説明

電力シャットダウン充電コントローラ

滞りなくシャットダウンを可能にするのに充分長い時間の間シャットダウン時にエネルギーを供給するため、入力ノード(NIN)、入力ノードに結合される内部コンデンサ(CINT)、出力ノード(NOUT)、「dying gasp」電力シャットダウン充電コントローラ(100)を含む装置が開示される。充電コントローラ(100)は、ダンプ回路(104)及びポンプ回路(102)を含む。ダンプ回路(104)は、出力ノード(NOUT)の電圧がプリチャージ電圧より低いとき、スタートアップ時に入力ノード(NIN)から出力ノード(NOUT)にチャージを供給する。ダンプ回路(104)は、入力ノードの電圧がgasp電圧(VGASP)を下回るとき、出力ノードから入力ノードにチャージを供給する。ポンプ回路(102)は、出力ノード(NOUT)の電圧が充電電圧(VMAX)より低いとき、入力ノード(NIN)から出力ノード(NOUT)にチャージを供給する。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、全般的に充電コントローラに関し、更に特定して言えば、電力が切断されるとき滞りないシャットダウンを可能にするための最小時間の間オペレーションを延長するためのエネルギー量を供給する充電コントローラに関連する。
【背景技術】
【0002】
いくつかの電力管理システムにおいて、電源停止は、そのシステムが適切にシャットダウンできるように充分制御されるべきである。そのようなアプリケーションの例には、デジタル加入者線又はxDSLモデム規格に準拠したアプリケーションがあり、こういったアプリケーションは、入力電力が切断される「dying gasp」時間に対処することを製造業者に要求している。「dying gasp」という用語は、シャットダウン時にエネルギーの最終的な量を提供すること、例えば、局地的エネルギー蓄積コンデンサによって提供される、滞りないシャットダウンに対処するのに充分な時間の間デバイスに電力を供給し、オペレーションを延長することなど、を指す。典型的に、この「dying gasp」はおよそ60ms程度である。この「dying gasp」の間、xDSLモデムは、このシャットダウンについてセントラル・コンピュータと通信し、一層良好なトラフィック処理に対処することができる。
【0003】
従来の解決策は一般的に、「dying gasp」期間の間xDSLモデムを動作させるのに充分なエネルギーを蓄積するため大型の外部コンデンサを用いる。これらのコンデンサは一般的に、およそ2000μFから8000μFである。これらは大型の外部コンデンサである故にかさ張りまた高価であるため、より経済的なxDSLモデムの製造のためにこういったコンデンサの寸法を低減することが望ましい。
【0004】
また、従来の回路の一例は、米国特許番号第7,098,557号である。
【発明の概要】
【0005】
本発明の例示の一実施例は或る装置を提供する。この装置は、入力ノード、前記入力ノードに結合される内部コンデンサ、出力ノード、及びdying gasp充電コントローラを含む。このdying gasp充電コントローラは、前記入力ノード及び前記出力ノードに結合されるダンプ回路であって、前記出力ノードの電圧がプリチャージ電圧より小さいとき、スタートアップ時に前記入力ノードから前記出力ノードへチャージを供給し、前記入力ノードの電圧がgasp電圧を下回るとき、前記出力ノードから前記入力ノードへチャージを供給する前記ダンプ回路と、前記入力ノード及び前記出力ノードに結合されるポンプ回路であって、前記出力ノードの電圧が充電電圧より小さいとき、前記入力ノードから前記出力ノードへチャージを供給する前記ポンプ回路を含む。
【0006】
本発明の例示の一実施例に従って、前記ダンプ回路は、第1の受動電極と第2の受動電極と制御電極とを有する第1のトランジスタであって、前記第1のトランジスタの前記第1の受動電極が前記入力ノードに結合される前記第1のトランジスタ、前記入力ノードと前記第1のトランジスタの前記制御電極に結合される電流リミッタ、第1の受動電極と第2の受動電極と制御電極とを有する第2のトランジスタであって、前記第1のトランジスタの前記第1の受動電極が、前記第1のトランジスタの前記第2の受動電極に結合され、前記第2のトランジスタの前記第2の受動電極が前記出力ノードに結合される前記第2のトランジスタ、及び第1の入力端子と第2の入力端子と出力端子とを有する増幅器であって、前記増幅器の前記第1の入力端子が前記入力ノードに結合され、前記増幅器の前記第2の入力端子が前記gasp電圧を受信し、前記増幅器の前記出力端子が前記第2のトランジスタの前記制御電極に結合される前記増幅器を更に含む。
