説明

電子機器

【課題】本発明は電子機器に関するもので、使い勝手を良くすることを目的とするものである。
【解決手段】本体ケース6内において、携帯電話9の表面表示部23を、本体ケース6の前面側として、この携帯電話9を保持する携帯情報機器用保持部8は、携帯電話9の背面側に配置される基体22Aと、この基体22Aに可動自在に装着されるとともに、携帯電話9の対向する辺を保持する対向配置された保持体21、対向配置された保持体21を、両者の間隔が狭まる方向に付勢した付勢体25と、この付勢体25による付勢に抗して保持体21間の間隔を広げる開放機構26と、この開放機構26を駆動するモータ27、このモータ27の制御部36とにより構成し、制御部36は、電気的接続手段10を介して携帯電話9との接続状態を検出し、モータ27の駆動制御を行う構成とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両などに搭載される電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の携帯情報機器、例えば携帯電話は、ますます、その機能が充実し、電話機能だけでなく、音楽プレーヤ機能や、カーナビゲーション機能までが搭載されている。
【0003】
したがって、この携帯電話を他の電子機器、例えば、車載用の電子機器に接続すれば、携帯電話で再生した音楽を、車両のスピーカから流すこともできるようになる。
【0004】
そこで、このような要望に応えるために車載用の電子機器として、次のような構成のものが提案されている。
【0005】
すなわち、車載用電子機器を構成する本体ケース内に、引出し構造の収納部を設け、この収納部内には、携帯情報機器との電気的接続手段を設けた構成となっていた(例えば下記特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008−24259号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前記従来例における課題は、使い勝手が悪いということであった。
【0008】
すなわち、前記従来例では、携帯情報機器を、前記電子機器の収納部に収納させるとともに、電気的接続手段を介してこの携帯情報機器と電子機器とを接続し、これによって上述したように、携帯情報機器が保有する、音楽プレーヤ機能による再生音を車両のスピーカから流すことが出来るようにしている。
【0009】
しかしながら、このような状況においては、携帯情報機器が保有する音楽プレーヤ機能を使用しているにもかかわらず、この携帯情報機器が電子機器の収納部に収納され、外部からは見ることが出来ないので、携帯情報機器の現動作状態を十分に理解することが出来ず、その結果として極めて使い勝手の悪いものになるのであった。
【0010】
そこで、本発明は、使い勝手を良くすることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
そしてこの目的を達成するために本発明は、前面開口部を有する本体ケースと、この本体ケースの前記前面開口部を開閉自在に覆ったカバーと、このカバーの背面側の前記本体ケース内に配置されるとともに、携帯情報機器の表面表示部を、前記本体ケースの前面側として、この携帯情報機器を保持する携帯情報機器用保持部と、この携帯情報機器用保持部に保持される携帯情報機器と電気的接続を行う電気的接続手段とを備え、前記カバーを、実質的に透明な構成とし、前記携帯情報機器用保持部は、前記携帯情報機器の背面側に配置される基体と、この基体に可動自在に装着されるとともに、前記携帯情報機器の対向する辺を保持する対向配置された保持体と、この対向配置された保持体を、両者の間隔が狭まる方向に付勢した付勢体と、この付勢体による付勢に抗して保持体間の間隔を広げる開放機構と、この開放機構を駆動するモータと、このモータの駆動制御を行う制御部とにより構成し、前記制御部は、前記電気的接続手段を介して携帯情報機器との接続状態を検出し、モータの駆動制御を行う構成とし、これにより所期の目的を達成するものである。
【発明の効果】
【0012】
以上のように本発明は、前面開口部を有する本体ケースと、この本体ケースの前記前面開口部を開閉自在に覆ったカバーと、このカバーの背面側の前記本体ケース内に配置されるとともに、携帯情報機器の表面表示部を、前記本体ケースの前面側として、この携帯情報機器を保持する携帯情報機器用保持部と、この携帯情報機器用保持部に保持される携帯情報機器と電気的接続を行う電気的接続手段とを備え、前記カバーを、実質的に透明な構成とし、前記携帯情報機器用保持部は、前記携帯情報機器の背面側に配置される基体と、この基体に可動自在に装着されるとともに、前記携帯情報機器の対向する辺を保持する対向配置された保持体と、この対向配置された保持体を、両者の間隔が狭まる方向に付勢した付勢体と、この付勢体による付勢に抗して保持体間の間隔を広げる開放機構と、この開放機構を駆動するモータと、このモータの駆動制御を行う制御部とにより構成し、前記制御部は、前記電気的接続手段を介して携帯情報機器との接続状態を検出し、モータの駆動制御を行う構成としたので、使い勝手を良くすることができる。
