説明

電子書籍表示制御装置、電子書籍表示制御プログラム、電子書籍表示制御方法

【課題】電子書籍のコンテンツである情報の表示において、読者による表示制御の操作の負担をできるだけ少なくしながら、読者が読んでいる着目情報と、その着目情報の関連情報を読みやすく理解しやすく表示する。
【解決手段】ページ単位での情報の表示が可能な電子書籍に含まれる情報の、画面上への表示を制御する電子書籍表示制御装置であって、前記画面上に表示中のページとは異なるページ上に存在する情報である関連情報を指定する関連元情報を表示中のページ中から検知する検知手段と、前記検知手段が検知した関連元情報を含む着目情報の表示領域とは重ならない領域に、前記関連元情報に対応する関連情報を表示する表示制御手段と、を備える構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子書籍において、読み手が読んでいる着目情報と、その着目情報の関連情報の表示を適切に制御する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
タブレット端末の普及に伴って、電子書籍ビューアが電子書籍を読むためのソフトウェアとして発展してきている。電子書籍ビューアでは、電子書籍の1ページを縦長の1画面で表示することもできるし、横長の1画面で左右見開きの2ページを表示することも出来る。電子書籍は紙の書籍とは異なり、ページ表示の方法を適切に制御して、読みやすい表示を実現することができるという特性を持っている。
【0003】
特許文献1に記載の、電子書籍に関するリーディングモードの技術は、電子書籍の複数ページを左右の見開きページで表示する場合に、読者が選択したページをピン止めという方法で表示を固定したまま、他のページをページめくりの対象とすることができる。これは、ピン止めしたページに記載の情報を、その電子書籍の他のページに記載の情報と比較し統合して理解しながら読みたいという場合に有効である。
【0004】
しかし、特許文献1に記載の技術では、次のような問題があった。すなわち、(1)ピン止め対象の情報がページ単位でなければならないという制約がある事、(2)ピン止め対象のページを読者が指定する操作が必要である事、(3)しかもピン止め対象のページを変更するためにはピン止めを解除した上で別のページを表示して、そのページにピン止めをするという操作が必要となるという事である。
【0005】
特許文献2に記載の技術は、書籍データが記憶されている記憶手段と、この記憶手段に記憶された書籍データを構成する複数の領域データの中から選択された領域データを予め定めた順番に従って、表示部の表示領域に合わせたサイズに変更させながら順次切り替えて表示させる切り替え表示制御手段と、を備えることを特徴とする電子書籍装置である。
特許文献2に記載の技術を具体的に言うと、コマ割された漫画を小さな画面で見ることができるように表示制御する技術である。すなわち、実施例では、1ページ分の漫画データMは、例えばコマデータM1〜M6に6分割され、各コマデータM1〜M6には夫々1位〜6位の表示順位が定められている。この漫画データにプレビュー表示処理を実行すると、プレビュー表示領域に1ページ分の漫画データが表示されるとともに、コマ表示領域に表示順位が最も早いコマデータM1が拡大表示される。この時、表示されるコマデータM1は、コマ表示領域に収まる範囲の最大の拡大率で拡大表示される。
また、プレビュー表示領域に表示されている1ページ分の漫画データ内のコマデータM1に該当する領域は、反転表示される。この後、コマ送りキーが押下されると、コマ表示領域に表示されるコマデータは、コマデータM1からコマデータM2に切り替え表示される。同時に、プレビュー表示領域で反転表示されるコマデータの位置もコマデータM2に該当する領域に切り替えられる。
【0006】
特許文献2に記載の技術では、次のような問題があった。すなわち、 (1)1ページ単位で固定表示されるプレビュー表示領域は内容を読めるほどには大きくないので、コマ表示領域に表示された内容と比較することはできない、(2)もともとプレビュー表示領域に表示すべき情報とコマ表示領域に表示する情報は同じページの情報なので、両者を比較し統合して理解しながら読むということはできない。
【0007】
特許文献3に記載の技術は、地図を用いて現在位置や行き先を案内するナビゲーション装置と観光案内用の電子書籍を連動させるものである。すなわち、ナビゲーション装置で取得した現在位置付近のエリアから選択したエリアに適合する観光情報を含んでいる電子書籍を選択し、その電子書籍の中の掲載スコアの高いページを選択して表示するものである。このようなページが複数個ある場合には、それらのページを画面の各領域に区分して配置して表示する。
【0008】
特許文献3に記載の技術では、次のような問題点があった。すなわち、エリアを選択する操作を必要とするし、選択されたエリアに適合する観光情報は表示されても、その観光情報を指定して記述された情報がエリアにはないため、エリアの情報と観光情報を相互に参照しながら理解を深めるということができない。
【0009】
特許文献4に記載の技術では、電子書籍の一部分を第1の表示領域に表示させておき、この一部分の中の一部を第2の表示領域に表示し、電子書籍のページめくりをするとともに、操作をすると第2の表示領域の画面スクロールが行なわれるというものである。
