説明

電子機器

【課題】 ユーザが静電容量スイッチを操作した場合、スイッチがユーザの操作を検出したことをユーザが容易に認識できるようにすること。
【解決手段】 スイッチ31の奥手側に透光部40が設けられている。スイッチ31が操作されたことが検知されると、スイッチコントローラはどのスイッチが押されたかをエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラICに伝達する。エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラICは、操作されたスイッチに対応するLED41を点灯させるために、LEDコントローラに対応するLEDを発光させるよう指示する。LEDが発光することによって、操作されたスイッチ31に対応する透光部40を光が透過する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、静電容量スイッチを具備する電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、静電容量スイッチは各種の用途において入力手段として広く利用されている。この静電容量スイッチは、人体が接触した時の静電容量の変化を検出して、信号を出力するようにされている。
【0003】
静電容量スイッチは、押しボタンスイッチとは異なり、クリック感が無く、スイッチに指で触れても、スイッチが指の接触を検出しているかどうか分からない。そこで、スイッチの下方に設けられた発光素子を点灯させて、スイッチに触れたことを知らせる技術がある(特許文献1)。
【0004】
この文献には、タッチスイッチのセンサ面の下方にLED(light emitting diode)配置し、LEDから発した光をセンサ面から透過させることが記載されている。
【特許文献1】米国特許第6,664,489号明細書(図3,図9)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
コンピュータ等の電子機器に上述した静電容量スイッチを設けた場合、スイッチを多数設けるので静電容量スイッチの大きさが小さくなる。そのため、ユーザがスイッチを指で押した時に、センサ面を透過した光が指で遮られることによって、点灯したことを見ることが出来ない。よって、スイッチが指の接触を検出したかどうかを確認することが困難である。
【0006】
本発明の目的は、静電容量スイッチに触れた時、スイッチが接触を検出したことを容易に確認し得る電子機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一例に係わる電子機器は、表面を有する筐体と、前記表面の第1の領域に配置された第1の静電容量スイッチと、前記第1の静電容量スイッチが操作された場合、光を発する第1の発光部と、前記表面の第2の領域に配置され、前記第1の発光部からの光を透過させる第1の透光部とを具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、スイッチに触れた時、スイッチが接触を検出したことを容易に確認することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明の実施の形態を以下に図面を参照して説明する。
【0010】
図1は本発明の第1の実施の形態に係る情報処理装置としてのノートブック型のパーソナルコンピュータの構成を示す図である。
【0011】
パーソナルコンピュータは、コンピュータ本体12と、ディスプレイユニット(表示部)14とから構成されている。ディスプレイユニット14の筐体内には、表示パネルであるLCD(Liquid Crystal Display)16及び光源であるバックライト(不図示)、バックライトを駆動するためのインバータ17が組み込まれている。ディスプレイユニット14は、コンピュータ本体12の上面を覆う開放位置とコンピュータ本体12の上面が露出する閉塞位置との間を回動自在に変化するように、コンピュータ本体12の奥手側の端部に設けられたヒンジ(支持部)18に取り付けられている。
【0012】
コンピュータ本体12は薄い箱形の筐体を有しており、その筐体上面中央部には、キーボード20が設けられる。コンピュータ本体12の手前側の筐体部分上面にはパームレストが形成されている。パームレストのほぼ中央部には、タッチパッド22、スクロールボタン24、タッチパッドコントロールボタン26が設けられる。コンピュータ本体12の奥側の筐体部分上面には、コンピュータ本体12の電源をオン/オフするためのパワーボタン28、10個のAVスイッチ30、左右のスピーカSL、SRが配置されている。筐体の前面には、電源状態やHDDの動作状態を示す各種インジケータ(LED)36と、リモコン受信部38が設けられる。
