説明

顆粒状物を作製するための装置

本発明は、溶融物が押し出される開口を有する穴あきプレートと、溶融物が押し込まれるプロセスチャンバ(1)と、穴あきプレートから押し出される溶融物のストランドを個別のペレットに切断するための切断デバイスとを有する、ペレットを作製するためのデバイスに関する。プロセスチャンバ(1)は、プロセス流体で充填するための入口(2)と、プロセス流体およびその中に存在するペレットのための出口(3)と、プロセス流体を入口(2)を介してプロセスチャンバ(1)内に送出し、ペレットを中に含有するプロセス流体を出口(3)を介してプロセスチャンバ(1)から離れる方向に搬送するための運搬デバイスとを有し、入口(2)は、プロセスチャンバ(1)の下半部のある高さに配置され、プロセスチャンバ(1)中の入口開口(2a)と、プロセスチャンバ(1)に続くように配置された入口チャネル(2b)とを有し、三方弁(4)が、入口チャネル(2b)と、プロセス流体供給ライン(5)と、三方弁(4)から下方に続くプロセス流体排出ライン(6)との間に設けられ、この弁は、入口(2)の高さよりさらに下方に配置され、出口(3)は、プロセスチャンバ(1)の上半部に位置し、プロセスチャンバ(1)中の排出開口(3a)と、プロセスチャンバ(1)から離れる方向に続くように構成された出口チャネル(3b)とを有し、出口チャネル(3b)上の弁(7)を介してプロセスチャンバ(1)に連結され得る空気圧デバイスが、プロセスチャンバ(1)からプロセス流体を排出するために、プロセスチャンバ(1)が空気圧デバイスからの圧縮空気で充填され得るような態様で設けられ、それにより、プロセス流体は、プロセスチャンバ(1)から、入口開口(2a)および入口チャネル(2b)、ならびに三方弁(4)およびプロセス流体排出ライン(6)を介して放出され得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1のプリアンブルに記載の、溶融物が押し出される開口を有する穴あきプレートと、溶融物が押し込まれるプロセスチャンバと、穴あきプレートから押し出される溶融物のストランドを個別のペレットに切断するための切断デバイスとを有する、例えばプラスチック溶融物などからペレットを作製するためのデバイスに関する。このプロセスチャンバは、プロセス流体で充填するための入口と、プロセス流体およびその中に存在するペレットのための出口と、入口を介してプロセスチャンバ内にプロセス流体を送出し、出口を介してプロセスチャンバから離れる方向にペレットを中に含有するプロセス流体を搬送するための運搬デバイスとを有する。
【背景技術】
【0002】
一般的には、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどの熱可塑性材料を造粒するために、押出成形機を備える造粒デバイスがしばしば使用される。このデバイスにおいては、溶融プラスチック材料が、デバイスのノズル開口を通り例えば水などの冷媒中に押し出され、デバイスのノズル開口を横切る少なくとも1つのカッターを有するカッター構成物によってそこで切断されることにより、ペレットが作製される。例えば水中造粒用のデバイスなどの対応するデバイスが、例えばAutomatik Plastics Machinery GmbH社によるSPHERO(登録商標)の製品名などのユニットとして知られている。
【0003】
かかる水中造粒ユニットにおいては、メンテナンスのために、例えば水などのプロセス流体をユニットから抜くことが時として必要となり、したがって、特にプロセスチャンバおよび供給ラインが、ユニット全体を開く前には可能な限り完全に空にされなければならない。このために、プロセス流体は、これまで、プロセスチャンバから下方に続くパイプから重力のみによって排水されてきた。例えば、これまで利用されてきた別の代替方法は、例えばAutomatik Plastics Machinery GmbH社によるSPHERO(登録商標)の製品名の水中造粒ユニットなどにおける、プロセスチャンバからのプロセス流体の能動吸引である。対応する排出方法を伴う前記ユニットは、この排出が、重力の影響下において行われるため、ある時間量を要するという、または特にプロセスチャンバからのプロセス流体の吸引が、いかなる場合でも完全には遂行されず、その結果としてプロセス流体(時として中にペレットを含む場合もある)の残留物が、かかるユニットのプロセスチャンバまたは隣接する配管システム内に残り得るという欠点を有する。