【0010】
特許文献4に記載の技術では、次のような問題点があった。すなわち、単に第2の表示領域に第1の表示領域に表示された情報の一部を表示するだけなので、関連する情報を比較しながら理解を深めるという読み方ができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特表2009−508230号公報
【特許文献2】特開2002−183207号公報
【特許文献3】特開2012−003614号公報
【特許文献4】特開2011−242848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、電子書籍のコンテンツである情報の表示において、読者による表示制御の操作の負担をできるだけ少なくしながら、読者が読んでいる着目情報と、その着目情報の関連情報を読みやすく理解しやすく表示することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
≪物の発明≫
この発明は、ページ単位での情報の表示が可能な電子書籍に含まれる情報の、画面上への表示を制御する電子書籍表示制御装置であって、前記画面上に表示中のページとは異なるページ上に存在する情報である関連情報を指定する関連元情報を表示中のページ中から検知する検知手段と、前記検知手段が検知した関連元情報を含む着目情報の表示領域とは重ならない領域に、前記関連元情報に対応する関連情報を表示する表示制御手段と、を備える構成とすることができる。
≪コンピュータプログラムの発明≫
ページ単位での情報の表示が可能な電子書籍に含まれる情報の、画面上への表示を制御する電子書籍表示制御プログラムであって、前記画面上に同時に表示すべき1以上のページの情報を前記電子書籍から読み出して記憶する表示コンテンツ記憶手段が記憶している情報内から関連元情報を含む着目情報を検知する検知処理と、前記関連元情報に対応する関連情報を前記電子書籍データから抽出する関連情報抽出処理と、前記表示コンテンツ記憶手段が記憶する情報と、前記検知処理が検知した着目情報と、前記関連情報抽出処理が抽出した関連情報の入力を受けて、画面上に前記着目情報と前記関連情報が重ならないように表示する表示制御処理と、を実行する構成とすることができる。
≪方法の発明≫
ページ単位での情報の表示が可能な電子書籍に含まれる情報の、画面上への表示を制御する電子書籍表示制御方法であって、前記画面上に同時に表示すべき1以上のページの情報を前記電子書籍から読み出して記憶する表示コンテンツ記憶手段が記憶している情報内から関連元情報を含む着目情報を検知する検知処理ステップと、前記関連元情報に対応する関連情報を前記電子書籍データから抽出する関連情報抽出処理ステップと、前記表示コンテンツ記憶手段が記憶する情報と、前記検知処理ステップが検知した着目情報と、前記関連情報抽出処理ステップが抽出した関連情報の入力を受けて、画面上に前記着目情報と前記関連情報が重ならないように表示する表示制御処理ステップと、を実行する構成とすることができる。
【0014】
この発明は、ページ単位での情報の表示が可能な電子書籍に含まれる情報の、画面上への表示を制御する電子書籍表示制御装置であって、前記画面上に表示中のページとは異なるページ上に存在する情報である関連情報を指定する関連元情報を表示中のページ中から検知する検知手段と、前記検知手段が検知した関連元情報を含む着目情報の表示領域とは重ならない領域に、前記関連元情報に対応する関連情報を表示する表示制御手段とを備えるものであって、前記検知手段が前記表示コンテンツ記憶手段から関連元情報を抽出する関連元情報抽出手段と、前記関連元情報抽出手段で抽出された関連元情報の中で強調表示すべき関連元情報を選択するイベントの発生に応じて、関連元情報を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された関連元情報を含む着目情報を検知する着目情報検知手段と、を備えるものである構成とすることができる。(図9参照)
【0015】
この発明は、ページ単位での情報の表示が可能な電子書籍に含まれる情報の、画面上への表示を制御する電子書籍表示制御装置であって、前記画面上に表示中のページとは異なるページ上に存在する情報である関連情報を指定する関連元情報を表示中のページ中から検知する検知手段と、前記検知手段が検知した関連元情報を含む着目情報の表示領域とは重ならない領域に、前記関連元情報に対応する関連情報を表示する表示制御手段とを備えるものであって、前記検知手段が前記表示コンテンツ記憶手段から着目情報を選択するイベントの発生に応じて、着目情報を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された着目情報を強調表示対象として設定する強調表示設定手段と、関連元情報を前記選択手段が選択した着目情報の中から検知する関連元情報検知手段と、を備えるものである構成とすることができる。(図10参照)
【0016】
