説明

養護装置

【課題】傘や従来の肉厚の雨ガッパを携帯しなくても降雨により衣服や身体が濡れる不都合を解決するものであり、使用疲労が重ったものは部分的に切断してゴミ袋としても再生使用を図ることを可能にする。
【解決手段】雨具体はゴミ袋並に肉薄・強靱・防水性の合成シートを使用して、上半材や下半材はできるだけ簡潔な構成にして、軽量かつコンパクトに拆たたまれ、未使用のゴミ袋の数個分と同様にして、天気予報の予測がつきにくい場合は衣服のポケット等に収容して外出が可能に構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
本発明は養護装置の構成に関し、より詳しくは日常生活の不便さを少しでも改善して便利性の追求を図り、構造の健全性や健康の維持を図り、しかも経済的なもので市場性のあるものの提供を図り、日常生活の養護を図らんとするものである。
【背景技術】
従来、降雨の際に雨水から身体を養護するための雨具は古来からの傘と防水性の合成シートで形成された雨ガッパ等が一般に使用されている。しかし、双方とも相当の重量があり、相当の容積が必要であった。このため、外出する際や旅行の際は天気予報に細心の注意を払い雨具を携帯するか否かの判断に困り、携帯するにしても相当の重量と容積を必要とするので不便さは残るのが実情だった。
雨ガッパは比較的コンパクトなものとして携帯用のものもあるが、上半身や腰部用のものが多く、脚部以下は雨水に濡れ健康を害すこともあり問題があった。
一般に、二輪車は乗って走らない日が続くとバッテリーの電力は自然に放電されるのでバッテリーの機能が劣えることを回避することは難しく、足でキックを数回もキックしなければ起動せず急用の場合困っていた。特に長期間乗って走らない日が続くとバッテリーの機能は極端に劣化し、最悪の場合新品のものと交換しなければならなかった。これは二輪車の健全性、健康の管理に問題があった。
一般に、焼大豆を粉末にしたきな粉は栄養が豊富であるが用途が限られていた。
本発明は上記のような従来の問題点に鑑みて成したもので下記を目的とする。
本発明の第1の目的は日常生活の利便性の追求であり、合理的にすることである。
本発明の第2の目的は健全性や健康を良好に維持することであり好都合にする。
本発明の第3目的は可能な限り経済性を追求して社会の利用に供することである。
【発明を実施するための最良の形態】
本発明の目的を達成するための実施の最良の形態を以下に具体的に記載する。
(1−1)実施例 雨具体 本発明を(1−1)実施例について図1乃至図3を参照にして説明する。図1は雨具体の上半材の一実施例を示す斜視図、図2は下半材の一実施例を示す斜視図、図3は足収材を示す斜視図である。
雨具体はゴミ袋並の肉薄・強靱・防水性の合成シートで雨ガッパを構成して、衣服のポケット等に手軽に収容して、天気予報の予測のつきにくい日々の不測の降雨に際しても身体や衣服等が雨水によって濡れる不都合を回避して健康の維持を図り、極めて軽量でコンパクトに形成して携帯の便宜を図り、構造をできるだけ簡単にして軽量・コンパクトさと共に経済的にして生活の養護を図るものである。
本実施例の雨具体は、上半材と、下半材と、(足収材)とで成る。
○ 上胴片は、下端開口で略矩形の袋状で上端縁に首通孔、両側縁の上方に一対の腕通孔を備えている。上半材は胸開閉型でもよいが、ボタンやチャックの装備を不要とし、極端に構造の簡単化を望む場合は下端開口の略袋状に形成され、上体に着・脱する際は下端の開口部から頭部や両腕を挿入・引出しが行われる。上半材はゴミ袋並の肉薄・強靱・防水性の合成シートであるが、肉薄であるから、ボタンやチャックはできるだけ省いた方がよい。
また頭収片は、上記の首通孔に下端縁が連結または着脱自在に連結されるよう構成される前面、下端開口の袋状に形成される。前面の孔は顔面がのぞけるように顔面孔を備えている。着脱自在を望む場合は止む得ずボタン等が付着される。頭収材はゴミ袋並の肉薄・強靱・防水性の合成シートで形成されるが、肉薄であり、コスト面からもできるだけ着脱自在用の釦等はない方がよい。
また腕収片は上記の腕通孔に上端縁が連結される先細型の筒状に形成される。腕収片と上胴片とは連結し易いように肩の部分が上胴片または腕収片のいずれかが一肩部を有するよう延設して構成される。

状に形成される。ゴミ袋並の肉薄・強靱・防水性の合成シートで形成される。
