説明

電子装置およびその情報表示方法

【課題】電子装置内のオブジェクトの情報を便利に入手することができる電子装置およびその情報表示方法を提供する。
【解決手段】電子装置は、スクリーンを有し、且つタッチ入力/出力インターフェースから信号を受信するよう構成される。スクリーンは、複数のオブジェクトを含むファイル管理フレームを表示する。各オブジェクトは、ファイル管理フレーム内の閲覧領域に対応し、付加情報および/またはプレビューアイコンを有する。この情報表示方法は、タッチ入力/出力インターフェースにより拡大または縮小タッチ信号を検出する。拡大または縮小タッチ信号に基づいて、各オブジェクトに対応する閲覧領域を調整する。各オブジェクトに対し、拡大または縮小タッチ信号に基づいて、オブジェクトに対応する閲覧領域に表示したい付加情報の内容を変更する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子装置の操作方法に関するものであり、特に、タッチインターフェース上の操作ジェスチャー(operation gesture)に応じて情報を表示する方法およびそれを用いた電子装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
技術の進歩とコンピュータの普及にともない、コンピュータの使用は、現代生活において最も必要不可欠なものの一つになった。現代では、人々はコンピュータシステムを用いて、事務作業や通信、情報閲覧、エンターテイメントを行っている。
【0003】
大部分のコンピュータシステムは、ウィンドウズ(登録商標)OS(Windows operating system)を採用している。そのため、ユーザーは、サムネイル(thumbnail)、アイコン、一覧、詳細等の異なる様式で、コンピュータシステム内のファイルやフォルダを閲覧することができる。一般的に、コンピュータシステムにおいて、フォルダは特定のアイコンで表示され、異なる形式のファイルは異なる種類の所定のアイコンで表示される。そのため、ユーザーは、ファイルのアイコンからファイルの種類をすぐに知ることができる。また、ファイルやフォルダがサムネイルで表示された時、ユーザーは、画像ファイルのサムネイルから各画像ファイルの元の内容をすぐに理解することができるため、大量の画像ファイルの中から必要な画像ファイルを簡単に選択することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、既存のウィンドウズ(登録商標)OSでは、ファイルまたはフォルダのサムネイルを拡大することができるが、ユーザーは、ファイルまたはフォルダのタイトルとサムネイル自体の画像しか得ることができない。コンピュータシステムに保存されるデータが多様化するにつれ、いかにしてユーザーがより多くの情報をより便利に入手できるようにするかが、本業界における主要な課題の一つとなっている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
したがって、本発明は、ユーザーが電子装置内のオブジェクト(ファイル、ショートカット、フォルダ)の情報を便利に入手できるようにする情報表示方法を提供することを目的とする。
【0006】
本発明は、また、ユーザーが便利な方法で電子装置内のオブジェクト(ファイル、ショートカット、フォルダ)の情報を入手することができる電子装置を提供することを目的とする。
【0007】
本発明は、スクリーンを有し、且つタッチ入力/出力インターフェースから信号を受信するよう構成された電子装置に用いる情報表示方法を提供する。スクリーンは、複数のオブジェクトを含むファイル管理フレームを表示する。各オブジェクトは、ファイル管理フレーム内の閲覧領域に対応し、付加情報および/またはプレビューアイコンを有する。この情報表示方法は、タッチ入力/出力インターフェースにより拡大または縮小タッチ信号を検出する。拡大または縮小タッチ信号に基づいて、各オブジェクトに対応する閲覧領域を調整する。各オブジェクトに対し、拡大または縮小タッチ信号に基づいて、オブジェクトに対応する閲覧領域に表示される付加情報の内容を変更する。
【0008】
本発明のある実施形態中、拡大または縮小タッチ信号に基づいて、各オブジェクトに対応する閲覧領域を調整するステップにおいて、拡大または縮小タッチ信号に基づいて、オブジェクトに対応する閲覧領域を同時に調整する。
【0009】
本発明のある実施形態中、拡大または縮小タッチ信号に基づいて、オブジェクトに対応する閲覧領域を同時に調整するステップにおいて、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が増加した場合、オブジェクトに対応する閲覧領域を同時に拡大し、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が減少した場合、オブジェクトに対応する閲覧領域を同時に縮小する。拡大または縮小タッチ信号は、第1タッチ信号および第2タッチ信号から成る。
【0010】
本発明のある実施形態中、各オブジェクトに対し、拡大または縮小タッチ信号に基づいて、オブジェクトに対応する閲覧領域に表示される付加情報の内容を変更するステップにおいて、拡大または縮小タッチ信号に基づいて、付加情報の内容を対応して変更する。内容は、付加情報の量および/またはプレビューアイコンのサブアイコンの数、サイズおよび配置のうちの1つまたは組み合わせを含む。
【0011】
本発明のある実施形態中、拡大または縮小タッチ信号に基づいて、付加情報の内容を対応して変更するステップにおいて、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が増加した場合、オブジェクトに対応する閲覧領域において、付加情報の量を増やし、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が減少した場合、オブジェクトに対応する閲覧領域において、付加情報の量を減らす。拡大または縮小タッチ信号は、第1タッチ信号および第2タッチ信号から成る。
【0012】
本発明のある実施形態中、情報表示方法は、さらに、付加情報の量を増やしている時に、オブジェクトのプレビューアイコンを拡大し、付加情報の量を減らしている時に、オブジェクトのプレビューアイコンを縮小する。
【0013】
本発明のある実施形態中、拡大または縮小タッチ信号に基づいて、付加情報の内容を対応して変更するステップにおいて、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が増加した場合、オブジェクトに対応する閲覧領域において、プレビューアイコンのサブアイコンの数を増やし、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が減少した場合、オブジェクトに対応する閲覧領域において、プレビューアイコンのサブアイコンの数を減らす。拡大または縮小タッチ信号は、第1タッチ信号および第2タッチ信号から成る。
