養液栽培ユニット
【課題】学校教材として適し、しかも一般家庭で自家栽培としても使用できる養液栽培ユニットを提供する。
【解決手段】養液8を収容する養液収容槽11に養液補給ポット設置部12およびプランター設置部13を設けた養液栽培ユニット本体2と、養液補給ポット設置部12に口部を下向きにした倒立状態で着脱可能に設置される養液補給ポット32と、養液補給ポット32の口部33に装着され、養液収容槽11に収容された養液8の液面によって養液補給孔38が開閉されるボトルキャップ34と、プランター設置部13に着脱可能に設けられ、養液収容槽11に収容された養液8に浸される部分には複数の開口部22を有する底部21を備え、養液栽培ユニット本体2から上部に突出する部分は透明材料によって形成された筒状体であり、植物の茎葉支え部30を形成するプランター4と、プランター4の内底部に収納され、栽培用の苗を定植するためのプラント5およびパーライト6とを具備したことを特徴とする。
【解決手段】養液8を収容する養液収容槽11に養液補給ポット設置部12およびプランター設置部13を設けた養液栽培ユニット本体2と、養液補給ポット設置部12に口部を下向きにした倒立状態で着脱可能に設置される養液補給ポット32と、養液補給ポット32の口部33に装着され、養液収容槽11に収容された養液8の液面によって養液補給孔38が開閉されるボトルキャップ34と、プランター設置部13に着脱可能に設けられ、養液収容槽11に収容された養液8に浸される部分には複数の開口部22を有する底部21を備え、養液栽培ユニット本体2から上部に突出する部分は透明材料によって形成された筒状体であり、植物の茎葉支え部30を形成するプランター4と、プランター4の内底部に収納され、栽培用の苗を定植するためのプラント5およびパーライト6とを具備したことを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、小学生、中学生等の実習授業において教材として、あるいは一般家庭で自家栽培として使用する養液栽培ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
微生物の繁殖の元となる土壌を用いず、しかも根腐れ等が生じにくい植物栽培セットが知られている(例えば、特許文献1参照)。この植物栽培セットは、植物に必要な肥料分を養液とし、スポンジ等に播種して発芽させた苗をプラントに移し、プラントとともに養液に浸して発育させることができるようになっている。
【0003】
特許文献1の植物栽培セットは、養液を収容した筒状の容器本体の開口部にスポンジ等の吸水性部材に発芽させた苗を定植する構成であり、容器本体の内部にはポンプが設けられ、養液をポンプによって汲み上げて吸水性部材に給水する構成である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−158383号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の植物栽培セットは、容器本体の内部にポンプを設け、容器本体の内部の養液をポンプによって汲み上げて上部の吸水性部材に給水する構成であり、ポンプを駆動するための電源が必要である。しかも装置が大掛かりでコストアップの原因となり、学校教材としては不向きである。
【0006】
本発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、ポンプ等を用いず、植物が必要とする養液を自動的に供給して発育させることができ、構造的に簡単で、学校教材として適し、しかも一般家庭で自家栽培としても使用できる養液栽培ユニットを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、前述した目的を達成するために、請求項1は、養液を収容する上部開口の養液収容槽を有し、この養液収容槽に養液補給ポット設置部およびプランター設置部を設けた養液栽培ユニット本体と、養液を収容するとともに、前記養液補給ポット設置部に口部を下向きにした倒立状態で着脱可能に設置される養液補給ポットと、前記養液補給ポットの口部に装着され、外周壁に養液補給孔を有した内筒およびこの内筒に嵌合されるとともに、周方向に回すことにより前記養液補給孔を開閉可能な外筒とからなり、前記養液収容槽に収容された養液の液面によって前記養液補給孔が開閉されるボトルキャップと、前記プランター設置部に着脱可能に設けられ、前記養液収容槽に収容された養液に浸される部分には複数の開口部を有する底部を備え、少なくとも前記養液栽培ユニット本体から上部に突出する部分は透明材料によって形成された筒状体であり、植物の茎葉支え部を形成するプランターと、前記プランターの内底部に収納され、栽培用の苗を定植するためのプラントおよびパーライトと、前記養液補給ポットに被嵌さら、内部に収容された養液を紫外線から保護する遮光カバーとを具備したことを特徴とする養液栽培ユニットにある。
