説明

電子楽器

【課題】製造コストを低減する。
【解決手段】電子楽器制御装置3に接続されるインターフェース12と、操作されることにより音高設定用連続量を生成する音高設定用入力装置と、インターフェース12を介してその音高設定用連続量を示す電気信号を電子楽器制御装置3に出力する制御装置と、スピーカとを備えている。制御装置は、さらに、インターフェース12を介して電子楽器制御装置3から入力される楽音情報が示す楽音をスピーカから発音させる。このとき、その楽音の音高は、その音高設定用連続量に対応している。このような電子楽器2は、インターフェース12を介して電子楽器制御装置3に接続されることにより、電子楽器制御装置3と同様に機能する他の制御装置が予め搭載された他の電子楽器に比較して、より安価に作製されることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子楽器に関し、特に、演奏者の連続的な動きに対応する音高の楽音が発音される電子楽器に関する。
【背景技術】
【0002】
演奏者の連続的な動きに対応する音高の楽音が発音される電子楽器が知られている。このような電子楽器としては、テルミンが例示される。このような電子楽器は、その動きが少しずれると、そのずれた分だけ音高が異なる楽音が出力される。このため、演奏者は、このような電子楽器を演奏して所定の音階の楽音を出力することに熟練を要する。その電子楽器は、適切な楽音が出力されるように制御する制御装置を備えることにより、その演奏をより容易にすることができる。その電子楽器は、その制御装置を備えることにより、製造コストを増加する。電子楽器は、より容易に演奏することができ、かつ、より安価に作製されることが望まれている。
【0003】
特開2010−19920号公報には、演奏者の連続的な動きに対応する音高の楽音が発音される演奏をより容易にする電子楽器が開示されている。その電子楽器は、操作に応答して連続量を出力する検出装置と、その操作と異なる他の操作に応答して状態が変化する音階切替スイッチと、その音階切替スイッチが第1状態であるときに第1複数音階のうちのその連続量に基づいて選択された第1音高の楽音を出力し、その音階切替スイッチがその第1状態と異なる第2状態であるときにその第1複数音階と異なる第2複数音階のうちのその連続量に基づいて選択された第2音高の楽音を出力する制御装置とを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−19920号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、より安価に作製される電子楽器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下に、発明を実施するための形態・実施例で使用される符号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を記載する。この符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態・実施例の記載との対応を明らかにするために付加されたものであり、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0007】
本発明による電子楽器(2)は、電子楽器制御装置(3)に接続されるインターフェース(12)と、操作されることにより音高設定用連続量を生成する音高設定用入力装置(17)と、インターフェース(12)を介してその音高設定用連続量を示す電気信号を電子楽器制御装置(3)に出力する制御装置(19)と、スピーカ(18)とを備えている。制御装置(19)は、さらに、インターフェース(12)を介して電子楽器制御装置(3)から入力される楽音情報が示す楽音がスピーカ(18)から発音されるように、スピーカ(18)を制御する。このとき、その楽音の音高は、その音高設定用連続量に対応している。このような電子楽器(2)は、インターフェース(12)を介して電子楽器制御装置(3)に接続されることにより、容易に演奏することができ、電子楽器制御装置(3)と同様に機能する他の制御装置が予め搭載された他の電子楽器に比較して、より安価に作製されることができる。
【0008】
本発明による電子楽器(2)は、操作されることにより音量設定用連続量を生成する音量設定用入力装置(14)をさらに備えている。その電気信号は、その音量設定用連続量をさらに示している。このとき、その楽音の音量は、その音量設定用連続量に対応している。
【0009】
その電気信号は、音高設定用音声と音量設定用音声とが合成された合成音声を示している。このとき、その音高設定用音声の周波数は、音高設定用周波数帯域に含まれ、かつ、その音高設定用連続量に対応している。その音量設定用音声の周波数は、その音高設定用周波数帯域と重なりがない音量設定用周波数帯域に含まれ、かつ、その音量設定用連続量に対応している。
【0010】
本発明による電子楽器(2)は、本電子楽器(2)に電子楽器制御装置(3)を支持する取り付け機構(11)をさらに備えている。
【0011】
