説明

駆動軸の支持装置及びこれを備える記録装置、液体噴射装置

【課題】動力伝達ギアに掛かる負荷に起因して駆動軸にモーメントを生じさせないようにする媒体送り駆動軸の支持装置及びこれを備える記録装置を提供すること。
【解決手段】駆動軸25の両端をそれぞれ支持する第1軸受部27及び第2軸受部29と、第1軸受部より駆動軸の外側で、固定位置において駆動軸に固定される回転駆動入力部材とを備え、回転駆動入力部材である駆動ギア31には、固定位置より第1軸受部側に、駆動源からの駆動力が入力され、駆動伝達上流側の部材から荷重負荷を受ける回転駆動伝達部45が形成されている。駆動軸25の軸線方向における回転駆動伝達部45の位置が、駆動軸の軸線方向における第1軸受部27の位置の近傍にある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、互いに対向する駆動ローラと従動ローラとの間にシート状媒体を挟みながら回転してシート状媒体の搬送を行う媒体送りローラ等において前記駆動ローラの駆動軸を支持する駆動軸の支持装置に関する。特に、媒体送り駆動軸の支持装置を備えて被記録媒体にインクで記録する記録装置に関する。更に本発明は、インク等の液体をそのヘッドから吐出して被噴射媒体に噴射を実行して記録を行うインクジェット式記録装置などの液体噴射装置に関するものである。
【0002】
ここで液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
【0003】
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
【背景技術】
【0004】
特許文献1には、ローラの撓みを減少させる給送装置が開示されている。この給送装置は、被記録媒体を動かす駆動ローラと、被記録媒体を介して駆動ローラに対向する位置に配置され、駆動ローラに伴って連れ回る従動ローラと、駆動ローラを同軸上に保持する駆動軸と、駆動軸を介して駆動ローラを駆動する駆動部と、駆動部の駆動を駆動軸に伝達するベルトとを備えている。そして、ベルトの張力により駆動軸に生じる撓みを防ぐために、駆動軸におけるベルトの係止部と従動ローラとの間の部分を付勢する曲げ補償部を設けている。またベルトによる駆動伝達に変えてギア列による駆動伝達を採用する機種も存在する。
【0005】
【特許文献1】特開2004−1970号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、従来の駆動ローラ101は、図5に示す如く、駆動軸103の一端部に固定された動力伝達ギア105の位置が軸受部107からL1の距離だけ外側に離れているため、隣接して歯合するギアから動力伝達ギア105に荷重F1が負荷されると、軸受部107を支点としてモーメントが作用し、駆動軸103が2つの軸受部107、108の間で撓む傾向にあった。そして、これにより搬送中の被記録媒体がスキューするなどの問題があった。
【0007】
また、動力伝達ギア105への荷重F1に対して、軸受部107では逆方向にR1の支持力が作用し、一方モーメントによる駆動軸103の動きを抑えるため、動力伝達ギア105から離れた側の軸受部108にも動力伝達ギア105に掛かる荷重の向きと同じ方向へ付勢部材109により付勢力R2で軸受部108を付勢することが必要であった。
【0008】
本発明の目的は、動力伝達ギアに掛かる負荷に起因して駆動軸にモーメントを生じさせないようにする駆動軸の支持装置及びこれを備える記録装置、液体噴射装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を達成するため、本発明の第1の様態に係る駆動軸の支持装置は、回転体の軸を成す長尺な駆動軸の両端をそれぞれ支持する第1軸受部及び第2軸受部と、前記駆動軸の前記第1軸受部より外側の位置において該駆動軸に固定される回転駆動入力部材とを備え、前記回転駆動入力部材には、前記固定位置より前記第1軸受部側に、駆動源からの駆動力が入力され、駆動伝達上流側の部材から荷重負荷を受ける回転駆動伝