【0008】
請求項2は、請求項1の前記ボトルキャップは、内筒の外周壁に空気孔を兼ねた複数個の養液補給孔を有し、外筒には前記養液補給孔を閉塞する壁部と前記養液補給孔を開口する開口窓を周方向に隣接して有し、前記外筒を周方向に回すことにより、前記養液補給孔が壁部および開口窓と対向して開閉されることを特徴とする。
【0009】
請求項3は、請求項1の前記養液栽培ユニット本体の養液補給ポット設置部には、前記養液補給ポットのボトルキャップと係合した状態で前記養液補給ポットを倒立状態に支持する支持部材を有し、倒立状態の養液補給ポットを周方向に回すことにより、前記ボトルキャップの養液補給孔が開閉可能であることを特徴とする。
【0010】
請求項4は、請求項1の前記養液補給ポットは、市販のペットボトルであり、その口部に前記ボトルキャップが着脱可能に装着されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、植物が必要とする養液を自動的に供給して発育させることができ、構造的に簡単で、学校教材として適し、しかも一般家庭で自家栽培としても使用できる。また、養液の腐食を抑制し、植物の発育を促進させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の第1の実施形態の養液栽培ユニットの分解斜視図。
【図2】同実施形態の養液栽培ユニットの組立て状態の斜視図。
【図3】同実施形態の養液栽培ユニット本体の斜視図。
【図4】同実施形態の養液栽培ユニット本体のプランター設置部の縦断側面図。
【図5】同実施形態の養液栽培ユニット本体の養液補給ポット設置部の縦断側面図。
【図6】同実施形態のプランターの斜視図。
【図7】同実施形態のプランターの側面図。
【図8】同実施形態のプランターの下面図。
【図9】同実施形態を示し、(a)はプラントの斜視図、(b)はスポンジの斜視図。
【図10】同実施形態の遮光プレート斜視図。
【図11】同実施形態のボトルキャップの内筒を示し、(a)は斜視図、(b)は縦断側面図。
【図12】同実施形態のボトルキャップの外筒を示し、(a)は斜視図、(b)は縦断側面図。
【図13】同実施形態のボトルキャップの横断面図。
【図14】同実施形態の遮光カバーを示し、(a)は斜視図、(b)は下面図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【実施例1】
【0014】
図1に示すように、養液栽培ユニット1は、養液栽培ユニット本体2、ボトルキャップ3、プランター4、プラント5、パーライト6および遮光カバー7とから構成された、例えば学校教材用キットであり、市販の種、養液8を収容したペットボトルからなる養液補給ボトル9を組み合わせて使用される。
【0015】
養液栽培ユニット本体2は、合成樹脂材料によって成形された平面視で略瓢箪形状の上部開口の養液収容槽11を有しており、内部に養液8を収容できるようになっている。養液収容槽11は小径部が養液補給ポット設置部12に形成され、大径部がプランター設置部13に形成され、括れ部14で連通している。
【0016】
前記養液補給ポット設置部12の開口縁には上部に突出するリブ15が設けられ、後述する遮光カバーと嵌合して支持するようになっている。さらに、養液補給ポット設置部12の底部の中央部には六角形状の突起からなる支持部材16が突設され、ボトルキャップ3と係合して支持できるようになっている。
【0017】
前記プランター設置部13の開口縁には上部に突出するリブ17が設けられ、リブ17の内側は後述する遮光プレートの支持部18として形成され、外側は後述するプランターの支持部19として形成されている。
【0018】
プランター設置部13の上部には二重円筒状の周壁部20aを有するプランター4が着脱可能に嵌合支持されている。このプランター4のプランター本体20は透明な合成樹脂材料によって成形され、前記養液収容槽11に収容された養液8に浸される底部21を有している。底部21にはその側面から底面に連続するはスリット状の複数の開口部22および透孔22aが設けられている。さらに、底部21の内壁部には段差23が設けられ、プラント5を支持できるようになっている。
【0019】
プラント5は円板状で、板面に複数の孔25が設けられている。この孔25には植物の種を蒔き、苗が定植したスポンジ27を押し込んで支持できるようになっている。スポンジ27には切り込み27aが形成され、この切込み27aに植物の種を蒔を蒔くことができるようになっている。プラント5の孔25にスポンジ27をセットすると、スポンジ27の下端部が養液収容槽11に収容された養液8に浸されるようになっている。さらに、プラント5はその上部からパーライト6を収容すると、パーライト6の一部は孔25を通過して底部21の内部にも収容されるようになっている。
【0020】
