説明

1又は複数の低デューティ・サイクル無線デバイスを支援するための、情報およびスケジュールのコントローラを有するネットワーク・サーバ

例えば、情報あるいはスケジュールのコントローラを有する、もしくは情報あるいはスケジュールのコントローラに対するアクセスを有するモバイル・ポジショニング・センタのようなネットワーク・サーバが提供される。低デューティ・サイクル無線デバイスが低電力動作モードにある場合、低デューティ・サイクル無線デバイスに対する伝送のためのメッセージを格納し、スケジュールされたアウェイク時間中、メッセージを送信する能力を有するネットワーク・サーバを提供する、低デューティ・サイクル無線デバイスのためのスケジュールを有する情報あるいはスケジュールのコントローラが提供される。

【発明の詳細な説明】
【関連出願】
【0001】
本特許出願は、2008年7月16日に出願され、“NETWORK SERVER HAVING AN INFORMATION AND SCHEDULING CONTROLLER TO SUPPORT ONE OR MORE LOW DUTY CYCLE WIRELESS DEVICES”と題された米国特許仮出願61/081330号に対する利益および優先権を主張する。上記出願は参照によって本明細書に完全に組み込まれる。
【0002】
本願は、以下の同時係属の米国特許出願に関連する。本願に関連する米国特許出願は、2008年1月25日に提出され、米国特許出願12/020389号として識別され、代理人明細書060011番を有する、Chong Leeその他による“LOW DUTY CYCLE DEVICE PROTOCOL”、および2007年6月20日に提出され、米国特許出願11/766068号として識別され、代理人明細書050968番を有する、Chong Leeその他による“LOW DUTY CYCLE NETWORK CONTROLLER”である。上記の両出願は、譲受人に譲渡され、参照によって本明細書に明確に組み込まれる。
【技術分野】
【0003】
本願の技術は、一般に、延長ハイバネーションあるいは低デューティ・サイクル(low duty cycle)を有する無線デバイスあるいは端末に関し、特に、延長ハイバネーションあるいは低デューティ・サイクルを有する無線デバイスあるいは端末を支援するための、情報あるいはスケジュールのコントローラを有するモバイル・ポジショニング・センタあるいはネットワーク・サーバに関する。
【背景技術】
【0004】
ロケーションおよび/あるいはポジションをベースにしたサービスにアクセスし、使用するための無線デバイスあるいは端末の能力は、ユビキタスになってきている。いくつかのアプリケーションは、実際、無線デバイスあるいは端末のロケーションあるいはポジションを必要とする。例えば、北米におけるエンハンスト911サービスの導入は、緊急応答呼出(すなわち911呼出)が行われる場合に、緊急応答機関(PSAP)に提供されるべき無線デバイスのポジションあるいはロケーションを必要とする。
【0005】
いくつかの遠隔設置された実例において、バッテリで動作する無線デバイスあるいは端末は、機器の動作ステータス情報をモニタし、より中心に位置する情報処理デバイスあるいはセンタに情報を送信するために使用される。これらのデバイスの長期動作を容易にするために、バッテリで動作する無線デバイスを、「スリープ」状態、あるいは低電力動作モードにして、大部分の時間の間、バッテリ電力を節約し、無線デバイスが実際に機能する必要がある期間の間だけ十分なバッテリ電力を提供することが望ましい。例えば、船上の積荷のコンテナのためのラジオ周波数識別ユニットは、1時間に1回か、1日に1回かといったように、ロケーションを送信する必要があるだけである。その他の用途は、異なる動作上の要求および時間フレームを有しうる。
【0006】
バッテリ寿命を延ばすために、上記で引用された共同所有の特許出願は、何よりもまず、低デューティ・サイクル・コントローラおよび低デューティ・サイクル・デバイスを開示する。低デューティ・サイクル・コントローラは、通信ネットワークによって、この低デューティ・サイクル・コントローラと、動作中の1又は複数の低デューティ・サイクル・デバイスとの間の同期を維持する。この同期は、通信ネットワークのプロトコルおよびタイミングとは個別に維持される。低デューティ・サイクル・デバイスは、信号の送信、受信、および処理を禁止する延長ハイバネーション・モードで動作する。
【0007】
低デューティ・サイクル・コントローラおよびデバイスは便利であると同時に、多くのポジションおよび/あるいはロケーションをベースにしたサービスが、デバイスの実際のポジションあるいはロケーションを生成するモバイル・ポジショニング・センタおよびポジション決定機器を使用する。更に、その他のネットワーク・ベースのサーバは、デバイスとの間で、メッセージあるいは伝送を送るもしくは受信することが必要とされる。現在、モバイル・ポジショニング・センタや、関連付けられたポジション決定機器や、あるいは様々なその他関連付けられたネットワーク・サーバおよびアプリケーションは、低デューティ・サイクル・デバイスと効率的に通信するための能力を今のところ取り入れていない。したがって、低デューティ・サイクル・デバイスを支援するための能力を有するモバイル・ポジショニング・センタや、その他のネットワーク・サーバ等を提供することが望ましいだろう。
【発明の概要】
【0008】
本明細書において開示される本願の技術の実施形態は、情報あるいはスケジュールのコントローラを有するネットワーク・サーバ、もしくは、情報あるいはスケジュールのコントローラへのアクセスを提供することによって、上述されたニーズに対処する。ネットワーク・サーバは、このネットワーク・サーバを基地局に結合するための少なくとも1つのネットワーク・インタフェースを含む。少なくとも1つのネットワーク・インタフェースに結合されたプロセッサは、基地局を経由して、少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスとの間で、信号を受信および送信するように適合される。情報あるいはスケジュールのコントローラは、低デューティ・サイクル無線デバイスがいつアウェイクしているかについての情報を、プロセッサに提供するように適合される。ここで、ネットワーク・サーバは、低デューティ・サイクル無線デバイスがハイバネーション・モードからアウェイクすると、基地局を経由して、無線ネットワークによって、情報を低デューティ・サイクル無線デバイスに送信するように適合される。
【0009】
