106には、ネットワークに接続する録画装置1と録画装置2と録画装置3の録画予約情報が記録され、重複して録画予約されることがない。実際に予約録画がおこなわれる録画装置は、録画予約情報テーブル106の録画装置1605の項目で識別される。
【0030】
上記では、録画装置1で録画予約情報が設定される場合について説明したが、録画装置2あるいは録画装置3で録画予約情報が設定された場合には、録画装置1は、録画装置2あるいは録画装置3からの録画予約情報の取得要求に対して、録画予約情報テーブル106の内容を取得要求のあった録画装置2あるいは録画装置3に送付する。
【0031】
上記のようにネットワークに接続された録画装置間で、録画予約情報テーブル106の内容を送受信するには、UPnP デバイスのContentDirectoryサービスのコンテンツ一覧機能を利用すればよい。
【0032】
図11に、本発明の実施例の録画システムにおける録画装置間のシーケンスを示す。上述したように、録画装置1で録画予約をおこなった場合の例を示している。録画装置1で録画予約情報が設定されると、録画装置1の録画予約情報テーブル106に既に設定済でないか重複チェックをおこなう。つぎに、録画装置2と録画装置3から録画予約情報テーブルを取得して、既に設定済でないか重複チェックをおこない、取得して録画予約情報により録画予約情報テーブル106を更新する。
【0033】
このように、録画装置2と録画装置3から取得した録画予約情報により録画予約情報テーブル106を更新することにより、録画装置2や録画装置3と接続できなかった場合でも、直近の録画予約情報を把握できるので、録画予約の重複防止に効果がある。
【実施例2】
【0034】
つぎに、本願発明の他の実施例について説明する。この第2の実施例では、ネットワークに接続された他の録画装置でおこなわれた録画予約状況が変更された場合の対応例について説明する。図2は、この第2の実施例の録画装置の構成図である。
【0035】
前述の第1の実施例の録画装置の構成とは、第2の実施例の録画装置が重複録画情報テーブル212をもつ点が異なり、他の構成は、図1の第1の実施例の録画装置と同一のため説明は省略する。以下に、重複録画情報テーブル212に関係する内容のみ記述する。
【0036】
重複録画情報テーブル212には、実施例の録画装置で録画予約をおこなったときに、ネットワークに接続する他の録画装置の録画予約情報と重複があった場合に、本実施例の録画装置の録画予約情報を記録するようにしている。図9に、重複録画情報テーブル212の一例を示す。
【0037】
重複録画情報テーブル212は、録画予約日付1701、録画開始・終了時間1702、番組名1703、録画チャンネル1704、録画装置1705の項目から構成される。これらの構成は、図8に説明した録画予約テーブル106と同じ構成となっている。このため、本実施例のように、録画予約テーブル106と重複録画情報テーブル212を別のテーブルとして管理する方法だけでなく、テーブルに識別項目を設けて管理するようにしてもよい。
【0038】
図5、図6のフローチャートにより、録画予約管理部205が処理する重複録画情報テーブル212の使用方法を詳細に説明する。自動録画予約設定部204から録画予約情報を取得した場合(901)、録画予約情報テーブル206を参照して、同一番組の録画予約情報の有無をチェックする(902)。この結果、該録画予約情報がすでに存在する場合には、重複録画情報テーブル212に該録画予約情報を登録し(903)、存在しない場合は録画予約情報テーブル206に該録画予約情報を登録する(904)。
【0039】
つぎに、ネットワークを介して接続した他の録画装置から録画予約情報のリストを取得した場合(1001)、本録画装置が実行予定の録画予約情報と重複しているかチェックする(1002)。重複が存在する場合には、録画予約情報テーブル206から本録画装置の重複した該録画予約情報を削除し(1003)、重複録画情報テーブル212に該録画予約情報を登録し(1004)、取得した録画予約情報のリストを録画予約情報テーブル206に反映する(1005)。存在しない場合には、取得した録画予約情報のリストを録画予約情報テーブル206に反映する(1005)。
【0040】
その後、重複録画情報テーブル212の録画予約情報が録画予約情報テーブル206に存在するかチェックする(1006)。存在しない場合には、重複録画情報テーブル212から録画予約情報テーブル206に存在しない録画予約情報を削除し(1007)、削除した該録画予約情報を録画予約情報テーブル206に登録する(1008)。存在する場合は処理を終了する。