制御装置(19)は、さらに、非接続時楽音がスピーカ(18)から発音されるように、スピーカ(18)を制御する。このとき、その非接続時楽音の音高は、その音高設定用連続量に対応している。その非接続時楽音の音量は、その音量設定用連続量に対応している。
【0012】
本発明による電子楽器制御装置(3)は、インターフェース(5)を介して電子楽器本体(2)から入力される電気信号に基づいて音高設定用連続量と音量設定用連続量とを算出する入力部(23)と、電子楽器本体(2)が備えるスピーカ(18)から楽音が発音されるように、スピーカ(18)を制御する発音部(24)とを備えている。このとき、その楽音は、その楽音の音高がその音高設定用連続量に対応するように、かつ、その楽音の音量がその音量設定用連続量に対応するように、作成される。このような電子楽器制御装置(3)は、インターフェース(5)を介して電子楽器本体(2)に接続されることにより、電子楽器制御装置(3)と同様に機能する他の制御装置が予め搭載された他の電子楽器に比較して、電子楽器本体(2)をより安価に作製することができる。
【0013】
その電気信号は、音声を示している。このとき、入力部(23)は、その音声を高速フーリエ変換することにより、その音高設定用連続量とその音量設定用連続量とを算出する。
【0014】
本発明による電子楽器制御装置(3)は、入力装置を介して入力される情報に基づいて、通信装置を介して設定情報をサーバからダウンロードする設定部(22)をさらに備えている。このとき、発音部(24)は、その設定情報に基づいてその楽音を作成する。
【0015】
本発明による電子楽器制御装置(3)は、その楽音を録音する録音部(25)と、本電子楽器制御装置(3)を携帯電話機として機能させる携帯電話部と、着信時にその楽音が発音されるように設定する着信音設定部(22)とをさらに備えている。
【0016】
本発明による電子楽器制御装置(3)は、その楽音を録音する録音部(25)と、通信装置を介してその楽音をサーバに送信することにより、その楽音に関する情報をそのサーバから取得する検索部(27)とをさらに備えている。
【0017】
本発明による電子楽器制御装置(3)は、マイクから入力されたサンプリング音声をサンプリングするサンプリング部をさらに備えている。このとき、発音部(24)は、そのサンプリング音声のピッチをその音高に変換することにより、その楽音を作成する。
【発明の効果】
【0018】
本発明による電子楽器は、電子楽器制御装置に情報伝達可能に接続されることにより、その電子楽器制御装置と同様に機能する他の制御装置が予め搭載された他の電子楽器に比較して、より安価に作製されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】図1は、本発明による電子楽器を示す斜視図である。
【図2】図2は、本発明による電子楽器を示す断面図である。
【図3】図3は、携帯電話機を示すブロック図である。
【図4】図4は、音色テーブルを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図面を参照して、本発明による電子楽器の実施の形態を記載する。その電子楽器1は、図1に示されているように、パペット2に携帯電話機3が着脱可能に設けられている。携帯電話機3は、箱形に形成され、コネクタ5とタッチパネル10とを備えている。コネクタ5は、他の機器のコネクタと接続されることにより、携帯電話機3をその機器に情報伝達可能に接続する。タッチパネル10は、表示面を備え、携帯電話機3により作成される画面をその表示面に表示する。タッチパネル10は、さらに、その表示面に指で触れたり、その表示面にペンで圧力を加えられたりしたときに、その表示面のうちの触れられた位置に基づいて情報を生成する。
【0021】
パペット2は、蛙に似せて形成されている。パペット2は、背6と手7と口8とが形成されている。背6は、取り付け機構11とコネクタ12とを備えている。取り付け機構11は、ユーザに操作されることにより、パペット2に携帯電話機3を固定する。コネクタ12は、携帯電話機3が取り付け機構11に固定されているときに、携帯電話機3のコネクタ5に接続される。手7は、ボタン14を備えている。ボタン14は、ユーザにより押下されたときに、その押下される押圧力を測定する。
【0022】
口8は、図2に示されているように、上顎と下顎とが自由に開閉することができるように形成されている。パペット2は、さらに、空洞15が形成されている。ユーザは、手16を空洞15に挿入して操作することにより、口8を開閉することができる。
【0023】
パペット2は、さらに、口開度検出装置17とスピーカ18と制御装置19とを備えている。口開度検出装置17とスピーカ18と制御装置19とは、それぞれ、パペット2の内部に配置されている。口開度検出装置17は、口8の開度を測定する。その開度は、連続量であり、口8の上顎と下顎との角度θに関して単調に増加する関数である。その開度としては、角度θそのものが例示される。スピーカ18は、電線を介して制御装置19に電気的に接続されている。スピーカ18は、制御装置19から供給される電気信号を音声に変換する。
【0024】