本明細書において開示される本願の技術の別の実施形態は、ネットワーク・サーバにおいて、低デューティ・サイクル無線デバイスからメッセージを受信し、低デューティ・サイクル無線デバイスに対してメッセージを送信するための方法を提供することによって、上述されたニーズに対処する。この方法は、少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスのために、アウェイク時間をスケジュールすることを含む。ネットワーク・サーバは、アウェイク時間中、送信のために、少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスに送信されるべきメッセージを格納する。この少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスは、スケジュールされたアウェイク時間の間はウェイクさせられており、ネットワーク・サーバは、少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスのための格納されたメッセージを送信する。
【0010】
本明細書において開示される本願の技術の更にその他の実施形態は、コンピュータに、少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスのためのアウェイク時間をスケジュールさせるコンピュータ読取可能媒体に格納されたコンピュータ実行可能コードを含むコンピュータ・プログラム製品を提供することによって、上述されたニーズに対処する。この実行可能コードは更に、少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスが延長ハイバネーションを有しうるように、コンピュータに、アウェイク時間中、送信のために、少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスのためにメッセージを格納させ、スケジュールされたアウェイク時間中、少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスのための格納されたメッセージを送信させる。
【0011】
本明細書において開示される本願の技術の更に別の実施形態は、基地局にネットワーク・サーバを接続する手段と、基地局を経由して、低デューティ・サイクル無線デバイスとの間で、信号を送信および受信する手段とを有するネットワーク・サーバを提供することによって、上述されたニーズに対処する。このネットワーク・サーバは更に、信号の伝送を、低デューティ・サイクル無線デバイスがアウェイクしている時間と同期させるために、低デューティ・サイクル無線デバイスへの伝送をスケジュールする手段を更に含む。ここで、低デューティ・サイクル無線デバイスがハイバネーション・モードからアウェイクすると、ネットワーク・サーバは、基地局を経由して、無線ネットワークによって、低デューティ・サイクル無線デバイスに情報を送信するように適合される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、本願の技術の典型的な実施形態に従う、無線デバイスと、基地局と、モバイル・ポジショニング・センタと、ポジション決定機器と相互接続する無線ネットワークの簡略化されたブロック図である。
【図2】図2は、本願の技術の1つの態様に従う、呼出フローを例示する図である。
【図3】図3は、本願の技術の1つの態様において、無線デバイスとモバイル・ポジショニング・センタとのアウェイク・モードおよびハイバネーション・モードのスケジュールの同期を例示する図である。
【図4】図4は、モバイル・ポジショニング・センタの一部を、本願の技術に関連するように例示する機能ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本願の技術は、図に関連して、ここから説明されるだろう。本願の技術が、とりわけ、ロケーションあるいはポジション情報を使用するモバイルの無線デバイスに関して説明されながらも、この技術が、その他の異なるアプリケーションにおいて使用されうるということを、当業者は本開示を読むに際に認識するだろう。従って、本明細書において説明された典型的な実施形態が、ロケーションあるいはポジションをベースにした情報に関連付けられながらも、ロケーションあるいはポジション情報に関連付けられたメッセージは、例えば、フロー情報、気温情報、バッテリ・チャージなどのような、ロケーションあるいはポジションではない情報に関するメッセージでありうるということを、当業者は本開示を読む際に認識するだろう。更に、ロケーションあるいはポジション情報は、例えば、プライベートおよびパブリック・ネットワーク、WLAN、WWAN、WiFi、WiMax等を含む多数の異なる無線ネットワークにおける、多数の技術を使用して、生成あるいは推定される。通信プロトコルは、例えば、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク・プロトコル、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーション(GSM(登録商標))・ネットワーク・プロトコル、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク・プロトコル、単一キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)ネットワーク・プロトコル等を含みうる。加えて、ロケーションあるいはポジション情報は、衛星ベースのポジショニング・システムか、地上ベースのポジショニング・システムか、あるいは、当該技術分野において一般に知られるハイブリッド・ポジショニング・システムである。例えば、衛星ベースのポジショニング・システム(SPS)は、グローバル・ポジショニング・システム(軍隊によって展開された当初は、NAVSTAR GPSと称されたGPS)を用いる。もちろん、GPSは、SPSの一例に過ぎず、その他のグローバル・ナビゲーション衛星システム(GNSS)や、ガリレオ・ポジショニング・システム(欧州)や、Glonass(ロシア)や、Compass/Beidou(中国)や、QZSS(日本)や、それらの組み合わせ等のような、その他のSPSが使用されうる。
【0014】
当該技術分野において標準的ないくつかのアプリケーションは、ロケーション・ベースのサービスを参照し、当該技術分野において標準的ないくつかのアプリケーションは、ポジション・ベースのサービスを参照しているので、本明細書におけるロケーションあるいはポジションへの参照は、広く解釈されるべきである。
【0015】
