説明

非常時照明灯

【課題】停電時等に照明を強く求められる天井吊下げ型照明の直下を簡便な器具で照明する。
【解決手段】 天井吊下げ型照明の常夜灯ソケットを取付け機構と二次電池充電電源とし、停電時などに天井吊下げ型照明の直下を照明する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は既存の天井吊下げ式照明器具(以下『ペンダント灯』と呼ぶ)に後付けする非常灯に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の小型非常灯は100v商用電源コンセントレセプタクルに着装される場合が多く、一般家庭ではコンセントが床に近い位置にあり、足元の照明が主であった。
【0003】
一般家庭の生活を維持するに不可欠な照明は、ペンダント灯に拠る場合が多く、その真下の部分への非常時照明が求められた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平08−330034
【特許文献2】特開2008−098102
【特許文献3】特開平08−288073
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
停電時等に照明を強く求められるペンダント灯の直下を簡便な器具で照明する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ペンダント灯の常夜灯ソケットを取付け機構と二次電池充電電源として利用し、停電時などにペンダント灯の直下を照明する。
【0007】
上記のみの状態では、本考案の非常灯は電源断が商用電源の停電に拠るものか、ペンダント灯のスイッチに拠るものか判別できない。
ペンダント灯のスイッチオフに常時点灯すると、二次電池電源を無益に消耗する。
そこで、照度センサーと人体検出センサーとタイマーを持つことにより、低照度で人体動作検出時に発光し、二次電池の消耗を防ぐ。
【0008】
更にペンダントの引掛け兼電源コンセントとプラグの間に接合分岐器を挿入し、充電の電源の確保するとともに停電情報により不要な発光を抑え、二次電池の消耗を防ぐ。
【0009】
更に、上記の接合分岐部に設けた振動センサー信号に拠り、地震発生時にも発光する。
【発明の効果】
【0010】
非常灯の取付けにペンダント灯の常夜灯ソケットを用いる事に拠って、非常灯に必要な機能を容易に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】ペンダント灯に着装した請求項3の全体図ブロック図
【図2】ペンダント灯に着装した請求項3の全体図斜視図
【発明を実施するための形態】
【0012】
接合分岐器を設けず、非常灯発光部に二次電池とその充電回路・照度センサー・人体センサー等を内臓させる事も可能ではあるが、接合分岐器内に大容量二次電池を収納する事が望ましい。
【0013】
非常灯光源を想定される生活シーンに合わせた光量に調整する。
地震発生時は最大光量、常夜灯は最小光量、人体動作検出時は中間光量とするなどのモード設定のスイッチも必要と考えられる。
【0014】
発光体をペンダント灯の常夜灯ソケットへの取付けネジとペンダント灯のスイッチ紐との距離はペンダント灯ごとに異なるため、此れを吸収する機構が必要になる。
スイッチ紐をスリットで回避する場合はこの機構はいらない。
【産業上の利用可能性】
【0015】
本発明の全ての要素は極めてありふれており、現時点で大量生産・流通・消費されている。
【符号の説明】
【0016】
1 天井側の引掛け電源コンセントリセプタクル
2 本考案の分岐接合器
3 ペンダント灯側の引掛けコンセント
4 ペンダント灯吊下げ電源線
5 ペンダント灯ランプシェード
6 本考案の非常灯発光部
7 非常灯発光部取付けネジ
8 ペンダント灯の蛍光灯等の発光体
9 ペンダント灯のスイッチ紐
10 接合分岐器と発光体との配線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
天井吊り下げ型照明器具(以下『ペンダント灯』と呼ぶ)の紐式スイッチの紐を通すスリット又は穴を有し、ペンダント灯の常夜灯ソケットに取り付け、常夜灯ソケットに電源が供給されている時には通常の常夜灯として作動すると伴に、二次電池を充電し、電源断時には照度センサーと人体センサーにより、低照度環境で人体動作時に一定時間のみ発光する充電式非常灯。
【請求項2】
ペンダントの引掛け兼電源プラグと天井側の引掛けコンセントの間に接合分岐器を設け、この接合分岐器から充電電源と停電情報を得る、請求項1の非常灯。
【請求項3】
請求項2の接合分岐機に振動センサーを設け、地震情報を得る請求項2の非常灯。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2012−238560(P2012−238560A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−119698(P2011−119698)
【出願日】平成23年5月11日(2011.5.11)
【出願人】(511130405)
【Fターム(参考)】