説明

香料、忌避剤等の薬剤の放散方法とその装置

【課題】 香料、忌避剤等の薬剤を放散させるための方法と装置に関し、有害な揮発性薬剤等を放散させることがなく、しかも香料等の薬剤を積極的に放散させることのできる香料、忌避剤等の薬剤の放散方法と装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 香料、忌避剤等の薬剤の有効成分を含む上層部5と、下層部6との少なくとも2層に分離されるように調合された薬液を収容容器1内に収容し、前記下層部6にエアーを吹き込み、該下層部6で発生する気泡を上昇させて前記上層部5中の有効成分とともに収容容器1の外部に放散することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、香料、忌避剤等の薬剤を放散させるための方法と装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、芳香剤等の徐放性薬剤は、たとえば香料等の有効成分と揮発成分とからなり、容器に収納した状態で室内等に設置して使用されており、その容器の開口部から薬剤が徐々に放散されて室内に拡散する。このような芳香剤の容器は、その芳香剤中の有効成分(芳香成分)を自然に放散させるものであり、その芳香成分の放散は、芳香剤中の揮発成分によることとなる。
【0003】
このような揮発成分としては、芳香成分が放散する時間を短縮するために、たとえばグリコールエーテルやアルコールのような揮発性の溶剤が用いられている。しかし、このような揮発性溶剤は本来は有害な成分であり、特に子供や老人が居住する室内等でこのような揮発性溶剤を芳香成分とともに気化させるのは好ましいことではない。
【0004】
これに対して、自然放散によることなく、芳香性物質等を積極的に放散させる技術として、たとえば下記特許文献1のような出願がなされている。
【特許文献1】特開2000−245819号公報
【0005】
この特許文献1に係る出願は、発散器内にエアーを供給し、その発散器内の多孔性物質により液状のテルペン類等の芳香性物質を発散させるものである。しかし、この特許文献1に係る出願は、比較的狭い範囲で徐々に悪臭、異臭を除去することを意図するものではなく、建物全体の各部屋のような広い空間に対するものや、病室に入院している寝たきり老人のシーツ等の限られた対象の急速な悪臭、異臭の除去を意図するものである。この特許文献1に係る出願では、発散器内に供給されるエアーが、芳香性物質を担持した多孔性物質に直接供給され、その多孔性物質に担持された芳香性物質を気化させるものであるため、短時間に消臭等の効果を発揮することはできるが、この場合でも上述のように揮発成分を放散させているので、有害な成分が短期間で放散されていることになる。従って、上述のように建物全体の各部屋のような広い空間における急速な悪臭、異臭の除去を行なう場合にはともかく、1室のみの狭い室内における芳香成分の放散等を意図する場合には、揮発成分が短期間で放散されるのは好ましいことではない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、有害な揮発性薬剤等を放散させることがなく、しかも香料等の薬剤を積極的に放散させることのできる香料、忌避剤等の薬剤の放散方法と装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、このような課題を解決するために、香料、忌避剤等の薬剤の放散方法とその装置としてなされたもので、薬剤の放散方法としての特徴は、香料、忌避剤等の薬剤の有効成分を含む上層部5と、下層部6との少なくとも2層に分離されるように調合された薬液を収容容器1内に収容し、前記下層部6にエアーを吹き込み、該下層部6で発生する気泡を上昇させて前記上層部5中の有効成分とともに収容容器1の外部に放散することである。
【0008】
また、薬剤の放散装置としての特徴は、香料、忌避剤等の薬剤の有効成分を含む上層部5と、下層部6との少なくとも2層に分離されるように調合された薬液を収容した収容容器1と、前記下層部6にエアーを吹き込むエアー吹込手段とからなり、該エアー吹込手段により吹き込まれたエアーによって前記下層部6で発生する気泡が上昇して前記上層部5中の有効成分とともに前記収容容器1の外部に放散されるように構成されてなることを特徴とする。
【0009】
下層部6には、アルカリイオン水やマイナスイオン調整水のような機能性水を用いるのが好ましい。下層部6を構成する水には防腐処理を施す必要があり、その防腐処理によって水のpHが低下することとなるが、水が酸性化すると上層部5中の芳香成分等の機能を損なうおそれがあり、下層部6の水をアルカリイオン水とすることで、水の酸性化を防止して芳香成分等の機能を損なうのを防止できるからである。また、アルカリイオン水やマイナスイオン調整水等の機能性水を用いることで、抗菌効果を具備させることもできる。
【0010】