【0041】
以上説明した実施例によれば、本録画装置の録画予約情報と重複する他の録画装置の該録画予約情報が取消された場合は、本録画装置が代わりに録画予約を実行することが可能となる。
【実施例3】
【0042】
つぎに、本願発明の他の実施例について説明する。この第3の実施例では、ネットワー
クに接続された他の録画装置のコンテンツ情報が変更された変更された場合の対応例について説明する。この第3の実施例の録画装置の構成は、図2の録画装置と同じ構成により実施されるが、コンテンツ情報テーブル110を図10に示すように構成する。
【0043】
詳しくは、図10のコンテンツ情報テーブル310は、オブジェクトID1901、タイトル1902、オブジェクト種別1903、親オブジェクトID1904、コンテンツ格納ディレクトリ1905、オブジェクト作成時刻1906、UDN1907から構成する。
【0044】
そして、コンテンツ情報管理部109は、ネットワークを介して接続された他の録画装置のコンテンツ情報が変更されたとき、ネットワーク送受信部113を介してコンテンツ情報リストを受信し、該コンテンツ情報リストが重複録画情報テーブル212に登録された録画予約情報と一致するコンテンツ情報を含む場合、コンテンツ情報テーブル110の固有ディレクトリに該コンテンツ情報を格納し、存在しない場合は処理を終了する。
【0045】
つぎに、図7により、コンテンツ情報管理部109の処理を詳細に説明する。コンテンツ情報管理部109は、ネットワーク送受信部からコンテンツ情報リストを取得し(1301)、該コンテンツ情報リストが重複録画テーブル312に登録された録画予約情報と一致するコンテンツ情報を含むかどうか判定する(1302)。一致するコンテンツ情報が存在する場合は、コンテンツ情報テーブル310の固有ディレクトリに該コンテンツ情報を格納する(1303)。一致するコンテンツ情報が存在しない場合には、コンテンツ情報管理部109の処理を終了する。
【0046】
以上説明した実施例によれば、本自動録画装置の録画予約情報が重複し、他の録画装置で実行された該録画予約情報のコンテンツ情報を固有のディレクトリで管理し、コンテンツ検索を容易にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の第1の実施例の録画装置を示した図である。
【図2】本発明の第2あるいは第3の実施例の録画装置を示した図である。
【図3】本発明の録画システムの構成図である。
【図4】本発明の第1の実施例の録画予約管理部の処理フロー図である。
【図5】本発明の第2の実施例の録画予約管理部の処理フロー図である。
【図6】本発明の第2の実施例の録画予約管理部の他の処理フロー図である。
【図7】本発明の第3の実施例のコンテンツ情報管理部の処理フロー図である。
【図8】本発明の録画装置の録画予約情報テーブルの例である。
【図9】本発明の録画装置の重複録画情報テーブルの例である。
【図10】本発明の録画装置のコンテンツ情報テーブルの例である。
【図11】本発明の実施例の録画システムの録画装置間のシーケンス図である。
【符号の説明】
【0048】
1101…チューナ、入力部1102…番組情報取得部、CPU1103…キーワード情報テーブル、記憶部1104…自動録画予約設定部、自動録画予約設定管理部1105…録画予約管理部、自動録画予約検索部1106…録画予約情報テーブル、通信制御部1107…録画制御部、録画予約取得部1108…選局制御部、録画予約管理テーブル1109…コンテンツ情報管理部、録画予約制御部1110…コンテンツ情報テーブル、コンテンツ格納部1111…コンテンツデータ格納部、コンテンツ情報管理部1112…ネットワーク送受信部記憶メディア管理部
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の録画装置がネットワーク接続する録画システムに係り、特に、複数の録画装置でおこなわれる録画予約の管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、テレビ、レコーダ等の複数の映像装置がネットワークを介して接続され、レコーダに記録された映像をネットワークを介してテレビで視聴できるシステムが製品化されてきている。このようなシステムでは、ネットワークに複数のレコーダが接続される場合もあり、別のユーザによりレコーダのそれぞれで個別に同一の放送映像の録画予約が行われている。この結果、レコーダに同一の放送映像が記録され、レコーダの記憶装置の有効利用されないという問題がある。
