説明

電動カーテンのモータ操作リモコンシステム

【課題】コンバータを無線式リモコンの受信機内に設けない簡単な構成として、コストが比較的かからず、しかも赤外線リモコンの受光部のように露出して設置する必要がなく、送信機からの信号を受信できる、電動カーテンのモータ操作無線式リモコンを実現する。
【解決手段】
モータ4、モータ制御装置5及びコンバータ6を有するモータ側装置2と、送信機21及び受信機22を有する無線式リモコン3とを備え、コンバータ6は、商用電源からの交流を直流に変換し、モータ4及びモータ制御装置5に直流電力を供給するとともに、モータ側装置2に設けられた電源出力端子8に接続されており、受信機22は、その電源入力端子51は、電源出力端子8に接続可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動カーテンのモータを操作するリモコンシステムに関し、特に、電動カーテンのモータ操作無線式リモコンシステムに関する。本明細書及び本発明における「電動カーテン」は、電動モータで開閉動作をするカーテンであるが、電動モータで開閉動作をするブラインド、スクリーン、シャッター等も含まれるものとする。
【背景技術】
【0002】
近年、カーテンがモータによって自動的に開閉可能とする電動カーテンが普及されている。例えば、カーテンレールの両側に設けられたプーリをモータで駆動し、プーリに巻回されたワイヤでカーテンに取り付けたランナを、カーテンレール上で走行させて開閉を行うもの等が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
このような電動カーテンのモータの動作を制御してカーテンの開閉操作をする手段として通常、リモコンが利用されている。
【0004】
ところで、一般に機器の遠隔操作のためのリモコンとしては、赤外線を利用したもの(赤外線リモコン)が多用されているが、その他、電波を利用したもの(無線式リモコン)、超音波を利用したもの(超音波リモコン)、電磁波を利用したもの(電磁波リモコン)等が知られている。
【0005】
電動カーテンを開閉操作するリモコンとしては、赤外線リモコンが比較的多用されており(特許文献2参照)、また、電波を利用したものも利用されている(特許文献3参照)。
【0006】
従来の電動カーテンのモータでは、商用電源(交流電源)をコンバータ(交流を直流に変換する直流変換装置)で直流電源として利用しているが、赤外線リモコンでは、この直流電源を用い、モータ側に、赤外線信号入力端子とともに電源出力端子を設け、赤外線リモコンの受信機はこの電源出力端子を利用して直流電源によって回路の動作を行わせていた。
【0007】
一方、従来の無線式リモコンでは、その受信機の電源としてモータとは別の商用電源を利用し、受信機内にコンバータを設けて直流電源として、この直流電源によって回路の動作をさせていた。また、従来の無線式リモコンでは、受信機で受信した信号は、リレーで無電圧接点出力、或いはトランジスタのオープンコレクタ出力等に変換して、モータの駆動制御信号として出力していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2006−314389号公報
【特許文献2】特開2001−056387号公報
【特許文献3】特開2004−019245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
赤外線リモコンは、モータ用の商用電源をモータ側においてコンバータで直流に変換し、その直流電源を利用するので、受信機側でコンバータ等の特別な電源回路等が不要であり、送信機から放射される赤外線を赤外線受光器で受光する際に電気信号に変換するので、電波式リモコンの受信機のようにリレーで無電圧接点出力、或いはトランジスタのオープンコレクタ出力等に変換する必要がない。
【0010】
そのため、赤外線リモコンは、比較的安価に製作でき、コストも抑えることができるという利点がある反面、指向性が出やすく、受信機の受光部を露出させないと受信できない。しかし、受光部を露出すると、この受光部がカメラ(隠しカメラ)に間違われ、居住者、来訪者等に不快感を与えるという問題がある。
【0011】
一方、電波式リモコンは、指向性が出にくく、受信機のアンテナを露出させなくても電波の回り込みにより受信が可能であるから、アンテナを露出する必要がなく、見えないように設置できるという利点がある。
【0012】
