3次元モーショングラフィックユーザインターフェース、これを提供する装置及び方法
【課題】 3次元モーショングラフィックユーザインターフェース、これを提供する装置及び方法を提供する。
【解決手段】 所定面に情報が表示された複数の多面体オブジェクトを第1視点によってディスプレイするディスプレイ部と、ユーザから視点転換のための入力値を入力される入力部と、前記入力値によって前記多面体オブジェクトを第2視点によって再配置し、前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に前記情報を表示するグラフィックユーザインターフェース部と、を備える。
【解決手段】 所定面に情報が表示された複数の多面体オブジェクトを第1視点によってディスプレイするディスプレイ部と、ユーザから視点転換のための入力値を入力される入力部と、前記入力値によって前記多面体オブジェクトを第2視点によって再配置し、前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に前記情報を表示するグラフィックユーザインターフェース部と、を備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、3次元モーショングラフィックユーザインターフェース、これを提供する装置及び方法に係り、さらに詳細には、情報をさらに効果的に表現してユーザの感性を満足させうる3次元モーショングラフィックユーザインターフェース、これを提供する装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的にデジタル装置には、デジタル装置の使用を便利にし、かつユーザに情報を速くかつ直観的に伝達するために、グラフィックユーザインターフェース(Graphic User Interface、以下、GUI)が使われる。ユーザは、キーパッド、キーボード、マウスのようなポインティングデバイスを利用してポインタを動かし、ポインタが指すオブジェクトを選択することによって所望の動作をデジタル装置に命令できる。
【0003】
GUIは、2次元GUIと3次元GUIとに大別される。2次元GUIは平面的かつ静的であるのに対し、3次元GUIは2次元GUIに比べて立体的かつ動的であるため、情報の伝達においてさらに視覚的であり、ユーザの感性を満足させるという長所がある。それにより、デジタル装置で使われるGUIは、2次元GUIから3次元GUIに益々代替されつつある。
【0004】
ところが、3次元GUIは、その特性上ユーザにより視点が変化する場合、情報が歪曲されて見えるか、ユーザに不要な情報を伝達する可能性が高い。これにより、いろいろな発明(例えば、特許文献1)が提示されたが、前述した問題は依然として解決されていない。
【0005】
したがって、視点によって最適化された情報を伝達できる3次元UIが必要である。
【特許文献1】韓国公開特許第2003−040284号明細書公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、前記した問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザの視点によって最適化された情報を伝達できる3次元モーションGUI、これを提供する装置及び方法を提供するところにその目的がある。
【0007】
本発明の目的は、以上で言及した目的に制限されず、言及されていない他の目的は下の記載から当業者に明確に理解されうる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために、本発明の実施形態による3次元モーションGUIの提供装置は、所定面に情報が表示された複数の多面体オブジェクトを第1視点によってディスプレイするディスプレイ部と、ユーザから視点転換のための入力値を入力される入力部と、前記入力値によって前記多面体オブジェクトを第2視点によって再配置し、前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に前記情報を表示するGUI部と、を備える。
【0009】
前記目的を達成するために、本発明の実施形態による3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供方法は、所定面に情報が表示された複数の多面体オブジェクトを第1視点によってディスプレイする(a)ステップと、ユーザから視点転換のための入力値を入力される(b)ステップと、前記入力値によって前記多面体オブジェクトを第2視点によって再配置し、前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に前記情報を表示する(c)ステップと、を含む。
【0010】
前記目的を達成するために、本発明の実施形態による3次元モーショングラフィックユーザインターフェースは、所定平面及び前記平面に垂直の軸から形成される3次元空間と、所定面に情報が表示され、第1視点によって前記空間に配置される多面体オブジェクトであって、ユーザからの視点転換のための入力値により第2視点によって再配置された後、前記第2視点と垂直の面に前記情報を表示する多面体オブジェクトと、を含む。
【0011】
その他の実施例の具体的な事項は詳細な説明及び図面に含まれている。
【発明の効果】
【0012】
本発明による3次元モーションGUI、これを提供する装置及び方法によれば、次のような効果が一つあるいはそれ以上ある。
【0013】
第1に、カメラビューの動きによって多面体オブジェクトの配置を変化させ、重要な情報が表示された面をカメラビューに向けて表示することによって、ユーザに不要な情報が伝達されることを防止できる。
【0014】
第2に、オブジェクトの配置を変化させることによって、多面体オブジェクトを効率的に操作できる
第3に、情報伝達において、さらに直観的にユーザの感性を満足させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の利点及び特徴、そしてこれを達成する方法は添付された図面に基づいて詳細に後述されている実施例を参照すれば明確になる。しかし、本発明は以下で開示される実施例に限定されるものではなく、この実施例から外れて多様な形に具現でき、本明細書で説明する実施例は本発明の開示を完全にし、本発明が属する技術分野で当業者に発明の範ちゅうを完全に報せるために提供されるものであり、本発明は請求項及び発明の詳細な説明により定義されるだけである。一方、明細書全体に亙って同一な参照符号は同一な構成要素を示す。
【0016】
以下、本発明の一実施形態による3次元モーショングラフィックユーザインターフェース、これを提供する装置及びその方法を説明するためのブロック図、または処理フローチャートに関する図面を参考して本発明について説明する。この時、フローチャートの各ブロックとフロ−チャートの組合わせはコンピュータプログラムインストラクションにより実行可能なのが理解できるであろう。これらコンピュータプログラムインストラクションは、汎用コンピュータ、特殊用コンピュータまたはその他のプログラマブルデータプロセッシング装備のプロセッサーに搭載されうるので、コンピュータまたはその他のプログラマブルデータプロセッシング装備のプロセッサーを通じて実行されるそのインストラクションがフローチャートのブロックで説明された機能を行う手段を生成するように機構を作れる。これらコンピュータプログラムインストラクションは特定方式で機能を具現するためにコンピュータまたはその他のプログラマブルデータプロセッシング装備を指向できるコンピュータ利用可能またはコンピュータ判読可能メモリに保存されることも可能なので、そのコンピュータ利用可能またはコンピュータ判読可能メモリに保存されたインストラクションはフローチャートのブロックで説明された機能を行うインストラクション手段を内包する製造品目を生産することも可能である。コンピュータプログラムインストラクションはコンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備上に搭載することも可能なので、コンピュータまたはその他のプログラマブルデータプロセッシング装備上で一連の動作段階が実行されてコンピュータで実行されるプロセスを生成し、コンピュータまたはその他のプログラマブルデータプロセッシング装備を行うインストラクションはフローチャートのブロックで説明された機能を実行するための段階を提供することも可能である。
【0017】
また、各ブロックは特定の論理的機能を行うための一つ以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメントまたはコードの一部を示すことができる。また、いくつの代替実行例では、ブロックで言及された機能が順序を外れて発生することも可能であるということに注目せねばならない。例えば、連続して図示されている2つのブロックは、実質的に同時に行われてもよく、またはそのブロックが時々該当する機能によって逆順に行われてもよい。
【0018】
図1は、本発明の実施形態による3次元モーションGUIの全体構成を示す例示図である。
【0019】
本発明の実施形態による3次元グラフィックユーザインターフェース(Motion Graphics User Interface;以下、MGUI)は、3次元環境とモーショングラフィックス(Motion Graphics)を基盤としてさらに動的なGUI環境を構築しうるUI概念である。 MGUI環境は、大きく次のような要素で構成される。
1.MGUI空間(スペース)
2.MGUIオブジェクト
3.MGUIオブジェクトを配置(Presentation)する方式
4.MGUIカメラビュー
まず、 MGUI空間200は、3次元環境を構築するための空間領域であって、空間の特性によって活性空間(Active Space)210と非活性空間(Inactive Space)220とに分けられる。MGUIのデザイン時に使用できる空間は活性空間210である。3次元空間200は、活性空間210と非活性空間220とを分割方式によって多様な形態を有しうる。図2は、x軸とz軸方向には基準面により指定される領域に制限され、基準面の上側のy軸方向には無制限の活性空間211を持つMGUI空間を見せてくれている。
【0020】
MGUIオブジェクト300は、MGUIを構成する要素として、3次元環境でユーザと相互作用を行いつつ、情報を提供する。オブジェクト300は、3次元空間のうち、活性空間内に存在しうる。例えば、非活性空間と活性空間とが図2のような形態に分割される場合、オブジェクトは、矢印で表示される柱の内側空間にのみ位置でき、矢印で表示される柱の外側空間及び基準面の下側空間には位置できない。
【0021】
ここで、MGUIオブジェクト300についてのさらに具体的な説明のために、図3Aないし図3Cを参照する。ここで、図3Aは、モーションGUIの一構成要素である多面体オブジェクトを示す例示図で、図3B及び図3Cは、多面体オブジェクトの面に3次元立体型情報がマッピングされる態様を示す図面である。
【0022】
図3Aに示す多面体オブジェクトは、複数の面310とエッジ320と頂点330とから形成される。図3Aは、多面体オブジェクトが六面体である場合を例示しているが、これ以外にも多面体オブジェクトは三角柱、六角柱のような形態にも具現できる。球も無数な面から形成されることが分かる。以下の説明では、説明の便宜上六面体の場合を例として説明する。
【0023】
多面体オブジェクトを構成する面310は、情報面としての役割を行える。ここで情報面とは、ユーザに伝達するための情報を表すことができる面を意味し、制御可能なメニュー項目または各下位メニューについての情報を情報面を介して伝達できる。情報面には、図3Bに示すように、2Dビジュアル情報に該当するテキスト、イメージ、動画、2次元ウィジェットなどが表示されうる。また図3Cに示すように、3次元アイコン350のように立体形情報も情報面に表示可能である。
【0024】
このような多面体オブジェクトは、次のような属性を持つ。すなわち、多面体についての属性として、多面体の識別子及びサイズを持ち、面に関する属性として、番号、色相、透明度、情報面であるかどうかを含む。またエッジについての属性として、エッジの色相を含む。多面体オブジェクトが含んでいるオブジェクトについての情報を含む。しかし、このような属性は、前述した要素に限定されず、応用される分野によって多様な属性が存在できる。
【0025】
また、多面体オブジェクトは、3次元空間内で固有の動き(Motion)を発生させることができる。例えば、多面体オブジェクトは、位置移動、サイズ変形、回転などのモーションを発生させることができる。回転の場合、多面体オブジェクトはx、y、z軸のうち任意の軸を基準に任意の角度及び任意の方向に回転できる。
【0026】
MGUIオブジェクトを配置する方式とは、3次元空間内で1つ以上のオブジェクトがグループに縛られて画面にいかなる方式で配列されるかを定める方式である。例えば、同じグループ内のオブジェクトは、図4Aのように複数のオブジェクトが曲線に連結されて配置されるか、図4Bのように、円形に配置されてもよい。図4A及び図4Bでオブジェクトの選択は、フォーカスを表す標識360が移動するか、フォーカスを表す標識360は固定されたままオブジェクトが左右に移動することによって選択できる。
【0027】
MGUIカメラビューは、MGUI空間200内での視点をいう。カメラビューは3次元空間内で移動できる。カメラビューの移動は、すなわち、空間内でナビゲーションが立ち上がることを意味し、これにより、空間全体的にモーションが発生する。カメラビューは、オブジェクトが持っている固有のモーション属性と共に3次元GUI環境でモーションを起こす主な要因である。図5は、カメラビューが逆時計回り方向に回転することによって3次元空間内のあらゆるオブジェクトが時計回り方向に回転する効果を示している。
【0028】
次に、図6Aは、本発明の実施形態による3次元モーションGUIの提供装置を示すブロック図である。
【0029】
本発明の実施形態による3次元モーションGUIの提供装置600は、デジタル装置で構成できる。ここで、デジタル装置とは、デジタルデータを処理するデジタル回路を持つ装置であって、コンピュータ、プリンタ、スキャナ、ポケットベル、デジタルカメラ、FAX、デジタル複写機、デジタル家電機器、デジタル電話、デジタルプロジェクタ、ホームサーバ、デジタルビデオレコーダ、デジタルTV放送受信機、デジタル衛星放送受信機、セットトップボックス、個人用デジタル端末機(PDA)及び携帯電話などを例として挙げられる。
【0030】
さらに具体的に、3次元モーションGUIの提供装置600は、生成部610、保存部620、入力部630、制御部640、出力部660及びGUI部650を備える。
【0031】
生成部610は、MGUI空間200及び複数の多面体オブジェクトを生成する。例えば、3次元モーションGUIの提供装置600のメニューがPhone Book、SMS、Camera、Sound、Rainbow、Music、Set up及びMyPhoneなどの上位メニューからなる場合、生成部610は、各上位メニューに対する六面体オブジェクトを生成する。
【0032】
保存部620は、生成部610により生成された3次元空間200、多面体オブジェクト及び前述した多面体オブジェクトの属性についての情報を保存する。すなわち、保存部620は、多面体オブジェクトの面についての色相、サイズ、情報面であるかどうか、各面に表示される情報を保存する。また、保存部620は、多面体オブジェクトの各情報面にマッピングされる情報を保存する。例えば、Phone Bookメニューについての六面体オブジェクトの各面には、Phone Bookメニューを表すイメージ、テキスト、Phone Bookメニューに対する下位メニューなどがマッピングされうる。このような保存モジュール520は、ROM(Read Only Memory)、PROM(Programable ROM)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリのような不揮発性メモリ素子またはRAM(Random Access Memory)のような揮発性メモリ素子またはハードディスクドライブ(HDD)のような保存媒体のうち、少なくとも1つとして具現されうるが、これに限定されるものではない。
【0033】
入力部630は、多面体オブジェクトグループ内で所定多面体オブジェクトを選択するか、多面体オブジェクトの特定情報面または情報面上の特定メニューを選択する入力値をユーザから入力される。また、入力部630は、ユーザから視点転換のための入力値を入力される。このために、入力部630は、視点転換のための別途のキーを備えられる。例えば、入力部630がキーパッドとして具現される場合、入力部630は、x−y軸平面内での方向移動のための方向キー(図示せず)及びz軸上での方向移動のためのズームイン/ズームアウトキー(図示せず)以外にも、カメラビューを移動させることができるキー(図示せず)を別途に備えられる。このような入力部630は、3次元モーションGUIの提供装置600とハードウェア的に一体型に具現されるか、マウス、キーボード、ジョイスティックのように別途のモジュールとして具現されることもある。入力部630が別途のモジュールとして具現される場合、入力部630は、有線及び無線の形態としても具現できる。
【0034】
制御部640は、装置内の他の構成要素を連結して管理する。例えば、制御部640は、入力部630を通じて入力された入力値を処理してGUI部650に提供する。
【0035】
一方、GUI部650は、生成部610で生成された多面体オブジェクトを利用して、3次元モーションGUIを提供する役割を行う。さらに具体的な説明のために、図6Bを参照する。
【0036】
図6Bは、GUI部650の構成をさらに詳細に示すブロック図である。図示されたGUI部650は、情報マッピング部651、モーション処理部652及びオブジェクト管理部653を備える。
【0037】
情報マッピング部651は、生成部610で生成された多面体オブジェクトに前述した属性を付与し、その属性によって多面体オブジェクトの各面に情報をマッピングする。すなわち、多面体オブジェクトをなす面が情報面であるかどうかによって該当情報面に情報をマッピングする。ここで、多面体オブジェクトの情報面にマッピングされる情報の量は、カメラビューとの距離によって変わる。例えば、所定多面体オブジェクトとカメラビューとの距離が近い場合、情報マッピング部651は、ユーザに見られている面に多量の情報を表示する。これに比べて、該当多面体オブジェクトとカメラ部との距離が遠ざかれば、情報マッピング部651は、ユーザに見られている面に簡略な情報だけを表示する。
【0038】
モーション処理部652は、カメラビューが移動するにつれて複数の多面体オブジェクトを再配置し、多面体オブジェクトのサイズ及び角度を変化させる。すなわち、所定多面体オブジェクトとカメラビューとの距離が遠ざかった場合、モーション処理部652は該当多面体オブジェクトのサイズを縮少する。一方、所定多面体オブジェクトとカメラビューとの距離が近づいた場合、モーション処理部652は、該当多面体オブジェクトのサイズを拡大する。もし、多面体オブジェクトの特定面がディスプレイされている状態でカメラビューが所定方向に回転する場合、モーション処理部652は、カメラビューが回転する方向に多面体オブジェクトを回転させる。すなわち、モーション処理部652は、カメラビューが回転する前にディスプレイされた面が常にカメラビューに向かうように多面体オブジェクトを回転させる。
【0039】
オブジェクト管理部653は、ユーザによりグループ内の所定多面体オブジェクトが選択される場合、選択された多面体オブジェクトを強調する処理を施す。選択された多面体オブジェクトを強調する方法は、選択された多面体オブジェクトの周辺にフォーカスを表す標識を形成するか、選択された多面体オブジェクトの属性を変化させることによって可能である。例えば、選択された多面体オブジェクトのサイズを拡大させるか、多面体オブジェクトを構成する面の色相を変化させることによって、ユーザにより選択された多面体オブジェクトを強調してもよい。または、グループ内の非選択された多面体オブジェクトの属性を変化させることによって、ユーザにより選択された多面体オブジェクトを強調してもよい。
【0040】
前述したように、GUI部650は、カメラビューが移動するにつれて多面体オブジェクトの配置を変化させるか、カメラビューによって多面体オブジェクトを回転させるか、多面体オブジェクトとカメラビューとの距離によって多面体オブジェクトに表示される情報を修正する。このような動作はカメラビューの移動によって個別的に行われてもよく、少なくとも一つ以上の動作が互いに複合的に行われてもよい。例えば、複数の多面体オブジェクトが円形に配置されており、多面体コンポーネントの特定情報面が見られている状態で、カメラビューが多面体オブジェクトらから遠ざかりつつ右側に回転する場合、モーション処理部652は、各多面体オブジェクトの特定情報面が見られ続けるように、複数の多面体オブジェクトをカメラビューによって右側に回転させる。同時に情報マッピング部651は、多面体オブジェクトとカメラビューとの距離が遠ざかるので、各多面体オブジェクトの特定情報面に簡略な情報を表示する。出力部660は、GUI部650により処理された結果を可視的に表現する。
【0041】
このような出力部660は、前述した入力部630とハードウェア的に独立的に具現されるか、タッチパッド、タッチスクリーンなどのように入力部630と複合的に具現されうる。
【0042】
次いで、図7ないし図12Cを参照して本発明の実施形態による3次元モーションGUIの提供方法について説明する。
【0043】
図7は、カメラビューの動きによって多面体オブジェクトを再配置する過程を示すフローチャートである。
【0044】
まず、ユーザからカメラビュー移動のための入力値を入力される(S710)。このステップは、キーパッド、キーボード、マウス、タッチパッド、タッチスクリーンなどの多様な入力手段を通じて行われうる。例えば、入力部630がキーパッドとして具現される場合、ユーザは、カメラビューを移動させることができるキー(図示せず)を操作してカメラビューを移動させることができる。これ以外にもジャイロセンサーのような動き感知センサーを利用して3次元モーションGUIの提供装置600の動きを感知することによって、カメラビューを移動させることもできる。カメラビュー移動のための入力値は、制御部640を通じてGUI部650に提供される。
【0045】
この後、GUI部650は、入力値によって多面体オブジェクトを再配置し(S720)、これにより、多面体オブジェクトのサイズを変化させる(S730)。さらに具体的な説明のために、図8Aないし図8Cを参照する。
【0046】
図8Aは、多面体オブジェクト810、820、830、840、850、860、870、880の第1面811、821、831、841、851、861、871、881及び第2面812、822、832、842、852、862、872、882にそれぞれイメージとタイトルがマッピングされており、円形に配置された多面体オブジェクト810、820、830、840、850、860、870、880の第1面811、821、831、841、851、861、871、881が見られている態様を図示したものである。図8Aで、カメラビューが多面体オブジェクト810、820、830、840、850、860、870、880の上側へ移動する場合、モーション処理部652は、図8Bのように、多面体オブジェクト810、820、830、840、850、860、870、880を順次中央に移動させて図8Cのように、格子状に再配置する。このステップで、多面体オブジェクト810、820、830、840、850、860、870、880が再配置される動作及び多面体オブジェクト810、820、830、840、850、860、870、880のサイズが変わる動作はいずれも連続的に行われる。
【0047】
このように、カメラビューが移動することによって多面体オブジェクトを再配置すれば、多面体オブジェクトを再配置しない場合に比べて多面体オブジェクトのサイズが大きく表示されるので、情報伝達に効率的である。また、図8Aのような状態では、左右方向キーを操作して特定多面体オブジェクトを選択できるのに比べて、図8Cのように、多面体オブジェクトが再配置されれば、上、下、左、右の4個の方向キーを使用して特定多面体オブジェクトを選択できる。
【0048】
図9は、カメラビューが移動することによって多面体オブジェクトを再配置すると同時に、カメラビューに向かうように多面体オブジェクトを回転させて情報を表示する過程を示すフローチャートである。
【0049】
ユーザからカメラビュー移動のための入力値を入力された後(S910)、GUI部650は、入力値によって多面体オブジェクトを再配置し(S920)、カメラビューによって多面体オブジェクトを回転させる(S930)。さらに具体的な説明のために、図10Aないし図10Cを参照する。
【0050】
図10Aは、多面体オブジェクト110、120、130、140、150、160、170、180の第1面111、121、131、141、151、161、171、181及び第2面112、122、132、142、152、162、172、182にそれぞれ数字及びタイトルがマッピングされており、多面体オブジェクト110、120、130、140、150、160、170、180が円形に配置された態様を示している。
【0051】
図10Aのような状態で、カメラビューが多面体オブジェクト110、120、130、140、150、160、170、180の上側へ移動する場合、モーション処理部652は、図10Bのように多面体オブジェクト110、120、130、140、150、160、170、180を順次中央に移動させて、図10Cのように格子状に再配置する。この時、モーション処理部652は、各多面体オブジェクトの第1面111、121、131、141、151、161、171、181がカメラビューに向かうように、カメラビューの動きによって各多面体オブジェクト110、120、130、140、150、160、170、180を回転させる。この時、カメラビューに向かう面は、ユーザに現在見られている面であるか、ユーザにより選択された面であるか、多面体オブジェクトの各面に表示された情報のうち重要度の高い情報が表示された面である。このステップで、多面体オブジェクト110、120、130、140、150、160、170、180の配置が変わる動作、多面体オブジェクト110、120、130、140、150、160、170、180の配置が変わりつつサイズが変わる動作、第1面111、121、131、141、151、161、171、181がカメラビューに向かうように多面体オブジェクト110、120、130、140、150、160、170、180が回転する動作は、いずれも連続的に起きる。
【0052】
一方、他の実施形態では、多面体オブジェクトを回転させずにカメラビューに向かう面にマッピングされる情報を修正することによって、情報を伝達してもよい。さらに具体的な説明のために、図11Aないし図11Cを参照する。
【0053】
図11Aは、多面体オブジェクト410、420、430、440、450、460、470、480の第1面411、421、431、441、451、461、471、481及び第2面412、422、432、442、452、462、472、482にそれぞれ数字及びタイトルがマッピングされており、多面体オブジェクト410、420、430、440、450、460、470、480が円形に配置された態様を示している。図11Aのような状態で、カメラビューが多面体オブジェクト410、420、430、440、450、460、470、480の上側に移動する場合、モーション処理部652は、図11Bのように多面体オブジェクト410、420、430、440、450、460、470、480を順次中央に移動させる。この時、各多面体オブジェクトの第1面及び第2面に表示された情報、すなわち、数字とタイトルは情報マッピング部651により次第に消える。この後、多面体オブジェクト410、420、430、440、450、460、470、480が格子状に再配置されれば、情報マッピング部651は、図11Cのように、各オブジェクトでカメラビューに向かう面、すなわち、各多面体オブジェクト410、420、430、440、450、460、470、480の第2面412、422、432、442、452、462、472、482に数字をマッピングする。ここで、多面体オブジェクト410、420、430、440、450、460、470、480の配置が変わる動作、各面に表示された数字情報及びタイトルが消える動作及びカメラビューに向かう第2面412、422、432、442、452、462、472、482に数字情報が再び表示される動作はいずれも連続的に起きる。
【0054】
図12は、カメラビューの移動によって多面体オブジェクトが再配置されつつ多面体オブジェクトの面に表示される情報が変わる過程を示すフローチャートである。
【0055】
ユーザからカメラビュー移動のための入力値が入力されれば(S1210)、GUI部650は、入力値によって多面体オブジェクトを再配置し(S1220)、カメラビューによって多面体オブジェクトを回転させる(S1230)。そして、GUI部650は、多面体オブジェクトとカメラビューとの距離によって各情報面に表示される情報を修正する(S1240)。さらに具体的な説明のために、図13Aないし図13Cを参照する。
【0056】
図13Aは、円形に配置された複数の多面体オブジェクト510、520、530、540、550、560、570、580のうち、Phone Bookオブジェクト510を除外した多面体オブジェクト520、530、540、550、560、570、580は、該当メニューについてのイメージが表示された第1面521、531、541、551、561、571、581が見られており、Phone Bookオブジェクト510は、下位メニューが表示された第1面511が見られている態様を示したものである。
【0057】
図13Aのような状態で、カメラビューが上側に移動する場合、モーション処理部652は、図13Bのように、多面体オブジェクト510、520、530、540、550、560、570、580を次第に中央に移動させて図13Cのように、格子状に再配置する。そして、モーション処理部652は、各多面体オブジェクト510、520、530、540、550、560、570、580の第1面がカメラビューに向かうように多面体オブジェクト510、520、530、540、550、560、570、580を回転させる。一方、情報マッピング部651は、多面体オブジェクト510、520、530、540、550、560、570、580の第1面511、521、531、541、551、561、571、581がカメラビューに向かうように回転する時、多面体オブジェクト510、520、530、540、550、560、570、580の第1面511、521、531、541、551、561、571、581に表示された情報を削除して新たな情報、例えば、各多面体オブジェクトについてのタイトルを表示する。
【0058】
このステップで、多面体オブジェクト510、520、530、540、550、560、570、580の配置が変わる動作、多面体オブジェクト510、520、530、540、550、560、570、580の配置が変わりつつサイズが変わる動作、第1面511、521、531、541、551、561、571、581がカメラビューに向かうように多面体オブジェクトが回転する動作、多面体オブジェクトの第1面511、521、531、541、551、561、571、581に表示された情報(すなわち、Phone Bookオブジェクトの下位メニュー及び他の多面体オブジェクトのイメージ)が次第に消える動作、及び回転された多面体オブジェクトの第1面511、521、531、541、551、561、571、581にタイトルが表示される動作は、いずれも連続的に起きる。
【0059】
以上と一緒に本発明を例示された図面を参照として説明したが、 本発明による3次元モーショングラフィックユーザインターフェース、これを提供する装置及びその方法に対して説明したが、本発明は 本明細書に開示された実施例及び図面によって限定されるものではなく、その発明の技術思想範囲内で当業者により多様に変形可能であることはいうまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0060】
本発明は、3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供装置の関連技術分野に好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】本発明の実施形態による3次元モーションGUIの全体構成を示す図である。
【図2】本発明に実施形態によって活性空間と非活性空間との分割による3次元空間の変化を示す図である。
【図3A】モーションGUIの一構成要素である多面体オブジェクトを示す例示図である。
【図3B】多面体オブジェクトの面に2次元ビジュアル情報がマッピングされる態様を示す図である。
【図3C】多面体オブジェクトの面に3次元立体型情報がマッピングされる態様を示す図である。
【図4A】複数のオブジェクトを配置する方法を示す例示図である。
【図4B】複数のオブジェクトを配置する方法を示す例示図である。(削除)
【図5】カメラビューの動きによって3次元空間にモーションが発生する態様を示す例示図である。
【図6A】発明の実施形態による3次元モーションGUIの提供装置を示すブロック図である。
【図6B】図6AのGUI部を示すブロック図である。
【図7】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトを再配置する過程を示すフローチャートである。
【図8A】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再配置される態様を示す例示図である。
【図8B】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再配置される態様を示す例示図である。
【図8C】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再配置される態様を示す例示図である。
【図9】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再配置されつつ、カメラビューによって回転する過程を示すフローチャートである。
【図10A】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再配置されつつ、カメラビューによって回転する態様を示す例示図である。
【図10B】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再配置されつつ、カメラビューによって回転する態様を示す例示図である。
【図10C】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再配置されつつ、カメラビューによって回転する態様を示す例示図である。
【図11A】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再備置されつつ、カメラビューに向かう面にマッピングされる情報が修正される態様を示す例示図である。
【図11B】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再備置されつつ、カメラビューに向かう面にマッピングされる情報が修正される態様を示す例示図である。
【図11C】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再備置されつつ、カメラビューに向かう面にマッピングされる情報が修正される態様を示す例示図である。
【図12】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再配置されつつ、多面体オブジェクトの面に表示される情報が変わる過程を示すフローチャートである。
【図13A】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再配置されつつ、多面体オブジェクトの面に表示される情報が変わる態様を示す例示図である。
【図13B】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再配置されつつ、多面体オブジェクトの面に表示される情報が変わる態様を示す例示図である。
【図13C】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再配置されつつ、多面体オブジェクトの面に表示される情報が変わる態様を示す例示図である。
【符号の説明】
【0062】
610 生成部
620 保存部
630 入力部
640 制御部
650 GUI部
660 出力部
【技術分野】
【0001】
本発明は、3次元モーショングラフィックユーザインターフェース、これを提供する装置及び方法に係り、さらに詳細には、情報をさらに効果的に表現してユーザの感性を満足させうる3次元モーショングラフィックユーザインターフェース、これを提供する装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的にデジタル装置には、デジタル装置の使用を便利にし、かつユーザに情報を速くかつ直観的に伝達するために、グラフィックユーザインターフェース(Graphic User Interface、以下、GUI)が使われる。ユーザは、キーパッド、キーボード、マウスのようなポインティングデバイスを利用してポインタを動かし、ポインタが指すオブジェクトを選択することによって所望の動作をデジタル装置に命令できる。
【0003】
GUIは、2次元GUIと3次元GUIとに大別される。2次元GUIは平面的かつ静的であるのに対し、3次元GUIは2次元GUIに比べて立体的かつ動的であるため、情報の伝達においてさらに視覚的であり、ユーザの感性を満足させるという長所がある。それにより、デジタル装置で使われるGUIは、2次元GUIから3次元GUIに益々代替されつつある。
【0004】
ところが、3次元GUIは、その特性上ユーザにより視点が変化する場合、情報が歪曲されて見えるか、ユーザに不要な情報を伝達する可能性が高い。これにより、いろいろな発明(例えば、特許文献1)が提示されたが、前述した問題は依然として解決されていない。
【0005】
したがって、視点によって最適化された情報を伝達できる3次元UIが必要である。
【特許文献1】韓国公開特許第2003−040284号明細書公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、前記した問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザの視点によって最適化された情報を伝達できる3次元モーションGUI、これを提供する装置及び方法を提供するところにその目的がある。
【0007】
本発明の目的は、以上で言及した目的に制限されず、言及されていない他の目的は下の記載から当業者に明確に理解されうる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために、本発明の実施形態による3次元モーションGUIの提供装置は、所定面に情報が表示された複数の多面体オブジェクトを第1視点によってディスプレイするディスプレイ部と、ユーザから視点転換のための入力値を入力される入力部と、前記入力値によって前記多面体オブジェクトを第2視点によって再配置し、前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に前記情報を表示するGUI部と、を備える。
【0009】
前記目的を達成するために、本発明の実施形態による3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供方法は、所定面に情報が表示された複数の多面体オブジェクトを第1視点によってディスプレイする(a)ステップと、ユーザから視点転換のための入力値を入力される(b)ステップと、前記入力値によって前記多面体オブジェクトを第2視点によって再配置し、前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に前記情報を表示する(c)ステップと、を含む。
【0010】
前記目的を達成するために、本発明の実施形態による3次元モーショングラフィックユーザインターフェースは、所定平面及び前記平面に垂直の軸から形成される3次元空間と、所定面に情報が表示され、第1視点によって前記空間に配置される多面体オブジェクトであって、ユーザからの視点転換のための入力値により第2視点によって再配置された後、前記第2視点と垂直の面に前記情報を表示する多面体オブジェクトと、を含む。
【0011】
その他の実施例の具体的な事項は詳細な説明及び図面に含まれている。
【発明の効果】
【0012】
本発明による3次元モーションGUI、これを提供する装置及び方法によれば、次のような効果が一つあるいはそれ以上ある。
【0013】
第1に、カメラビューの動きによって多面体オブジェクトの配置を変化させ、重要な情報が表示された面をカメラビューに向けて表示することによって、ユーザに不要な情報が伝達されることを防止できる。
【0014】
第2に、オブジェクトの配置を変化させることによって、多面体オブジェクトを効率的に操作できる
第3に、情報伝達において、さらに直観的にユーザの感性を満足させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の利点及び特徴、そしてこれを達成する方法は添付された図面に基づいて詳細に後述されている実施例を参照すれば明確になる。しかし、本発明は以下で開示される実施例に限定されるものではなく、この実施例から外れて多様な形に具現でき、本明細書で説明する実施例は本発明の開示を完全にし、本発明が属する技術分野で当業者に発明の範ちゅうを完全に報せるために提供されるものであり、本発明は請求項及び発明の詳細な説明により定義されるだけである。一方、明細書全体に亙って同一な参照符号は同一な構成要素を示す。
【0016】
以下、本発明の一実施形態による3次元モーショングラフィックユーザインターフェース、これを提供する装置及びその方法を説明するためのブロック図、または処理フローチャートに関する図面を参考して本発明について説明する。この時、フローチャートの各ブロックとフロ−チャートの組合わせはコンピュータプログラムインストラクションにより実行可能なのが理解できるであろう。これらコンピュータプログラムインストラクションは、汎用コンピュータ、特殊用コンピュータまたはその他のプログラマブルデータプロセッシング装備のプロセッサーに搭載されうるので、コンピュータまたはその他のプログラマブルデータプロセッシング装備のプロセッサーを通じて実行されるそのインストラクションがフローチャートのブロックで説明された機能を行う手段を生成するように機構を作れる。これらコンピュータプログラムインストラクションは特定方式で機能を具現するためにコンピュータまたはその他のプログラマブルデータプロセッシング装備を指向できるコンピュータ利用可能またはコンピュータ判読可能メモリに保存されることも可能なので、そのコンピュータ利用可能またはコンピュータ判読可能メモリに保存されたインストラクションはフローチャートのブロックで説明された機能を行うインストラクション手段を内包する製造品目を生産することも可能である。コンピュータプログラムインストラクションはコンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備上に搭載することも可能なので、コンピュータまたはその他のプログラマブルデータプロセッシング装備上で一連の動作段階が実行されてコンピュータで実行されるプロセスを生成し、コンピュータまたはその他のプログラマブルデータプロセッシング装備を行うインストラクションはフローチャートのブロックで説明された機能を実行するための段階を提供することも可能である。
【0017】
また、各ブロックは特定の論理的機能を行うための一つ以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメントまたはコードの一部を示すことができる。また、いくつの代替実行例では、ブロックで言及された機能が順序を外れて発生することも可能であるということに注目せねばならない。例えば、連続して図示されている2つのブロックは、実質的に同時に行われてもよく、またはそのブロックが時々該当する機能によって逆順に行われてもよい。
【0018】
図1は、本発明の実施形態による3次元モーションGUIの全体構成を示す例示図である。
【0019】
本発明の実施形態による3次元グラフィックユーザインターフェース(Motion Graphics User Interface;以下、MGUI)は、3次元環境とモーショングラフィックス(Motion Graphics)を基盤としてさらに動的なGUI環境を構築しうるUI概念である。 MGUI環境は、大きく次のような要素で構成される。
1.MGUI空間(スペース)
2.MGUIオブジェクト
3.MGUIオブジェクトを配置(Presentation)する方式
4.MGUIカメラビュー
まず、 MGUI空間200は、3次元環境を構築するための空間領域であって、空間の特性によって活性空間(Active Space)210と非活性空間(Inactive Space)220とに分けられる。MGUIのデザイン時に使用できる空間は活性空間210である。3次元空間200は、活性空間210と非活性空間220とを分割方式によって多様な形態を有しうる。図2は、x軸とz軸方向には基準面により指定される領域に制限され、基準面の上側のy軸方向には無制限の活性空間211を持つMGUI空間を見せてくれている。
【0020】
MGUIオブジェクト300は、MGUIを構成する要素として、3次元環境でユーザと相互作用を行いつつ、情報を提供する。オブジェクト300は、3次元空間のうち、活性空間内に存在しうる。例えば、非活性空間と活性空間とが図2のような形態に分割される場合、オブジェクトは、矢印で表示される柱の内側空間にのみ位置でき、矢印で表示される柱の外側空間及び基準面の下側空間には位置できない。
【0021】
ここで、MGUIオブジェクト300についてのさらに具体的な説明のために、図3Aないし図3Cを参照する。ここで、図3Aは、モーションGUIの一構成要素である多面体オブジェクトを示す例示図で、図3B及び図3Cは、多面体オブジェクトの面に3次元立体型情報がマッピングされる態様を示す図面である。
【0022】
図3Aに示す多面体オブジェクトは、複数の面310とエッジ320と頂点330とから形成される。図3Aは、多面体オブジェクトが六面体である場合を例示しているが、これ以外にも多面体オブジェクトは三角柱、六角柱のような形態にも具現できる。球も無数な面から形成されることが分かる。以下の説明では、説明の便宜上六面体の場合を例として説明する。
【0023】
多面体オブジェクトを構成する面310は、情報面としての役割を行える。ここで情報面とは、ユーザに伝達するための情報を表すことができる面を意味し、制御可能なメニュー項目または各下位メニューについての情報を情報面を介して伝達できる。情報面には、図3Bに示すように、2Dビジュアル情報に該当するテキスト、イメージ、動画、2次元ウィジェットなどが表示されうる。また図3Cに示すように、3次元アイコン350のように立体形情報も情報面に表示可能である。
【0024】
このような多面体オブジェクトは、次のような属性を持つ。すなわち、多面体についての属性として、多面体の識別子及びサイズを持ち、面に関する属性として、番号、色相、透明度、情報面であるかどうかを含む。またエッジについての属性として、エッジの色相を含む。多面体オブジェクトが含んでいるオブジェクトについての情報を含む。しかし、このような属性は、前述した要素に限定されず、応用される分野によって多様な属性が存在できる。
【0025】
また、多面体オブジェクトは、3次元空間内で固有の動き(Motion)を発生させることができる。例えば、多面体オブジェクトは、位置移動、サイズ変形、回転などのモーションを発生させることができる。回転の場合、多面体オブジェクトはx、y、z軸のうち任意の軸を基準に任意の角度及び任意の方向に回転できる。
【0026】
MGUIオブジェクトを配置する方式とは、3次元空間内で1つ以上のオブジェクトがグループに縛られて画面にいかなる方式で配列されるかを定める方式である。例えば、同じグループ内のオブジェクトは、図4Aのように複数のオブジェクトが曲線に連結されて配置されるか、図4Bのように、円形に配置されてもよい。図4A及び図4Bでオブジェクトの選択は、フォーカスを表す標識360が移動するか、フォーカスを表す標識360は固定されたままオブジェクトが左右に移動することによって選択できる。
【0027】
MGUIカメラビューは、MGUI空間200内での視点をいう。カメラビューは3次元空間内で移動できる。カメラビューの移動は、すなわち、空間内でナビゲーションが立ち上がることを意味し、これにより、空間全体的にモーションが発生する。カメラビューは、オブジェクトが持っている固有のモーション属性と共に3次元GUI環境でモーションを起こす主な要因である。図5は、カメラビューが逆時計回り方向に回転することによって3次元空間内のあらゆるオブジェクトが時計回り方向に回転する効果を示している。
【0028】
次に、図6Aは、本発明の実施形態による3次元モーションGUIの提供装置を示すブロック図である。
【0029】
本発明の実施形態による3次元モーションGUIの提供装置600は、デジタル装置で構成できる。ここで、デジタル装置とは、デジタルデータを処理するデジタル回路を持つ装置であって、コンピュータ、プリンタ、スキャナ、ポケットベル、デジタルカメラ、FAX、デジタル複写機、デジタル家電機器、デジタル電話、デジタルプロジェクタ、ホームサーバ、デジタルビデオレコーダ、デジタルTV放送受信機、デジタル衛星放送受信機、セットトップボックス、個人用デジタル端末機(PDA)及び携帯電話などを例として挙げられる。
【0030】
さらに具体的に、3次元モーションGUIの提供装置600は、生成部610、保存部620、入力部630、制御部640、出力部660及びGUI部650を備える。
【0031】
生成部610は、MGUI空間200及び複数の多面体オブジェクトを生成する。例えば、3次元モーションGUIの提供装置600のメニューがPhone Book、SMS、Camera、Sound、Rainbow、Music、Set up及びMyPhoneなどの上位メニューからなる場合、生成部610は、各上位メニューに対する六面体オブジェクトを生成する。
【0032】
保存部620は、生成部610により生成された3次元空間200、多面体オブジェクト及び前述した多面体オブジェクトの属性についての情報を保存する。すなわち、保存部620は、多面体オブジェクトの面についての色相、サイズ、情報面であるかどうか、各面に表示される情報を保存する。また、保存部620は、多面体オブジェクトの各情報面にマッピングされる情報を保存する。例えば、Phone Bookメニューについての六面体オブジェクトの各面には、Phone Bookメニューを表すイメージ、テキスト、Phone Bookメニューに対する下位メニューなどがマッピングされうる。このような保存モジュール520は、ROM(Read Only Memory)、PROM(Programable ROM)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリのような不揮発性メモリ素子またはRAM(Random Access Memory)のような揮発性メモリ素子またはハードディスクドライブ(HDD)のような保存媒体のうち、少なくとも1つとして具現されうるが、これに限定されるものではない。
【0033】
入力部630は、多面体オブジェクトグループ内で所定多面体オブジェクトを選択するか、多面体オブジェクトの特定情報面または情報面上の特定メニューを選択する入力値をユーザから入力される。また、入力部630は、ユーザから視点転換のための入力値を入力される。このために、入力部630は、視点転換のための別途のキーを備えられる。例えば、入力部630がキーパッドとして具現される場合、入力部630は、x−y軸平面内での方向移動のための方向キー(図示せず)及びz軸上での方向移動のためのズームイン/ズームアウトキー(図示せず)以外にも、カメラビューを移動させることができるキー(図示せず)を別途に備えられる。このような入力部630は、3次元モーションGUIの提供装置600とハードウェア的に一体型に具現されるか、マウス、キーボード、ジョイスティックのように別途のモジュールとして具現されることもある。入力部630が別途のモジュールとして具現される場合、入力部630は、有線及び無線の形態としても具現できる。
【0034】
制御部640は、装置内の他の構成要素を連結して管理する。例えば、制御部640は、入力部630を通じて入力された入力値を処理してGUI部650に提供する。
【0035】
一方、GUI部650は、生成部610で生成された多面体オブジェクトを利用して、3次元モーションGUIを提供する役割を行う。さらに具体的な説明のために、図6Bを参照する。
【0036】
図6Bは、GUI部650の構成をさらに詳細に示すブロック図である。図示されたGUI部650は、情報マッピング部651、モーション処理部652及びオブジェクト管理部653を備える。
【0037】
情報マッピング部651は、生成部610で生成された多面体オブジェクトに前述した属性を付与し、その属性によって多面体オブジェクトの各面に情報をマッピングする。すなわち、多面体オブジェクトをなす面が情報面であるかどうかによって該当情報面に情報をマッピングする。ここで、多面体オブジェクトの情報面にマッピングされる情報の量は、カメラビューとの距離によって変わる。例えば、所定多面体オブジェクトとカメラビューとの距離が近い場合、情報マッピング部651は、ユーザに見られている面に多量の情報を表示する。これに比べて、該当多面体オブジェクトとカメラ部との距離が遠ざかれば、情報マッピング部651は、ユーザに見られている面に簡略な情報だけを表示する。
【0038】
モーション処理部652は、カメラビューが移動するにつれて複数の多面体オブジェクトを再配置し、多面体オブジェクトのサイズ及び角度を変化させる。すなわち、所定多面体オブジェクトとカメラビューとの距離が遠ざかった場合、モーション処理部652は該当多面体オブジェクトのサイズを縮少する。一方、所定多面体オブジェクトとカメラビューとの距離が近づいた場合、モーション処理部652は、該当多面体オブジェクトのサイズを拡大する。もし、多面体オブジェクトの特定面がディスプレイされている状態でカメラビューが所定方向に回転する場合、モーション処理部652は、カメラビューが回転する方向に多面体オブジェクトを回転させる。すなわち、モーション処理部652は、カメラビューが回転する前にディスプレイされた面が常にカメラビューに向かうように多面体オブジェクトを回転させる。
【0039】
オブジェクト管理部653は、ユーザによりグループ内の所定多面体オブジェクトが選択される場合、選択された多面体オブジェクトを強調する処理を施す。選択された多面体オブジェクトを強調する方法は、選択された多面体オブジェクトの周辺にフォーカスを表す標識を形成するか、選択された多面体オブジェクトの属性を変化させることによって可能である。例えば、選択された多面体オブジェクトのサイズを拡大させるか、多面体オブジェクトを構成する面の色相を変化させることによって、ユーザにより選択された多面体オブジェクトを強調してもよい。または、グループ内の非選択された多面体オブジェクトの属性を変化させることによって、ユーザにより選択された多面体オブジェクトを強調してもよい。
【0040】
前述したように、GUI部650は、カメラビューが移動するにつれて多面体オブジェクトの配置を変化させるか、カメラビューによって多面体オブジェクトを回転させるか、多面体オブジェクトとカメラビューとの距離によって多面体オブジェクトに表示される情報を修正する。このような動作はカメラビューの移動によって個別的に行われてもよく、少なくとも一つ以上の動作が互いに複合的に行われてもよい。例えば、複数の多面体オブジェクトが円形に配置されており、多面体コンポーネントの特定情報面が見られている状態で、カメラビューが多面体オブジェクトらから遠ざかりつつ右側に回転する場合、モーション処理部652は、各多面体オブジェクトの特定情報面が見られ続けるように、複数の多面体オブジェクトをカメラビューによって右側に回転させる。同時に情報マッピング部651は、多面体オブジェクトとカメラビューとの距離が遠ざかるので、各多面体オブジェクトの特定情報面に簡略な情報を表示する。出力部660は、GUI部650により処理された結果を可視的に表現する。
【0041】
このような出力部660は、前述した入力部630とハードウェア的に独立的に具現されるか、タッチパッド、タッチスクリーンなどのように入力部630と複合的に具現されうる。
【0042】
次いで、図7ないし図12Cを参照して本発明の実施形態による3次元モーションGUIの提供方法について説明する。
【0043】
図7は、カメラビューの動きによって多面体オブジェクトを再配置する過程を示すフローチャートである。
【0044】
まず、ユーザからカメラビュー移動のための入力値を入力される(S710)。このステップは、キーパッド、キーボード、マウス、タッチパッド、タッチスクリーンなどの多様な入力手段を通じて行われうる。例えば、入力部630がキーパッドとして具現される場合、ユーザは、カメラビューを移動させることができるキー(図示せず)を操作してカメラビューを移動させることができる。これ以外にもジャイロセンサーのような動き感知センサーを利用して3次元モーションGUIの提供装置600の動きを感知することによって、カメラビューを移動させることもできる。カメラビュー移動のための入力値は、制御部640を通じてGUI部650に提供される。
【0045】
この後、GUI部650は、入力値によって多面体オブジェクトを再配置し(S720)、これにより、多面体オブジェクトのサイズを変化させる(S730)。さらに具体的な説明のために、図8Aないし図8Cを参照する。
【0046】
図8Aは、多面体オブジェクト810、820、830、840、850、860、870、880の第1面811、821、831、841、851、861、871、881及び第2面812、822、832、842、852、862、872、882にそれぞれイメージとタイトルがマッピングされており、円形に配置された多面体オブジェクト810、820、830、840、850、860、870、880の第1面811、821、831、841、851、861、871、881が見られている態様を図示したものである。図8Aで、カメラビューが多面体オブジェクト810、820、830、840、850、860、870、880の上側へ移動する場合、モーション処理部652は、図8Bのように、多面体オブジェクト810、820、830、840、850、860、870、880を順次中央に移動させて図8Cのように、格子状に再配置する。このステップで、多面体オブジェクト810、820、830、840、850、860、870、880が再配置される動作及び多面体オブジェクト810、820、830、840、850、860、870、880のサイズが変わる動作はいずれも連続的に行われる。
【0047】
このように、カメラビューが移動することによって多面体オブジェクトを再配置すれば、多面体オブジェクトを再配置しない場合に比べて多面体オブジェクトのサイズが大きく表示されるので、情報伝達に効率的である。また、図8Aのような状態では、左右方向キーを操作して特定多面体オブジェクトを選択できるのに比べて、図8Cのように、多面体オブジェクトが再配置されれば、上、下、左、右の4個の方向キーを使用して特定多面体オブジェクトを選択できる。
【0048】
図9は、カメラビューが移動することによって多面体オブジェクトを再配置すると同時に、カメラビューに向かうように多面体オブジェクトを回転させて情報を表示する過程を示すフローチャートである。
【0049】
ユーザからカメラビュー移動のための入力値を入力された後(S910)、GUI部650は、入力値によって多面体オブジェクトを再配置し(S920)、カメラビューによって多面体オブジェクトを回転させる(S930)。さらに具体的な説明のために、図10Aないし図10Cを参照する。
【0050】
図10Aは、多面体オブジェクト110、120、130、140、150、160、170、180の第1面111、121、131、141、151、161、171、181及び第2面112、122、132、142、152、162、172、182にそれぞれ数字及びタイトルがマッピングされており、多面体オブジェクト110、120、130、140、150、160、170、180が円形に配置された態様を示している。
【0051】
図10Aのような状態で、カメラビューが多面体オブジェクト110、120、130、140、150、160、170、180の上側へ移動する場合、モーション処理部652は、図10Bのように多面体オブジェクト110、120、130、140、150、160、170、180を順次中央に移動させて、図10Cのように格子状に再配置する。この時、モーション処理部652は、各多面体オブジェクトの第1面111、121、131、141、151、161、171、181がカメラビューに向かうように、カメラビューの動きによって各多面体オブジェクト110、120、130、140、150、160、170、180を回転させる。この時、カメラビューに向かう面は、ユーザに現在見られている面であるか、ユーザにより選択された面であるか、多面体オブジェクトの各面に表示された情報のうち重要度の高い情報が表示された面である。このステップで、多面体オブジェクト110、120、130、140、150、160、170、180の配置が変わる動作、多面体オブジェクト110、120、130、140、150、160、170、180の配置が変わりつつサイズが変わる動作、第1面111、121、131、141、151、161、171、181がカメラビューに向かうように多面体オブジェクト110、120、130、140、150、160、170、180が回転する動作は、いずれも連続的に起きる。
【0052】
一方、他の実施形態では、多面体オブジェクトを回転させずにカメラビューに向かう面にマッピングされる情報を修正することによって、情報を伝達してもよい。さらに具体的な説明のために、図11Aないし図11Cを参照する。
【0053】
図11Aは、多面体オブジェクト410、420、430、440、450、460、470、480の第1面411、421、431、441、451、461、471、481及び第2面412、422、432、442、452、462、472、482にそれぞれ数字及びタイトルがマッピングされており、多面体オブジェクト410、420、430、440、450、460、470、480が円形に配置された態様を示している。図11Aのような状態で、カメラビューが多面体オブジェクト410、420、430、440、450、460、470、480の上側に移動する場合、モーション処理部652は、図11Bのように多面体オブジェクト410、420、430、440、450、460、470、480を順次中央に移動させる。この時、各多面体オブジェクトの第1面及び第2面に表示された情報、すなわち、数字とタイトルは情報マッピング部651により次第に消える。この後、多面体オブジェクト410、420、430、440、450、460、470、480が格子状に再配置されれば、情報マッピング部651は、図11Cのように、各オブジェクトでカメラビューに向かう面、すなわち、各多面体オブジェクト410、420、430、440、450、460、470、480の第2面412、422、432、442、452、462、472、482に数字をマッピングする。ここで、多面体オブジェクト410、420、430、440、450、460、470、480の配置が変わる動作、各面に表示された数字情報及びタイトルが消える動作及びカメラビューに向かう第2面412、422、432、442、452、462、472、482に数字情報が再び表示される動作はいずれも連続的に起きる。
【0054】
図12は、カメラビューの移動によって多面体オブジェクトが再配置されつつ多面体オブジェクトの面に表示される情報が変わる過程を示すフローチャートである。
【0055】
ユーザからカメラビュー移動のための入力値が入力されれば(S1210)、GUI部650は、入力値によって多面体オブジェクトを再配置し(S1220)、カメラビューによって多面体オブジェクトを回転させる(S1230)。そして、GUI部650は、多面体オブジェクトとカメラビューとの距離によって各情報面に表示される情報を修正する(S1240)。さらに具体的な説明のために、図13Aないし図13Cを参照する。
【0056】
図13Aは、円形に配置された複数の多面体オブジェクト510、520、530、540、550、560、570、580のうち、Phone Bookオブジェクト510を除外した多面体オブジェクト520、530、540、550、560、570、580は、該当メニューについてのイメージが表示された第1面521、531、541、551、561、571、581が見られており、Phone Bookオブジェクト510は、下位メニューが表示された第1面511が見られている態様を示したものである。
【0057】
図13Aのような状態で、カメラビューが上側に移動する場合、モーション処理部652は、図13Bのように、多面体オブジェクト510、520、530、540、550、560、570、580を次第に中央に移動させて図13Cのように、格子状に再配置する。そして、モーション処理部652は、各多面体オブジェクト510、520、530、540、550、560、570、580の第1面がカメラビューに向かうように多面体オブジェクト510、520、530、540、550、560、570、580を回転させる。一方、情報マッピング部651は、多面体オブジェクト510、520、530、540、550、560、570、580の第1面511、521、531、541、551、561、571、581がカメラビューに向かうように回転する時、多面体オブジェクト510、520、530、540、550、560、570、580の第1面511、521、531、541、551、561、571、581に表示された情報を削除して新たな情報、例えば、各多面体オブジェクトについてのタイトルを表示する。
【0058】
このステップで、多面体オブジェクト510、520、530、540、550、560、570、580の配置が変わる動作、多面体オブジェクト510、520、530、540、550、560、570、580の配置が変わりつつサイズが変わる動作、第1面511、521、531、541、551、561、571、581がカメラビューに向かうように多面体オブジェクトが回転する動作、多面体オブジェクトの第1面511、521、531、541、551、561、571、581に表示された情報(すなわち、Phone Bookオブジェクトの下位メニュー及び他の多面体オブジェクトのイメージ)が次第に消える動作、及び回転された多面体オブジェクトの第1面511、521、531、541、551、561、571、581にタイトルが表示される動作は、いずれも連続的に起きる。
【0059】
以上と一緒に本発明を例示された図面を参照として説明したが、 本発明による3次元モーショングラフィックユーザインターフェース、これを提供する装置及びその方法に対して説明したが、本発明は 本明細書に開示された実施例及び図面によって限定されるものではなく、その発明の技術思想範囲内で当業者により多様に変形可能であることはいうまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0060】
本発明は、3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供装置の関連技術分野に好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】本発明の実施形態による3次元モーションGUIの全体構成を示す図である。
【図2】本発明に実施形態によって活性空間と非活性空間との分割による3次元空間の変化を示す図である。
【図3A】モーションGUIの一構成要素である多面体オブジェクトを示す例示図である。
【図3B】多面体オブジェクトの面に2次元ビジュアル情報がマッピングされる態様を示す図である。
【図3C】多面体オブジェクトの面に3次元立体型情報がマッピングされる態様を示す図である。
【図4A】複数のオブジェクトを配置する方法を示す例示図である。
【図4B】複数のオブジェクトを配置する方法を示す例示図である。(削除)
【図5】カメラビューの動きによって3次元空間にモーションが発生する態様を示す例示図である。
【図6A】発明の実施形態による3次元モーションGUIの提供装置を示すブロック図である。
【図6B】図6AのGUI部を示すブロック図である。
【図7】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトを再配置する過程を示すフローチャートである。
【図8A】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再配置される態様を示す例示図である。
【図8B】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再配置される態様を示す例示図である。
【図8C】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再配置される態様を示す例示図である。
【図9】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再配置されつつ、カメラビューによって回転する過程を示すフローチャートである。
【図10A】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再配置されつつ、カメラビューによって回転する態様を示す例示図である。
【図10B】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再配置されつつ、カメラビューによって回転する態様を示す例示図である。
【図10C】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再配置されつつ、カメラビューによって回転する態様を示す例示図である。
【図11A】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再備置されつつ、カメラビューに向かう面にマッピングされる情報が修正される態様を示す例示図である。
【図11B】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再備置されつつ、カメラビューに向かう面にマッピングされる情報が修正される態様を示す例示図である。
【図11C】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再備置されつつ、カメラビューに向かう面にマッピングされる情報が修正される態様を示す例示図である。
【図12】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再配置されつつ、多面体オブジェクトの面に表示される情報が変わる過程を示すフローチャートである。
【図13A】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再配置されつつ、多面体オブジェクトの面に表示される情報が変わる態様を示す例示図である。
【図13B】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再配置されつつ、多面体オブジェクトの面に表示される情報が変わる態様を示す例示図である。
【図13C】カメラビューの動きによって多面体オブジェクトが再配置されつつ、多面体オブジェクトの面に表示される情報が変わる態様を示す例示図である。
【符号の説明】
【0062】
610 生成部
620 保存部
630 入力部
640 制御部
650 GUI部
660 出力部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定面に情報が表示された複数の多面体オブジェクトを第1視点によってディスプレイするディスプレイ部と、
ユーザから視点転換のための入力値を入力される入力部と、
前記入力値によって前記多面体オブジェクトを第2視点によって再配置し、前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に前記情報を表示するグラフィックユーザインターフェース部と、を備える3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供装置。
【請求項2】
前記再配置された多面体オブジェクトで前記情報が表示される面は、前記第1視点の多面体オブジェクトで前記情報が表示された面が所定角度に回転された面である請求項1に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供装置。
【請求項3】
前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に表示される情報は、前記第2視点によって変わる請求項1に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供装置。
【請求項4】
前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に表示される情報は、前記第1視点での多面体オブジェクトの面に表示される情報と階層構造を持つ請求項3に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供装置。
【請求項5】
前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に表示される情報は、前記第1視点での多面体オブジェクトの面に表示される情報の上位メニュー及び下位メニューのうち少なくとも一つである請求項4に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供装置。
【請求項6】
前記多面体オブジェクトは、前記第2視点によって大きさ及び角度が変わる請求項1に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供装置。
【請求項7】
前記情報は、テキスト、イメージ、動画、アイコン、ボタン、2次元ウィジェット及び立体型アイコンのうち少なくとも一つである請求項1に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供装置。
【請求項8】
所定面に情報が表示された複数の多面体オブジェクトを第1視点によってディスプレイする(a)ステップと、
ユーザから視点転換のための入力値を入力される(b)ステップと、
前記入力値によって前記多面体オブジェクトを第2視点によって再配置し、前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に前記情報を表示する(c)ステップと、を含む3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供方法。
【請求項9】
前記再配置された多面体オブジェクトで前記情報が表示される面は、前記第1視点の多面体オブジェクトで前記情報が表示された面が所定角度に回転された面である請求項8に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供方法。
【請求項10】
前記(c)ステップは、前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に表示される情報が前記第2視点によって変わる請求項8に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供方法。
【請求項11】
前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に表示される情報は、前記第1視点での多面体オブジェクトの面に表示される情報と階層構造を持つ請求項10に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供方法。
【請求項12】
前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に表示される情報は、前記第1視点での多面体オブジェクトの面に表示される情報の上位メニュー及び下位メニューのうち少なくとも一つである請求項11に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供方法。
【請求項13】
前記情報は、テキスト、イメージ、動画、アイコン、ボタン、2次元ウィジェット及び立体型アイコンのうち少なくとも一つである請求項8に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供方法。
【請求項14】
前記多面体オブジェクトは、前記第2視点によって大きさ及び角度が変わる請求項8に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供方法。
【請求項15】
所定平面及び前記平面に垂直の軸から形成される3次元空間と、
所定面に情報が表示され、第1視点によって前記空間に配置される多面体オブジェクトであって、ユーザからの視点転換のための入力値により第2視点によって再配置された後、前記第2視点と垂直の面に前記情報を表示する多面体オブジェクトと、を含む3次元モーショングラフィックユーザインターフェース。
【請求項16】
前記再配置された多面体オブジェクトで前記情報が表示される面は、前記第1視点の多面体オブジェクトで前記情報が表示された面が所定角度に回転された面である請求項15に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェース。
【請求項17】
前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に表示される情報は、前記第2視点によって変わる請求項15に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェース。
【請求項18】
前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に表示される情報は、前記第1視点での多面体オブジェクトの面に表示される情報と階層構造を持つ請求項17に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェース。
【請求項19】
前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に表示される情報は、前記第1視点での多面体オブジェクトの面に表示される情報の上位メニュー及び下位メニューのうち少なくとも一つである請求項18に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェース。
【請求項20】
前記情報は、テキスト、イメージ、動画、アイコン、ボタン、2次元ウィジェット及び立体型アイコンのうち少なくとも一つである請求項15に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェース。
【請求項21】
前記多面体オブジェクトは、前記第2視点によって大きさ及び角度が変わる請求項15に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェース。
【請求項1】
所定面に情報が表示された複数の多面体オブジェクトを第1視点によってディスプレイするディスプレイ部と、
ユーザから視点転換のための入力値を入力される入力部と、
前記入力値によって前記多面体オブジェクトを第2視点によって再配置し、前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に前記情報を表示するグラフィックユーザインターフェース部と、を備える3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供装置。
【請求項2】
前記再配置された多面体オブジェクトで前記情報が表示される面は、前記第1視点の多面体オブジェクトで前記情報が表示された面が所定角度に回転された面である請求項1に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供装置。
【請求項3】
前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に表示される情報は、前記第2視点によって変わる請求項1に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供装置。
【請求項4】
前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に表示される情報は、前記第1視点での多面体オブジェクトの面に表示される情報と階層構造を持つ請求項3に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供装置。
【請求項5】
前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に表示される情報は、前記第1視点での多面体オブジェクトの面に表示される情報の上位メニュー及び下位メニューのうち少なくとも一つである請求項4に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供装置。
【請求項6】
前記多面体オブジェクトは、前記第2視点によって大きさ及び角度が変わる請求項1に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供装置。
【請求項7】
前記情報は、テキスト、イメージ、動画、アイコン、ボタン、2次元ウィジェット及び立体型アイコンのうち少なくとも一つである請求項1に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供装置。
【請求項8】
所定面に情報が表示された複数の多面体オブジェクトを第1視点によってディスプレイする(a)ステップと、
ユーザから視点転換のための入力値を入力される(b)ステップと、
前記入力値によって前記多面体オブジェクトを第2視点によって再配置し、前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に前記情報を表示する(c)ステップと、を含む3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供方法。
【請求項9】
前記再配置された多面体オブジェクトで前記情報が表示される面は、前記第1視点の多面体オブジェクトで前記情報が表示された面が所定角度に回転された面である請求項8に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供方法。
【請求項10】
前記(c)ステップは、前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に表示される情報が前記第2視点によって変わる請求項8に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供方法。
【請求項11】
前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に表示される情報は、前記第1視点での多面体オブジェクトの面に表示される情報と階層構造を持つ請求項10に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供方法。
【請求項12】
前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に表示される情報は、前記第1視点での多面体オブジェクトの面に表示される情報の上位メニュー及び下位メニューのうち少なくとも一つである請求項11に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供方法。
【請求項13】
前記情報は、テキスト、イメージ、動画、アイコン、ボタン、2次元ウィジェット及び立体型アイコンのうち少なくとも一つである請求項8に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供方法。
【請求項14】
前記多面体オブジェクトは、前記第2視点によって大きさ及び角度が変わる請求項8に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェースの提供方法。
【請求項15】
所定平面及び前記平面に垂直の軸から形成される3次元空間と、
所定面に情報が表示され、第1視点によって前記空間に配置される多面体オブジェクトであって、ユーザからの視点転換のための入力値により第2視点によって再配置された後、前記第2視点と垂直の面に前記情報を表示する多面体オブジェクトと、を含む3次元モーショングラフィックユーザインターフェース。
【請求項16】
前記再配置された多面体オブジェクトで前記情報が表示される面は、前記第1視点の多面体オブジェクトで前記情報が表示された面が所定角度に回転された面である請求項15に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェース。
【請求項17】
前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に表示される情報は、前記第2視点によって変わる請求項15に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェース。
【請求項18】
前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に表示される情報は、前記第1視点での多面体オブジェクトの面に表示される情報と階層構造を持つ請求項17に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェース。
【請求項19】
前記再配置された多面体オブジェクトで前記第2視点と垂直の面に表示される情報は、前記第1視点での多面体オブジェクトの面に表示される情報の上位メニュー及び下位メニューのうち少なくとも一つである請求項18に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェース。
【請求項20】
前記情報は、テキスト、イメージ、動画、アイコン、ボタン、2次元ウィジェット及び立体型アイコンのうち少なくとも一つである請求項15に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェース。
【請求項21】
前記多面体オブジェクトは、前記第2視点によって大きさ及び角度が変わる請求項15に記載の3次元モーショングラフィックユーザインターフェース。
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図12】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図12】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【公開番号】特開2007−128509(P2007−128509A)
【公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−290175(P2006−290175)
【出願日】平成18年10月25日(2006.10.25)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年10月25日(2006.10.25)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【Fターム(参考)】
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