説明

電力給電システム

【課題】蓄電池の内部インピーダンスによらず蓄電池が本来有する充電充放電電力量を十分に有効利用することを可能とする電力給電システムを提供する。
【解決手段】充放電可能な蓄電池70と、蓄電池を充放電する充放電装置30、40と、蓄電池の出力電圧指令信号と蓄電池の出力電圧を検出した出力電圧検出信号との偏差を増幅した充放電電力リミットコントロール信号を出力する充放電電力リミットコントローラ20と、を有し、充放電装置は、充放電電力リミットコントロール信号に基づき蓄電池の充放電の電力を制御する充放電コントローラ50、90を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力給電システムに関する。
【背景技術】
【0002】
無停電電源装置のように蓄電池を満充電の状態とするシステムにおいては、従来、CCCV(Constant Current Constant Voltage)制御の充電方式による充電システムにより蓄電池の充電が行なわれている。
【0003】
このような従来のCCCV制御の充電システムにおいては、最初は充電電流を一定に制御し制御された電流による充電を行い、蓄電池の出力電圧が満充電の出力電圧に近づいたときに充電電圧を一定に制御し制御された電圧による充電に切換えて充電を行う。CCCV制御により蓄電池の充電を行うことにより、充電時間を短縮するとともに蓄電池の内部インピーダンスによる電圧降下に起因する充電電力量の低下を防止することができる(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−153436号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、充電システムの用途によっては、蓄電池はSOC(State Of Charge)が中間域の範囲で使用され、かつ充放電が不定期に繰り返される場合がある。そして、蓄電池の出力電圧が所定の電圧変動範囲を超えると充放電電流にかかわらず蓄電池への充放電が停止される。
【0006】
このような用途に従来のCCCV制御による充電システムが適用されると、蓄電池への充放電電流と蓄電池の内部インピーダンスにより生じた電圧降下によって蓄電池の出力電圧が電圧変動範囲を超えたときに蓄電池への充放電が停止される。このため、蓄電池が本来有する充放電電力量を十分に利用することができないという問題がある。
【0007】
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、蓄電池の出力電圧と出力電力指令値との偏差に基づく制御信号により蓄電池への充放電の電力を制御することにより、蓄電池の内部インピーダンスによらず蓄電池が本来有する充電充放電電力量を十分に有効利用することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の上記課題は、以下の手段によって解決される。
【0009】
充放電可能な蓄電池と、前記蓄電池を充放電する充放電装置と、前記蓄電池の出力電圧指令信号と前記蓄電池の出力電圧を検出した出力電圧検出信号との偏差を増幅した充放電電力リミットコントロール信号を出力する充放電電力リミットコントローラと、を有し、前記充放電装置は、前記充放電電力リミットコントロール信号に基づき前記蓄電池の充放電の電力を制御する充放電コントローラを備えることを特徴とする電力給電システム。
【発明の効果】
【0010】
蓄電池の出力電圧と出力電力指令値との偏差に基づく制御信号により蓄電池への充放電の電力を制御することにより、蓄電池の内部インピーダンスによらず蓄電池が本来有する充電充放電電力量を十分に有効利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施形態に係る電力給電システムの機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係る電力給電システムの簡略回路図である。
【図3】充放電電流とSOCとの関係を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る電力給電システムについて詳細に説明する。なお、本明細書において、「増幅」という用語の概念には増幅率が1以下の場合も含むものとする。