また、プランター4の底部21と一体で、プランター設置部13の開口縁から上方に突出する透明な周壁部20aの内壁は植物の茎葉支え部30を形成しており、茎葉Aが発育過程で外側に広がり過ぎないようにしている。さらに、プランター設置部13のリブ17の内側の支持部18にはリング状の遮光プレート31が支持され、この遮光プレート31は養液収容槽11に収容された養液8の太陽光等が照射され、養液8の藻が発生したり、腐食するのを抑制する役目をしている。
【0021】
さらに、プランター4の上面部には垂直方向に複数の筒状穴20bが設けられ、植物が成長してプランター4の上面部を越えたとき、筒状穴20bに支え棒20cを立てて茎や葉Aを支えることができるようになっている。
【0022】
また、前記養液補給ポット設置部12には養液収容槽11に養液8を補給する養液補給ポット32が着脱可能に支持されるようになっている。養液補給ポット32はジュース、茶等の清涼飲料水として販売されているペットボトルの空きボトルを使用しており、この養液補給ポット32の口部33にはボトルキャップ3が着脱可能に装着されている。
【0023】
ボトルキャップ3は合成樹脂材料からなる内筒35と外筒36とからなる二重筒形状で、仕切り壁35aを有する内筒35の内周壁には養液補給ポット32の口部33の螺旋溝と係合するリブ37が設けられている。内筒35の外周壁の一部には周方向に凸部34が形成され、この凸部34の両端部には係止部34aが形成されている。凸部34の一部には周方向に嵌合リブ34bが一体に形成され、この嵌合リブ34bは外筒36の嵌合溝40に係合して内筒35が抜け止めされている。さらに、内筒35の周壁の一部で、凸部34の一部には例えば3個の養液補給孔38が設けられ、空気の進入とともに養液補給ポット32の内部の養液8が養液収容槽11に補給されるようになっている。
【0024】
内筒35に嵌合される外筒36の内周壁には嵌合リブ34bと弾性的に係合する嵌合溝40が周方向に設けられ、内筒35と外筒36とが抜け止めされている。さらに、外筒36の内壁には周方向に離間して一対の係止突起40aが設けられ、この係止突起40aは内筒35の係止部34aと係止するようになっている。
【0025】
また、外筒36の周壁の一部には切欠部からなる開口窓41が設けられ、内筒35に対して外筒36を周方向に回し、係止突起40aが係止部34aに係止すると、内筒35が外筒36と一緒に回るようになっている。そして、開口窓41と養液補給孔38とが対向したとき、養液補給孔38が開口し、外筒36の内周壁が養液補給孔38と対向したとき、養液補給孔38が閉塞されるようになっている。
【0026】
ここで、内筒35に対して外筒36を右回り、つまり養液補給ポット32の口部33に対してボトルキャップ3を締め付ける方向に回したとき、は外筒36の内周壁が養液補給孔38と対向して養液補給孔38が閉塞され、逆にボトルキャップ34を緩める方向に回したときは外筒36の開口窓41が養液補給孔38と対向して養液補給孔38が開口するようになっている。つまり、内筒35と外筒36の周方向の回動範囲が係止部34aと係止突起40とによって規制されている。
【0027】
さらに、外筒36の端面には養液補給ポット設置部12の底部に突設された支持部材16と係合する六角穴からなる係合穴43が設けられている。すなわち、係合穴43を支持部材16と係合すると、養液補給ポット設置部12の底部に対して養液補給ポット32はその口部(ボトルキャップ3)を下向きにした倒立状態で着脱可能に設置されるようになっている。
【0028】
また、養液補給ポット32には円筒状で、下端部に開口部を有する遮光カバー44が嵌合されており、遮光カバー7の開口縁は養液補給ポット設置部12のリブ15に嵌合支持されている。遮光カバー7は不透明な合成樹脂材料によって成形され、養液補給ポット32に収容された養液8の太陽光等が照射され、養液8の藻が発生したり、腐食するのを抑制する役目をしている。この遮光カバー7の開口縁の一部には括れ部14の開口部を遮光する突出片45が設けられている。さらに、遮光カバー7の周壁の一部には切欠部からなる覗き窓46が設けられ、養液補給ポット32に収容された養液8の液量が目視できるようになっている。
【0029】
次に、養液栽培ユニット1を用いて植物を栽培する手順について説明する。
【0030】
市販の濃縮養液を用意し、水で数百倍に希釈して養液8を作り、養液補給ポット32に収容する。一方、複数個のスポンジ27の切れ目27aに植物、例えばレタス、水菜等の種を蒔き、そのスポンジ27を養液収容槽11の内部に並べ、養液収容槽11に養液補給ポット32の養液8を収容してスポンジ27を養液8に浸す。
【0031】