【0013】
すなわち、本発明においては、前記カバーを、実質的に透明な構成とするとともに、前記携帯情報機器用保持部は、携帯情報機器の表面表示部を、前記本体ケースの前面側として、この携帯情報機器を保持する構成としたものであるので、前記携帯情報機器用保持部により携帯情報機器が保持された状態では、この携帯情報機器の表面表示部を、カバーを介して前記本体ケースの前面側から目視することが出来る。
【0014】
このため、携帯情報機器を本体ケース内に収納した状態であるにも関わらず、この携帯情報機器の動作状態を確認することが出来、その結果として極めて使い勝手の良いものとなるのである。
【0015】
また、本発明の携帯情報機器用保持部は、前記携帯情報機器の背面側に配置される基体と、この基体に可動自在に装着されるとともに、前記携帯情報機器の対向する辺を保持する対向配置された保持体と、この対向配置された保持体を、両者の間隔が狭まる方向に付勢した付勢体と、この付勢体による付勢に抗して保持体間の間隔を広げる開放機構と、この開放機構を駆動するモータとにより構成したので、この点からも使い勝手の良いものとなる。
【0016】
すなわち、携帯情報機器用保持部に携帯情報機器を装着する場合や、既に装着され携帯情報機器を携帯情報機器用保持部から取り外す場合には、モータにより開放機構を駆動し、対向配置された保持体間の間隔を広げる。
【0017】
すると、開放機構により、付勢体による付勢に抗して保持体間の間隔が広がるので、これら対向配置された保持体間に携帯情報機器を装着したり、既に装着され携帯情報機器を携帯情報機器用保持部から取り外したりすることが簡単に行えるので、使い勝手の良いものとなるのである。
【0018】
さらに、本発明では、制御部により、前記電気的接続手段を介して携帯情報機器との接続状態を検出し、モータの駆動制御を行う構成としたので、使い勝手を良くすることができる。
【0019】
たとえば、制御部で、電気的接続手段を介して携帯情報機器との接続状態を検出した場合には、既に装着している携帯情報機器の操作をするためにカバーを開放したと判断し、
その時にはモータを非駆動状態とし、対向配置された保持体を開かないものとする。
【0020】
逆に、制御部で、電気的接続手段を介しての携帯情報機器との非接続状態を検出した場合には、携帯情報機器用保持部に携帯情報機器を装着するためにカバーを開放したと判断し、その時にはモータを駆動状態とし、対向配置された保持体を開くものとする。
【0021】
したがって、極めて使い勝手の良いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる電子機器を車両に搭載した状態を示す斜視図
【図2】同電子機器の斜視図
【図3】同電子機器の斜視図
【図4】同電子機器の斜視図
【図5】同電子機器の斜視図
【図6】同電子機器の斜視図
【図7】同電子機器の斜視図
【図8】同電子機器の断面図
【図9】同電子機器の断面図
【図10】同電子機器の断面図
【図11】同電子機器の断面図
【図12】同電子機器の要部背面図
【図13】同電子機器の要部背面図
【図14】同電子機器の要部分解斜視図
【図15】同電子機器の要部斜視図
【図16】同電子機器の要部斜視図
【図17】同電子機器の要部分解斜視図
【図18】同電子機器の制御ブロック図
【図19】同電子機器の動作フローチャート
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の一実施の形態を、車載用の電子機器に適用したものを、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1において、1は車両本体を示し、この車両本体1の車内2前方にはハンドル3が配置され、またハンドル3の左方には電子機器4が装着されている。
【0024】
電子機器4は音楽プレーヤ機能や、カーナビゲーション機能等を有するものであって、全体的な構成は図2〜図5に示すようになっている。
【0025】
すなわち、この電子機器4は、前面開口部5を有する箱状の本体ケース6と、この本体ケース6の前記前面開口部5を開閉自在に覆ったカバー7と、このカバー7の背面側の前記本体ケース6内に配置された携帯情報機器用保持部8と、この携帯情報機器用保持部8に保持された携帯電話(携帯情報機器の一例)9と電気的接続を行う電気的接続手段10とを備えた構成となっている。
【0026】
前記カバー7は、本体ケース6の前記前面開口部5を開閉自在に覆ったものであって、この開閉動作を行わせるために本実施形態では、カバー7の内面側下方の両側に、それぞれレバー11A、11Bの前端側を連結している。
【0027】
図8〜図13はこのレバー11A、11Bなどの動作を説明するための図であり、図8
が図2のごとく、本体ケース6の前面開口部5がカバー7で閉じられた状態、つまり本体ケース6の前面開口部5がカバー7で覆われた状態を示している。
【0028】