本願の技術は、延長された低デューティ、ハイバネーション、スリープ、あるいは低電力モードもしくはサイクルを有する無線デバイスに関連して説明されるだろう。これらの用語は、置換可能に使用され、無線デバイスの主要ではない機能が、バッテリ電力を節約するためにシャット・オフあるいは電源を切られることを示す。1つの典型的な実施形態において、ハイバネーション・モードにある無線デバイスは、無線通信ネットワークによって送信された信号を送信、受信、および/あるいは処理することができない可能性がある。別の典型的な実施形態において、低電力モード中、無線デバイスは、予めスケジュールされた時間において、デバイスに電力を供給することを容易にするために、単に時計あるいはタイマに電力を提供する。一般に、本願の技術について述べることは、低電力での動作のためのハイバネーションと、より高電力での動作のためのアウェイクとに関して説明される。高電力での動作は、低電力モードの逆として提供され、効率的に信号を送信、受信、および処理できるようにデバイスの電力を増加することを含む。
【0016】
本願の技術は更に、特定の典型的な実施形態に関連して説明されるだろう。用語「典型的」は本明細書において、「例、実例、例示として役立つこと」を意味するために使用される。「典型的」として本明細書において説明される実施形態は、必ずしもその他の態様より好ましい、あるいは有利なものとして解釈されるものではない。更に、典型的であると特に特定されていない限り、説明される実施形態はいずれも典型的であると見なされるべきである。
【0017】
まず図1に関して、典型的なシステム100を例示する簡略化されたブロック図が提供される。システム100は、無線ネットワーク106を経由して基地局104と相互に接続された無線デバイス102を含む。モバイル・ポジショニング・センタ(MPC)108が、基地局104に接続され、ポジション決定機器(PDE)110がモバイル・ポジショニング・センタ108に接続される。典型的な実施形態がMPC108に関連して説明されながらも、MPC108は、基地局104を経由して、無線デバイス102へ情報を送信し、無線デバイス102から情報を受信できる任意のタイプのネットワーク・サーバであり、MPC108は、このようなネットワーク・サーバの1つの一般的な実例に過ぎない。時々、ユーザ機器(UE)等と称されうる無線デバイス102は、例えば、セルラ電話、ラジオ周波数識別ユニット、情報携帯端末、ハンドヘルド・コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、あるいはポジションあるいはロケーションをベースにしたサービスのための情報を提供することや、あるいはそれらのサービスを実行することができる任意の無線電子デバイスを備える。ラジオ周波数識別ユニットは、セルラ電話、MP3プレイヤ、およびその他のポータブル電子デバイスに含まれうる。基地局104は、従来、例えば、利便性および簡潔性のために図示されていないシステム100のその他の構成要素を含むだろう。このようなその他の構成要素は、当該技術分野において一般に知られる、基地局タワー(BST)、基地局コントローラ(BSC)、およびモバイル切替センタ(MSC)等を含む。情報あるいはスケジュールのコントローラ(IC)112は、図示されるように、MPC108と共に配置されうる。代替的に、情報あるいはスケジュールのコントローラ112は、PDE110と共に配置される、あるいは、(スタンド・アロンの情報あるいはスケジュールのコントローラ114によって、点線で図示されるように)MPC108によってアクセス可能な別のアプリケーション内に存在する。基地局104に接続された1つの無線デバイス102だけが示されながらも、システム100が、複数の基地局等に接続された複数のデバイスを備えうることを、当業者は本開示を読む際に認識するだろう。
【0018】
1つの典型的な実施形態によると、無線デバイス102は、SPSに関連付けられた衛星116から受信された信号に一部基づいて、自己のポジションあるいはロケーションを推定しうる。無線デバイス102は、自己のロケーションに関する支援を要求するために、関連付けられた基地局104を経由する無線ネットワーク106のアップリンク部によって、MPC108およびPDE110と通信するように構成されうる。MPC108およびPDE110は、基地局104を経由する無線ネットワーク106のダウンリンク部によって、要求された情報を無線デバイス102に送信しうる。1つの典型的な実施形態において、無線通信ネットワークのこのようなダウンリンク部は、最初のシステム捕捉のためにビーコン機能を提供するパイロット・チャネルと、システム捕捉において必要とされるシステム・パラメータを伝送するための同期チャネルと、オーバヘッド・メッセージと、ページと、セットアップ・メッセージと、指令とを伝送するために使用されるページング・チャネルとを含みうる。ダウンリンク部において無線デバイス102に送信される情報も、例えば、無線デバイス102等を制御および/あるいは設定するためのコマンドを含みうる。典型的な実施形態におけるその他の情報は、現在視野にある衛星の識別情報と、補正率と、予期されるべきドップラー・シフトに関する情報といった、当該技術分野において一般に知られる情報とを含みうる。この現在視野にある衛星の識別情報から、無線デバイス102は、この視野にある衛星のロケーションに関する情報を受信できる。以下に更に説明されるように、無線デバイス102は、MPC108、PDE110、および関連付けられたアプリケーションあるいはサービスから、情報を受信することができない延長ハイバネーション・サイクルを有しうる。
【0019】
システム100のダウンリンク部によるMPC108からの伝送は、無線デバイス102に対するコマンドを含みうる。このコマンドは、無線デバイス102のハイバネーションおよびアウェイクのスケジュールを変更することに関連するコマンドを含みうる。ハイバネーションおよびアウェイクのスケジュールを変更することは、ハイバネーション・スケジュールを短くすることや、ハイバネーション・スケジュールを長くすることや、開始時間および終了時間を変更することや、あるいはそういったもののいくつかの組み合わせを含みうる。1つの典型的な実施形態において、ハイバネーションおよびアウェイクのスケジュールを変更するためのコマンドは、例えば、バッテリ・チャージ等に関連しうる。この典型的な実施形態において、ハイバネーション・スケジュールは、バッテリ・チャージが予め定められたしきい値を下回ることによって延長され、バッテリ・チャージが予め定められたしきい値を上回ることによって短縮されうる。別の潜在的な典型的な実施形態は、予め定められた期間の間、デバイスが静止しているので、ハイバネーション・スケジュールを延長することができる。別の潜在的な典型的な実施形態は、モニタされた情報において変化が検出されることによって、ハイバネーション・スケジュールを短縮することができる。ハイバネーション・スケジュールにおける変化は、無線デバイス102、MPC108、あるいはそれらの組み合わせから生じうる。
