2次元バーコード作成機能付きゲーム機および該ゲーム機連動WEBコンテンツアクセスシステム
【課題】 ゲーム機について所定の条件に到達した場合、ゲーム機のアイテムを改造したり,記念画面をダウンロードしたりするなどの2次元バーコードを生成し、該2次元バーコードを、携帯通信情報端末のカメラで読み取り可能にゲーム機の表示部に表示させることができる2次元バーコード作成機能付きゲーム機を提供する。
【解決手段】 ゲーム機でレースを行った結果、ポイントが加算され、所定の条件が満たされたり、走行距離が一定の距離に達したりした場合には、パーツなどを入手・購入できる2次元バーコードが生成される。2次元バーコードはメッセージとともにゲームの画面に表示される。プレイヤは携帯無線情報端末40でこれを撮影して読み取ることにより、特別な入力操作をすることなくサーバ装置30のゲーム連動WEBコンテンツにアクセスすることができる。このページでは獲得したパーツなどを装着・購入したりできる。
【解決手段】 ゲーム機でレースを行った結果、ポイントが加算され、所定の条件が満たされたり、走行距離が一定の距離に達したりした場合には、パーツなどを入手・購入できる2次元バーコードが生成される。2次元バーコードはメッセージとともにゲームの画面に表示される。プレイヤは携帯無線情報端末40でこれを撮影して読み取ることにより、特別な入力操作をすることなくサーバ装置30のゲーム連動WEBコンテンツにアクセスすることができる。このページでは獲得したパーツなどを装着・購入したりできる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2次元バーコード作成機能付きゲーム機および該ゲーム機で表示される2次元バーコードを携帯無線情報端末で読み込んでゲーム機連動WEBコンテンツにアクセスするシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
TVゲームの補助機能(自分のキャラクタのカスタマイズ・アイテムの購入/選択・記録の閲覧など)を携帯WEBコンテンツで提供する方法は、すでに一般的になりつつある。
しかし、希望する機能を利用するには、まず専用WEBサイトにアクセスし、ユーザ認証(ID,パスワードの入力)やメニュー選択をその都度行う必要があり、携帯端末の劣悪な操作インターフェイスでは、どうしても煩わしさがつきまとう。
これはプレイヤが利用を敬遠する方向に働きかねない為、有料でサービス提供する場合は特に深刻な問題である。
【0003】
図9は上記従来のWEBコンテンツのアクセス方法を説明するための図である。
プレイヤがゲームを行い、ポイントを加算し所定条件などをクリアすると、ゲーム終了時にパーツやポイントを入手したことのメッセージが表示される。プレイヤはこの表示を受けて携帯端末でWEBコンテンツにアクセスし、ID・パスワードを入力することにより認証を行い、希望する機能のページに移動する。移動したページではパーツなどを装着することが可能である。
上記のように携帯端末のボタンを用いて必要なID・パスワードなどを入力する操作となるため目的の機能にたどり着くまでに時間がかかる。また、種々の操作やページを経由するため目的の機能が見つかりずらいという欠点があった。
【0004】
他方、入力を簡易にする方法としてバーコードを用いたゲーム機が提案されている(特許文献1および2)。
特許文献1は、コイン投入により、または、プレイヤがテレビゲームを有利に展開したときバーコード付きカードを排出し、このバーコード付きカードを入力しバーコードをゲーム機が読み取ることによりゲームを楽しむものである。
特許文献2は、ゲーム機に2次元バーコードを読み取るリーダを設け、2次元バーコードを印刷したカードを挿入することにより、カードのデコーダ情報をゲーム装置に送るものである。
上記いずれの特許文献も、ゲーム機にバーコードリーダを設け、既にバーコードが印刷されているカードを用いてゲーム機への情報の入力を容易にし、かつ入力ミスを防止するものである。
【特許文献1】特開平6−154421号公報
【特許文献2】特開2002−65936号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
いずれの特許文献も、カードという媒体にバーコードを印刷し、カードからゲーム装置に入力するものであり、ゲーム装置から得られたゲーム情報を携帯無線情報端末へ入力するものではない。また、サーバ装置のゲーム機連動WEBコンテンツを利用するシステムではない。さらにカードという媒体を用いることは、例えば携帯無線情報端末に情報を移すことを想定した場合、カード読取機に装着するなど読み取りに手間がかかるという欠点がある。
【0006】
本発明の目的は、上記状況に鑑みたもので、ゲーム機について所定の条件に到達した場合、ゲーム機のアイテムを改造したり,記念画面をダウンロードしたり,所定のゲームに関するパーツを購入したりするための2次元バーコードを生成し、該2次元バーコードを、携帯通信情報端末のカメラで読み取り可能にゲーム機の表示部に表示させることができる2次元バーコード作成機能付きゲーム機を提供することにある。
本発明の他の目的は、ゲーム機の前記表示部に表示された2次元バーコードを携帯通信情報端末のカメラで読み取ることにより、携帯通信情報端末で容易にサーバ装置のゲーム機連動WEBコンテンツにアクセスし、ゲーム機連動WEBコンテンツでゲーム機に用いるアイテム改造,記念画面ダウンロード,ゲーム関するパーツ購入などができる2次元バーコードを利用したゲーム機連動WEBコンテンツアクセスシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために本発明の請求項1は、プレイヤを認証する認証手段と、サーバ装置と通信し、ゲームデータ,プレイヤ認証コードなどを送受信する通信部と、プレイヤの操作にしたがってゲームを実行するゲーム実行手段と、ゲーム実行によって所定の条件を満たしたか否かを判断し、所定の条件を満たしたとき、アイテムに装着する対象物を入手もしくは特別の特典を得るか、またはアイテムを購入するかのフラグを引数として付与するためのチェック手段と、WEBコンテンツアドレス,ユーザ認証コードおよび前記フラグを含む2次元バーコードを生成する2次元バーコード生成手段と、前記生成した2次元バーコードを画像表示部に表示するバーコード等表示制御手段とを備え、前記画像表示部に表示された2次元バーコードを、内容を解析できるような品質で表示してカメラで撮影可能にしたことを特徴とする。
本発明の請求項2は、請求項1記載の発明において前記所定の条件は、ゲームを行うことによって与えられるポイント値を加算し、該加算値が予め定めた一定値に達したときであり、この一定値のポイント値によってアイテムを購入できることを特徴とする。
本発明の請求項3は、請求項1記載の発明において前記所定の条件は、通算プレイ回数が一定数を越えたとき、または特定ゲームモードをオールクリアしたときであり、前記アイテムは、ゲームの車のオプションパーツであり、ゲーム連動WEBコンテンツで装着可能であることを特徴とする。
本発明の請求項4は、請求項1記載の発明において前記所定の条件は、加算走行距離が一定数を越えたとき、または特定ゲームモードをオールクリアしたときであり、前記特定の特典は、記念待ち受け画像のダウンロードであることを特徴とする。
本発明の請求項5は、請求項1,2,3または4記載の発明において前記請求項1,2,3または4記載のゲーム機と、カメラ,前記カメラで撮影して得た2次元バーコードの画像を解析する2次元バーコード判別手段,前記解析した2次元バーコードの内容に基づきゲーム連動WEBコンテンツにアクセスし、コンテンツを閲覧,操作可能な携帯無線情報端末と、前記携帯無線情報端末からゲーム連動WEBコンテンツにアクセスがあった場合、該ゲーム連動WEBコンテンツの閲覧などが可能になるように制御するコンテンツ閲覧制御手段,前記2次元バーコードに含まれるIDなどのユーザ認証手段,サーバ装置に記憶されているゲームデータと解析された2次元バーコードに含まれるデータの照合を行うデータ照合手段,前記2次元バーコードに含まれるフラグをチェックするチェック手段および前記チェック手段でチェックされたフラグに基づきアイテムの入手,特典の取得,アイテム購入のための処理を行うチェック結果処理手段を有するサーバ装置とを備え、前記ゲーム機で入手,購入したアイテムまたは特典の取得の2次元バーコードを表示させ、前記携帯無線情報端末で撮影して前記サーバ装置のゲーム連動WEBコンテンツにアクセスすることにより前記アイテムまたは特典を得ることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