また、図9が、図3のごとく本体ケース6の前面開口部5がカバー7から開放された状態、つまり本体ケース6の前面開口部5が開放された状態を示している。
【0029】
すなわち、カバー7の開閉のためには、レバー11A、11Bが前後に移動する構成となっている。
【0030】
具体的には、左右のレバー11A、11Bの中部から後部にかけてのそれぞれ2箇所が、図8から理解されるように、本体ケース6の前後に所定間隔をおいて配置されたレバー12の上端の軸支部12aで、軸支状態で支持されており、またこのレバー12の下端は軸支部12bにより、基台13に軸支状態で支持されており、さらにレバー12の下端に固定している軸14には第一モータ(図示せず)が連結されている。
【0031】
したがって、この第一モータ(図示せず)を半時計方向に駆動し、レバー12の上端を図8から図9のごとく左方に移動させれば、カバー7が開き、本体ケース6の前面開口部5が開放される。
【0032】
また、この第一モータ(図示せず)を時計方向に駆動し、レバー12の上端を図9から図8のごとく右方に移動させれば、カバー7が閉じ、本体ケース6の前面開口部5が閉成される。
【0033】
さて、図2は上述のごとく、本体ケース6の前面開口部5がカバー7で閉成された状態であるが、この状態で、カバー7を開放するためには、カバー7の前面上方左側のスイッチ15を押圧操作する。
【0034】
すると、第一モータ(図示せず)が駆動され、レバー12の上端が図8から図9のごとく左方に移動させられ、この結果として図3のごとく、カバー7が開き、本体ケース6の前面開口部5が開放される。
【0035】
このカバー7の開放動作について今少し詳細に説明すると、レバー11A、11Bの軸支部12aよりも先端側は図3、図8〜図11からも理解されるように、その後方側よりも下方に湾曲しながら下がった状態となっている。
【0036】
このため、上述のごとく、第一モータ(図示せず)が駆動され、レバー12の上端が図8から図9のごとく左方に移動させられると、レバー11A、11Bの先端側は、図3、図9のごとく、本体ケース6の前面開口部5よりも下方に降ろされることになる。
【0037】
また、このようなレバー11A、11Bの動きにより、カバー7が図3、図9のごとく水平方向に開放されるためには、レバー11Bの先端側に、次のような周知の機構が取り付けられている。
【0038】
つまり、レバー11Bの先端側は軸支部11aにより回動自在にカバー7と連結されている。
【0039】
また、軸支部11aが貫通した歯車7aはカバー7の内側に固定されており、それ自体が回動することは無い。
【0040】
さらに、レバー11B内は空洞状態となっており、その内部には前記第一モータ(図示
せず)によって駆動されるリング状のチューン(図示せず)が収納されている。
【0041】
また、このチューン(図示せず)によって回動する歯車(図示せず)は前記歯車7aに歯合状態で係合している。
【0042】
このため、上述のごとく、第一モータ(図示せず)が駆動され、レバー12の上端が図8から図9のごとく左方に移動させられると、これに連動する状態で、歯車7aと、前記チューン(図示せず)によって回動する歯車(図示せず)との歯合部が歯車7aの時計方向に移動することになる。
【0043】
上述のごとく歯車7aはカバー7に固定されているので、この時には、逆にカバー7が軸支部11aを中心として、図8から図9のごとく半時計方向に回動することになる。
【0044】
以上の機構は周知の構造であるので、これ以上の説明は割愛するが、結論として、第一モータ(図示せず)が駆動され、レバー12の上端が図8から図9のごとく左方に移動させられると、図3、図9のごとく、カバー7が開き、本体ケース6の前面開口部5が開放されることになる。
【0045】
そして、このようにカバー7が開き、本体ケース6の前面開口部5が開放されたことが検知(例えば第一モータの回転角度で検出)されると、次には図9に示すレバー16が、第二モータ(図示せず)で駆動されるギア(図示せず)との係合により、図9から図10のごとく左方に移動される。
【0046】
レバー16の左端側には上述した携帯情報機器用保持部8が連結されており、この結果として図3、図10に示すごとく、携帯情報機器用保持部8が本体ケース6の前面開口部5前方外へと押し出されることになる。
【0047】
ここで、レバー16と携帯情報機器用保持部8との連結構造について説明する。
【0048】
図10からも理解されるように、レバー16の左端側(前方側)は、直角方向に上方に折り曲げられ、ここで図12に示す回動部17が形成されている。
【0049】
具体的には、この回動部17は1/4円状となっており、その外周部の少し内側には、1/4円弧状の回動溝18が形成されている。
【0050】
そして、この回動溝18内には、携帯情報機器用保持部8の背面側から後方に伸ばされたピン19が移動自在に係合させられている。
【0051】
また、1/4円状となった回動部17の中心部には、第三モータ(図示せず)で回転する回転軸20が設けられており、この回転軸20は携帯情報機器用保持部8に固定されている。
【0052】
