説明

音声入出力システム

【課題】エコーキャンセラーなどの複雑な電子回路を設けることなく、スピーカーからマイクロホンへの音声の回り込みを簡単な構成で防止できる、音声入出力システムを提供すること。
【解決手段】可聴範囲A11を後席シート22,23,32,33に調整した超指向性スピーカーS11と、可聴範囲A12を前席シート21,31に調整した超指向性スピーカーS12と、超指向性スピーカーS11の非可聴範囲に配置されたマイクロホンM11と、超指向性スピーカーS12の非可聴範囲に配置されたマイクロホンM12とを備える、音声入出力システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、指向性スピーカーとマイクロホンとを備える音声入出力システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術として、スピーカーからマイクロホンへのエコー信号のキャンセルを可能にする車載ハンズフリー装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
また、シートを複数列搭載するワンボックスやSUVなどの車両において、前席側の乗員と後席側の乗員との間が離れていても両者間の会話をアシストする前後席会話システムが知られている。図1は、従来の前後席会話システム10の構成を示した図である。前後席会話システム10では、前席に座る乗員が話した音声が、前席側に設置されたマイクロホンM1によって集音され、増幅器1,2を介して、後席側に設置されたスピーカーS2によって後席に座る乗員に向けて出力される。同様に、後席に座る乗員が話した音声が、後席側に設置されたマイクロホンM2によって集音され、増幅器3,4を介して、前席側に設置されたスピーカーS1によって前席に座る乗員に向けて出力される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−247181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、前席設置スピーカーS1から出力された音声が、前席設置マイクロホンM1、後席設置スピーカーS2、後席設置マイクロホンM2の順に回り込むことにより、ハウリングが発生することがある。
【0006】
しかしながら、従来技術では、このハウリングを防止するためには、図1に示した前後席会話システム10のように、入力した音声の逆位相の音声を合成するためのエコーキャンセラー5や、マイクロホンとスピーカーの距離を離し且つ片方の席で話がされているときにはその片方の席側のスピーカーのゲインを絞るためのハウリングキャンセラーなどの複雑な電子回路を設けなければならなかった。
【0007】
そこで、本発明は、エコーキャンセラーなどの複雑な電子回路を設けることなく、スピーカーからマイクロホンへの音声の回り込みを簡単な構成で防止できる、音声入出力システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明に係る音声入出力システムは、
可聴範囲を後席に調整した第1の指向性スピーカーと、
可聴範囲を前席に調整した第2の指向性スピーカーと、
前記第1の指向性スピーカーの非可聴範囲に配置された第1のマイクロホンと、
前席第2の指向性スピーカーの非可聴範囲に配置された第2のマイクロホンとを備えることを特徴とするものである。
【0009】
また、前記第1の指向性スピーカーと前記第2の指向性スピーカーと前記第1のマイクロホンと前記第2のマイクロホンとを備える筐体が、前席後方に設置されても好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、エコーキャンセラーなどの複雑な電子回路を設けることなく、スピーカーからマイクロホンへの音声の回り込みを簡単な構成で防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】従来の前後席会話システム10の構成を示した図である。
【図2】本発明に係る音声入出力システムの第1の実施形態である前後席会話システム20の構成を示した図である。
【図3】超指向性スピーカーSの可聴範囲と非可聴範囲を説明するための図である。
【図4】超指向性スピーカーSとマイクロホンMが、一つの筐体によって、一体で構成される例を示した図である。
【図5】超指向性スピーカーSとマイクロホンMが、基板72によって、一体で構成された例を示した図である。
【図6】本発明に係る音声入出力システムの第2の実施形態である前後席会話システム30の構成を示した模式図である。
【図7】筐体43の内部構成を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態の説明を行う。図2は、本発明に係る音声入出力システムの第1の実施形態である前後席会話システム20の構成を示した模式図である。図2の模式図は、前後席会話システム20の各構成の配置場所などを分かり易くするため、車両6を上方から透かして見た状態で描画されている。前後席会話システム20は、ワンボックス車両などの大型3列シートを搭載する車両6に設けられるシステムであって、可聴範囲が後席に調整された第1の指向性スピーカーである超指向性スピーカーS11と、可聴範囲が前席に調整された第2の指向性スピーカーである超指向性スピーカーS12と、超指向性スピーカーS11の非可聴範囲に配置された第1のマイクロホンM11と、超指向性スピーカーS12の非可聴範囲に配置された第2のマイクロホンM12とを備えるものである。前後席会話システム20は、前席側の乗員と後席側の乗員との間が離れていても、両者の会話をし易くするためのシステムである。