【0003】
上記の問題に対して、ネットワークを介して接続した複数の録画装置から構成されるシステムにおいて、同じ番組を複数の録画装置で録画することすることを防ぎ、記録媒体の利用効率を向上させるシステムに関する技術が、特許文献1に記載されている。
【0004】
詳しくは、特許文献1には、複数の録画機器をネットワークを介して複数の録画装置を接続し、複数の録画装置で同一番組の録画予約がなされた場合に、録画予約されたレコーダから他のレコーダに、すでに同一番組が録画予約されているか否かをデイジーチェーン方式で問合せをおこない、他のレコーダで既に予約済みであるときには、当該レコーダには、録画予約済のレコーダのリンク情報を記録することが開示されている。
【0005】
【特許文献1】特開2004−222014号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1に記載されている技術では、一つの番組のを録画するを行う際、ネットワークを介して接続した複数の録画機器が録画予約のデイジーチェーンを形成するため、例えば、システムを構成する際、録画機器はそれぞれ独自の録画予約テーブル、もしくはそれに準じる仕組みが必要となり、他社製品と連携して録画予約を行うことが困難となる可能性がある。
【0007】
また、番組の録画をおこなう録画機器で録画予約が変更された場合について考慮されておらず、他のユーザにより行われ録画予約による番組録画が実施されない可能性がある。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、ネットワークを介して接続する複数の録画装置間で、共通のプロトコル、例えばDLNAガイドラインで規定されたプロトコルを用いて録画予約情報の統一管理をおこない、録画装置の記憶装置の有効利用を図るとともに、操作性のよい録画システムや録画装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の録画装置は、ネットワークを介して他の録画装置と通信をおこなうネットワーク送受信部と、放送番組を記録するコンテンツデータ格納部と、前記コンテンツデータ格納部に記録する放送番組名と放送チャンネルと記録日時と録画装置名を含む録画予約情報テーブルを記録する記憶部と、前記録画予約情報テーブルを参照し、前記録画予約情報テーブルの録画装置名が当該録画装置をしめす録画予約情報に基づいて、前記コンテンツデータ格納部に放送番組の記録をおこなう録画制御部と、ユーザが指定した録画予約情報と前記ネットワーク送受信部を介して取得した他の録画装置の録画予約情報から前記録画予約情報テーブルを設定する録画予約管理部とを備えた構成とした。
【0010】
そして、前記録画予約管理部は、前記ユーザが指定した録画予約情報が前記録画予約情報テーブルに設定されていない場合に、前記ユーザが指定した録画予約情報を前記録画予約情報テーブルに登録し、前記ネットワーク送受信部を介して取得した他の録画装置の録画予約情報と前記録画予約情報テーブルを照合して、録画予約情報が重複する場合には、
前記録画予約情報をネットワークに接続する他の録画装置で録画されるように前記録画予約情報テーブルを更新するようにした。
【0011】
また、本発明の録画システムでは、ユーザにより第1の録画装置で録画予約されたときに、第1の録画装置は、第2の録画装置に録画予約情報の取得要求をおこない、前記第2の録画装置は、当該装置の録画予約情報を第1の録画装置に応答し、前記第1の録画装置は、当該装置の録画予約情報と取得した前記第2の録画装置に録画予約情報を照合し、重複した録画番組については前記第2の録画装置で録画がおこなうことをしめすように当該装置の録画予約情報テーブルを更新するようにした。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ネットワークに接続された複数の録画装置のいずれかひとつで番組録画が行われ、録画予約をおこなった録画装置や再生装置で、録画予約した番組の再生要求をおこなって際に、実際に番組録画をおこなった録画装置から自動的に番組映像を転送して再生できるので、複数の録画装置の記録装置の有効利用を図ることができる。
【0013】
