説明

防水シート

【課題】家屋の防水加工に用いる長尺状の防水シートに関し、端部の重ね合わせ部分の幅を容易に視認することができると共に、簡単に直線状に裁断することができる施工性の優れた防水シートを提供する。
【解決手段】長手方向に沿って描画され、幅方向に並列した複数の横補助線1aと、幅方向に沿って描画され、長手方向に並列した複数の縦補助線1bとからなる格子状の補助線1を備える。また、幅方向の各端部5,5に、長手方向に沿って描画された横重ね代線2と、幅方向に沿って描画され、長手方向に並列した複数の縦重ね代線3とを備える。そして、横重ね代線2及び縦重ね代線3は、補助線1よりも視認性が高い。好ましくは、幅方向の中央部6に、長手方向に沿って描画され、補助線1よりも視認性が高い中央線4を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家屋の防水加工に用いる防水シートに関するものである。
【背景技術】
【0002】
家屋の壁などに防水性を付与するために防水シートを用いて防水加工を行うことが知られている。防水シートは長尺に形成され、家屋の形状に合わせて適宜裁断された後、壁などの下地として、複数の防水シート同士の端部を重ねるようにして敷き詰めて貼り付けられるものである。
【0003】
図4は従来の防水シートA’の一例を示している(例えば、特許文献1)。この防水シートA’には、長手方向に描画された複数の長手格子線1a’と、幅方向に描画された複数の幅格子線1b’とにより、表面に格子状の模様が施されている。このような格子状の模様により、防水シートA’同士の端部を重ね合わせる際には格子模様の端部の線を基準に重ね合わせることができ、重なり部分の幅が分かりやすくなると共に、裁断の際には格子模様を形成する直線を基準に裁断してシートを真っ直ぐに裁断することができ、施工性が向上するものである。
【特許文献1】実開平6−20673号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような格子模様が施された防水シートを用いた場合、防水シートの端部を重ね合わせる際に、格子模様を形成する複数の直線のうち、どの線を重ね代の目安の線として用いるかが一見しただけでは分かりにくく、そのため、重ね合わせる幅をその都度確認しなければならず、施工に手間がかかるという問題が生じていた。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、端部の重ね合わせ部分の幅を容易に視認することができると共に、簡単に直線状に裁断することができる施工性の優れた防水シートを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の請求項1に係る防水シートは、家屋の防水加工に用いる長尺状の防水シートAであって、長手方向に沿って描画され、幅方向に並列した複数の横補助線1aと、幅方向に沿って描画され、長手方向に並列した複数の縦補助線1bとからなる格子状の補助線1を備えるものである。また、幅方向の各端部5,5に、長手方向に沿って描画された横重ね代線2と、幅方向に沿って描画され、長手方向に並列した複数の縦重ね代線3とを備えるものである。そして、横重ね代線2及び縦重ね代線3は、補助線1よりも視認性が高いことを特徴とするものである。
【0007】
請求項2に係る防水シートは、上記構成に加え、幅方向の中央部6に、長手方向に沿って描画され、補助線1よりも視認性が高い中央線4を備えることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の請求項1の防水シートによれば、防水シートの幅方向の端部同士を重ね合わせる際には横重ね代線を目安にして重ね合わせることができると共に、裁断された防水シートを長手方向に重ね合わせる際には縦重ね代線を目安にして重ね合わせることができるので、重ね幅を間違えることがなく調整することが可能となり、容易に防水シートを重ね合わせることができる。また、防水シートを裁断する際には、格子状の補助線を目安にして直線状に裁断することができるので、容易に防水シートを真っ直ぐに裁断することができる。そして、横重ね代線及び縦重ね代線は、補助線よりも視認性が高いので、重ね合わせる際には視認性の低い補助線を確認することなく視認性の高い重ね代線を目安にして重ねることができ、一方、裁断する際には視認性の低い補助線を近くで確認しながら裁断することができるので、防水シート取り付け時の施工性が向上するものである。