蒔いた種は1週間程度で発芽するため、発芽したものの中から育成の良いものを選び、そのスポンジ27をプラント24の一部、例えば中央の孔5に押し込んで定植する。プラント5をプランター4の内部にセットし、このプランター4をプランター設置部13に嵌合して設置する。次に、プランター4に苗を保護するためにパーライト6を入れると、パーライト6の一部はプラント5の孔25を通過してプランター4の底部21まで収容される。このようにプランター4をプランター設置部13に設置すると、プランター4の底部21は養液8に浸り、養液8は底部21の開口部22を介して底部21の内部に入り、パーライト6も養液8に浸る。
【0032】
一方、養液補給ポット32に養液8を収容し、その口部33にボトルキャップ3を装着する。このとき、ボトルキャップ3の外筒36を右方向に回して締め付けると、内筒35が一緒に回って養液補給ポット32の口部33に装着されるとともに、外筒36はその外周壁で内筒35の養液補給孔38を閉塞する。したがって、養液補給ポット32を傾けても養液8が零れることはない。
【0033】
この状態で、養液補給ポット32の口部33を下向きにして養液補給ポット32を養液補給ポット設置部12に挿入し、外筒36に設けられた係合穴43を養液補給ポット設置部12の底部に突設された支持部材16と係合すると、養液補給ポット設置部12の底部に対して養液補給ポット32はその口部(ボトルキャップ3)を下向きにした倒立状態で着脱可能に設置される。
【0034】
次に、養液補給ポット32の本体部を持ち、左方向の回すと、固定されている状態の外筒36に対して内筒35が養液補給ポット32の本体部と一緒に回り、養液補給孔38が外筒36の開口窓41と対向する。したがって、養液補給孔38は開口した状態となり、養液補給ポット32の内部の養液8は養液補給孔38から養液収容槽11に収容される。つまり、養液収容槽11の養液8の液面が養液補給孔38より下位にあるときは、養液8は養液補給孔38から養液収容槽11に収容され、養液収容槽11の養液8の液面が養液補給孔38より上位に達すると、養液8によって養液補給孔38が塞がれるため、養液補給孔38からの補給が停止される。したがって、養液収容槽11の養液8を植物が吸収し、また蒸発によって液面が下がったときには養液8が自動的に補給され、常に一定の液面に保たれることになる。なお、養液補給ポット32の養液8の量は覗き窓46から目視できるため、適宜補給できる。
【0035】
植物が成長すると、茎や葉Aがプランター4の開口部から上方に向かって伸びるが、プランター4の茎葉支え部30で茎や葉Aを支えることができ、また必要に応じて筒状穴20bに支え棒20cを立てて茎や葉Aを支えることができる。因みに、レタス、水菜等は1ヶ月程度で収穫できる大きさまで成長するため、学校教材と使用することにより、植物の種蒔きから発芽、苗の成長過程を観察でき、収穫して野菜を食するまで体験することができる。
【0036】
なお、本発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明は、例えば、小学生、中学生等の実習授業における教材として、あるいは一般家庭で自家栽培として使用することができる。
【符号の説明】
【0038】
1…養液栽培ユニット、2…養液栽培ユニット本体、3…ボトルキャップ、4…プランター、5…プラント、6…パーライト、7…遮光カバー、8…養液、11…養液収容槽、12…養液補給ポット設置部、13…プランター設置部、30…茎葉支え部、35…内筒、36…外筒、38…養液補給孔
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、小学生、中学生等の実習授業において教材として、あるいは一般家庭で自家栽培として使用する養液栽培ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
微生物の繁殖の元となる土壌を用いず、しかも根腐れ等が生じにくい植物栽培セットが知られている(例えば、特許文献1参照)。この植物栽培セットは、植物に必要な肥料分を養液とし、スポンジ等に播種して発芽させた苗をプラントに移し、プラントとともに養液に浸して発育させることができるようになっている。
【0003】
特許文献1の植物栽培セットは、養液を収容した筒状の容器本体の開口部にスポンジ等の吸水性部材に発芽させた苗を定植する構成であり、容器本体の内部にはポンプが設けられ、養液をポンプによって汲み上げて吸水性部材に給水する構成である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−158383号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の植物栽培セットは、容器本体の内部にポンプを設け、容器本体の内部の養液をポンプによって汲み上げて上部の吸水性部材に給水する構成であり、ポンプを駆動するための電源が必要である。しかも装置が大掛かりでコストアップの原因となり、学校教材としては不向きである。
【0006】