また、録画予約が変更になった場合でも、自動的に番組録画をおこなう録画装置が変更されるため、番組録画を確実におこなうとともに、録画予約番組の再生視聴と同様の操作感を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下本発明の実施例を詳細に説明する。
【実施例1】
【0015】
図1は、本発明の第1の実施例の録画装置の構成図である。詳細は後述するが、録画装置1は、チューナ101、番組情報取得部102、キーワード情報テーブル103、自動録画予約設定部104、録画予約管理部105、録画予約情報テーブル106、録画制御部107、選局制御部108、コンテンツ情報管理部109、コンテンツ情報テーブル110、コンテンツデータ格納部111、ネットワーク送受信部112から構成される。
【0016】
図3は、本発明の録画システムのシステム構成図である。録画装置1、録画装置2、録画装置3、表示装置4がネットワーク5を介して接続され、番組映像のシステム内で共用できるようにしている。録画装置1には表示装置6が接続され、録画装置1に記憶している番組映像を表示装置6で再生表示を行えるとともに、ネットワークを介して録画装置2や録画装置3に記憶している番組映像を表示装置6で再生表示できる。
【0017】
また、表示装置4は、直接ネットワーク5に接続され、録画装置1や録画装置2や録画装置3に記録されている番組映像を表示装置4で再生表示する。録画装置と表示装置の録画予約情報とコンテンツ情報の送受信は、例えばDLNAガイドラインの構成要素の一つであるUPnP Device Architectureで規定されたUPnPサービス等によりおこなう。
【0018】
以下に、録画装置1の構成を詳細に説明する。
チューナ101は、選局制御部108の指示に基づいて放送チャンネルを設定し、放送情報を受信する。この放送情報には放送番組であるコンテンツデータや放送番組の番組情報が含まれ、前記番組情報に基づいて後述する録画予約機能により、受信したコンテンツデータをコンテンツデータ格納部111に記録される。
【0019】
つぎに、録画予約の概要と番組録画について説明する。
図1により自動録画予約設定部104を詳細に説明する。自動録画予約設定部104は、番組情報取得部102がチューナ101を制御して取得した番組情報と、予めユーザが録画予約対象とする番組のキーワードを設定したキーワード情報テーブル103を参照して、番組情報にキーワードが含まれる番組を録画対象として録画予約情報を生成する。この録画予約情報は、録画予約管理部105により、録画予約情報テーブル106に登録に記録する。
【0020】
図8に、録画予約情報テーブル106の一例を示す。録画予約情報テーブル106は、録画予約日付1601、録画開始・終了時間1602、番組名1603、録画チャンネル1604、録画装置1605の項目から構成され、録画制御部107により参照される。ここで、録画装置1605の項目は、ネットワーク上で装置が特定できる情報であればよく、例えば、UDN(Universal Device Name)を記録する。
【0021】
録画制御部107は、録画予約情報テーブル106の録画装置1605が当該録画装置をしめす録画予約情報について、録画予約日付1601、録画開始・終了時間1602に設定されている日時になると、録画予約情報テーブル106の録画チャンネル1604に設定されているチャンネル番号を選局制御部108に通知し、録画予約された番組の受信を開始する。受信した番組のコンテンツデータは、上述のとおり、コンテンツデータ格納部111に記録される。
【0022】
このとき、コンテンツデータ情報テーブル110も設定される。図10に、コンテンツデータ情報テーブル110の一例を示す。コンテンツデータ情報テーブル110は、オブジェクトID1901、タイトル1902、オブジェクト種別1903、親オブジェクトID1904、コンテンツ格納ディレクトリ1905、オブジェクト作成時刻1906、UDN1907の項目から構成され、コンテンツデータ格納部111に記録されているコンテンツデータの管理をおこなえるようにしている。
【0023】
詳しくは、オブジェクトID1901、タイトル1902、オブジェクト種別1903、親オブジェクトID1904は、コンテンツの種別情報であり、オブジェクト作成時刻1906はコンテンツの時刻情報を示し、コンテンツ格納ディレクトリ1905、UDN1907は、コンテンツの記録場所を示している。