【0009】
請求項2の防水シートによれば、幅方向の中央部に、補助線よりも視認性が高い中央線を備えることにより、防水シートを長手方向と幅方向とに同時に重ね合わせる場合、防水シートの長手方向の重ね代幅を任意に調整する際に、この中央線を合わせることで隣り合うシート同士を揃えて施工することができるというガイドの役目を果たし、防水シートの施工性がさらに向上するものである。また、防水シートの中央位置・幅が把握しやすく、タッカーなどの固定具を打つ目安になるなど、防水シートの施工に有利に働くものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図1は、本発明の防水シートAの一例を示す平面図である。図1の防水シートAは、家屋の壁の防水加工に用いられるものであり、長尺状に形成され、図中左側部分が巻き取られている。防水シートAの幅は、家屋の構造や取り扱い性などを考慮して適宜に設定することができるが、例えば、1m又は1.1mにすることができる。
【0011】
防水シートAには、長手方向に沿って描画され、幅方向に等間隔に並列した複数の直線が横補助線1aとして備えられている。また、幅方向に沿って描画され、長手方向に等間隔に並列した複数の直線が縦補助線1bとして備えられている。そして、この横補助線1a及び縦補助線1bとから格子状の補助線1が形成されている。図1の例では、補助線1が細い破線として描画されている。
【0012】
補助線1は、防水シートAを家屋の形状に合わせて直線状に裁断する際の目安となる線である。すなわち、補助線1に沿って裁断したり、補助線1と平行に裁断したりすることにより、防水シートAを容易に真っ直ぐに裁断できるものである。補助線1によって形成される格子のピッチ幅は適宜設定できるものであり、例えば、横150mm、縦100mmなどのピッチ幅にすることができる。また、図1の例においては横長矩形状の格子模様となっているが、格子模様が形成されているのであれば、正方形であっても縦長矩形状であってもよい。なお、縦及び横という表現は図1の防水シートAを貼り付ける際の好ましい方向に合わせて便宜上名付けたものであり、縦と横とが入れ替わっているものも本発明の範囲に含まれるのは言うまでもない。
【0013】
防水シートAの幅方向の各端部5,5には、それぞれ、長手方向に沿って描画された直線が横重ね代線2として備えられている。図1の例では、横補助線1aの各最外端の線が横重ね代線2となっている。横重ね代線2は、防水シートAを幅方向に重ね合わせる際の重ね合わせ幅(重ね代)の目安となる線であり、幅方向の内側の他の横補助線1aよりも目立ち易く視認性が高い線となっている。図1の例では、横重ね代線2は太い破線として描画されている。
【0014】
また、図1の例では、防水シートAの幅方向の先端から横重ね代線2までの長さと同じ長さで、格子模様の幅方向のピッチ幅(隣り合う横補助線1a,1aの間隔)が形成されている。それにより、施工の都合上、防水シートAを長手方向に裁断して横重ね代線2が消失したシート片ができた場合などにおいても、横補助線1aを横重ね代線2の代わりに重ね代の目安となる線として利用することができ、防水シートAの利用性を向上することができる。
【0015】
また、防水シートAの幅方向の各端部5, 5には、それぞれ、幅方向に沿って描画され、長手方向に等間隔に並列した複数の直線が縦重ね代線3として備えられている。一方の幅方向の端部5の縦重ね代線3と他方の幅方向の端部5の縦重ね代線3とが長手方向の同じ位置で描画されており、図1の例では、縦補助線1bのうち、横重ね代線2よりも幅方向の先端側の部分が縦重ね代線3となっている。縦重ね代線3は、裁断された防水シートAを長手方向に重ね合わせる際の重ね合わせ幅(重ね代)の目安となる線であり、横重ね代線2,2に挟まれた縦補助線1bの部分よりも目立ち易く視認性が高い線となっている。図1の例では、縦重ね代線3は太い破線として描画されている。