この発明は、ページ単位での情報の表示が可能な電子書籍に含まれる情報の、画面上への表示を制御する電子書籍表示制御装置であって、前記画面上に表示中のページとは異なるページ上に存在する情報である関連情報を指定する関連元情報を表示中のページ中から検知する検知手段と、前記検知手段が検知した関連元情報を含む着目情報の表示領域とは重ならない領域に、前記関連元情報に対応する関連情報を表示する表示制御手段とを備えるものであって、前記検知手段が前記表示コンテンツ記憶手段から着目情報を選択するイベントの発生に応じて、着目情報を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された着目情報を強調表示対象として設定する強調表示設定手段と、関連元情報を前記選択手段が選択した着目情報の中から検知する関連元情報検知手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記検知手段によって検知された関連元情報の個数に応じて決定される所定の表示位置関係で、前記関連元情報に対応する関連情報と前記着目情報が画面上で重ならないように表示するものである構成とすることができる。(図11参照)
【0017】
本発明において、「ページ単位での情報の表示が可能な電子書籍」とは、その電子書籍のコンテンツが、どれかのページに割り当てられて表示できるものである。ページ単位での情報の表示としては、1画面に1ページを表示するもの、1画面に2ページを表示するもの、1画面に3ページ以上を表示するものなどがある。特に、1画面に2ページ表示するものとしては、左右見開き2ページで表示するものがあり、左右のページに表示されている情報を見比べながら読み進める事で読書での理解がしやすくなるという効果が期待できる。
【0018】
本発明において、「着目情報」は表示中のページの中から所定の設定した広がりを持つ表示単位で選択した情報である。 着目情報としての表示単位は、1つの文であっても良いし、複数個の文からなる1つのパラグラフ又は段落であっても良いし、1つの数式であっても良いし、1つの図や表であっても良い。
【0019】
本発明において、「強調表示」とは、そのページにおいて、表示対象部分を他の部分とは区別可能に表示することである。具体的な強調表示の方法としては、他の部分に比較して、色,文字の大きさ,文字フォント,背景色の少なくとも1つを異ならせるという方法もあるし、アンダーラインを引くとか、枠で囲むという方法もある。
【0020】
本発明において、「関連情報」は、着目情報に関連性があるが、本来は他のページ上の情報であるので、表示中のページには現れないはずの情報である。関連情報には、図、表、数式、画像、動画、注意書き、脚注、問題の正解、問題の解説などが挙げられる。例えば、技術系や医学系の内容を含む電子書籍では、記述の対象についての文を読む際には、その対象の構造図や特性図を見ながら、読み進めたい場合が頻繁に発生する。時には、2つ以上の図や表を関連情報として見ながら、着目情報としての文や数式を読んでいくこともある。
【0021】
本発明において、「関連元情報」とは、特定の関連情報を参照するために用いる情報である。したがって、関連元情報は特定の関連情報を指定できる情報を備えている必要がある。関連情報が図である場合には図の番号又は図の名称が関連元情報となるし、図の中の一部分を参照する参照符号をその図の関連元情報とすることもできる。関連情報が数式である場合には数式番号が関連元情報となる。また、関連情報が問題の解説である場合には問題番号が関連元情報となる。関連情報が画像である場合、関連元情報をHTMLでの画像タグとして記述することもできる。また、関連元情報をドキュメント内ハイパーリンクとして記述することもできる。さらには、関連元情報を示すタグを定義しておき、そのタグにはさまれる形で特定の関連情報を指定する情報を記述するという形式で関連元情報を表現することもできる。
【0022】
本発明において、「関連元情報を検知する検知手段」は、特定の関連情報を指定できる情報を備えている部分を、対象ページ又は着目情報の中から自動抽出するという方法で実現できる。例えば「図」という文字の後に数字からなる文字列が続く部分を、対象ページ又は着目情報の中から図の番号として検出し、検出された図の番号を関連元情報とすることができる。この自動抽出を、電子書籍の編集時に行なっておき、自動抽出された部分が関連元情報を示すタグではさまれた形式で記述しておくことができる。 この自動抽出を、対象ページが読書の対象となった時点で行なうという方法もあるし、前回以前の読書のときに自動抽出された関連情報を電子書籍のコンテンツの一部として記憶しておき、それを再度読み出すという方法もある。関連元情報を示すタグにはさんで、関連情報を指定する情報を記述するという形式で関連元情報が表現されていた場合、ページ内コンテンツ又は着目情報の中から関連元情報を示すタグを文字列サーチで検出し、検出された前記タグにはさまれた文字列を関連元情報とするという方法によることができる。
【0023】
本発明において、「選択手段」は、表示中のページ上から、選択対象としての着目情報又は関連元情報の新たな位置を選択するものである。これは選択対象の位置の移動とも言える。この選択手段は大きく分けて3種類ある。第1の種類は、読者による操作を必要とするものである。第2の種類は、読者による操作なしに自動的に選択対象の位置を移動するものであり、第3の種類は、読者による操作なしに自動的に選択対象の位置を移動させるのであるが、この移動のタイミングが読者にとって早すぎた場合に読者が所定の操作をすると移動前の位置に選択対象の位置が戻るというものである。