上記構成によれば、TVゲーム機がゲーム進行に応じて2次元バーコードを生成・画面表示することにより、プレイヤはその2次元バーコードを撮影、連動WEBコンテンツにアクセスすることで、煩わしい操作をすることなくコンテンツの機能を利用でき、面倒臭さによる利用者離れを防ぐことができる。
またプレイヤ毎に最適なサービスを提供できる。すなわち、2次元バーコードにはWEBコンテンツのアドレスだけでなく、プレイヤコード・入手アイテム・マイレージポイントなどの動的データが含まれており、その状態によって最適なページや機能に誘導したり、メッセージの表示を切り替えたりすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。
図1は、本発明によるゲーム機連動WEBコンテンツアクセスシステムの概略図である。
ゲーム機連動WEBコンテンツアクセスシステムは、ゲーム機の画面からカメラで読み取った2次元バーコードでゲーム連動コンテンツに直接アクセスできる携帯電話機などの携帯無線情報端末40と、携帯無線情報端末40によってネットワークを介してコンテンツ画面を閲覧させ、2次元バーコードによってアクセスした場合には、コンテンツ画面で2次元バーコード対応のサービス(ゲーム機のアイテムのパーツ入手,所定の走行距離達成によるプレゼント,ポイント値によるパーツの購入など)を与えることができる管理サーバ装置30と、管理サーバ装置30とネットワーク接続されレースデータなどを送受信するゲームセンタなどに設置されるゲーム機を組み込んだゲーム筐体1より構成される。
【0010】
ゲーム機は、プレイによってポイント値を加算し、該ポイント値が一定値に達した場合、通算プレイ回数が一定数を越えた場合や特定ゲームモード(例えば、タイムアタックレースモードなど)をすべてクリアした場合、さらに加算走行距離が一定距離に達した場合に、それぞれWEBコンテンツでサービスを与えるため1aで示すような2次元バーコードをゲーム終了時に画面に表示する。
携帯無線情報端末40では、内蔵するカメラにより、2次元バーコードを撮影することができる。撮影された2次元バーコードは携帯無線情報端末40内でデコードされ、その中に含まれるサーバ装置のゲーム機連動WEBコンテンツのURLにアクセスし、対応のサービスを受けることができる。
【0011】
図2は、本発明によるゲーム機連動WEBコンテンツアクセスシステムを構成するゲーム機の外観斜視図で、2台のレースゲーム機1a,1bが並設されているレースゲーム筐体1の例である。
各レースゲーム機の正面に表示部(ディスプレイ)7a,7bが、各座席の前にはハンドル4a,4b,シフトレバー5a,5bがそれぞれ設置されている。さらに下部にはアクセル6a,6b,ブレーキ8a,8bが設けられている。また、各レースゲーム機1a,1bの間にはコイン投入部2a,2bがそれぞれ配置されている。各レースゲーム機1a,1bとの間は勿論、図示しないレースゲーム機との間もサーバ装置を介してレースゲームを行うことができる。
【0012】
各レースゲーム機ではコイン投入,プレイヤ認証,モードセレクトすることによってレースを行い、通算プレイ回数が一定数を越えた場合や特定ゲームモードをオールクリアした場合、加算走行距離が一定数に達した場合、加算されるポイント値が所定値になった場合には、対応のサービスを与えるための2次元バーコード(プレイ認証コード,フラグ,コンテンツのURL,入手アイテム,マイレージポイントなどの動的データなどが含まれる)が生成され、画像表示部7の一部(全画面でも良い)に2次元バーコードが表示される。この2次元バーコードは、携帯電話機のカメラで撮影し解析できる画質で表示される。
なお、上記レースゲーム機や格闘ゲーム機などでは自分のキャラクタを作成し、ゲームをする毎にプレイヤ認証手段(磁気カードや半導体素子など)を用いて成長度合いや取得アイテムなどのプレイ経過をデータとして記録し、該ゲームデータはサーバ装置のメモリ部、またはプレイヤ認証手段そのものに格納できるものである。
【0013】
図3は、図1のゲーム機の回路の実施の形態を示すブロック図である。
コイン投入部2はコイン関連装置23に接続され、コイン関連装置23では投入したコインが収容され、そのデータが入出力制御装置24に送られる。操作部21はアクセル,シフトレバー,ブレーキ,ハンドルなどを含んでおり、これら情報は入出力制御装置24に送られる。さらに実行ボタン,選択ボタンなどがあり、同様に入出力制御装置24に送られる。入出力制御装置24は受信したデータをバス25を介してCPU20に送出する。また、各個人の認証のためのIDを記憶するための磁気カードなどの記録媒体15を差し込むためのカード挿入部3が設けられている。カード挿入部3はカード制御部11に接続され、カード制御部11は挿入される記録媒体15からプレイヤ認識のIDデータを読み取る。ROM29にはレースゲームの制御および実行するプログラムおよび必要なデータが格納されており、RAM10はCPU20が演算を行うときに作業エリアとして用いられる。RAM10は、また作成したレースデータや読み込んだデータを一時的に保持する。
【0014】
ゲーム機は入出力制御装置24,ネットワークを介してサーバ装置30に接続されている。他のゲーム機も同様に接続されている。サウンド処理部27ではCPU20からの指示により、BGMなどの音楽信号の出力処理がなされ、デモ時やゲーム中にスピーカから音楽などが流れる。
CPU20は、ゲーム制御部20a,ポイント値加算部20b,車のオプションパーツ入手チェック部20c,走行距離チェック部20d,蓄積ポイントチェック部20e,2次元バーコード生成部20fおよびバーコード等表示制御部20gの機能を有している。ゲーム制御部20aは、ROM29から読み込まれたプログラムにしたがってゲーム機全体を制御するとともにレースゲームをプレイヤの操作にしたがって実行処理する。
ポイント値加算部20bは、サーバ装置30の記憶部よりポイント値を読み込み、読み込んだポイント値にゲームにより獲得した新たなポイント値を加算する。
車のオプションパーツ入手チェック部20cは車のオプションパーツを入手したか否かを判定するもので、オプションパーツは通算プレイ回数が一定数を越えた時や特定ゲームモードをオールクリアした時に手に入れることができる。
【0015】
走行距離チェック部20dは加算走行距離が一定数を越えたか否かを判定し、この条件を満たした場合に特典(記念待ち受け画像のダウンロード)を与えるものである。
蓄積ポイントチェック部20eは、上記ポイント値加算部20bで加算した値が一定数に達したか否かを判定し、一定数以下で購入できるパーツの購入を促すものである。
2次元バーコード生成部20fは、プレイヤ認証コード,WEBコンテンツのURLの他、例えば、パーツを入手したときパーツのコードナンバー,パーツ入手フラグを引数として、加算走行距離が一定数に達した場合に走行距離と走行距離達成フラグを引数として、ポイント値が一定数に達したときショップ入店フラグを引数として含まれる2次元バーコードを生成するものである。
バーコード等表示制御部20gは、ゲーム機の画像表示部7に上記2次元バーコードおよびメッセージ(「××のパーツが購入できます。」など)を表示するものである。
【0016】
図4は、図1の管理サーバ装置の回路の実施の形態を示すブロック図である。
管理サーバ装置30は携帯無線情報端末40やレースゲーム筐体1と通信を行う通信部34によって情報の送受信を行う。メモリ部35にはサーバ装置30を制御するプログラムおよびコンテンツ情報が格納されている。CPU31はサーバ装置の動作を制御する他、コンテンツ閲覧制御部31a,データ照合部31b,フラグ・引数チェック部31cおよびチェック結果処理部31dの各機能を有している。
コンテンツ閲覧制御部31aは携帯無線情報端末40などからアクセスがあると、所定のURLのホームページを閲覧できるようにする。