【0014】
本発明のある実施形態中、拡大または縮小タッチ信号に基づいて、付加情報の内容を対応して変更するステップにおいて、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が増加した場合、オブジェクトに対応する閲覧領域において、プレビューアイコンのサブアイコンを拡大し、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が減少した場合、オブジェクトに対応する閲覧領域において、プレビューアイコンのサブアイコンを縮小する。拡大または縮小タッチ信号は、第1タッチ信号および第2タッチ信号から成る。
【0015】
本発明のある実施形態中、拡大または縮小タッチ信号に基づいて、付加情報の内容を対応して変更するステップにおいて、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が増加した場合、オブジェクトに対応する閲覧領域において、プレビューアイコンのサブアイコン間の重なり合う範囲を減らし、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が減少した場合、オブジェクトに対応する閲覧領域において、プレビューアイコンのサブアイコン間の重なり合う範囲を増やす。拡大または縮小タッチ信号は、第1タッチ信号および第2タッチ信号から成る。
【0016】
本発明のある実施形態中、付加情報は、オブジェクト作成時間と、カスタムタグ(custom tag)とを含む。
【0017】
本発明のある実施形態中、各オブジェクトは、ファイル、ショートカットまたはフォルダであり、オブジェクトがフォルダの時、プレビューアイコンの各サブアイコンは、フォルダ内のサブオブジェクトに対応する。
【0018】
本発明のある実施形態中、タッチ入力/出力インターフェースは、遠隔操縦装置(remote control device)、携帯型電子装置、タッチパッドまたは指示装置(director)である。
【0019】
本発明は、スクリーンと、判定モジュール(determination module)と、情報表示モジュールとを含む電子装置を提供する。スクリーンは、複数のオブジェクトを含むファイル管理フレームを表示する。各オブジェクトは、ファイル管理フレーム内の閲覧領域に対応し、付加情報および/またはプレビューアイコンを有する。判定モジュールは、タッチ入力/出力インターフェースから信号を受信するとともに、タッチ入力/出力インターフェースにより拡大または縮小タッチ信号が検出されたかどうかを判断する。情報表示モジュールは、スクリーンおよび判定モジュールに結合される。情報表示モジュールは、拡大または縮小タッチ信号に基づいて、オブジェクトに対応する閲覧領域を調整するとともに、各オブジェクトに対し、拡大または縮小タッチ信号に基づいて、表示したい付加情報の内容を変更し、且つスクリーンを制御して、オブジェクトに対応する閲覧領域において、付加情報およびプレビューアイコンを表示する。
【0020】
本発明のある実施形態中、情報表示モジュールは、拡大または縮小タッチ信号に基づいて、オブジェクトに対応する閲覧領域を同時に調整する。
【0021】
本発明のある実施形態中、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が増加した時、情報表示モジュールは、オブジェクトに対応する閲覧領域を同時に拡大し、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が減少した時、情報表示モジュールは、オブジェクトに対応する閲覧領域を同時に縮小する。拡大または縮小タッチ信号は、第1タッチ信号および第2タッチ信号から成る。
【0022】
本発明のある実施形態中、各オブジェクトに対し、情報表示モジュールは、拡大または縮小タッチ信号に基づいて、付加情報の内容を対応して変更する。内容は、付加情報の量および/またはプレビューアイコンのサブアイコンの数、サイズおよび配置のうちの1つまたは組み合わせを含む。
【0023】
本発明のある実施形態中、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が増加した時、情報表示モジュールは、オブジェクトに対応する閲覧領域において、付加情報の量を増やし、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が減少した時、情報表示モジュールは、オブジェクトに対応する閲覧領域において、付加情報の量を減らす。拡大または縮小タッチ信号は、第1タッチ信号および第2タッチ信号から成る。
【0024】
本発明のある実施形態中、情報表示モジュールは、付加情報の量を増やしている時に、オブジェクトのプレビューアイコンを拡大し、付加情報の量を減らしている時に、オブジェクトのプレビューアイコンを縮小する。
【0025】
本発明のある実施形態中、情報表示モジュールは、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が増加した時、オブジェクトに対応する閲覧領域において、プレビューアイコンのサブアイコンの数を増やし、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が減少した時、オブジェクトに対応する閲覧領域において、プレビューアイコンのサブアイコンの数を減らす。拡大または縮小タッチ信号は、第1タッチ信号および第2タッチ信号から成る。
【0026】
本発明のある実施形態中、情報表示モジュールは、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が増加した時、オブジェクトに対応する閲覧領域において、プレビューアイコンのサブアイコンを拡大し、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が減少した時、オブジェクトに対応する閲覧領域において、プレビューアイコンのサブアイコンを縮小する。拡大または縮小タッチ信号は、第1タッチ信号および第2タッチ信号から成る。
【0027】