またエアーの吹き込みによる下層部6での気泡の発生が、収容容器1の底部近傍の略全面から上側に向かってなされるように構成することも可能である。このように収容容器1の底部近傍の略全面から上側に向かって気泡を発生させる手段として、たとえば収容容器1内の下部に多孔体を設置し、該多孔体の直下にエアー吹込手段からのエアーを供給して該多孔体を介して下層部6にエアーが吹き込まれるような手段が例示される。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、上述のように香料、忌避剤等の薬剤の有効成分を含む上層部5と、下層部6との少なくとも2層に分離されるように調合された薬液を収容容器1内に収容し、前記下層部6にエアーを吹き込み、該下層部6で発生する気泡を上昇させて前記上層部5中の有効成分とともに収容容器1の外部に放散するので、自然放散によることなく、有効成分が速やかに放散されることとなる。
【0012】
しかも、有効成分を含有する上層部に直接エアーが吹き込まれるのではなく、下層部にエアーが吹き込まれ、そのエアーの吹き込みによって発生した気泡(水蒸気等)が上昇する際に上層部中の有効成分を保持して放散するので、薬剤中の有効成分が、揮発成分とともに放散してしまうようなことがなく、長期間にわたって放散量を調整することができるという効果がある。
【0013】
そして、このように下層部で気泡を発生させて有効成分を放散させることができるので、従来のようにグリコールエーテル等の有害な揮発性溶剤を芳香剤等に混合させる必要がなく、子供や老人等が居住する室内等でも安心して使用することができる。
【0014】
また、従来のような溶剤を含まず、下層部にエアーを吹き込むことによって上層部中の有効成分を放散させるので、エアー吹込手段を作動させない限り有効成分が極端に放散されることがなく、その結果、エアー吹込手段を作動させる駆動手段等をON−OFFさせることで、調節しながら放散を行なうことができるという効果がある。
【0015】
さらに、エアーを吹き込むことによって有効成分を放散させるので、たとえば複数の収容容器に、それぞれことなる芳香成分を含有させ、エアー吹込手段をそれぞれの収容容器において適量にコントロールすることで、種類の異なる芳香成分等を時間差をもって放散させるようなことが可能となる。また、昼は香料を放散させ、夜は忌避剤を放散させる等の使い分けをすることも可能となる。
【0016】
さらに、エアー吹込手段により下層部に気泡を発生することでマイナスイオンが発生し、人体への好影響を期待することができる。また、下層部の水にマイナスイオン調整水を用いると、同様の効果を期待できる。さらに、下層部にアルカリイオン水を用いた場合には、防腐処理に伴う水の酸性化を防止して芳香成分等の機能を維持することができ、また抗菌効果を付与させることもできる。
【0017】
さらに、エアーの吹き込みによる水層での気泡の発生が、収容容器の底部近傍の略全面から上側に向かってなされるように構成した場合には、水層内の全域で略均一に気泡が生ずることとなり、その結果、有効成分の放散がより効率的に行なわれることとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態について図面に従って説明する。
(実施形態1)
本実施形態の香料の放散装置は、図1に示すように、香料を含有する薬液を収容するための収容容器1と、該収容容器1内にエアーを供給するためのエアー供給管2と、ファン3とで構成されている。
【0019】
収容容器1の上面には開口部4が形成され、該収容容器1の内部には薬液が収容されているが、その薬液は、芳香成分である香料を含有する油層からなる上層部5と、水層からなる下層部6とに自然分離されて構成されている。上層部5中の香料としては、一般に使用されている種々の香料を使用することができる。また下層部6は、本実施形態ではアルカリイオン水からなる。
【0020】
前記エアー供給管2は、図1に示すように略L字状に屈曲して形成され、上面の開口部4から上層部5を通過し、エアーの吹出口となる先端部2aが下層部6に臨出するように、下向きに配置されている。ファン3は、収容容器1の開口部4の上方に設置されている。
【0021】
そして、このような構成からなる香料の放散装置を使用する場合には、先ずエアーポンプ(図示せず)からエアー供給管2を介して収容容器1内にエアーを供給する。この場合において、エアーの吹出口となる先端部2aが下層部6に臨出するようにエアー供給管2が設けられているため、供給されるエアーは収容容器1内の下層部6の部分で吹き出し、その部分で気泡が生ずることとなる。
【0022】
発生した気泡は水蒸気として下層部6内を上昇し、上層部5へ至り、上層部5中の芳香成分(香料)を保持し、付着させて、水蒸気が芳香成分とともに収容容器1の開口部4から外部に放出されることとなる。このため、従来のような揮発成分を用いることなく芳香成分を放散させることが可能となるのである。しかも、下層部6へのエアーの吹き込みによって気泡となった水蒸気を芳香成分とともに放散させるので、自然放散させる場合に比べて効率よく放散させることができる。
