説明

電子制御装置及びリセット制御方法

【課題】電力消費量の低減化に優れた電子制御装置を提供する。
【解決手段】電子制御装置は、リセット信号出力手段と、制御手段とを備える。前記リセット信号出力手段は、リセット解除状態において電力を消費するデジタル回路に対して、リセット信号を出力する。前記制御手段は、前記リセット信号の第1の出力形態により前記デジタル回路をリセット状態に制御してから前記リセット状態を解除する第1のリセット制御、及び前記リセット信号の第2の出力形態により前記デジタル回路を継続的に前記リセット状態に制御する第2のリセット制御を選択的に実行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電子制御装置及びリセット制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルTV、デジタルビデオカメラ、映像再生装置、及び映像記録装置等の各種のデジタル装置は、複数のデジタル回路により構成されている。例えば、デジタル装置の制御部は、各デジタル回路を制御可能に構成され、また、この制御部は、各デジタル回路に対してハードウェア(HW)リセット信号を出力可能に構成されている。
【0003】
例えば、第1のレベル(ロー(L)レベル)のHWリセット信号を受けたデジタル回路は、リセット状態となり、第2のレベル(ハイ(H)レベル)のHWリセット信号を受けたデジタル回路は、リセット解除状態(スタンバイ状態)となる。各デジタル回路は、リセット状態及びリセット解除状態を経て、正常動作可能となる。
【0004】
リセット解除状態のデジタル回路の電力消費量は、リセット状態のデジタル回路の電力消費量より高くなる。これは、リセット解除状態において、デジタル回路を構成するフリップフロップ回路等が電力を消費するためである。
【0005】
近年のデジタル装置は、複数の機能を備え、これに対応して、複数のデジタル回路を備える。複数のデジタル回路のうち、使用されないデジタル回路が存在することもある。このような使用されないデジタル回路の電力消費量を低減する技術が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2006−289734号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、電力消費量の低減化に優れた電子制御装置及びリセット制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態の電子制御装置は、リセット信号出力手段と、制御手段とを備える。前記リセット信号出力手段は、リセット解除状態において電力を消費するデジタル回路に対して、リセット信号を出力する。前記制御手段は、前記リセット信号の第1の出力形態により前記デジタル回路をリセット状態に制御してから前記リセット状態を解除する第1のリセット制御、及び前記リセット信号の第2の出力形態により前記デジタル回路を継続的に前記リセット状態に制御する第2のリセット制御を選択的に実行する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】第1の実施形態に係る電子制御装置の一例を示すブロック図である。
【図2】リセット制御の一例を示すフローチャートである。
【図3】リセット信号の一例を示す図である。
【図4】IEEE1394の有効/無効設定画面の一例を示す図である。
【図5】第2の実施形態に係る電子制御装置の一例を示すブロック図である。
【図6】ケーブル接続検出を利用したリセット制御の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、第1〜第2の実施形態(本発明の実施形態ではなく、単なる実施形態)について図面を参照して説明する。
【0011】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る電子制御装置の一例を示すブロック図である。図1に示すように、例えば、電子制御装置1は、主制御モジュール11、デジタル回路12、ユーザインターフェース13、セット制御モジュール14、記憶部15、電源回路16、記録再生ドライブ17を備える。
【0012】
本実施形態では、デジタル回路12が、IEEE1394に相当するケースについて説明するが、デジタル回路12は、IEEE1394だけに限定されるものではない。例えば、デジタル回路12は、USB用、LAN用、又はHDMI用の通信回路であってもよい。
【0013】
デジタル回路12(以下、IEEE1394回路12)は、例えば、外部装置2のデジタル回路(IEEE1394回路)と、ケーブル(IEEE1394ケーブル)を介して接続し、データを送受信する。
【0014】
主制御モジュール11は、IEEE1394制御モジュール111を備え、IEEE1394回路12は、制御インターフェース121を備える。IEEE1394制御モジュール111は、複数の信号線Lを介して、制御インターフェース121に対して、制御信号及びデータを送信したり、また、制御インターフェース121からのデータを受信したりする。
【0015】