【0020】
無線デバイス102の1つの典型的な実施形態において、無線デバイス102に関連付けられたユーザ機器は、当該技術分野において一般に知られる技術を使用するデバイスにおいて、例えば、衛星116からの信号に基づいて、擬似距離測定を得ることができる。無線デバイス102および/あるいは関連付けられたユーザ機器は、衛星116からの信号を捕捉するために、MPC108およびPDE110と通信して情報を受信し、無線デバイス102および/又は関連付けられたユーザ機器を支援する。無線デバイス102および/あるいは関連付けられたユーザ機器のロケーションは、捕捉された衛星116から得られた擬似距離測定に基づいて推定されうる。自己のロケーションを推定する代わりに、無線デバイス102および/又は関連付けられたユーザ機器は、無線ネットワーク106および基地局104を経由するアップリンクによって、PDE110あるいは当該技術分野において一般に知られるアプリケーション・サービスに、擬似距離測定を送信しうる。
【0021】
図2おいて、ロケーション要求を求めるデータ・フローの典型的な例示が提供される。ロケーション要求に関して説明されている一方で、当業者は、無線デバイス102に対するその他の要求、ブロードキャスト、および伝送が、同様の呼出フローの後に続くことを、本願を読む際に認識するだろう。例えば、1つの代替情報要求を例にあげると、アプリケーションは、ロケーション情報の代わりに、無線デバイスからの気温情報を要求することができる。最初に、この典型的な実施形態において、アプリケーション120は、イベント204において、当該技術分野において一般的に理解されるように、無線デバイス102に対して、ロケーション要求(LR)202を起動しうる。LRは、本明細書において、総称的に、情報あるいはデータ要求として称されうる。イベント208では、MPC108/PDE110において、LR202が受信され、無線デバイス102に対するポジション要求呼出206が生成される。無線デバイス102が伝送を受信も処理もできないとMPC108が判定した場合に、ポジション要求呼出206は、キャッシュ、バッファ、あるいは永続的もしくは一時的なメモリのような、メモリに格納されうる。これは、下記で更に説明されるだろう。無線デバイス102が伝送を受信および/あるいは処理できる場合、イベント208において、無線デバイス102に対するポジション要求呼出206が実行される。無線デバイス102は、ポジション要求呼出206を受信し、イベント212において、ロケーション・メッセージ210を返す。ロケーション・メッセージ210は、無線デバイス102のロケーション(あるいはロケーションの近似値)を含みうる、あるいは、ロケーション・メッセージ210は、無線デバイス120のロケーションを判定するのに必要とされる情報を含みうる。イベント214において、無線デバイス102のロケーションが、アプリケーション120に提供されるだろう。
【0022】
ロケーション・メッセージ210が、無線デバイス102のロケーションを判定するために必要な情報を含んでいる場合、MPC108は、イベント216においてPDE110を呼び出し、ロケーション・メッセージと、無線デバイス102のロケーションを計算するための要求とを送信しうる。PDE110は、ロケーションを計算し、イベント218において、そのロケーションをMPC108に返す。このロケーションはその後、イベント214において、アプリケーション120に送信される。
【0023】
上記で特定されたように、無線デバイス102は、延長ハイバネーション期間および制限されたアウェイク期間もしくはサイクルを有する低デューティ・サイクル無線デバイスでありうる。ハイバネーションおよびアウェイクのスケジュールは、不変、可変、あるいはそれらの組み合わせでありうる。可変である場合、無線デバイス102が伝送を受信する現在のアウェイク時間中、設定情報が、その後のアウェイク時間をスケジュールする際に提供されうる。更に、デバイス102は、アウェイク時間中、従来の無線ネットワーク・プロトコルに従って動作するように設定されうる。例えば、CDMAネットワークにおいて、無線デバイス102は、ページング・チャネルに注意を向けることや、メッセージを受信することや、メッセージを送ることのような、スロット・モード動作を実行しうる。このように、無線デバイス102は、システム100のアップリンク部を使用して、MPC108に情報を送信しうる。同様に、無線デバイス102は、システム100のダウンリンク部を使用して、MPC108から情報を受信しうる。
【0024】
1つの典型的な実施形態において、延長ハイバネーション期間を有する無線デバイス102は、下記に更に説明されるように、MPC108と組み合わされた(あるいは、IC114のように、MPC108とは別の、アプリケーション内に存在する)IC112と同期してアウェイクするように設定されうる。無線デバイス102とMPC108/IC112との間の同期は、ハイバネーション・サイクルを送信および受信することを含みうる。これは、例えば、連続するウェイク・アップの間の時間や、アウェイク期間の持続時間などを含みうる。無線デバイス102あるいはIC112は、無線デバイス102からの情報に依存して、ハイバネーション・サイクルを変更しうる。例えば、無線デバイス102のためのバッテリ電力が、1又は複数の予め定められたしきい値を下回った場合、ハイバネーション時間は、対応する長さに延長されうる。このような長さは予め定められる、あるいは予め定められた式等に基づいて計算される。
【0025】
特定の典型的な実施形態において、無線デバイス102は、MPC108によって支援されるエリアにある場合、MPC108のIC112(あるいは個別のアプリケーション114)に登録する。この場合、アウェイク期間中、無線デバイス102は、基地局104からの信号を捕捉し、例えば、CDMAネットワークのセルのようなセルに加わるデバイスを登録するために使用される技術と同様のものを使用して、MPC108と情報を交換する。このような登録の一環として、無線デバイス102は、例えば、識別情報や、無線デバイス102の特定の能力を示す情報や、ハイバネーション・モードのスケジュールを特定する情報等のような属性を示す。MPC108は、1つの典型的な実施形態において、配信保留中の無線デバイス102へのメッセージをトリガするために、この情報を使用するだろう。いくつかの実施形態において、例えば、MPC108は、アウェイク期間を延長する、あるいは全ての保留中のメッセージあるいは要求の伝送を可能にするようにスケジュールしうる。