【0013】
図1は、本発明の実施形態に係る電力給電システムの機能ブロック図である。
【0014】
本実施形態に係る電力給電システム1は、蓄電池10、DC/DCコンバータ(充放電装置)30、充放電電力リミットコントローラ20、インバータ(充放電装置)40、DC/DCコンバータコントローラ(充放電コントローラ)50、商用電源60、発電装置70、負荷装置(負荷)80、インバータコントローラ(充放電コントローラ)90、蓄電池電圧センサ29、バス電圧センサ39、入力電圧センサ69、インバータ電流センサ49、および出力電流センサ89を有してなる。
【0015】
蓄電池10は、鉛蓄電池、リチウムイオン電池といった二次電池であり得るが、これに限定されず、電気二重層キャパシタ(EDLC:Electric Double Layer Capacitor)であってもよい。これらの機器は、一般的に内部インピーダンスを有する。
【0016】
DC/DCコンバータ30は、蓄電池10の出力電圧(以下、「蓄電池電圧」と称する)Vを昇圧してバス電圧Vを生成するバス電圧Vからインバータ40へ電力が供給されると、後述するようにバス電圧Vを一定に制御するため蓄電池は放電される昇圧動作を行う。
【0017】
また、DC/DCコンバータ30は、バス電圧Vにインバータ40から電力が供給されると、同様にバス電圧Vを一定に制御するため蓄電池は充電され、降圧動作を行う。
【0018】
DC/DCコンバータ30は、DC/DCコンバータコントローラ50からのDC/DCコンバータコントロール信号に基づいて蓄電池10を充放電することにより、バス電圧Vの電圧値を一定に保持する。
【0019】
商用電源60から出力される入力電力Pinおよび発電装置70から出力される電力Pgenの和のうち負荷装置80で消費される電力Ploadが差し引かれてなる充放電電力Pinvは、インバータ40を介してバス電圧Vに供給される。DC/DCコンバータ30は、バス電圧Vに供給された充放電電力Pinvにより蓄電池10を充放電することができる。ここで、負荷装置80で消費される電力Ploadから発電装置70から出力される電力Pgenを指し引いた電力を出力電力Poutと定義する。
【0020】
DC/DCコンバータコントローラ50は、バス電圧指令値Vにバス電圧センサ39により検出されたバス電圧Vを追従させるようにDC/DCコンバータ30をDC/DCコンバータコントロール信号によりPWM(Pulse Width Modulation)制御する。
【0021】
充放電電力リミットコントローラ20は、蓄電池電圧センサ29により検出された蓄電池電圧Vと出力電圧指令値Vとの偏差に基づき充放電電力リミットコントロール信号ΔPを生成する。出力電圧指令値Vは蓄電池電圧Vが追従すべき目標値である。
【0022】
充放電電力リミットコントローラ20は、蓄電池電圧センサ29により検出された蓄電池電圧Vが下限値VbLまたは上限値VbHのいずれかを超える場合には、検出された蓄電圧Vを下限値VbLまたは上限値VbHのいずれかに制限する。そして、制限された蓄電池電圧V(すなわち、下限値VbLまたは下限値VbHのいずれか)を出力電圧指令値Vとする。
【0023】
一方、蓄電池電圧Vが下限値VbLおよび下限値VbHの範囲内である場合は、検出された蓄電池電圧Vを出力電圧指令値Vとすることができる。
【0024】
充放電電力リミットコントローラ20により生成された充放電電力リミットコントロール信号ΔPは、インバータコントローラ90に出力される。
【0025】
インバータコントローラ90は、入力電力Pinが追従すべき目標電力である入力電力指令値Pinに、充放電電力リミットコントロール信号ΔPを加算することにより、充放電電力Pinvが追従すべき目標電力である充放電電力指令値Pinvを算出する。
【0026】
そして、算出された充放電電力指令値Pinvを検出された入力電圧Vinを乗算し、検出された出力電流Ioutを減算することによりインバータ40に流れるインバータ電流Iinvが追従すべき目標電流であるインバータ電流指令値Iinvを算出する。
【0027】