【0024】
ここで、UDN1907は、UPnP デバイスに付与される一意なデバイス識別子であるUDN(Universal Device Name)に限定したものではなく、ネットワークに接続されている録画装置を特定できる情報であればよい。
【0025】
また、キーワードによる自動録画予約設定部104の例を説明したが、番組情報取得部102で取得される番組情報をユーザが指定することで、録画番組を指定して録画予約情報テーブル106に設定する場合も同様の予約録画をおこなえる。
【0026】
つぎに本発明の第1の実施例の録画予約管理部105についてより詳細に説明する。上述のとおり、放送番組の予約録画は、録画予約情報テーブル106の設定によりおこなわれ、新たに録画予約情報が生成された時には、録画予約情報と同じ情報がすでに録画予約情報テーブル106に存在する場合、録画予約情報を録画予約情報テーブル106に登録せず、存在しない場合は録画予約情報テーブル106に登録する。
【0027】
さらに、本発明の実施例1の録画装置1は、ネットワークに接続している録画装置2や録画装置3と、図4に示すフローに従い連携して録画予約する。図4は、録画予約管理部105の処理の流れを示した図である。
【0028】
録画装置1で録画予約情報が設定されると、録画装置1のネットワーク送受信部112を介して、ネットワークを介して接続した録画装置2と録画装置3の録画予約情報のリストを取得する(801)。録画装置1の設定予定の録画予約情報と、録画装置2と録画装置3の録画予約情報が重複しているかチェックし(802)、重複が存在する場合は録画装置1の録画予約情報テーブル106から本録画装置の重複した録画予約情報を削除する(803)。そして、録画装置2と録画装置3から取得した録画予約情報のリストを録画予約情報テーブル106に反映する(804)。重複が存在しない場合は取得した録画予約情報のリストを録画予約情報テーブル106に反映する(804)。
【0029】
このようにして、録画予約情報テーブル106には、ネットワークに接続する録画装置1と録画装置2と録画装置3の録画予約情報が記録され、重複して録画予約されることがない。実際に予約録画がおこなわれる録画装置は、録画予約情報テーブル106の録画装置1605の項目で識別される。
【0030】
上記では、録画装置1で録画予約情報が設定される場合について説明したが、録画装置2あるいは録画装置3で録画予約情報が設定された場合には、録画装置1は、録画装置2あるいは録画装置3からの録画予約情報の取得要求に対して、録画予約情報テーブル106の内容を取得要求のあった録画装置2あるいは録画装置3に送付する。
【0031】
上記のようにネットワークに接続された録画装置間で、録画予約情報テーブル106の内容を送受信するには、UPnP デバイスのContentDirectoryサービスのコンテンツ一覧機能を利用すればよい。
【0032】
図11に、本発明の実施例の録画システムにおける録画装置間のシーケンスを示す。上述したように、録画装置1で録画予約をおこなった場合の例を示している。録画装置1で録画予約情報が設定されると、録画装置1の録画予約情報テーブル106に既に設定済でないか重複チェックをおこなう。つぎに、録画装置2と録画装置3から録画予約情報テーブルを取得して、既に設定済でないか重複チェックをおこない、取得して録画予約情報により録画予約情報テーブル106を更新する。
【0033】
このように、録画装置2と録画装置3から取得した録画予約情報により録画予約情報テーブル106を更新することにより、録画装置2や録画装置3と接続できなかった場合でも、直近の録画予約情報を把握できるので、録画予約の重複防止に効果がある。
【実施例2】
【0034】
つぎに、本願発明の他の実施例について説明する。この第2の実施例では、ネットワークに接続された他の録画装置でおこなわれた録画予約状況が変更された場合の対応例について説明する。図2は、この第2の実施例の録画装置の構成図である。
【0035】
前述の第1の実施例の録画装置の構成とは、第2の実施例の録画装置が重複録画情報テーブル212をもつ点が異なり、他の構成は、図1の第1の実施例の録画装置と同一のため説明は省略する。以下に、重複録画情報テーブル212に関係する内容のみ記述する。
【0036】
重複録画情報テーブル212には、実施例の録画装置で録画予約をおこなったときに、ネットワークに接続する他の録画装置の録画予約情報と重複があった場合に、本実施例の録画装置の録画予約情報を記録するようにしている。図9に、重複録画情報テーブル212の一例を示す。