本発明のある実施形態中、情報表示モジュールは、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が増加した時、オブジェクトに対応する閲覧領域において、プレビューアイコンのサブアイコン間の重なり合う範囲を減らし、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が減少した時、オブジェクトに対応する閲覧領域において、プレビューアイコンのサブアイコン間の重なり合う範囲を増やす。拡大または縮小タッチ信号は、第1タッチ信号および第2タッチ信号から成る。
【0028】
本発明のある実施形態中、付加情報は、オブジェクト作成時間と、カスタムタグとを含む。
【0029】
本発明のある実施形態中、各オブジェクトは、ファイル、ショートカットまたはフォルダであり、オブジェクトがフォルダの時、プレビューアイコンの各サブアイコンは、フォルダ内のサブオブジェクトに対応する。
【0030】
本発明のある実施形態中、スクリーンとタッチ入力/出力インターフェースは、同じモジュールである。
【0031】
本発明のある実施形態中、タッチ入力/出力インターフェースは、遠隔操縦装置、携帯型電子装置、タッチパッドまたは指示装置である。
【発明の効果】
【0032】
以上のように、本発明は、タッチ入力/出力インターフェースを操作することによって、ユーザーが電子装置を介して様々なオブジェクト(ファイル、ショートカット、フォルダ)の情報を便利に閲覧し、入手できるようにすることができる。そのため、オブジェクトの管理がより便利で直観的になり、同時に、オブジェクトの閲覧がより面白くなる。
【0033】
本発明の上記および他の目的、特徴および利点をより分かり易くするため、図面と併せた幾つかの実施形態を以下に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の実施形態に係る電子装置のブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係る情報表示方法のフローチャートである。
【図3A】本発明の実施形態に係るピンチインのジェスチャーを示した図である。
【図3B】本発明の実施形態に係るピンチアウトのジェスチャーを示した図である。
【図4A】本発明の実施形態に係るファイル管理フレームを示した図である。
【図4B】本発明の実施形態に係るファイル管理フレームを示した図である。
【図4C】本発明の実施形態に係るファイル管理フレームを示した図である。
【図5A】本発明の別の実施形態に係るファイル管理フレームを示した図である。
【図5B】本発明の別の実施形態に係るファイル管理フレームを示した図である。
【図5C】本発明の別の実施形態に係るファイル管理フレームを示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下、本発明の好ましい実施形態を添付の図面を参照してさらに詳細に説明する。各図面および関連説明において、同一または類似する構成要素には、同一の参照番号を使用する。
【0036】
図1は、本発明の実施形態に係る電子装置のブロック図である。図1を参照すると、電子装置100は、タッチスクリーン110と、判定モジュール120と、情報表示モジュール130とを含む。電子装置100は、デスクトップ型パソコン、ノート型パソコン、タブレットPC(tablet PC)、携帯電話、PDA(personal digital assistant)またはスマートフォン(smart phone)であってもよい。しかしながら、電子装置100の種類は、ここでは限定しない。
【0037】
タッチスクリーン110は、マルチタッチ技術をサポートする電容量式タッチスクリーン(capacitive touch screen)であってもよく、電子装置100の様々な操作フレームを表示して、ユーザーのタッチ操作を検出するよう構成される。あるいは、タッチスクリーン110は、例えば、抵抗膜式タッチスクリーン(resistive touch screen)や光学式タッチスクリーン等のように、マルチタッチ技術をサポートする任意のタッチスクリーンであってもよい。タッチスクリーン110の種類は、ここでは限定しない。注意すべきこととして、本実施形態において、タッチスクリーン110は、スクリーンおよびタッチ入力/出力インターフェースから成り(すなわち、スクリーンとタッチ入力/出力インターフェースは同じモジュールである)、スクリーンは、フレームを表示し、タッチ入力/出力インターフェースは、ユーザーのタッチ操作に応じて信号を生成する。しかしながら、別の実施形態において、電子装置のスクリーンおよびタッチ入力/出力インターフェースは、2つの独立したモジュールであってもよい。例えば、タッチ入力/出力インターフェースは、リモコン、携帯型電子装置(タッチスクリーンを備えたもの)、タッチパッドまたは指示装置であってもよい。
【0038】
判定モジュール120は、タッチスクリーン110に結合され、タッチ入力/出力インターフェースからタッチ信号(本実施形態では、タッチスクリーン110からの信号)を受信し、タッチ入力/出力インターフェースにより拡大または縮小タッチ信号が検出されたかどうかを判断するよう構成される。情報表示モジュール130は、タッチスクリーン110および判定モジュール120に結合される。情報表示モジュール130は、拡大または縮小タッチ信号に基づいて、タッチスクリーン110に表示される内容を変更するよう構成される。
【0039】
電子装置100の操作を説明するために、別の実施形態を挙げて説明する。図2は、本発明の実施形態に係る情報表示方法のフローチャートである。図1および図2の両方を参照されたい。
【0040】
まず、ステップS210において、タッチスクリーン110が、1つまたはそれ以上のオブジェクトを含んだファイル管理フレームを表示する。ファイル管理フレームは、ウィンドウズ(登録商標)フレームまたはアプリケーションプログラムの操作インターフェースであってもよく、各オブジェクトは、ファイル、ショートカットまたはフォルダである。本実施形態において、各オブジェクトは、ファイル管理フレーム内の閲覧領域に対応し、各オブジェクトは、付加情報および/またはプレビューアイコンを含む。ここで、付加情報は、例えば、オブジェクト作成時間やカスタムタグのように、ファイル、ショートカットまたはフォルダのタイトル以外の情報である。しかしながら、付加情報の内容は、ここでは限定しない。オブジェクトがファイルの時、そのプレビューアイコンは、ファイルの種類を示すシステムプリセットアイコンまたはファイルの内容のサムネイルであってもよい。オブジェクトがショートカットの時、そのプレビューアイコンは、ターゲットタイプを示すシステムプリセットアイコンであってもよい。オブジェクトがフォルダの時、そのプレビューアイコンは、1つまたはそれ以上のサブアイコンを含んでもよく、各サブアイコンは、フォルダ内のサブオブジェクトに対応する。タッチスクリーン110はサイズが制限されるため、ファイル管理フレームが多くのオブジェクトを含み過ぎると、全てのオブジェクトをタッチスクリーン110に表示できない可能性がある。以下、タッチスクリーン110上で表示できる領域をファイル管理フレームのワークエリアと称す。ユーザーは、ファイル管理フレームのスクロールバーを調整することによって、ワークエリアをスクロールし、他のオブジェクトを閲覧することができる。