【0017】
データ照合部31bは、サーバ装置30のメモリ部35に記憶されたゲームデータと、解析された2次元バーコードに含まれるデータを照合するものである。これは例えば実際にはアイテムなどを入手していないのにも係わらず不正にアクセスしてアイテムなどを入手することを防止するためである。
フラグ・引数チェック部31cは、どのようなフラグがオン・オフになっていてフラグの他、どのような引数が含まれているかをチェックする。引数は例えば、走行距離チェックでどれだけの距離を走行したか(1000km,2000km,5000km)などを明示するために付される。
チェック結果処理部31dは、フラグに対応した内容、すなわちパーツ入手ではパーツ装着できるページ、走行距離達成ではプレゼントページ、ポイント値達成ではショップページを開く。これによりプレイヤはパーツ装着などの操作等が可能となる。
【0018】
図5は、図1の携帯無線情報端末の回路の実施の形態を示すブロック図である。
携帯無線情報端末40の回路部はアンテナ47,表示部52およびスピーカ55と音声出力端子60に接続されている。携帯無線情報端末40の回路部はサーバ装置30にアクセスするための通信部48,制御プログラムに基づいて携帯無線情報端末の入出力操作の制御を司どり、各回路の動作を制御するCPU49,画像を展開するビデオRAM50,各データおよび画像を表示部52に表示する制御を行う表示制御部51,音声や音楽(音響データ)の音源となる音源部53,音源チップ(音源部)のデータをアナログ信号に変換しスピーカ55と音声出力端子に出力するD/A変換器54,スピーカ55と音声出力端子60,閲覧ソフト(ブラウザ)や制御プログラムを格納するROM56,入力部57,サーバ装置30からダウンロードするコンテンツなどのデータを格納するワークRAM58およびバッテリー59より構成されている。
【0019】
また、カメラ39が内蔵され、画像処理部38を介して取り込んだ画像データをワークRAM58に記憶できる。
CPU49は電話機能,メール機能などの他、サーバ装置30へアクセスした場合、サーバ装置30よりゲーム連動WEBコンテンツをダンウロードさせ表示制御部51を介して表示部52にゲーム機のコンテンツを表示させる制御を行うコンテンツアクセス制御部49aの機能を有している。また、CPU49はカメラ制御部49bおよび2次元バーコード解析部49cの機能を有している。
カメラ制御部49bはカメラ39で被写体を取り込み、該被写体像を画像処理部38で所定の表示形式になるように処理し表示部52に表示する。図示しない操作部のスイッチをレリーズすることによって撮影することができる。撮影した画像はワークRAM58に一旦記憶され、記録媒体などに記録できる形式に処理されて図示しない記録媒体に記録できる。
コンテンツアクセス制御部49aは、カメラ制御部49bより取り込んだ画像が2次元バーコードの場合、2次元バーコード解析部49cによってその内容を解析させる。2次元バーコードにはWEBのURL,ユーザ認証コードおよび必要な引数としてのフラグが含まれており、解析された内容が携帯無線情報端末の表示部52に表示され、表示されたURLをプレイヤがクリックすることによりサーバ装置にアクセスしゲーム連動WEBコンテンツのページが携帯無線情報端末の表示部52に表示される。
【0020】
図6は、ゲーム機で表示された2次元バーコードの読み取り動作を説明するための図である。
プレイヤがゲームを行い、パーツやポイントを入手すると、ゲーム終了時(ゲーム中でも良い)に、メッセージと2次元バーコードがゲーム機の画面の一部に表示される。例えば、「ハイグリップタイヤを入手しました。」,「www.××××.××.××へアクセス!」ともに図6に示すような2次元バーコードの画像である。
携帯無線情報端末(携帯電話機)内蔵のカメラでこの2次元バーコードを撮影すると、URLや認証コードの入力操作をすることなくサーバ装置にアクセスし、すぐさま最適なWEBコンテンツページにジャンプし、機能利用が可能となる。例えばレースゲームで、ゲーム終了時に「ハイグリップタイヤを入手しました」というメッセージが表示された時に2次元バーコードでWEBページにアクセスすると、パーツカスタマイズページにジャンプする。これにより携帯電話機の画面には「ハイグリップタイヤを入手しました。装着しますか?」「はい」,「いいえ」の画像が表示される。プレイヤは該画面により自己の車にハイグリップタイヤを装着することができる。なお、該当パーツがマークアップされており、すぐに装着するか否かを選択可能にもしてある。
【0021】
図7Aは、本発明によるゲーム機連動WEBコンテンツアクセスシステムにおけるゲーム機の動作を説明するためのフローチャート、図7Bは、図7Aのフローチャートにおいてプレイヤがゲームを開始する状態を示す図および表示部の2次元バーコードの表示例を示す図である。
コイン投入部2からコインが投入されると、コイン関連装置23に収容されてコイン情報が入出力制御装置24を介してCPU20に送られる(ステップ(以下「S」という)001)。ゲーム制御部20aは、カード挿入部3に磁気カード15が挿入されると、カード制御部11によってID情報を読み込み、プレイヤの認証を行う(S002)。磁気カードが挿入されていない場合には画像表示部7に磁気カード挿入を促す画面が表示される。ゲーム筐体の1台にプレイヤが座って磁気カードを挿入し認証を行っている状態を図7B(a)に示す。結果的に磁気カードが挿入されず、プレイヤの認証ができない場合にはサーバ装置にレースデータをアップロードすることのない通常のレースゲームのフロー(図示されていない)にブランチする。
【0022】
プレイヤの認証を行った後、ゲーム制御部20aはサーバ装置30の記憶部より現在まで蓄積されているポイント値を読み込む(S003)。つぎにモードを選択するためのモードセレクト画面を表示する。モードとしては通常のレースモード(ゲーム機側が設定する車とのレース),タイムアタックモード(時間に対するレース),特別のモード(特定の相手を指定するレース)などがあり、プレイヤはこれらから選択することとなる(S004)。なお、通常のレースモードやタイムアタックモードの場合にはこの後に車の種類やコースを選択することとなる。プレイヤがモードを選択することにより、ゲーム制御部20aはレーススタート画面を表示しレースをスタートする(S005)。プレイヤがアクセル,ブレーキ,ハンドル操作を行うことによりレースが進行し、レース処理がなされる(S006)。レースが終了する(S007)と、ポイント値加算部20bは新たに生じたポイント値を上記読み込んだポイント値に加算する(S008)。
【0023】
そして、車のオプションパーツ入手チェック部20cは、通算プレイ回数が予め定めた回数を越えたか否か、また特定のゲームモードをオールクリアしたか否かをチェックする(S009)。上記条件を満たした場合には対応のパーツをゲーム連動WEBコンテンツで装着できる。上記条件を満たし対応のパーツを入手した場合には、そのコードナンバーとパーツ入手フラグが引数として2次元バーコードに組み込まれる(S012)。
つぎに走行距離チェック部20dは、走行距離が予め定めた距離に達したか否かをチェックする(S010)。上記条件を満たした場合には記念待ち受け画面をダウンロードできる特典が与えられる。上記条件を満たした場合には走行距離と走行距離達成フラグが引数して2次元バーコードに組み込まれる(S012)。
さらに蓄積ポイントチェック部20eは、上記ポイント値加算部で加算した値が予め定めた値に達成したか否かをチェックする(S011)。予め定めた値を達成した場合には、パーツ購入を促すこととなる。これによりショップフラグが引数として2次元バーコードに組み込まれる(S012)。
【0024】
2次元バーコード生成部20fは、上記S009,S010,S011で生成された引数(パーツコードナンバー,入手フラグなど),WEBアドレス,ユーザ認証コードなどを組み込んだ2次元バーコードを生成する(S012)。ついでバーコード等表示制御部20gは、画像処理部26を介して画像表示部7に生成した2次元バーコードを表示する。このとき2次元バーコード以外に図6に示すようにメッセージも表示する。図7B(b)に2次元バーコードの表示例を示す。この後、ゲームは終了処理がなされる(S014)。