【0037】
重複録画情報テーブル212は、録画予約日付1701、録画開始・終了時間1702、番組名1703、録画チャンネル1704、録画装置1705の項目から構成される。これらの構成は、図8に説明した録画予約テーブル106と同じ構成となっている。このため、本実施例のように、録画予約テーブル106と重複録画情報テーブル212を別のテーブルとして管理する方法だけでなく、テーブルに識別項目を設けて管理するようにしてもよい。
【0038】
図5、図6のフローチャートにより、録画予約管理部205が処理する重複録画情報テーブル212の使用方法を詳細に説明する。自動録画予約設定部204から録画予約情報を取得した場合(901)、録画予約情報テーブル206を参照して、同一番組の録画予約情報の有無をチェックする(902)。この結果、該録画予約情報がすでに存在する場合には、重複録画情報テーブル212に該録画予約情報を登録し(903)、存在しない場合は録画予約情報テーブル206に該録画予約情報を登録する(904)。
【0039】
つぎに、ネットワークを介して接続した他の録画装置から録画予約情報のリストを取得した場合(1001)、本録画装置が実行予定の録画予約情報と重複しているかチェックする(1002)。重複が存在する場合には、録画予約情報テーブル206から本録画装置の重複した該録画予約情報を削除し(1003)、重複録画情報テーブル212に該録画予約情報を登録し(1004)、取得した録画予約情報のリストを録画予約情報テーブル206に反映する(1005)。存在しない場合には、取得した録画予約情報のリストを録画予約情報テーブル206に反映する(1005)。
【0040】
その後、重複録画情報テーブル212の録画予約情報が録画予約情報テーブル206に存在するかチェックする(1006)。存在しない場合には、重複録画情報テーブル212から録画予約情報テーブル206に存在しない録画予約情報を削除し(1007)、削除した該録画予約情報を録画予約情報テーブル206に登録する(1008)。存在する場合は処理を終了する。
【0041】
以上説明した実施例によれば、本録画装置の録画予約情報と重複する他の録画装置の該録画予約情報が取消された場合は、本録画装置が代わりに録画予約を実行することが可能となる。
【実施例3】
【0042】
つぎに、本願発明の他の実施例について説明する。この第3の実施例では、ネットワー
クに接続された他の録画装置のコンテンツ情報が変更された変更された場合の対応例について説明する。この第3の実施例の録画装置の構成は、図2の録画装置と同じ構成により実施されるが、コンテンツ情報テーブル110を図10に示すように構成する。
【0043】
詳しくは、図10のコンテンツ情報テーブル310は、オブジェクトID1901、タイトル1902、オブジェクト種別1903、親オブジェクトID1904、コンテンツ格納ディレクトリ1905、オブジェクト作成時刻1906、UDN1907から構成する。
【0044】
そして、コンテンツ情報管理部109は、ネットワークを介して接続された他の録画装置のコンテンツ情報が変更されたとき、ネットワーク送受信部113を介してコンテンツ情報リストを受信し、該コンテンツ情報リストが重複録画情報テーブル212に登録された録画予約情報と一致するコンテンツ情報を含む場合、コンテンツ情報テーブル110の固有ディレクトリに該コンテンツ情報を格納し、存在しない場合は処理を終了する。
【0045】
つぎに、図7により、コンテンツ情報管理部109の処理を詳細に説明する。コンテンツ情報管理部109は、ネットワーク送受信部からコンテンツ情報リストを取得し(1301)、該コンテンツ情報リストが重複録画テーブル312に登録された録画予約情報と一致するコンテンツ情報を含むかどうか判定する(1302)。一致するコンテンツ情報が存在する場合は、コンテンツ情報テーブル310の固有ディレクトリに該コンテンツ情報を格納する(1303)。一致するコンテンツ情報が存在しない場合には、コンテンツ情報管理部109の処理を終了する。
【0046】
以上説明した実施例によれば、本自動録画装置の録画予約情報が重複し、他の録画装置で実行された該録画予約情報のコンテンツ情報を固有のディレクトリで管理し、コンテンツ検索を容易にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の第1の実施例の録画装置を示した図である。