下半材は一枚の合成シートを裁断して略ズボン状に形成してもよいが、略筒状の下胴片に略先細筒状の脚収片の上端縁が連結される構成でもよい。
脚収片の下端縁は拆曲されて身長(脚長)の長・短の種類に応じて調節される脚調片が形成されてもよい。脚調片は外側に拆曲られた場合は、脚収片の外面に降雨した雨水を貯留する貯留溝が形成されはき物にまで降りてはき物を濡らせる不都合をある程度回避しうる。また、歩行する場合と二輪車に乗る場合とではひざ部のところが略直角に折れて雨水がはき物等を濡せる場合が多いのでこの不都合を脚調片の調節によってある程度回避しうる。
脚調片はマジックテープと細長い布材とで複数段階に調節できる。
○ 足収材は、上端開口細袋状をなし、上端の開口縁に弾性を有する足締材が装備される。足収材はゴミ袋並の肉薄・強靱・防水性の合成シートで形成される。足部ははき物を覆いており歩行する場合は地面等とのまさつにより捐傷され孔があくが足締材を装備しているので繰返しの再生使用に耐える。足収材は下半材の脚収片の内側であって、ズボン等の上に装備され、足のふくらはぎの肉太部に足締材が引掛ってずれ落ちるのを防止できる。脚収片を伝って下端縁まで降りた雨水の水滴は足収材によってはき物等が濡れるのを防止できる。はき物の下面と地面とのまさつで小孔があいたとしても、はき物の上部に雨水がかからなければ差し支えない。使用後、雨水を乾かせば複数回の再生使用に耐えると推定される。
特に、二輪車に乗る場合には降雨の程度によってははき物は雨水に濡れて鞁下まで浸透し不快感を感じることもあり、はき物を交換して乾燥させる不都合に迫られたがこれらの不都合を解消できる。足収材は上端開口細袋状の上端縁に足締材を装備するのみであるから極めて経済的に提供することが可能になり、しかも再生使用できる。
(1−2)実施例 蓄電体 ′本発明を(1−2)実施例について図4を参照して説明する。図4は蓄電体の一実施例を示す略式図である。
蓄電体は、二輪車の露光面に装備された太陽電池板で発電される電力をバッテリーに貯留するよう接続し、このバッテリーに接続されて過度な電力を検知して自動的に処理する適電材を装備して、通常ならば自然放電によってバッテリーとしての蓄電機能が劣化する不都合を解消して数日間二輪車に乗らない場合でも起動ボタンのみで起動できるようにし、長期間乗らない二輪車でもバッテリーを交換する不都合を解消して、二輪車としての機能の健全性(健康)を保持して便宜と経済性の養護を図るものである。
本実施例の蓄電体は、太陽電池板と、バッテリーと、適電材とで成る。
○ 太陽電池板は、二輪車の露光面、例えば諸種の計器を装備し、透明板で被覆された前輪車の上方の計器室に装備される。捐傷を防止するためである。
○ バッテリーは、エンジンの起動部に接続され、太陽電池にも接

○ 適電材は、バッテリーの過度な充電を自動感知して消電する。
(1−3)実施例 軽食体 ′本発明を(1−3)実施例について図5を参照して説明する。図5は軽食体の一実施例を示す略式図である。
軽食体は、焼かれた大豆を粉末にし、適度の砂糖を混入した糖入きな粉パン材で挾持して、薄袋の中に収容し、食朝や中食等の軽食用に備えて栄養の補給により人体の健康を養護し、かつ経済性の養護を図るものである。
本実施例の軽食体は、糖入きな粉と、パン材とにより構成される。
糖入きな粉は、図(a)のようにパン材の中に封入されてもよく、図(b)のように薄食パンの2板で挾持してもよく、厚食パンに施された溝に挿入されてもよく、1板の食パンの上に載せて中間で折たたまれてもよい。
自宅外で軽食用にする場合は糖入きな粉を挾持したパン材を薄袋の中に収容してその薄袋の外側を指で挾持して軽食用としてもよい。糖入きな粉は散乱することなく少量が薄袋の中に落ちるのみであり軽食に適する。
【発明の効果】
本発明の雨具体は上気したように構成されているので、下記の効果がある。
(1・2)雨具体は、肉薄・防水性の合成シートで一端開口の矩形袋状に形成された胴収材の首通孔の孔縁に頭収材の首通縁が連結され、その胴収材の両側縁の一対の腕通孔の周縁に一対の腕収材の周縁が連結されて形成されている。従って、通常の合成シートの両具のように胸開部がなく、この部分から雨水が侵入することがなく、また胸開部に止め釦やチャックを装備する必要がなく、袋状や筒状の開口孔の孔縁に開口縁の周縁を連結するのみで構成されるので極めて経済的に構成される。