【0026】
1つの典型的な実施形態におけるMPC108は、無線デバイス102が、スケジュールされていないアウェイク期間にあることを示す信号を無線デバイス102から受信するように構成されうる。スケジュールされていないアウェイク期間中、MPC108は、ダウンリンクによって、無線デバイス102のための保留中のメッセージおよび伝送を、無線デバイス102に送信しうる。
【0027】
図3に図示されるように、伝送スケジュールについての1つの典型的なタイミング図300が提供される。無線デバイス102およびMPC108/IC112の、時間にわたる動作は、デバイスから伸びる線によって表される時間で与えられる。認識されうるように、低デューティ・サイクル・デバイスのグループは、MPC108/IC112と同期されうる。このように、伝送を一定にするために、低デューティ・サイクル・デバイスは、開始時間302において、スケジュールされた最初のアウェイク時間を有するだろう。各特定の無線デバイスは、開始時間302において、あるいは、開始時間302の後の、一般にハッシュ・ウェイク・アップ時間304と称される予め定められた期間において、アウェイクするようにスケジュールされるだろう。開始時間302とハッシュ・ウェイク・アップ304との間のオフセット306の後、メッセージ308がMPC108から無線デバイス102にブロードキャストされうるように、ハッシュ・ウェイク・アップ304が、無線デバイス102とMPC108/112の両方に知られるだろう。開始時間302と終了時間312との間にアウェイクされるようにスケジュールされた、無線デバイス102ごとに異なるオフセット306は、開始302および終了312によって定義された間隔にわたって実質的に均一に、各デバイスの実際のウェイク・アップを分布させるように、定式化されうる。1つの実施例において、ハッシュ・ウェイク・アップ時間304およびオフセット306は、無線デバイス102によって決定される。別の実施例において、ハッシュ・ウェイク・アップ時間304およびオフセット306は、IC122によって決定される。更に別の実施例において、ハッシュ・ウェイク・アップ時間304およびオフセット306は、無線デバイス102およびIC112の組合せによって決定される。無線デバイス102は同様に、メッセージ310をMPC108にブロードキャストしうる。MPC108が最初に無線デバイス102にブロードキャストするように示されているものの、いくつかの実施形態において、MPC108が無線デバイス102に対して送信する前に、無線デバイス102がMPC108に送信できるということに留意されたい。更に、いくつかの場合において、MPC108および無線デバイス102は、フル・デュプレクス・ネットワークによって、実質的に同時に送信しうる。メッセージ308および310は、送られるべきメッセージが存在しなくなるまでブロードキャストされるだろう。この時、無線デバイス102は、ハイバネーション・モード314に入るだろう。最後に、終了時間312において、予め定められた期間、いかなる追加のメッセージの受信も送信もないこと基づいて、無線デバイスは、ハイバネーション・モード314にまだ入っていない場合、スケジュールされたハイバネーション・モードに入るだろう。メッセージ308あるいはメッセージ310は、特定のその他のメッセージに応じて、あるいは、全てのメッセージをブロードキャストするのに十分な時間を可能するために、無線デバイス102のアウェイク時間を延長するための命令群を含みうることに注目されたい。ハイバネーションに入らないためのメッセージは、キープ・アライブ・メッセージあるいはKAメッセージとも称されうる。図3が、延長ハイバネーション・スケジュールを含む、伝送のためのタイミング図の1つの実例だけを示している一方で、その他のスケジュールが考えられる。設計上の選択として、MPC108は、伝送選択プロセスの一環として、ハイバネーション・モード期間中に、無線デバイス102に送られるべきメッセージを優先する。加えて、メッセージ308あるいは310の何れかが、アウェイク期間を延長して、現在のアウェイク期間中に全ての保留中のメッセージの伝送を可能にするための延長時間を含みうるので、1つのアウェイク時間から次のアウェイク時間へ、メッセージがメモリに保持される必要がない。
【0028】
キープ・アライブ・メッセージ310あるいはメッセージ308が受信されることなく、ハイバネーション314あるいは終了時間312に達すると、無線デバイス102は、ハイバネーション316に入るだろう。ハイバネーション・モード316は、図示されるように、次のスケジュールされたアウェイク期間まで継続するだろう。しかし、いくつかの実施形態において、ハイバネーション・モード316の間、無線デバイス102は、スケジュールされていないアウェイク信号318を、MPC108/IC112に送信しうる。スケジュールされていないアウェイク信号318は、MPC108に任意の保留中のメッセージ308を送信させ、無線デバイスが任意の保留中のメッセージ310を送信することを可能にする。スケジュールされていないアウェイク信号318の受信は、アクティブあるいはアウェイクであることに関連付けられた特定の時間を提供するように予めプログラムされうる。代替的に、無線デバイス102および/あるいはMPC108は、スケジュールされていないアウェイク時間の持続時間を示すインジケーションを提供するために、構成要素を送信しうる。
【0029】