本発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、ポンプ等を用いず、植物が必要とする養液を自動的に供給して発育させることができ、構造的に簡単で、学校教材として適し、しかも一般家庭で自家栽培としても使用できる養液栽培ユニットを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、前述した目的を達成するために、請求項1は、養液を収容する上部開口の養液収容槽を有し、この養液収容槽に養液補給ポット設置部およびプランター設置部を設けた養液栽培ユニット本体と、養液を収容するとともに、前記養液補給ポット設置部に口部を下向きにした倒立状態で着脱可能に設置される養液補給ポットと、前記養液補給ポットの口部に装着され、外周壁に養液補給孔を有した内筒およびこの内筒に嵌合されるとともに、周方向に回すことにより前記養液補給孔を開閉可能な外筒とからなり、前記養液収容槽に収容された養液の液面によって前記養液補給孔が開閉されるボトルキャップと、前記プランター設置部に着脱可能に設けられ、前記養液収容槽に収容された養液に浸される部分には複数の開口部を有する底部を備え、少なくとも前記養液栽培ユニット本体から上部に突出する部分は透明材料によって形成された筒状体であり、植物の茎葉支え部を形成するプランターと、前記プランターの内底部に収納され、栽培用の苗を定植するためのプラントおよびパーライトと、前記養液補給ポットに被嵌さら、内部に収容された養液を紫外線から保護する遮光カバーとを具備したことを特徴とする養液栽培ユニットにある。
【0008】
請求項2は、請求項1の前記ボトルキャップは、内筒の外周壁に空気孔を兼ねた複数個の養液補給孔を有し、外筒には前記養液補給孔を閉塞する壁部と前記養液補給孔を開口する開口窓を周方向に隣接して有し、前記外筒を周方向に回すことにより、前記養液補給孔が壁部および開口窓と対向して開閉されることを特徴とする。
【0009】
請求項3は、請求項1の前記養液栽培ユニット本体の養液補給ポット設置部には、前記養液補給ポットのボトルキャップと係合した状態で前記養液補給ポットを倒立状態に支持する支持部材を有し、倒立状態の養液補給ポットを周方向に回すことにより、前記ボトルキャップの養液補給孔が開閉可能であることを特徴とする。
【0010】
請求項4は、請求項1の前記養液補給ポットは、市販のペットボトルであり、その口部に前記ボトルキャップが着脱可能に装着されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、植物が必要とする養液を自動的に供給して発育させることができ、構造的に簡単で、学校教材として適し、しかも一般家庭で自家栽培としても使用できる。また、養液の腐食を抑制し、植物の発育を促進させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の第1の実施形態の養液栽培ユニットの分解斜視図。
【図2】同実施形態の養液栽培ユニットの組立て状態の斜視図。
【図3】同実施形態の養液栽培ユニット本体の斜視図。
【図4】同実施形態の養液栽培ユニット本体のプランター設置部の縦断側面図。
【図5】同実施形態の養液栽培ユニット本体の養液補給ポット設置部の縦断側面図。
【図6】同実施形態のプランターの斜視図。
【図7】同実施形態のプランターの側面図。
【図8】同実施形態のプランターの下面図。
【図9】同実施形態を示し、(a)はプラントの斜視図、(b)はスポンジの斜視図。
【図10】同実施形態の遮光プレート斜視図。
【図11】同実施形態のボトルキャップの内筒を示し、(a)は斜視図、(b)は縦断側面図。
【図12】同実施形態のボトルキャップの外筒を示し、(a)は斜視図、(b)は縦断側面図。
【図13】同実施形態のボトルキャップの横断面図。
【図14】同実施形態の遮光カバーを示し、(a)は斜視図、(b)は下面図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【実施例1】
【0014】
図1に示すように、養液栽培ユニット1は、養液栽培ユニット本体2、ボトルキャップ3、プランター4、プラント5、パーライト6および遮光カバー7とから構成された、例えば学校教材用キットであり、市販の種、養液8を収容したペットボトルからなる養液補給ボトル9を組み合わせて使用される。
【0015】
養液栽培ユニット本体2は、合成樹脂材料によって成形された平面視で略瓢箪形状の上部開口の養液収容槽11を有しており、内部に養液8を収容できるようになっている。養液収容槽11は小径部が養液補給ポット設置部12に形成され、大径部がプランター設置部13に形成され、括れ部14で連通している。
【0016】
前記養液補給ポット設置部12の開口縁には上部に突出するリブ15が設けられ、後述する遮光カバーと嵌合して支持するようになっている。さらに、養液補給ポット設置部12の底部の中央部には六角形状の突起からなる支持部材16が突設され、ボトルキャップ3と係合して支持できるようになっている。