しかしその反面、リレーで無電圧接点出力、或いはトランジスタのオープンコレクタ出力等に変換する回路が必要であり、しかも電源としてモータ用の商用電源とは別の商用電源を利用し、受信機内にコンバータ等の電源回路等が必要となる。そのために、構成が複雑で、コストも高くなるという問題がある。
【0013】
本発明は、上記従来の赤外線リモコン及び電波式リモコンの有する問題を解決することを目的とし、コンバータ等の電源回路を無線式リモコンの受信機内に設けない構成とするとともに、受信機の受信回路もリレー等を設けない構成として、製造コストを低減化し、しかも赤外線リモコンの受光部のように露出して設置する必要がなく、送信機からの信号を受信できる、電動カーテンのモータ操作リモコンを実現することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明は上記課題を解決するために、モータ、モータ制御装置及びコンバータを有するモータ側装置と、送信機及び受信機を有するリモコンとを備えた電動カーテンのモータ操作無線式リモコンシステムであって、前記モータは、電動カーテンの開閉動作の駆動源となるものであり、前記モータ制御装置は、前記受信機から送信されるモータ動作制御信号に基づいてモータの動作を制御するものであり、前記コンバータは、商用電源の交流を直流に変換し、前記モータ及びモータ制御装置に直流電力を供給するとともに、モータ側装置に設けられた電源出力端子に接続されており、前記リモコンは、電動カーテンの操作のための電波信号を送信機で送信し、該電波信号を受信機で受信して前記モータ動作制御信号を生成する無線式リモコンであり、前記受信機には、前記電源出力端子に接続可能な電源入力端子が設けられていることを特徴とする電動カーテンのモータ操作無線式リモコンシステムを提供する。
【0015】
前記受信機には、モータ動作制御信号を出力するモータ動作制御信号出力端子が設けられており、前記モータ側装置には、モータ動作制御信号出力端子に接続され、モータ動作制御信号を入力するモータ動作制御信号入力端子が設けられていることが好ましい。
【0016】
本発明は上記課題を解決するために、モータ、モータ制御装置及びコンバータを有するモータ側装置と、送信機及び受信機を有するリモコンとを備えており、前記モータは、電動カーテンの開閉動作の駆動源となるものであり、前記モータ制御装置は、モータ側装置に設けられたモータ動作制御信号入力端子を介して前記受信機から送信されるモータ動作制御信号に基づいてモータの動作を制御するものであり、前記コンバータは、商用電源の交流を直流に変換し、前記モータ及びモータ制御装置に直流電力を供給するとともに、モータ側装置に設けられた電源出力端子に接続されており、前記リモコンは、電動カーテンの操作のための電波信号を送信機で送信し、該電波信号を受信機で受信して前記モータ動作制御信号を生成する無線式リモコンであり、前記受信機には、前記モータ動作制御信号入力端子に接続可能な動作制御信号出力端子が設けられているとともに、前記電源出力端子に接続可能な電源入力端子が設けられていることを特徴とする電動カーテンのモータ操作無線式リモコンシステムを提供する。
【0017】
前記リモコンとして、無線式リモコンに替えて赤外線リモコンをモータ側装置に接続して使用することが可能であり、前記赤外線リモコンは、送信機から電動カーテンの操作のための赤外線による信号を送信し、該信号を受信機で受信して前記モータ動作制御信号を生成するリモコンである構成としてもよい。
【発明の効果】
【0018】
本発明に係る電動カーテンのモータ操作無線式リモコンによれば、次のような効果を奏する。
(1)無線式リモコンの電源として、赤外線リモコン用の直流電源を利用できる構成としたので、コンバータ等を無線式リモコンの受信機内に設ける必要ないので、構成が簡単となるから、比較的、低コストで製作可能となる。
(2)赤外線リモコンの受光部のように露出して設置する必要がないので、利用者に不快感を与えない。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明に係る電動カーテンのモータ操作無線式リモコンシステムの実施例の全体構成を説明する図である。
【図2】本発明の実施例の無線式リモコンの送信機を説明する図である。
【図3】本発明の実施例の無線式リモコンの受信機を説明する図である。
【図4】従来例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明に係る電動カーテンのモータ操作無線式リモコンシステムを実施するための形態を実施例に基づき図面を参照して、以下説明する。
【実施例1】
【0021】