【0041】
それから、ステップS220において、タッチスクリーン110(すなわち、タッチ入力/出力インターフェース)により拡大または縮小タッチ信号が検出されたかどうかを判断する。本実施形態において、拡大または縮小タッチ信号は、例えば、第1タッチ信号および第2タッチ信号から成るが、ここでは限定しない。第1タッチ信号および第2タッチ信号は、ファイル管理フレームのワークエリア内で検出されたタッチ信号である。つまり、このステップは、ユーザーがファイル管理フレームのワークエリア内で任意の2点に触れたかどうかを判断する。タッチスクリーン110が拡大または縮小タッチ信号を検出しなかった時、情報表示方法の手順は、ステップS210に戻る。
【0042】
タッチスクリーン110が拡大または縮小タッチ信号を検出した時、情報表示モジュール130は、拡大または縮小タッチ信号に基づいて、各オブジェクトに対応する閲覧領域を調整する。各オブジェクトに対し、情報表示モジュール130は、拡大または縮小タッチ信号に基づいて、表示したい付加情報の内容を変更する。さらに詳しく説明すると、ステップS230において、判定モジュール120は、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間で変位(displacement)があったかどうかを判断する。これによって、ユーザーが2つの指でタッチスクリーン110に触れ、ピンチインのジェスチャー(図3Aに示す)またはピンチアウトのジェスチャー(図3Bに示す)を行ったかどうかを判断することができる。
【0043】
第1タッチ信号と第2タッチ信号の間で変位がなかった場合、ステップS240において、第1タッチ信号および第2タッチ信号が存在するかどうかを判断する。これら2つの信号のうち少なくとも1つの信号が存在しなかった場合、ユーザーがタッチスクリーン110から入力ペン(または指)を移動したものと判断され、情報表示方法の手順は、再びステップS210に戻る。2つの信号がいずれも消失しなかった場合、手順をステップS230に戻し、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間で変位があったかどうかを判断する。
【0044】
第1タッチ信号と第2タッチ信号の間で変位があった場合、ステップS250において、判定モジュール120が第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離変化を計算する。本実施形態において、距離変化の大きさは、異なる情報表示レベルに対応し、情報表示レベルは、情報表示モジュール130がオブジェクト(ファイル、ショートカットまたはフォルダ)の情報を表示する時の詳細さ(particularity)を指す。例えば、距離変化が大きければ大きいほど情報表示レベルが高くなり、距離変化が小さければ小さいほど情報表示レベルが低くなる。しかしながら、本発明はこれに限定されない。あるいは、電子装置100にいくつかの情報表示レベルを予め設定して、複数の距離変化しきい値によってこれらの情報表示レベルを区別する。距離変化と上述したしきい値を比較することによって、判定モジュール120によって計算した距離変化がどの情報表示レベルに属するかを判断することができる。
【0045】
次に、ステップS260において、情報表示モジュール130が、距離変化に基づいて、各オブジェクトに対応する閲覧領域のサイズを調整する。さらに詳しく説明すると、情報表示モジュール130は、距離変化に基づいて、各オブジェクトに対応する閲覧領域のサイズを同時に調整する。例えば、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が増加した場合、情報表示モジュール130は、オブジェクトに対応する閲覧領域を同時にまたは1つ1つ拡大する。反対に、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が減少した場合、情報表示モジュール130は、オブジェクトに対応する閲覧領域を同時にまたは1つ1つ縮小する。注意すべきこととして、距離変化の増減と上述した閲覧領域の調整との間の対応関係は単なる例であって、本発明はこれらに限定されない。
【0046】
最後に、ステップS270において、各オブジェクトに対し、情報表示モジュール130が、距離変化に基づいて、オブジェクトに対応する閲覧領域に表示される付加情報の内容を変更する。本実施形態において、付加情報の内容は、付加情報の量および/またはプレビューアイコン内のサブアイコンの数、サイズおよび配置のうちの1つまたは組み合わせを含む。さらに詳しく説明すると、情報表示モジュール130は、距離変化に基づいて、表示される付加情報の量を対応して変更する。また、情報表示モジュール130は、距離変化に基づいて、プレビューアイコンの内容(すなわち、プレビューアイコンのサブアイコンの数、サイズおよび配置のうちの1つまたは組み合わせ)を変更してもよい。さらに、情報表示モジュール130は、距離変化に基づいて、付加情報の量とプレビューアイコンの内容の両方を変更してもよい。
【0047】
図4A〜図4Cは、本発明の実施形態に係るファイル管理フレームを示した図である。図4Aに示すように、電子装置100のタッチスクリーン110に表示されるファイル管理フレーム400が複数のファイルを含むと仮定し、ファイル管理フレーム400のワークエリア内に15個のファイルを表示する。ユーザーは、スクロールバー41を使用することによって、ワークエリアをスクロールし、ファイル管理フレーム400の他のファイルを見ることができる。
【0048】
本実施形態において、ファイル管理フレーム400の各ファイルは、閲覧領域に対応する。閲覧領域42を例に挙げて説明すると、対応するファイルは、プレビューアイコン401と、ファイル名403(すなわち、文字列「写真03」)とを有し、プレビューアイコン401とファイル名403の両方は、閲覧領域42内に表示される。しかしながら、注意すべきこととして、本実施形態において、ファイル管理フレーム400のファイルは全て画像ファイルであるが、本発明はこれに限定されない。別の実施形態において、ファイル管理フレームは、異なる種類のファイルを含んでもよい。
【0049】