【0017】
前記プランター設置部13の開口縁には上部に突出するリブ17が設けられ、リブ17の内側は後述する遮光プレートの支持部18として形成され、外側は後述するプランターの支持部19として形成されている。
【0018】
プランター設置部13の上部には二重円筒状の周壁部20aを有するプランター4が着脱可能に嵌合支持されている。このプランター4のプランター本体20は透明な合成樹脂材料によって成形され、前記養液収容槽11に収容された養液8に浸される底部21を有している。底部21にはその側面から底面に連続するはスリット状の複数の開口部22および透孔22aが設けられている。さらに、底部21の内壁部には段差23が設けられ、プラント5を支持できるようになっている。
【0019】
プラント5は円板状で、板面に複数の孔25が設けられている。この孔25には植物の種を蒔き、苗が定植したスポンジ27を押し込んで支持できるようになっている。スポンジ27には切り込み27aが形成され、この切込み27aに植物の種を蒔を蒔くことができるようになっている。プラント5の孔25にスポンジ27をセットすると、スポンジ27の下端部が養液収容槽11に収容された養液8に浸されるようになっている。さらに、プラント5はその上部からパーライト6を収容すると、パーライト6の一部は孔25を通過して底部21の内部にも収容されるようになっている。
【0020】
また、プランター4の底部21と一体で、プランター設置部13の開口縁から上方に突出する透明な周壁部20aの内壁は植物の茎葉支え部30を形成しており、茎葉Aが発育過程で外側に広がり過ぎないようにしている。さらに、プランター設置部13のリブ17の内側の支持部18にはリング状の遮光プレート31が支持され、この遮光プレート31は養液収容槽11に収容された養液8の太陽光等が照射され、養液8の藻が発生したり、腐食するのを抑制する役目をしている。
【0021】
さらに、プランター4の上面部には垂直方向に複数の筒状穴20bが設けられ、植物が成長してプランター4の上面部を越えたとき、筒状穴20bに支え棒20cを立てて茎や葉Aを支えることができるようになっている。
【0022】
また、前記養液補給ポット設置部12には養液収容槽11に養液8を補給する養液補給ポット32が着脱可能に支持されるようになっている。養液補給ポット32はジュース、茶等の清涼飲料水として販売されているペットボトルの空きボトルを使用しており、この養液補給ポット32の口部33にはボトルキャップ3が着脱可能に装着されている。
【0023】
ボトルキャップ3は合成樹脂材料からなる内筒35と外筒36とからなる二重筒形状で、仕切り壁35aを有する内筒35の内周壁には養液補給ポット32の口部33の螺旋溝と係合するリブ37が設けられている。内筒35の外周壁の一部には周方向に凸部34が形成され、この凸部34の両端部には係止部34aが形成されている。凸部34の一部には周方向に嵌合リブ34bが一体に形成され、この嵌合リブ34bは外筒36の嵌合溝40に係合して内筒35が抜け止めされている。さらに、内筒35の周壁の一部で、凸部34の一部には例えば3個の養液補給孔38が設けられ、空気の進入とともに養液補給ポット32の内部の養液8が養液収容槽11に補給されるようになっている。
【0024】
内筒35に嵌合される外筒36の内周壁には嵌合リブ34bと弾性的に係合する嵌合溝40が周方向に設けられ、内筒35と外筒36とが抜け止めされている。さらに、外筒36の内壁には周方向に離間して一対の係止突起40aが設けられ、この係止突起40aは内筒35の係止部34aと係止するようになっている。
【0025】
また、外筒36の周壁の一部には切欠部からなる開口窓41が設けられ、内筒35に対して外筒36を周方向に回し、係止突起40aが係止部34aに係止すると、内筒35が外筒36と一緒に回るようになっている。そして、開口窓41と養液補給孔38とが対向したとき、養液補給孔38が開口し、外筒36の内周壁が養液補給孔38と対向したとき、養液補給孔38が閉塞されるようになっている。
【0026】
ここで、内筒35に対して外筒36を右回り、つまり養液補給ポット32の口部33に対してボトルキャップ3を締め付ける方向に回したとき、は外筒36の内周壁が養液補給孔38と対向して養液補給孔38が閉塞され、逆にボトルキャップ34を緩める方向に回したときは外筒36の開口窓41が養液補給孔38と対向して養液補給孔38が開口するようになっている。つまり、内筒35と外筒36の周方向の回動範囲が係止部34aと係止突起40とによって規制されている。
【0027】
さらに、外筒36の端面には養液補給ポット設置部12の底部に突設された支持部材16と係合する六角穴からなる係合穴43が設けられている。すなわち、係合穴43を支持部材16と係合すると、養液補給ポット設置部12の底部に対して養液補給ポット32はその口部(ボトルキャップ3)を下向きにした倒立状態で着脱可能に設置されるようになっている。
【0028】
また、養液補給ポット32には円筒状で、下端部に開口部を有する遮光カバー44が嵌合されており、遮光カバー7の開口縁は養液補給ポット設置部12のリブ15に嵌合支持されている。遮光カバー7は不透明な合成樹脂材料によって成形され、養液補給ポット32に収容された養液8の太陽光等が照射され、養液8の藻が発生したり、腐食するのを抑制する役目をしている。この遮光カバー7の開口縁の一部には括れ部14の開口部を遮光する突出片45が設けられている。さらに、遮光カバー7の周壁の一部には切欠部からなる覗き窓46が設けられ、養液補給ポット32に収容された養液8の液量が目視できるようになっている。
【0029】
次に、養液栽培ユニット1を用いて植物を栽培する手順について説明する。
【0030】
市販の濃縮養液を用意し、水で数百倍に希釈して養液8を作り、養液補給ポット32に収容する。一方、複数個のスポンジ27の切れ目27aに植物、例えばレタス、水菜等の種を蒔き、そのスポンジ27を養液収容槽11の内部に並べ、養液収容槽11に養液補給ポット32の養液8を収容してスポンジ27を養液8に浸す。
【0031】
蒔いた種は1週間程度で発芽するため、発芽したものの中から育成の良いものを選び、そのスポンジ27をプラント24の一部、例えば中央の孔5に押し込んで定植する。プラント5をプランター4の内部にセットし、このプランター4をプランター設置部13に嵌合して設置する。次に、プランター4に苗を保護するためにパーライト6を入れると、パーライト6の一部はプラント5の孔25を通過してプランター4の底部21まで収容される。このようにプランター4をプランター設置部13に設置すると、プランター4の底部21は養液8に浸り、養液8は底部21の開口部22を介して底部21の内部に入り、パーライト6も養液8に浸る。
【0032】
一方、養液補給ポット32に養液8を収容し、その口部33にボトルキャップ3を装着する。このとき、ボトルキャップ3の外筒36を右方向に回して締め付けると、内筒35が一緒に回って養液補給ポット32の口部33に装着されるとともに、外筒36はその外周壁で内筒35の養液補給孔38を閉塞する。したがって、養液補給ポット32を傾けても養液8が零れることはない。
【0033】
この状態で、養液補給ポット32の口部33を下向きにして養液補給ポット32を養液補給ポット設置部12に挿入し、外筒36に設けられた係合穴43を養液補給ポット設置部12の底部に突設された支持部材16と係合すると、養液補給ポット設置部12の底部に対して養液補給ポット32はその口部(ボトルキャップ3)を下向きにした倒立状態で着脱可能に設置される。
【0034】
次に、養液補給ポット32の本体部を持ち、左方向の回すと、固定されている状態の外筒36に対して内筒35が養液補給ポット32の本体部と一緒に回り、養液補給孔38が外筒36の開口窓41と対向する。したがって、養液補給孔38は開口した状態となり、養液補給ポット32の内部の養液8は養液補給孔38から養液収容槽11に収容される。つまり、養液収容槽11の養液8の液面が養液補給孔38より下位にあるときは、養液8は養液補給孔38から養液収容槽11に収容され、養液収容槽11の養液8の液面が養液補給孔38より上位に達すると、養液8によって養液補給孔38が塞がれるため、養液補給孔38からの補給が停止される。したがって、養液収容槽11の養液8を植物が吸収し、また蒸発によって液面が下がったときには養液8が自動的に補給され、常に一定の液面に保たれることになる。なお、養液補給ポット32の養液8の量は覗き窓46から目視できるため、適宜補給できる。
【0035】
植物が成長すると、茎や葉Aがプランター4の開口部から上方に向かって伸びるが、プランター4の茎葉支え部30で茎や葉Aを支えることができ、また必要に応じて筒状穴20bに支え棒20cを立てて茎や葉Aを支えることができる。因みに、レタス、水菜等は1ヶ月程度で収穫できる大きさまで成長するため、学校教材と使用することにより、植物の種蒔きから発芽、苗の成長過程を観察でき、収穫して野菜を食するまで体験することができる。
【0036】
なお、本発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明は、例えば、小学生、中学生等の実習授業における教材として、あるいは一般家庭で自家栽培として使用することができる。
【符号の説明】
【0038】
1…養液栽培ユニット、2…養液栽培ユニット本体、3…ボトルキャップ、4…プランター、5…プラント、6…パーライト、7…遮光カバー、8…養液、11…養液収容槽、12…養液補給ポット設置部、13…プランター設置部、30…茎葉支え部、35…内筒、36…外筒、38…養液補給孔
【特許請求の範囲】
【請求項1】
養液を収容する上部開口の養液収容槽を有し、この養液収容槽に養液補給ポット設置部およびプランター設置部を設けた養液栽培ユニット本体と、