本発明に係る電動カーテンのモータ操作無線式リモコンシステムの実施例を図1〜3において説明する。
【0022】
図1は、この実施例の電動カーテンのモータ操作無線式リモコンシステム1の全体構成を説明する図である。この電動カーテンのモータ操作無線式リモコンシステム1は、大きくは、モータ側装置2と無線式リモコン3とから構成される。
【0023】
モータ側装置2は、モータ4と、モータ制御装置5と、コンバータ(直流変換装置)6とを備えており、これらの機器が、電動カーテンのヘッドフレーム等に設置した取付用フレームに取り付けられている。ここで、取付用フレームについては、特に図示はしないが、例えば、枠、枠板、ケース、ボックス等である。
【0024】
モータ4は、電動カーテンの開閉駆動を行う駆動源として機能する。本発明の電動カーテンのモータ操作無線式リモコンシステム1が適用される電動式のカーテンにおいて、カーテン、ブラインド、スクリーン、シャッター等をモータによって開閉駆動するモータ駆動開閉機構は、特に本発明の要旨とする構成ではなく、周知技術(例.特許文献1、3等参照)であるから、ここでは説明はしない。
【0025】
モータ制御装置5は、無線式リモコン3からのモータ動作制御信号を受けて、モータの正回転、逆回転、停止等の動作を制御するものである。このモータ制御装置5は、モータの動作を制御する周知のモータ制御装置を利用すればよい。
【0026】
モータ制御装置5には、無線式リモコン3からモータ動作制御信号が入力されるが、この信号を入力する入力端子(モータ動作制御信号入力端子)7は、取付用フレームに設けられている。
【0027】
コンバータ6は、商用電源(交流電源:例.AC100V)9から供給される交流を直流に変換し、モータ4及びモータ制御装置5に直流電力を供給するもので、いわば直流電源として機能する。
【0028】
無線式リモコン3に直流電力を供給するための電源出力端子8が、モータ動作制御信号入力端子7の近傍に設けられている。要するに、モータ動作制御信号入力端子7と電源出力端子8が組み合わされて、取付フレームに設けられている。
【0029】
以上説明したモータ側装置2に対して、従来は、図4に示すように、赤外線リモコン10が組み合わされて、電動カーテンのモータ操作赤外線リモコンシステム11が構成されている。赤外線リモコン10は、赤外線受信機12と赤外線送信機13を備えている。
【0030】
赤外線受信機12は、赤外線送信機13から送信される電動カーテンの操作のための赤外線信号を受信して、モータ動作制御信号を生成する。そして、このモータ動作制御信号を、モータ動作制御信号出力端子15からモータ動作制御信号入力端子7を介してモータ制御装置5に送る。また、赤外線受信機12は、電源出力端子8から直流電力を供給され、この直流電力を赤外線受信機12の受信回路14に供給している。
【0031】
従来は、上記のとおりモータ4、モータ制御装置5及びコンバータ6を備えたモータ側装置2と組み合わせて使用するリモコンは、赤外線リモコン10であることが当然である、と当業者において考えられていた。そして、上記構成のモータ側装置2と組み合わせるリモコンは、赤外線リモコン10以外は想到されておらず、また赤外線リモコン10を他の種類のリモコンで置き換えるという発想はなかった。
【0032】
しかしながら、本発明では、赤外線リモコン10ではなく、モータ4、モータ制御装置5及びコンバータ6を備えたモータ側装置2に対して、図1に示すように、無線式リモコン3を組み合わせた構成を特徴としている。
【0033】
図1において、本発明では、無線式リモコン3は、電波の送受信をする無線式の送信機21と受信機22を有する。そして、無線式の受信機22は、電源出力端子8から直流電力を供給されて、この直流電力を受信機22の受信回路43に供給する構成となっている。
【0034】
図2は、送信機21及び送信回路23の構成を示すブロック図である。送信機21は、図2に示すように接続された操作スイッチ24、マイコン25、発振器26、RFIC(無線周波数集積回路)27、バンドフィルタ28、送信用アンテナ29及びLED表示器30等の部品を有する送信回路23を備えているとともに、この送信回路23に電力を供給する電源(直流電源:電池等)31を備えている。
【0035】
操作スイッチ24は、利用者が操作ボタンを操作して、例えば、カーテンの開、閉、停止等の操作信号を生成し、この操作信号をマイコン25に送るものである。
【0036】