ユーザーがタッチスクリーン110に表示されたファイル管理フレーム400のワークエリアを2本の指で触れ、指を反対方向に外側に向かってスライドさせた時(すなわち、ピンチアウトのジェスチャーを行った時)、判定モジュール120は、第1タッチ信号および第2タッチ信号から成る拡大または縮小タッチ信号が検出されたかどうかを判断する。判定モジュール120によって計算された距離変化が、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離の増加を示した場合、情報表示モジュール130は、ファイルに対応する閲覧領域を同時に拡大して、各ファイルに対応する閲覧領域において、表示される付加情報の量を増やす。また、本実施形態において、表示される付加情報の量を増やすだけでなく、情報表示モジュール130は、各ファイルのプレビューアイコンも拡大する。
【0050】
図4Bは、ユーザーがピンチアウトのジェスチャーを行った後のファイル管理フレーム400を示した図である。図4Aおよび図4Bの両方を参照すると、情報表示モジュール130によって、図4Aの閲覧領域42と同じファイルに対応する閲覧領域44を拡大し、閲覧領域44において、拡大されたプレビューアイコン401’とファイル名403の他に、ファイル作成時間405の付加情報(すなわち、文字列「2008.6.19.PM 7:20」)をさらに表示する。
【0051】
ユーザーがファイル管理フレーム400のワークエリアを2本の指で触れ、再度ピンチアウトのジェスチャーを行った場合、判定モジュール120は、第1タッチ信号および第2タッチ信号から成る別の拡大または縮小タッチ信号が検出されたかどうかを判断する。判定モジュール120によって計算された距離変化が、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離の増加を示した場合、情報表示モジュール130は、さらに、表示される付加情報の量を増やし、プレビューアイコンを拡大する。図4Cに示すように、図4Bの閲覧領域44と同じファイルに対応する閲覧領域46において、さらに拡大されたプレビューアイコン401”、ファイル名403、およびファイル作成時間405の他に、カスタムタグ407の付加情報(すなわち、文字列「Nick. William. me」)をさらに表示する。
【0052】
同時に、図4A〜図4Cを比較するとわかるように、ユーザーがピンチアウトのジェスチャーを行う度に、電子装置100は、ファイルのより詳細な付加情報を表示する。
【0053】
類似して、本実施形態において、ユーザーがタッチスクリーン110に表示されたファイル管理フレーム400のワークエリアを2本の指で触れ、指を内側に向かってスライドさせた時(すなわち、ピンチインのジェスチャーを行った時)、判定モジュール120によって計算された距離変化が、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離の減少を示した場合、情報表示モジュール130は、各オブジェクトに対応する閲覧領域を減らして、各閲覧領域に表示される付加情報の量を減らすとともに、各オブジェクトのプレビューアイコンを減らす。
【0054】
上述した実施形態において、ユーザーは、タッチスクリーン110でピンチアウトのジェスチャーを行うことによって、電子装置100が各ファイルの付加情報をより多く表示するようにすることができる。上述した付加情報が必要ない時は、タッチスクリーン110でピンチインのジェスチャーを行うことによって、ユーザーは、各ファイルの付加情報を隠すことができる。こうすることによって、ファイルの閲覧がより便利になる。
【0055】
図5A〜図5Cは、本発明の別の実施形態に係るファイル管理フレームを示した図である。図5Aを参照すると、本実施形態において、電子装置100のタッチスクリーン110によって表示されるファイル管理フレーム500は、複数のフォルダを含む。各フォルダは、ファイル管理フレーム500内の閲覧領域に対応する。例えば、閲覧領域51において、対応するフォルダのプレビューアイコン501およびフォルダ名503(すなわち、文字列「フォルダ14」)を表示する。ここで、プレビューアイコン501は、互いに重なり合った4つのサブアイコンを含み、各サブアイコンは、フォルダ内のサブオブジェクトに対応する。各サブオブジェクトは、ファイル、ショートカットまたはフォルダである。しかしながら、各サブオブジェクトの種類は、ここでは限定しない。
【0056】
本実施形態において、ユーザーがタッチスクリーン110に表示されたファイル管理フレーム500のワークエリアを2本の指で触れ、指を反対方向に外側に向かってスライドさせた時(すなわち、ピンチアウトのジェスチャーを行った時)、判定モジュール120は、第1タッチ信号および第2タッチ信号から成る拡大または縮小タッチ信号が検出されたかどうかを判断する。判定モジュール120によって計算された距離変化が、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離の増加を示した場合、情報表示モジュール130は、フォルダに対応する閲覧領域を同時に拡大して、各フォルダのプレビューアイコンのサブアイコン間で重なり合う範囲を減らす。
【0057】
判定モジュール120および情報表示モジュール130の操作を行った後、ファイル管理フレーム500は、図5Bのようになる。図5Aおよび図5Bを参照し、閲覧領域51’を例に挙げて説明すると、閲覧領域51’および閲覧領域51は、同じフォルダに対応しているが、閲覧領域51’は、情報表示モジュール130によって拡大される。また、プレビューアイコン501とユーザーがピンチアウトのジェスチャーを行った後のプレビューアイコン501’を比較するとわかるように、プレビューアイコン501’の4つのサブアイコン間で重なり合う範囲が減少して、プレビューアイコン501の4つのサブアイコン間で重なり合う範囲よりも低くなる。つまり、プレビューアイコン501’内のサブアイコンは、ゆとりを持って配置される。
【0058】
ユーザーがファイル管理フレーム500のワークエリアを2本の指で触れ、再度ピンチアウトのジェスチャーを行った時、判定モジュール120は、第1タッチ信号および第2タッチ信号から成る別の拡大または縮小タッチ信号が検出されたかどうかを判断する。判定モジュール120によって計算された距離変化が、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離の増加を示した場合、情報表示モジュール130は、さらに、各フォルダに対応する閲覧領域を拡大する。本実施形態において、各フォルダに対応する閲覧領域が既に所定の範囲(例えば、タッチスクリーン110の表示エリアの半分近くかそれ以上)を超えていると情報表示モジュール130が判断した場合、各フォルダのプレビューアイコン内のサブアイコン間で重なり合う範囲を減らすだけでなく、情報表示モジュール130は、さらに、プレビューアイコン内のサブアイコンの数を増やす。図5Bおよび図5Cの両方を参照すると、同じフォルダに対応する閲覧領域51”および閲覧領域51’については、閲覧領域51”が拡大されるだけでなく、プレビューアイコン501” 内のサブアイコンの数(すなわち、14)がプレビューアイコン501’ 内のサブアイコンの数(すなわち、4)よりも大きくなる。また、プレビューアイコン501”において、サブアイコンは互いに重なり合わないため、対応するファイルの名前がさらに各サブアイコンの下に表示される。