このため、第三モータ(図示せず)で回転軸20を図12の半時計方向に回転させれば、回動溝18内をピン19が図13のごとく上方に移動し、その結果として携帯情報機器用保持部8は図13のごとく立設した状態となる。
【0053】
携帯情報機器用保持部8が図13のごとく立設した状態(垂直状態)とは、本体ケース6の正面側から見ると図1、図4の状態である。
【0054】
つまり、携帯情報機器用保持部8が、本体ケース6の前面開口部5の前方側に飛び出し
、しかも立設した状態となっている。
【0055】
この状態になると、携帯電話(携帯情報機器の一例)9の使用者は、この携帯電話9を図5、図11のごとく、携帯情報機器用保持部8に装着する。
【0056】
本実施形態においては、携帯情報機器用保持部8は、携帯電話(携帯情報機器の一例)9の外周の対向部分、具体的には携帯電話(携帯情報機器の一例)9の左右部分を保持する保持体21設けているので、この携帯電話9を図5、図11のごとく、携帯情報機器用保持部8に装着すれば、左右の保持体21によって縦長の携帯電話(携帯情報機器の一例)9の左右部分が挟持保持される。
【0057】
また、携帯情報機器用保持部8の左右の保持体21の背面側は、前面側の基体(図4の22)となっており、携帯電話(携帯情報機器の一例)9の背面側は基体22に対向し、かつ基体22表面との間に所定間隔が設けられた状態で保持される。
【0058】
さらに、携帯情報機器用保持部8の下方には、上述した電気的接続手段10が配置されており、この電気的接続手段10はいわゆるプラグ構造となっている。
【0059】
したがって、携帯情報機器用保持部8に携帯電話(携帯情報機器の一例)9を装着するときには、先ずはこの電気的接続手段10の突出した接続端子(突出した図4の10a)を、携帯電話(携帯情報機器の一例)9の下端に設けた窪んだ被接続端子(図示せず)に挿入し、これにより機械的、電気的な接続を行う。
【0060】
そして、その後、上述したように、この携帯電話9の左右部分を保持体21によって挟持保持することになる。
【0061】
この状態は、図5に示すように携帯電話9は通常の使用状態と同じ立設状態(垂直状態)であって、しかも本体ケース6の前面開口部5の前方に突出した状態となっているので、使用者はいつも使い慣れた携帯電話9で、その表面側に設けた表面表示部(タッチパネル方式の操作部も兼ねる)23により、音楽プレーヤ機能や、カーナビゲーション機能を選択、操作することになる。
【0062】
つまり、このようにすれば、携帯電話9が保有する、音楽プレーヤ機能や、カーナビゲーション機能に基づく音情報は、車両本体1の車内2に設けたスピーカ(図示せず)から出力することができるようになるのである。
【0063】
そして、このような携帯電話9の表面表示部(タッチパネル方式の操作部も兼ねる)23で、音楽プレーヤ機能や、カーナビゲーション機能を選択、操作した後には、図5のカバー7の背面側(カバー7の立設状態では上方部)に設けたスイッチ24を押圧操作(一度軽く押す)する。
【0064】
すると、第三モータ(図示せず)で回転軸20が図13の時計方向に回転させられ、これにより回動溝18内をピン19が図12のごとく下方に移動し、その結果として携帯情報機器用保持部8は図6、図10のごとく横向き状態(水平状態)となる。
【0065】
そして、このように携帯情報機器用保持部8が図6、図10のごとく横向き状態となったことが検出(例えば第三モータの回転角度で検出)されると、次には図10に示すレバー16が、第二モータ(図示せず)で駆動されるギア(図示せず)との係合により、図10から図9のごとく右方に移動され、この結果として携帯情報機器用保持部8は本体ケース6の前面開口部5内に収納されることになる。
【0066】
そして、このようにレバー16が、第二モータ(図示せず)で駆動されるギア(図示せず)との係合により、図10から図9のごとく右方に移動され、携帯情報機器用保持部8は本体ケース6の前面開口部5内に収納されたことが検出(例えば第二モータの回転角度で検出)されると、次には第一モータ(図示せず)が駆動され、レバー12の上端を図9から図8のごとく右方に移動させ、これにより、図7、図8のごとく、本体ケース6の前面開口部5がカバー7によって閉じられることになる。
【0067】
この時、図7からも理解されるように、携帯電話9の表面表示部(タッチパネル方式の操作部も兼ねる)23は、本体ケース6の前面側に表出する状態で携帯情報機器用保持部8によって保持され、また前記カバー7は、実質的に透明な構成としているので、カバー7を介して携帯電話9の表面表示部(タッチパネル方式の操作部も兼ねる)23を目視し、その動作状態を確認することができ、その結果として極めて使い勝手の良いものとなる。
【0068】
また、本実施形態においては、携帯情報機器用保持部8への携帯電話9の装着時や、この携帯情報機器用保持部8からの携帯電話9の脱着時には、図3〜図6から理解されるように、この携帯情報機器用保持部8が本体ケース6の前面開口部5前方外に突出しているので、これらの装着や脱着作業は極めて簡単に行うことが出来るものとなる。