制御装置19は、複数の電気機器に情報伝達可能に接続されている。その複数の電気機器は、コネクタ12とボタン14と口開度検出装置17とスピーカ18とを含んでいる。制御装置19は、コネクタ12の状態に基づいて複数のモードのうちから1つのモードを選択する。その複数のモードは、接続モードと非接続モードとを含んでいる。すなわち、制御装置19は、コネクタ12に他のコネクタが接続されたときに、コネクタ12を介して所定の第1電気信号を出力する。制御装置19は、その第1電気信号を出力した時刻から所定時間だけ経過した時刻までにコネクタ12を介して所定の第2電気信号を受信したときに、その接続モードを選択する。その第2電気信号は、所定のアルゴリズムを用いて、その第1電気信号が示す情報に基づいて算出された情報を示している。制御装置19は、その第1電気信号を出力した時刻から所定時間だけ経過した時刻までにコネクタ12を介して所定の第2電気信号を受信しないときに、または、コネクタ12に他のコネクタが接続されていないときに、その非接続モードを選択する。
【0025】
制御装置19は、その接続モードが選択されているときに、ボタン14により測定された押圧力と口開度検出装置17により測定された開度とに基づいて電気信号を生成し、コネクタ12を介してその電気信号を携帯電話機3に出力する。その電気信号は、音量指示用音声と音高指示用音声とが合成された音声を示している。その音量指示用音声は、周波数(ピッチ)が第1周波数帯域に含まれるように、生成される。その第1周波数帯域の周波数は、ボタン14により測定された押圧力に関して単調に増加する関数であり、ボタン14により測定されうる押圧力に1対1に対応づけられている。このとき、その音量指示用音声は、その音量指示用音声のうちのある時刻の音声の周波数がその時刻にボタン14により測定された押圧力に対応するように、生成される。その音高指示用音声は、周波数(ピッチ)が第2周波数帯域に含まれるように、生成される。その第2周波数帯域は、その第1周波数帯域と重なりが無いように設定されている。その第2周波数帯域の周波数は、口開度検出装置17により測定された開度に関して単調に増加する関数であり、口開度検出装置17により測定されうる開度に1対1に対応づけられている。このとき、その音高指示用音声は、その音高指示用音声のうちのある時刻の音声の周波数がその時刻にボタン14により測定された押圧力に対応するように、生成される。制御装置19は、その接続モードが選択されているときに、さらに、コネクタ12を介して携帯電話機3から入力された音声がスピーカ18から発音されるように、スピーカ18を制御する。すなわち、制御装置19は、その音声を示す電気信号を生成し、その電気信号をスピーカ18に出力する。
【0026】
制御装置19は、さらに、その非接続モードが選択されているときに、非接続時楽音がスピーカ18から発音されるように、スピーカ18を制御する。その非接続時楽音は、音量がボタン14により測定された押圧力に対応するように、音高が口開度検出装置17により測定された開度に対応するように、作成される。
【0027】
携帯電話機3は、コンピュータであり、図示されていないCPUと記憶装置とマイクとスピーカと通信装置と位置検出装置とをさらに備えている。そのCPUは、携帯電話機3にインストールされるコンピュータプログラムを実行して、その記憶装置と通信装置とを制御する。その記憶装置は、そのコンピュータプログラムを記録し、そのCPUにより生成される情報を一時的に記録する。そのマイクは、携帯電話機3の近傍の音声を収集し、その音声を示す音声情報をそのCPUに出力する。そのスピーカは、そのCPUにより生成される音声を発音する。その通信装置は、アンテナを備え、無線通信を用いてそのCPUにより生成された情報を他のコンピュータに送信し、無線通信を用いて他のコンピュータから受信された情報をそのCPUに出力する。その位置検出装置は、携帯電話機3が配置されている位置を検出し、その位置をそのCPUに出力する。その位置検出装置としては、複数のGPS衛星からそれぞれ発射される複数のGPS電波に基づいてその複数のGPS電波を受信したアンテナの位置を検出するGPS装置が例示される。
【0028】
携帯電話機3にインストールされるコンピュータプログラムは、携帯電話機3に複数の機能を実現させるための複数のコンピュータプログラムから形成されている。その複数の機能は、図3に示されているように、携帯電話部21と設定部22と入力部23と発音部24と録音部25と着信音設定部26と検索部27とロケーションサービス部28とを含んでいる。
【0029】
携帯電話部21は、タッチパネル10を介して所定の情報が入力されたときに、無線通信を用いて携帯電話機3が公衆回線網に情報伝達可能に接続されるように、かつ、その公衆回線網に接続される他の電話機と携帯電話機3とが音声通話可能に接続されるように、その通信装置を制御する。携帯電話部21は、さらに、着信したときに、その記憶装置に記録される着信音情報が示す着信音がそのスピーカから発音されるように、そのスピーカを制御する。携帯電話部21は、さらに、タッチパネル10を介して所定の情報が入力されたときに、電子メールを作成し、その電子メールがその公衆回線網に接続される他のコンピュータに送信されるように、その通信装置を制御する。携帯電話部21は、さらに、タッチパネル10を介して所定の情報が入力されたときに、インターネットに公開されるウェブページを収集するように、その通信装置を制御し、そのウェブページがタッチパネル10に表示されるように、タッチパネル10を制御する。