【0023】
このように、本実施形態では、気泡となった水蒸気を芳香成分とともに放散させることで気化促進を図ることができるので、気化促進のために一般に行なわれているグリコールエーテル、アルコール等の揮発性溶剤を用いる必要がなく、安全性を高めることができるのである。また下層部6にアルカリイオン水を用いているので、その下層部6を構成する水の酸性化を防止でき、ひいては芳香成分の機能を喪失させるのを防止できる。
【0024】
(実施形態2)
本実施形態の香料の放散装置も、上記実施形態1と同様に、収容容器1、エアー供給管2、及びファン3で構成されているが、エアー供給管2が収容容器1の底部近辺の側方から収容容器1内に挿入されており、この点で上面の開口部4からエアー供給管2が下向きに挿入されていた実施形態1の場合と相違する。
【0025】
すなわち、本実施形態では、図2に示すように多数の細孔8を有する多孔板7が収容容器1の下部側に設置されており、その多孔板7と収容容器1の底面との間がエアー供給室9として形成されている。油層5と水層6とが分離した状態で収容容器1内に収容されている点、ファン3が収容容器1の開口部4の上方に設置されている点は、実施形態1と同じである。
【0026】
本実施形態では、エアーポンプ(図示せず)からエアー供給管2を介してエアー供給室9にエアーが供給される。供給されたエアーはエアー供給室9内に充満し、多孔板7の細孔8を介して下側から水層6内に吹き込まれる。そして、気泡化した水蒸気が下層部6から上層部5へ至り、上層部5中の芳香成分を保持して芳香成分とともに収容容器1の開口部4から外部に放出される点は実施形態1と同じである。
【0027】
本実施形態においては、上述のように収容容器1の下部のエアー供給室9から多孔板7の細孔8を介して該多孔板7の略全面から上側に向かって下層部6内にエアーが吹き込まれるので、実施形態1に比べると下層部6内の全域で略均一に気泡が生ずることとなり、その結果、芳香成分の放散がより効率的に行なわれることとなる。
【0028】
(実施形態3)
本実施形態の香料の放散装置も、上記実施形態1や2と同様に、収容容器1、エアー供給管2、及びファン3で構成されており、またエアー供給管2が収容容器1の底部近辺の側方から収容容器1内に挿入されている点で実施形態2と共通する。しかし、本実施形態では、実施形態2のような多孔板7やエアー供給室9は存在せず、図3に示すようにエアー供給管2に多数の細孔10が形成され、そのエアー供給管2が収容容器1の底部近辺の側方から下層部6の部分に直接挿入されており、この点で実施形態2と相違する。
【0029】
本実施形態では、エアー供給管2の細孔10から下層部6内にエアーが直接吹き込まれる。そして、気泡化した水蒸気が下層部6から上層部5へ至り、上層部5中の芳香成分を保持して芳香成分とともに収容容器1の開口部4から外部に放出される点は実施形態1、2と同じである。本実施形態においては、エアー供給管2の多数の細孔10から下層部6内にエアーが吹き込まれるので、実施形態2と同様に下層部6内の全域で略均一に気泡が生ずることとなり、芳香成分の放散が効率的に行なわれることとなるのである。
【0030】
(実施形態4)
本実施形態の香料の放散装置は、図4に示すように、収容容器1と、エアーポンプ11と、エアー供給管2と、ファン3と、電池12とが、同図の2点鎖線で示すようなケーシング13内に収納されて構成されている。収容容器1内に上層部5と下層部6とが分離した状態で収容されている点は、実施形態1乃至3と同じであり、先端部2aが下層部6に臨出するように、下向きに配置されている点は実施形態1と同じである。エアー供給管2は、エアーポンプ11に接続されている。
【0031】
電池12は、エアーポンプ11を駆動させるための駆動源である。ファン3は、回転羽根状に形成されて、前記収容容器1の上部に配置されており、そのファン3の周囲にはファンガイド14が設けられている。
【0032】
本実施形態の香料の放散装置は、たとえば室内の壁面等にケーシング13を設置する等によって使用されるもので、これを作動させる場合には、スイッチ(図示せず)をONの状態としてエアーポンプ11を駆動させることでエアー供給機構が作動する。収容容器1内にエアーが供給されて下層部6で気泡を発生させ、芳香成分を保持して放散させる作用は実施形態1と同じである。
【0033】
(その他の実施形態)
尚、上記実施形態4では収容容器1等をケーシング13内に設置し、実施形態1乃至3ではケーシング13を具備していないが、ケーシング13の有無は問わない。いずれにしても、本発明の放散装置は、要は香料等の有効成分を含む上層部5と、下層部6とに分離された液を収容した収容容器1と、その下層部6にエアーを吹き込むエアーを吹き込み手段を具備していればよく、それ以外の構成部材の有無等は問わない。
【0034】