【0024】
また、ここで言う移動は、通常は読者の読み進む方向への移動であり、ページ番号の大きなページに向かう方向である。第1の種類での選択位置の移動の原因となるイベントは、読者による操作である。第2の種類では、選択位置の移動の原因となるイベントは、選択対象を強調表示している時間が所定時間に達したことである。第3の種類では、選択位置の移動の原因となるイベントは、選択対象を強調表示している時間が所定時間に達したこと、又は読者が選択対象を移動前のものに戻す操作をしたことである。
【0025】
読者による操作は、キーボード又はタッチパネルを指で触れて行なうものであっても良いし、音声で行なうものであってもよいし、目のまばたきや口の開け閉めなどで行なうものであっても良いし、所定の表示部分を見るように読者が自分の視線を制御するというものであっても良い。さらには、脳波や筋電位を用いて操作をするものであっても良い。
【0026】
本発明において、「表示制御手段」は表示部での表示の表示スタイルを制御するものである。表示スタイルとは、表示対象とすべき情報の配置や順序関係,表示すべき情報の表示する際に用いる明るさや色や飾りや大きさなどの視覚効果から構成される。例えば、表示対象の情報が画面上で重ならないように配置すること、表示対象の情報について、関連が強いものは相互に近い位置に配置すること、読者が着目すべき情報または読者が着目していると判断される情報は、他の情報よりも強調表示するということなどが、表示制御に該当する。表示制御は、スタイルシートとして記述された情報に基づいて行なうこともできるし、プログラムでも行なうこともできる。
【発明の効果】
【0027】
本発明によれば、電子書籍を読む場合に、表示中のページの中から読書対象として選択した情報である着目情報と、その着目情報に関連性があるが、本来は他のページ上の情報であるので、表示中のページには現れないはずの関連情報が、少ない操作の負担のもとで同じ画面に表示され、読者が電子書籍を読みやすく理解しやすいものとできる。そのため、電子書籍の編修において、関連性のある各種の情報の大きさや形を変更するなどして、それらを同じページに配置するという作業が著しく軽減される。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】横置き見開きでの関連元情報の強調表示と関連情報の表示の画面例。
【図2】横置き見開きでの着目情報の強調表示と関連情報の表示の画面例。
【図3】着目情報と2個の関連情報の表示の画面例。
【図4】請求項1の発明を示す図。
【図5】電子書籍リーダのハードウェア構成図。
【図6】実施例1の機能ブロック図。
【図7】実施例2の機能ブロック図。
【図8】実施例3の機能ブロック図。
【図9】請求項2に対応する画面表示の説明図。
【図10】請求項3に対応する画面表示の説明図。
【図11】請求項4に対応する画面表示の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0029】
図5に、本発明を実施する場合に用いることのできる電子書籍リーダの典型的なハードウェア構成図を示す。ただし、本発明は電子書籍リーダ上だけでなく、パーソナルコンピュータ上でも、スマートフォンと呼ばれる携帯型情報端末上でも、電子書籍ビューアというソフトウェアの部分機能として、動作できるし、図5に記載した構成は一例であって、これに限定されるものではない。例えば、フラッシュメモリ54の替わりにハードディスクを用いることも出来るし、無線LANユニットの替わりに有線LANユニットを使うこともできる。
【0030】
電子書籍データは、1冊ごとに別ファイルとしてフラッシュメモリ54に記憶される。フラッシュメモリ54には多数の電子書籍を記憶することが可能である。CPU51は、ROM52上およびフラッシュメモリ54に記憶されたプログラムに従って、RAM53をワークエリアとして活用して、動作する。そして、操作入力部55で検知したキーボードやタッチパネルからの入力データをこのプログラムによって解釈実行する。この解釈実行において、操作者(電子書籍の読者でもある)との会話は、表示部56にて表示制御される表示器であるLCDユニットとLEDランプ、ならびに音声出力ユニット58に接続されたスピーカを用いて行なう。また、通信ユニット57を介して、外部から電子書籍データを受信して、フラッシュメモリ54に記憶させることもできる。電子書籍リーダの各部の動作に必要な電力は、電源ユニット59を通じて、リチュームイオン電池から供給される。通信ユニット57を介してUSBインタフェースユニットに接続された各種の外部デバイス(例:USBメモリ)から電子書籍データを得ることもできるし、無線LANユニット経由でネットワークに接続された他のコンピュータ上の電子書籍データのファイルを得ることもできる。
【0031】
本発明は、図5のCPU51のようなCPUで動作するソフトウェアである電子書籍ビューアの部分機能となる。すなわち、本発明は、対象となる電子書籍での指定したページのコンテンツ情報を入力情報として動作する。 そして、本発明は、そのページ内での着目情報と、その着目情報の中の関連元情報で参照される関連情報を、画面上で重ならないように表示する。また、本発明は、ページ内の関連元情報又は着目情報の画面上の選択位置の移動をさせる読者の操作負担が少なくなるようにしている。これによって、本発明では、読者は、多くの操作にわずらわされること無く、着目情報と関連情報を比較しながら理解することが容易となる。
