説明

音声再生装置

【目的】 前回音声再生装置が使用されたとき前回使用したユーザにより最後に調整された音量が非常に大きい音量であるため今回使用するユーザを驚かせてしまうという問題を解決する。
【解決手段】 複数のユーザにより登録された音量レベルを記憶した第1記憶部と、1以上の音声信号源からの音声の音量レベルを第1記憶部に記憶された音量レベルに基づいて設定を行う制御部と、を備えた音声再生装置において、制御部は、音声再生装置の起動指示を検出すると、第1記憶部に記憶された音量レベルのうち最も小さい音量レベルに基づいて前記音声の音量レベルを設定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
家庭用/車載用オーディオ装置等の音声再生装置においては、装置が起動されたときに設定される音量レベルは前回音声再生装置を使用したユーザが最後に調整した音量レベルとなる。しかしながら、前回使用したユーザが最後に調整した音量レベルが非常に大きい音量レベルであると次回音声再生装置を使用するユーザを驚かせてしまうという問題が発生する。
【0002】
こういった問題を解決する手段として、特許文献1に記載の音声再生機器の音量調整装置では、商用電源が遮断されている状態から再び商用電源が接続され、パワースイッチがオンに設定された場合に、出力される音声の音量レベルを最小レベルの大きさに設定する旨が開示されている。つまり特許文献1に記載の音声再生機器の音量調整装置では、起動されたときに設定される音量レベルを最小レベルの大きさとすることで前回使用したユーザが最後に調整した音量レベルが非常に大きい場合であっても次回使用するユーザを驚かせてしまうという問題を解消できるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平6−326533号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、音声再生装置を複数のユーザが共有して使用するような場合(例えば、音声再生装置が搭載された1台の車両を家族で共有して使用するような場合)、各ユーザが音声再生装置にユーザ設定として予め音量レベルを登録できるものがある。このとき、音声再生装置を共有するユーザがユーザAとユーザBでありユーザAが10段階ある音量レベルのうちレベル9をユーザ設定(以下、音量レベルという)として登録し、ユーザBがユーザAよりも音量レベルの小さいレベル3を登録しているものとする。このようにユーザ毎の音量レベルが登録されている場合、音声再生装置を起動した際に音声再生装置を使用するユーザが、自身が登録した音量レベルを選択することでユーザが登録した音量レベルで音声を視聴することができる。
【0005】
しかしながら、音声再生装置を使用するユーザが、自身が登録した音量レベルを選択しなかったり、又は選択し忘れたような場合には、前回音声再生装置を使用したユーザが最後に調整した音量レベルで設定がされることになる。この場合、前回音声再生装置を使用したユーザがユーザAでありユーザAが最後に調整した音量レベルがレベル9であったため今回音声再生装置を起動したときに音量レベル9で設定がされる場合、今回音声再生装置を使用するユーザがユーザBである場合、ユーザBが登録している音量レベルは、ユーザAが登録している音量レベル9よりはるかに小さい音量レベル3であるため、音量レベル9に基づき出力される音声にユーザBが驚いてしまう可能性がある。
【0006】
こういった問題を解決する手段として、特許文献1に開示された発明を適用し、音声再生装置が起動されたときの音量レベルを最も小さいレベルに設定することも考えられるが、音声再生装置を共有する各ユーザが音量レベルを登録しているような場合、各ユーザが登録している音量レベルを考慮にいれず如何なる場合でも最も小さい音量レベルに設定を行うことは望ましくない。
【0007】
そこで本願発明では、音声再生装置が起動されたときに音量レベルを設定する際、各ユーザにより登録されている音量レベルのうち最も小さい音量レベルに設定することで上記課題を解決するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本願発明の音声再生装置では、