また、主制御モジュール11は、記録再生処理モジュール112を備え、記録再生処理モジュール112は、記録再生ドライブ17を制御する。電源回路16は、各部又は各モジュールで必要な電力を供給する。
【0016】
以下、図2、図3、図4を参照し、第1の実施形態のリセット制御について説明する。図2は、リセット制御の一例を示すフローチャートである。図3は、リセット信号の一例を示す図である。図4は、IEEE1394の有効/無効設定画面の一例を示す図である。
【0017】
最初に事前設定について説明する。例えば、ユーザは、図4に示す有効/無効設定画面を介して、IEEE1394の有効又は無効を設定することができる。例えば、ユーザインターフェース13は、ディスプレイ及びリモートコントローラ等により構成され、ディスプレイは、図4に示す有効/無効設定画面を表示する。ユーザは、リモートコントローラ等により、IEEE1394の有効又はIEEE1394の無効を選択(設定)することができる。例えば、IEEE1394回路12を介して外部装置2等を接続する予定が有る場合、ユーザは、IEEE1394の有効を選択(設定)し、IEEE1394回路12を介して外部装置2等を接続する予定が無い場合、ユーザは、IEEE1394の無効を選択(設定)する。
【0018】
IEEE1394の有効の選択(設定)に対応して、セット制御モジュール14は、主制御モジュール11に対して、IEEE1394の有効を通知し、主制御モジュール11は、IEEE1394の有効を設定し、これに対応して、記憶部15は、IEEE1394の有効を記憶する。或いは、IEEE1394の無効の選択(設定)に対応して、セット制御モジュール14は、主制御モジュール11に対して、IEEE1394の無効を通知し、主制御モジュール11は、IEEE1394の無効を設定し、これに対応して、記憶部15は、IEEE1394の無効を記憶する。
【0019】
次に、上記説明した事前設定後のリセット制御について説明する。電子制御装置1が起動すると、主制御モジュール11は、記憶部15に記憶された設定情報を読み出す。例えば、主制御モジュール11が、IEEE1394の有効情報を読み出した場合(ST1、YES)、主制御モジュール11は、ハードウェアリセットのためのリセット信号の第1の出力形態(図3参照)により、第1のリセット制御(ノーマルリセット)を実行する。
【0020】
つまり、主制御モジュール11は、第1のリセット制御の実行により、IEEE1394回路12を一時的にリセット状態に制御してから、このリセット状態を解除する(ST2)。一例を挙げると、主制御モジュール11は、リセット信号出力ラインRを介して、第1の信号レベル(例えばロー(L)レベル)の第1のリセット信号を出力し、IEEE1394回路12を一時的にリセットし、その後、リセット信号出力ラインRを介して、第2の信号レベル(例えばハイ(H)レベル)の第2のリセット信号を出力し、リセットを解除する。つまり、主制御モジュール11は、第1のリセット信号を第2のリセット信号へ切り替えてリセットを解除する。リセット解除後、IEEE1394回路12が安定すると、主制御モジュール11は、IEEE1394回路12の動作のための各種設定処理を実行する(ST3)。
【0021】
IEEE1394回路12は、リセット状態の解除及び各種設定処理を経て、正常動作が可能となり、例えば、IEEE1394回路12を構成する各種回路(フリップフロップ回路等)が動作する。つまり、IEEE1394回路12は、リセット状態の解除後に、消費電力量が増加する。
【0022】
或いは、主制御モジュール11が、IEEE1394の無効情報を読み出した場合(ST1、NO)、主制御モジュール11は、リセット信号の第2の出力形態(図3参照)により、第2のリセット制御(低消費電力モード用のリセット)を実行する。
【0023】
つまり、主制御モジュール11は、第2のリセット制御の実行により、IEEE1394回路12を継続的にリセット状態に制御する(ST4)。一例を挙げると、主制御モジュール11は、リセット信号出力ラインRを介して、第1の信号レベル(例えばロー(L)レベル)の第1のリセット信号を出力し続けIEEE1394回路12を継続的にリセットする。
【0024】
IEEE1394回路12は、リセット状態の継続により、例えば、IEEE1394回路12を構成する各種回路(フリップフロップ回路等)は動作しない。つまり、IEEE1394回路12は、リセット状態の継続時には、消費電力量は増加しない。
【0025】
上記したように、リセット解除状態において、IEEE1394回路12を構成する各種回路が動作するため、消費電力量は増加し、リセット状態において、IEEE1394回路12を構成する各種回路は動作しないため、消費電力量は増加しない。つまり、IEEE1394回路12は、リセット状態において第1の電力を消費し、リセット解除状態において第1の電力より高い第2の電力を消費する。
【0026】
例えば、ユーザは、IEEE1394回路12を使用しない場合、IEEE1394回路12の無効を設定することができ、この場合、IEEE1394回路12の消費電力量を低減することができる。これにより、電子制御装置1の消費電力量の低減を図ることができる。
【0027】
以下、上記説明したリセット制御についてまとめる。
【0028】