【0032】
前記の指定したページ内での着目情報の選択にはいくつかの方法がある。第1の方法は、ページ内の関連元情報を選択することで、その選択された関連元情報を含む着目情報を選択するというものである。第2の方法は、そのページのコンテンツを着目情報とできるいくつかの部分に区分した上で、どれかの部分を着目情報として選択するというものである。そして、前記の選択はイベントに基づいて行なうのである。
【0033】
前記した2つの方法は、対象ページからの着目情報の選択を、対象ページが選択された時点で行なう方法であるが、他の方法もあるので、それを次に説明する。
ページ内の関連元情報の抽出処理も、ページのコンテンツを着目情報とできるいくつかの部分に区分する処理も、その電子書籍の編集時に実行しておいて、その処理の結果として得られる関連元情報又はページコンテンツの区分情報を、画面表示には表れない符号として、ページ内に埋め込んでおく。そして、対象ページが読書の対象となった時点で、そのページに埋め込まれているが画面表示に表れないそれらの符号を読み出して、関連元情報で指定される関連情報と着目情報が重ならず、読みやすい位置関係となるように表示制御をする。
【0034】
発明を実施するための形態に基づいて、さらに具体的に実施例を説明する。実施例1は請求項2に対応し、実施例2は請求項3に対応し、実施例3は請求項4に対応する。請求項1は、これらの請求項の上位概念となっている。
【実施例1】
【0035】
図6は、実施例1での電子書籍ビューアの機能ブロック図である。電子書籍のデータはページ単位コンテンツテーブル61に示すデータ構造で記述できる。すなわち、ページ番号ごとにページ内コンテンツが対応するテーブルの構造である。このテーブルにおいて、ページjのページ内コンテンツはC(j)で示せる。
【0036】
ページ送り操作部602での操作で、表示中ページポインタ604には、値pが設定される。ページ送り操作部602は、図5の操作入力部55からの入力値を処理するソフトウェアとして実現できる。表示中ページポインタ604が有する値pを用いて、表示中ページ読み出し処理部62によって、ページ内コンテンツC(p)が読み出されて、ページ内コンテンツ情報バッファ64に格納される。
【0037】
ページ内コンテンツ情報バッファ64に記憶された情報から、関連元情報を関連元情報の検知処理部68が抽出して、ページ内の関連元情報テーブル605に記憶させる。ページ内関連元情報テーブル605には、C(p)から抽出した関連元情報が番号1から番号N2までのN2個、記憶される。例えば、関連元情報番号kに関しては、関連情報へのポインタであるPnt(k)と、関連元情報のページ内位置であるPos(k)と、関連情報が所属するページ番号であるPage(k)が1つの組を形成して記憶される。
このようにして、表示中のページpについて、関連元情報が全部抽出されて、関連元情報テーブルが形成される。
【0038】
その後、イベント生成部601の発生するイベントに基づいて決定される関連元情報番号rに対応する関連元情報である(Pnt(r),Pos(r),Page(r))を、選択処理部603が関連元情報テーブル605から選んで、関連元情報バッファバッファ69に記録する。ここで、イベント生成部601は、読者による操作入力部55に対する操作又は表示制御部63による前回の表示制御からの一定の時間経過によって発生するイベントを生成して、関連元情報の選択処理部603に与える。
【0039】
着目情報の検知処理部65は、関連元情報のページ内位置Pos(r)を含む着目情報を検知して、表示制御部63に与える。関連元情報の強調処理部66は、Pos(r)で指定される位置の関連元情報を強調処理して、表示制御部63に与える。関連情報の抽出処理部67は、Page(r)が現在の表示中のページpとは異なることを確認したうえで、Page(r)に対応するページ内コンテンツの中にありPnt(r)で指定される情報を、ページ単位コンテンツテーブル61から読み出して、表示制御部63に与える。
【0040】
表示制御部63では、ページ内コンテンツ情報バッファ64からのページ内コンテンツ情報C(p)、着目情報の検知処理部65からの着目情報、関連元情報の強調処理部66からの強調された関連元情報、関連情報の抽出処理部67からの関連情報を受けとり、それらを所定のスタイルでの表示するように表示を制御する。すなわち、画面内で着目情報と関連情報が重ならないように表示する。さらには、関連情報を指定する関連元情報が着目情報の中で強調されて表示されるようにする。
【0041】
具体的な表示例を図1に示す。図1は、電子書籍リーダを横置きにして、見開き2ページの表示をするようにしたモードでの表示画面である。ここで、画面の左ページにおいて、11で示されている部分が、強調表示されている関連元情報である。すなわち、「グレート・イースタン」という文字を関連元情報として強調表示している。この関連元情報に対応する関連情報が画面の右側にて12で示されている部分である。 本来は左側ページで第40ページを表示しているのであるから、右側ページでは第41ページを表示するはずが、第45ページに掲載のグレートイースタンの横断図を関連情報として、表示している。