【図2】本発明の第2あるいは第3の実施例の録画装置を示した図である。
【図3】本発明の録画システムの構成図である。
【図4】本発明の第1の実施例の録画予約管理部の処理フロー図である。
【図5】本発明の第2の実施例の録画予約管理部の処理フロー図である。
【図6】本発明の第2の実施例の録画予約管理部の他の処理フロー図である。
【図7】本発明の第3の実施例のコンテンツ情報管理部の処理フロー図である。
【図8】本発明の録画装置の録画予約情報テーブルの例である。
【図9】本発明の録画装置の重複録画情報テーブルの例である。
【図10】本発明の録画装置のコンテンツ情報テーブルの例である。
【図11】本発明の実施例の録画システムの録画装置間のシーケンス図である。
【符号の説明】
【0048】
1101…チューナ、入力部1102…番組情報取得部、CPU1103…キーワード情報テーブル、記憶部1104…自動録画予約設定部、自動録画予約設定管理部1105…録画予約管理部、自動録画予約検索部1106…録画予約情報テーブル、通信制御部1107…録画制御部、録画予約取得部1108…選局制御部、録画予約管理テーブル1109…コンテンツ情報管理部、録画予約制御部1110…コンテンツ情報テーブル、コンテンツ格納部1111…コンテンツデータ格納部、コンテンツ情報管理部1112…ネットワーク送受信部記憶メディア管理部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送波を受信して放送番組を記録する録画装置であって、
ネットワークを介して他の録画装置と通信をおこなうネットワーク送受信部と、
放送番組を記録するコンテンツデータ格納部と、
前記コンテンツデータ格納部に記録する放送番組名と放送チャンネルと記録日時と録画装置名を含む録画予約情報テーブルを記録する記憶部と、
前記録画予約情報テーブルを参照し、前記録画予約情報テーブルの録画装置名が当該録画装置をしめす録画予約情報に基づいて、前記コンテンツデータ格納部に放送番組の記録をおこなう録画制御部と、
ユーザが指定した録画予約情報と前記ネットワーク送受信部を介して取得した他の録画装置の録画予約情報から前記録画予約情報テーブルを設定する録画予約管理部と、を備えたことを特徴とする録画装置。
【請求項2】
請求項1に記載の録画装置において、
前記録画予約管理部は、前記ユーザが指定した録画予約情報が前記録画予約情報テーブルに設定されていない場合に、前記ユーザが指定した録画予約情報を前記録画予約情報テーブルに登録し、前記ネットワーク送受信部を介して取得した他の録画装置の録画予約情報と前記録画予約情報テーブルを照合して、録画予約情報が重複する場合には、前記録画予約情報をネットワークに接続する他の録画装置で録画されるように前記録画予約情報テーブルを更新することを特徴とする録画装置。
【請求項3】
請求項1に記載の録画装置において、さらに、
当該録画装置の録画予約情報がネットワークに接続された他の録画装置の録画予約情報に重複している番組を記録する録画情報テーブルを有し、
前記録画予約管理部は、前記ユーザが指定した録画予約情報が前記録画予約情報テーブルに設定されていない場合に、前記ユーザが指定した録画予約情報を前記録画予約情報テーブルに登録し、前記ユーザが指定した録画予約情報が前記録画予約情報テーブルに設定されている場合に、前記ユーザが指定した録画予約情報を前記重複録画テーブルに登録し、前記ユーザが指定した録画予約情報が前記ネットワーク送受信部を介して取得した他の録画装置の録画予約情報に重複する場合には、前記録画予約情報をネットワークに接続する他の録画装置で録画されるように前記録画予約情報テーブルを更新するとともに、前記ユーザが指定した録画予約情報を前記重複録画テーブルに登録することを特徴とする録画装置。
【請求項4】
請求項3に記載の録画装置において、
前記録画予約管理部は、予約録画をおこなう前に、前記録画予約情報テーブルと前記重複録画テーブルを照合し、前記重複録画テーブルの録画番組で、前記録画予約情報テーブルに記録されていない録画番組について、録画予約情報を前記重複録画テーブルから前記録画予約情報テーブルに移動することを特徴とする録画装置。
【請求項5】
複数の録画装置がネットワークを介して接続される録画システムにおいて、
ユーザにより第1の録画装置で録画予約されたときに、第1の録画装置は、第2の録画装置に録画予約情報の取得要求をおこない、