【0059】
図5A〜図5Cから、ユーザーがピンチアウトのジェスチャーを2回行った後のファイル管理フレーム500の変化がわかる。同様に、ユーザーがファイル管理フレーム500のワークエリアを2本の指で触れ、指を内側に向かってスライドさせた時(すなわち、ピンチインのジェスチャーを行った時)、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が減る。この場合、フォルダに対応する閲覧領域を同時に減らすだけでなく、情報表示モジュール130は、さらに、オブジェクトに対応する閲覧領域の各オブジェクトのプレビューアイコン内のサブアイコン間で重なり合う範囲を増やす。情報表示モジュール130が各フォルダに対応する閲覧領域のサイズが既に所定の値よりも小さいと判断した時、情報表示モジュール130は、各プレビューアイコン内のサブアイコンの数を減らす。
【0060】
上述した実施形態において、情報表示モジュール130は、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離変化に基づいて、各フォルダのプレビューアイコン内のサブアイコンの数および/または配置を調整する。別の実施形態において、第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が増加した時、情報表示モジュール130は、各フォルダに対応する閲覧領域において、プレビューアイコンの各サブアイコンを拡大する。第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が減少した時、情報表示モジュール130は、各フォルダに対応する閲覧領域において、プレビューアイコンの各サブアイコンを縮小する。つまり、情報表示モジュール130は、距離変化に基づいて、プレビューアイコン内のサブアイコンの数のみを調整するか、プレビューアイコン内の各サブアイコンのサイズのみを調整するか、または、プレビューアイコン内のサブアイコンの配置のみを調整してもよく、あるいは、情報表示モジュール130は、プレビューアイコン内のサブアイコンの数、サイズおよび配置のうちの任意の2つまたは3つ全てを調整してもよい。
【0061】
従来のファイル管理環境において、ユーザーがフレームを拡大または縮小した時、フォルダ全体のプレビューアイコンのサイズだけでなく、その内容も変更される。しかしながら、上述した本発明の実施形態において、ユーザーのピンチインまたはピンチアウトのジェスチャーがタッチスクリーン110において一旦検出されると、電子装置100は、各フォルダに表示したいサブオブジェクトの数、サブオブジェクトに対応するサブアイコンのサイズ、およびサブアイコンの配置のうちの1つまたは組み合わせを対応して変更するため、ユーザーは、フォルダを閲覧している間により多くの情報を得ることができる。
【0062】
上述した実施形態は、ファイル管理フレームが同じ種類の複数のオブジェクトを含むと仮定して説明しているが、本発明はこれに限定されない。つまり、ファイル管理フレームは、異なる種類のオブジェクトを含んでもよく、この場合、ユーザーは、2つのタッチ信号を生成することのできるジェスチャー(例えば、ピンチインまたはピンチアウトのジェスチャー)によって、表示されるファイルの付加情報の量および/または対応するプレビューアイコン内のサブアイコンの数、サイズまたは配置を変更することができる。
【0063】
言及すべきこととして、上述した実施形態において説明した情報表示方法は、プログラム命令コードとして実施し、電子装置で読み取り可能なコンピュータプログラム製品に保存してもよい。情報表示方法の上記ステップは、プログラム命令コードを電子装置にロードすることによって完成する。
【0064】
以上のように、本発明は、電子装置およびその情報表示方法を提供し、複数のオブジェクトを含むファイル管理フレームが表示された後に、ユーザーがタッチスクリーン上でピンチインまたはピンチアウトのジェスチャーを行うと、各オブジェクトの付加情報の内容を対応して変更することができる。例えば、付加情報の量および/またはプレビューアイコン内のサブアイコンの数、サイズまたは配置のうちの1つまたは組み合わせが変更される。したがって、ユーザーは、オブジェクトを閲覧した時に、電子装置内のオブジェクトの情報をより便利に且つ直観的に得ることができるため、オブジェクトの閲覧がさらに面白くなる。
【0065】
以上のごとく、この発明を実施形態により開示したが、もとより、この発明を限定するためのものではなく、当業者であれば容易に理解できるように、この発明の技術思想の範囲内において、適当な変更ならびに修正が当然なされうるものであるから、その特許権保護の範囲は、特許請求の範囲および、それと均等な領域を基準として定めなければならない。
【符号の説明】
【0066】
41 スクロールバー
42、44、46、51、51’、51” 閲覧領域
400、500 ファイル管理フレーム
401、401’、401”、501、501’、501” プレビューアイコン
403 ファイル名
405 ファイル作成時間
407 カスタムタグ
503 フォルダ名

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチ入力/出力インターフェースから信号を受信するよう構成され、且つスクリーンを有する電子装置に用いる情報表示方法であって、前記スクリーンが、複数のオブジェクトを含むファイル管理フレームを表示し、前記各オブジェクトが、前記ファイル管理フレーム内の閲覧領域に対応し、前記各オブジェクトが、付加情報および/またはプレビューアイコンを含み、
前記タッチ入力/出力インターフェースにより拡大または縮小タッチ信号を検出するステップと、
前記拡大または縮小タッチ信号に基づいて、前記各オブジェクトに対応する前記閲覧領域を調整するステップと、
前記各オブジェクトに対し、前記拡大または縮小タッチ信号に基づいて、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域に表示される前記付加情報の内容を変更するステップと、