【0013】
車両6の車室内には、車室内前方側から順番に、第1列シート、第2列シート、第3列シートが並んで配置されている。各列シートは、車両6の車幅方向に並んだシートから構成される。第1列シートは右側シート21と左側シート31から構成され、第2列シートは右側シート22と左側シート32から構成され、第3列シートは右側シート23と左側シート33から構成される。右側シート21は、その前方にステアリングホイール7が設けられた運転席に相当する。
【0014】
超指向性スピーカーは、可聴音を特定の狭い範囲のみに放射可能な鋭い指向性を有する。超指向性スピーカーの具体例として、超音波を利用したパラメトリックスピーカーが挙げられる。超指向性スピーカーの構成や原理については、様々な公知文献が存在するので、その詳細説明は省略する。
【0015】
超指向性スピーカーS11は、車室内前方に配置されるスピーカーであって、前席の乗員ではなく後席の乗員のみに音声を届けるためのものである。すなわち、超指向性スピーカーS11から車両後方に向けて出力される音声を聴くことが可能な範囲(以下、「可聴範囲A11」という)は、後席が配置される車室内後方空間のみに一致するように調整されている。これにより、後席に座った乗員は、超指向性スピーカーS11の設置位置から離れていても、可聴範囲A11内に存在することになるので、超指向性スピーカーS11から出力される音声を、まるで耳元で話されているようにクリアに聴くことができる。
【0016】
図2には、可聴範囲A11が、第2列シートと第3列シートが取り付けられている車室内後方空間に調整された例が示されている。なお、可聴範囲A11は、車室内後方空間のうち第2列シートが配置される範囲のみに調整されてもよいし、車室内後方空間のうち第3列シートが配置される範囲のみに調整されてもよい。また、複数の後方シートのうちいずれかのシートに向けて可聴範囲A11が調整されていてもよい。例えば、後方右側シート23のみに向けて可聴範囲A11が調整される。
【0017】
超指向性スピーカーS11は、後席の位置よりも車両前側の位置に配置されていればよい。例えば、その配置位置として、フロントコンソール、センターコンソール、天井、前席(例えば、座部21a,31a、シートバック21b,31b、ヘッドレストなど)、フロア、サイドドアなどが挙げられる。
【0018】
超指向性スピーカーS12は、車室内後方に配置されるスピーカーであって、後席の乗員ではなく前席の乗員のみに音声を届けるためのものである。すなわち、超指向性スピーカーS12から車両前方に向けて出力される音声を聴くことが可能な範囲(以下、「可聴範囲A12」という)は、前席が配置される車室内前方空間のみに一致するように調整されている。これにより、前席に座った乗員は、超指向性スピーカーS12の設置位置から離れていても、可聴範囲A12内に存在することになるので、超指向性スピーカーS12から出力される音声を、まるで耳元で話されているようにクリアに聴くことができる。
【0019】
図2には、可聴範囲A12が、第1列シートが取り付けられている車室内前方空間に調整された例が示されている。なお、複数の前方シートのうちいずれかのシートに向けて可聴範囲A12が調整されていてもよい。例えば、前方右側シート21のみに向けて可聴範囲A12が調整される。
【0020】
超指向性スピーカーS12は、前席の位置よりも車両後側の位置に配置されていればよい。例えば、その配置位置として、リアコンソール、センターコンソール、天井、後席(例えば、座部22a,32a、シートバック22b,32b、ヘッドレストなど)、フロア、サイドドアなどが挙げられる。
【0021】
マイクロホンM11は、車室内前方に配置されるマイクロホンであって、可聴範囲A12内の前席に座る乗員が話した音声を集音するためのものである。マイクロホンM11は、もちろん前席に座る乗員が話した音声を集音可能な位置に設置されるが、超指向性スピーカーS11から出力される音声を聴くことができない無音範囲(超指向性スピーカーS11の非可聴範囲)に配置される。超指向性スピーカーS11の非可聴範囲は、可聴範囲A11外の範囲に相当する。
【0022】
マイクロホンM12は、車室内後方に配置されるマイクロホンであって、可聴範囲A11内の後席に座る乗員が話した音声を集音するためのものである。マイクロホンM12は、もちろん後席に座る乗員が話した音声を集音可能な位置に設置されるが、超指向性スピーカーS12から出力される音声を聴くことができない無音範囲(超指向性スピーカーS12の非可聴範囲)に配置される。超指向性スピーカーS12の非可聴範囲は、可聴範囲A12外の範囲に相当する。
【0023】