【0013】
図2は10個のAVスイッチ30の詳細を示す図である。左から順に、TVスイッチ31a、CD/DVDスイッチ31b、プレイ(再生)/ポーズ(中断)スイッチ31c、ストップスイッチ31d、前スイッチ31e、後スイッチ31f、記録(レコード)スイッチ31g、輝度スイッチ31h、モニタ入力スイッチ31i、TV出力スイッチ31jが設けられている。それぞれのスイッチ31a〜31jの上部(スイッチ31a〜31jとヒンジ18との間)には、それぞれのスイッチ31a〜31jに対応する透光部40a〜40jが設けられている。透光部40a〜40jはスイッチ31a〜31jの外周の外部に設けられている。図3に示すように、ユーザが指Fで何れかのスイッチ31の表面をタッチすると、タッチされたスイッチ31に対応してパーソナルコンピュータ本体12内に設けられているLEDが点灯し、透光部40を光が透過する。
【0014】
各スイッチ31a〜31jは、静電容量の変化を検出することによって、操作されたことを検出する静電容量スイッチである。そして、操作されたスイッチ31a〜31jに対応するデータがコンピュータ本体12内に設けられた後述するエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラICに入力される。そして、入力されたデータに応じて所定の動作が本パーソナルコンピュータによって実行される。
【0015】
TVスイッチ31aは、TVを見るためのTV視聴アプリケーションを実行するためのタッチスイッチである。TVスイッチ31aの表面をユーザが指によってタッチすると、TV視聴アプリケーションが実行される。CD/DVDスイッチ31bは、CDあるいはDVDを視聴するためのAV視聴アプリケーションを実行するためのタッチスイッチである。
【0016】
CD/DVDスイッチ31bの表面をユーザが指によってタッチすると、AV視聴アプリケーションが実行される。プレイ(再生)/ポーズ(中断)スイッチ31cが押されると、AV視聴アプリケーションによる再生を開始、あるいは中断する。ストップスイッチ31dは再生を停止する機能を有する。
【0017】
前スイッチ31eの表面をユーザが指によってタッチすると、前のトラック、チャプタ、データに進められる。後スイッチ31fが押されると、後のトラック、チャプタ、データに戻る。記録スイッチ31gの表面をユーザが指によってタッチすると、記録アプリケーションが起動し、コンピュータ本体12内に設けられているハードディスクドライブや光ディスクドライブに装着されているDVDメディア等にTV番組を記録する。
【0018】
輝度スイッチ31hの表面をユーザが指によってタッチすると、LCDパネル16の輝度を変更するモニタ入力スイッチ31iの表面をユーザが指によってタッチすると、LCD16に表示される映像ソースが、内部映像から外部入力される映像に切り換えられる。
【0019】
画像出力切り換えスイッチ31jの表面をユーザが指によってタッチすると、画像の表示がLCDパネル16と外部出力との間で切り替わる。
【0020】
スイッチ及び透光部の構成について図4,図5を参照して説明する。図4に示すように、コンピュータ本体12の筐体の一部で誘電体によって構成されたパネル50の表面の第1の領域にスイッチ31が配置され、第2の領域に透光部40が配置されている。パネル50は透明部材であるが、透光部40以外の領域は光が透過しないように、色が塗られている。なお、スイッチ31に対応するパネル50の表面にコーティング52が塗られ、スイッチ31の視認が容易になるようなっている。
【0021】
パネル50の内面に対向してプリント回路基板51が配置されている。プリント回路基板51のパネル50に対向する表面上にスイッチ31の一部を構成する電極32が設けられている。プリント回路基板51上には、スイッチ31の外表面を人体が接近または接触したときの静電容量の変化を電極32から検出する容量検出回路が実装されている。
【0022】
プリント回路基板51の裏面に発光部であるLED(light emitting diode)41が実装されている。LED41はプリント回路基板51の表面から裏面に向かう方向に対して光を発する。LED41から発せられた光は、光ガイドに導かれて透光部40に入射する。LED41から発した光は、光ガイド42に入射する。光ガイド42はプリント回路基板51の下部に回り込んでおり、LED41の発光面に対向する面を有する。また、光ガイド42は透光部40に対向する面を有する。LED41から光ガイド42に入射した光は、光ガイド42内で反射し、透光部40に対向する面から出射する。光ガイド42から出射した光は、透明な透光部40を透過し、ユーザに透光部40が発光しているかのように見せる。
【0023】