【0069】
さらに本実施形態では、携帯情報機器用保持部8の左右の保持体21によって、縦長の携帯電話(携帯情報機器の一例)9の左右両側部分を挟持保持する構成としているので、携帯電話9の保持が安定するものとなる。
【0070】
つまり、縦長の携帯電話9の左右の長辺部分を、左右の保持体21によって保持する構成とすれば、保持する面積が増加するので、携帯電話9の保持が安定するものとなるのである。
【0071】
また、本実施形態においては、前記携帯情報機器用保持部8を、前記カバー7の開放時に、前記本体ケース6の前面開口部5前方側に突出させ、その後、図3から図4のごとく略90度回動される構造としたものであるので、この携帯情報機器用保持部8への、縦長の携帯電話9の装着、または携帯情報機器用保持部8からの縦長の携帯電話9の脱着が行いやすいものとなり、この点からも使い勝手の良いものとすることができる。
【0072】
具体的には、携帯電話9が縦長のものであった場合には、それを図6のごとく横向けにして携帯情報機器用保持部8に保持させ、その状態で図2のごとく本体ケース6内に収納すれば、本体ケース6の高さを低く出来るので、電子機器4の低背化が図れ、また携帯情報機器用保持部8を、本体ケース6の前面開口部5前方側に図3のごとく突出後、図4のごとく回動させれば、この携帯情報機器用保持部8は立設状態となるので、この携帯情報機器用保持部8への縦長の携帯電話9の装着、または携帯情報機器用保持部8からの携帯電話9の脱着が行いやすいものとなる。
【0073】
さらにまた、このように携帯情報機器用保持部8が立設状態となれば、縦長の携帯電話9も立設状態となるので、この状態での携帯電話9の操作も、通常の携帯電話9操作時と同じ形態となるので、簡単に行えるものとなる。
【0074】
また、本実施形態の携帯情報機器用保持部8は上述のごとく、基体22の左右の保持体21間の表面側は、携帯電話9の背面側が対向する状態となっているが、この携帯情報機器用保持部8が、前記カバー7の開放時に、図5のごとく、前記本体ケース6の前面開口部5前方側に突出され、その後、略90度回動された時には、この携帯情報機器用保持部
8の基体22の背面側は、本体ケース6の前面開口部5の開口縁に当接、または近接する構成としている。
【0075】
このため、図5のごとく携帯情報機器用保持部8に携帯電話9が装着された状態で、車内2から携帯電話9の表面表示部(タッチパネル方式の操作部も兼ねる)23を操作する場合に、携帯情報機器用保持部8が後方に押されても、携帯情報機器用保持部8の基体22の背面側が本体ケース6の前面開口部5の開口縁に当接することで、支え状態となる。
【0076】
この結果、携帯電話9の表面表示部(タッチパネル方式の操作部も兼ねる)23の操作時に、携帯電話9が後方に大きく動くことは無くなり、これにより操作性の良いものとなる。
【0077】
また、携帯電話9の表面表示部(タッチパネル方式の操作部も兼ねる)23の操作時に、携帯情報機器用保持部8への後方への過負荷が加わることもなく、これにより携帯情報機器用保持部8の損傷もおきにくく、またその動作も安定するものとなる。
【0078】
なお、図面の煩雑さを避けるために第一、第二、第三のモータは図示していないが、これらは市販の小型モータが利用できる。
【0079】
以上の説明で、本実施形態の基本的な構成が理解されたところで、以下に、本実施形態の特徴点について、説明を続ける。
【0080】
図14〜図19は本実施形態における特徴点について詳細に説明するための図面である。
【0081】
すなわち、図14〜図17は、本実施形態の携帯情報機器用保持部8をより詳細に記載したものであり、前記携帯情報機器用保持部8は、前記携帯電話9の背面側に配置される前後の基体22、22Aと、基体22Aに可動自在に装着されるとともに、前記携帯電話9の対向する辺を保持する対向配置された保持体21と、この対向配置された保持体21を、両者の間隔が狭まる方向に付勢した付勢体25と、この付勢体25による付勢に抗して保持体21間の間隔を広げる開放機構26と、この開放機構26を駆動するモータ27とにより構成されている。
【0082】
前記対向配置された保持体21は、図14、図16に示すように、基体22Aの表面側(基体22の裏面側)において、相手側に向けて伸びたガイド板21Aが設けられ、これらの長孔21Bに、基体22Aの表面側からピン22Bが突入している。
【0083】
このため、前記対向配置された保持体21は、ピン22Bで図16の上下方向の規制がされた状態で、左右に可動することが出来る状態となっている。
【0084】
また、このように、前記対向配置された保持体21が左右に可動することが出来る状態において、前記対向配置された保持体21のそれぞれには、付勢体25の一端が装着され、この付勢体25の他端は基体22Aに装着される。
【0085】
このため、前記対向配置された保持体21は、上述のように両者の間隔が狭まる方向に付勢体25によって付勢された状態となる。
【0086】
次に、付勢体25による付勢に抗して保持体21間の間隔を広げる開放機構26と、その駆動用のモータ27について説明を行う。