【0030】
設定部22は、複数の設定情報を示す設定情報テーブルをその記憶装置に記録している。設定部22は、さらに、タッチパネル10を介して入力された情報に基づいて、その複数の設定情報から1つの設定情報を選択する。設定部22は、さらに、タッチパネル10を介して所定の情報が入力されたときに、その公衆回線網を介して所定のサーバに設定情報要求情報を送信するように、かつ、その公衆回線網を介してそのサーバから新規の設定情報を受信するように、その通信装置を制御する。設定部22は、さらに、その新規の設定情報を受信したときに、その複数の設定情報にその新規の設定情報が追加されるように、その設定情報テーブルを更新し、その更新された設定情報テーブルを記憶装置に記録する。
【0031】
入力部23は、コネクタ12を介して第1電気信号が入力されたときに、コネクタ12を介して所定の第2電気信号を出力し、設定部22と発音部24と録音部25と着信音設定部26と検索部27とロケーションサービス部28とを使用可能な状態にする。その第2電気信号は、その所定のアルゴリズムを用いて、その第1電気信号が示す情報に基づいて算出された情報を示している。入力部23は、コネクタ12を介してパペット2から入力される音声に基づいて音高設定用連続量と音量設定用連続量とを算出する。すなわち、入力部23は、その音声を高速フーリエ変換することにより複数の周波数に対応する複数の振幅を算出する。その複数の周波数は、その第1周波数帯域に含まれる周波数とその第2周波数帯域に含まれる周波数とを含んでいる。入力部23は、さらに、その複数の振幅に基づいて、第1周波数と第2周波数とを算出する。その第1周波数は、その第1周波数帯域の周波数のうちの最大の振幅に対応する周波数を示している。その第2周波数は、その第2周波数帯域の周波数のうちの最大の振幅に対応する周波数を示している。入力部23は、その第1周波数に基づいて音量設定用連続量を算出し、その第2周波数に基づいて音高設定用連続量を算出する。
【0032】
発音部24は、設定部22により設定された設定情報と入力部23により算出された音高設定用連続量と音量設定用連続量とに基づいて楽音を作成する。その楽音の音高は、その音高設定用連続量に基づいて算出される。その楽音の音量は、その音量設定用連続量に基づいて算出される。発音部24は、さらに、その楽音を示す電気信号を生成し、コネクタ5を介してパペット2にその電気信号を送信する。
【0033】
録音部25は、発音部24により作成された楽音から形成される楽曲を示す楽曲情報をその記憶装置に記録する。その楽曲情報は、複数の時刻に複数の楽音情報を対応づけている。その複数の時刻は、それぞれ、開始時刻から経過した時間を示している。その複数の楽音情報のうちのある時刻に対応する楽音情報は、その時刻に発音された楽音を示し、その楽音の音色とその楽音の音高とその楽音の音量とその楽音の長さとを示している。
【0034】
着信音設定部26は、タッチパネル10を介して所定の情報が入力されたときに、その記憶装置に記録されている着信音情報を録音部25により記録された楽曲情報に置換する。
【0035】
検索部27は、タッチパネル10を介して所定の情報が入力されたときに、録音部25により記録された楽曲情報が所定の検索サーバに送信されるように、かつ、その検索サーバからその楽曲情報に関する情報を受信するように、その通信装置を制御する。検索部27は、その検索サーバからその楽曲情報に関する情報を受信したときに、その情報をタッチパネル10の表示面に表示されるように、タッチパネル10を制御する。このようなサービスは、公知であり、たとえば、「鼻歌検索」が例示される。
【0036】
ロケーションサービス部28は、タッチパネル10を介して所定の情報が入力されたときに、携帯電話機3が配置されている位置が測定されるように、その位置検出装置を制御する。ロケーションサービス部28は、その位置が検出されたときに、その位置が所定のロケーションサービスサーバに送信されるように、かつ、そのロケーションサービスサーバからその位置に関する情報が受信されるように、その通信装置を制御する。ロケーションサービス部28は、その情報を受信したときに、その情報がタッチパネル10の表示面に表示されるように、タッチパネル10を制御する。その情報としては、パペット2と異なる他のパペットが接続された他の携帯電話機が配置された位置を示す地図が例示される。ロケーションサービス部28は、さらに、その情報がタッチパネル10に表示されているときに、タッチパネル10を介して所定の情報が入力されることにより、メールを作成し、そのメールがその携帯電話機に送信されるように、その通信装置を制御する。このようなサービスは、公知であり、たとえば、「GoogleLatitude」が例示される。
【0037】
図4は、設定部22により記憶装置に記録される設定情報テーブルの例を示している。その設定情報テーブル31は、複数の音色識別情報32を複数の音色33に対応づけている。すなわち、複数の音色識別情報32のうちの任意の音色識別情報は、複数の音色33のうちの1つの音色に対応している。複数の音色識別情報32は、それぞれ、楽音を奏でる楽器を示し、その楽器の名称を示している。その楽音としては、オルガンの音、カエルの鳴き声が例示される。複数の音色33のうちのある音色識別情報に対応する音色は、その音色識別情報が示す楽器の楽音の波形を示している。