【0016】
このように、横重ね代線2及び縦重ね代線3は補助線1よりも視認性が高い線として描画されるものであり、それにより、防水シートAを取り付ける際には、より目立った横重ね代線2及び縦重ね代線3を目安に防水シートAを重ね合わせて重ね代の幅を調整することができるので、施工性が向上するものである。
【0017】
視認性を高くする方法としては、これに制限されるものではなく、例えば、太実線と細実線や、太点線と細点線、濃い線と薄い線、実線と破線などの各種の線種を用いたり、赤線と青線など色種を変えたり、また、それらの線種と色種を組み合わせて用いたりすることにより、横重ね代線2及び縦重ね代線3の視認性を高くすることができる。
【0018】
また、図1の例においては、横重ね代線2と縦重ね代線3とに、同じ線種のものを用いた例を示しているが、横重ね代線2及び縦重ね代線3の視認性が補助線1の視認性よりも高いものであればよく、横重ね代線2の線種や色種が、縦重ね代線3の線種や色種と異なるものであっていてもよい。
【0019】
さらに、図1の例においては、防水シートAの幅方向の中央部6には、長手方向に沿って描画された直線が中央線4として備えられている。図示の例では、中央部6に位置する横補助線1aの一つが中央線4となっている。中央線4は、横重ね代線2を除く他の横補助線1aよりも目立ちやすく視認性が高い線となっている。図示の例では、横重ね代線2及び縦重ね代線3と同様に太い破線となっている。このように防水シートAには中央線4が描画されていることが好ましく、それにより、防水シートAを長手方向と幅方向とに同時に重ね合わせる場合、防水シートAの長手方向の重ね代幅を任意に調整する際に、この中央線4を合わせることで隣り合うシート同士を揃えて施工することができるというガイドの役目を果たし、防水シートAの施工性が向上するものである。
【0020】
中央線4の視認性については、前述の横重ね代線2及び縦重ね代線3と同様に目立ちやすくなって視認性が高くなるのであれば、適宜の線種や色種を用いることができるものであり、中央線4の線種や色種は、横重ね代線2や縦重ね代線3と異なっていてもよい。
【0021】
防水シートAは、家屋の防水加工用シートとして用いられる適宜の材料をシート状に加工して得られるものである。そのような材料としては、例えば、ポリエチレンフィルムにポリエステル不織布を重ねたものや、ポリオレフィンなどの樹脂による樹脂成形シート、ポリエチレン不織布を用いることができる。加工されたシートに適宜の方法で印刷することにより、補助線1、横重ね代線2、縦重ね代線3、及び中央線4の各線を防水シートAに描画することができる。
【0022】
次に、本発明の防水シートAを用いて家屋の壁に防水加工を施す方法について説明する。図2(a)〜(d)は、防水シートAを取り付ける様子の一例を説明する正面図である。図2では、補助線1を破線で、横重ね代線2、縦重ね代線3及び中央線4を実線で示している。
【0023】
防水シートAを取り付けるにあたっては、まず、家屋の大きさに合わせて適宜の長さに防水シートAをカッター等の裁断具で裁断する。このとき、防水シートAには補助線1によって格子状の模様が形成されているので、幅方向においては縦補助線1bを切り取りの目安として、また、長手方向においては横補助線1aを切り取りの目安として、容易に直線状に真っ直ぐ裁断することができるものである。
【0024】
次に、図2(a)に示すように、裁断した防水シートAの幅方向の一方の端部5(以下、上側に配置する端部5を上端部5aという)を上にし、幅方向の他方の端部5(以下、下端部5bという)を下にして、裁断された防水シートの長手方向の各端部7,7が柱11,11上になるように配置する。
【0025】
次に、図2(b)に示すように、取り付けられた防水シートAの長手方向の一方の端部7(以下、後端部7bという)の上に、別の防水シートA(二枚目の防水シートAという)の長手方向の他方の端部(以下、先端部7aという)を重ねて配置して取り付ける。その際、防水シートAの幅方向の上端部5a及び下端部5bに描画された縦重ね代線3を目安にして、取り付ける二枚目の防水シートAの長手方向の先端部7aの先端端縁が、取り付けられた一枚目の防水シートAの長手方向の後端部7bの最後端に描画された縦重ね代線3に重なるように防水シートAを重ね合わせて配置する。このとき、防水シートAには視認性の高い縦重ね代線3が描画されているので、容易に重ね合わせ幅を調整することができるものである。