図4において、本願の技術に関連するMPC108の一部の典型的な機能ブロック図が提供される。MPC108の構成は、当該技術分野において一般に知られており、本明細書においては、十分に再現されないだろう。典型的な実施形態におけるMPC108は、プロセッサ402を含む。プロセッサ402は、MPC108の動作のために必要とされうるような、多くの入力および/又はデータを処理するために、MPC108のコンピューティング機能を制御する。プロセッサ402は、従来型のマイクロプロセッサや、チップセットや、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ・ロジックや、サーバや、ラップトップもしくはデスクトップのような従来型のコンピュータ等のような、任意の従来型のプロセッサでありうる。MPC108は、ネットワーク・インタフェース404を有する。ネットワーク・インタフェース404は、MPC108を、基地局104と、音声および/又はデータ・ネットワーク406とに結合する。単一のネットワーク・インタフェース404として図示されているが、MPC108は、設計上の選択として、異なるタイプのネットワークに接続するために、いくつかのネットワーク・インタフェースを有しうる。基地局104と、音声/データ・ネットワーク406と、MPC108との間の接続は、設計上の選択として、有線あるいは無線接続でありうる。MPC108は、ユーザ・インタフェース(UI)408を備えうる。UI408は、例えば、ビジュアル・ディスプレイや、キーボードや、トラックボールや、マウスや、ライト・ペンや、グラフィカル・ユーザ・インタフェースや、マイクロフォンや、スピーカや、あるいはそれらの組合せのような、任意の従来型のインタフェースでありうる。UI408によって、無線デバイス102に関連付けられたデューティ・サイクルのスケジュールおよび設定の手動更新が可能となる。プロセッサ402は更に、メモリ410と相互接続される。メモリ410は、プロセッサ402によって実行されるべき処理命令群を格納しうる。メモリ410は更に、IC112に関連付けられた低デューティ・サイクル・スケジュールを格納しうる。IC112は、ネットワーク・インタフェース404によってアクセス可能な、プロセッサ402や、(図示されたような)MPC108に組み込まれたスタンド・アロンのプロセッサや、(図1に点線で図示されたような)リモート・アプリケーション114と統合されうる。MPC108が、無線デバイス102のような1又は複数の低デューティ・サイクル無線デバイスとの間でメッセージ308、310を送信および受信しうる場合のために、IC112は、図3に関連付けて説明されたような制御信号を提供するためにスケジュールにアクセスしうる。
【0030】
本明細書で説明された方法体系は、アプリケーションに依存する様々な手段によって実施されうる。例えば、この方法体系は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、あるいはそれら任意の組合せにおいて実施されうる。ハードウェアにおける実施では、1あるいは複数のアプリケーション特有集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書において説明される機能を実行するように設計されたその他の電子ユニット、あるいはそれらの組合せ内で、処理ユニットが実現されうる。
【0031】
ファームウェアおよび/あるいはソフトウェアにおける実施では、方法体系は、本明細書で説明された機能を実行する(例えば、手順、機能などのような)モジュールを用いて実施されうる。命令群を明白に組み込む任意のマシン読取可能媒体が、本明細書において説明された方法体系を実施する際に使用されうる。例えば、ソフトウェア・コードが、メモリに格納され、プロセッサ・ユニットによって実行されうる。メモリは、プロセッサ・ユニット内、あるいはプロセッサ・ユニットの外側に実装されうる。本明細書において使用されるように、「メモリ」は長期間か、短期間か、揮発性か、不揮発性か、その他のメモリかのうちの任意のタイプを称し、メモリの任意の特定のタイプやメモリの数、あるいはメモリが格納される媒体のタイプに制限されない。
【0032】
ファームウェアおよび/あるいはソフトウェアにおいて実現される場合、機能は、コンピュータ読取可能媒体上の1又は複数の命令群あるいはコードとして格納されうる。実例は、データ・ストラクチャを用いて符号化されたコンピュータ読取可能媒体およびコンピュータ・プログラムを用いて符号化されたコンピュータ読取可能媒体を含む。コンピュータ読取可能媒体は、物理コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされうる任意の利用可能な媒体である。限定ではなく、例として、このようなコンピュータ読取可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMかその他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置かその他の磁気記憶デバイス、あるいは、命令群もしくはデータ構造へ望まれたプログラムを伝える、もしくは格納するために使用され、コンピュータによってアクセスされうる、その他任意のデバイスを備えうる。本明細書で使用されるようなディスク(disk)及びディスク(disc)は、コンパクト・ディスク(CD)、レーザー・ディスク、光学ディスク、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)・ディスク及びブルーレイ(登録商標)・ディスクを含む。ここで、ディスク(disk)は通常データを磁気的に再生する一方、ディスク(disc)はレーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記のものからなる組み合わせは、コンピュータ読取可能媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0033】
コンピュータ読取可能媒体における記憶装置に加えて、命令群および/あるいはデータが、通信装置に含まれる伝送媒体に、信号として提供されうる。例えば、通信装置は、命令群およびデータを示す信号を有するトランシーバを含みうる。命令群およびデータは、1又は複数のプロセッサに、特許請求の範囲において要点が説明される機能を実施させるように構成される。通信装置は、開示される機能を実行するための情報を示す情報を持つ伝送媒体を含む。第1度目において、通信装置に含まれる伝送媒体は、開示された機能を実行するための第1の部分の情報を含む。その一方で、第2度目において、通信装置に含まれる伝送媒体は、開示される機能を実行するため第2の部分の情報を含みうる。
【0034】
開示された実施形態の以上の説明は、当業者に対して本発明を製造あるいは使用することを可能にするために提供される。これらの実施形態に対する多様な変形例は当業者にとって容易に明らかになるであろう。また本明細書において規定された一般的原理は、本開示の精神あるいは範囲から逸脱することなく他の実施形態に適用されうる。よって、本発明は本明細書において示された実施形態に限定されるよう意図されたものではなく、本明細書において開示される原理および新規の特徴と矛盾しない最大範囲であると認められるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク・サーバであって、
基地局に結合された少なくとも1つのネットワーク・インタフェースと、