いずれの場合でも、先行技術による排出に必要な機構は、ユニット内において比較的多数の弁を作動させることを概して伴い、その結果、能動的に制御が可能であると共に、同時に簡単、迅速、かつ完全な排出を実現することは、殆ど不可能となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、本発明の目的は、先行技術の欠点を解消する、ペレットを作製するためのデバイスを提供することであり、特に、構造的に単純な、および可能な限り経済的な態様で、かかるデバイスのプロセスチャンバの最適、完全、かつ迅速な排出を可能にするデバイスを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この目的は、本発明によれば、請求項1の特徴によるペレットを作製するためのデバイスによって達成される。好ましい実施形態が、従属請求項に規定される。
【0006】
本発明による、好ましくはプラスチック溶融物からペレットを作製するためのデバイスは、溶融物が押し出される開口を有する穴あきプレートと、溶融物が押し込まれるプロセスチャンバと、穴あきプレートから押し出される溶融物のストランドを個別のペレットに切断するための切断デバイスとを有し、このプロセスチャンバは、好ましくは水であるプロセス流体で充填するための入口と、プロセス流体およびその中に存在するペレットのための出口と、入口を介してプロセスチャンバ内にプロセス流体を送出し、出口を介してプロセスチャンバから離れる方向にペレットを中に含有するプロセス流体を前方に搬送するための、例えば調整槽を有するポンプデバイスなどの運搬デバイスとを有する。本発明によるデバイスのプロセスチャンバまたはユニットの排出を向上させるために、入口は、プロセスチャンバの下半部のある高さに配置され、プロセスチャンバ中の入口開口と、プロセスチャンバに続くように配置された入口チャネルとを有し、入口チャネルは、好ましくは、前記高さよりもさらに下方にプロセスチャンバから離れる方向へ続くように配置される。本発明によれば、各位置において自体のポートの中の2つの間で流体連通を確立することが可能な三方弁が、入口チャネルと、好ましくは運搬デバイスに連結されるプロセス流体供給ラインと、さらには三方弁からさらに下方に続くプロセス流体排出ラインとの間に設けられる。本発明によれば、この三方弁は、入口の高さよりさらに下方に配置される。プロセスチャンバからの出口は、プロセスチャンバの上半部に配置され、プロセスチャンバ中の排出開口と、プロセスチャンバから離れる方向に続くように構成された出口チャネルとを有し、出口チャネルは、好ましくは、プロセスチャンバから離れる方向に直線状に続くように構成され、好ましくはプロセスチャンバから離れる方向に接線方向に続くように構成される。本発明によれば、空気圧デバイスが、プロセスチャンバからプロセス流体を排出するために、プロセスチャンバがこの空気圧デバイスからの圧縮空気で充填されることが可能となり、それにより、プロセス流体がプロセスチャンバから入口開口および入口チャネル、ならびに三方弁およびプロセス流体排出ラインを介してプロセスチャンバから放出され得るように、出口チャネル上の弁を介してプロセスチャンバに連結され得る。
【0007】
プロセスチャンバ、ならびに入口、入口チャネル、出口、および出口チャネルの下方に、ユニット中の最下箇所として三方排出弁を配置することと、プロセスチャンバの上方の出口チャネルの弁を介して圧縮空気を供給することにより、本発明にしたがってこのように設計された造粒デバイスのプロセスチャンバおよび対応するユニットセクション全体の排出能力が、確実かつ迅速なものとなる。したがって、圧縮空気を送出するための弁と対応する構成の最下箇所としての三方弁とを有する、排出に必要な構造体は、本発明にしたがって単純な態様で構築される。
【0008】
追加的な圧力を殆ど加えなくとも、すなわちプロセスチャンバの領域における重力の支援により、ほぼ完全な排出を可能にするために、本発明によるデバイスの好ましい一実施形態によれば、入口開口は、プロセスチャンバの最低高さに位置する高さを有するように設計され、本発明によれば、三方弁は、好ましくはこの最低高さの下方に配置される。
【0009】