【0087】
この開放機構26は図14、図15に示すように、基体22A側に配置されている。
【0088】
具体的には、モータ27には、減速歯車28、29、30を介して歯車31(回動体の一例)を連結している。
【0089】
また、歯車31の表面側には、所定間隔をおいて駆動突起32を設けており、この駆動突起32は、図17のごとく、基体22Aに設けた貫通孔22C内に突入されている。
【0090】
さらに、この基体22Aに設けた貫通孔22C内には、図16からも理解されるように、左右のガイド板21Aからそれぞれ基体22A側に折り曲げた受動突起21Cも突入されており、これにより駆動突起32と、保持体21に設けた受動突起21cが係合するようになっている。
【0091】
また、前記歯車31の外周部には、回動検出用突起31Aを設け、この回動検出用突起31Aの回動範囲に、保持体21の開閉を検出する開閉検出スイッチ33、34が設けられている。
【0092】
開閉検出スイッチ33、34は保持体21の開閉を検出するためのものであり、図15のごとく開閉検出スイッチ33が、歯車31の外周部の回動検出用突起31Aで押されているときには、保持体21は閉じた状態、また、開閉検出スイッチ34が回動検出用突起31Aで押されているときには、保持体21は開いた状態となっている。
【0093】
この点を具体的に説明すると、開閉検出スイッチ33が、歯車31の外周部の回動検出用突起31Aで押されている状態では、歯車31の駆動突起32は図15の状態で、このときには、駆動突起32で保持体21の受動突起21Cが押されていないので、このときには、対向配置された保持体21は付勢体25によって、対向配置された保持体21間が狭まる方向に付勢された状態、つまり閉じた状態となる。
【0094】
これに対して、モータ27で歯車31が時計方向に回転し、開閉検出スイッチ34が、歯車31の外周部の回動検出用突起31Aで押されている状態では、歯車31の駆動突起32が図15の状態から時計方向に回転し、この駆動突起32で保持体21の受動突起21Cを外方向に押すことになる。
【0095】
その結果、対向配置された保持体21は付勢体25による付勢に抗して、対向配置された保持体21間が広がる方向に移動させられた状態、つまり開いた状態となる。
【0096】
図18は保持体21の開閉を行う制御回路部分を示しており、前記開閉検出スイッチ33、34、モータ27、図4に示したスイッチ15、24、ROM35、電気的接続手段10を介して携帯電話9が、制御部36にそれぞれ接続されている。
【0097】
なお、ROM35内には図19に示す動作を行わせるためのプログラムが記録されている。
【0098】
以上の構成において、先ずは、図2のごとく、携帯電話9が携帯情報機器用保持部8に保持されていない状態(携帯電話9非保持状態)で、カバー7を開放する動作について説明する。
【0099】
このときには、図2の状態(本体ケース6の前面開口部5がカバー7で閉じられた状態)で、カバー7表面に設けたスイッチ15を押す(図19のS1)と、上述のとおり、携帯情報機器用保持部8が本体ケース6の前面開口部5外に飛び出すとともに、立設状態に
なる。
【0100】
この状態で、制御部36は携帯情報機器用保持部8に携帯電話9が保持されているか、否かを判断する(図19のS2)。
【0101】
このように、携帯電話9が携帯情報機器用保持部8に保持されているか、否かの判断は、制御部36が、電気的接続手段10に携帯電話9が接続されているか、否かによって行われる。
【0102】
そして、制御部36が、電気的接続手段10に携帯電話9が接続されていないと判断した場合には、図14、図15に示したモータ27により、歯車31を時計方向に回転させる(図19のS3)。
【0103】
そして、歯車31が時計方向に回転する結果として、図15の開閉検出スイッチ34が、歯車31の外周部の回動検出用突起31Aで押される(図19のS4)と、モータ27が停止する(図19のS5)。
【0104】
この状態は、歯車31の駆動突起32が図15の状態から時計方向に回動し、このときには、駆動突起32で保持体21の受動突起21Cが押され、対向配置された保持体21は付勢体25の付勢に抗して、対向配置された保持体21間が広がる状態、つまり開いた状態となる。
【0105】
したがって、このときには図5ごとく、携帯電話9を電気的接続手段10に接続するとともに、携帯情報機器用保持部8部分に配置する。
【0106】
その後は、開いているカバー7の背面側のスイッチ24を長押し(2秒以上)、図14、図15に示したモータ27により、歯車31を反時計方向に回転させる。
【0107】
そして、歯車31が反時計方向に回転する結果として、図15の開閉検出スイッチ33が、歯車31の外周部の回動検出用突起31Aで押されると、モータ27が停止する。
【0108】
この状態は、歯車31の駆動突起32が図15のごとく反時計方向に回動し、このときには、駆動突起32で保持体21の受動突起21Cが押されていない状態なので、対向配置された保持体21は付勢体25の付勢により、対向配置された保持体21間が狭まる状態、つまり閉じた状態となる。