達部が形成されており、前記駆動軸の軸線方向における前記回転駆動伝達部の位置が、前記駆動軸の軸線方向における第1軸受部の位置の近傍にあることを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明の第2の様態に係る駆動軸の支持装置は、互いに対向する駆動ローラと従動ローラとの間にシート状媒体を挟みながら回転してシート状媒体の搬送を行う媒体送りローラにおいて前記駆動ローラの駆動軸を支持する装置であって、前記駆動軸の両端をそれぞれ支持する第1軸受部及び第2軸受部と、前記駆動軸の前記第1軸受部より外側の位置において該駆動軸に固定される回転駆動入力部材とを備え、前記回転駆動入力部材には、前記固定位置より前記第1軸受部側に、駆動源からの駆動力が入力され、駆動伝達上流側の部材から荷重負荷を受ける回転駆動伝達部が形成されており、前記駆動軸の軸線方向における前記回転駆動伝達部の位置が、前記駆動軸の軸線方向における第1軸受部の位置の近傍にあることを特徴とするものである。
【0011】
本発明の第1の態様又は第2の態様によれば、駆動軸の軸線方向における回転駆動伝達部の位置と第1軸受部の位置との距離が短いから、駆動伝達上流側の部材からの荷重負荷に起因して駆動軸に作用するモーメントは極めて小さくなる。従って、例えば駆動ローラのような長尺な駆動軸が撓むことが防止される。またモーメントに起因する駆動軸の動きを抑制するために第2軸受部側に付勢部材を設ける必要もなくなる。
【0012】
また、本発明の第3の様態に係る駆動軸の支持装置は、第1の態様又は第2の態様において、前記回転駆動伝達部と前記第1軸受部とがそれぞれ前記駆動軸の軸線方向に幅を有し、前記回転駆動伝達部の幅と前記第1軸受部の幅とが前記駆動軸の軸線方向において少なくとも一部重なっていることを特徴とするものである。
本発明の第3の態様によれば、駆動伝達上流側の部材からの荷重負荷に起因して駆動軸に作用するモーメントは小さくなるから、駆動ローラのような長尺な駆動軸が撓むことが防止される。
【0013】
また、本発明の第4の様態に係る駆動軸の支持装置は、第3の態様において、前記駆動軸の軸線方向において、前記回転駆動伝達部の幅が前記第1軸受部の幅の中に含まれる関係にあることを特徴とするものである。
本発明の第4の態様によれば、駆動伝達上流側の部材からの荷重負荷が全て第1軸受部の幅内で掛かるので、駆動軸に作用するモーメントは極めて小さく、駆動ローラのような長尺な駆動軸が撓むことが防止される。
【0014】
また、本発明の第5の様態に係る駆動軸の支持装置は、第3の態様において、前記駆動軸の軸線方向において、前記回転駆動伝達部の幅の中心と前記第1軸受部の幅の中心とが一致する関係にあることを特徴とするものである。
本発明の第5の態様によれば、駆動軸に作用するモーメントはほぼゼロになるため、駆動ローラのような長尺な駆動軸が撓むことが防止される。
【0015】
また、本発明の第6の様態に係る駆動軸の支持装置は、第1から第5のいずれかの態様において、前記駆動軸が樹脂製であることを特徴とするものである。
本発明は、樹脂製で撓みやすい軸に対して特に有効である。本発明により、金属製の駆動軸に替えて、樹脂製の駆動軸を採用しやすくなる。
【0016】
また、本発明の第7の様態に係る駆動軸の支持装置は、第1から第6のいずれかの態様において、前記回転駆動伝達部はギアであることを特徴とするものである。
本発明の第6の態様によれば、ギア同士の回転歯合時に生じる互いに離れる側に作用する力によって駆動軸が撓むことを防止できる。
【0017】
また本発明の第8の様態に係る駆動軸の支持装置は、第1から第6のいずれかの態様において、前記回転駆動伝達部はプーリであることを特徴とするものである。
本発明の第8の態様によれば、プーリに巻回される駆動伝達ベルトがプーリに作用する力によって駆動軸が撓むことを防止できる。
【0018】
また本発明の第9の様態に係る駆動軸の支持装置は、第1から第6のいずれかの態様において、前記回転駆動入力部材は、前記固定位置を中心として外側へ拡がる円板部と、円板部の外周から第1軸受部側へ向かって形成される円錐台状の移行部とを備え、前記移行部の外周に回転駆動伝達部が形成されていることを特徴とするものである。