図3は、超指向性スピーカーSの可聴範囲と非可聴範囲を説明するための図である。通常の直接放射型のスピーカーから放射される音声は略全方向に拡散するのに対して、超指向性スピーカーSから放射される音声の拡散角度は極めて狭い。そのため、超指向性スピーカーSの周りの近傍領域のほとんどが非可聴範囲の音場であり、その非可聴範囲を越えて超指向性スピーカーSから離れた位置に可聴範囲の音場が形成される。
【0024】
したがって、非可聴範囲の音場の音圧レベルは、可聴範囲の音場の音圧レベルに比べて低いため、超指向性スピーカーSの非可聴範囲にマイクロホンMを配置することにより、超指向性スピーカーSから放射される音声がマイクロホンMにエコーとして回り込むことを防止できる。
【0025】
また、超指向性スピーカーSの非可聴範囲は、超指向性スピーカーSを囲む近傍領域に存在するので、超指向性スピーカーSとマイクロホンMを近づけて設置することができる。これにより、超指向性スピーカーSとマイクロホンMの搭載スペースが確保しやすくなる。例えば、図4,5に示されるように、超指向性スピーカーSとマイクロホンMを一体で構成することができる。
【0026】
図4は、超指向性スピーカーSとマイクロホンMが、一つの筐体によって、一体で構成された例を示した図である。図4(a)は、図2で示した車室内前方に共に配置される超指向性スピーカーS11とマイクロホンM11を一つの筐体41に内蔵した例を示す。マイクロホンM11は、増幅器を介して、超指向性スピーカーS11に接続される。一方、図4(b)は、図2で示した車室内後方に共に配置される超指向性スピーカーS12とマイクロホンM12を一つの筐体42に内蔵した例を示している。マイクロホンM12は、増幅器を介して、超指向性スピーカーS12に接続される。
【0027】
図5は、超指向性スピーカーSとマイクロホンMが、基板72によって、一体で構成された例を示した図である。図5は、音声の放射方向から見た図である。超指向性スピーカーSは、基板72上に配列された複数の電気音響変換部71を備える。電気音響変換部71のそれぞれは、増幅器(図5では不図示)からの増幅信号を音響振動に変換して放射する。電気音響変換部71の具体例として、超音波振動子が挙げられる。マイクロホンMは、電気音響変換部71に埋め込まれるように囲まれて基板72上に配置されている。マイクロホンMは、増幅器を介して、各電気音響変換部71に並列的に接続される。
【0028】
また、超指向性スピーカーとマイクロホンを近づけて設置することができるので、ワイヤーハーネスの配索をし易くすることができる。つまり、従来の図1のような構成の場合、前席側に設置されたマイクロホンM1と後席側に設置されたスピーカーS2とを増幅器を介してワイヤーハーネスで接続するとともに、後席側に設置されたマイクロホンM2と前席側に設置されたスピーカーS1とを増幅器を介してワイヤーハーネスで接続しなければならなかった。そのため、車両前方部と車両後方部とを結ぶワイヤーハーネスの配索が容易ではなかった。これに対し、図2のような構成の場合、互いに隣接するマイクロホンと超指向性スピーカーとを配線するだけでよいので(M11とS11,M12とS12)、車両前方部と車両後方部とを結ぶワイヤーハーネスを配索する必要がなくなり、ワイヤーハーネスの配索上の問題点を解消することができる。
【0029】
図6は、本発明に係る音声入出力システムの第2の実施形態である前後席会話システム30の構成を示した模式図である。上述の前後席会話システム20と同様の構成については、その説明を省略する。前後席会話システム30は、可聴範囲が後席に調整された超指向性スピーカーS51と、可聴範囲が前席に調整された超指向性スピーカーS52と、超指向性スピーカーS51の非可聴範囲に配置されたマイクロホンM51と、超指向性スピーカーS52の非可聴範囲に配置されたマイクロホンM52とを内蔵する一つの筐体43が、前席後方に設置されたものである。超指向性スピーカーS51,S52及びマイクロホンM51,M52は、上述の前後席会話システム20で使用される超指向性スピーカー及びマイクロホンと同様のものであればよい。図6には、筐体43が、第1列の前席と第2列の後席との間に配置された例が示されている。
【0030】
図7は、筐体43の内部構成を示した図である。前席に座る乗員が話した音声が、マイクロホンM52によって集音され、増幅器61,62を介して、超指向性スピーカーS51によって後席に座る乗員に向けて出力される。同様に、後席に座る乗員が話した音声が、マイクロホンM51によって集音され、増幅器63,64を介して、超指向性スピーカーS52によって前席に座る乗員に向けて出力される。
【0031】
このような筐体43を図6に示されるように前席後方に設置することによって、前席のユーザは後席のユーザと話しをしたいときには、後方を向いて話しをすることになる。つまり、従来技術では、前席の乗員が後席の乗員に話しを聞かれたくないときには、前後席会話システムをオフにする必要があったが、図6の構成によれば、前席の乗員が後ろを向いたときのみ後席の乗員と会話することができるので、システムをオン/オフする煩わしさを無くすことができ、システムのオン/オフを切り替えるスイッチ自体を廃止することもできる。また、後ろを向いて話しをするという自然な形で後席の乗員と会話することを、前席の乗員に対して促すことができる。さらに、2組のマイクロホンとスピーカーが、それぞれ、前席用システムと後席用システムとして、一つの筐体43内に構成されるので、上述の前後席会話システム20の構成に比べて、さらに省スペース化が可能になる。