前記第2の録画装置は、当該装置の録画予約情報を第1の録画装置に応答し、前記第1の録画装置は、当該装置の録画予約情報と取得した前記第2の録画装置に録画予約情報を照合し、重複した録画番組については前記第2の録画装置で録画がおこなうことをしめすように当該装置の録画予約情報テーブルを更新することを特徴とする録画システム。
【請求項1】
放送波を受信して放送番組を記録する録画装置であって、
ネットワークを介して他の録画装置と通信をおこなうネットワーク送受信部と、
放送番組を記録するコンテンツデータ格納部と、
前記コンテンツデータ格納部に記録する放送番組名と放送チャンネルと記録日時と録画装置名を含む録画予約情報テーブルを記録する記憶部と、
前記録画予約情報テーブルを参照し、前記録画予約情報テーブルの録画装置名が当該録画装置をしめす録画予約情報に基づいて、前記コンテンツデータ格納部に放送番組の記録をおこなう録画制御部と、
ユーザが指定した録画予約情報と前記ネットワーク送受信部を介して取得した他の録画装置の録画予約情報から前記録画予約情報テーブルを設定する録画予約管理部と、を備えたことを特徴とする録画装置。
【請求項2】
請求項1に記載の録画装置において、
前記録画予約管理部は、前記ユーザが指定した録画予約情報が前記録画予約情報テーブルに設定されていない場合に、前記ユーザが指定した録画予約情報を前記録画予約情報テーブルに登録し、前記ネットワーク送受信部を介して取得した他の録画装置の録画予約情報と前記録画予約情報テーブルを照合して、録画予約情報が重複する場合には、前記録画予約情報をネットワークに接続する他の録画装置で録画されるように前記録画予約情報テーブルを更新することを特徴とする録画装置。
【請求項3】
請求項1に記載の録画装置において、さらに、
当該録画装置の録画予約情報がネットワークに接続された他の録画装置の録画予約情報に重複している番組を記録する録画情報テーブルを有し、
前記録画予約管理部は、前記ユーザが指定した録画予約情報が前記録画予約情報テーブルに設定されていない場合に、前記ユーザが指定した録画予約情報を前記録画予約情報テーブルに登録し、前記ユーザが指定した録画予約情報が前記録画予約情報テーブルに設定されている場合に、前記ユーザが指定した録画予約情報を前記重複録画テーブルに登録し、前記ユーザが指定した録画予約情報が前記ネットワーク送受信部を介して取得した他の録画装置の録画予約情報に重複する場合には、前記録画予約情報をネットワークに接続する他の録画装置で録画されるように前記録画予約情報テーブルを更新するとともに、前記ユーザが指定した録画予約情報を前記重複録画テーブルに登録することを特徴とする録画装置。
【請求項4】
請求項3に記載の録画装置において、
前記録画予約管理部は、予約録画をおこなう前に、前記録画予約情報テーブルと前記重複録画テーブルを照合し、前記重複録画テーブルの録画番組で、前記録画予約情報テーブルに記録されていない録画番組について、録画予約情報を前記重複録画テーブルから前記録画予約情報テーブルに移動することを特徴とする録画装置。
【請求項5】
複数の録画装置がネットワークを介して接続される録画システムにおいて、
ユーザにより第1の録画装置で録画予約されたときに、第1の録画装置は、第2の録画装置に録画予約情報の取得要求をおこない、
前記第2の録画装置は、当該装置の録画予約情報を第1の録画装置に応答し、前記第1の録画装置は、当該装置の録画予約情報と取得した前記第2の録画装置に録画予約情報を照合し、重複した録画番組については前記第2の録画装置で録画がおこなうことをしめすように当該装置の録画予約情報テーブルを更新することを特徴とする録画システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2009−111539(P2009−111539A)
【公開日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−279779(P2007−279779)
【出願日】平成19年10月29日(2007.10.29)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年10月29日(2007.10.29)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】
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