【0025】
図8Aは、本発明によるゲーム機連動WEBコンテンツアクセスシステムにおける携帯無線情報端末の動作を説明するためのフローチャート、図8Bは 図8Aのフローチャートにおいて2次元バーコードを撮影・識別する状態を示す図および携帯無線情報端末の画面の表示例を示す図である。
携帯電話機を操作して2次元バーコードを撮影すると、2次元バーコード解析部49cはバーコードを解析する。コンテンツアクセス制御部49aは解析されたWEBコンテンツのURLを画面上に表示し、プレイヤがこれをクリック操作することによってアクセスすることができる(S101,S102,S103)。サーバ装置30ではユーザを認証(S104)した後、データ照合部31bがメモリ部35に記憶されたゲームデータと解析された2次元バーコード内に含まれるゲームを特定するデータとの照合を行う(S105)。ユーザ認証が得られなかったり、データ照合が一致しなかった場合には携帯電話機の画面にエラー表示がなされる(S113)。ユーザ認証が得られ、データが一致した場合にはフラグ・引数チェック部31cがフラグのチェックに入る(S106)。
【0026】
まず、パーツ入手をチェックし、パーツ入手のフラグを送られていることを確認する(S107)と、チェック結果処理部31dは、パーツ装着ページを携帯電話機の画面に開く。図8B(b)にその画面例を示す。「ハイグリップタイヤを入手しました。装着しますか?」の表示と「はい」「いいえ」のボタンが示されている。チェック結果処理部31dは「はい」がクリックされた場合には車にハイグリップタイヤを装着する。また「いいえ」がクリックされた場合にはハイグリップタイヤは装着しない(S108)。
つぎに走行距離が所定の距離になっているか否かを確認する(S109)。チェック結果処理部31dは、所定の距離走行したことを確認すると、プレゼントページを携帯電話機の画面に開く。図8B(c)にその画面例を示す。「おめでとうございます。通算走行距離1000kmを達成しました。記念待ち受け画像をダウンロードできます。」と「次へ」のボタンが示されている(S110)。チェック結果処理部31dは「次へ」がクリックされると記念待ち受け画像ダウンロード画面を表示し、プレイヤはダウンロードすることができる。
【0027】
さらにポイントが一定数に到達しているか否かを確認する(S111)。チェック結果処理部31dは、所定のポイントに到達していることを確認すると、ショップページを携帯電話機の画面に開く。図8B(d)にその画面例を示す。「所持ポイント2500BG 何を購入しますか? サスペンション,ブレーキ,タイヤ,ボディ強化,エンジン,駆動系,マフラー,エアロパーツ1,エアロパーツ2」の表示例が示されている(S112)。プレイヤがこれらパーツのいずれかを購入すると、チェック結果処理部31dはそのパーツ対応のポイント値を所持ポイント2500BGから差し引く。
すべてのチェック処理が終了すると、携帯電話機はWEBコンテンツからログオフし(S114)、終了となる。
【0028】
以上の実施の形態は、ゲーム終了時にパーツを入手するなどのための2次元バーコードを表示する例を説明したが、ランキング表示で各プレイヤの記録と共に2次元バーコードを表示し、それを撮影することにより詳細な情報を得られる、というような使い方も考えられる。
【産業上の利用可能性】
【0029】
携帯電話機などの携帯無線情報端末に搭載されている「2次元バーコード撮影機能」を用いた、TVゲーム連動WEBコンテンツ自動アクセス機能を実現できるゲームシステムである。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明によるゲーム機連動WEBコンテンツアクセスシステムの概略図である。
【図2】本発明によるゲーム機連動WEBコンテンツアクセスシステムを構成するゲーム機の外観斜視図である。
【図3】図1のゲーム機の回路の実施の形態を示すブロック図である。
【図4】図1の管理サーバ装置の回路の実施の形態を示すブロック図である。
【図5】図1の携帯無線情報端末の回路の実施の形態を示すブロック図である。
【図6】ゲーム機で表示された2次元バーコードの読み取り動作を説明するための図である。
【図7A】本発明によるゲーム機連動WEBコンテンツアクセスシステムにおけるゲーム機の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7B】図7Aのフローチャートにおいてプレイヤがゲームを開始する状態を示す図および表示部の2次元バーコードの表示例を示す図である。
【図8A】本発明によるゲーム機連動WEBコンテンツアクセスシステムにおける携帯無線情報端末の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8B】図8Aのフローチャートにおいて2次元バーコードを撮影・識別する状態を示す図および携帯無線情報端末の画面の表示例を示す図である。
【図9】従来の、携帯端末でWEBコンテンツにアクセスする方法を説明するための図である。
【符号の説明】
【0031】
1 レースゲーム筐体
1a,1b レースゲーム機
2a,2b コイン投入部
3a,3b カード挿入部
4a,4b ハンドル
5a,5b シフトレバー
6a,6b アクセル
7a,7b 表示部
8a,8b ブレーキ
30 サーバ装置(管理サーバ装置)
40 携帯無線情報端末
【技術分野】
【0001】
本発明は、2次元バーコード作成機能付きゲーム機および該ゲーム機で表示される2次元バーコードを携帯無線情報端末で読み込んでゲーム機連動WEBコンテンツにアクセスするシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
TVゲームの補助機能(自分のキャラクタのカスタマイズ・アイテムの購入/選択・記録の閲覧など)を携帯WEBコンテンツで提供する方法は、すでに一般的になりつつある。
しかし、希望する機能を利用するには、まず専用WEBサイトにアクセスし、ユーザ認証(ID,パスワードの入力)やメニュー選択をその都度行う必要があり、携帯端末の劣悪な操作インターフェイスでは、どうしても煩わしさがつきまとう。
これはプレイヤが利用を敬遠する方向に働きかねない為、有料でサービス提供する場合は特に深刻な問題である。
【0003】
図9は上記従来のWEBコンテンツのアクセス方法を説明するための図である。
プレイヤがゲームを行い、ポイントを加算し所定条件などをクリアすると、ゲーム終了時にパーツやポイントを入手したことのメッセージが表示される。プレイヤはこの表示を受けて携帯端末でWEBコンテンツにアクセスし、ID・パスワードを入力することにより認証を行い、希望する機能のページに移動する。移動したページではパーツなどを装着することが可能である。
上記のように携帯端末のボタンを用いて必要なID・パスワードなどを入力する操作となるため目的の機能にたどり着くまでに時間がかかる。また、種々の操作やページを経由するため目的の機能が見つかりずらいという欠点があった。
【0004】
他方、入力を簡易にする方法としてバーコードを用いたゲーム機が提案されている(特許文献1および2)。
特許文献1は、コイン投入により、または、プレイヤがテレビゲームを有利に展開したときバーコード付きカードを排出し、このバーコード付きカードを入力しバーコードをゲーム機が読み取ることによりゲームを楽しむものである。
特許文献2は、ゲーム機に2次元バーコードを読み取るリーダを設け、2次元バーコードを印刷したカードを挿入することにより、カードのデコーダ情報をゲーム装置に送るものである。
上記いずれの特許文献も、ゲーム機にバーコードリーダを設け、既にバーコードが印刷されているカードを用いてゲーム機への情報の入力を容易にし、かつ入力ミスを防止するものである。
【特許文献1】特開平6−154421号公報
【特許文献2】特開2002−65936号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