前記少なくとも1つのネットワーク・インタフェースに結合され、前記基地局を経由して、少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスとの間で、信号を受信および送信するように適合されたプロセッサと、
前記低デューティ・サイクル無線デバイスがいつアウェイクしているかについての情報を前記プロセッサに提供するように適合された情報あるいはスケジュールのコントローラとを備え、
前記ネットワーク・サーバは、前記低デューティ・サイクル無線デバイスがハイバネーション・モードからアウェイクすると、前記基地局を経由して、無線ネットワークによって、前記低デューティ・サイクル無線デバイスに情報を送信するように適合されたネットワーク・サーバ。
【請求項2】
前記ネットワーク・サーバがモバイル・ポジショニング・センタである請求項1に記載のネットワーク・サーバ。
【請求項3】
前記情報あるいはスケジュールのコントローラが、前記プロセッサに統合された請求項1に記載のネットワーク・サーバ。
【請求項4】
前記情報あるいはスケジュールのコントローラは、前記ネットワーク・サーバから離れている請求項1に記載のネットワーク・サーバ。
【請求項5】
前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスとの間で送信された信号は、ロケーション情報を備える請求項2に記載のネットワーク・サーバ。
【請求項6】
前記ロケーション情報は、擬似距離測定を備える請求項5に記載のネットワーク・サーバ。
【請求項7】
前記ロケーション情報は、衛星ポジショニング・システムに関連付けられた情報を備える請求項5に記載のネットワーク・サーバ。
【請求項8】
前記モバイル・ポジショニング・センタが、ポジション決定機器に結合された請求項2に記載のネットワーク・サーバ。
【請求項9】
前記ネットワーク・サーバは、符号分割多元接続プロトコルに従って、前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスとの間で、情報を送信および受信する請求項1に記載のネットワーク・サーバ。
【請求項10】
前記ネットワーク・サーバは、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーション・プロトコルに従って、前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスとの間で情報を送信および受信する請求項1に記載のネットワーク・サーバ。
【請求項11】
前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスが、スケジュールされていない時間にアウェイクしていることを示すスケジュールされていない信号を、前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスから受信するように更に適合された請求項1に記載のネットワーク・サーバ。
【請求項12】
前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスのためのハイバネーションおよびアウェイクのスケジュールに関する情報を格納するように適合されたメモリを備える請求項1に記載のネットワーク・サーバ。
【請求項13】
前記情報あるいはスケジュールのコントローラは、前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスのためのアウェイク・モードの開始時間および終了時間を決定する請求項1に記載のネットワーク・サーバ。
【請求項14】
前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスのためのアウェイク・モードが、前記開始時間からのオフセットにおいて開始するように、前記情報あるいはスケジュールのコントローラが、前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスのための前記オフセットを決定する請求項13に記載のネットワーク・サーバ。
【請求項15】
前記ネットワーク・サーバは、保留中のメッセージを送信するために、アウェイク時間を、前記終了時間を越えて延長する請求項13に記載のネットワーク・サーバ。
【請求項16】
前記情報あるいはスケジュールのコントローラは、前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスから、アウェイク・モードの開始時間および終了時間を受信するように適合された請求項1に記載のネットワーク・サーバ。
【請求項17】
前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスのためのアウェイク・モードが、前記開始時間からのオフセットにおいて開始するように、前記情報あるいはスケジュールのコントローラが、前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスのための前記オフセットを受信するように適合された請求項16に記載のネットワーク・サーバ。
【請求項18】
前記アウェイク・モードの開始時間および前記終了時間は、前記無線デバイスからの情報に基づく請求項13に記載のネットワーク・サーバ。
【請求項19】
前記無線デバイスからの情報は、バッテリ・チャージに関する請求項18に記載のネットワーク・サーバ。
【請求項20】
前記アウェイク・モードの開始時間および終了時間は、前記無線デバイスからの情報に基づく請求項16に記載のネットワーク・サーバ。
【請求項21】
前記無線デバイスからの情報は、バッテリ・チャージに関する請求項20に記載のネットワーク・サーバ。
【請求項22】
ネットワーク・サーバにおいて、低デューティ・サイクル無線デバイスとの間でメッセージを送信および受信する方法であって、
少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスのためのアウェイク時間をスケジュールすることと、
前記アウェイク時間中、送信のために、前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスのためのメッセージを格納することと、
前記スケジュールされたアウェイク時間中、前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスをウェイクさせることと、
前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスのための前記格納されたメッセージを送信することと
を備える方法。