【0042】
関連情報12が右側ページに表示され、関連元情報である「グレートイースタン」という強調表示11を含むパラグラフである着目情報は、左側ページに表示されるので、着目情報と関連情報が重なることなく、左右に表示されることになる。その結果、着目情報と関連情報を見比べながら読み進める事ができる。 13は、関連元情報の選択位置を逆方向に移動させるための操作ボタンであり、14は関連元情報の選択位置を順方向に移動させるための操作ボタンである。この2つの操作ボタンは、図5でのタッチパネルが透明でありLCDユニットの上に配置されている場合に、画面にLCDでボタンの図形を表示し、そのボタンを押した力をタッチパネルで検出することで実現できる。
【実施例2】
【0043】
図7は、実施例2での電子書籍ビューアの機能ブロック図である。電子書籍のデータはページ単位コンテンツテーブル71に示すデータ構造で記述できる。すなわち、ページ番号ごとにページ内コンテンツが対応するテーブルの構造である。このテーブルにおいて、ページjのページ内コンテンツはC(j)で示せる。
【0044】
ページ送り操作部702での操作で、表示中ページポインタ703には、値pが設定される。ページ送り操作部702は、図5の操作入力部55からの入力値を処理するソフトウェアとして実現できる。表示中ページポインタ703が有する値pを用いて、表示中ページ読み出し処理部72によって、ページ内コンテンツC(p)が読み出されて、ページ内コンテンツ情報バッファ74に格納される。ページ内コンテンツ情報バッファ74に記憶されている情報は、表示制御部73に提供される。
【0045】
その後、イベント生成部701の発生するイベントと着目情報バッファ78内にある情報に基づいて、着目情報の選択処理部79がページ内コンテンツ情報バッファ74内に記憶されているC(p)内から、着目情報を選択して、着目情報バッファ78に格納する。着目情報の強調表示処理部75は、着目情報バッファ78内の着目情報の強調表示の処理を行ない、それを表示制御部73に提供する。
【0046】
関連元情報の検知処理部77は、ページ単位コンテンツテーブル71を参照しながら、着目情報バッファ78内の着目情報に含まれる情報であって、表示されているページとは異なるページに属する関連情報を指定する関連元情報を検知して、着目情報内の関連元情報テーブル705に記憶させる。着目情報内関連元情報テーブル705には、着目情報バッファ78から抽出した関連元情報が番号1から番号N2までのN2個、記憶される。例えば、関連元情報番号kに関しては、関連情報へのポインタであるPnt(k)と、関連元情報のページ内位置であるPos(k)と、関連情報が所属するページ番号であるPage(k)が1つの組を形成して記憶される。
【0047】
関連情報の抽出処理部76は、着目情報内の関連元情報テーブル705を参照して、現在の表示中ページポインタ703で指示されていないページ番号に所属する関連情報へのポインタを用いて関連情報を抽出して、表示制御部73に提供する。
【0048】
表示制御部73では、ページ内コンテンツ情報バッファ74からのページ内コンテンツ情報C(p)、着目情報の強調表示処理部75からの着目情報、関連情報の抽出処理部76からの関連情報を受けとり、それらを所定のスタイルでの表示するように表示を制御する。すなわち、画面内で着目情報と関連情報が重ならないように表示する。さらには、関連情報を指定する関連元情報が着目情報の中で強調されて表示されるようにする。
【0049】
具体的な表示例を図2に示す。図2は、電子書籍リーダを横置きにして、見開き2ページの表示をするようにしたモードでの表示画面である。ここで、画面の右側ページにおいて、21で示されている部分が、強調表示されている着目情報である。本来は右側ページで第47ページを表示しているのであるから、左側ページでは第46ページを表示するはずが、第45ページに掲載のグレートイースタンの横断図を関連情報として、表示している。関連情報22が左側ページに表示され、関連元情報である「グレートイースタン」を含むパラグラフである着目情報は、右側ページに表示されるので、着目情報と関連情報が重なることなく、左右に表示されることになる。その結果、着目情報と関連情報を見比べながら読み進める事ができる。
【実施例3】
【0050】
図8は、実施例3での電子書籍ビューアの機能ブロック図である。電子書籍のデータはページ単位コンテンツテーブル81に示すデータ構造で記述できる。すなわち、ページ番号ごとにページ内コンテンツが対応するテーブルの構造である。このテーブルにおいて、ページjのページ内コンテンツはC(j)で示せる。
【0051】
ページ送り操作部805での操作で、表示中ページポインタ82には、値pが設定される。ページ送り操作部805は、図5の操作入力部55からの入力値を処理するソフトウェアとして実現できる。表示中ページポインタ82が有する値pを用いて、表示中ページ読み出し処理部84によって、ページ内コンテンツC(p)が読み出されて、ページ内コンテンツ情報バッファ87に格納される。ページ内コンテンツ情報バッファ87に記憶されている情報は、表示制御部85に提供される。
【0052】