スイッチ31の電極32とLED41が1枚のプリント回路基板に設けることによって、製造コストを抑制することができる。
【0024】
なお、LED41を基板50と平行な方向、且つ透光部40側に発光させても良い。但し、LED41を下側に発光させた場合に比べると、LED41と透光部40との距離が短くなり、光ガイド41を透過した光が透光部40を均一に照明することが困難になる。よって、LED41と透光部40との距離を遠くするためにも、LED41はプリント回路基板50の表面から裏面に向かう方向に発光させることが好ましい。
【0025】
次に、図6を参照して、本コンピュータのシステム構成について説明する。
【0026】
本コンピュータは、図6に示されているように、CPU102、ノースブリッジ104、主メモリ114、グラフィクスコントローラ108、サウスブリッジ106、BIOS−ROM136、ハードディスクドライブ(HDD)126、光ディスクドライブ(ODD)128、TVチューナ134、およびエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)112等を備えている。
【0027】
CPU102は本コンピュータの動作を制御するために設けられたプロセッサであり、ハードディスクドライブ(HDD)126から主メモリ114にロードされる、オペレーティングシステム(OS)および各種アプリケーションプログラムを実行する。
【0028】
また、CPU102は、BIOS−ROM136に格納されたシステムBIOS(Basic Input Output System)も実行する。システムBIOSはハードウェア制御のためのプログラムである。
【0029】
ノースブリッジ104はCPU102のローカルバスとサウスブリッジ106との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ104には、主メモリ114をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵されている。また、ノースブリッジ104は、AGP(Accelerated Graphics Port)バスなどを介してグラフィクスコントローラ108との通信を実行する機能も有している。
【0030】
グラフィクスコントローラ108は本コンピュータのディスプレイモニタとして使用されるLCD16を制御する表示コントローラである。このグラフィクスコントローラ108はビデオメモリ(VRAM)を有しており、OS/アプリケーションプログラムによってビデオメモリに描画された表示データから、LCD16に表示すべき表示イメージを形成する映像信号を生成する。
【0031】
グラフィクスコントローラ108によって生成された映像信号はライン1に出力される。また、グラフィクスコントローラ108は、外部CRT(Cathode Ray Tube)へアナログ映像信号を出力するためのインタフェース、およびアナログ映像信号をSビデオ端子を介して外部に出力するためのインタフェースも有している。
【0032】
スイッチ31a〜31jが操作されると、各スイッチ31a〜31jは、イベント信号をスイッチコントローラ33に出力する。スイッチコントローラ33は、16ビットのシリアル信号でエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)に、何れかのスイッチからイベント信号が出力されたかを伝達する。16ビットのシリアル信号はイベント信号を出力したスイッチに対応するビットが”Hi”になることによって、何れかのスイッチがイベント信号を出力したか判別することができる。
【0033】
エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC112は、スイッチ31a〜31jの何れかが操作されると、操作されたスイッチを認識する。エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC112は、認識したスイッチに対応するLED41a〜41jを発光させるようにLEDコントローラ44に指示し、操作されたスイッチ31a〜31jに対応するLED41a〜41jが発光し、透光部40を光が透過する。なお、スイッチ31a〜31jに割り当てられた機能に応じて、LED41の発光させかたを変えても良い。LED41の発光動作を示す情報は、例えばBIOS−ROM136に登録される。発光動作を示す情報は、OS上、またはBIOS画面上で動作するユーティリティで、変更可能なように構成しても良い。ユーザの好みに応じてLED41の発光動作を変更することで、ユーザが透光部40を透過した光を確認しやすくなる。
【0034】