【0032】
このように、上述の実施形態によれば、エコーキャンセラーなどの高価で複雑な電子回路を設けることなく、スピーカーからマイクロホンへの音声の回り込みを安価で簡単な構成で防止できる。
【0033】
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
【0034】
例えば、ワンボックス車やバスなどの複数のシート列を搭載する車両において、車両前後方向に並べられるシートの列数は、2又は3よりも大きい数であってもよく、3列に限らない。
【0035】
また、「前席」は最前列の座席に限らず、車両前方から数えて2列目以降の座席を「前席」としてもよい。車両前方から数えて2列目以降の座席を「前席」とした場合、3列目以降の座席が「後席」に相当する。また、「後席」は、「前席」に対して後側の座席であればよく、最後列の座席に限らない。
【0036】
また、上述の実施形態のマイクロホンも、通常のマイクロホンではなく、指向性マイクロホンを用いることによって、エコーやハウリングの発生をさらに抑えることができる。図2の場合であれば、マイクロホンM11とマイクロホンM12の少なくともいずれか一方が指向性マイクロホンであると、音声の回り込みを抑制する点で、効果的である。例えば、車室内後方に配置されるマイクロホンM12を、集音可能範囲を後席のみに調整した指向性マイクロホンにすることによって、車室内前方に配置される超指向性スピーカーS11から出力される音声をマイクロホンM12が拾うことを防止し、超指向性スピーカーS12への回り込みを防止できる。同様に、車室内前方に配置されるマイクロホンM11を、集音可能範囲を前席のみに調整した指向性マイクロホンにすることによって、車室内後方に配置される超指向性スピーカーS12から出力される音声をマイクロホンM11が拾うことを防止し、超指向性スピーカーS11への回り込みを防止できる。
【0037】
また、図2には、車室内後方のマイクロホンM12が、車室内前方の超指向性スピーカーS11の可聴範囲A11内に配置された例が描画されているが、可聴範囲A11外の範囲に配置されることによって、超指向性スピーカーS11から出力される音声をマイクロホンM12が拾うことを防止し、超指向性スピーカーS12への回り込みを防止できるという点で、更に好適である。同様に、車室内前方のマイクロホンM11が、車室内後方の超指向性スピーカーS12の可聴範囲A12外の範囲に配置されることによって、超指向性スピーカーS12から出力される音声をマイクロホンM11が拾うことを防止し、超指向性スピーカーS11への回り込みを防止できるという点で、更に好適である。
【0038】
また、上述の実施形態のマイクロホン(例えば、前席シート21に座る運転者の音声を集音するためのマイクロホン)を携帯電話のイヤホンジャックに接続することによって、簡単な構成でハンズフリー通話をすることが可能となる。
【符号の説明】
【0039】
1〜4,61〜64 増幅器
5 エコーキャンセラー
6 車両
7 ステアリングホイール
10,20,30 前後席会話システム
21,22,23,31,32,33 シート
21a〜23a,31a〜33a 座部
21b〜23b,31b〜33b シートバック
41,42,43 筐体
71 電気音響変換部
72 基板
A11,A21,A51,A52 可聴範囲
M マイクロホン
M1 前席設置マイクロホン
M2 後席設置マイクロホン
S 超指向性スピーカー
S1 前席設置スピーカー
S2 後席設置スピーカー
S11,S51 後席乗員向け超指向性スピーカー
S12,S52 前席乗員向け超指向性スピーカー
M11,M52 前席側集音用マイクロホン
M12,M51 後席側集音用マイクロホン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
可聴範囲を後席に調整した第1の指向性スピーカーと、
可聴範囲を前席に調整した第2の指向性スピーカーと、
前記第1の指向性スピーカーの非可聴範囲に配置された第1のマイクロホンと、
前席第2の指向性スピーカーの非可聴範囲に配置された第2のマイクロホンとを備える、音声入出力システム。
【請求項2】
前記第1の指向性スピーカーと前記第2の指向性スピーカーと前記第1のマイクロホンと前記第2のマイクロホンとを備える筐体が、前席後方に設置された、請求項1に記載の音声入出力システム。
【請求項3】
前記第1のマイクロホンと前記第2のマイクロホンの少なくともいずれか一方が、指向性マイクロホンである、請求項1又は2に記載の音声入出力システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−166580(P2011−166580A)
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−28852(P2010−28852)
【出願日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】