【0038】
設定部22は、タッチパネル10を介して所定の情報が入力されたときに、タッチパネル10に複数の音色識別情報32を表示する。設定部22は、タッチパネル10を介して入力された情報に基づいて、複数の音色識別情報32から1つの音色識別情報を選択する。このとき、発音部24は、複数の音色33のうちのその音色識別情報に対応する音色の楽音を作成する。
【0039】
このとき、パペット2は、携帯電話機3と同様に動作する他の制御装置が予め搭載された他の電子楽器に比較して、より安価に作製されることができる。
【0040】
ユーザは、電子楽器1を利用するときに、パペット2のコネクタ12と携帯電話機3のコネクタ5とが接続されるように、パペット2の取り付け機構11に携帯電話機3を取り付ける。パペット2の制御装置19は、コネクタ12にコネクタ5が接続されたときに、コネクタ12を介して第1電気信号を出力する。携帯電話機3は、コネクタ12を介してその第1電気信号が入力されたときに、コネクタ12を介して第2電気信号を出力する。その第2電気信号は、所定のアルゴリズムを用いて、その第1電気信号が示す情報に基づいて算出された情報を示している。制御装置19は、その第1電気信号を出力した時刻から所定時間だけ経過した時刻までにコネクタ12を介してその第2電気信号を受信したときに、接続モードを選択する。制御装置19は、その第1電気信号を出力した時刻から所定時間だけ経過した時刻までにコネクタ12を介して所定の第2電気信号を受信しないときに、または、コネクタ12に他のコネクタが接続されていないときに、非接続モードを選択する。電子楽器1の動作は、その接続モードが選択されているときに、アップデートする動作と設定する動作と演奏する動作と着信音を設定する動作と通話する動作と楽曲を検索する動作とロケーションサービスを利用する動作とを備えている。このようなモード切り替えによれば、電子楽器1は、所定のアプリケーションがインストールされていない他の携帯電話機がパペット2に取り付けられたときに、その携帯電話機によりパペット2が不正に制御されることを防止することができる。
【0041】
そのアップデートする動作では、ユーザは、まず、タッチパネル10を操作することにより、電子楽器1に所定の情報を入力する。電子楽器1は、タッチパネル10を介してその情報が入力されたときに、公衆回線網を介して所定のサーバに設定情報要求情報を送信する。そのサーバは、その設定情報要求情報を受信したときに、公衆回線網を介して電子楽器1に新規の音色情報を送信する。その音色情報は、新規の音色識別情報と新規の音色とを示している。電子楽器1は、その新規の音色情報を受信したときに、設定情報テーブル31の複数の音色識別情報32にその新規の音色識別情報が追加されるように、かつ、複数の音色33にその新規の音色が追加されるように、かつ、その新規の音色識別情報がその新規の音色に対応するように、設定情報テーブル31を更新する。
【0042】
その設定する動作では、ユーザは、さらに、タッチパネル10を操作することにより、電子楽器1に所定の情報を入力する。電子楽器1は、タッチパネル10を介してその情報が入力されたときに、その記憶装置から設定情報テーブル31を読み出し、タッチパネル10に複数の音色識別情報32を表示する。ユーザは、複数の音色識別情報32を閲覧し、タッチパネル10を操作することにより、複数の音色識別情報32から1つの音色識別情報を選択する。
【0043】
なお、設定情報テーブル31は、公衆回線網に接続されるサーバからダウンロードされた情報と異なる情報を用いて更新されることもできる。その情報としては、記録媒体に記録される新規の音色識別情報と新規の音色とが例示される。その記録媒体としては、メモリカードが例示される。その新規の音色の情報としては、サンプリングデータ、音源設定用スクリプトが例示される。このとき、携帯電話機3は、記録媒体読み取り装置を備え、その記録媒体読み取り装置を介して記録媒体からその新規の音色識別情報と新規の音色とを読み取る。携帯電話機3は、次いで、設定情報テーブル31の複数の音色識別情報32にその新規の音色識別情報が追加されるように、かつ、複数の音色33にその新規の音色が追加されるように、かつ、その新規の音色識別情報がその新規の音色に対応するように、設定情報テーブル31を更新する。
【0044】
その演奏する動作は、その設定する動作の後に実行される。ユーザは、パペット2の空洞15に手16を挿入し、口8を開閉し、手16と異なる他方の手でボタン14を押下する。パペット2の制御装置19は、制御装置19は、ボタン14により測定された押圧力と口開度検出装置17により測定された開度とに基づいて電気信号を生成し、コネクタ12を介してその電気信号を携帯電話機3に出力する。その電気信号は、音量指示用音声と音高指示用音声とが合成された音声を示している。その音量指示用音声は、周波数(ピッチ)が第1周波数帯域に含まれるように、生成される。その第1周波数帯域の周波数は、ボタン14により測定されうる押圧力に1対1に対応づけられている。その音高指示用音声は、周波数(ピッチ)が第2周波数帯域に含まれるように、生成される。その第2周波数帯域の周波数は、口開度検出装置17により測定された開度に関して単調に増加する関数である。