空気圧デバイスにより供給され得る圧縮空気過圧を、目標とされる態様で弁を介してプロセスチャンバ内に、この加圧(の一部)が本システムの他の部分に達することがないように送出することを可能にするために、ならびに、それと同時に可能な限り最大程度までシステムの他の部分におけるプロセス流体の循環レベルおよび/または圧力レベルを維持することを可能にするために、本デバイスは、好ましくは、出口チャネルとプロセス流体供給ラインとの間に流体連通状態に配置されたバイパスラインを有し、三方バイパス弁が、三方バイパス弁によって出口チャネルが連続的に連結され、バイパスラインが出口チャネルから隔離される(ユニットの作動状態)か、またはバイパスラインが(排出のために)プロセスチャンバから離れて位置する前記出口チャネルの部分に連結されるような態様で、プロセスチャンバから見た場合に排出方向において出口チャネル中の(空気)弁よりもプロセスチャンバからさらに遠い出口チャネル中に設けられる。次いで、出口チャネルは、弁の上流で、すなわち弁よりもプロセスチャンバからさらに離れた三方バイパス弁の対応する位置にて、閉鎖される。
【0010】
さらに、プロセスチャンバの出口および入口の機能は、作動時に交替され得る。これは、入口が、上述のように、プロセスチャンバの最上領域に位置することが可能であり、出口が、上述のように、プロセスチャンバの最下領域に位置することが可能であることを意味する。しかし、説明される他の要素の構成および機能は、この場合にも同一のままである。
【0011】
造粒中の本発明によるユニットの平常作動においては、プロセス流体は、三方弁、入口チャネル、およびプロセスチャンバの入口開口を介して、プロセス流体供給ラインにより循環態様で送出され、中にペレットを含有するプロセス流体は、排出開口および出口チャネルを有する出口を介してプロセスチャンバから離れる方向に前方に搬送され、この状態においては、空気圧デバイスは、プロセスチャンバを空にするために弁を介して出口チャネル内に圧縮空気を吹き込まず、追加の三方バイパス弁は、出口チャネルが連続的に連結されて開状態になり、バイパスラインが出口チャネルから隔離されるように、さらに作動される。
【0012】
本発明によるデバイスの排出の際に、追加の三方バイパス弁は、好ましくは、プロセスチャンバに隣接する出口チャネルの領域が閉鎖されるかまたはプロセスチャンバからさらに遠い出口チャネルの他の領域から隔離されると共に、プロセスチャンバからさらに遠い出口チャネルの他の領域からのバイパスラインへの連結が実現するように作動され、空気圧デバイスは、プロセスチャンバを空にするために、弁およびプロセスチャンバの排出開口を介して圧縮空気を送出し、対応するプロセス流体は、デバイスまたはデバイスの適切なシステム部分、特にプロセスチャンバから、プロセス流体排出ラインを介して、入口開口、入口チャネル、および三方弁を介して放出され得る。これは、三方弁が、入口チャネルをプロセス流体排出ラインに適切に連結することによる。この状態において、他のシステム部分におけるプロセス流体の循環レベルおよび圧力レベルが、同時に維持され得る。これは、出口チャネル、さらに具体的にはプロセスチャンバからさらに遠い出口チャネルの部分と、プロセス流体供給ラインとの間の流体連通が、バイパスラインおよび適切に作動される三方バイパス弁により依然として実現されており、この位置の出口チャネルとプロセス流体供給ラインとが、他のユニット部分により流体連通状態にあり、プロセス流体が、説明されるようなプロセス流体排出プロセスにもかかわらずデバイスのこの/これらの部分において流れることが可能であり、および/または加圧下に維持されることが可能であるためである。
【0013】
以下、例として添付した図面を参照として、本発明を詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】作動中の、本発明の好ましい一実施形態によるペレットを造粒するためのデバイスの概略図である。
【図2】排出中の、本発明の好ましい一実施形態によるペレットを造粒するためのデバイスの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1の図面は、作動中の、本発明によるペレットを作製するためのデバイスのユニットの一部の概略側方上面図を示す。このデバイスは、好ましくはプラスチック溶融物である溶融物が押し出される開口を有する穴あきプレート(図1には図示せず)と、溶融物が押し込まれるプロセスチャンバ1と、穴あきプレートから押し出される溶融物のストランドを個別のペレットに切断するための切断デバイス(同様に図1には図示せず)とを有し、プロセスチャンバ1は、好ましくは水であるプロセス流体で充填するための入口2と、プロセス流体およびその中に存在するペレットのための出口3と、入口2を介してプロセスチャンバ1内にプロセス流体を送出し、出口3を介してプロセスチャンバ1から離れる方向にペレットを中に含有するプロセス流体を搬送するための運搬デバイス(同様に図1には図示せず)とを有する。