【0026】
次いで、二枚の防水シートAが重ねられた部分の重ね上面から柱11に向けてタッカーなどの固定具を打って防水シートAを固定する。この動作を繰り返して順次防水シートAを長手方向に重ね合わせて家屋の下部全体(又は所望する部分)に防水シートAを取り付ける。
【0027】
次に、図2(c)に示すように、上記のように取り付けられた防水シートA(以下、一列目の防水シートAという)の家屋の上方向に、一列目の防水シートAの上端部5aと、別の防水シートAの下端部5bとが重なるように、別の防水シートA(以下、二列目の防水シートAという)を配置する。その際、一列目の防水シートAの上端部5aに描画された横重ね代線2を目安に、取り付ける防水シートAの下端部5bの先端端縁が、取り付けられた一列目の防水シートAの上端部5aに描画された横重ね代線2に重なるように防水シートAを重ね合わせて配置する。このように、防水シートAには視認性の高い横重ね代線2が描画されているので、容易に重ね合わせ幅を調整することができるものである。
【0028】
次いで、図2(d)に示すように、一列目の二枚目の防水シートAの場合と同様に、二列目の取り付けられた防水シートAの長手方向の後端部7bの上に、別の防水シートAの長手方向の先端部7aを重ねて配置して取り付ける。その際、防水シートAの上端部5a及び下端部5bに描画された縦重ね代線3を目安にして、取り付ける防水シートAの長手方向の先端部7aの先端端縁が、取り付けられた一枚目の防水シートAの長手方向の後端部7bに描画された縦重ね代線3に重なるように防水シートAを重ね合わせて配置する。
【0029】
それと共に、防水シートAの上端部5aに描画された横重ね代線2を目安に、取り付ける防水シートAの下端部7bの先端端縁が、取り付けられた一列目の防水シートAの上端部5aに描画された横重ね代線2に重なるように防水シートAを重ね合わせて配置して幅方向の重ね代を調整する。
【0030】
また、その際、二列目の既に取り付けられた防水シートAの中央線4の端部と、取り付ける別の防水シートAの中央線4の端部とが重なるのを目安として防水シートAを重ね合わせることができる。このように防水シートAを取り付ける際に確認のしやすい中央部6に中央線4が描画されていれば、幅方向に既に取り付けられた防水シートAを特に確認しなくとも、長手方向に既に取り付けられた防水シートAと中央線4を合わせる調整をするだけで、隣り合うシートを揃えて施工することができ、また長手方向の重ね代幅を容易に設定することができ、施工性が向上するものである。また、中央線4が描画されていれば、防水シートAの中央位置・幅が把握しやすく、タッカーなどの固定具を打つ目安になるなど、防水シートの施工に有利に働くものである。
【0031】
二列目の防水シートAの取り付けについては、一列目と同様、防水シートAが重ねられた部分の重ね上面から柱11に向けてタッカーなどの固定具を打つことにより防水シートAを固定する。この動作を複数回繰り返すことにより、複数の防水シートAからなる二列目の防水シートAを家屋の上方向に取り付けることができる。
【0032】
そして、同様に三列目、四列目、・・・と繰り返し防水シートAを複数列取り付けることにより、家屋の壁全体(又は所望する部分)に防水シートAを取り付ける。
【0033】
図3は、このようにして防水シートAが取り付けられた状態の家屋の一例を示す斜視図である。図3では、横重ね代線2及び縦重ね代線3を実線で示し、視認性の低い補助線1を省略している。
【0034】
図3に示すような家屋の防水シートAの取り付けについても、図2の方法と同様に行うことができるが、家屋の基礎15に隣接する防水シートA(すなわち一列目の防水シートA)を取り付ける場合には、防水性を確実にするために、防水シートAを土台水切り材14の壁当て片14aの外表面に重ねて両面防水テープなどの粘着材により壁当て片14aと防水シートAの下端部5b裏面とを貼り付けることが好ましい。