ゴミ袋状の強靱・肉薄・防水性の合成シートで形成され、拆りたたまれた状態では極めて薄型に構成されうる。特に、購入したままのきれいに折たたまれた状態では使用前のゴミ袋並に極めて薄型に構成されるから携帯に極めて便利である。
このため、天候の予測がつきにくいような日や天気予報が外れた日々等には不測の降雨に対する対策として外出時に衣服のポケット等に収容して外出できうる。
このような未使用の雨具体は極めてコンパクトだから常時、衣服等に収容できる。
一寸した外出時に相当な厚さで使用済の従来の雨具等を携帯したり、または降雨の予測もはっきりとしない日に従来の傘等を携帯するのはめんどうで不便である。
雨具体は購入後−未使用のきれいに折たたまれた状態では未使用のゴミ袋並に肉薄でコンパクトだから、天気予報の予測がつきにくい時等に特に便利に携帯しうる。
雨具体は、購入後未使用の状態では上記のように特に便利であるが、使用後に於ても一端開口袋状でなく両端開口袋状であるから、折たたみ方を習得しておけば内部に空気が貯留されて膨らむことも少く比較的にコンパクトに折たたみできる。
雨具体は、ゴミ袋状の強靱・肉薄・防水性の合成シートで形成され軽量であり、かつコンパクトであるから日常生活に於ても旅行時に於ても携帯に便利である。
雨具体は不測の雨にぬれなければ身体の健康にも良い。また、胴収材の長さをやや長めのものを製造すれば、腰部や脚部も被覆しうるので軽い降雨には耐えうる。
さらに雨具体は頭収材・腕収材を縛る等して各々の孔を閉じればゴミ袋としても使用可能であるから、使用疲労で古くなっても再生使用できる効果がある。
(3) 雨具体は、人体の下胴部を収容するべき下胴収材に形成された脚通孔の周縁に一対の脚収材の開口縁を連結して構成されるので、人体の下胴部及び脚部を被覆して降雨等の雨水から下半身を養護でき雨に濡れず健康を維持できる。
この雨具体は(1)のみでも胴収材の長さを比較的長く形成したものでは、人体の下半部の下胴部や脚部の上半部を降雨の際の雨水からある程度ぬれないように養護することは可能である。しかし、降雨の程度が弱くない時や長時間の場合または二輪車等に乗る場合は脚部はそれなりに降雨の雨水から護る必要がある。

使用のものはコンパクトに肉薄に折たたまれるので外出時の携帯に便利である。
上記(1)の雨具体と併せて携帯しても全体は未使用のゴミ袋を数個程携帯することと大差がないので、常時衣服等に例えばポケットの中に収容して携帯できる。
一度使用した後でも両端が開口しているので内部に空気が貯留されたまゝ折たたむのとは異り、比較的コンパクトに折たたまれ、しかも極めて軽量である。
雨具体は、下半材と脚収材とを別体にして両者を連結する構成でもよいが、当初から一枚の合成シートで下半材の下縁から脚収材を突設して構成されてもよい。
脚収材の下端縁に脚調片を備えたものは、使用者の身長(脚長)に対応しうる。
従って、両具体は大中小の3種を構成しなくても1種類のみ製作されればよい。
両具体の下半材は、使い古されたものは一対の脚収材の途中を切断して開口縁を縛って閉じれば下半材と2個の脚収材とはゴミ袋の代用として再生使用されうる効果がある。
(4) 両具体は、人体の足部を挿通して収容するべく、上端開口筒状に形成され、その上端の開口縁に弾性を有する足締材を装備しているので、足部を収容して二輪車に乗るか少し歩いてもずり降ちることなく、従ってはき物等が雨水に濡れる不都合を回避できる。上端の開口縁は上記脚収材の内側に装備すれば相当に降雨が激しい場合でも雨水が足部やはき物の部分に侵入しない。足締材を装備しているので再生使用に耐える効果がある。
(5) 蓄電体は、二輪車の露光面に装備された太陽電池板で発電された電力がバッテリーに貯留され、バッテリーの過度な電力は適電材で自動的に検知されて処理されるので、バッテリーには常に適正な電力が貯留されこの状態が維持される。一般に二輪車では乗って走らない日が続くとバッテリーの電力は自然に放電されるので、バッテリーの機能が劣えることを回避することは難しかった。
最悪の場合、即ち乗って走らない期間が長過ぎるとバッテリーを交換しなければならない危険性があったが、蓄電体はこのような危険が生じることがなくなる。
二輪車はいつ乗っても快適に起動できるので二輪車の“健康”が良好に保てる。