【0016】
本発明によれば、入口2は、プロセスチャンバ1の下半部のある高さに配置され、プロセスチャンバ中の入口開口2aと、プロセスチャンバ1に接線方向に続くように配置された入口チャネル2bとを有し、入口開口2aは、プロセスチャンバ1の最低高さに位置する高さを有し、入口チャネル2bは、下方からの角度でプロセスチャンバ1に続くように配置される。
【0017】
本発明によれば、三方弁4が、入口チャネル2bと、運搬デバイスに連結するプロセス流体供給ライン5と、三方弁4から下方に続くプロセス流体排出ライン6との間に配置される。三方弁4は、この設計においては、入口2の高さよりさらに下方に配置され、すなわちプロセスチャンバ1の最低高さよりさらに下方に配置される。出口3は、プロセスチャンバ1の上半部に位置し、プロセスチャンバ中の排出開口3aと、プロセスチャンバ1から離れる方向に直線状に接線方向に続くように構成された出口チャネル3bとを有する。空気圧デバイス(同様に図1には図示せず)が、出口チャネル3b上3の弁7を介してプロセスチャンバ1に連結され、それにより、プロセスチャンバ1からプロセス流体を排出するために、プロセスチャンバ1がこの空気圧デバイスからの圧縮空気で充填され得るようにすることが可能であり、それにより、三方弁4が適切に作動した後には、プロセス流体は、入口開口2aおよび入口チャネル2bを介してプロセスチャンバ1から、ならびに三方弁4およびプロセス流体排出ライン6を介してユニットから、放出され得る。図1の図面に締めされるこのデバイスの作動状態においては、三方弁4は、プロセス流体供給ライン5と入口チャネル3bとの間に流体連通が実現するように作動される。図1に図示される作動状態においては、弁7は、閉鎖される。
【0018】
さらに、図示されるデバイスにおいては、バイパスライン9が、出口チャネル3bとプロセス流体供給ライン5との間に流体連通状態に配置され、プロセスチャンバ1から見た場合に排出方向において弁7よりもプロセスチャンバ1からさらに遠い出口チャネル3b中に(すなわち、ユニットの平常作動状態時のプロセス流体流の下流に)、三方バイパス弁8が、出口チャネル3b中に設けられ、これにより、図1に図示されるように、出口チャネル3bは、連続的に連結され、バイパスライン9は、出口チャネル3bから隔離される。
【0019】
作動中のプロセス流体流の方向は、図1の図によれば、時計周り方向に進む。作動中のプロセス流体流の方向が、反時計回り方向に進むこともまた可能であり、すなわち、プロセスチャンバ1の出口3および入口2の機能が、これに応じて交替され得る。
【0020】
図2の図面は、排出プロセス中の、本発明によるペレットを造粒するためのデバイスのユニットの一部の概略側方上面図を示す。
【0021】
図2においては、図1の参照符号と同一の参照符号が、本発明によるデバイスの同一の要素を示し、したがって、図1に関する説明は、適用し得る限りにおいては図2にも該当する。
【0022】
図2の図面は、図2においてはバイパスライン9が、三方バイパス弁8により、プロセスチャンバ1からさらに遠くに位置する出口チャネル3bの一部に連結され、すなわち図2のチャネルの最上部に連結され、したがって、それに応じて、プロセスチャンバ1に隣接する出口チャネル3bの最下部が、前記最上部から離隔される点のみにおいて、図1の図面とは異なる。それと同時に、図2に図示されるデバイスの排出状態においては、三方弁4は、入口チャネル2bとプロセス流体排出ライン6との間に流体連通が実現するように作動される。図2に図示される排出状態においては、空気圧デバイス(図示せず)は、弁7を介してプロセスチャンバ1に圧縮空気を送出することにより、出口チャネル3bおよび排出開口3aを介してプロセスチャンバ1を空にすることが可能であり、これにより、プロセスチャンバ1に位置するプロセス流体が、入口開口2aおよび入口チャネル2bならびにプロセス流体排出ライン6の上方の三方弁4を介して放出されることが可能となり、これにより、このデバイスまたはこのデバイスの対応するユニット部分、特にプロセスチャンバ1が、プロセス流体を完全に排出される。