本発明の第9の態様によれば、駆動軸の軸線方向における回転駆動伝達部の位置が、駆動軸の軸線方向における第1軸受部の位置の近傍にある構成を、回転駆動入力部材を射出成形などの容易な方法で簡単に形成することができる。
【0019】
また本発明の第10の様態に係る駆動軸の支持装置は、第1から第9のいずれかの態様において、前記駆動ローラは記録装置における排出駆動ローラであることを特徴とするものである。
本発明の第10の態様によれば、記録後の被記録媒体の排出時に、排出駆動ローラの撓みにより被記録媒体がスキューして排出することを防止できる。
【0020】
また本発明の第11の様態に係る記録装置は、媒体送りローラと、媒体に記録を実行する記録ヘッドとを備えた記録装置であって、第1から第10のいずれかの態様の駆動軸の支持装置を備えることを特徴とするものである。
【0021】
また本発明の第12の様態に係る液体噴射装置は、媒体送りローラと、媒体に液体噴射を実行する液体噴射ヘッドとを備えた液体噴射装置であって、第1から第10のいずれかの態様の駆動軸の支持装置を備えることを特徴とするものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本願発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。以下の説明は、駆動軸は記録装置における媒体送り駆動軸である場合について説明するが、回転体の軸を成す長尺な駆動軸であれば全て対象となり、媒体送り駆動軸に限定されないことは勿論である。図1は本発明に係る媒体送り駆動軸の支持装置を適用したインクジェット式記録装置であり、図2は本発明に係る媒体送り駆動軸への駆動伝達系を示す斜視図であり、図3は本発明に係る媒体送り駆動軸の支持装置の側断面図であり、図4は本発明に係る媒体送り駆動軸の支持装置の荷重負荷状態を示す模式図であり、図5は従来の媒体送り駆動軸の支持装置の荷重負荷状態を示す模式図である。
【0023】
図1に示すインクジェット式記録装置1(以下、単に記録装置という)は、記録装置本体3に着脱可能な給送用カセット5を備えている。給送用カセット5に積層されるシート状媒体である被記録媒体Pは、給送ローラ7側へ揺動するホッパ9により給送ローラ7の外周面に押圧され、給送ローラ7の駆動回転によって搬送ローラ11へ向けて1枚ずつ自動給送される。記録装置本体3には、被記録媒体Pにインクを噴射して記録を行う記録ヘッド13を被記録媒体Pに対して主走査方向に走査させるためのキャリッジ15を備えている。キャリッジ15には、各色のインクが充填されたインクカートリッジが着脱可能に搭載され、インクカートリッジから記録ヘッド13へ各色のインクが供給される。記録ヘッド13は、プラテン17と対向する位置で主走査方向へ往復動し、ヘッド面に多数配置されているノズルからプラテン17上を搬送される被記録媒体Pへインクが噴射されて記録が実行される。記録が完了した被記録媒体Pは、排出ローラ19によって副走査方向へ排出される。
【0024】
以下、本発明の媒体送り駆動軸の支持装置について、排出ローラ19を例にとって具体的に説明する。排出ローラ19は、排出駆動ローラ21と排出従動ローラ23とから構成されている。排出駆動ローラ21は、媒体送り駆動軸に相当する樹脂製の排出駆動軸25の周囲にゴム等で構成されたローラ要素(図示せず)が設けられるものであり、その両端はそれぞれ第1軸受部と第2軸受部に相当する軸受部27、軸受部29によって回転可能に支持されている。
【0025】
排出駆動軸25の左側端部には、回転駆動入力部材に相当する傘型の駆動ギア31が固定されている。該駆動ギア31は、図2に示す如く図示しない駆動源の回転駆動が伝達される2つの駆動伝達ギア33、35を介して回転駆動するようになっている。図3に示す如く、傘型の駆動ギア31は排出駆動軸25の先端37に固定具39によって固定されており、この固定位置の周囲に固定位置を中心として外側へ拡がる円板部41が形成され、円板部41の外周から軸受部27側へ向かって円錐台状の移行部43が形成されている。