その後、イベント生成部804の発生するイベントと着目情報バッファ802内にある情報に基づいて、着目情報の選択処理部803がページ内コンテンツ情報バッファ87内に記憶されているC(p)内から、着目情報を選択して、着目情報バッファ802に格納する。着目情報の強調表示処理部88は、着目情報バッファ802内の着目情報の強調表示の処理を行ない、それを表示制御部85に提供する。
【0053】
関連元情報の検知処理部801は、ページ単位コンテンツテーブル81を参照しながら、着目情報バッファ802内の着目情報に含まれる情報であって、表示されているページとは異なるページに属する関連情報を指定する関連元情報を検知して、着目情報内の関連元情報テーブル806に記憶させる。着目情報内関連元情報テーブル806には、着目情報バッファ802から抽出した関連元情報が番号1から番号N2までのN2個、記憶される。例えば、関連元情報番号kに関しては、関連情報へのポインタであるPnt(k)と、関連元情報のページ内位置であるPos(k)と、関連情報が所属するページ番号であるPage(k)が1つの組を形成して記憶される。
【0054】
関連情報の抽出処理部89は、着目情報内の関連元情報テーブル806を参照して、現在の表示中ページポインタ82で指示されていないページ番号に所属する関連情報へのポインタを用いて関連情報を抽出して、表示制御部85に提供する。
【0055】
着目情報内の関連元情報テーブル806に記録された関連元情報の個数N2は、関連元情報の個数バッファ86に記憶されて、表示制御部85に提供される。
【0056】
表示制御部85では、ページ内コンテンツ情報バッファ87からのページ内コンテンツ情報C(p)、着目情報の強調表示処理部88からの着目情報、関連情報の抽出処理部89からの関連情報、関連元情報の個数バッファ86からの関連元情報の個数を受けとり、所定のスタイルでの表示するように表示を制御する。すなわち、画面内で着目情報と関連情報が重ならないように表示する。さらには、関連情報を指定する関連元情報が着目情報の中で強調されて表示されるようにする。
【0057】
具体的な表示例を図3に示す。図3は、電子書籍リーダを横置きにして表示をするようにしたモードでの表示画面である。ここで画面の下側の32で示されている部分が、強調表示されている着目情報である。この着目情報32には、2つの関連元情報である「レヴィアサン」と「グレート・イースタン」が強調表示されている。そして、画面の右上にてグレートイースタンの横断図を関連情報31として、表示している。また、画面の左上にてレヴィアサンの関連情報33が表示されている。着目情報32と、その着目情報の中で関連元情報を用いて言及されている関連情報31と関連情報33は、重なることなく、しかも参照しやすく配置されている。
【符号の説明】
【0058】
11 強調表示されている関連元情報の例
12 関連元情報11に対応する関連情報
13 関連元情報の選択位置を逆ページ方向に移動させる操作ボタン
14 関連元情報の選択位置を順ページ方向に移動させる操作ボタン
21 強調表示されている着目情報の例
22 着目情報21に対応する関連情報
31 関連元情報であるグレート・イースタンに対応する関連情報
32 着目情報の例であって関連元情報であるレヴィアサンとグレート・イースタンが強調表示されているもの
33 関連元情報であるレヴィアサンに対応する関連情報
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 フラッシュメモリ
55 操作入力部
56 表示部
57 通信ユニット
58 音声出力ユニット
59 電源管理ユニット
61 ページ単位コンテンツテーブル
62 表示中ページ読み出し処理部
63 表示制御部
64 ページ内コンテンツ情報バッファ
65 着目情報の検知処理部
66 関連元情報の強調処理部
67 関連情報の抽出処理部
68 関連元情報の検知処理部
69 関連元情報バッファ
601 イベント生成部
602 ページ送り操作部
603 関連元情報の選択処理部
604 表示中ページポインタ
605 ページ内関連元情報テーブル
606 表示部
71 ページ単位コンテンツテーブル
72 表示中ページ読み出し処理部
73 表示制御部
74 ページ内コンテンツ情報バッファ
75 着目情報の強調表示処理部
76 関連情報の抽出処理部
77 関連元情報の検知処理部
78 着目情報バッファ
79 着目情報の選択処理部
701 イベント生成部
702 ページ送り操作部
703 表示中ページポインタ
704 表示部
705 着目情報内の関連元情報テーブル
81 ページ単位コンテンツテーブル
82 表示中ページポインタ
83 表示部
84 表示中ページ読み出し処理部
85 表示制御部
86 関連元情報の個数バッファ
87 ページ内コンテンツ情報バッファ
88 着目情報の強調表示処理部
89 関連情報の抽出処理部
801 関連元情報の検知処理部
802 着目情報バッファ
803 着目情報の選択処理部
804 イベント生成部
805 ページ送り操作部
806 着目情報内の関連元情報テーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ページ単位での情報の表示が可能な電子書籍に含まれる情報の、画面上への表示を制御する電子書籍表示制御装置であって、