複数のユーザにより登録された音量レベルを記憶した第一記憶部と、1以上の音声信号源からの音声の音量レベルを前記第一記憶部に記憶された音量レベルに基づいて設定を行う制御部と、を備えた音声再生装置において、前記制御部は、前記音声再生装置の起動指示を検出すると、前記第一記憶部に記憶された音量レベルのうち最も小さい音量レベルに基づいて設定を行うことを特徴とする音声再生装置。前記制御部は、前記音声再生装置の停止指示を検出すると、検出したときの音量レベルを第二記憶部に記憶し、前記音声再生装置の起動指示を検出すると、前記第二記憶部に記憶された音量レベルが所定の音量レベル以上であれば、前記第一記憶部に記憶された音量レベルのうち最も小さい音量レベルに基づいて前記音声の音量レベルを設定することを特徴とする。
【0009】
また、制御部は、前記音声再生装置の停止指示を検出すると、検出したときの音量レベルを第二記憶部に記憶し、前記音声再生装置の起動指示を検出すると、前記第一記憶部に記憶された音量レベルのうち最も小さい音量レベルと、前記第二記憶部に記憶された音量レベルとが所定音量レベル以内か否かを判定し、この判定結果に基づいて前記第一記憶部に記憶された音量レベルのうち最も小さい音量レベル又は前記第二記憶部に記憶された音量レベルのいずれか一方の音量レベルに基づいて前記音声の音量レベルを設定することを特徴とする。
【0010】
また、制御部は、前記音声再生装置の停止指示を検出すると、検出したときの音量レベルを第二記憶部に記憶し、前記音声再生装置の起動指示を検出すると、前記第二記憶部に記憶された音量レベルが所定の音量レベル以上であれば、前記第一記憶部に記憶された音量レベルのうち最も小さい音量レベルと、前記第二記憶部に記憶された音量レベルとが所定音量レベル以内か否かを判定し、この判定結果に基づいて前記第一記憶部に記憶された音量レベルのうち最も小さい音量レベル又は前記第二記憶部に記憶された音量レベルのいずれか一方の音量レベルに基づいて前記音声の音量レベルを設定することを特徴とする。
【0011】
また、制御部は、前記第一記憶部に記憶された音量レベルのうち最も小さい音量レベルと第二記憶部に記憶された音量レベルとが所定音量レベル以内と判定したとき、前記第二記憶部に記憶された音量レベルに基づいて前記音声の音量レベルを設定することを特徴とする。
【0012】
また、制御部は、前記第一記憶部に記憶された音量レベルのうち最も小さい音量レベルと第二記憶部に記憶された音量レベルとが所定音量レベル以内でないと判定したとき、前記第一記憶部に記憶された音量レベルのうち最も小さい音量レベルに基づいて前記音声の音量レベルを設定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
音声再生装置が起動されたときに音量レベルを設定する場合、ユーザにより登録されている音量レベルのうち最も小さい音量レベルで設定することで前回音声再生装置を使用したユーザが最後に調整した音量が非常に大きい音量レベルであっても今回音声再生装置を使用するユーザを驚かせてしまうという問題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の音声再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の音声再生装置にかかる第一記憶部15に記憶された複数のユーザにより登録された音量レベルを示す図である。
【図3】本発明の音声再生装置にかかる制御部10による制御処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
【0016】
なお、以下に示す実施形態は一例であり、本発明をここに示す実施形態に限定するものではない。
【0017】
例えば、本発明の音声再生装置は、車載用のカーオーディオ装置、家庭用のオーディオ装置、又はオーディオ機能を搭載した車載用ナビゲーション装置等、特許請求の範囲に含まれるものであれば等しく適応し得るものである。
【0018】
まず、図1のブロック図を用いて本発明の音声再生装置1の要部構成について詳しく説明を行う。
【0019】
本発明の音声再生装置1は、制御部10、ディスク再生部11、ラジオ受信部12、音声出力部13、操作部14、第一記憶部15、第二記憶部16を備えて構成される。
【0020】
制御部10は、CPU101、ROM102、RAM103からなるプロセッサで構成され、CPU101が、ROM102及び/又はRAM103に記録された制御プログラムに従って音声再生装置1の各部の動作を制御するものである。