【0045】
携帯電話機3は、コネクタ12を介してパペット2から入力される音声を高速フーリエ変換することにより、複数の周波数に対応する複数の振幅を算出する。その複数の周波数は、その第1周波数帯域に含まれる周波数とその第2周波数帯域に含まれる周波数とを含んでいる。携帯電話機3は、さらに、その複数の振幅に基づいて、第1周波数と第2周波数とを算出する。その第1周波数は、その第1周波数帯域の周波数のうちの最大の振幅に対応する周波数を示している。その第2周波数は、その第2周波数帯域の周波数のうちの最大の振幅に対応する周波数を示している。携帯電話機3は、さらに、その第1周波数に基づいて音量設定用連続量を算出し、その第2周波数に基づいて音高設定用連続量を算出する。このとき、その音量設定用連続量は、ボタン14により測定された押圧力を示している。その音高設定用連続量は、口開度検出装置17により測定された開度を示している。
【0046】
携帯電話機3は、入力部23により算出された音高設定用連続量と音量設定用連続量とその設定する動作により選択された音色識別情報とに基づいて楽音を作成する。その楽音の音色は、複数の音色33のうちのその音色識別情報に対応する音色である。その楽音の音高は、その音高設定用連続量に基づいて算出される。その楽音の音量は、その音量設定用連続量に基づいて算出される。携帯電話機3は、さらに、その楽音を示す電気信号を生成し、コネクタ5を介してパペット2にその電気信号を送信する。パペット2の制御装置19は、コネクタ12を介して携帯電話機3から電気信号を受信したときに、その電気信号が示す音声をスピーカ18から発音させる。
【0047】
このような動作によれば、ユーザは、パペット2を適当に操作することにより、その楽音により楽曲を構成することができ、すなわち、所望の音色の楽音で楽曲を演奏することができる。携帯電話機3は、予めタッチパネル10を介して所定の情報が入力されているときに、その演奏された楽曲を示す楽曲情報をその記憶装置に記録する。
【0048】
さらに、そのアップデートする動作によれば、ユーザは、電子楽器1を改造することなく、予め記録されている設定情報テーブル31をより容易に更新することができ、発音することができる楽音の音色をより容易に追加することができる。
【0049】
その着信音を設定する動作は、楽曲情報がその記憶装置に記録されているときに、実行される。ユーザは、タッチパネル10を操作することにより、携帯電話機3に所定の情報を入力する。携帯電話機3は、タッチパネル10を介してその情報が入力されたときに、その記憶装置に記録されている着信音情報をその楽曲情報に置換する。
【0050】
その通話する動作は、ユーザは、タッチパネル10を操作することにより、携帯電話機3に所定の情報を入力する。携帯電話機3は、タッチパネル10を介してその情報が入力されたときに、公衆回線網を介してその情報が示す電話機に通話可能に接続する。ユーザは、携帯電話機3がその電話機に接続されているときに、携帯電話機3が備えるマイクとスピーカとを用いてその電話機を利用するユーザと通話することができる。携帯電話機3は、さらに、携帯電話機3と異なる他の電話機により携帯電話機3に電話がかけられたときに、その記憶装置に記録されている着信音情報が示す音声をそのスピーカから発音する。
【0051】
このような動作によれば、携帯電話機3は、着信時に、その楽曲情報が示す楽曲を発音する。すなわち、ユーザは、パペット2を操作することにより演奏された楽曲を着信音に設定することができる。
【0052】
その楽曲を検索する動作は、楽曲情報がその記憶装置に記録されているときに、実行される。ユーザは、タッチパネル10を操作することにより、携帯電話機3に所定の情報を入力する。携帯電話機3は、タッチパネル10を介して所定の情報が入力されたときに、その記憶装置に記録された楽曲情報を所定の検索サーバに送信する。その検索サーバは、その楽曲情報が示す楽曲に基づいて情報を作成し、その情報を携帯電話機3に返信する。携帯電話機3は、その検索サーバからその楽曲情報に関する情報を受信したときに、その情報をタッチパネル10の表示面に表示する。
【0053】
このような動作によれば、ユーザは、電子楽器1を用いて演奏した楽曲に関する情報をより容易に検索することができる。
【0054】
そのロケーションサービスを利用する動作では、ユーザは、まず、タッチパネル10を介して所定の情報を携帯電話機3に入力する。携帯電話機3は、タッチパネル10を介してその情報が入力されたときに、携帯電話機3が配置されている位置を測定する。携帯電話機3は、その位置が検出されたときに、その位置を所定のロケーションサービスサーバに送信する。そのロケーションサービスサーバは、パペット2と同様の他のパペットに接続された複数の携帯電話機がそれぞれ配置される複数の位置を収集している。そのロケーションサービスサーバは、携帯電話機3の位置を受信したときに、その複数の位置を示す地図を作成し、その地図を携帯電話機3に返信する。
【0055】