前記画面上に同時に表示すべき1以上のページの情報を前記電子書籍から読み出して記憶する表示コンテンツ記憶手段と、

前記表示コンテンツ記憶手段が記憶している情報内から関連元情報を含む着目情報を検知する検知手段と、

前記関連元情報に対応する関連情報を前記電子書籍データから抽出する関連情報抽出手段と、

前記表示コンテンツ記憶手段が記憶する情報と、前記検知手段が検知した着目情報と、前記関連情報抽出手段が抽出した関連情報の入力を受けて、画面上に前記着目情報と前記関連情報が重ならないように表示する表示制御手段と、

を備える

電子書籍表示制御装置。

【請求項2】
前記検知手段が

前記表示コンテンツ記憶手段から関連元情報を抽出する関連元情報抽出手段と、

前記関連元情報抽出手段で抽出された関連元情報の中で強調表示すべき関連元情報を選択するイベントの発生に応じて、関連元情報を選択する選択手段と、

前記選択手段によって選択された関連元情報を含む着目情報を検知する着目情報検知手段と、

を備えるものである

請求項1に記載の電子書籍表示制御装置。

【請求項3】
前記検知手段が

前記表示コンテンツ記憶手段から着目情報を選択するイベントの発生に応じて、着目情報を選択する選択手段と、

前記選択手段によって選択された着目情報を強調表示対象として設定する強調表示設定手段と、

関連元情報を前記選択手段が選択した着目情報の中から検知する関連元情報検知手段と、

を備えるものである

請求項1に記載の電子書籍表示制御装置。


【請求項4】
前記検知手段は

前記表示コンテンツ記憶手段から着目情報を選択するイベントの発生に応じて、着目情報を選択する選択手段と、

前記選択手段によって選択された着目情報を強調表示対象として設定する強調表示設定手段と、

関連元情報を前記選択手段が選択した着目情報の中から検知する関連元情報検知手段と、

を備え、

前記表示制御手段は、前記検知手段によって検知された関連元情報の個数に応じて決定される所定の表示位置関係で、前記関連元情報に対応する関連情報と前記着目情報が画面上で重ならないように表示する
ものである

請求項1に記載の電子書籍表示制御装置。

【請求項5】
ページ単位での情報の表示が可能な電子書籍に含まれる情報の、画面上への表示を制御する電子書籍表示制御プログラムであって、

前記画面上に同時に表示すべき1以上のページの情報を前記電子書籍から読み出して記憶する表示コンテンツ記憶手段が記憶している情報内から関連元情報を含む着目情報を検知する検知処理と、

前記関連元情報に対応する関連情報を前記電子書籍データから抽出する関連情報抽出処理と、

前記表示コンテンツ記憶手段が記憶する情報と、前記検知処理が検知した着目情報と、前記関連情報抽出処理が抽出した関連情報の入力を受けて、画面上に前記着目情報と前記関連情報が重ならないように表示する表示制御処理と、

を実行する

電子書籍表示制御プログラム。

【請求項6】
ページ単位での情報の表示が可能な電子書籍に含まれる情報の、画面上への表示を制御する電子書籍表示制御方法であって、

前記画面上に同時に表示すべき1以上のページの情報を前記電子書籍から読み出して記憶する表示コンテンツ記憶手段が記憶している情報内から関連元情報を含む着目情報を検知する検知処理ステップと、

前記関連元情報に対応する関連情報を前記電子書籍データから抽出する関連情報抽出処理ステップと、

前記表示コンテンツ記憶手段が記憶する情報と、前記検知処理ステップが検知した着目情報と、前記関連情報抽出処理ステップが抽出した関連情報の入力を受けて、画面上に前記着目情報と前記関連情報が重ならないように表示する表示制御処理ステップと、

を実行する

電子書籍表示制御方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−178143(P2012−178143A)
【公開日】平成24年9月13日(2012.9.13)
【国際特許分類】
【公開請求】
【出願番号】特願2012−1697(P2012−1697)
【出願日】平成24年1月7日(2012.1.7)
【出願人】(711012811)PatentIsland株式会社 (2)
【Fターム(参考)】