【0007】
本発明の例示の一実施例に従って、前記第1のトランジスタは、前記第1の受動電極がソースであり、前記第2の受動電極がドレインであり、前記制御電極がゲートであるPMOSトランジスタである。
【0008】
本発明の例示の一実施例に従って、前記第2のトランジスタは、前記第1の受動電極がドレインであり、前記第2の受動電極がソースであり、前記制御電極がゲートであるPMOSトランジスタである。
【0009】
本発明の例示の一実施例に従って、前記ポンプ回路は、前記入力ノードに結合される低ドロップアウト(LDO)レギュレータ、及び前記LDOレギュレータと前記出力ノードとの間に結合されるチャージポンプを更に含む。
【0010】
本発明の例示の一実施例に従って、前記ポンプ回路はチャージポンプを更に含む。
【0011】
本発明の例示の一実施例に従って、前記ポンプ回路は昇圧型コンバータを更に含む。
【0012】
本発明の例示の一実施例に従って、或る装置が提供される。この装置は、入力ノード、前記入力ノードに結合される第1のコンデンサ、出力ノード、dying gasp充電コントローラであって、そのソースで前記入力ノードに結合される第1のPMOSトランジスタと、前記入力ノードと前記第1のPMOSトランジスタのゲートとに結合される電流リミッタと、そのドレインで前記第1のPMOSトランジスタのドレインに及びそのソースで前記出力ノードに結合される第2のPMOSトランジスタと、第1の入力端子と第2の入力端子と出力端子とを有する増幅器であって、前記増幅器の前記第1の入力端子が前記入力ノードに結合され、前記増幅器の前記第2の入力端子がgasp電圧を受信し、前記増幅器の前記出力端子が前記第2のPMOSトランジスタのゲートに結合される前記増幅器と、前記入力ノード及び前記出力ノードに結合されるポンプ回路であって、前記出力ノードの電圧が充電電圧より小さいとき、前記入力ノードから前記出力ノードにチャージを提供する前記ポンプ回路とを含む、前記dying gasp充電コントローラ、及び前記出力ノードに結合される第2のコンデンサを含む。
【0013】
本発明の例示の一実施例に従って、前記LDOレギュレータは、そのソースで前記入力ノードに結合される第3のPMOSトランジスタ、及び第1の入力端子と第2の入力端子と出力端子とを有する第2の増幅器を更に含み、前記第2の増幅器の前記第1の入力端子が前記充電電圧を受信し、前記第2の増幅器の前記第2の入力端子が前記出力ノードに結合され、前記第2の増幅器の前記出力端子が前記第3のPMOSトランジスタのゲートに結合される。
【0014】
本発明の例示の一実施例に従って、前記チャージポンプは、前記第3のPMOSトランジスタのドレインに結合される第1のダイオード、前記第1のダイオードと前記出力ノードとの間に結合される第2のダイオード、及び前記第1及び第2のダイオードの間のノードに結合され、かつスイッチングノードに結合される第3のコンデンサを更に含む。
【0015】
本発明の例示の一実施例に従って、この装置は、前記第3のコンデンサに結合される前記スイッチングノードを有するバック・コンバータを更に含む。
【0016】
本発明の例示の一実施例に従って、或る装置が提供される。この装置は、入力ノード、前記入力ノードに結合される第1のコンデンサ、出力ノード、バック・コンバータであって、そのドレインで前記入力ノードに及びそのソースでスイッチングノードに結合される第1のNMOSトランジスタと、そのドレインで前記スイッチングノードに及びそのソースで接地に結合される第2のNMOSトランジスタと、前記第1及び第2のNMOSトランジスタのゲートに結合されるパルス幅変調器(PWM)とを有する前記バック・コンバータ、dying