【0026】
円錐台状の移行部43の外周には、回転駆動伝達部であるギア歯45が形成されており、隣接する駆動伝達ギア35と歯合している。このような構成により、ギア歯45は、駆動ギア31が排出駆動軸25に固定されている固定位置よりも軸受部27側に変位して位置決めされており、しかもギア歯45の幅Aの少なくとも一部が軸受部27の幅Bと重なるように位置決めされている。本発明では、ギア歯45の幅Aが軸受部27の幅Bの中に含まれる関係にあることが更に好ましく、またギア歯45の幅Aの中心が軸受部27の幅Bの中心と一致する関係にあることがその上更に好ましい。
【0027】
ギア歯45の幅Aの少なくとも一部が軸受部27の幅Bと重なるように位置決めされることで、以下のような作用効果が得られる。即ち図4に示す如く、ギア歯45には駆動伝達ギア35から荷重Fが負荷されている。従来は上述したように、この荷重Fの掛かる位置が軸受部から軸線方向に離れていたために、排出駆動軸25に大きなモーメントが作用して樹脂製の排出駆動ローラ21が撓む原因となっていた。これに対し本発明では、ギア歯45の幅Aの少なくとも一部が軸受部27の幅Bと重なるように位置決めされているから、荷重Fに起因して排出駆動軸25に作用するモーメントは極めて小さくなる。また、ギア歯45の幅Aの中心が軸受部27の幅Bの中心と一致する関係にある場合には、荷重Fに起因して排出駆動軸25に作用するモーメントはゼロに近いものとなる。従って、排出駆動軸25に作用するモーメントが生じないため、排出駆動ローラ21が撓むことが防止される。
【0028】
尚、上記実施形態ではギア歯45の幅Aの少なくとも一部が軸受部27の幅Bと重なるように構成されているが、このように排出駆動軸25の軸線方向での幅が必ずしも重なった関係になくても、排出駆動軸25の軸線方向におけるギア歯45の位置が、排出駆動軸25の軸線方向における軸受部27の位置の近傍にあれば、上記と実質的に同様な作用効果が得られる。
【0029】
また上記実施形態では、駆動伝達部がギア歯の形態であるが、駆動ギア31に代えてプーリを使用し、駆動伝達ベルトからプーリに対して駆動伝達される実施形態の場合にも、プーリの位置と軸受部27の位置との関係において、上記実施形態と同様な構成を採用することもできる。更に上記実施形態では排出駆動ローラ21を例にとって説明したが、その他の駆動系のローラに関しても同様に本発明を適用することができる。
【0030】
また、本発明の実施形態を記録装置に関して説明したが、液体を液体噴射ヘッドから被噴射媒体に噴射して、液体を被噴射媒体に付着させる液体噴射装置に関しても同様に本発明を適用できる。この場合、液体噴射装置本体が記録装置本体3に対応し、液体噴射ヘッドが記録ヘッド13に対応するものとして、上記実施形態を液体噴射装置に同様に当てはめることができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明に係る媒体送り駆動軸の支持装置を適用した記録装置の側面図。
【図2】本発明に係る媒体送り駆動軸への駆動伝達系を示す斜視図。
【図3】本発明に係る媒体送り駆動軸の支持装置の側断面図。
【図4】本発明に係る媒体送り駆動軸の支持装置の荷重負荷状態を示す模式図。
【図5】従来の媒体送り駆動軸の支持装置の荷重負荷状態を示す模式図。
【符号の説明】
【0032】
1 記録装置、3 記録装置本体、5 給送用カセット、7 給送ローラ、9 ホッパ、11 搬送ローラ、13 記録ヘッド、15 キャリッジ、17 プラテン、
19 排出ローラ、21 排出駆動ローラ、23 排出従動ローラ、25 排出駆動軸
27 軸受部、29 軸受部、31 駆動ギア、33 駆動伝達ギア、
35 駆動伝達ギア、37 排出駆動軸の先端、39 固定具、41 円板部、
43 移行部、45 ギア歯、A ギア歯の幅、B 軸受部の幅、P 被記録媒体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転体の軸を成す長尺な駆動軸の両端をそれぞれ支持する第1軸受部及び第2軸受部と、