【0109】
その後、携帯電話9を保持した携帯情報機器用保持部8が図6のごとく回動し、図7のごとく本体ケース6内に収納され、カバー7が閉じた状態になるのは上述した通りである。
【0110】
次に、図7のごとく、携帯電話9が携帯情報機器用保持部8に保持されている状態(携帯電話9の保持状態)で、カバー7を開放する動作について説明する。
【0111】
このときには、図7の状態(本体ケース6の前面開口部5がカバー7で閉じられた状態)で、カバー7表面に設けたスイッチ15を押す(図19のS1)と、上述した図5のごとく、携帯情報機器用保持部8が本体ケース6の前面開口部5外に飛び出すとともに、立設状態になる。
【0112】
この状態で、制御部36は携帯情報機器用保持部8に携帯電話9が保持されているか、否かを判断する(図19のS2)。
【0113】
このように、携帯電話9が携帯情報機器用保持部8に保持されているか、否かの判断は、制御部36が、電気的接続手段10に携帯電話9が接続されているか、否かによって行われる。
【0114】
そして、制御部36が、電気的接続手段10に携帯電話9が接続されていると判断した場合には、図14、図15に示したモータ27の動作させない(図19のS6)。
【0115】
この状態は、歯車31の駆動突起32が図15のごとく反時計方向に回動し、駆動突起32で保持体21の受動突起21Cが押されていない状態なので、対向配置された保持体21は付勢体25の付勢により、対向配置された保持体21間が狭まる状態、つまり閉じた状態のままとなる。
【0116】
このような携帯情報機器用保持部8による携帯電話9の保持状態では、カバー7を開いた理由が、携帯電話9の表面表示部(タッチパネル方式の操作部も兼ねる)23の操作のためであって、この携帯電話9を必ずしも取り出す場合ではないことが多いからである。
【0117】
したがって、このときには、携帯電話9の表面表示部(タッチパネル方式の操作部も兼ねる)23の操作を行ったのちに、スイッチ24を押せば、再び図7のごとく携帯電話9は本体ケース6内に収納される。
【0118】
また、図5の状態から携帯電話9を携帯情報機器用保持部8から取り外す場合には、スイッチ24を長押し(2秒以上)する(図19のS7)。
【0119】
すると、図14、図15に示したモータ27により、歯車31が時計方向に回転する(図19のS3)。
【0120】
そして、歯車31が時計方向に回転する結果として、図15の開閉検出スイッチ34が、歯車31の外周部の回動検出用突起31Aで押される(図19のS4)と、モータ27が停止する(図19のS5)。
【0121】
この状態は、歯車31の駆動突起32が図15の状態から時計方向に回動し、このときには、駆動突起32で保持体21の受動突起21Cが押され、対向配置された保持体21は付勢体25の付勢に抗して、対向配置された保持体21間が広がる状態、つまり開いた状態となる。
【0122】
したがって、このときには図5ごとく、携帯電話9を電気的接続手段10から外すとともに、携帯情報機器用保持部8から取り外すことができる。
【産業上の利用可能性】
【0123】
以上のように本発明は、前面開口部を有する本体ケースと、この本体ケースの前記前面開口部を開閉自在に覆ったカバーと、このカバーの背面側の前記本体ケース内に配置されるとともに、携帯情報機器の表面表示部を、前記本体ケースの前面側として、この携帯情報機器を保持する携帯情報機器用保持部と、この携帯情報機器用保持部に保持される携帯情報機器と電気的接続を行う電気的接続手段とを備え、前記カバーを、実質的に透明な構成とし、前記携帯情報機器用保持部は、前記携帯情報機器の背面側に配置される基体と、この基体に可動自在に装着されるとともに、前記携帯情報機器の対向する辺を保持する対向配置された保持体と、この対向配置された保持体を、両者の間隔が狭まる方向に付勢した付勢体と、この付勢体による付勢に抗して保持体間の間隔を広げる開放機構と、この開放機構を駆動するモータと、このモータの駆動制御を行う制御部とにより構成し、前記制
御部は、前記電気的接続手段を介して携帯情報機器との接続状態を検出し、モータの駆動制御を行う構成としたので、使い勝手を良くすることができる。
【0124】
すなわち、本発明においては、前記カバーを、実質的に透明な構成とするとともに、前記携帯情報機器用保持部は、携帯情報機器の表面表示部を、前記本体ケースの前面側として、この携帯情報機器を保持する構成としたものであるので、前記携帯情報機器用保持部により携帯情報機器が保持された状態では、この携帯情報機器の表面表示部を、カバーを介して前記本体ケースの前面側から目視することが出来る。
【0125】
このため、携帯情報機器を本体ケース内に収納した状態であるにも関わらず、この携帯情報機器の動作状態を確認することが出来、その結果として極めて使い勝手の良いものとなるのである。
【0126】