【0035】
また、家屋のコーナー16として、柱11により形成された出隅部16aや、柱補強材13,13により形成された入隅部16bにおいては、防水性の向上のために、二枚の防水シートAを、角をまたがるようにして重ねて取り付けることが好ましい。また、間柱12に防水シートAを取り付ける場合には、図中の矢印部分のように、防水性の向上のために、隣り合う間柱12,12に二枚の防水シートAを架け渡して取り付けることが好ましい。このようなコーナー16や間柱12への取り付けにおいても、図1の防水シートAによれば、その上端部5a及び下端部5bに、長手方向に並列した複数の縦重ね代線3が描画されていることにより、取り付ける防水シートAの長手方向の先端部7aの先端端縁が、取り付けられた防水シートAの長手方向の後端部7bから所定列数目に描画された縦重ね代線3に重なるように、また中央線4を重ねて防水シートAを重ね合わせて配置すればよく、容易に重ね代の調整を行うことができるので、施工性が向上するものである。
【0036】
ここで、家屋の壁は、通常、窓等が形成される矩形状の開口を有するものであり、開口を確保するために、その形状に合わせて防水シートAを取り付け前に裁断して開口部8を形成しなければならない。その際、図1のような防水シートAによれば、補助線1により格子模様が描画されているので、補助線1に沿って、又は補助線1と平行に、縦方向及び横方向に真っ直ぐに容易に防水シートAを裁断することができ、窓等を形成するための開口部8を簡単に形成することができるものである。
【0037】
このようにして、家屋の壁下地として防水シートAを取り付けて、家屋の防水加工を施すことができる。
【0038】
なお、本実施の形態においては、壁の防水シートの例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、屋根の防水シート等としても用いることができる。また、長手方向に長く形成されて巻き取られる防水シートの例を示したが、巻取りをしない矩形状の防水シートであってもよい。また、補助線1と、横重ね代線2と、縦重ね代線3と、中央線4とが全体として格子模様を形成した防水シートの例を示したが、横重ね代線2、縦重ね代線3及び中央線4が、補助線1が形成する格子模様の一部になっていなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の防水シートの一例を示す平面図である。
【図2】図1の防水シートを施工する様子の一例を説明する正面図である。
【図3】図1の防水シートが施工された家屋の一例を示す斜視図である。
【図4】従来の防水シートの一例を示す平面図である。
【符号の説明】
【0040】
1 補助線
1a 横補助線
1b 縦補助線
2 横重ね代線
3 縦重ね代線
4 中央線
5 幅方向の端部
6 中央部
A 防水シート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
家屋の防水加工に用いる長尺状の防水シートであって、長手方向に沿って描画され、幅方向に並列した複数の横補助線と、幅方向に沿って描画され、長手方向に並列した複数の縦補助線とからなる格子状の補助線を備えると共に、幅方向の各端部に、長手方向に沿って描画された横重ね代線と、幅方向に沿って描画され、長手方向に並列した複数の縦重ね代線とを備え、横重ね代線及び縦重ね代線は、補助線よりも視認性が高いことを特徴とする防水シート。
【請求項2】
幅方向の中央部に、長手方向に沿って描画され、補助線よりも視認性が高い中央線を備えることを特徴とする請求項1に記載の防水シート。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−144370(P2010−144370A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−321029(P2008−321029)
【出願日】平成20年12月17日(2008.12.17)
【出願人】(503367376)クボタ松下電工外装株式会社 (467)
【Fターム(参考)】