gasp充電コントローラであって、そのソースで前記入力ノードに結合される第1のPMOSトランジスタと、前記入力ノードと前記第1のPMOSトランジスタのゲートとに結合される電流リミッタと、そのドレインで前記第1のPMOSトランジスタのドレインに及びそのソースで前記出力ノードに結合される第2のPMOSトランジスタと、第1の入力端子と第2の入力端子と出力端子とを有する第1の増幅器であって、前記第1の増幅器の前記第1の入力端子が前記入力ノードに結合され、前記第1の増幅器の前記第2の入力端子が前記gasp電圧を受信し、前記第1の増幅器の前記出力端子が前記第2のPMOSトランジスタのゲートに結合される前記第1の増幅器と、そのソースで前記入力ノードに結合され、かつそのソースで前記出力ノードに結合される第3のPMOSトランジスタと、第1の入力端子と第2の入力端子と出力端子とを有する第2の増幅器であって、前記第2の増幅器の前記第1の入力端子が前記充電電圧を受信し、前記第2の増幅器の前記第2の入力端子が前記出力ノードに結合され、前記第2の増幅器の前記出力端子が前記第3のPMOSトランジスタのゲートに結合される前記第2の増幅器と、前記第3のPMOSトランジスタのドレインに結合される第1のダイオードと、前記第1のダイオードと前記出力ノードとの間に結合される第2のダイオードと、前記第1及び第2のダイオードの間のノードに結合され、かつスイッチングノードに結合される第2のコンデンサとを含む前記dying gasp充電コントローラ、及び前記出力ノードに結合される第3のコンデンサを含む。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】図1は、本発明の例示の一実施例に従ったdying gasp充電コントローラの回路図である。
【0018】
【図2】図2は、図1のdying gasp充電コントローラの更に詳細な例である。
【0019】
【図3】図3は、図2のdying gasp充電コントローラの状態図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1において、本発明の例示の一実施例に従った「dying gasp」電力シャットダウン充電コントローラを全般的に参照符号100で示す。コンデンサに蓄積されるエネルギーは1/2CVであることは周知である。なお、Cはコンデンサの静電容量であり、Vはコンデンサの電圧である。そのため、2つの異なるサイズのコンデンサ(異なる静電容量を有する)で実質的に同一のエネルギーを維持するには、電圧を変えればよい。ここで、入力の大きなコンデンサが内部コンデンサCIN及び外部コンデンサCEXT(これらは、それぞれ、コントローラ100の入力ノードNIN及び出力ノードNOUTに結合される)に分割されているコントローラ100にこの原理を適用して、一層大きいコンデンサと同じエネルギーを有するように電圧が変化し得るようにする。コンデンサCIN及びCEXTの各々も、それぞれ、約100μF及び約1000μFである。
【0021】
これを達成するため、コントローラ100は、ポンプ回路102及びダンプ回路104を用いる。ポンプ回路102は、スタートアップ時に入力ノードNIN(これは入力電圧VINを受信する)から出力ノードNOUT(及び外部コンデンサCEXT)にチャージを提供する。特に、ダンプ回路104は、出力ノードNOUTの電圧がプリチャージ電圧(典型的に、おおよそ、入力電圧VINからボディダイオードにおける電圧降下を減じた値)より小さいとき、外部又は蓄積コンデンサCEXTをプリチャージ・モードで充電する。プリチャージ・モードに続いて、出力ノードNOUT(及び外部コンデンサCEXT)の電圧が充電電圧VMAX(これは、典型的に入力電圧VINの約2倍であり、充電電圧VMAXが外部コンデンサCEXTの定格電圧を超えないことを全般的に保証するデジタル制御によって選択され得る)より大きくなるまで、入力ノードNINから出力ノードNOUTへチャージが流れることを可能にすることにより、ポンプ回路102は外部コンデンサCEXTを充電し続ける。その後コントローラ100は、入力電圧VIN(入力ノードNINの電圧)を監視し続け、入力電圧VIN(これは、典型的に約9Vから約12Vの間である)がgasp電圧VGASP(これは、典型的に入力電圧VINの約90%である)を下回ると、外部コンデンサCEXTがダンプ回路104を介して入力ノードNINへ放電される。
【0022】
コントローラ100には実現し得る異なる実施形態が幾つかある。例えば、ポンプ回路102は、チャージポンプ、ブースト・レギュレータ、又はチャージポンプを備えたリニア・ドロップアウト(LDO)・レギュレータとして実装され得る。これらの異なる実施形態の各々が提供する利点及び欠点は異なるが、列挙した3つの実施形態のうち、前記チャージポンプを備えたLDOレギュレータは占有する領域が最も小さい。
【0023】