インバータコントローラ90は、インバータ電流Iinvがインバータ電流指令信号Iinvに追従し、かつ、蓄電池電圧Vが充放電リミット値に達している場合には、充放電電力リミットコントロール信号ΔPに基づき、出力電圧指令値Vに追従するようにインバータ40をPWM制御する。インバータコントローラ90は、インバータコントロール信号によりインバータ40を制御する。
【0028】
インバータ40は、バス電圧Vを電圧源として直流電力から交流電力へ、および交流電力から直流電力へ変換をする。
【0029】
蓄電池電圧センサ29、バス電圧センサ39、および入力電圧センサ69は、公知の電圧検出器により構成することができる。
【0030】
インバータ電流センサ49、および出力電流センサ89は、公知の電流検出器、例えば変流器により構成することができる。
【0031】
商用電源60は、電力会社から電力消費者に電力を供給するための設備である。
【0032】
発電装置70は、商用電源に依存しない独立した発電装置であり、太陽光発電装置、風力発電装置の他あらゆる発電装置が含まれる。
【0033】
負荷装置80は、交流電圧により駆動される装置で、電力を消費する装置であれば限定されない。
【0034】
図2は、本発明の実施形態に係る電力給電システムの簡略回路図である。図1の機能ブロック図における各機能ブロックが有する機能は図2に示す回路により実現することができる。
【0035】
なお、図2においては、簡単のため、蓄電池電圧センサ29等の電圧検出装置およびインバータ電流センサ49等の電流検出装置は省略されている。
【0036】
また、本実施形態においては、駆動部53、94を除き、充放電電力リミットコントローラ20、DC/DCコンバータコントローラ50、および、インバータコントローラ90の各機能は、ソフトウェアによる演算処理によって実施する。このため、蓄電池電圧センサ29、バス電圧センサ39、入力電圧センサ69、インバータ電流センサ49、および出力電流センサ89は、それぞれ電圧または電流をソフトウェアによる演算処理が可能な信号として検出する。これらのセンサは、例えば、検出した電圧を分圧器により減衰させ、A/Dコンバータによりデジタル信号に変換することにより信号として電圧を検知することができる。以下の説明においては、例えば、蓄電池の出力電圧「V」が蓄電池電圧センサ29により検出された場合における出力電圧検出信号を「V’」というように表記することとする。
【0037】
ただし、充放電電力リミットコントローラ20、DC/DCコンバータコントローラ50、および、インバータコントローラ90の各機能は、その一部または全部をハードウェアのみ(例えば、電子回路)によって実現してもよいことは勿論である。
【0038】
また、図2の説明においてはすでに図1の説明においてなされた説明は重複説明を回避するため省略する。
【0039】
DC/DCコンバータ30は、リアクトル32、コンデンサ35、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)31A、31B、コンデンサ33により構成される一般的な昇圧チョッパ回路により構成することができる。
【0040】
昇圧動作について簡単に説明する。一方のIGBT31Aを導通状態とし、他方のIGBT31Bを非導通状態とすると、リアクトル32には蓄電池10からIGBT31Aに流れる電流が印加される。この状態から、一方のIGBT31Aを非導通状態とし、他方のIGBT31Bを導通状態に切り換えるとリアクトル32に蓄積されたエネルギーが放出され、一方の端子に出力電圧Vが印加されたリアクトル32の他方の端子の端子電圧が上昇する。上昇したリアクトル32の端子電圧は導通状態にあるIGBT31Bを介してコンデンサ33に印加され、その昇圧した電圧によりコンデンサ33に電荷がチャージされる。その結果、昇圧された出力電圧Vが直流電圧として出力される。
【0041】
昇圧された電圧はDC/DCインバータコントローラ50によりバス電圧指令値Vに追従させるように制御され、バス電圧指令値Vと一致したバス電圧Vが出力される。
【0042】
DC/DCコンバータ30のIGBT31A、31Bのベース端子には、DC/DCコンバータコントローラ50からDC/DCコンバータコントロール信号が入力され、DC/DCコンバータコントロール信号によりIGBT31A、31Bの導通/非導通状態が制御される。DC/DCコンバータコントロール信号はPWM信号とすることができる。