マイコン25は、入力部32、CPU33、メモリ34及び出力部35を備えている。そして、このマイコン25は、入力部32で操作スイッチ24からの操作信号を受け、メモリ34に搭載されたリモコン用動作プログラムによりCPU33が動作し、上記操作信号に応じて、RFIC27の動作を制御する信号を生成し、この信号を出力部32からRFIC27に送る。
【0037】
発振器26は、水晶(クウォーツ)振動子を有し、無線電波用高周波信号の素となる高周波を生成し、その高周波をRFIC27に入力する。RFIC27は、マイコン25から送られてくる信号に応答し、発振器26から入力された高周波を変調及び増幅し、無線電波用高周波信号を生成する。
【0038】
バンドフィルタ28は、無線電波用高周波信号のノイズを除去するものである。送信用アンテナ29は、ノイズが除去された無線電波用高周波信号のエネルギーを電波信号に変えて大気に放射(送信)する。
【0039】
LED表示器30は、マイコン25に接続されている。操作ボタンにより操作信号がマイコン25に入力されると、その操作信号に応答してマイコン25で生成した表示信号が、LED表示器30に送られ、LED表示器30はその操作状態を表示する。
【0040】
図3は、受信機22及び受信回路43の構成を示すブロック図である。受信機22は、図3に示すように接続されたマイコン45、RFIC(無線周波数集積回路)47、バンドフィルタ48、受信用アンテナ49及びLED表示器50等の部品から成る受信回路43を備えている。
【0041】
さらに、受信機22は、モータ動作制御信号を出力するモータ動作制御信号出力端子46と、受信回路43に電力を供給する電源入力端子51を備えている。電源入力端子51は、モータ側装置2の電源出力端子8に接続され、コンバータ6から直流電力を受けて、レギュレータ(定電源回路)44を介して、受信回路43に直流電力を供給する。
【0042】
受信用アンテナ49は、送信機21から送信されてくる電波信号を受信し、操作用高周波信号に変換する。バンドフィルタ48は、この操作用高周波信号からノイズを除去する。RFIC47はノイズの除去された操作用高周波信号をデジタル信号に変換してマイコン45に送る。
【0043】
マイコン45は、入力部52、CPU53、メモリ54及び出力部55を備えている。そして、このマイコン45は、入力部52でRFIC47からのデジタル信号を受け、メモリ54に搭載されたリモコン用動作プログラムによりCPU53が動作し、上記デジタル信号に応じてモータ動作制御信号と電動カーテンの動作を示す表示信号を生成する。
【0044】
そして、マイコン45は、生成したモータ動作制御信号を、その出力部55からモータ動作制御信号出力端子46に送る。モータ動作制御信号出力端子46は、モータ側装置2のモータ動作制御信号入力端子7に接続されており、モータ動作制御信号をモータ制御装置5に送る。
【0045】
また、マイコン45は、その出力部55がLED表示器50に接続されており、上記表示信号をLED表示器50に送り、LED表示器50で電動カーテンの動作状況の表示を行う。
【0046】
図4に示すように、従来は、モータ側装置2のモータ動作制御信号入力端子7及び電源出力端子8に、赤外線リモコン10の赤外線受信機12のモータ動作制御信号出力端子15及び電源入力端子16を接続して使用していた。
【0047】
本発明に係る電動カーテンのモータ操作無線式リモコン3システム1の使用に際しては、図1に示すように、従来のモータ側装置2をそのまま利用し、そのモータ動作制御信号入力端子7及び電源出力端子8に、無線式リモコンの受信機22のモータ動作制御信号出力端子46及び電源入力端子51を接続して使用する。
【0048】
従って、本発明に係る電動カーテンのモータ操作無線式リモコンシステム1では、従来の無線方式リモコンのように、無線式の受信機にコンバータを設けてこれをモータの電源とは別の交流電源に接続するような構成とすることがないので、無線式の受信機22の構成を簡単にすることが可能となる。
【0049】
本発明に係る電動カーテンのモータ操作無線式リモコンシステム1では、受信機22で受信した操作用高周波信号をRFIC47でデジタル信号に変換し、この信号に基づいてマイコンがモータ動作制御信号生成する構成としたので、受信回路が簡単な構成となり、リレー等の回路が不要となる。
【0050】
以上、本発明に係る電動カーテンのモータ操作無線式リモコンシステムを実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0051】
以上の構成から成る本発明に係る電動カーテンのモータ操作無線式リモコンシステムは、電動カーテンだけでなく、電動モータで開閉動作をするブラインド、スクリーン、シャッターにも適用可能である。