いずれの特許文献も、カードという媒体にバーコードを印刷し、カードからゲーム装置に入力するものであり、ゲーム装置から得られたゲーム情報を携帯無線情報端末へ入力するものではない。また、サーバ装置のゲーム機連動WEBコンテンツを利用するシステムではない。さらにカードという媒体を用いることは、例えば携帯無線情報端末に情報を移すことを想定した場合、カード読取機に装着するなど読み取りに手間がかかるという欠点がある。
【0006】
本発明の目的は、上記状況に鑑みたもので、ゲーム機について所定の条件に到達した場合、ゲーム機のアイテムを改造したり,記念画面をダウンロードしたり,所定のゲームに関するパーツを購入したりするための2次元バーコードを生成し、該2次元バーコードを、携帯通信情報端末のカメラで読み取り可能にゲーム機の表示部に表示させることができる2次元バーコード作成機能付きゲーム機を提供することにある。
本発明の他の目的は、ゲーム機の前記表示部に表示された2次元バーコードを携帯通信情報端末のカメラで読み取ることにより、携帯通信情報端末で容易にサーバ装置のゲーム機連動WEBコンテンツにアクセスし、ゲーム機連動WEBコンテンツでゲーム機に用いるアイテム改造,記念画面ダウンロード,ゲーム関するパーツ購入などができる2次元バーコードを利用したゲーム機連動WEBコンテンツアクセスシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために本発明の請求項1は、プレイヤを認証する認証手段と、サーバ装置と通信し、ゲームデータ,プレイヤ認証コードなどを送受信する通信部と、プレイヤの操作にしたがってゲームを実行するゲーム実行手段と、ゲーム実行によって所定の条件を満たしたか否かを判断し、所定の条件を満たしたとき、アイテムに装着する対象物を入手もしくは特別の特典を得るか、またはアイテムを購入するかのフラグを引数として付与するためのチェック手段と、WEBコンテンツアドレス,ユーザ認証コードおよび前記フラグを含む2次元バーコードを生成する2次元バーコード生成手段と、前記生成した2次元バーコードを画像表示部に表示するバーコード等表示制御手段とを備え、前記画像表示部に表示された2次元バーコードを、内容を解析できるような品質で表示してカメラで撮影可能にしたことを特徴とする。
本発明の請求項2は、請求項1記載の発明において前記所定の条件は、ゲームを行うことによって与えられるポイント値を加算し、該加算値が予め定めた一定値に達したときであり、この一定値のポイント値によってアイテムを購入できることを特徴とする。
本発明の請求項3は、請求項1記載の発明において前記所定の条件は、通算プレイ回数が一定数を越えたとき、または特定ゲームモードをオールクリアしたときであり、前記アイテムは、ゲームの車のオプションパーツであり、ゲーム連動WEBコンテンツで装着可能であることを特徴とする。
本発明の請求項4は、請求項1記載の発明において前記所定の条件は、加算走行距離が一定数を越えたとき、または特定ゲームモードをオールクリアしたときであり、前記特定の特典は、記念待ち受け画像のダウンロードであることを特徴とする。
本発明の請求項5は、請求項1,2,3または4記載の発明において前記請求項1,2,3または4記載のゲーム機と、カメラ,前記カメラで撮影して得た2次元バーコードの画像を解析する2次元バーコード判別手段,前記解析した2次元バーコードの内容に基づきゲーム連動WEBコンテンツにアクセスし、コンテンツを閲覧,操作可能な携帯無線情報端末と、前記携帯無線情報端末からゲーム連動WEBコンテンツにアクセスがあった場合、該ゲーム連動WEBコンテンツの閲覧などが可能になるように制御するコンテンツ閲覧制御手段,前記2次元バーコードに含まれるIDなどのユーザ認証手段,サーバ装置に記憶されているゲームデータと解析された2次元バーコードに含まれるデータの照合を行うデータ照合手段,前記2次元バーコードに含まれるフラグをチェックするチェック手段および前記チェック手段でチェックされたフラグに基づきアイテムの入手,特典の取得,アイテム購入のための処理を行うチェック結果処理手段を有するサーバ装置とを備え、前記ゲーム機で入手,購入したアイテムまたは特典の取得の2次元バーコードを表示させ、前記携帯無線情報端末で撮影して前記サーバ装置のゲーム連動WEBコンテンツにアクセスすることにより前記アイテムまたは特典を得ることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
上記構成によれば、TVゲーム機がゲーム進行に応じて2次元バーコードを生成・画面表示することにより、プレイヤはその2次元バーコードを撮影、連動WEBコンテンツにアクセスすることで、煩わしい操作をすることなくコンテンツの機能を利用でき、面倒臭さによる利用者離れを防ぐことができる。
またプレイヤ毎に最適なサービスを提供できる。すなわち、2次元バーコードにはWEBコンテンツのアドレスだけでなく、プレイヤコード・入手アイテム・マイレージポイントなどの動的データが含まれており、その状態によって最適なページや機能に誘導したり、メッセージの表示を切り替えたりすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。
図1は、本発明によるゲーム機連動WEBコンテンツアクセスシステムの概略図である。
ゲーム機連動WEBコンテンツアクセスシステムは、ゲーム機の画面からカメラで読み取った2次元バーコードでゲーム連動コンテンツに直接アクセスできる携帯電話機などの携帯無線情報端末40と、携帯無線情報端末40によってネットワークを介してコンテンツ画面を閲覧させ、2次元バーコードによってアクセスした場合には、コンテンツ画面で2次元バーコード対応のサービス(ゲーム機のアイテムのパーツ入手,所定の走行距離達成によるプレゼント,ポイント値によるパーツの購入など)を与えることができる管理サーバ装置30と、管理サーバ装置30とネットワーク接続されレースデータなどを送受信するゲームセンタなどに設置されるゲーム機を組み込んだゲーム筐体1より構成される。
【0010】
ゲーム機は、プレイによってポイント値を加算し、該ポイント値が一定値に達した場合、通算プレイ回数が一定数を越えた場合や特定ゲームモード(例えば、タイムアタックレースモードなど)をすべてクリアした場合、さらに加算走行距離が一定距離に達した場合に、それぞれWEBコンテンツでサービスを与えるため1aで示すような2次元バーコードをゲーム終了時に画面に表示する。
携帯無線情報端末40では、内蔵するカメラにより、2次元バーコードを撮影することができる。撮影された2次元バーコードは携帯無線情報端末40内でデコードされ、その中に含まれるサーバ装置のゲーム機連動WEBコンテンツのURLにアクセスし、対応のサービスを受けることができる。
【0011】
図2は、本発明によるゲーム機連動WEBコンテンツアクセスシステムを構成するゲーム機の外観斜視図で、2台のレースゲーム機1a,1bが並設されているレースゲーム筐体1の例である。
各レースゲーム機の正面に表示部(ディスプレイ)7a,7bが、各座席の前にはハンドル4a,4b,シフトレバー5a,5bがそれぞれ設置されている。さらに下部にはアクセル6a,6b,ブレーキ8a,8bが設けられている。また、各レースゲーム機1a,1bの間にはコイン投入部2a,2bがそれぞれ配置されている。各レースゲーム機1a,1bとの間は勿論、図示しないレースゲーム機との間もサーバ装置を介してレースゲームを行うことができる。
【0012】
各レースゲーム機ではコイン投入,プレイヤ認証,モードセレクトすることによってレースを行い、通算プレイ回数が一定数を越えた場合や特定ゲームモードをオールクリアした場合、加算走行距離が一定数に達した場合、加算されるポイント値が所定値になった場合には、対応のサービスを与えるための2次元バーコード(プレイ認証コード,フラグ,コンテンツのURL,入手アイテム,マイレージポイントなどの動的データなどが含まれる)が生成され、画像表示部7の一部(全画面でも良い)に2次元バーコードが表示される。この2次元バーコードは、携帯電話機のカメラで撮影し解析できる画質で表示される。
なお、上記レースゲーム機や格闘ゲーム機などでは自分のキャラクタを作成し、ゲームをする毎にプレイヤ認証手段(磁気カードや半導体素子など)を用いて成長度合いや取得アイテムなどのプレイ経過をデータとして記録し、該ゲームデータはサーバ装置のメモリ部、またはプレイヤ認証手段そのものに格納できるものである。