次に図2及び図3に移ると、チャージポンプを備えたLDOレギュレータを用いるコントローラ100の一例(参照符号100−1で示す)がその状態図とともに示されている。この構成において、コントローラ100−1は、内部コンデンサCIN、C1、及びC2、外部コンデンサCEXT、及びバック・コンバータ112に結合される。ダンプ回路104−1(これは、全般的オペレーションが図1のダンプ回路104と同じである)は一般的に、PMOSトランジスタQ1及びQ2、電流リミッタ106、及び増幅器108で構成される。ポンプ回路102−1(これは、全般的オペレーションが図1のポンプ回路102と同じである)は一般的に、増幅器110、PMOS(又はNMOS)トランジスタQ3、ダイオードD1及びD2、及びコンデンサC2で構成される。また、バック・コンバータ112は一般的に、パルス幅変調器114、誤差増幅器116、分圧器R1及びR2、インダクタL、コンデンサC3、及びNMOSトランジスタQ4及びQ5で構成される。バック・コンバータ112は、PWM信号(PWM信号は、分圧器R1及びR2からのフィードバック電圧を参照電圧VREFと比較する誤差増幅器116を介して調節される)をトランジスタQ4及びQ5のゲートに印加することにより、従来の方式で動作する。これにより、スイッチングノードNSWが接地と入力電圧VINとの間で切り替えをしてインダクタL及びコンデンサC3を駆動することが可能となる。また、バック・コンバータ112は、バック・コンバータ112に提供されるものに類似するスイッチングノードを提供する別の回路で置き換えることもできる。
【0024】
オペレーションにおいて、コントローラ100−1は、全般的に図1のコントローラ100と同様の方式で、外部コンデンサCEXTを充電及び放電することが可能である。スタートアップの間、入力電圧VINは、状態302の所望のレベル(例えば、約12Vであり、典型的に約1.5Vより大きい)まで上昇し、コントローラ100−1は、状態304のプリチャージ・モードに入る。状態304のプリチャージ・モードの間、増幅器108は、トランジスタQ2を「オフ」状態に維持し、(トランジスタQ2の固有のボディダイオードを用いて)それがダイオードとして動作するようにし、電流リミッタ106が、入力ノードNINから出力ノードNOUTへの電流を測定してトランジスタQ1を電流制限スイッチとして動作させるようにする。その後、ダンプ回路104−1が、出力ノード(及びコンデンサCEXT)の電圧がプリチャージ電圧(典型的に、おおよそ、入力電圧VINからトランジスタQ3のボディダイオードにおける電圧降下を減じた値)より大きくなるまで、外部コンデンサCEXTを充電し続ける。コンデンサCEXTの電圧がプリチャージ電圧より大きくなると、コントローラ100−1は状態306のチャージ・モードに入り、ここで、増幅器110は、トランジスタQ3を始動させて、出力ノードNOUT(及びコンデンサCEXT)の電圧が充電電圧VMAXより大きくなるまで、入力ノードNINから出力ノードNOUTへチャージが流れ続けることが可能となるようにする。また、ステッピング電圧(これは、入力電圧VINより低い)が、スイッチングノードにより(例えば、バック・コンバータ112のスイッチングノードNSWから)コンデンサC2(これはダイオードD1とD2の間のノードに結合される)に印加されて付加的な充電制御を提供して、チャージポンプとして機能する。
【0025】
コンデンサCEXTが充電されると、増幅器108は、入力電圧VINを監視し続けて、それが前記gasp電圧VGASPを下回る(電力損失を示す)かどうか判定する。この電力損失が検出されると、コントローラ100−1は、状態308のダンプ・モードに入る。状態308のダンプ・モードでは、増幅器108がトランジスタQ2を始動させ、電流リミッタ106が、ダンプ・モードの間出力から入力ノードへの如何なる電流も制限せず、トランジスタQ2がLDOのパワー電界効果トランジスタ(FET)として機能できるようにし、かつトランジスタQ1がスイッチとして機能できるようにする。その後、電流は、出力ノードNOUT(及びコンデンサCEXT)から入力ノードNINへ流れることができる。このため、このシステムは、かさ張りかつ高価である外部コンデンサを利用することなく、コンデンサCIN及びCEXTに蓄積されたエネルギーを用いて「dying gasp」期間の間このシステムに電流を供給し続けることができる。また、コンデンサCIN及びCEXTに大きな電圧が印加されるため、エネルギー蓄積容量は従来の回路のものを満たす或いはそれを超える。
【0026】