【符号の説明】
【0052】
1 電動カーテンのモータ操作無線式リモコンシステム
2 モータ側装置
3 無線式リモコン
4 モータ
5 モータ制御装置
6 コンバータ(直流変換装置)
7 モータ動作制御信号入力端子
8 電源出力端子
9 商用電源(交流電源:例.AC100V)
10 赤外線リモコン
11 電動カーテンのモータ操作赤外線リモコンシステム
12 赤外線受信機
13 赤外線送信機
14 赤外線受信機の受信回路
15 モータ動作制御信号出力端子
16 電源入力端子
21 無線式リモコンの送信機
22 無線式リモコンの受信機
23 送信回路
24 操作スイッチ
25 マイコン
26 発振器
27 RFIC(無線周波数集積回路)
28 バンドフィルタ
29 送信用アンテナ
30 LED表示器
31 電源(直流電源:電池等)
32 入力部
33 CPU
34 メモリ
35 出力部
43 受信回路
44 レギュレータ(定電源回路)
45 マイコン
46 モータ動作制御信号出力端子
47 RFIC(無線周波数集積回路)
48 バンドフィルタ
49 受信用アンテナ
50 LED表示器
51 電源入力端子
52 入力部
53 CPU
54 メモリ
55 出力部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータ、モータ制御装置及びコンバータを有するモータ側装置と、送信機及び受信機を有するリモコンとを備えた電動カーテンのモータ操作無線式リモコンシステムであって、
前記モータは、電動カーテンの開閉動作の駆動源となるものであり、
前記モータ制御装置は、前記受信機から送信されるモータ動作制御信号に基づいてモータの動作を制御するものであり、
前記コンバータは、商用電源の交流を直流に変換し、前記モータ及びモータ制御装置に直流電力を供給するとともに、モータ側装置に設けられた電源出力端子に接続されており、
前記リモコンは、電動カーテンの操作のための電波信号を送信機で送信し、該電波信号を受信機で受信して前記モータ動作制御信号を生成する無線式リモコンであり、
前記受信機には、前記電源出力端子に接続可能な電源入力端子が設けられていることを特徴とする電動カーテンのモータ操作無線式リモコンシステム。
【請求項2】
前記受信機には、モータ動作制御信号を出力するモータ動作制御信号出力端子が設けられており、前記モータ側装置には、モータ動作制御信号出力端子に接続され、モータ動作制御信号を入力するモータ動作制御信号入力端子が設けられていることを特徴とする請求項1記載の電動カーテンのモータ操作無線式リモコンシステム。
【請求項3】
モータ、モータ制御装置及びコンバータを有するモータ側装置と、送信機及び受信機を有するリモコンとを備えており、
前記モータは、電動カーテンの開閉動作の駆動源となるものであり、
前記モータ制御装置は、モータ側装置に設けられたモータ動作制御信号入力端子を介して前記受信機から送信されるモータ動作制御信号に基づいてモータの動作を制御するものであり、
前記コンバータは、商用電源の交流を直流に変換し、前記モータ及びモータ制御装置に直流電力を供給するとともに、モータ側装置に設けられた電源出力端子に接続されており、
前記リモコンは、電動カーテンの操作のための電波信号を送信機で送信し、該電波信号を受信機で受信して前記モータ動作制御信号を生成する無線式リモコンであり、
前記受信機には、前記モータ動作制御信号入力端子に接続可能な動作制御信号出力端子が設けられているとともに、前記電源出力端子に接続可能な電源入力端子が設けられていることを特徴とする電動カーテンのモータ操作無線式リモコンシステム。
【請求項4】
前記リモコンとして、無線式リモコンに替えて赤外線リモコンをモータ側装置に接続して使用することが可能であり、
前記赤外線リモコンは、送信機から電動カーテンの操作のための赤外線による信号を送信し、該信号を受信機で受信して前記モータ動作制御信号を生成するリモコンであることを特徴とする請求項3記載の電動カーテンのモータ操作無線式リモコンシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−50653(P2012−50653A)
【公開日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−195258(P2010−195258)
【出願日】平成22年9月1日(2010.9.1)
【出願人】(000109923)トーソー株式会社 (84)
【Fターム(参考)】