携帯電話機3は、そのロケーションサービスサーバからその地図を受信したときに、その地図をタッチパネル10に表示する。携帯電話機3は、さらに、その地図がタッチパネル10に表示されているときに、タッチパネル10を介して所定の情報が入力されることにより、メールを作成し、そのメールをその複数の携帯電話機のうちの所望の携帯電話機に送信する。
【0056】
このような動作によれば、ユーザは、パペット2と同様の他のパペットを利用する仲間の位置をより容易に検索することができ、その仲間とより容易に情報交換することができる。
【0057】
携帯電話機3は、さらに、予め設定情報テーブル31に記録されている複数の音色33にサーバからダウンロードされた音色と異なる他の音色を追加することもできる。その音色としては、携帯電話機3のマイクから検出された音声、通話中の音声が例示される。このとき、電子楽器1は、さまざまな音色の楽音で演奏することができる。なお、携帯電話機3は、音色と異なる他の設定情報をダウンロードして、その設定情報を用いてパペット3を制御することもできる。その設定情報としては、パペット2の口8の開度と音高との対応、パペット3を用いた新規の動作を実行させるコンピュータプログラムが例示される。このような設定情報が適用された電子楽器も、既述の実施の形態における電子楽器1と同様にして、パペット2がより安価に作製されることができる。
【0058】
電子楽器1は、音声を示す電気信号を用いてパペット2と携帯電話機3とが通信しており、コネクタ5としては、ハンズフリーイヤホンマイク用のコネクタを適用することができる。ハンズフリーイヤホンマイク用のコネクタは、携帯電話機に広く普及している。このため、電子楽器1は、携帯電話機3としてより多くの携帯電話機が適用されることができる。携帯電話機3は、パペット2に接続されているときに、さらに、パペット2をハンズフリーのスピーカとして利用することもできる。
【0059】
なお、携帯電話機3は、高速フーリエ変換と異なる他の音声処理を用いて音高設定用連続量と音量設定用連続量とを算出することもできる。その音声処理としては、パペット2から入力される音声がローパスフィルタを通った第1音声の周波数をカウンタでカウントすることにより音量設定用連続量を算出し、その音声がハイパスフィルタを通った第2音声の周波数をカウンタでカウントすることにより音高設定用連続量を算出することが例示される。このような音声処理が適用された携帯電話機は、既述の携帯電話機3と同様にして、機能させることができる。このような携帯電話機は、さらに、高速フーリエ変換が適用された携帯電話機3に比較して、その音高設定用連続量と音量設定用連続量とをより高速に算出することができる。
【0060】
なお、電子楽器1は、既述の音量指示用音声と音高指示用音声とが合成された音声と異なる他の音声を用いて、ボタン14により測定された押圧力と口開度検出装置17により測定された開度とを携帯電話機3に伝送することもできる。その音声としては、モデムに利用されている音声が適用されることができる。このような音声が適用された電子楽器も、既述の実施の形態における電子楽器1と同様にして、パペット2がより安価に作製されることができる。
【0061】
なお、電子楽器1は、コネクタ5としてハンズフリーイヤホンマイク用のコネクタと異なる他のインターフェースを適用することができる。そのインターフェースとしては、USBコネクタ、無線通信を介して携帯電話機3に情報伝達可能に接続する無線デバイス(たとえば、Bluetooth(R))が例示される。このようなコネクタが適用された電子楽器も、既述の実施の形態における電子楽器1と同様にして、機能させることができ、パペット2がより安価に作製されることができる。
【0062】
電子楽器1の動作は、パペット2に携帯電話機3が取り付けられていないときに、実行される動作を備えている。すなわち、パペット2の制御装置19は、その非接続モードを選択されているときに、ボタン14により測定された押圧力と口開度検出装置17により測定された開度とに基づいて作成された非接続時楽音をスピーカ18から発音する。その非接続時楽音は、音量がその押圧力に対応するように、音高がその開度に対応するように、作成される。
【0063】
このような動作によれば、パペット2は、携帯電話機3と接続されていないときでも、楽器として利用されることができる。
【0064】
なお、電子楽器1は、ボタン14により測定された押圧力に無頓着に楽音を作成することもできる。このとき、パペット2は、ボタン14を省略することができ、より安価に作製されることができる。
【0065】
電子楽器1は、そのアップデートする動作と設定する動作と着信音を設定する動作と通話する動作と楽曲を検索する動作とロケーションサービスを利用する動作と携帯電話機3と接続されていないとき動作との全部を実行する必要がない。
【0066】
なお、携帯電話機3は、他のコンピュータに置換することもできる。そのコンピュータとしては、電話回線網と異なる他の回線網に接続される携帯情報端末、パーソナルコンピュータが例示される。このとき、そのパーソナルコンピュータは、パペット3に固定される必要がなく、パペット3は、取り付け機構11が省略されることもできる。そのコンピュータが適用された電子楽器も、既述の実施の形態における電子楽器1と同様にして、パペット2がより安価に作製されることができる。