スイッチ31が操作されている期間だけLED41を点灯させても良いが、スイッチ31の操作を検出してから一定時間LED41を点灯させるようにしても良い。操作期間だけLED41を点灯させると、スイッチ31の操作が短時間の場合に、透光部40を透過した光を確認することが困難である。ところが、操作してから一定時間LED41を点灯させるようにすれば、スイッチ31の操作が短時間の場合であっても、透光部40を透過した光を確認することが容易になる。また、スイッチ31の操作時間が短い場合には
操作が終了しても一定時間LED41を点灯させ、スイッチ31の操作時間が長い場合には操作が終了してからLED41を消灯させるようにしても良い。
【0035】
また、スイッチ31に対応するLED41が一時的に点灯してスイッチの操作が認識されていることをユーザが確認できても、スイッチの操作に対応する機能が動作するまでに時間がかかり、ユーザにとって機能が動作しているのか否かが判別しづらいスイッチがある。このようなスイッチとしては、例えば、TVスイッチ31a,CD/DVDスイッチ31b、及び記録スイッチ31g等の特定のアプリケーションを起動させるためのスイッチ、LCD16の表示ソースを外部から入力されたソースに切り換えるモニタ入力スイッチ31i、並びに画像の出力先を切り換える画像出力切り換えスイッチ31jがある。スイッチ31a,31b,31gの場合、アプリケーションが起動するまでの時間がかかる。また、スイッチ31i,31jの場合、スイッチを操作してから画像またはソースを切り替えるまでの時間的にズレが発生する。
【0036】
上述したスイッチ31の場合、ユーザがスイッチ31を操作しても、機能が動作しているのか否かを容易に判別できずに何度もスイッチ31を押してしまい、目的とする機能を動作させることが困難な場合がある。そこで、スイッチ31を操作してから、機能が動作している期間はLED41を点灯させ、機能が動作していることを表すようにすることが好ましい。また、LED41を点滅させても良い。なお、画像出力切り換えスイッチの場合、機能の動作というのは、画像が外部に出力されている状態を示す。
【0037】
また、AV視聴アプリケーションによって映像/音楽の再生が行われている状態で、プレイ(再生)/ポーズ(中断)スイッチ31cがタッチされ、再生の中断を行う場合、透光部40cに対応するLED41が点滅するようにすると、ユーザが再生の中断中であることを認識しやすくなる。
【0038】
スイッチ31が操作された際に、LED41の点灯と同時に、スイッチ31が配置されているパネル50を振動させるバイブレータを設けても良い。スイッチ31が操作された際に、LED41の点灯と同時に、スピーカSR、SLから音を出すことで、スイッチ31の動作を判別できるようにしても良い。振動または音を発することで、透光部40を見なくてもスイッチの操作を認識されていることを確認することができる。
【0039】
また、図7に示すように、スイッチ31の電極32がプリントされたプリント回路基板51とは別のプリント回路基板53にLED41を実装しても良い。プリント回路基板の数が増えるが、LED41が透光部40を直接照明することができるので、光ガイドが不要となる。光ガイドが不要となるので、LED41からの光が減衰せずに透光部40に到達する。その結果、発光出力が小さいLED41を用いることができる。
【0040】
以上説明したように、本実施形態においては、ユーザがスイッチ31を操作した場合に、パーソナルコンピュータ本体12内に設けられたLED41が点灯し、スイッチ31の奥手側に設けられた透光部40を光が透過することによって、スイッチ31の操作を検出していることを容易に確認することができる。よって、スイッチ31の二度押しなどの誤作動を抑制することができる。
【0041】
なお、上記実施形態では、パーソナルコンピュータにスイッチ及び透光部を設けた場合について説明したが、上述したスイッチ及び透光部をディスプレイ、携帯型情報端末等に設けても良い。ディスプレイや携帯型情報端末の場合、透光部はスイッチの走査時に指で隠れない部分に配置することで、スイッチの操作時に透光部を透過した光を確認することができる。
【0042】
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の一実施形態に係わるパーソナルコンピュータの概略構成を示す斜視図。
【図2】本発明の一実施形態に係わるAVスイッチの詳細を示す平面図。
【図3】本発明の一実施形態に係わるスイッチをタッチしている状態を示す図。
【図4】本発明の一実施形態に係わるスイッチ及び透光部の構成を示す断面図。
【図5】本発明の一実施形態に係わるスイッチ及び透光部を示す分解斜視図。
【図6】本発明の一実施形態に係わるパーソナルコンピュータの回路構成を示すブロック図。
【図7】スイッチ及び透光部の構成の変形例を示す断面図。
【符号の説明】
【0044】