を含む情報表示方法。
【請求項2】
前記拡大または縮小タッチ信号に基づいて、前記各オブジェクトに対応する前記閲覧領域を調整する前記ステップが、
前記拡大または縮小タッチ信号に基づいて、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域を同時に調整するステップ
を含む請求項1記載の情報表示方法。
【請求項3】
前記拡大または縮小タッチ信号に基づいて、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域を同時に調整する前記ステップが、
第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が増加した時に、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域を拡大するステップと、
前記第1タッチ信号と前記第2タッチ信号の間の前記距離が減少した時に、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域を縮小するステップと、
を含み、
前記拡大または縮小タッチ信号が、前記第1タッチ信号および前記第2タッチ信号から成る請求項2記載の情報表示方法。
【請求項4】
前記各オブジェクトに対し、前記拡大または縮小タッチ信号に基づいて、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域に表示される付前記加情報の前記内容を変更する前記ステップが、
前記拡大または縮小タッチ信号に基づいて、前記表示される付加情報の前記内容を対応して変更するステップを含み、
前記内容が、前記付加情報の量および/または前記プレビューアイコンの複数のサブアイコンの数、サイズおよび配置のうちの1つまたは組み合わせを含む請求項1記載の情報表示方法。
【請求項5】
前記拡大または縮小タッチ信号に基づいて、前記表示される付加情報の前記内容を対応して変更する前記ステップが、
第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が増加した時に、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域において、前記表示される付加情報の前記量を増やすステップと、
前記第1タッチ信号と前記第2タッチ信号の間の前記距離が減少した時に、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域において、前記表示される付加情報の前記量を減らすステップと、
を含み、
前記拡大または縮小タッチ信号が、前記第1タッチ信号および前記第2タッチ信号から成る請求項4記載の情報表示方法。
【請求項6】
前記表示される付加情報の前記量を増やしている時に、前記オブジェクトの前記プレビューアイコンを拡大するステップと、
前記表示される付加情報の前記量を減らしている時に、前記オブジェクトの前記プレビューアイコンを縮小するステップと、
をさらに含む請求項5記載の情報表示方法。
【請求項7】
前記拡大または縮小タッチ信号に基づいて、前記表示される付加情報の前記内容を対応して変更する前記ステップが、
第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が増加した時に、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域において、前記プレビューアイコンの前記サブアイコンの前記数を増やすステップと、
前記第1タッチ信号と前記第2タッチ信号の間の前記距離が減少した時に、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域において、前記プレビューアイコンの前記サブアイコンの前記数を減らすステップと、
を含み、
前記拡大または縮小タッチ信号が、前記第1タッチ信号および前記第2タッチ信号から成る請求項4記載の情報表示方法。
【請求項8】
前記拡大または縮小タッチ信号に基づいて、前記表示される付加情報の前記内容を対応して変更する前記ステップが、
第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が増加した時に、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域において、前記プレビューアイコンの前記サブアイコンを拡大するステップと、
前記第1タッチ信号と前記第2タッチ信号の間の前記距離が減少した時に、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域において、前記プレビューアイコンの前記サブアイコンを縮小するステップと、
を含み、
前記拡大または縮小タッチ信号が、前記第1タッチ信号および前記第2タッチ信号から成る請求項4記載の情報表示方法。
【請求項9】
前記拡大または縮小タッチ信号に基づいて、前記表示される付加情報の前記内容を対応して変更する前記ステップが、
第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が増加した時に、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域において、前記プレビューアイコンの前記サブアイコン間の重なり合う範囲を減らすステップと、
前記第1タッチ信号と前記第2タッチ信号の間の前記距離が減少した時に、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域において、前記プレビューアイコンの前記サブアイコン間の前記重なり合う範囲を増やすステップと、
を含み、
前記拡大または縮小タッチ信号が、前記第1タッチ信号および前記第2タッチ信号から成る請求項4記載の情報表示方法。
【請求項10】
前記付加情報が、オブジェクト作成時間と、カスタムタグとを含む請求項1記載の情報表示方法。
【請求項11】
前記各オブジェクトが、ファイル、ショートカットおよびフォルダのうちの1つであり、前記オブジェクトが前記フォルダの時、前記プレビューアイコンの前記各サブアイコンが、前記フォルダ内のサブオブジェクトに対応する請求項1記載の情報表示方法。
【請求項12】
前記タッチ入力/出力インターフェースが、遠隔操縦装置、携帯型電子装置、タッチパッドまたは指示装置である請求項1記載の情報表示方法。
【請求項13】
複数のオブジェクトを含むファイル管理フレームを表示するとともに、前記ファイル管理フレーム内の閲覧領域において、前記各オブジェクトの付加情報および/またはプレビューアイコンを表示するスクリーンと、