【0021】
なお、RAM103には、予め後述する音量レベルに対応した増幅率が記憶されているものとする。
【0022】
ディスク再生部11は、CDやDVD等のディスク(記録媒体)が装着されるディスク装着部、ディスク装着部に装着された記録媒体を回転させるディスク回転機構、記録媒体に記録された情報を読み取る光ピックアップ、光ピックアップにより読み取られた情報を音声信号に変換するデコーダ(何れも図示せず)等を有しており、デコーダにより変換された音声信号を制御部10の制御により音声出力部13に出力する。
【0023】
ラジオ受信部12は、AM/FMラジオ放送からの放送信号を受信するアンテナ及びチューナ(何れも図示せず)を含んで構成され、受信した放送波より音声信号を生成し制御部10の制御により音声信号を音声出力部13に出力する。また、音声再生装置1がオーディオ機能を搭載した車載用ナビゲーション装置である場合、ラジオ受信部に加えてテレビ受信部を備えることもできる。この場合、受信したテレビ放送波より音声信号を生成して制御部10の制御により音声信号を音声出力部13に出力する。
【0024】
音声出力部13は、ディスク再生部11又はラジオ受信部12から入力される音声信号を制御部10の制御により所定の増幅率で増幅するアンプであり、増幅した音声信号を図示しないスピーカに出力する。そのため、ディスク再生部11又はラジオ受信部12が出力する音声信号は所定の音量でスピーカを介して出力され、ユーザは所望の音量で音声を聞くことができる。なお、本発明は、スピーカが音声再生装置1の内部にある場合であっても外部にある場合であっても適用することができる。
【0025】
操作部14は、ユーザが音声再生装置1にかかる種々の操作入力を実行するための操作キーであり、音声再生装置1本体に設けられたハードキーやリモートコントローラ等で構成されており、ユーザにより操作されると操作されたキー等に応じた操作信号が制御部10に出力される。なお、音声再生装置1が図示しない表示部を設けて、該表示部の表面上にタッチセンサを設けている場合はこのタッチセンサも操作部14に含むことができる。そしてユーザは、操作部14を操作することで、音声再生装置1の起動、停止、再生指示又は音量レベルの調整等を行うことができる。
【0026】
第一記憶部15は、RAMであり、音声再生装置1を使用するユーザが操作部14を介して登録した音量レベルを含むユーザ設定(以下、音量レベルという)が記憶される。
【0027】
図2は、第一記憶部15に記憶された音量レベルを示した図である。
【0028】
図2に示すように、音声再生装置1における第一記憶部15には、4名のユーザ(ユーザA〜D)が登録した音量レベルが記憶されている。第一記憶部15に記憶されている音量レベルのうち最も小さい音量レベルはユーザAが登録した音量レベル3であり、最も大きい音量レベルはユーザDが登録した音量レベル9である。
【0029】
そして、本発明において、音声再生装置1の音量レベルを10段階と仮定し、音量レベル7以上を非常に大きい音量レベル(以下、所定レベル以上)とする。
【0030】
第二記憶部16は、RAMであり、前回音声再生装置1を使用したユーザが最後に調整した音量レベルを記憶するものである。第二記憶部16に記憶されている音量レベルは、音声再生装置1を使用しているユーザが操作部14を介して音量レベルが調整される度に制御部10により更新が行われる。
【0031】
次に、図3のフローチャートを用いて、本発明の音声再生装置1における制御部10による制御処理について説明を行う。
【0032】
ユーザによる操作部14の操作に基づいて出力される操作信号により起動指示を検出すると、ステップS1の処理において、音声再生装置1を起動する。次に、第二記憶部16に記憶されている音量レベル(前回音声再生装置1を使用したユーザが最後に調整した音量レベル)が所定レベル以上であるか否かを判定する(ステップS2)。この処理において、第二記憶部16に記憶されている音量レベルが所定レベル以上であると判定すると(ステップS2のYES)、次に、第二記憶部16に記憶されている音量レベルと第一記憶部15に記憶されている音量レベルのうち最も小さい音量レベルとを比較して双方の音量レベル差が所定の範囲内か否かを判定する(ステップS3)。そして、双方の音量レベルが所定の範囲内(例えば、双方の音量レベルの差が3以内)であると判定すると(ステップS3のYES)、前回音声再生装置を使用したユーザが最後に調整した音量レベル、すなわち第二記憶部16に記憶されている音量レベルで音量レベルの設定を行う(ステップS4)。なお、今回設定した音量レベルと第二記憶部16に記憶されている音量レベルは同一の音量レベルであるため、第二記憶部16に記憶されている音量レベルの更新は行わない。