【0023】
造粒ユニットの、または水中造粒デバイスのプロセスチャンバの確実、迅速、かつ完全な排出は、本発明によるデバイスにより、簡単な様式で可能となる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
溶融物が押し出される開口を有する穴あきプレートと、溶融物が押し込まれるプロセスチャンバ(1)と、穴あきプレートから押し出される溶融物のストランドを個別のペレットに切断するための切断デバイスとを有し、プロセスチャンバ(1)は、プロセス流体で充填するための入口(2)と、プロセス流体およびその中に存在するペレットのための出口(3)と、プロセス流体を入口(2)を介してプロセスチャンバ(1)内に送出し、ペレットを中に含有するプロセス流体を出口(3)を介してプロセスチャンバ(1)から離れる方向に搬送するための運搬デバイスとを有する、ペレットを作製するためのデバイスにおいて、
入口(2)は、プロセスチャンバ(1)の下半部のある高さに配置され、プロセスチャンバ(1)中の入口開口(2a)と、プロセスチャンバ(1)に続くように配置された入口チャネル(2b)とを有しており、三方弁(4)は、入口チャネル(2b)と、プロセス流体供給ライン(5)と、三方弁(4)から下方に続くプロセス流体排出ライン(6)との間に配置され、弁は、入口(2)の高さよりさらに下方に配置され、かつ、出口(3)は、プロセスチャンバ(1)の上半部に位置し、プロセスチャンバ(1)中の排出開口(3a)と、プロセスチャンバ(1)から離れる方向に続くように構成された出口チャネル(3b)とを有し、かつ、出口チャネル(3b)上の弁(7)を介してプロセスチャンバ(1)に連結され得る空気圧デバイスが、プロセスチャンバ(1)からプロセス流体を排出するために、プロセスチャンバ(1)が空気圧デバイスからの圧縮空気で充填され得るような態様で設けられ、それにより、プロセス流体は、入口開口(2a)および入口チャネル(2b)、ならびに三方弁(4)およびプロセス流体排出ライン(6)を介してプロセスチャンバ(1)から放出され得ることを特徴とするデバイス。
【請求項2】
入口開口(2a)は、プロセスチャンバ(1)の最低高さの高さに位置する高さを有し、かつ、三方弁(4)は、この最低高さよりもさらに下方に配置されることを特徴とする、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
バイパスライン(9)が、出口チャネル(3b)とプロセス流体供給ライン(5)との間に流体連通状態に配置され、かつ、三方バイパス弁(8)が、三方バイパス弁(8)によって出口チャネル(3b)が連続的に連結され、バイパスライン(9)が出口チャネル(3b)から隔離されるか、または三方バイパス弁(8)によってバイパスライン(9)がプロセスチャンバ(1)から離れて位置する出口チャネル(3b)の部分に連結されるような態様で、プロセスチャンバ(1)から見た場合に排出方向において弁(7)よりもプロセスチャンバ(1)からさらに遠い出口チャネル(3b)中に設けられることを特徴とする、請求項1または2に記載のデバイス。
【請求項4】
作動時に、プロセスチャンバ1の出口3および入口2の機能が交替されることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のデバイス。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2013−521164(P2013−521164A)
【公表日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−556407(P2012−556407)
【出願日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際出願番号】PCT/EP2011/001066
【国際公開番号】WO2011/110311
【国際公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【出願人】(509267269)オートマティック プラスティックス マシーナリー ゲーエムベーハー (11)
【Fターム(参考)】