タッチ入力/出力インターフェースから信号を受信するとともに、前記タッチ入力/出力インターフェースにより拡大または縮小タッチ信号が検出されたかどうかを判断する判定モジュールと、
前記スクリーンおよび前記判定モジュールに結合され、前記拡大または縮小タッチ信号に基づいて、前記各オブジェクトに対応する前記閲覧領域を調整するとともに、前記各オブジェクトに対し、前記拡大または縮小タッチ信号に基づいて、表示したい前記付加情報の内容を変更し、且つ前記スクリーンを制御して、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域において、前記付加情報および前記プレビューアイコンを表示する情報表示モジュールと、
を含む電子装置。
【請求項14】
前記情報表示モジュールが、前記拡大または縮小タッチ信号に基づいて、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域を同時に調整する請求項13記載の電子装置。
【請求項15】
第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が増加した時に、前記情報表示モジュールが、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域を拡大し、前記第1タッチ信号と前記第2タッチ信号の間の前記距離が減少した時に、前記情報表示モジュールが、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域を縮小し、前記拡大または縮小タッチ信号が、前記第1タッチ信号および前記第2タッチ信号から成る請求項14記載の電子装置。
【請求項16】
前記各オブジェクトに対し、前記情報表示モジュールが、前記拡大または縮小タッチ信号に基づいて、前記表示される付加情報の前記内容を対応して変更し、前記内容が、前記付加情報の量および/または前記プレビューアイコンの複数のサブアイコンの数、サイズおよび配置のうちの1つまたは組み合わせを含む請求項13記載の電子装置。
【請求項17】
第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が増加した時に、前記情報表示モジュールが、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域において、前記表示される付加情報の前記量を増やし、前記第1タッチ信号と前記第2タッチ信号の間の前記距離が減少した時に、前記情報表示モジュールが、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域において、前記表示される付加情報の前記量を減らし、前記拡大または縮小タッチ信号が、前記第1タッチ信号および前記第2タッチ信号から成る請求項16記載の電子装置。
【請求項18】
前記情報表示モジュールが、前記表示される付加情報の前記量を増やしている時に、前記オブジェクトの前記プレビューアイコンを拡大し、前記表示される付加情報の前記量を減らしている時に、前記オブジェクトの前記プレビューアイコンを縮小する請求項17記載の電子装置。
【請求項19】
第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が増加した時に、前記情報表示モジュールが、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域において、前記プレビューアイコンの前記サブアイコンの前記数を増やし、前記第1タッチ信号と前記第2タッチ信号の間の前記距離が減少した時に、前記情報表示モジュールが、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域において、前記プレビューアイコンの前記サブアイコンの前記数を減らし、前記拡大または縮小タッチ信号が、前記第1タッチ信号および前記第2タッチ信号から成る請求項16記載の電子装置。
【請求項20】
第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が増加した時に、前記情報表示モジュールが、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域において、前記プレビューアイコンの前記サブアイコンを拡大し、前記第1タッチ信号と前記第2タッチ信号の間の前記距離が減少した時に、前記情報表示モジュールが、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域において、前記プレビューアイコンの前記サブアイコンを縮小し、前記拡大または縮小タッチ信号が、前記第1タッチ信号および前記第2タッチ信号から成る請求項16記載の電子装置。
【請求項21】
第1タッチ信号と第2タッチ信号の間の距離が増加した時に、前記情報表示モジュールが、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域において、前記プレビューアイコンの前記サブアイコン間の重なり合う範囲を減らし、前記第1タッチ信号と前記第2タッチ信号の間の前記距離が減少した時に、前記情報表示モジュールが、前記オブジェクトに対応する前記閲覧領域において、前記プレビューアイコンの前記サブアイコン間の前記重なり合う範囲を増やし、前記拡大または縮小タッチ信号が、前記第1タッチ信号および前記第2タッチ信号から成る請求項16記載の電子装置。
【請求項22】
前記付加情報が、オブジェクト作成時間と、カスタムタグとを含む請求項13記載の電子装置。
【請求項23】
前記各オブジェクトが、ファイル、ショートカットおよびフォルダのうちの1つであり、前記オブジェクトが前記フォルダの時、前記プレビューアイコンの前記各サブアイコンが、前記フォルダ内のサブオブジェクトに対応する請求項13記載の電子装置。
【請求項24】
前記スクリーンと前記タッチ入力/出力インターフェースが、同じモジュールである請求項13記載の電子装置。
【請求項25】
前記タッチ入力/出力インターフェースが、遠隔操縦装置、携帯型電子装置、タッチパッドまたは指示装置である請求項13記載の電子装置。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【公開番号】特開2012−155698(P2012−155698A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−177188(P2011−177188)
【出願日】平成23年8月12日(2011.8.12)
【出願人】(596032915)仁寶電腦工業股▲ふん▼有限公司 (18)
【Fターム(参考)】