【請求項23】
前記ネットワーク・サーバは、モバイル・ポジショニング・センタである請求項22に記載のメッセージを送信および受信する方法。
【請求項24】
前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスのためのアウェイク時間をスケジュールすることは、前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスとモバイル・ポジショニング・センタとのアウェイク時間を同期させるように、情報あるいはスケジュールのコントローラを操作することを備える請求項22に記載の方法。
【請求項25】
前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスからメッセージを受信することを備える請求項22に記載の方法。
【請求項26】
前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスのためにハイバネーション時間をスケジュールすることを備える請求項22に記載の方法。
【請求項27】
前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスのアウェイク時間を、前記スケジュールされたハイバネーション時間を越えて延長することを備える請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスから、スケジュールされていない伝送を受信することを備える請求項22に記載の方法。
【請求項29】
前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスの情報又はスケジュールを格納することを備える請求項22に記載の方法。
【請求項30】
前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスの情報又はスケジュールは、アウェイク開始時間、オフセット、あるいはアウェイク終了時間のうちの少なくとも1つを備える請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスの情報又はスケジュールは、前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスからの情報に基づく請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスからの情報は、バッテリ・チャージに関する請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスが伝送を受信する、アウェイク時間からのオフセットを決定することを更に備える請求項22に記載の方法。
【請求項34】
コンピュータ読取可能記憶媒体に格納されたコンピュータ実行可能コードを含むコンピュータ・プログラム製品であって、前記コンピュータ読取可能記憶媒体は、コンピュータに、
低デューティ・サイクル無線デバイスのためのアウェイク時間をスケジュールさせ、
前記アウェイク時間中、送信のために、前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスためのメッセージを格納させ、
前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスが、延長ハイバネーション・モードを有しうるように、前記スケジュールされたアウェイク時間中、前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスのための格納されたメッセージを送信させる
コンピュータ・プログラム製品。
【請求項35】
モバイル・ポジショニング・センタと、前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスとのアウェイク時間を同期させるための実行可能コードを更に備える請求項34に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項36】
前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスからメッセージを受信するための実行可能コードを更に備える請求項34に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項37】
前記少なくとも1つの低デューティ・サイクル無線デバイスのアウェイク期間を延長するための実行可能コードを更に備える請求項34に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項38】
前記メッセージを受信するための実行可能コードは、スケジュールされていないアウェイク時間中、メッセージを受信するように更に構成された請求項36に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項39】
アウェイク開始時間、アウェイク終了時間、およびオフセットのうちの少なくとも1つを決定するための実行可能コードを更に備える請求項34に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項40】
モバイル・ポジショニング・センタを基地局に接続する手段と、
前記基地局を経由して、低デューティ・サイクル無線デバイスとの間で、信号を受信および送信する手段と、
前記低デューティ・サイクル無線デバイスがアウェイクしている時間と、前記信号の伝送とを同期させるために、前記低デューティ・サイクル無線デバイスに対する伝送をスケジュールする手段とを備え、
前記モバイル・ポジショニング・センタは、前記低デューティ・サイクル無線デバイスがハイバネーション・モードからアウェイクすると、前記基地局を経由して、無線ネットワークによって、前記低デューティ・サイクル無線デバイスに情報を送信するように適合されたネットワーク・サーバ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2011−528544(P2011−528544A)
【公表日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−518919(P2011−518919)
【出願日】平成21年7月16日(2009.7.16)
【国際出願番号】PCT/US2009/050874
【国際公開番号】WO2010/009331
【国際公開日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】