また、装置に具備させる収容容器1の数も上記各実施形態のように1個に限らず、2個以上具備させることも可能であり、この場合には、異なる種類の芳香剤を使用することができるとともに、たとえば異なる種類の芳香剤を任意の時間に放散させるようなことも可能となる利点がある。
【0035】
さらに、上記実施形態では、下層部6にアルカリイオン水を用いたが、アルカリイオン水に代えてマイナスイオン調整水を用いることも可能である。この場合には、人体に対する好影響を期待することができる他、芳香成分の種類に応じて、いわゆる「癒し効果」等を付与することができる。尚、このようなアルカリイオン水やマイナスイオン調整水を用いることで、上述のような効果を得ることができるが、これらの機能性を付与した水以外の一般の水を下層部6に用いることも、本発明に含むものである。一般の水を用いた場合であっても、水中に気泡を発生させること自体でマイナスイオンが発生するので、マイナスイオン調整水を用いる場合と同様の効果が得られることとなる。
【0036】
さらに、エアー吹き込み手段として、上記実施形態ではエアーポンプを用いたが、エアーポンプ以外の手段を用いることも可能である。
【0037】
また、本発明は、上記のような香料に適用することを主眼とするものではあるが、香料以外にたとえば忌避剤、消臭剤等にも適用することが可能であり、さらにはこのような薬剤以外に、殺虫剤、防黴剤等の薬剤に適用することも可能であり、要は上記のような気泡を利用して放散させることのできる薬剤であればその種類を問わず適用可能である。
【0038】
さらに、本発明は、上述のように上層部5が油層、下層部6が水層で構成された油水分離の薬液を用い、水層の下層部6にエアーを吹き込むことで、気泡化した水蒸気とともに上層部5中の有効成分を放散させることを主眼としているが、このような油層と水層に分離された薬液以外の、2層に自然分離された薬液に本発明を適用することも可能である。要は、香料、忌避剤等の薬剤の有効成分を含む上層部5と、下層部6との少なくとも2層に分離されるように調合された薬液であれば、本発明に適用することができる。
【0039】
ここで「少なくとも2層」とは、2層に分離される場合に限らず、3層以上に自然分離されるような薬液に本発明を適用することも可能であることを意味する。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明の香料等の薬剤の放散方法と装置は、香料の他、消臭剤、忌避剤、殺虫剤、防黴剤等、種々の薬剤に広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】一実施形態の香料の放散装置の概略正面図。
【図2】他実施形態の香料の放散装置の概略正面図。
【図3】他実施形態の香料の放散装置の概略正面図。
【図4】他実施形態の香料の放散装置の概略正面図。
【符号の説明】
【0042】
1…収容容器 2…エアー供給管
5…上層部 6…下層部
7…多孔板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
香料、忌避剤等の薬剤の有効成分を含む上層部(5)と、下層部(6)との少なくとも2層に分離されるように調合された薬液を収容容器(1)内に収容し、前記下層部(6)にエアーを吹き込み、該下層部(6)で発生する気泡を上昇させて前記上層部(5)中の有効成分とともに収容容器(1)の外部に放散することを特徴とする香料、忌避剤等の薬剤の放散方法。
【請求項2】
下層部(6)がアルカリイオン水等の機能性水からなる請求項1記載の香料、忌避剤等の薬剤の放散方法。
【請求項3】
エアーの吹き込みによる下層部(6)での気泡の発生が、収容容器(1)の底部近傍の略全面から上側に向かってなされる請求項1又は2記載の香料、忌避剤等の薬剤の放散方法。
【請求項4】
香料、忌避剤等の薬剤の有効成分を含む上層部(5)と、下層部(6)との少なくとも2層に分離されるように調合された薬液を収容した収容容器(1)と、前記下層部(6)にエアーを吹き込むエアー吹込手段とからなり、該エアー吹込手段により吹き込まれたエアーによって前記下層部(6)で発生する気泡が上昇して前記上層部(5)中の有効成分とともに前記収容容器(1)の外部に放散されるように構成されてなることを特徴とする香料、忌避剤等の薬剤の放散装置。
【請求項5】
下層部(6)がアルカリイオン水等の機能性水からなる請求項4記載の香料、忌避剤等の薬剤の放散装置。
【請求項6】
エアーの吹き込みによる下層部(6)での気泡の発生が、収容容器(1)の底部近傍の略全面から上側に向かってなされるように構成されている請求項4又は5記載の香料、忌避剤等の薬剤の放散装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−365(P2006−365A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−179550(P2004−179550)
【出願日】平成16年6月17日(2004.6.17)
【出願人】(591206142)株式会社リフレ (18)
【Fターム(参考)】