12…コンピュータ本体,14…ディスプレイユニット,16…表示パネル,16…LCDパネル,17…インバータ,18…ヒンジ,20…キーボード,22…タッチパッド,24…スクロールボタン,26…タッチパッドコントロールボタン,30…AVスイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面を有する筐体と、
前記表面の第1の領域に配置された第1の静電容量スイッチと、
前記第1の静電容量スイッチが操作された場合、光を発する第1の発光部と、
前記表面の第2の領域に配置され、前記第1の発光部からの光を透過させる第1の透光部とを具備することを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記第1の領域の下方の前記筐体は誘電体によって構成され、
前記第1の静電容量スイッチは、前記第1の領域に対向して、前記筐体の内面側に配置された電極を含むことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項3】
前記第1の領域の下方の前記筐体は誘電体によって構成され、前記第1の静電容量スイッチは、前記第1の領域に対向して、前記筐体の内面側に配置された電極を有し、
前記筐体の内面に対向して配置され、表面に前記電極が設けられ、裏面に前記第1の発光部が設けられた基板と、
前記第1の発光部から発せられた光を前記第1の透光部に導くための光ガイドとを更に具備することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項4】
前記第1の発光部は、前記基板の表面から前記基板の裏面に向かう方向に光を発することを特徴とする請求項3記載の電子機器。
【請求項5】
前記第1の領域の下方の前記筐体は誘電体によって構成され、前記第1の静電容量スイッチは、前記第1の領域に対向して、前記筐体の内面側に配置された電極を有し、
前記筐体の内面に対向して配置され、表面に前記電極が設けられた第1の基板と、
前記筐体の内部に配置され、前記第2の領域に対向して前記第1の発光部が設けられた第2の基板とを更に具備することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項6】
前記筐体の端部に設けられた支持部によって支持され、前記筐体の表面を覆う閉塞位置と前記本体の上面が露出する開放位置との間を回動可能な表示部と、
前記筐体表面に設けられたキーボードとを更に具備し、
前記第1の領域は、前記キーボードと前記端部との間に位置し、
前記第2の領域は、前記第1の静電スイッチと前記端部との間に位置することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項7】
前記第1の静電容量スイッチが操作された場合の前記第1の発光部の点灯動作を示す情報が登録された登録部と、
前記点灯動作登録部に登録された情報を変更するための変更部とを更に含むことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項8】
前記表面の第3の領域に配置された第2の静電容量スイッチと、
前記第2の静電容量スイッチが操作された場合、光を発する第2の発光部と、
前記表面の第4の領域に配置され、前記第2の発光部からの光を透過させる第2の透光部と、
前記第1の静電容量スイッチまたは第2の静電容量スイッチが操作された場合、操作されたスイッチに対応する第1及び第2の発光部の一方を駆動するコントローラとを更に具備することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項9】
前記コントローラは、前記第1または第2の静電容量スイッチが操作された場合、操作された静電容量スイッチに対応して実行される機能に応じて、操作されたスイッチに対応する発光部の点灯状態を制御することを特徴とする請求項8記載の電子機器。
【請求項10】
前記第1の静電容量スイッチの操作に対応して動作する第1の機能は、第1の静電容量スイッチの操作終了後であっても動作を継続し、
前記コントローラは、前記第1の静電容量スイッチが操作されてから第1の機能の動作が継続している期間、前記第1の発光部を点灯または点滅させることを特徴とする請求項9記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−236774(P2006−236774A)
【公開日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−49345(P2005−49345)
【出願日】平成17年2月24日(2005.2.24)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】