太陽電池板は二輪車の露光面の一例として、速度計・走行計・燃料計等諸種の表示計が装備される前輪車の上方の表示小室の空所に装備されれば、天候等から保護されるべく透明板が装備されているので捐傷を受ける危険性が少く、またバッテリー等へ配線の都合もまとめて行えるので都合が良い。将来、電動二輪車等では二輪車の外面の金属部のほとんどに太陽電池板が装備される可能性もある。
そのような場合、上記の適電材を装備すればバッテリーを適正に保持しうる。
(6) 軽食体は、糖入きな粉がパン材の間に挾持されて軽食用に構成されるので菓子パンの一種としても経済的に提供できる。きな粉は乾燥した状態では日持ちが良いので、保存期間が比較的長く、例えばパン材の賞味期限程度まで長くできる。パン材が食パンの場合、2板の薄食パンの間に糖入きな粉が介在されれば、朝食が米飲食の場合には昼食の弁当用としても最適であり経済的である。
弁当用の場合、糧入きな粉は飛散される心配に対しては薄袋の中に収容されれば飛散を防止でき、薄袋の外側を指等で押えて挟持すれば飛散はほとんど少い。
食パンの場合、側面から細いスリットが外周部を残して形成されればなお良い。
焼かれた大豆が粉末にされるきな粉は大豆食品自体が食物せんいも豊富で、植物性のたんぱく質も豊富にあるので、経済面ばかりでなく人体の健康にも良い。
糖入きなこは一般にもち等の外周面に付加して食用に供されていたが、広くパン類と共に食されることによってその栄養面・経済面が益々活用されると推定される。
軽食体はきな粉もちの場合の逆で糖入きな粉をパン材で包む構成である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明養護装置の雨具体の一実施例を示す図である。
【図2】雨具体の他の実施例を示す図である。
【図3】雨具体の他の実施例を示す図である。
【図4】本発明養護装置の蓄電体の一実施例を示す図である。
【図5】本発明養護装置の軽食体の一実施例を示す図である。
【符号の説明】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴミ袋並の内薄・強靱・防水性の合成シートで形成され略全身を被覆しうる上下材を具備した薄型携帯用の雨具体を有する養護装置。
【請求項2】
ゴミ袋並の肉薄・強靱・防水性の合成シートにより、下端縁に胴通孔、上端縁に首通孔、両側縁の上方に一対の腕通孔を備えた下端開口の略矩形の袋状に形成された上半材と、
ゴミ袋並の肉薄・強靱・防水性の合成シートにより、該首通孔の周縁に下端縁が連結され、前面が開口する顔面孔を有し人体の頭部・首部を収容するべく前面・下端開口袋状に形成された頭収材と、
ゴミ袋並の肉薄・強靱・防水性の合成シートにより、該腕通孔の周縁に上端の開口縁が連結され、人体の両腕部を各々挿通して収容するべく細長筒状に形成された一対の腕収材と、
を具備した薄型携帯用の両具体(上半材)を有する養護装置。
【請求項3】
ゴミ袋並の肉薄・強靱・防水性の合成シートにより、上端の開口縁に弾性を有する胴締材を装備し、下端に一対の細長筒状の脚収材を延設した略ズボン型の下半材と、
該脚収材の下端部に脚長への対応し雨水の一時的貯留も可能にする脚調片と、
を具備した薄型携帯用の雨具体(下半材)を有する養護装置。
【請求項4】
ゴミ袋並の肉薄・強靱・防水性の合成シートにより、上端の開口縁に弾性を有する足締材を装備し、下半部に足部を収容して雨水がはき物に侵入するのを防止すべく一端開口の細袋状に形成された足収材
を具備した薄型携帯用の雨具体を有する
【請求項5】
二輪車の露光面に装備された太陽電池板と、
該太陽電池板で発電された電力を貯留し、車輪を駆動するバッテリーと、
該バッテリーに接続された過度な電力を検知して自動的に処理する適電材と、
を具備した蓄電体を有する
【請求項6】
焼かれた大豆を粉末にし、適度の砂糖を混入した糖入きな粉と、
該糖入きな粉を挾持して軽食用に備えられ、薄袋に収容されるパン材と、
を具備した軽食体を有する

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−274509(P2008−274509A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−158061(P2007−158061)
【出願日】平成19年5月7日(2007.5.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
【出願人】(593063688)
【Fターム(参考)】