【0033】
そして、ユーザが操作部14を介してディスク再生指示、又はラジオ起動指示を入力すると、音声出力部13に対し、第二記憶部16に記憶されている音量レベルに対応した増幅率で音声信号を増幅させ、音声出力部13は、増幅した音声信号をスピーカを介して出力する。
【0034】
すなわち、前回音声再生装置を使用したユーザが最後に調整した音量レベルと第一記憶部15に記憶されている音量レベルのうち最も小さい音量レベルとの差が所定範囲内であれば、仮に今回音声再生装置1を使用するユーザが最も小さい音量レベルを登録したユーザであっても、前回使用したユーザが最後に調整した音量レベルが非常に大きい音量レベルであっても今回使用するユーザを驚かせる可能性は低いためである。
【0035】
一方、ステップS3の処理において、第二記憶部16に記憶されている音量レベルと第一記憶部15に記憶されている音量レベルのうち最も小さい音量レベルとの差が所定範囲内にないと判定すると(ステップS3のNO)、第一記憶部15に記憶された音量レベルのうち最も小さい音量レベルで音量レベルの設定を行う(ステップS5)。なお、今回設定した音量レベルと第二記憶部16に記憶されている音量レベルは異なる音量レベルであるため、第二記憶部16に記憶されている音量レベルを今回設定した音量レベル(第一記憶部15に記憶された音量レベルのうち最も小さい音量レベル)に更新を行う。
【0036】
そして、ユーザが操作部14を介してディスク再生指示、又はラジオ起動指示を入力すると、音声出力部13に対し、第二記憶部16に記憶されている音量レベルに対応した増幅率で音声信号を増幅させ、音声出力部13は、増幅した音声信号をスピーカを介して出力する。
【0037】
すなわち、前回音声再生装置1を使用したユーザが最後に調整した音量レベルと第一記憶部15に記憶されている音量レベルのうち最も小さい音量レベルとの差が所定範囲内にない場合、今回音声再生装置を使用するユーザが最も小さい音量レベルを登録しているユーザであれば、前回使用したユーザが最後に調整した音量レベルが非常に大きい音量レベルであるため今回使用するユーザを驚かせる可能性があるためである。
【0038】
なお、上記説明では、ステップS2の処理において、第二記憶部16に記憶されている音量レベルが所定レベル以上であると判定すると、次に、ステップS3の処理において第二記憶部16に記憶されている音量レベルと第一記憶部15に記憶されている音量レベルのうち最も小さい音量レベルとを比較し双方の音量レベル差が所定の範囲内か否かの判定を行うと説明したが、これに限るものではなく、ステップS2の処理の後ステップS3の処理を行わずしてステップS5の処理に進み第一記憶部15に記憶された音量レベルのうち最も小さい音量レベルで音量調整を行う構成でも構わない。
【0039】
また、上記説明では、ステップS2の処理において、第二記憶部16に記憶されている音量レベルが所定レベル以上であると判定しているが、ステップS1の処理の後、ステップS5の処理へ進み第一記憶部15に記憶された音量レベルのうち最も小さい音量レベルで音量調整を行う構成でも構わない。
【0040】
また、上記説明の中でステップS2の処理において音量レベルが所定レベル以上か否かを判定する処理について説明したが、この所定レベルを、あらゆる事象に応じて可変させてもよい。例えば、音声再生装置1に時計部(図示せず)を備え、時計部で計時した時刻が早朝の時間帯(例えばAM5時からAM8時の時間帯)、日中から夕方の時間帯(例えばAM8時からPM18時の時間帯)、夜間の時間帯(例えばPM18時からPM23時の時間帯)、深夜の時間帯(例えばPM23時〜AM5時の時間帯)の何れの時間帯かに応じて所定レベルを可変させてもよい。これは、早朝や深夜の時間帯の場合、日中の時間帯に比べて小さい音量レベルであっても音声が外部に漏れ周囲の迷惑となる可能性があるため所定レベルを小さく設定し、逆に日中の時間帯であれば早朝や深夜の時間帯ほど小さいレベルに設定しなくても周囲の迷惑になることがないので早朝や深夜の時間帯よりも所定レベルを大きく設定する。