【0067】
なお、携帯電話機3は、特開2010−19920号公報に記載される電子楽器の動作と同様の動作をパペット2に実行させる携帯電話機に置換されることもできる。このような携帯電話機が適用された電子楽器も、既述の実施の形態における電子楽器1と同様にして、より安価に作製されることができる。
【符号の説明】
【0068】
1 :電子楽器
2 :パペット
3 :携帯電話機
5 :コネクタ
10:タッチパネル
6 :背
7 :手
8 :口
11:取り付け機構
12:コネクタ
14:ボタン
15:空洞
16:手
17:口開度検出装置
18:スピーカ
19:制御装置
21:携帯電話部
22:設定部
23:入力部
24:発音部
25:録音部
26:着信音設定部
27:検索部
28:ロケーションサービス部
31:設定情報テーブル
32:複数の音色識別情報
33:複数の音色

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子楽器制御装置に接続されるインターフェースと、
操作されることにより音高設定用連続量を生成する音高設定用入力装置と、
前記インターフェースを介して前記音高設定用連続量を示す電気信号を前記電子楽器制御装置に出力する制御装置と、
スピーカとを具備し、
前記制御装置は、さらに、前記インターフェースを介して前記電子楽器制御装置から入力される楽音情報が示す楽音が前記スピーカから発音されるように、前記スピーカを制御し、
前記楽音の音高は、前記音高設定用連続量に対応する
電子楽器。
【請求項2】
請求項1において、
操作されることにより音量設定用連続量を生成する音量設定用入力装置をさらに具備し、
前記電気信号は、前記音量設定用連続量をさらに示し、
前記楽音の音量は、前記音量設定用連続量に対応する
電子楽器。
【請求項3】
請求項2において、
前記電気信号は、音高設定用音声と音量設定用音声とが合成された合成音声を示し、
前記音高設定用音声の周波数は、音高設定用周波数帯域に含まれ、かつ、前記音高設定用連続量に対応し、
前記音量設定用音声の周波数は、前記音高設定用周波数帯域と重なりがない音量設定用周波数帯域に含まれ、かつ、前記音量設定用連続量に対応する
電子楽器。
【請求項4】
請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、
本電子楽器に前記電子楽器制御装置を支持する取り付け機構
をさらに具備する電子楽器。
【請求項5】
請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、
前記制御装置は、さらに、非接続時楽音が前記スピーカから発音されるように、前記スピーカを制御し、
前記非接続時楽音の音高は、前記音高設定用連続量に対応し、
前記非接続時楽音の音量は、前記音量設定用連続量に対応する
電子楽器。
【請求項6】
インターフェースを介して電子楽器本体から入力される電気信号に基づいて音高設定用連続量と音量設定用連続量とを算出する入力部と、
前記電子楽器本体が備えるスピーカから楽音が発音されるように、前記スピーカを制御する発音部とを具備し、
前記楽音は、前記楽音の音高が前記音高設定用連続量に対応するように、かつ、前記楽音の音量が前記音量設定用連続量に対応するように、作成される
電子楽器制御装置。
【請求項7】
請求項6において、
前記電気信号は、音声を示し、
前記入力部は、前記音声を高速フーリエ変換することにより、前記音高設定用連続量と前記音量設定用連続量とを算出する
電子楽器制御装置。
【請求項8】
請求項6〜請求項7のいずれかにおいて、
入力装置を介して入力される情報に基づいて、通信装置を介して設定情報をサーバからダウンロードする設定部をさらに具備し、
前記発音部は、前記設定情報に基づいて前記楽音を作成する
電子楽器制御装置。
【請求項9】
請求項6〜請求項8のいずれかにおいて、
前記楽音を録音する録音部と、
本電子楽器制御装置を携帯電話機として機能させる携帯電話部と、
着信時に前記楽音が発音されるように設定する着信音設定部
とをさらに具備する電子楽器制御装置。
【請求項10】
請求項6〜請求項8のいずれかにおいて、
前記楽音を録音する録音部と、
通信装置を介して前記楽音をサーバに送信することにより、前記楽音に関する情報を前記サーバから取得する検索部
とをさらに具備する電子楽器制御装置。
【請求項11】
請求項6〜請求項10のいずれかにおいて、
マイクから入力されたサンプリング音声をサンプリングするサンプリング部をさらに具備し、
前記発音部は、前記サンプリング音声のピッチを前記音高に変換することにより、前記楽音を作成する
電子楽器制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−234027(P2012−234027A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−102033(P2011−102033)
【出願日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【出願人】(596093743)有限会社トゥロッシュ (7)
【Fターム(参考)】