前記駆動軸の前記第1軸受部より外側の位置において該駆動軸に固定される回転駆動入力部材とを備え、
前記回転駆動入力部材には、前記固定位置より前記第1軸受部側に、駆動源からの駆動力が入力され、駆動伝達上流側の部材から荷重負荷を受ける回転駆動伝達部が形成されており、前記駆動軸の軸線方向における前記回転駆動伝達部の位置が、前記駆動軸の軸線方向における第1軸受部の位置の近傍にあることを特徴とする駆動軸の支持装置。
【請求項2】
互いに対向する駆動ローラと従動ローラとの間にシート状媒体を挟みながら回転してシート状媒体の搬送を行う媒体送りローラにおいて前記駆動ローラの駆動軸を支持する装置であって、
前記駆動軸の両端をそれぞれ支持する第1軸受部及び第2軸受部と、
前記駆動軸の前記第1軸受部より外側の位置において該駆動軸に固定される回転駆動入力部材とを備え、
前記回転駆動入力部材には、前記固定位置より前記第1軸受部側に、駆動源からの駆動力が入力され、駆動伝達上流側の部材から荷重負荷を受ける回転駆動伝達部が形成されており、前記駆動軸の軸線方向における前記回転駆動伝達部の位置が、前記駆動軸の軸線方向における第1軸受部の位置の近傍にあることを特徴とする駆動軸の支持装置。
【請求項3】
請求項1又は2において、前記回転駆動伝達部と前記第1軸受部とがそれぞれ前記駆動軸の軸線方向に幅を有し、前記回転駆動伝達部の幅と前記第1軸受部の幅とが前記駆動軸の軸線方向において少なくとも一部重なっていることを特徴とする駆動軸の支持装置。
【請求項4】
請求項3において、前記駆動軸の軸線方向において、前記回転駆動伝達部の幅が前記第1軸受部の幅の中に含まれる関係にあることを特徴とする駆動軸の支持装置。
【請求項5】
請求項3において、前記駆動軸の軸線方向において、前記回転駆動伝達部の幅の中心と前記第1軸受部の幅の中心とが一致する関係にあることを特徴とする駆動軸の支持装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項において、前記駆動軸が樹脂製であることを特徴とする駆動軸の支持装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項において、前記回転駆動伝達部はギアであることを特徴とする駆動軸の支持装置。
【請求項8】
請求項1から6のいずれか1項において、前記回転駆動伝達部はプーリであることを特徴とする駆動軸の支持装置。
【請求項9】
請求項1から6のいずれか1項において、前記回転駆動入力部材は、前記固定位置を中心として外側へ拡がる円板部と、円板部の外周から第1軸受部側へ向かって形成される円錐台状の移行部とを備え、前記移行部の外周に回転駆動伝達部が形成されていることを特徴とする駆動軸の支持装置。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか1項において、前記駆動ローラは記録装置における排出駆動ローラであることを特徴とする駆動軸の支持装置。
【請求項11】
媒体送りローラと、媒体に記録を実行する記録ヘッドとを備えた記録装置であって、請求項1から10のいずれか1項に記載の駆動軸の支持装置を備えることを特徴とする記録装置。
【請求項12】
媒体送りローラと、媒体に液体噴射を実行する液体噴射ヘッドとを備えた液体噴射装置であって、請求項1から10のいずれか1項に記載の駆動軸の支持装置を備えることを特徴とする液体噴射装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−282330(P2006−282330A)
【公開日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−103916(P2005−103916)
【出願日】平成17年3月31日(2005.3.31)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】