【0041】
また、音声再生装置1を車載用ナビゲーション装置とした場合、車載用ナビゲーション装置におけるナビゲーション機能で検出した現在位置が住宅街か否かに応じて所定レベルを可変させてもよい。この場合、車載用ナビゲーション装置には、ナビゲーション機能として現在位置を検出するための現在位置検出部(例えば、GPS受信部や、自律航法部)や、住宅地の位置情報を含む地図情報を記憶した地図データ記憶部を有する必要がある。
【符号の説明】
【0042】
1 音声再生装置
10 制御部
101 CPU
102 ROM
103 RAM
11 ディスク再生部
12 ラジオ受信部
13 音声出力部
14 操作部
15 第一記憶部
16 第二記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユーザにより登録された音量レベルを記憶した第一記憶部と、
1以上の音声信号源からの音声の音量レベルを前記第一記憶部に記憶された音量レベルに基づいて設定を行う制御部と、
を備えた音声再生装置において、
前記制御部は、前記音声再生装置の起動指示を検出すると、前記第一記憶部に記憶された音量レベルのうち最も小さい音量レベルに基づいて前記音声の音量レベルを設定することを特徴とする音声再生装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記音声再生装置の停止指示を検出すると、検出したときの音量レベルを第二記憶部に記憶し、前記音声再生装置の起動指示を検出すると、前記第二記憶部に記憶された音量レベルが所定の音量レベル以上であれば、前記第一記憶部に記憶された音量レベルのうち最も小さい音量レベルに基づいて前記音声の音量レベルを設定することを特徴とする請求項1に記載の音声再生装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記音声再生装置の停止指示を検出すると、検出したときの音量レベルを第二記憶部に記憶し、前記音声再生装置の起動指示を検出すると、前記第一記憶部に記憶された音量レベルのうち最も小さい音量レベルと、前記第二記憶部に記憶された音量レベルとが所定音量レベル以内か否かを判定し、この判定結果に基づいて前記第一記憶部に記憶された音量レベルのうち最も小さい音量レベル又は前記第二記憶部に記憶された音量レベルのいずれか一方の音量レベルに基づいて前記音声の音量レベルを設定することを特徴とする請求項1に記載の音声再生装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記音声再生装置の停止指示を検出すると、検出したときの音量レベルを第二記憶部に記憶し、前記音声再生装置の起動指示を検出すると、前記第二記憶部に記憶された音量レベルが所定の音量レベル以上であれば、前記第一記憶部に記憶された音量レベルのうち最も小さい音量レベルと、前記第二記憶部に記憶された音量レベルとが所定音量レベル以内か否かを判定し、この判定結果に基づいて前記第一記憶部に記憶された音量レベルのうち最も小さい音量レベル又は前記第二記憶部に記憶された音量レベルのいずれか一方の音量レベルに基づいて前記音声の音量レベルを設定することを特徴とする請求項1に記載の音声再生装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記第一記憶部に記憶された音量レベルのうち最も小さい音量レベルと第二記憶部に記憶された音量レベルとが所定音量レベル以内と判定したとき、前記第二記憶部に記憶された音量レベルに基づいて前記音声の音量レベルを設定することを特徴とする請求項3又は4に記載の音声再生装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記第一記憶部に記憶された音量レベルのうち最も小さい音量レベルと第二記憶部に記憶された音量レベルとが所定音量レベル以内でないと判定したとき、前記第一記憶部に記憶された音量レベルのうち最も小さい音量レベルに基づいて前記音声の音量レベルを設定することを特徴とする請求項3から5の何れかに記載の音声再生装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate