音声映像情報処理装置
【課題】
予約記録の際に、予約記録したい番組の検索や、予約記録の設定操作が容易となる、使い勝手のよい音声映像情報処理装置を提供すること。記録条件を一度設定すれば、自動的に番組を検索し記録できる機能をもつ、音声映像情報処理装置を提供すること。
【解決手段】
音声映像情報とともに、番組名、チャンネル、ジャンル、所要時間、日付、時刻、曜日などの番組情報が送られてくる放送または通信情報を受信する記録再生装置などの音声映像情報処理装置において、ユーザによって指定された番組情報の条件あるいはキーワードあるいはそれらの組み合わせによって規定される検索条件に基づき、論理回路の演算機能により、予約記録の候補となる番組を検索したり、自動的に予約記録の設定を行う。
予約記録の際に、予約記録したい番組の検索や、予約記録の設定操作が容易となる、使い勝手のよい音声映像情報処理装置を提供すること。記録条件を一度設定すれば、自動的に番組を検索し記録できる機能をもつ、音声映像情報処理装置を提供すること。
【解決手段】
音声映像情報とともに、番組名、チャンネル、ジャンル、所要時間、日付、時刻、曜日などの番組情報が送られてくる放送または通信情報を受信する記録再生装置などの音声映像情報処理装置において、ユーザによって指定された番組情報の条件あるいはキーワードあるいはそれらの組み合わせによって規定される検索条件に基づき、論理回路の演算機能により、予約記録の候補となる番組を検索したり、自動的に予約記録の設定を行う。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録再生装置あるいは放送・通信受信装置などの音声映像情報処理装置に係り、特に、音声映像情報とともに、番組名、チャンネル、ジャンル、所要時間、日付、時刻、曜日などの番組情報が送られてくる、放送または通信情報を受信して、記録再生を行うビデオディスク記録再生装置などの音声映像情報処理装置における、予約記録あるいは予約受信する番組の設定技法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の予約記録(予約録画)の設定は、新聞や雑誌などの番組プログラム情報を閲覧して、予約録画を所望する番組の曜日、放送時刻、チャンネルなどの情報を取得し、これに基づき、該当する時刻やチャンネルを入力・設定することによって行うのが一般的であった。なお、同じ番組を定期的に予約録画できる機能をもつ製品も知られているが、これは曜日、時刻、チャンネルが同一に設定できる番組に限られていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記したように従来技術では、予約記録(予約録画)したい番組を、新聞や雑誌などの番組プログラム情報から探し出し、この予約録画したい番組の曜日、放送時刻、チャンネルなどの情報を取得して、この取得情報に基づいて予約録画の操作を行うようになっていたので、新聞や雑誌などの番組プログラム情報をその都度ユーザが閲覧しなければならず、特に、今後ますます増大が予想される放送番組の多チャンネル化という環境下では、新聞や雑誌などの番組プログラム情報からの所望番組の検索が、ユーザにとって非常に煩わしい作業になるという問題がある。また、そもそも新聞や雑誌などが手元にない場合には、予約録画するために必要な放送時刻、チャンネルなどの番組情報が得られないという問題もある。さらにまた、同じ番組を定期的に予約録画できるのは、曜日、時刻、チャンネルが同一に設定できるものに限られ、それ以外は、毎回予約録画の操作を行う必要があったので、予約録画の手間が煩わしいという問題もある。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、予約記録(予約録画)の際に、予約記録したい番組の検索や、予約記録の設定操作が容易となる、使い勝手のよい記録再生装置などの音声映像情報処理装置を提供することにある。また、本発明の目的とするところは、記録条件を一度設定すれば、自動的に番組を検索し、記録できる機能をもつ、記録再生装置などの音声映像情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上記した目的を達成するため、音声映像情報とともに、番組名、チャンネル、ジャンル、所要時間、日付、時刻、曜日などの番組情報が送られてくる放送または通信情報を受信する記録再生装置などの音声映像情報処理装置において、ユーザによって指定された番組情報の条件あるいはキーワードあるいはそれらの組み合わせによって規定される検索条件に基づき、論理回路の演算機能により、予約記録の候補となる番組を検索したり、自動的に予約記録の設定を行うようにされる。
【発明の効果】
【0006】
以上のように本発明によれば、予約録画の設定に際して、新聞や雑誌などの番組プログラムを参照しなくても、キーワードやその他の検索条件などを入力することより、多チャンネルの番組から、所望する番組を素早く、容易・確実に検索することが可能となり、以って、予約録画の設定が容易になり、ユーザにとって大いに使い勝手が向上する。また、録画後、その媒体に記録された情報の内容が画面上に一覧表示できるので、再生番組をタイトルを見て選択できる。また、自動的に同名番組を検索して予約設定し、媒体の同一領域に記録更新するといった機能も提供可能となる。
【0007】
総じて、予約録画(または予約受信)の操作を支援するための機能が充実した、利便性の高い音声映像処理装置が提供でき、その産業的価値は多大である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の1実施形態の基本概念を説明するための模式図である。
【図2】図1におけるディスク録再装置1の内部を、必要機能のブロックにて表現したブロック構成図である。
【図3】本発明の1実施形態で用いるディスク2における、デ−タおよび管理情報等の書き込み領域の分割例を説明する説明図である。
【図4】本発明の1実施形態における、ディスク2または記憶部16に格納されている管理情報を用いて、記録済みデータに関する情報をディスプレイ4に表示する場合の、イメージ表示例を示す説明図である。
【図5】本発明の1実施形態における、ディスク2または記憶部16に格納されている管理情報を用いて、予約記録情報をディスプレイ4に表示する場合の、イメージ表示例を示す説明図である。
【図6】本発明の1実施形態における、ディスク2または記憶部16に格納されている管理情報を用いて、記録済みデータに関する情報と予約記録情報とを同時にディスプレイ4に表示する場合の、イメージ表示例を示す説明図である。
【図7】本発明の1実施形態における、条件一致の場合の条件の入力例を示す説明図である。
【図8】本発明の1実施形態における、入力した条件と一致した音声画像情報を予約記録する機能での、中央処理部11の処理手順を示すフローチャート図である。
【図9】本発明の1実施形態における、入力したタイトルと一致した音声画像情報を予約記録する機能での、中央処理部11の処理手順を示すフローチャート図である。
【図10】本発明の1実施形態における、条件一致の予約記録において検索された番組情報を一覧表示する例を示す説明図である。
【図11】本発明の1実施形態における、同名タイトルの予約記録において検索された番組情報を一覧表示する例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
【0010】
図1は、本発明の1実施形態の基本概念を説明するための模式図である。本実施形態では、記録再生装置あるいは放送・通信受信装置などの音声映像情報処理装置の1例として、図1に示すように、デジタルバーサタイルディスク(Digital Versatile Disc)記録再生装置1(以下、ディスク録再装置1と称す)を用いており、2は、ディスク録再装置1に着脱自在に装着される情報記録媒体たるデジタルバーサタイルディスク(Digital Versatile Disc)(以下、ディスクと称す)である。また、3はリモートコントローラ(以下、リモコン3と称す)で、ここでは入力操作部と表示部とを備えた入力・表示機器として構成されており、このリモコン3によって、ディスク録再装置1の記録・再生動作などを操作したり、各種情報の入力を行ったり、所定情報の表示などを行うようになっている。また、4はディスク録再装置1に接続されたディスプレイ装置(以下、ディスプレイ4と称す)で、ディスク録再装置1の出力信号が映像や音声として出力されるようになっている。
【0011】
本実施形態では、リモコン3で、ディスク録再装置1の制御や記録情報に関する情報などを入力する。入力した制御や記録情報に関する情報は、ディスク録再装置1内の後記する記憶部16またはディスク2、あるいは、記憶部16とディスク2の両者に記録される。さらに、放送や通信などを通して送られてくる情報として、動画、静止画、音声などの番組そのものとしての音声画像情報とともに、番組のタイトル(番組名)、チャンネル、ジャンル、所要時間、日付、放送時刻帯、曜日、出演者、あらすじなど番組に関する情報(番組情報)が送られてくる場合も、この番組情報については、ディスク録再装置1内の記憶部16またはディスク2、あるいは、記憶部16とディスク2の両者に記録される。どちらの場合も、ディスク2が装着されているときには、ディスク2を固有に(唯一に)識別できる符号を定義して、この識別符号をディスク2と記憶部16に記録するとともに、記憶部16に記録された情報のうち、装着されているディスク2に関係する情報と上記識別符号との対応付けをとっておく。このことにより、一度装着されたディスク2を、ディスク録再装置1に再装着すると、このディスク2に記録済みおよび記録予約中の番組の一覧を表示することができる。
【0012】
図2は、図1におけるディスク録再装置1の内部を、必要機能のブロックにて表現したブロック構成図である。同図において、11は中央処理部、12はドライブ制御部、13はモータ、14は光ピックアップ、15は信号処理部、16は記憶部、17は表示制御部、18はクロック信号発生部、19はチューナ部、20は外部入出力機器制御部である。また、21はディスク録再装置1に接続されたレーザーディスク装置、22同じくディスク録再装置1に接続されたビデオテープレコーダである。
【0013】
ディスク録再装置1は、リモコン3からの指示に基づき、中央処理部11の制御により動作する。また、光ピックアップ14は、レーザーパワーの強度により、読み出す場合は信号検出器として、書き込む場合は信号記録器として、それぞれ動作する。
【0014】
ディスク2から情報を読み出す場合は、ドライブ制御部12を介してモータ13を駆動し、かつ、光ピックアップ14の位置決め(トラッキングサーボやフォーカス調整など)を行う。ディスク2に記録されている情報は、光ピックアップ14からの変調信号として、信号処理部15に入力され、そこでデジタル信号に変換されて中央処理部11の記憶部16に格納される。ディスク2に記録されている情報が、音声画像情報であれば、記憶部16に記憶することなしに、直接、表示信号出力部17を介して、ディスプレイ4に表示することもできる。
【0015】
ディスク2に情報を記録する場合は、ドライブ制御部12を介してモータ13を駆動し、かつ、光ピックアップ14の位置決め(トラッキングサーボやフォーカス調整など)を行う。ディスク2に記録する中央処理部11の記憶部16に格納されている情報は、デジタル信号として信号処理部15に入力され、光ピックアップ14の変調信号に変換され、ディスク2に記録される。ディスク2に記録する情報が、放送番組などの音声画像情報であれば、記憶部16に記憶することなしに、直接、中央処理部11、信号処理部15を介して、光ピックアップ14により、ディスク2に記録することもできる。
【0016】
記録開始時刻や記録終了時刻を管理するために利用する現在時刻を知るための時計情報は、クロック信号発生部18からのクロック信号から、周波数とクロック数に基づき算出する。
【0017】
記録指定された放送チャンネルは、チューナ部19で選局し受信した信号が信号処理部15でデジタル信号に変換され、音声画像情報は、ディスク2に記録され、番組に関する情報は、記憶部16およびディスク2に記録される。
【0018】
外部入出力機器制御部20は、外部に接続されたレーザーディスク装置21やビデオテープレコーダ22などを制御し、所定の音声画像情報をそれらの装置から読み出すことや、記録することなどができる。システム的には、放送チャンネルの種類が増えたことと等価の処理となり、特別なチャンネル番号(例えば、L1,T2など)を指定することにより実現する。
【0019】
図3に、本実施形態のディスク2におけるデ−タおよび管理情報等の書き込み領域の分割例を示す。
【0020】
ディスク2の記録領域は、大きく分けて、リードイン領域33、管理情報記録領域34、データ記録領域35、リードアウト領域36の4つに分けられる。リードイン領域33には、そのディスクの物理的仕様に関する情報などが記録されている。管理情報記録領域34には、予約記録に関する情報、記録済みの音声映像情報に関する情報、データ記録領域35に記録されているデータファイルの管理情報などが、また、データ記録領域35には、音声画像情報そのもののデータファイルなどが、それぞれ記録されている。記録領域として最後の領域であるリードアウト領域36には、他の領域と区別するため、0データが記録されている。
【0021】
ディスク2が装着されると、中央処理部11は、ディスク2のリードイン領域33と管理情報記録領域34を読み込み、記憶部16に格納し、データ記録領域35の管理を行う。
【0022】
管理情報記録領域34に記録する、予約記録に関する情報、記録済みの音声映像情報に関する情報の内訳の1例を、表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】
記録開始時刻および記録終了時刻(開始時刻からの相対時刻で指定することもできる)は、時分の記録であるが、必要に応じて秒の記録もできる。
【0025】
記録チャンネルは、ディスク録再装置1が内蔵しているチューナ(地上波のTVチューナのみならず、BS放送、CS放送などの衛星放送や、デジタルCS放送などのデジタル衛星放送、CATVなどのケーブル放送についても対応している)のチャンネル番号であるが、レーザディスク装置やビデオテープレコーダなどの情報媒体からの情報については、外部装置(プレーヤなど)を接続した入力ポート番号を記録することになる。
【0026】
タイトル、ジャンル、詳細情報については、リモコン3を用いてユーザがダイレクトに情報入力して記録する方法の他、音声映像情報に重畳されて送られてくる音声映像情報に関する情報を利用して、記録する場合がある。ここでは、後者の場合について説明する。この場合、2つの記録手法がある。
【0027】
第1の方法は、音声映像情報に重畳されて送られる複数の音声映像情報に関する情報を、ディスプレイ4に表示し、リモコン3の操作により任意の音声映像情報を選択し、選択された音声映像情報に関する情報を、ディスク2または記憶部16に記録する手法である。
【0028】
第2の方法は、リモコン3を用いて記録予定の音声映像情報の日付、時刻、チャンネルを入力すると、この入力情報と音声映像情報に重畳されて送られる番組情報とを論理演算し、該当日付、時刻、チャンネルの番組情報を検索し、該当するタイトル、ジャンル、詳細情報を、ディスク2または記録部16に記録する手法である。
【0029】
上記の第1の方法は、ディスプレイ4に表示された番組表を用いた予約記録の操作に有効であり、上記の第2の方法は、日付や曜日、時刻、チャンネルのみを入力して、予約記録の操作をする場合に有効である。いずれの場合も、ディスク2をディスク録再装置1に装着して、ディスプレイ4に表示する記録済みおよび記録予約中の番組の一覧は、同等の内容で表示することができる。
【0030】
終了時刻、中断開始時刻、中断終了時刻については、開始時刻からの相対時間により記録しても良い。
【0031】
本実施形態では、記録時における記録中断について設定したが、再生時における再生中断や、飛ばし再生などついても、記録させることもできる。再生時中断は、ユーザが再生情報を判断して設定しても良いが、再生情報の中に中断情報が混入されている場合は、この中断情報を用いて、再生中断開始時刻や再生中断終了時刻を記録することもできる。ユーザからすると、記録時中断でも再生時中断(飛ばし再生)でも、再生された情報は結果的に等価となる。
【0032】
記録済みデータに関する管理情報と、予約記録の情報とは、有機的に結合されてされており、各々独立に表示したり、両者を組み合わせて表示することも可能である。
【0033】
ディスク2または記憶部16に格納されている管理情報を用いて、記録済みデータに関する管理情報と予約記録情報とを、ディスプレイ4に表示する具体例を、図4、図5、図6にそれぞれ示す。
【0034】
図4は既に記録されたデータを一覧表示する例であり、図5は予約記録により今後記録される予定のデ−タを一覧表示する例である。また、図6は、図4と図5とを複合させて一覧表示する例である。
【0035】
いずれの場合も、データ番号、分類、記録開始時刻、記録終了時刻、タイトル、ジャンル、記録領域、記録容量等を表示した場合を例に示している。また、図6で、No3〜8の領域は、予約情報表示領域を現している。
【0036】
分類情報の欄での指定項目には、日付指定と、曜日指定と、タイトル指定と、条件一致指定とがそれぞれあるが、この指定項目の種別によって以後の動作が異なる。すなわち、日付指定で録画予約をした場合は、該当する日時に1回録画すれば、以後録画は行わないが、曜日指定の場合には、毎週同時刻に継続して録画される。土日を除く月〜金の曜日指定の場合は、曜日指定の拡張指定として処理する。すなわち、この場合は、5個の曜日指定を行った場合として処理する。また、図示していないが、毎日指定の場合は、毎日(日〜土の7日間)毎日同時刻に継続して録画が行われる。なお、タイトル指定と条件一致指定は、音声映像情報に重畳されて送られる番組情報を利用できる場合に限られる。タイトル指定では、音声映像情報に関する情報を定められたタイミングで読み込み、タイトル欄にあるタイトルと同一か含まれる音声映像情報のみを順次記録する。条件一致指定の場合も同様に、条件を満たす音声映像情報のみを順次記録する。
【0037】
図5で、記録領域を「新規」とした場合は、予約情報に基づき受信した番組をディスク2に記録する時に、ディスクの記録領域は未記録領域を割り当てることを示す。もし、未記録領域がない場合は、「ディスクがいっぱいです。」などのメッセージを表示し、既に記録された領域のデータを消去する操作を行い、予約した番組が記録できる記録容量に達するまで、未記録領域を拡大する必要がある。
【0038】
また、図5で、記録領域を「入替え」とした場合は、衛星デジタルチューナから送られる番組名(番組のタイトル)、チャンネル、ジャンル、所要時間、日付、時刻、曜日など
の番組情報を読み出し、最も最近に放送される同番組の検索を行い、それを予約記録データとして記憶し、同時刻、同時間、同チャンネルですでに録画してある領域に重ね録画(オーバーライト)を行う。該当する領域がない場合は「その番組は新規番組です。」などのメッセージを表示し、中止(キャンセル)するか、続行するかを選び、続行の場合には新規登録に変更する操作を行う。
【0039】
また、図6の例では、予約記録(予約録画)がすべて終了した時点での予想状態を示すが、任意の日時を指定することにより、その時点での予約録画の進捗情況を示すこともできる。
【0040】
また、図4の表示画面を用いて、次のような方法による予約記録が可能である。例えば、図の画面から、No3を選択し、分類欄をタイトルに変更し、記録領域を「録画済」から「入替え」や「新規」に変える。この変更は、ディスプレイ4の表示画面を見ながらリモコン3で操作することによって行い、リモコン3によって入力された情報は、中央処理部11に伝達され、さらにディスク2または記憶部16に記録される。中央処理部11は、指定した間隔でタイトルと音声映像情報に関する情報とを比較し、キーワードとしてのタイトルが一致、または、全て含まれる場合に、該当音声映像情報の記録を自動的に行う。この自動的な記録の他、操作時点で入手できる音声映像情報に関する情報を利用して、該当の音声映像情報をディスプレイ4に一覧表示させ、リモコン3により選択して予約記録情報を確定させる方法もある。
【0041】
また、図5の表示画面を用いて、次のような方法による予約記録が可能である。分類欄を条件一致とする。次にタイトル欄に、番組シリーズ(タイトル)、ジャンル、出演者などの単数または複数のキーワードや、チャンネル、曜日、時間帯等の検索条件を入力し、ANDまたはORで論理的な条件を指定する。この指定は、ディスプレイ4の表示画面を見ながらリモコン3で操作することによって行い、リモコン3によって入力された情報は、中央処理部11に伝達され、さらにディスク2または記憶部16に記録される。中央処理部11は、指定した間隔で指定された条件と音声映像情報に関する情報とを比較し、条件が全て一致した場合に、該当音声映像情報の記録を自動的に行う。この自動的な記録の他、操作時点で入手できる音声映像情報に関する情報を利用して、該当の音声映像情報をディスプレイ4に一覧表示させ、リモコン3により選択して予約記録情報を確定させる方法もある。
【0042】
なお、図5の表示画面を用いて条件一致指定を行う場合に、タイトル欄へ入力する検索条件は、特定の番組をある程度絞り込める単数または複数のキーワードのみであってもよいことは、言うまでもない。なおまた、図5の表示画面を用いてタイトル指定を行う場合に、キーワードとしてのタイトルを複数入力し、ANDまたはORで論理的な条件を指定することも可能である。
【0043】
図7は、条件一致の場合の条件の入力画面表示例を示し、図8は、条件一致の予約記録設定の処理フローを示す。
【0044】
まず、ディスク録再装置1およびディスプレイ4の電源を入れ(ステップ801)、リモコン3により予約録画したい番組のキーワードや他の検索条件および論理検索条件を入力(予約条件情報を入力)すると(ステップ802)、この予約情報が記憶部16に書き込まれる(ステップ803)。次に、音声映像情報に重畳されて送られる番組名、チャンネル、ジャンル、所要時間、日付、時刻、曜日などの音声映像情報に関する情報を読み込み(ステップ804)、記憶部16にステップ802の処理で記憶された情報と論理演算を行い、該当番組を検索する(ステップ805)。その際、該当する番組が検索できなかった場合には、再びステップ802で予約条件情報を入力して再検索を行うか、電源OFFで終了となる(ステップ810)。該当する番組が検索された場合、ステップ806で該当番組の一覧表示を行い、ステップ807で番組の選択を行い、ステップ808で予約録画の実行、非実行を(予約録画を設定するか否かを)判定し、非実行である場合には、再びステップ802で予約条件情報を入力するか、電源OFFで終了となる(ステップ810)。一方、ステップ808で予約録画の実行であると判断されると、選択された番組の番組情報が予約録画情報として記憶部16に書き込まれ(ステップ809)、この後、ディスプレイ4、ディスク録再装置1の電源を切る(ステップ810)と、予約録画(予約記録)の待機状態に移行する。
【0045】
このように、予約操作時点で入手された番組情報を用いて、選択する方法の他、ステップ804の段階で、予約操作を終了し、予約記録の待機状態とするようにしても良い。この場合には、適当なタイミングで、番組情報を読み込み、スッテプ802で入力した予約条件情報に基づいて論理演算を行って、該当番組を検索し、該当番組を自動的に記録していく。
【0046】
図9は、同名タイトルでの予約記録設定の処理フローを示す。
【0047】
ステップ901で、ディスク録再装置1およびディスプレイ4の電源を入れ、ステップ902で、リモコン4の操作により、例えばディスク2に記録された番組情報の一覧をディスプレイ4に表示する。次に、ステップ903で、録画予約したい番組のタイトルをリモコン4の操作で選択すると、これが記憶部16に書き込まれる(ステップ904)。次に、音声映像情報に重畳されて送られる番組名、チャンネル、ジャンル、所要時間、日付、時刻、曜日などの音声映像情報に関する情報を読み込んで(ステップ905)、ステップ903で指定されたタイトルと同一タイトルの番組の検索を行う(ステップ906)。該当する番組が検索された場合には、この番組に関する番組情報が、予約記録情報としてディスク2または記憶部16に書き込まれる(ステップ907)。該当する番組が検索できなかった場合は、予約記録情報の記録は行われない。電源がオフ(ステップ908)された後も、ディスク録再装置1は指定された間隔で音声映像情報に関する番組情報を読み込み(ステップ905)、ステップ903で指定されたタイトルと同一タイトルの番組の検索を行う(ステップ906)。その際、該当する番組が検索された場合には、予約記録情報としてディスク2または記憶部16に書き込まれるのは、上記と同様である。
【0048】
また、操作時点で入手できる音声映像情報に関する情報を利用して、予約記録の設定を行う場合には、ステップ906の後、該当するタイトルの番組一覧をディスプレイ4に表示し、この中からリモコン3によって予約記録する番組を選択・確定して、選択された番組に関する番組情報が、予約記録情報としてディスク2または記憶部16に書き込まれて、これにより、予約記録の入力操作の終了となる。
【0049】
図10に条件一致の予約記録において、入力操作後に検索された番組情報を一覧する表示例を、図11に同名タイトルの予約記録において、入力操作後に検索された番組情報を一覧する表示例を、それぞれ示す。
【0050】
なお、上述した実施形態では、音声映像情報処理装置としてディスク録再装置(デジタルバーサタイルディスク記録再生装置)1を例にとって説明したが、本発明は、デジタルバーサタイルディスク以外の記録メディアを使用する、各種記録再生装置あるいは各種放送・通信受信装置に適用できることはいうまでもない。さらに、予約録画(予約記録)以外にも、場合によっては記録を伴わない予約受信にも、本発明は適用可能である。
【0051】
また、音声映像情報に関する情報は音声映像情報に重畳されている場合を例にとったが、重要なのは情報の内容であり、音声画像情報に関する情報であれば、フッロピーディスクやCD−ROMなどの別の媒体から、どのような手段で入力されようと、本発明を適用できることはいうまでもない。
【0052】
さらにまた、記録日時より後に読み込んだ情報についても、記録日時以前に入手した情報と同一の処理を行い、同一の表示ができることはいうまでもない。この処理は、急遽放送予定が変わった場合や、CD−ROMなどで供給された場合に、効果的である。
【符号の説明】
【0053】
1 デジタルバーサタイルディスク記録再生装置(ディスク録再装置)
2 デジタルバーサタイルディスク(ディスク)
3 リモートコントローラ(リモコン)
4 ディスプレイ装置(ディスプレイ)
11 中央処理部
12 ドライブ制御部
13 モータ
14 光ピックアップ
15 信号処理部
16 記憶部
17 表示制御部
18 クロック信号発生部
19 チューナ部
20 外部入出力機器制御部
21 レーザーディスク装置
22 ビデオテープレコーダ
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録再生装置あるいは放送・通信受信装置などの音声映像情報処理装置に係り、特に、音声映像情報とともに、番組名、チャンネル、ジャンル、所要時間、日付、時刻、曜日などの番組情報が送られてくる、放送または通信情報を受信して、記録再生を行うビデオディスク記録再生装置などの音声映像情報処理装置における、予約記録あるいは予約受信する番組の設定技法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の予約記録(予約録画)の設定は、新聞や雑誌などの番組プログラム情報を閲覧して、予約録画を所望する番組の曜日、放送時刻、チャンネルなどの情報を取得し、これに基づき、該当する時刻やチャンネルを入力・設定することによって行うのが一般的であった。なお、同じ番組を定期的に予約録画できる機能をもつ製品も知られているが、これは曜日、時刻、チャンネルが同一に設定できる番組に限られていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記したように従来技術では、予約記録(予約録画)したい番組を、新聞や雑誌などの番組プログラム情報から探し出し、この予約録画したい番組の曜日、放送時刻、チャンネルなどの情報を取得して、この取得情報に基づいて予約録画の操作を行うようになっていたので、新聞や雑誌などの番組プログラム情報をその都度ユーザが閲覧しなければならず、特に、今後ますます増大が予想される放送番組の多チャンネル化という環境下では、新聞や雑誌などの番組プログラム情報からの所望番組の検索が、ユーザにとって非常に煩わしい作業になるという問題がある。また、そもそも新聞や雑誌などが手元にない場合には、予約録画するために必要な放送時刻、チャンネルなどの番組情報が得られないという問題もある。さらにまた、同じ番組を定期的に予約録画できるのは、曜日、時刻、チャンネルが同一に設定できるものに限られ、それ以外は、毎回予約録画の操作を行う必要があったので、予約録画の手間が煩わしいという問題もある。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、予約記録(予約録画)の際に、予約記録したい番組の検索や、予約記録の設定操作が容易となる、使い勝手のよい記録再生装置などの音声映像情報処理装置を提供することにある。また、本発明の目的とするところは、記録条件を一度設定すれば、自動的に番組を検索し、記録できる機能をもつ、記録再生装置などの音声映像情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上記した目的を達成するため、音声映像情報とともに、番組名、チャンネル、ジャンル、所要時間、日付、時刻、曜日などの番組情報が送られてくる放送または通信情報を受信する記録再生装置などの音声映像情報処理装置において、ユーザによって指定された番組情報の条件あるいはキーワードあるいはそれらの組み合わせによって規定される検索条件に基づき、論理回路の演算機能により、予約記録の候補となる番組を検索したり、自動的に予約記録の設定を行うようにされる。
【発明の効果】
【0006】
以上のように本発明によれば、予約録画の設定に際して、新聞や雑誌などの番組プログラムを参照しなくても、キーワードやその他の検索条件などを入力することより、多チャンネルの番組から、所望する番組を素早く、容易・確実に検索することが可能となり、以って、予約録画の設定が容易になり、ユーザにとって大いに使い勝手が向上する。また、録画後、その媒体に記録された情報の内容が画面上に一覧表示できるので、再生番組をタイトルを見て選択できる。また、自動的に同名番組を検索して予約設定し、媒体の同一領域に記録更新するといった機能も提供可能となる。
【0007】
総じて、予約録画(または予約受信)の操作を支援するための機能が充実した、利便性の高い音声映像処理装置が提供でき、その産業的価値は多大である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の1実施形態の基本概念を説明するための模式図である。
【図2】図1におけるディスク録再装置1の内部を、必要機能のブロックにて表現したブロック構成図である。
【図3】本発明の1実施形態で用いるディスク2における、デ−タおよび管理情報等の書き込み領域の分割例を説明する説明図である。
【図4】本発明の1実施形態における、ディスク2または記憶部16に格納されている管理情報を用いて、記録済みデータに関する情報をディスプレイ4に表示する場合の、イメージ表示例を示す説明図である。
【図5】本発明の1実施形態における、ディスク2または記憶部16に格納されている管理情報を用いて、予約記録情報をディスプレイ4に表示する場合の、イメージ表示例を示す説明図である。
【図6】本発明の1実施形態における、ディスク2または記憶部16に格納されている管理情報を用いて、記録済みデータに関する情報と予約記録情報とを同時にディスプレイ4に表示する場合の、イメージ表示例を示す説明図である。
【図7】本発明の1実施形態における、条件一致の場合の条件の入力例を示す説明図である。
【図8】本発明の1実施形態における、入力した条件と一致した音声画像情報を予約記録する機能での、中央処理部11の処理手順を示すフローチャート図である。
【図9】本発明の1実施形態における、入力したタイトルと一致した音声画像情報を予約記録する機能での、中央処理部11の処理手順を示すフローチャート図である。
【図10】本発明の1実施形態における、条件一致の予約記録において検索された番組情報を一覧表示する例を示す説明図である。
【図11】本発明の1実施形態における、同名タイトルの予約記録において検索された番組情報を一覧表示する例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
【0010】
図1は、本発明の1実施形態の基本概念を説明するための模式図である。本実施形態では、記録再生装置あるいは放送・通信受信装置などの音声映像情報処理装置の1例として、図1に示すように、デジタルバーサタイルディスク(Digital Versatile Disc)記録再生装置1(以下、ディスク録再装置1と称す)を用いており、2は、ディスク録再装置1に着脱自在に装着される情報記録媒体たるデジタルバーサタイルディスク(Digital Versatile Disc)(以下、ディスクと称す)である。また、3はリモートコントローラ(以下、リモコン3と称す)で、ここでは入力操作部と表示部とを備えた入力・表示機器として構成されており、このリモコン3によって、ディスク録再装置1の記録・再生動作などを操作したり、各種情報の入力を行ったり、所定情報の表示などを行うようになっている。また、4はディスク録再装置1に接続されたディスプレイ装置(以下、ディスプレイ4と称す)で、ディスク録再装置1の出力信号が映像や音声として出力されるようになっている。
【0011】
本実施形態では、リモコン3で、ディスク録再装置1の制御や記録情報に関する情報などを入力する。入力した制御や記録情報に関する情報は、ディスク録再装置1内の後記する記憶部16またはディスク2、あるいは、記憶部16とディスク2の両者に記録される。さらに、放送や通信などを通して送られてくる情報として、動画、静止画、音声などの番組そのものとしての音声画像情報とともに、番組のタイトル(番組名)、チャンネル、ジャンル、所要時間、日付、放送時刻帯、曜日、出演者、あらすじなど番組に関する情報(番組情報)が送られてくる場合も、この番組情報については、ディスク録再装置1内の記憶部16またはディスク2、あるいは、記憶部16とディスク2の両者に記録される。どちらの場合も、ディスク2が装着されているときには、ディスク2を固有に(唯一に)識別できる符号を定義して、この識別符号をディスク2と記憶部16に記録するとともに、記憶部16に記録された情報のうち、装着されているディスク2に関係する情報と上記識別符号との対応付けをとっておく。このことにより、一度装着されたディスク2を、ディスク録再装置1に再装着すると、このディスク2に記録済みおよび記録予約中の番組の一覧を表示することができる。
【0012】
図2は、図1におけるディスク録再装置1の内部を、必要機能のブロックにて表現したブロック構成図である。同図において、11は中央処理部、12はドライブ制御部、13はモータ、14は光ピックアップ、15は信号処理部、16は記憶部、17は表示制御部、18はクロック信号発生部、19はチューナ部、20は外部入出力機器制御部である。また、21はディスク録再装置1に接続されたレーザーディスク装置、22同じくディスク録再装置1に接続されたビデオテープレコーダである。
【0013】
ディスク録再装置1は、リモコン3からの指示に基づき、中央処理部11の制御により動作する。また、光ピックアップ14は、レーザーパワーの強度により、読み出す場合は信号検出器として、書き込む場合は信号記録器として、それぞれ動作する。
【0014】
ディスク2から情報を読み出す場合は、ドライブ制御部12を介してモータ13を駆動し、かつ、光ピックアップ14の位置決め(トラッキングサーボやフォーカス調整など)を行う。ディスク2に記録されている情報は、光ピックアップ14からの変調信号として、信号処理部15に入力され、そこでデジタル信号に変換されて中央処理部11の記憶部16に格納される。ディスク2に記録されている情報が、音声画像情報であれば、記憶部16に記憶することなしに、直接、表示信号出力部17を介して、ディスプレイ4に表示することもできる。
【0015】
ディスク2に情報を記録する場合は、ドライブ制御部12を介してモータ13を駆動し、かつ、光ピックアップ14の位置決め(トラッキングサーボやフォーカス調整など)を行う。ディスク2に記録する中央処理部11の記憶部16に格納されている情報は、デジタル信号として信号処理部15に入力され、光ピックアップ14の変調信号に変換され、ディスク2に記録される。ディスク2に記録する情報が、放送番組などの音声画像情報であれば、記憶部16に記憶することなしに、直接、中央処理部11、信号処理部15を介して、光ピックアップ14により、ディスク2に記録することもできる。
【0016】
記録開始時刻や記録終了時刻を管理するために利用する現在時刻を知るための時計情報は、クロック信号発生部18からのクロック信号から、周波数とクロック数に基づき算出する。
【0017】
記録指定された放送チャンネルは、チューナ部19で選局し受信した信号が信号処理部15でデジタル信号に変換され、音声画像情報は、ディスク2に記録され、番組に関する情報は、記憶部16およびディスク2に記録される。
【0018】
外部入出力機器制御部20は、外部に接続されたレーザーディスク装置21やビデオテープレコーダ22などを制御し、所定の音声画像情報をそれらの装置から読み出すことや、記録することなどができる。システム的には、放送チャンネルの種類が増えたことと等価の処理となり、特別なチャンネル番号(例えば、L1,T2など)を指定することにより実現する。
【0019】
図3に、本実施形態のディスク2におけるデ−タおよび管理情報等の書き込み領域の分割例を示す。
【0020】
ディスク2の記録領域は、大きく分けて、リードイン領域33、管理情報記録領域34、データ記録領域35、リードアウト領域36の4つに分けられる。リードイン領域33には、そのディスクの物理的仕様に関する情報などが記録されている。管理情報記録領域34には、予約記録に関する情報、記録済みの音声映像情報に関する情報、データ記録領域35に記録されているデータファイルの管理情報などが、また、データ記録領域35には、音声画像情報そのもののデータファイルなどが、それぞれ記録されている。記録領域として最後の領域であるリードアウト領域36には、他の領域と区別するため、0データが記録されている。
【0021】
ディスク2が装着されると、中央処理部11は、ディスク2のリードイン領域33と管理情報記録領域34を読み込み、記憶部16に格納し、データ記録領域35の管理を行う。
【0022】
管理情報記録領域34に記録する、予約記録に関する情報、記録済みの音声映像情報に関する情報の内訳の1例を、表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】
記録開始時刻および記録終了時刻(開始時刻からの相対時刻で指定することもできる)は、時分の記録であるが、必要に応じて秒の記録もできる。
【0025】
記録チャンネルは、ディスク録再装置1が内蔵しているチューナ(地上波のTVチューナのみならず、BS放送、CS放送などの衛星放送や、デジタルCS放送などのデジタル衛星放送、CATVなどのケーブル放送についても対応している)のチャンネル番号であるが、レーザディスク装置やビデオテープレコーダなどの情報媒体からの情報については、外部装置(プレーヤなど)を接続した入力ポート番号を記録することになる。
【0026】
タイトル、ジャンル、詳細情報については、リモコン3を用いてユーザがダイレクトに情報入力して記録する方法の他、音声映像情報に重畳されて送られてくる音声映像情報に関する情報を利用して、記録する場合がある。ここでは、後者の場合について説明する。この場合、2つの記録手法がある。
【0027】
第1の方法は、音声映像情報に重畳されて送られる複数の音声映像情報に関する情報を、ディスプレイ4に表示し、リモコン3の操作により任意の音声映像情報を選択し、選択された音声映像情報に関する情報を、ディスク2または記憶部16に記録する手法である。
【0028】
第2の方法は、リモコン3を用いて記録予定の音声映像情報の日付、時刻、チャンネルを入力すると、この入力情報と音声映像情報に重畳されて送られる番組情報とを論理演算し、該当日付、時刻、チャンネルの番組情報を検索し、該当するタイトル、ジャンル、詳細情報を、ディスク2または記録部16に記録する手法である。
【0029】
上記の第1の方法は、ディスプレイ4に表示された番組表を用いた予約記録の操作に有効であり、上記の第2の方法は、日付や曜日、時刻、チャンネルのみを入力して、予約記録の操作をする場合に有効である。いずれの場合も、ディスク2をディスク録再装置1に装着して、ディスプレイ4に表示する記録済みおよび記録予約中の番組の一覧は、同等の内容で表示することができる。
【0030】
終了時刻、中断開始時刻、中断終了時刻については、開始時刻からの相対時間により記録しても良い。
【0031】
本実施形態では、記録時における記録中断について設定したが、再生時における再生中断や、飛ばし再生などついても、記録させることもできる。再生時中断は、ユーザが再生情報を判断して設定しても良いが、再生情報の中に中断情報が混入されている場合は、この中断情報を用いて、再生中断開始時刻や再生中断終了時刻を記録することもできる。ユーザからすると、記録時中断でも再生時中断(飛ばし再生)でも、再生された情報は結果的に等価となる。
【0032】
記録済みデータに関する管理情報と、予約記録の情報とは、有機的に結合されてされており、各々独立に表示したり、両者を組み合わせて表示することも可能である。
【0033】
ディスク2または記憶部16に格納されている管理情報を用いて、記録済みデータに関する管理情報と予約記録情報とを、ディスプレイ4に表示する具体例を、図4、図5、図6にそれぞれ示す。
【0034】
図4は既に記録されたデータを一覧表示する例であり、図5は予約記録により今後記録される予定のデ−タを一覧表示する例である。また、図6は、図4と図5とを複合させて一覧表示する例である。
【0035】
いずれの場合も、データ番号、分類、記録開始時刻、記録終了時刻、タイトル、ジャンル、記録領域、記録容量等を表示した場合を例に示している。また、図6で、No3〜8の領域は、予約情報表示領域を現している。
【0036】
分類情報の欄での指定項目には、日付指定と、曜日指定と、タイトル指定と、条件一致指定とがそれぞれあるが、この指定項目の種別によって以後の動作が異なる。すなわち、日付指定で録画予約をした場合は、該当する日時に1回録画すれば、以後録画は行わないが、曜日指定の場合には、毎週同時刻に継続して録画される。土日を除く月〜金の曜日指定の場合は、曜日指定の拡張指定として処理する。すなわち、この場合は、5個の曜日指定を行った場合として処理する。また、図示していないが、毎日指定の場合は、毎日(日〜土の7日間)毎日同時刻に継続して録画が行われる。なお、タイトル指定と条件一致指定は、音声映像情報に重畳されて送られる番組情報を利用できる場合に限られる。タイトル指定では、音声映像情報に関する情報を定められたタイミングで読み込み、タイトル欄にあるタイトルと同一か含まれる音声映像情報のみを順次記録する。条件一致指定の場合も同様に、条件を満たす音声映像情報のみを順次記録する。
【0037】
図5で、記録領域を「新規」とした場合は、予約情報に基づき受信した番組をディスク2に記録する時に、ディスクの記録領域は未記録領域を割り当てることを示す。もし、未記録領域がない場合は、「ディスクがいっぱいです。」などのメッセージを表示し、既に記録された領域のデータを消去する操作を行い、予約した番組が記録できる記録容量に達するまで、未記録領域を拡大する必要がある。
【0038】
また、図5で、記録領域を「入替え」とした場合は、衛星デジタルチューナから送られる番組名(番組のタイトル)、チャンネル、ジャンル、所要時間、日付、時刻、曜日など
の番組情報を読み出し、最も最近に放送される同番組の検索を行い、それを予約記録データとして記憶し、同時刻、同時間、同チャンネルですでに録画してある領域に重ね録画(オーバーライト)を行う。該当する領域がない場合は「その番組は新規番組です。」などのメッセージを表示し、中止(キャンセル)するか、続行するかを選び、続行の場合には新規登録に変更する操作を行う。
【0039】
また、図6の例では、予約記録(予約録画)がすべて終了した時点での予想状態を示すが、任意の日時を指定することにより、その時点での予約録画の進捗情況を示すこともできる。
【0040】
また、図4の表示画面を用いて、次のような方法による予約記録が可能である。例えば、図の画面から、No3を選択し、分類欄をタイトルに変更し、記録領域を「録画済」から「入替え」や「新規」に変える。この変更は、ディスプレイ4の表示画面を見ながらリモコン3で操作することによって行い、リモコン3によって入力された情報は、中央処理部11に伝達され、さらにディスク2または記憶部16に記録される。中央処理部11は、指定した間隔でタイトルと音声映像情報に関する情報とを比較し、キーワードとしてのタイトルが一致、または、全て含まれる場合に、該当音声映像情報の記録を自動的に行う。この自動的な記録の他、操作時点で入手できる音声映像情報に関する情報を利用して、該当の音声映像情報をディスプレイ4に一覧表示させ、リモコン3により選択して予約記録情報を確定させる方法もある。
【0041】
また、図5の表示画面を用いて、次のような方法による予約記録が可能である。分類欄を条件一致とする。次にタイトル欄に、番組シリーズ(タイトル)、ジャンル、出演者などの単数または複数のキーワードや、チャンネル、曜日、時間帯等の検索条件を入力し、ANDまたはORで論理的な条件を指定する。この指定は、ディスプレイ4の表示画面を見ながらリモコン3で操作することによって行い、リモコン3によって入力された情報は、中央処理部11に伝達され、さらにディスク2または記憶部16に記録される。中央処理部11は、指定した間隔で指定された条件と音声映像情報に関する情報とを比較し、条件が全て一致した場合に、該当音声映像情報の記録を自動的に行う。この自動的な記録の他、操作時点で入手できる音声映像情報に関する情報を利用して、該当の音声映像情報をディスプレイ4に一覧表示させ、リモコン3により選択して予約記録情報を確定させる方法もある。
【0042】
なお、図5の表示画面を用いて条件一致指定を行う場合に、タイトル欄へ入力する検索条件は、特定の番組をある程度絞り込める単数または複数のキーワードのみであってもよいことは、言うまでもない。なおまた、図5の表示画面を用いてタイトル指定を行う場合に、キーワードとしてのタイトルを複数入力し、ANDまたはORで論理的な条件を指定することも可能である。
【0043】
図7は、条件一致の場合の条件の入力画面表示例を示し、図8は、条件一致の予約記録設定の処理フローを示す。
【0044】
まず、ディスク録再装置1およびディスプレイ4の電源を入れ(ステップ801)、リモコン3により予約録画したい番組のキーワードや他の検索条件および論理検索条件を入力(予約条件情報を入力)すると(ステップ802)、この予約情報が記憶部16に書き込まれる(ステップ803)。次に、音声映像情報に重畳されて送られる番組名、チャンネル、ジャンル、所要時間、日付、時刻、曜日などの音声映像情報に関する情報を読み込み(ステップ804)、記憶部16にステップ802の処理で記憶された情報と論理演算を行い、該当番組を検索する(ステップ805)。その際、該当する番組が検索できなかった場合には、再びステップ802で予約条件情報を入力して再検索を行うか、電源OFFで終了となる(ステップ810)。該当する番組が検索された場合、ステップ806で該当番組の一覧表示を行い、ステップ807で番組の選択を行い、ステップ808で予約録画の実行、非実行を(予約録画を設定するか否かを)判定し、非実行である場合には、再びステップ802で予約条件情報を入力するか、電源OFFで終了となる(ステップ810)。一方、ステップ808で予約録画の実行であると判断されると、選択された番組の番組情報が予約録画情報として記憶部16に書き込まれ(ステップ809)、この後、ディスプレイ4、ディスク録再装置1の電源を切る(ステップ810)と、予約録画(予約記録)の待機状態に移行する。
【0045】
このように、予約操作時点で入手された番組情報を用いて、選択する方法の他、ステップ804の段階で、予約操作を終了し、予約記録の待機状態とするようにしても良い。この場合には、適当なタイミングで、番組情報を読み込み、スッテプ802で入力した予約条件情報に基づいて論理演算を行って、該当番組を検索し、該当番組を自動的に記録していく。
【0046】
図9は、同名タイトルでの予約記録設定の処理フローを示す。
【0047】
ステップ901で、ディスク録再装置1およびディスプレイ4の電源を入れ、ステップ902で、リモコン4の操作により、例えばディスク2に記録された番組情報の一覧をディスプレイ4に表示する。次に、ステップ903で、録画予約したい番組のタイトルをリモコン4の操作で選択すると、これが記憶部16に書き込まれる(ステップ904)。次に、音声映像情報に重畳されて送られる番組名、チャンネル、ジャンル、所要時間、日付、時刻、曜日などの音声映像情報に関する情報を読み込んで(ステップ905)、ステップ903で指定されたタイトルと同一タイトルの番組の検索を行う(ステップ906)。該当する番組が検索された場合には、この番組に関する番組情報が、予約記録情報としてディスク2または記憶部16に書き込まれる(ステップ907)。該当する番組が検索できなかった場合は、予約記録情報の記録は行われない。電源がオフ(ステップ908)された後も、ディスク録再装置1は指定された間隔で音声映像情報に関する番組情報を読み込み(ステップ905)、ステップ903で指定されたタイトルと同一タイトルの番組の検索を行う(ステップ906)。その際、該当する番組が検索された場合には、予約記録情報としてディスク2または記憶部16に書き込まれるのは、上記と同様である。
【0048】
また、操作時点で入手できる音声映像情報に関する情報を利用して、予約記録の設定を行う場合には、ステップ906の後、該当するタイトルの番組一覧をディスプレイ4に表示し、この中からリモコン3によって予約記録する番組を選択・確定して、選択された番組に関する番組情報が、予約記録情報としてディスク2または記憶部16に書き込まれて、これにより、予約記録の入力操作の終了となる。
【0049】
図10に条件一致の予約記録において、入力操作後に検索された番組情報を一覧する表示例を、図11に同名タイトルの予約記録において、入力操作後に検索された番組情報を一覧する表示例を、それぞれ示す。
【0050】
なお、上述した実施形態では、音声映像情報処理装置としてディスク録再装置(デジタルバーサタイルディスク記録再生装置)1を例にとって説明したが、本発明は、デジタルバーサタイルディスク以外の記録メディアを使用する、各種記録再生装置あるいは各種放送・通信受信装置に適用できることはいうまでもない。さらに、予約録画(予約記録)以外にも、場合によっては記録を伴わない予約受信にも、本発明は適用可能である。
【0051】
また、音声映像情報に関する情報は音声映像情報に重畳されている場合を例にとったが、重要なのは情報の内容であり、音声画像情報に関する情報であれば、フッロピーディスクやCD−ROMなどの別の媒体から、どのような手段で入力されようと、本発明を適用できることはいうまでもない。
【0052】
さらにまた、記録日時より後に読み込んだ情報についても、記録日時以前に入手した情報と同一の処理を行い、同一の表示ができることはいうまでもない。この処理は、急遽放送予定が変わった場合や、CD−ROMなどで供給された場合に、効果的である。
【符号の説明】
【0053】
1 デジタルバーサタイルディスク記録再生装置(ディスク録再装置)
2 デジタルバーサタイルディスク(ディスク)
3 リモートコントローラ(リモコン)
4 ディスプレイ装置(ディスプレイ)
11 中央処理部
12 ドライブ制御部
13 モータ
14 光ピックアップ
15 信号処理部
16 記憶部
17 表示制御部
18 クロック信号発生部
19 チューナ部
20 外部入出力機器制御部
21 レーザーディスク装置
22 ビデオテープレコーダ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
音声映像情報とともに、番組名、チャンネル、ジャンル、所要時間、日付、時刻、曜日などを少なくとも1つ含む番組情報が送られてくる放送または通信情報を受信する場合、上記音声映像情報と上記番組情報をそれぞれ読み込む手段を有する、記録再生装置あるいは放送・通信受信装置などの音声映像情報処理装置であって、
上記番組情報を音声映像出力端子に出力するモードをもち、このモードによって出力された出力情報の中から特定の番組を選択することにより、予約記録または予約受信の設定を行うとともに、上記選択した番組に関する上記番組情報を記憶する手段を備えたことを特徴とする音声映像情報処理装置。
【請求項2】
音声映像情報とともに、番組名、チャンネル、ジャンル、所要時間、日付、時刻、曜日などを少なくとも1つ含む番組情報が送られてくる放送または通信情報を受信する場合、上記音声映像情報と上記番組情報をそれぞれ読み込む手段を有する、記録再生装置あるいは放送・通信受信装置などの音声映像情報処理装置であって、
予約記録または予約受信の際に、特定の番組をある程度絞り込める単数のキーワードを入力し、このキーワードと放送または通信によって送られてきた上記番組情報とを照合し、同一キーワードが含まれる番組一覧を音声映像出力端子に出力するモードをもち、このモードによって出力された出力情報の中から予約記録番組または予約受信番組を選択する手段を備えたことを特徴とする音声映像情報処理装置。
【請求項3】
音声映像情報とともに、番組名、チャンネル、ジャンル、所要時間、日付、時刻、曜日などを少なくとも1つ含む番組情報が送られてくる放送または通信情報を受信する場合、上記音声映像情報と上記番組情報をそれぞれ読み込む手段を有する、記録再生装置あるいは放送・通信受信装置などの音声映像情報処理装置であって、
予約記録または予約受信の際に、特定の番組をある程度絞り込める単数のキーワードを指定すると、このキーワードと、順次放送または通信によって送られてくる上記番組情報とを適当なタイミングで照合し、同一キーワードが含まれる番組を自動的に予約記録または予約受信する手段を備えたことを特徴とする音声映像情報処理装置。
【請求項4】
音声映像情報とともに、番組名、チャンネル、ジャンル、所要時間、日付、時刻、曜日などを少なくとも1つ含む番組情報が送られてくる放送または通信情報を受信する場合、上記音声映像情報と上記番組情報をそれぞれ読み込む手段を有する、記録再生装置あるいは放送・通信受信装置などの音声映像情報処理装置であって、
予約記録または予約受信の際に、特定の番組をある程度絞り込める単数のキーワードと、期間や時刻やチャンネルなどの条件と、これらのキーワードや条件を組み合わせた論理式とを指定することにより、この論理式と放送または通信によって送られたきた上記番組情報とを照合し、上記論理式を満たす番組一覧を音声映像出力端子に出力するモードをもち、このモードによって出力された出力情報の中から予約記録番組または予約受信番組を選択する手段を備えたことを特徴とする音声映像情報処理装置。
【請求項5】
音声映像情報とともに、番組名、チャンネル、ジャンル、所要時間、日付、時刻、曜日などを少なくとも1つ含む番組情報が送られてくる放送または通信情報を受信する場合、上記音声映像情報と上記番組情報をそれぞれ読み込む手段を有する、記録再生装置あるいは放送・通信受信装置などの音声映像情報処理装置であって、
予約記録または予約受信の際に、特定の番組をある程度絞り込める複数のキーワードと、期間や時刻やチャンネルなどの条件と、これらのキーワードや条件を組み合わせた論理式とを指定すると、この論理式と、順次放送または通信によって送られてくる上記番組情報とを適当なタイミングで照合し、上記論理式を満たす番組を自動的に予約記録または予約受信する手段を備えたことを特徴とする音声映像情報処理装置。
【請求項6】
請求項1記載において、
前記音声映像情報処理装置は記録再生装置であって、
記録媒体に記録した番組と前記番組情報を前記音声映像出力端子に出力する場合、記録の日付、時刻、曜日、所要時間、チャンネルなどを少なくとも1つ含む記録情報に、放送または通信から送られる番組名、ジャンルなどの前記番組情報の一部を加えて、前記音声映像出力端子に出力するモードをもち、このモードによって出力された出力情報の中から特定の番組を選択することにより、この選択された番組を前記音声映像出力端子に出力する手段を備えたことを特徴とする音声映像情報処理装置。
【請求項7】
請求項6記載において、
前記した本記録再生装置を用いて記録媒体に記録した番組の一覧表を前記音声映像出力端子に出力後、すでに記録した番組のタイトル、時刻、チャンネル、ジャンルなどのいずれか、または任意の組み合わせ、または全てが一致する番組を予約記録する際に、一致させたい条件を選択すると、一致させたい条件と放送または通信によって送られてくる前記番組情報とを照合し、条件を満たす番組一覧を前記音声映像出力端子に出力するモードをもち、このモードによって出力された出力情報の中から予約記録する番組を選択する手段を備えたことを特徴とする音声映像情報処理装置。
【請求項8】
請求項6記載において、
前記した本記録再生装置を用いて記録媒体に記録した番組の一覧表を前記音声映像出力端子に出力後、すでに記録した番組のタイトル、時刻、チャンネル、ジャンルなどのいずれか、または任意の組み合わせ、または全てが一致する番組を予約記録する際に、一致させたい条件を選択すると、一致させたい条件と順次放送または通信によって送られてくる前記番組情報とを適当なタイミングで照合し、条件を満たした番組を自動的に予約記録する手段を備えたことを特徴とする音声映像情報処理装置。
【請求項9】
請求項6記載において、
記録時点は、少なくとも記録時刻とチャンネルの情報を記憶しておくが、後日、放送や通信あるいはフロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM等により前記番組情報を供給された場合、この供給された番組情報を上記の記録時刻やチャンネルの情報と照合させることにより、記録前に前記番組情報が供給されていたのと同等の情報を、前記音声映像出力端子に出力する手段を備えたことを特徴とする音声映像情報処理装置。
【請求項1】
音声映像情報とともに、番組名、チャンネル、ジャンル、所要時間、日付、時刻、曜日などを少なくとも1つ含む番組情報が送られてくる放送または通信情報を受信する場合、上記音声映像情報と上記番組情報をそれぞれ読み込む手段を有する、記録再生装置あるいは放送・通信受信装置などの音声映像情報処理装置であって、
上記番組情報を音声映像出力端子に出力するモードをもち、このモードによって出力された出力情報の中から特定の番組を選択することにより、予約記録または予約受信の設定を行うとともに、上記選択した番組に関する上記番組情報を記憶する手段を備えたことを特徴とする音声映像情報処理装置。
【請求項2】
音声映像情報とともに、番組名、チャンネル、ジャンル、所要時間、日付、時刻、曜日などを少なくとも1つ含む番組情報が送られてくる放送または通信情報を受信する場合、上記音声映像情報と上記番組情報をそれぞれ読み込む手段を有する、記録再生装置あるいは放送・通信受信装置などの音声映像情報処理装置であって、
予約記録または予約受信の際に、特定の番組をある程度絞り込める単数のキーワードを入力し、このキーワードと放送または通信によって送られてきた上記番組情報とを照合し、同一キーワードが含まれる番組一覧を音声映像出力端子に出力するモードをもち、このモードによって出力された出力情報の中から予約記録番組または予約受信番組を選択する手段を備えたことを特徴とする音声映像情報処理装置。
【請求項3】
音声映像情報とともに、番組名、チャンネル、ジャンル、所要時間、日付、時刻、曜日などを少なくとも1つ含む番組情報が送られてくる放送または通信情報を受信する場合、上記音声映像情報と上記番組情報をそれぞれ読み込む手段を有する、記録再生装置あるいは放送・通信受信装置などの音声映像情報処理装置であって、
予約記録または予約受信の際に、特定の番組をある程度絞り込める単数のキーワードを指定すると、このキーワードと、順次放送または通信によって送られてくる上記番組情報とを適当なタイミングで照合し、同一キーワードが含まれる番組を自動的に予約記録または予約受信する手段を備えたことを特徴とする音声映像情報処理装置。
【請求項4】
音声映像情報とともに、番組名、チャンネル、ジャンル、所要時間、日付、時刻、曜日などを少なくとも1つ含む番組情報が送られてくる放送または通信情報を受信する場合、上記音声映像情報と上記番組情報をそれぞれ読み込む手段を有する、記録再生装置あるいは放送・通信受信装置などの音声映像情報処理装置であって、
予約記録または予約受信の際に、特定の番組をある程度絞り込める単数のキーワードと、期間や時刻やチャンネルなどの条件と、これらのキーワードや条件を組み合わせた論理式とを指定することにより、この論理式と放送または通信によって送られたきた上記番組情報とを照合し、上記論理式を満たす番組一覧を音声映像出力端子に出力するモードをもち、このモードによって出力された出力情報の中から予約記録番組または予約受信番組を選択する手段を備えたことを特徴とする音声映像情報処理装置。
【請求項5】
音声映像情報とともに、番組名、チャンネル、ジャンル、所要時間、日付、時刻、曜日などを少なくとも1つ含む番組情報が送られてくる放送または通信情報を受信する場合、上記音声映像情報と上記番組情報をそれぞれ読み込む手段を有する、記録再生装置あるいは放送・通信受信装置などの音声映像情報処理装置であって、
予約記録または予約受信の際に、特定の番組をある程度絞り込める複数のキーワードと、期間や時刻やチャンネルなどの条件と、これらのキーワードや条件を組み合わせた論理式とを指定すると、この論理式と、順次放送または通信によって送られてくる上記番組情報とを適当なタイミングで照合し、上記論理式を満たす番組を自動的に予約記録または予約受信する手段を備えたことを特徴とする音声映像情報処理装置。
【請求項6】
請求項1記載において、
前記音声映像情報処理装置は記録再生装置であって、
記録媒体に記録した番組と前記番組情報を前記音声映像出力端子に出力する場合、記録の日付、時刻、曜日、所要時間、チャンネルなどを少なくとも1つ含む記録情報に、放送または通信から送られる番組名、ジャンルなどの前記番組情報の一部を加えて、前記音声映像出力端子に出力するモードをもち、このモードによって出力された出力情報の中から特定の番組を選択することにより、この選択された番組を前記音声映像出力端子に出力する手段を備えたことを特徴とする音声映像情報処理装置。
【請求項7】
請求項6記載において、
前記した本記録再生装置を用いて記録媒体に記録した番組の一覧表を前記音声映像出力端子に出力後、すでに記録した番組のタイトル、時刻、チャンネル、ジャンルなどのいずれか、または任意の組み合わせ、または全てが一致する番組を予約記録する際に、一致させたい条件を選択すると、一致させたい条件と放送または通信によって送られてくる前記番組情報とを照合し、条件を満たす番組一覧を前記音声映像出力端子に出力するモードをもち、このモードによって出力された出力情報の中から予約記録する番組を選択する手段を備えたことを特徴とする音声映像情報処理装置。
【請求項8】
請求項6記載において、
前記した本記録再生装置を用いて記録媒体に記録した番組の一覧表を前記音声映像出力端子に出力後、すでに記録した番組のタイトル、時刻、チャンネル、ジャンルなどのいずれか、または任意の組み合わせ、または全てが一致する番組を予約記録する際に、一致させたい条件を選択すると、一致させたい条件と順次放送または通信によって送られてくる前記番組情報とを適当なタイミングで照合し、条件を満たした番組を自動的に予約記録する手段を備えたことを特徴とする音声映像情報処理装置。
【請求項9】
請求項6記載において、
記録時点は、少なくとも記録時刻とチャンネルの情報を記憶しておくが、後日、放送や通信あるいはフロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM等により前記番組情報を供給された場合、この供給された番組情報を上記の記録時刻やチャンネルの情報と照合させることにより、記録前に前記番組情報が供給されていたのと同等の情報を、前記音声映像出力端子に出力する手段を備えたことを特徴とする音声映像情報処理装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2009−239915(P2009−239915A)
【公開日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−107283(P2009−107283)
【出願日】平成21年4月27日(2009.4.27)
【分割の表示】特願2007−17253(P2007−17253)の分割
【原出願日】平成10年2月17日(1998.2.17)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.レーザーディスク
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年4月27日(2009.4.27)
【分割の表示】特願2007−17253(P2007−17253)の分割
【原出願日】平成10年2月17日(1998.2.17)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.レーザーディスク
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】
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