また、本発明の携帯情報機器用保持部は、前記携帯情報機器の背面側に配置される基体と、この基体に可動自在に装着されるとともに、前記携帯情報機器の対向する辺を保持する対向配置された保持体と、この対向配置された保持体を、両者の間隔が狭まる方向に付勢した付勢体と、この付勢体による付勢に抗して保持体間の間隔を広げる開放機構と、この開放機構を駆動するモータとにより構成したので、この点からも使い勝手の良いものとなる。
【0127】
すなわち、携帯情報機器用保持部に携帯情報機器を装着する場合や、既に装着され携帯情報機器を携帯情報機器用保持部から取り外す場合には、モータにより開放機構を駆動し、対向配置された保持体間の間隔を広げる。
【0128】
すると、開放機構により、付勢体による付勢に抗して保持体間の間隔が広がるので、これら対向配置された保持体間に携帯情報機器を装着したり、既に装着され携帯情報機器を携帯情報機器用保持部から取り外したりすることが簡単に行えるので、使い勝手の良いものとなるのである。
【0129】
さらに、本発明では、制御部により、前記電気的接続手段を介して携帯情報機器との接続状態を検出し、モータの駆動制御を行う構成としたので、使い勝手を良くすることができる。
【0130】
たとえば、制御部で、電気的接続手段を介して携帯情報機器との接続状態を検出した場合には、既に装着している携帯情報機器の操作をするためにカバーを開放したと判断し、その時にはモータを非駆動状態とし、対向配置された保持体を開かないものとする。
【0131】
逆に、制御部で、電気的接続手段を介しての携帯情報機器との非接続状態を検出した場合には、携帯情報機器用保持部に携帯情報機器を装着するためにカバーを開放したと判断し、その時にはモータを駆動状態とし、対向配置された保持体を開くものとする。
【0132】
したがって、極めて使い勝手の良いものとなる。
【0133】
このため、本発明の電子機器は、車両用などへの搭載が期待されるものとなる。
【符号の説明】
【0134】
1 車両本体
2 車内
3 ハンドル
4 電子機器
5 前面開口部
6 本体ケース
7 カバー
8 携帯情報機器用保持部
9 携帯電話(携帯情報機器の一例)
10 電気的接続手段
11A、11B レバー
12 レバー
13 基台
14 軸
15 スイッチ
16 レバー
17 回動部
18 回動溝
19 ピン
20 回転軸
21 保持体
22、22A 基体
23 表面表示部(タッチパネル方式の操作部も兼ねる)
24 スイッチ
25 付勢体
26 開放機構
27 モータ
31 歯車(回動体の一例)
32 駆動突起
33、34 開閉検出スイッチ
35 ROM
36 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面開口部を有する本体ケースと、この本体ケースの前記前面開口部を開閉自在に覆ったカバーと、このカバーの背面側の前記本体ケース内に配置されるとともに、携帯情報機器の表面表示部を、前記本体ケースの前面側として、この携帯情報機器を保持する携帯情報機器用保持部と、この携帯情報機器用保持部に保持される携帯情報機器と電気的接続を行う電気的接続手段とを備え、前記カバーを、実質的に透明な構成とし、前記携帯情報機器用保持部は、前記携帯情報機器の背面側に配置される基体と、この基体に可動自在に装着されるとともに、前記携帯情報機器の対向する辺を保持する対向配置された保持体と、この対向配置された保持体を、両者の間隔が狭まる方向に付勢した付勢体と、この付勢体による付勢に抗して保持体間の間隔を広げる開放機構と、この開放機構を駆動するモータと、このモータの駆動制御を行う制御部とにより構成し、前記制御部は、前記電気的接続手段を介して携帯情報機器との接続状態を検出し、モータの駆動制御を行う構成とした電子機器。
【請求項2】
前記開放機構は、モータによって回動する回動体を有し、この回動体には駆動突起を設け、この駆動突起は、保持体に設けた受動突起に係合させる構成とした請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記回動体には、二つの駆動突起を設け、これら二つの駆動突起は、それぞれ別の保持体の受動突起に係合させる構成とした請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記回動体には回動検出用突起を設け、この回動検出用突起の回動範囲に、対向配置された保持体の開閉を検出する開閉検出スイッチを設けた請求項2または3に記載の電子機器。
【請求項5】
前記制御部は、電気的接続手段を介して携帯情報機器との接続状態を検出した場合に、モータを非駆動状態とする請求項1から4のいずれか一つに記載の電子機器。
【請求項6】
前記制御部は、電気的接続手段を介しての携帯情報機器との非接続状態を検出した場合に、モータを駆動状態とする請求項1から4のいずれか一つに記載の電子機器。
【請求項7】
前記携帯情報機器用保持部は、水平方向と、垂直方向に回動自在とした請求項1に記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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