養液を収容するとともに、前記養液補給ポット設置部に口部を下向きにした倒立状態で着脱可能に設置される養液補給ポットと、
前記養液補給ポットの口部に装着され、外周壁に養液補給孔を有した内筒およびこの内筒に嵌合されるとともに、周方向に回すことにより前記養液補給孔を開閉可能な外筒とからなり、前記養液収容槽に収容された養液の液面の昇降によって前記養液補給孔が開閉されるボトルキャップと、
前記プランター設置部に着脱可能に設けられ、前記養液収容槽に収容された養液に浸される部分には複数の開口部を有する底部を備え、少なくとも前記養液栽培ユニット本体から上部に突出する部分は透明材料によって形成された筒状体であり、植物の茎葉支え部を形成するプランターと、
前記プランターの内底部に収納され、栽培用の苗を定植するためのプラントおよびパーライトと、
前記養液補給ポットに被嵌さら、内部に収容された養液を紫外線から保護する遮光カバーと、
を具備したことを特徴とする養液栽培ユニット。
【請求項2】
前記ボトルキャップは、内筒の外周壁に空気孔を兼ねた複数個の養液補給孔を有し、外筒には前記養液補給孔を閉塞する壁部と前記養液補給孔を開口する開口窓を周方向に隣接して有し、前記外筒を周方向に回すことにより、前記養液補給孔が壁部および開口窓と対向して開閉されることを特徴とする請求項1記載の養液栽培ユニット。
【請求項3】
前記養液栽培ユニット本体の養液補給ポット設置部には、前記養液補給ポットのボトルキャップと係合した状態で前記養液補給ポットを倒立状態に支持する支持部材を有し、倒立状態の養液補給ポットを周方向に回すことにより、前記ボトルキャップの養液補給孔が開閉可能であることを特徴とする請求項1記載の養液栽培ユニット。
【請求項4】
前記養液補給ポットは、市販のペットボトルであり、その口部に前記ボトルキャップが着脱可能に装着されることを特徴とする請求項1記載の養液栽培ユニット。
【請求項1】
養液を収容する上部開口の養液収容槽を有し、この養液収容槽に養液補給ポット設置部およびプランター設置部を設けた養液栽培ユニット本体と、
養液を収容するとともに、前記養液補給ポット設置部に口部を下向きにした倒立状態で着脱可能に設置される養液補給ポットと、
前記養液補給ポットの口部に装着され、外周壁に養液補給孔を有した内筒およびこの内筒に嵌合されるとともに、周方向に回すことにより前記養液補給孔を開閉可能な外筒とからなり、前記養液収容槽に収容された養液の液面の昇降によって前記養液補給孔が開閉されるボトルキャップと、
前記プランター設置部に着脱可能に設けられ、前記養液収容槽に収容された養液に浸される部分には複数の開口部を有する底部を備え、少なくとも前記養液栽培ユニット本体から上部に突出する部分は透明材料によって形成された筒状体であり、植物の茎葉支え部を形成するプランターと、
前記プランターの内底部に収納され、栽培用の苗を定植するためのプラントおよびパーライトと、
前記養液補給ポットに被嵌さら、内部に収容された養液を紫外線から保護する遮光カバーと、
を具備したことを特徴とする養液栽培ユニット。
【請求項2】
前記ボトルキャップは、内筒の外周壁に空気孔を兼ねた複数個の養液補給孔を有し、外筒には前記養液補給孔を閉塞する壁部と前記養液補給孔を開口する開口窓を周方向に隣接して有し、前記外筒を周方向に回すことにより、前記養液補給孔が壁部および開口窓と対向して開閉されることを特徴とする請求項1記載の養液栽培ユニット。
【請求項3】
前記養液栽培ユニット本体の養液補給ポット設置部には、前記養液補給ポットのボトルキャップと係合した状態で前記養液補給ポットを倒立状態に支持する支持部材を有し、倒立状態の養液補給ポットを周方向に回すことにより、前記ボトルキャップの養液補給孔が開閉可能であることを特徴とする請求項1記載の養液栽培ユニット。
【請求項4】
前記養液補給ポットは、市販のペットボトルであり、その口部に前記ボトルキャップが着脱可能に装着されることを特徴とする請求項1記載の養液栽培ユニット。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2010−172288(P2010−172288A)
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−19667(P2009−19667)
【出願日】平成21年1月30日(2009.1.30)
【出願人】(391008618)山崎教育システム株式会社 (11)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年1月30日(2009.1.30)
【出願人】(391008618)山崎教育システム株式会社 (11)
【Fターム(参考)】
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