【0043】
充放電電力リミットコントローラ20は、リミッタ部21とPI制御部22とで構成することができる。
【0044】
リミッタ部21は、出力電圧信号検出信号V’として検出された蓄電池電圧Vが下限値VbL’を下回る場合は下限値VbL’に制限して出力し、出力電圧信号検出信号V’が上限値VbH’を上回る場合は上限値VbH’に制限して出力する。これにより、リミッタ回路21から出力される信号は下限値VbL’と上限値VbH’との間の範囲の電圧信号となり蓄電池10の出力電圧指令信号Vとして利用される。
【0045】
PI制御部22は、出力電圧信号検出信号V’と出力電圧指令信号Vとの偏差を比例積分演算(増幅)し、出力偏差である充放電電力リミットコントロール信号ΔPを生成し、インバータコントローラ90に出力する。
【0046】
インバータコントローラ90においては、次の処理がなされる。入力電力信号Pin’が追従すべき目標である入力電力指令信号Pin、に充放電電力リミットコントロール信号ΔP’を加算することにより、充放電電力信号Pinv’が追従すべき目標である充放電電力指令信号Pinvを算出する。
【0047】
乗算部91は、算出された充放電電力指令信号Pinvを検出された入力電圧信号Vin’で乗算することにより交流に変換し、さらに検出した出力電流を減算することでインバータ電流信号Iinv’の追従すべき目標であるインバータ電流指令信号Iinvを算出する。
【0048】
増幅部92は、フィードバックされてきた信号を増幅するものであり、インバータ電流指令信号Iinvと検出されたインバータ電流信号Iinv’との偏差を増幅することでインバータ補正電圧信号とされ、入力電圧信号Vin’が加算されてPWM制御信号生成部93に出力される。
【0049】
PWM制御信号生成部93は入力電圧信号Vin’が加算されたインバータ補正電圧信号に基づいてインバータ40を制御するためのインバータコントロール信号を生成する。インバータコントロール信号により、インバータ電流信号Iinv’がインバータ電流指令信号Iinvに追従し、かつ、出力電圧信号検出信号V’が充放電リミット値に達している場合には、充放電電力リミットコントロール信号ΔPに基づき、出力電圧指令信号Vに追従するようにインバータ40が制御される。
【0050】
このように、インバータコントローラ90およびDC/DCコンバータコントローラ50によりインバータ40およびDC/DCコンバータがそれぞれ制御されることにより、蓄電池電圧Vが出力電力指令値Vの所定の範囲内で蓄電池10への充放電電力が制御される。これにより、充放電電流と蓄電池の内部インピーダンスとにより生じた電圧降下により蓄電池電圧Vが所定の範囲を超えることによるシステムの停止を防止し、蓄電池の内部インピーダンスに起因する充放電電力量の減少を防止することができる。
【0051】
図3は、充放電電流とSOCとの関係を示す説明図である。
【0052】
図3に示すように、従来のCCCV制御の充電方式のCC制御を利用して蓄電池10への充電を行うと、一定電流による充電時においては充電電流と蓄電池10の内部インピーダンスとにより生じた電圧降下により見かけ上蓄電池電圧Vが増大する。そして充電を停止すると該電圧降下が消滅し、充電時の見かけ上の蓄電池電圧Vに対して蓄電池電圧Vが低下する。放電時は、この逆の動作となる。この現象は、図3の細い矢印で示すように蓄電池10の使用可能なSOCの範囲を縮小させる。本実施形態に係る給電システムによれば、蓄電池10の出力電圧が所定の範囲となるように充放電電力を制御するため、蓄電池の内部インピーダンスによる影響を抑制することができる。図3の太い矢印で示すように、本実施形態に係る給電システムによれば、蓄電池10の使用可能なSOCの範囲を拡大させることができる。
【0053】
駆動部94は、インバータコントロール信号をインバータ40を駆動可能な電力に増幅してインバータ40に出力する。
【0054】
以上、本発明の実施形態に係る電力給電システムについて詳細に説明したが、本発明の実施形態に係る電力給電システムによれば、蓄電池の出力電圧と出力電力指令値との偏差に基づく制御信号により充放電の電力を制御する。これにより、蓄電池の内部インピーダンスによる影響を抑制し、蓄電池が本来有する充電充放電電力量を十分に有効利用することができる。
【0055】
また、充電充放電電力量を有効利用することができるため、充電地の容量を削減することが可能となり、小型化、コスト低減を実現することができる。
【符号の説明】
【0056】
1 電力給電システム、
10 蓄電池、
20 充放電電力リミットコントローラ、
29 蓄電池電圧センサ、
30 DC/DCコンバータ、
39 バス電圧センサ、
40 インバータ、
49 インバータ電流センサ、
50 DC/DCコンバータコントローラ、
60 商用電源、
70 発電装置、
80 負荷装置、
89 出力電流センサ、
90 インバータコントローラ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
充放電可能な蓄電池と、
前記蓄電池を充放電する充放電装置と、
前記蓄電池の出力電圧指令信号と検出した前記蓄電池の出力電圧検出信号との偏差を増幅した充放電電力リミットコントロール信号を出力する充放電電力リミットコントローラと、を有し、
前記充放電装置は、前記充放電電力リミットコントロール信号に基づき前記蓄電池の充放電の電力を制御する充放電コントローラを備えることを特徴とする電力給電システム。
【請求項2】
前記充放電電力リミットコントローラは、
前記出力電圧検出信号を上限値または下限値により制限して前記出力電圧指令信号として出力するリミッタ部と、
前記出力電圧指令信号と出力電圧検出信号との偏差を比例積分して前記充放電電力リミットコントロール信号を生成するPI制御部と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の電力給電システム。
【請求項3】
商用電源に依らない発電可能な発電装置と、
前記発電装置および商用電源の少なくとも一方から電力が供給される負荷と、をさらに有し、
前記充放電装置は、
前記蓄電池の出力電圧を昇圧してバス電圧を生成するDC/DCコンバータと、
前記蓄電池への充電時には前記発電装置および商用電源の少なくとも一方の交流電力を整流して前記バス電圧を電圧源とする直流電力に変換し、前記蓄電池からの放電時には前記バス電圧を電圧源とする直流電力を交流電力に変換して前記負荷に電力供給するインバータと、
を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の電力給電システム。
【請求項4】
前記充放電コントローラは、前記バス電圧のバス電圧指令信号と、検出した前記バス電圧のバス電圧検出信号と、の偏差を増幅した信号に基づきバス電圧をバス電圧指令値に追従させるDC/DCコンバータコントローラを有し、前記DC/DCコンバータコントローラにより、前記DC/DCコンバータを制御することを特徴とする請求項3に記載の電力給電システム。
【請求項5】
前記充放電コントローラは、前記商用電源からの電力指令信号と前記充放電電力リミットコントロール信号とを加算し、前記商用電源からの出力電力を示す出力電力信号を減算した信号を商用電圧検出信号で除算したインバータ電流指令信号を目標値として、前記インバータの入出力電流を検出したインバータ電流検出信号が追従するように制御するインバータコントローラを有し、前記インバータコントローラにより、前記インバータを制御することを特徴とする請求項3記載の電力給電システム。
【請求項6】
前記充放電コントローラは前記DC/DCコンバータおよび前記インバータをPWMにより制御することを特徴とする請求項4または5に記載の電力給電システム。
【請求項7】
前記蓄電池は、二次電池、電気二重層キャパシタ、およびリチウムイオンキャパシタの少なくともいずれかであって、内部インピーダンスを有していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の電力給電システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−21792(P2013−21792A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−152347(P2011−152347)
【出願日】平成23年7月8日(2011.7.8)
【出願人】(000180025)山洋電気株式会社 (170)
【Fターム(参考)】