【0013】
図3は、図1のゲーム機の回路の実施の形態を示すブロック図である。
コイン投入部2はコイン関連装置23に接続され、コイン関連装置23では投入したコインが収容され、そのデータが入出力制御装置24に送られる。操作部21はアクセル,シフトレバー,ブレーキ,ハンドルなどを含んでおり、これら情報は入出力制御装置24に送られる。さらに実行ボタン,選択ボタンなどがあり、同様に入出力制御装置24に送られる。入出力制御装置24は受信したデータをバス25を介してCPU20に送出する。また、各個人の認証のためのIDを記憶するための磁気カードなどの記録媒体15を差し込むためのカード挿入部3が設けられている。カード挿入部3はカード制御部11に接続され、カード制御部11は挿入される記録媒体15からプレイヤ認識のIDデータを読み取る。ROM29にはレースゲームの制御および実行するプログラムおよび必要なデータが格納されており、RAM10はCPU20が演算を行うときに作業エリアとして用いられる。RAM10は、また作成したレースデータや読み込んだデータを一時的に保持する。
【0014】
ゲーム機は入出力制御装置24,ネットワークを介してサーバ装置30に接続されている。他のゲーム機も同様に接続されている。サウンド処理部27ではCPU20からの指示により、BGMなどの音楽信号の出力処理がなされ、デモ時やゲーム中にスピーカから音楽などが流れる。
CPU20は、ゲーム制御部20a,ポイント値加算部20b,車のオプションパーツ入手チェック部20c,走行距離チェック部20d,蓄積ポイントチェック部20e,2次元バーコード生成部20fおよびバーコード等表示制御部20gの機能を有している。ゲーム制御部20aは、ROM29から読み込まれたプログラムにしたがってゲーム機全体を制御するとともにレースゲームをプレイヤの操作にしたがって実行処理する。
ポイント値加算部20bは、サーバ装置30の記憶部よりポイント値を読み込み、読み込んだポイント値にゲームにより獲得した新たなポイント値を加算する。
車のオプションパーツ入手チェック部20cは車のオプションパーツを入手したか否かを判定するもので、オプションパーツは通算プレイ回数が一定数を越えた時や特定ゲームモードをオールクリアした時に手に入れることができる。
【0015】
走行距離チェック部20dは加算走行距離が一定数を越えたか否かを判定し、この条件を満たした場合に特典(記念待ち受け画像のダウンロード)を与えるものである。
蓄積ポイントチェック部20eは、上記ポイント値加算部20bで加算した値が一定数に達したか否かを判定し、一定数以下で購入できるパーツの購入を促すものである。
2次元バーコード生成部20fは、プレイヤ認証コード,WEBコンテンツのURLの他、例えば、パーツを入手したときパーツのコードナンバー,パーツ入手フラグを引数として、加算走行距離が一定数に達した場合に走行距離と走行距離達成フラグを引数として、ポイント値が一定数に達したときショップ入店フラグを引数として含まれる2次元バーコードを生成するものである。
バーコード等表示制御部20gは、ゲーム機の画像表示部7に上記2次元バーコードおよびメッセージ(「××のパーツが購入できます。」など)を表示するものである。
【0016】
図4は、図1の管理サーバ装置の回路の実施の形態を示すブロック図である。
管理サーバ装置30は携帯無線情報端末40やレースゲーム筐体1と通信を行う通信部34によって情報の送受信を行う。メモリ部35にはサーバ装置30を制御するプログラムおよびコンテンツ情報が格納されている。CPU31はサーバ装置の動作を制御する他、コンテンツ閲覧制御部31a,データ照合部31b,フラグ・引数チェック部31cおよびチェック結果処理部31dの各機能を有している。
コンテンツ閲覧制御部31aは携帯無線情報端末40などからアクセスがあると、所定のURLのホームページを閲覧できるようにする。
【0017】
データ照合部31bは、サーバ装置30のメモリ部35に記憶されたゲームデータと、解析された2次元バーコードに含まれるデータを照合するものである。これは例えば実際にはアイテムなどを入手していないのにも係わらず不正にアクセスしてアイテムなどを入手することを防止するためである。
フラグ・引数チェック部31cは、どのようなフラグがオン・オフになっていてフラグの他、どのような引数が含まれているかをチェックする。引数は例えば、走行距離チェックでどれだけの距離を走行したか(1000km,2000km,5000km)などを明示するために付される。
チェック結果処理部31dは、フラグに対応した内容、すなわちパーツ入手ではパーツ装着できるページ、走行距離達成ではプレゼントページ、ポイント値達成ではショップページを開く。これによりプレイヤはパーツ装着などの操作等が可能となる。
【0018】
図5は、図1の携帯無線情報端末の回路の実施の形態を示すブロック図である。
携帯無線情報端末40の回路部はアンテナ47,表示部52およびスピーカ55と音声出力端子60に接続されている。携帯無線情報端末40の回路部はサーバ装置30にアクセスするための通信部48,制御プログラムに基づいて携帯無線情報端末の入出力操作の制御を司どり、各回路の動作を制御するCPU49,画像を展開するビデオRAM50,各データおよび画像を表示部52に表示する制御を行う表示制御部51,音声や音楽(音響データ)の音源となる音源部53,音源チップ(音源部)のデータをアナログ信号に変換しスピーカ55と音声出力端子に出力するD/A変換器54,スピーカ55と音声出力端子60,閲覧ソフト(ブラウザ)や制御プログラムを格納するROM56,入力部57,サーバ装置30からダウンロードするコンテンツなどのデータを格納するワークRAM58およびバッテリー59より構成されている。
【0019】
また、カメラ39が内蔵され、画像処理部38を介して取り込んだ画像データをワークRAM58に記憶できる。
CPU49は電話機能,メール機能などの他、サーバ装置30へアクセスした場合、サーバ装置30よりゲーム連動WEBコンテンツをダンウロードさせ表示制御部51を介して表示部52にゲーム機のコンテンツを表示させる制御を行うコンテンツアクセス制御部49aの機能を有している。また、CPU49はカメラ制御部49bおよび2次元バーコード解析部49cの機能を有している。
カメラ制御部49bはカメラ39で被写体を取り込み、該被写体像を画像処理部38で所定の表示形式になるように処理し表示部52に表示する。図示しない操作部のスイッチをレリーズすることによって撮影することができる。撮影した画像はワークRAM58に一旦記憶され、記録媒体などに記録できる形式に処理されて図示しない記録媒体に記録できる。
コンテンツアクセス制御部49aは、カメラ制御部49bより取り込んだ画像が2次元バーコードの場合、2次元バーコード解析部49cによってその内容を解析させる。2次元バーコードにはWEBのURL,ユーザ認証コードおよび必要な引数としてのフラグが含まれており、解析された内容が携帯無線情報端末の表示部52に表示され、表示されたURLをプレイヤがクリックすることによりサーバ装置にアクセスしゲーム連動WEBコンテンツのページが携帯無線情報端末の表示部52に表示される。
【0020】
図6は、ゲーム機で表示された2次元バーコードの読み取り動作を説明するための図である。
プレイヤがゲームを行い、パーツやポイントを入手すると、ゲーム終了時(ゲーム中でも良い)に、メッセージと2次元バーコードがゲーム機の画面の一部に表示される。例えば、「ハイグリップタイヤを入手しました。」,「www.××××.××.××へアクセス!」ともに図6に示すような2次元バーコードの画像である。
携帯無線情報端末(携帯電話機)内蔵のカメラでこの2次元バーコードを撮影すると、URLや認証コードの入力操作をすることなくサーバ装置にアクセスし、すぐさま最適なWEBコンテンツページにジャンプし、機能利用が可能となる。例えばレースゲームで、ゲーム終了時に「ハイグリップタイヤを入手しました」というメッセージが表示された時に2次元バーコードでWEBページにアクセスすると、パーツカスタマイズページにジャンプする。これにより携帯電話機の画面には「ハイグリップタイヤを入手しました。装着しますか?」「はい」,「いいえ」の画像が表示される。プレイヤは該画面により自己の車にハイグリップタイヤを装着することができる。なお、該当パーツがマークアップされており、すぐに装着するか否かを選択可能にもしてある。
【0021】
図7Aは、本発明によるゲーム機連動WEBコンテンツアクセスシステムにおけるゲーム機の動作を説明するためのフローチャート、図7Bは、図7Aのフローチャートにおいてプレイヤがゲームを開始する状態を示す図および表示部の2次元バーコードの表示例を示す図である。
コイン投入部2からコインが投入されると、コイン関連装置23に収容されてコイン情報が入出力制御装置24を介してCPU20に送られる(ステップ(以下「S」という)001)。ゲーム制御部20aは、カード挿入部3に磁気カード15が挿入されると、カード制御部11によってID情報を読み込み、プレイヤの認証を行う(S002)。磁気カードが挿入されていない場合には画像表示部7に磁気カード挿入を促す画面が表示される。ゲーム筐体の1台にプレイヤが座って磁気カードを挿入し認証を行っている状態を図7B(a)に示す。結果的に磁気カードが挿入されず、プレイヤの認証ができない場合にはサーバ装置にレースデータをアップロードすることのない通常のレースゲームのフロー(図示されていない)にブランチする。
【0022】
プレイヤの認証を行った後、ゲーム制御部20aはサーバ装置30の記憶部より現在まで蓄積されているポイント値を読み込む(S003)。つぎにモードを選択するためのモードセレクト画面を表示する。モードとしては通常のレースモード(ゲーム機側が設定する車とのレース),タイムアタックモード(時間に対するレース),特別のモード(特定の相手を指定するレース)などがあり、プレイヤはこれらから選択することとなる(S004)。なお、通常のレースモードやタイムアタックモードの場合にはこの後に車の種類やコースを選択することとなる。プレイヤがモードを選択することにより、ゲーム制御部20aはレーススタート画面を表示しレースをスタートする(S005)。プレイヤがアクセル,ブレーキ,ハンドル操作を行うことによりレースが進行し、レース処理がなされる(S006)。レースが終了する(S007)と、ポイント値加算部20bは新たに生じたポイント値を上記読み込んだポイント値に加算する(S008)。
【0023】
そして、車のオプションパーツ入手チェック部20cは、通算プレイ回数が予め定めた回数を越えたか否か、また特定のゲームモードをオールクリアしたか否かをチェックする(S009)。上記条件を満たした場合には対応のパーツをゲーム連動WEBコンテンツで装着できる。上記条件を満たし対応のパーツを入手した場合には、そのコードナンバーとパーツ入手フラグが引数として2次元バーコードに組み込まれる(S012)。
つぎに走行距離チェック部20dは、走行距離が予め定めた距離に達したか否かをチェックする(S010)。上記条件を満たした場合には記念待ち受け画面をダウンロードできる特典が与えられる。上記条件を満たした場合には走行距離と走行距離達成フラグが引数して2次元バーコードに組み込まれる(S012)。
さらに蓄積ポイントチェック部20eは、上記ポイント値加算部で加算した値が予め定めた値に達成したか否かをチェックする(S011)。予め定めた値を達成した場合には、パーツ購入を促すこととなる。これによりショップフラグが引数として2次元バーコードに組み込まれる(S012)。
【0024】
2次元バーコード生成部20fは、上記S009,S010,S011で生成された引数(パーツコードナンバー,入手フラグなど),WEBアドレス,ユーザ認証コードなどを組み込んだ2次元バーコードを生成する(S012)。ついでバーコード等表示制御部20gは、画像処理部26を介して画像表示部7に生成した2次元バーコードを表示する。このとき2次元バーコード以外に図6に示すようにメッセージも表示する。図7B(b)に2次元バーコードの表示例を示す。この後、ゲームは終了処理がなされる(S014)。
【0025】
図8Aは、本発明によるゲーム機連動WEBコンテンツアクセスシステムにおける携帯無線情報端末の動作を説明するためのフローチャート、図8Bは 図8Aのフローチャートにおいて2次元バーコードを撮影・識別する状態を示す図および携帯無線情報端末の画面の表示例を示す図である。
携帯電話機を操作して2次元バーコードを撮影すると、2次元バーコード解析部49cはバーコードを解析する。コンテンツアクセス制御部49aは解析されたWEBコンテンツのURLを画面上に表示し、プレイヤがこれをクリック操作することによってアクセスすることができる(S101,S102,S103)。サーバ装置30ではユーザを認証(S104)した後、データ照合部31bがメモリ部35に記憶されたゲームデータと解析された2次元バーコード内に含まれるゲームを特定するデータとの照合を行う(S105)。ユーザ認証が得られなかったり、データ照合が一致しなかった場合には携帯電話機の画面にエラー表示がなされる(S113)。ユーザ認証が得られ、データが一致した場合にはフラグ・引数チェック部31cがフラグのチェックに入る(S106)。
【0026】
まず、パーツ入手をチェックし、パーツ入手のフラグを送られていることを確認する(S107)と、チェック結果処理部31dは、パーツ装着ページを携帯電話機の画面に開く。図8B(b)にその画面例を示す。「ハイグリップタイヤを入手しました。装着しますか?」の表示と「はい」「いいえ」のボタンが示されている。チェック結果処理部31dは「はい」がクリックされた場合には車にハイグリップタイヤを装着する。また「いいえ」がクリックされた場合にはハイグリップタイヤは装着しない(S108)。
つぎに走行距離が所定の距離になっているか否かを確認する(S109)。チェック結果処理部31dは、所定の距離走行したことを確認すると、プレゼントページを携帯電話機の画面に開く。図8B(c)にその画面例を示す。「おめでとうございます。通算走行距離1000kmを達成しました。記念待ち受け画像をダウンロードできます。」と「次へ」のボタンが示されている(S110)。チェック結果処理部31dは「次へ」がクリックされると記念待ち受け画像ダウンロード画面を表示し、プレイヤはダウンロードすることができる。
【0027】
さらにポイントが一定数に到達しているか否かを確認する(S111)。チェック結果処理部31dは、所定のポイントに到達していることを確認すると、ショップページを携帯電話機の画面に開く。図8B(d)にその画面例を示す。「所持ポイント2500BG 何を購入しますか? サスペンション,ブレーキ,タイヤ,ボディ強化,エンジン,駆動系,マフラー,エアロパーツ1,エアロパーツ2」の表示例が示されている(S112)。プレイヤがこれらパーツのいずれかを購入すると、チェック結果処理部31dはそのパーツ対応のポイント値を所持ポイント2500BGから差し引く。
すべてのチェック処理が終了すると、携帯電話機はWEBコンテンツからログオフし(S114)、終了となる。
【0028】
以上の実施の形態は、ゲーム終了時にパーツを入手するなどのための2次元バーコードを表示する例を説明したが、ランキング表示で各プレイヤの記録と共に2次元バーコードを表示し、それを撮影することにより詳細な情報を得られる、というような使い方も考えられる。
【産業上の利用可能性】
【0029】
携帯電話機などの携帯無線情報端末に搭載されている「2次元バーコード撮影機能」を用いた、TVゲーム連動WEBコンテンツ自動アクセス機能を実現できるゲームシステムである。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明によるゲーム機連動WEBコンテンツアクセスシステムの概略図である。
【図2】本発明によるゲーム機連動WEBコンテンツアクセスシステムを構成するゲーム機の外観斜視図である。
【図3】図1のゲーム機の回路の実施の形態を示すブロック図である。
【図4】図1の管理サーバ装置の回路の実施の形態を示すブロック図である。
【図5】図1の携帯無線情報端末の回路の実施の形態を示すブロック図である。
【図6】ゲーム機で表示された2次元バーコードの読み取り動作を説明するための図である。
【図7A】本発明によるゲーム機連動WEBコンテンツアクセスシステムにおけるゲーム機の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7B】図7Aのフローチャートにおいてプレイヤがゲームを開始する状態を示す図および表示部の2次元バーコードの表示例を示す図である。
【図8A】本発明によるゲーム機連動WEBコンテンツアクセスシステムにおける携帯無線情報端末の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8B】図8Aのフローチャートにおいて2次元バーコードを撮影・識別する状態を示す図および携帯無線情報端末の画面の表示例を示す図である。
【図9】従来の、携帯端末でWEBコンテンツにアクセスする方法を説明するための図である。
【符号の説明】
【0031】
1 レースゲーム筐体
1a,1b レースゲーム機
2a,2b コイン投入部
3a,3b カード挿入部
4a,4b ハンドル
5a,5b シフトレバー
6a,6b アクセル
7a,7b 表示部
8a,8b ブレーキ
30 サーバ装置(管理サーバ装置)
40 携帯無線情報端末
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プレイヤを認証する認証手段と、
サーバ装置と通信し、ゲームデータ,プレイヤ認証コードなどを送受信する通信部と、
プレイヤの操作にしたがってゲームを実行するゲーム実行手段と、
ゲーム実行によって所定の条件を満たしたか否かを判断し、所定の条件を満たしたとき、アイテムに装着する対象物を入手もしくは特別の特典を得るか、またはアイテムを購入するかなどのフラグを引数として付与するためのチェック手段と、
WEBコンテンツアドレス,ユーザ認証コードおよび前記フラグを含む2次元バーコードを生成する2次元バーコード生成手段と、
前記生成した2次元バーコードを画像表示部に表示するバーコード等表示制御手段とを備え、
前記画像表示部に表示された2次元バーコードを、内容を解析できるような品質で表示してカメラで撮影可能にしたことを特徴とする2次元バーコード作成機能付きゲーム機。
【請求項2】
前記所定の条件は、
ゲームを行うことによって与えられるポイント値を加算し、該加算値が予め定めた一定値に達したときであり、この一定値のポイント値によってアイテムを購入できることを特徴とする請求項1記載の2次元バーコード作成機能付きゲーム機。
【請求項3】
前記所定の条件は、
通算プレイ回数が一定数を越えたとき、または特定ゲームモードをオールクリアしたときであり、
前記アイテムは、
ゲームの車のオプションパーツであり、ゲーム連動WEBコンテンツで装着可能であることを特徴とする請求項1記載の2次元バーコード作成機能付きゲーム機。
【請求項4】
前記所定の条件は、
加算走行距離が一定数を越えたとき、または特定ゲームモードをオールクリアしたときであり、
前記特定の特典は、
記念待ち受け画像のダウンロードであることを特徴とする請求項1記載の2次元バーコード作成機能付きゲーム機。
【請求項5】
前記請求項1,2,3または4記載のゲーム機と、
カメラ,前記カメラで撮影して得た2次元バーコードの画像を解析する2次元バーコード判別手段,前記解析した2次元バーコードの内容に基づきゲーム連動WEBコンテンツにアクセスし、コンテンツを閲覧,操作可能な携帯無線情報端末と、
前記携帯無線情報端末からゲーム連動WEBコンテンツにアクセスがあった場合、該ゲーム連動WEBコンテンツの閲覧などが可能になるように制御するコンテンツ閲覧制御手段,前記2次元バーコードに含まれるIDなどのユーザ認証手段,サーバ装置に記憶されているゲームデータと解析された2次元バーコードに含まれるデータの照合を行うデータ照合手段,前記2次元バーコードに含まれるフラグをチェックするチェック手段および前記チェック手段でチェックされたフラグに基づきアイテムの入手,特典の取得,アイテム購入のための処理を行うチェック結果処理手段を有するサーバ装置とを備え、
前記ゲーム機で入手,購入したアイテムまたは特典の取得の2次元バーコードを表示させ、前記携帯無線情報端末で撮影して前記サーバ装置のゲーム連動WEBコンテンツにアクセスすることにより前記アイテムまたは特典を得ることを特徴とするゲーム機連動WEBコンテンツアクセスシステム。
【請求項1】
プレイヤを認証する認証手段と、
サーバ装置と通信し、ゲームデータ,プレイヤ認証コードなどを送受信する通信部と、
プレイヤの操作にしたがってゲームを実行するゲーム実行手段と、
ゲーム実行によって所定の条件を満たしたか否かを判断し、所定の条件を満たしたとき、アイテムに装着する対象物を入手もしくは特別の特典を得るか、またはアイテムを購入するかなどのフラグを引数として付与するためのチェック手段と、
WEBコンテンツアドレス,ユーザ認証コードおよび前記フラグを含む2次元バーコードを生成する2次元バーコード生成手段と、
前記生成した2次元バーコードを画像表示部に表示するバーコード等表示制御手段とを備え、
前記画像表示部に表示された2次元バーコードを、内容を解析できるような品質で表示してカメラで撮影可能にしたことを特徴とする2次元バーコード作成機能付きゲーム機。
【請求項2】
前記所定の条件は、
ゲームを行うことによって与えられるポイント値を加算し、該加算値が予め定めた一定値に達したときであり、この一定値のポイント値によってアイテムを購入できることを特徴とする請求項1記載の2次元バーコード作成機能付きゲーム機。
【請求項3】
前記所定の条件は、
通算プレイ回数が一定数を越えたとき、または特定ゲームモードをオールクリアしたときであり、
前記アイテムは、
ゲームの車のオプションパーツであり、ゲーム連動WEBコンテンツで装着可能であることを特徴とする請求項1記載の2次元バーコード作成機能付きゲーム機。
【請求項4】
前記所定の条件は、
加算走行距離が一定数を越えたとき、または特定ゲームモードをオールクリアしたときであり、
前記特定の特典は、
記念待ち受け画像のダウンロードであることを特徴とする請求項1記載の2次元バーコード作成機能付きゲーム機。
【請求項5】
前記請求項1,2,3または4記載のゲーム機と、
カメラ,前記カメラで撮影して得た2次元バーコードの画像を解析する2次元バーコード判別手段,前記解析した2次元バーコードの内容に基づきゲーム連動WEBコンテンツにアクセスし、コンテンツを閲覧,操作可能な携帯無線情報端末と、
前記携帯無線情報端末からゲーム連動WEBコンテンツにアクセスがあった場合、該ゲーム連動WEBコンテンツの閲覧などが可能になるように制御するコンテンツ閲覧制御手段,前記2次元バーコードに含まれるIDなどのユーザ認証手段,サーバ装置に記憶されているゲームデータと解析された2次元バーコードに含まれるデータの照合を行うデータ照合手段,前記2次元バーコードに含まれるフラグをチェックするチェック手段および前記チェック手段でチェックされたフラグに基づきアイテムの入手,特典の取得,アイテム購入のための処理を行うチェック結果処理手段を有するサーバ装置とを備え、
前記ゲーム機で入手,購入したアイテムまたは特典の取得の2次元バーコードを表示させ、前記携帯無線情報端末で撮影して前記サーバ装置のゲーム連動WEBコンテンツにアクセスすることにより前記アイテムまたは特典を得ることを特徴とするゲーム機連動WEBコンテンツアクセスシステム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8A】
【図8B】
【図9】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8A】
【図8B】
【図9】
【公開番号】特開2006−198296(P2006−198296A)
【公開日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−15292(P2005−15292)
【出願日】平成17年1月24日(2005.1.24)
【出願人】(000132840)株式会社タイトー (49)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年1月24日(2005.1.24)
【出願人】(000132840)株式会社タイトー (49)
【Fターム(参考)】
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