当業者であれば、他の多くの実施例及び変形も特許請求の範囲に包含されることが理解されるであろう。例示の実施例の文脈で説明したような特徴又は工程のすべて又はその幾つかを有する例示の実施例の文脈で説明した一つ又はそれ以上の特徴又は工程の異なる組み合わせを有する実施例も、本明細書に包含されることも意図している。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置であって、
入力ノード、
前記入力ノードに結合される内部コンデンサ、
出力ノード、及び、
dying gasp充電コントローラを含み、前記dying gasp充電コントローラが、
前記入力ノード及び前記出力ノードに結合されるダンプ回路であって、前記出力ノードの電圧がプリチャージ電圧より小さいとき、スタートアップ時に前記入力ノードから前記出力ノードへチャージを提供し、前記入力ノードの電圧がgasp電圧を下回るとき、前記出力ノードから前記入力ノードへチャージを提供する、前記ダンプ回路と、
前記入力ノード及び前記出力ノードに結合されるポンプ回路であって、前記出力ノードの電圧が充電電圧より小さいとき、前記入力ノードから前記出力ノードへチャージを提供する前記ポンプ回路と、
を含む、装置。
【請求項2】
請求項1に記載の装置であって、前記ダンプ回路が、
第1の受動電極と第2の受動電極と制御電極とを有する第1のトランジスタであって、前記第1のトランジスタの前記第1の受動電極が前記入力ノードに結合される、前記第1のトランジスタ、
前記入力ノードと前記第1のトランジスタの前記制御電極とに結合される電流リミッタ、
第1の受動電極と第2の受動電極と制御電極とを有する第2のトランジスタであって、前記第1のトランジスタの前記第1の受動電極が前記第1のトランジスタの前記第2の受動電極に結合され、前記第2のトランジスタの前記第2の受動電極が前記出力ノードに結合される、前記第2のトランジスタ、及び、
第1の入力端子と第2の入力端子と出力端子とを有する増幅器であって、前記増幅器の前記第1の入力端子が前記入力ノードに結合され、前記増幅器の前記第2の入力端子が前記gasp電圧を受信し、前記増幅器の前記出力端子が前記第2のトランジスタの前記制御電極に結合される、前記増幅器、
を更に含む、装置。
【請求項3】
請求項2に記載の装置であって、前記第1のトランジスタが、前記第1の受動電極がソースであり、前記第2の受動電極がドレインであり、前記制御電極がゲートであるPMOSトランジスタである、装置。
【請求項4】
請求項3に記載の装置であって、前記第2のトランジスタが、前記第1の受動電極がドレインであり、前記第2の受動電極がソースであり、前記制御電極がゲートであるPMOSトランジスタである、装置。
【請求項5】
請求項1に記載の装置であって、前記ポンプ回路が、前記入力ノードに結合される低ドロップアウト(LDO)レギュレータ、及び前記LDOレギュレータと前記出力ノードとの間に結合されるチャージポンプを更に含む、装置。
【請求項6】
請求項1に記載の装置であって、前記ポンプ回路がチャージポンプを更に含む、装置。
【請求項7】
請求項1に記載の装置であって、前記ポンプ回路が昇圧型コンバータを更に含む、装置。
【請求項8】
装置であって、
入力ノード、
前記入力ノードに結合される第1のコンデンサ、
出力ノード、
dying gasp充電コントローラであって、
そのソースで前記入力ノードに結合される第1のPMOSトランジスタと、
前記入力ノードと前記第1のPMOSトランジスタのゲートとに結合される電流リミッタと、
そのドレインで前記第1のPMOSトランジスタの前記ドレインに及びそのソースで前記出力ノードに結合される第2のPMOSトランジスタと、
第1の入力端子と第2の入力端子と出力端子とを有する増幅器であって、前記増幅器の前記第1の入力端子が前記入力ノードに結合され、前記増幅器の前記第2の入力端子がgasp電圧を受信し、前記増幅器の前記出力端子が前記第2のPMOSトランジスタのゲートに結合される前記増幅器と、
前記入力ノード及び前記出力ノードに結合されるポンプ回路であって、前記出力ノードの電圧が充電電圧より小さいとき、前記入力ノードから前記出力ノードにチャージを提供する、前記ポンプ回路と、
を含む、前記dying gasp充電コントローラ、及び
前記出力ノードに結合される第2のコンデンサ、
を含む、装置。
【請求項9】
請求項8に記載の装置であって、前記ポンプ回路が、前記入力ノードに結合されるLDOレギュレータ、及び前記LDOレギュレータと前記出力ノードの間に結合されるチャージポンプを更に含む、装置。
【請求項10】
請求項9に記載の装置であって、前記LDOレギュレータが、
そのソースで前記入力ノードに結合される第3のPMOSトランジスタ、及び、
第1の入力端子と第2の入力端子と出力端子とを有する第2の増幅器であって、前記第2の増幅器の前記第1の入力端子が前記充電電圧を受信し、前記第2の増幅器の前記第2の入力端子が前記出力ノードに結合され、前記第2の増幅器の前記出力端子が前記第3のPMOSトランジスタのゲートに結合される、前記第2の増幅器、
を更に含む、装置。
【請求項11】
請求項10に記載の装置であって、前記チャージポンプが、
前記第3のPMOSトランジスタのドレインに結合される第1のダイオード、
前記第1のダイオードと前記出力ノードとの間に結合される第2のダイオード、及び、
前記第1及び第2のダイオードの間のノードに結合され、かつスイッチングノードに結合される第3のコンデンサ、
を更に含む、装置。
【請求項12】
請求項11に記載の装置であって、前記装置が、前記第3のコンデンサに結合される前記スイッチングノードを有するバック・コンバータを更に含む、装置。
【請求項13】
請求項8に記載の装置であって、前記ポンプ回路がブースト・レギュレータを更に含む、装置。
【請求項14】
請求項8に記載の装置であって、前記ダンプ回路がチャージポンプを更に含む、装置。
【請求項15】
装置であって、
入力ノード、
前記入力ノードに結合される第1のコンデンサ、
出力ノード、
バック・コンバータであって、
そのドレインで前記入力ノードに及びそのソースでスイッチングノードに結合される第1のNMOSトランジスタと、
そのドレインで前記スイッチングノードに及びそのソースで接地に結合される第2のNMOSトランジスタと、
前記第1及び第2のNMOSトランジスタのゲートに結合されるパルス幅変調器(PWM)と、
を有する前記バック・コンバータ、
dying gasp充電コントローラであって、
そのソースで前記入力ノードに結合される第1のPMOSトランジスタと、
前記入力ノードと前記第1のPMOSトランジスタのゲートとに結合される電流リミッタと、
そのドレインで前記第1のPMOSトランジスタのドレインに及びそのソースで前記出力ノードに結合される第2のPMOSトランジスタと、
第1の入力端子と第2の入力端子と出力端子とを有する第1の増幅器であって、前記第1の増幅器の前記第1の入力端子が前記入力ノードに結合され、前記第1の増幅器の前記第2の入力端子がgasp電圧を受信し、前記第1の増幅器の前記出力端子が前記第2のPMOSトランジスタのゲートに結合される、前記第1の増幅器と、
そのソースで前記入力ノードに結合され、かつそのソースで前記出力ノードに結合される第3のPMOSトランジスタと、
第1の入力端子と第2の入力端子と出力端子とを有する第2の増幅器であって、前記第2の増幅器の前記第1の入力端子が前記充電電圧を受信し、前記第2の増幅器の前記第2の入力端子が前記出力ノードに結合され、前記第2の増幅器の前記出力端子が前記第3のPMOSトランジスタのゲートに結合される、前記第2の増幅器と、
前記第3のPMOSトランジスタのドレインに結合される第1のダイオードと、
前記第1のダイオードと前記出力ノードとの間に結合される第2のダイオードと、
前記第1及び第2のダイオードの間のノードに結合され、かつスイッチングノードに結合される第2のコンデンサと、
を含む前記dying gasp充電コントローラ、及び、
前記出力ノードに結合される第3のコンデンサ、
を含む、装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2013−511253(P2013−511253A)
【公表日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−538875(P2012−538875)
【出願日】平成22年11月9日(2010.11.9)
【国際出願番号】PCT/US2010/055895
【国際公開番号】WO2011/059930
【国際公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【出願人】(390020248)日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 (219)
【出願人】(507107291)テキサス インスツルメンツ インコーポレイテッド (50)
【上記1名の代理人】
【識別番号】100098497
【弁理士】
【氏名又は名称】片寄 恭三
【Fターム(参考)】