例えば、上記説明したリセット制御によれば、電子制御装置1に対して新たなハードウェアを追加しなくても、電子制御装置1は、既存のハードウェア(HWリセットのための構成)を用いて、IC(例えばIEEE1394回路12)の消費電力を低減することができる。例えば、電子制御装置1の主制御モジュール(マイクロコンピュータ)は、ICに対してHWリセット信号を供給し、ICは、リセット信号入力端子を備え、このリセット信号入力端子を介してHWリセット信号を受け取る。このようにして、電子制御装置1の主制御モジュール(マイクロコンピュータ)は、ICの内部動作を停止することができる。
【0029】
例えば、IEEE1394インターフェース回路を備えたDVD/BDレコーダ等の電子制御装置1は、IEEE1394のホットプラグによる接続を検出するために、IEEE1394インターフェース回路の電力供給を完全に停止することは難しい(IEEE1394インターフェース回路を還元に停止することは難しい)。IEEE1394インターフェース回路に対する電力供給を完全に停止してしまうと、IEEE1394インターフェース回路は、パケットを受信したり、接続を検出したりすることができなくなる。しかしながら、IEEE1394インターフェース回路を全く使用しない場合に、IEEE1394インターフェース回路を通常動作状態にしておくと、無駄な電力が消費されてしまう。
【0030】
そこで、電子制御装置1は、図4に示すようなグラフィカルユーザインターフェース等を介して、IEEE1394の有効/無効の設定を受け付ける。さらに、電子制御装置1(主制御モジュール11)は、IEEE1394を使用しない場合、つまりIEEE1394の無効が設定された場合には、IEEE1394インターフェース回路に対してHWリセット信号(例えばLレベル)を供給し、IEEE1394インターフェース回路をリセット状態に制御して、消費電力を低減する。なお、主制御モジュール11のIEEE1394制御モジュール111は、IEEE1394インターフェース回路のリセット状態においても、IEEE1394インターフェース回路との間で、信号線Lを介して制御信号及びデータを送受信することができる。
【0031】
また、レジスタ設定によりIC(例えばIEEE1394インターフェース回路)をスリープモードに制御し(コマンドによりICをスリープモードに制御し)、ICの消費電力を低減する手法も考えられる。しかしながら、本実施形態で説明するリセット制御に比べて、スリープモードでは、動作を停止することができない回路が多いため、本実施形態で説明する第1のリセット制御の方が、消費電力の低減効果が大きい。
【0032】
本実施形態によれば、電子制御装置1は、IC(例えばIEEE1394回路12)の動作を完全に停止させることなく、また、新たなハードウェア構成を必要とすることなく、使用しないICの消費電力を低減することができる。
【0033】
例えば、ターゲットICに対する電力供給を完全に停止してしまうと、このターゲットICと、ターゲットICに接続された他のIC(電力供給を受けているIC)との間で電位差が生じ、リーク電流によって他のICにストレスがかかることがある。ターゲットICの信号ラインを分離することにより、他のICに対するストレスを防止することができる。しかしながら、ICの信号ライン数が多い場合には、信号ライン分離のために多数のスイッチが必要となり、信号ライン分離のための基盤面積が大きくなってしまう。このようなハードウェアの新規追加は、コストの増大にもつながる。
【0034】
本実施形態によれば、ハードウェアを新規に追加しなくても、消費電力を低減することができる。
【0035】
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係る電子制御装置の一例を示すブロック図である。図5に示すように、例えば、電子制御装置1は、主制御モジュール11、デジタル回路12、ユーザインターフェース13、セット制御モジュール14、記憶部15、電源回路16、記録再生ドライブ17、接続検出モジュール18を備える。
【0036】
図5に示す電子制御装置1の基本的な構成は、図1に示す電子制御装置1と同じであり、その説明は省略する。図5に示す電子制御装置1は、接続検出モジュール18を備える点が、図1に示す電子制御装置1と異なる。
【0037】
例えば、接続検出モジュール18は、IEEE1394回路12に対するIEEE1394ケーブルの接続を物理的に検出するように構成されている。接続検出モジュール18が、IEEE1394ケーブルの接続を検出すると、主制御モジュール11に対して、接続検出を通知する。
【0038】
以下、図6を参照し、第2の実施形態のリセット制御について説明する。図6に示すように、例えば、IEEE1394回路12がリセット状態である場合に、つまり、主制御モジュール11が、第2のリセット制御を実行している場合に、主制御モジュール11が、接続検出モジュール18からのケーブル接続検出の通知を受け取ると、主制御モジュール11は、IEEE1394回路12のリセット状態を解除する。つまり、主制御モジュール11は、第1の信号レベルの第1のリセット信号を、第2の信号レベルの第2のリセット信号へ切り替えて出力する。これにより、IEEE1394回路12は、リセット解除状態となり、IEEE1394回路12が安定すると、主制御モジュール11は、IEEE1394回路12の動作のための各種設定処理を実行する。IEEE1394回路12は、リセット状態の解除及び各種設定処理を経て、正常動作が可能となる。
【0039】
上記したように、電子制御装置1が接続検出モジュール18を備えることにより、例えば、IEEE1394の無効が設定された状態であっても(IEEE1394回路12のリセット状態であっても)、ユーザがIEEE1394ケーブルを接続するだけで、IEEE1394回路12は正常動作可能な状態となり、IEEE1394回路12を介したデータの送受信が可能となる。
【0040】
上記説明した電子制御装置1は、第1の実施形態で説明した作用効果に加えて、さらに、上記したような利便性を提供することができる。
【0041】
なお、上記した第1及び第2の実施形態で説明したリセット制御は、様々なデジタル回路に適用できる。デジタル回路はリセット信号入力端子を備えているため、新規なハードウェア構成を追加する必要もない。また、デジタル回路(以下、メインのデジタル回路)が、さらに複数のデジタル回路(以下、サブのデジタル回路)で構成されている場合、例えば、メインのデジタル回路に対して第1及び第2の実施形態で説明したリセット制御を適用することもできるし、複数のサブのデジタル回路のうちの1以上のサブのデジタル回路に対して、第1及び第2の実施形態で説明したリセット制御を適用することもできる。
【0042】
なお、上記したモジュールとは、ハードウェアで実現するものであっても良いし、CPU等を使ってソフトウェアで実現するものであってもよい。
【0043】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0044】
11…主制御モジュール、12…デジタル回路、13…ユーザインターフェース、14…セット制御モジュール、15…記憶部、16…電源回路、17…記録再生ドライブ、18…接続検出モジュール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リセット解除状態において電力を消費するデジタル回路に対して、リセット信号を出力するリセット信号出力手段と、
前記リセット信号の第1の出力形態により前記デジタル回路をリセット状態に制御してから前記リセット状態を解除する第1のリセット制御、及び前記リセット信号の第2の出力形態により前記デジタル回路を継続的に前記リセット状態に制御する第2のリセット制御を選択的に実行する制御手段と、
を備えた電子制御装置。
【請求項2】
前記制御手段は、第1の信号レベルの第1のリセット信号を出力し前記デジタル回路をリセットし、第2の信号レベルの第2のリセット信号を出力し前記リセットを解除する前記第1のリセット制御を実行し、前記第1のリセット信号を出力し続け前記デジタル回路を継続的にリセットする前記第2のリセット制御を実行する請求項1記載の電子制御装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記第1のリセット信号を第2のリセット信号へ切り替えて前記リセットを解除する前記第1のリセット制御を実行する請求項1又は2記載の電子制御装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記リセット状態において第1の電力を消費し、前記リセット解除状態において前記第1の電力より高い第2の電力を消費する前記デジタル回路に対して、前記第1又は第2のリセット信号の出力を制御し、前記第1又は第2のリセット制御を実行する請求項2又は3記載の電子制御装置。
【請求項5】
前記リセット信号出力手段は、ハードウェアリセットのための前記リセット信号を出力する請求項1乃至4記載の電子制御装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記デジタル回路の有効化の設定に対応して前記第1のリセット制御を実行し、前記デジタル回路の無効化の設定に対応して前記第2のリセット制御を実行する請求項1乃至5記載の電子制御装置。
【請求項7】
前記有効化又は前記無効化を設定するための設定手段を備えた請求項6記載の電子制御装置。
【請求項8】
前記デジタル回路に対するケーブルの接続を検出する検出手段を備え、
前記制御手段は、前記ケーブルの接続検出に対応して、前記リセット状態を前記リセット解除状態へ切り替える請求項1乃至7記載の電子制御装置。
【請求項9】
前記デジタル回路と、
前記デジタル回路に対して制御信号を出力する制御信号出力手段と、
を備えた請求項1乃至8記載の電子制御装置。
【請求項10】
リセット解除状態において電力を消費するデジタル回路に対して、リセット信号を第1の出力形態で供給し、前記デジタル回路をリセット状態に制御してから前記リセット状態を解除する第1のリセット制御、及び前記デジタル回路に対して、前記リセット信号を第2の出力形態で供給し、前記デジタル回路を継続的に前記リセット状態に制御する第2のリセット制御を選択的に実行するリセット制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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