説明

3D表示装置、3Dメガネ、及び3D表示装置の映像伝達方法

【課題】視聴者に臨場感を直接体感させることができる3D表示装置、3Dメガネ、及び3D表示装置の映像伝達方法を提供する。
【解決手段】3D映像表示部100において、バイブレータ処理部151aは、3D映像処理部130から現在の映像種別、音声処理部140から現在の音声状態を取り出す。バイブレータ処理部151aは、バイブレータ動作設定テーブル120aからバイブレータ260が動作する条件である「映像種別」と「音声状態」を取り出し、現在の映像種別と音声状態が条件に一致するかを判定する。条件に一致したときバイブレータ処理部151aは、動作パターン設定テーブル120bから「動作パターン」を取り出し、「動作パターン」が設定されたバイブレータ動作信号を3Dメガネ部200に送信する。3Dメガネ部200は、バイブレータ動作信号を受信すると、その「動作パターン」に基づいてバイブレータ260を振動させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、3D表示装置、3Dメガネ、及び3D表示装置の映像伝達方法に係り、特に臨場感を伝達する3D表示装置、3Dメガネ、及び3D表示装置の映像伝達方法に関する。
【背景技術】
【0002】
まず、3D表示装置のフレームシーケンシャル方式における3D映像が見える仕組みについて、図5を用いて説明する。3D表示装置は、左目映像フレーム(以下、「左目フレーム」という)と右目映像フレーム(以下、「右目フレーム」という)を図5(1)に示すように1フレーム毎に交互に表示する。また、3D表示装置は、この左目フレームと右目フレームの表示に同期して図5(2)に示す3Dメガネに赤外光によるトリガー信号を出力する。3Dメガネは、このトリガー信号に基づいて3Dメガネの左右パネルに装備されているシャッターの開閉を行う。つまり、トリガー信号(以下、「シャッター開閉信号」という)に基づいてシャッターが制御されると、左目フレームが表示されているときには、3Dメガネの左パネルのシャッターが「開(OFF)」となり、右パネルのシャッターは「閉(ON)」となる。同様に、右目フレームが表示されているときには、3Dメガネの右パネルのシャッターが「開(OFF)」となり、左パネルのシャッターは「閉(ON)」となる。このような3Dメガネのシャッターの制御により、図5(3)に示すように、左目フレームが表示されているときには左目には左目映像が見え、右目フレームが表示されているときには右目に右目映像が見える。以上の仕組みにより、視聴者が3Dメガネをかけて3D表示装置に表示される映像を見ると、視聴者には立体的な3D映像に見える。
【0003】
このような3D表示装置において、映像を立体的に見るためには視聴者は3Dメガネを通して映像を見なければならないので、視聴者は3Dメガネを装着することで視聴していた。しかし、3D表示装置の3Dメガネを装着することで、視聴者は映像を立体的に見ることができるが、この立体的な映像が振動するシーンや衝撃を受けるシーンにおいては、視聴者は臨場感を直接体感することが難しかった。例えば、地震が発生しているシーンでは建物が揺れる臨場感や、落雷が発生しているシーンでは雷が地面に落下するときに受ける衝撃の臨場感などを3D映像だけでは直接体感することが難しかった。
【0004】
振動で情報を伝達する技術として特開2009−180864号公報(特許文献1)を挙げることができる。特許文献1に開示の技術では、電気的に焦点距離を可変にできる可変焦点レンズと可変焦点レンズを取り付けたフレームを有する遠近両用の電子眼鏡に、可変焦点レンズを制御するための駆動制御回路と、駆動制御回路に電源を供給するための電池と、電池の残量を検出するための残量検出回路と、残量検出回路の検出結果に応じた振動を行う振動部をフレームに備えることで、電子眼鏡の電池の消耗をフレームの振動で着用者に知らせることができる電子眼鏡を提供している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−180864号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示の技術では、電子眼鏡の電池切れの警告をフレームの振動部を振動させることで電子眼鏡の着用者に伝えることができる。しかし、この振動による伝達は、電子眼鏡が備える機能などの状態を伝えることができるが、電子眼鏡が備えていない機能などの場合には適用することができない。しかし、眼鏡を振動させて眼鏡の着用者に色々な情報を伝達することが求められるようになった。3Dメガネを装着して映像を視聴する3D表示装置においては、映像の場面などに応じて視聴者が装着している3Dメガネを振動させることで視聴者に映像の臨場感を伝達する手段が求められるようになった。
【0007】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、上記課題を解決できる3D表示装置、3Dメガネ、及び3D表示装置の映像伝達方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の3D表示装置は、映像信号を入力し前記映像信号から映像種別を取り出す映像種別取出手段と、前記映像種別に対応したバイブレータの縦揺れ振動と横揺れ振動の動作パターンが設定された動作パターン設定テーブルを記憶する記憶手段と、前記映像種別に対応した前記動作パターンを前記動作パターン設定テーブルから取り出す動作パターン取出手段と、3Dメガネに前記動作パターンを送信する動作パターン送信手段と、を備えることを特徴としている。
また、本発明の3D表示装置は、映像信号に対する音声信号を入力し前記音声信号から音声状態を取り出す音声状態取出手段と、前記音声状態に対応したバイブレータの縦揺れ振動と横揺れ振動の動作パターンが設定された動作パターン設定テーブルを記憶する記憶手段と、前記音声状態に対応した前記動作パターンを前記動作パターン設定テーブルから取り出す動作パターン取出手段と、3Dメガネに前記動作パターンを送信する動作パターン送信手段と、を備えることを特徴としている。
また、本発明の3D表示装置は、映像信号を入力し前記映像信号から映像種別を取り出す映像種別取出手段と、映像信号に対する音声信号を入力し前記音声信号から音声状態を取り出す音声状態取出手段と、前記映像種別と前記音声状態に対応したバイブレータの縦揺れ振動と横揺れ振動の動作パターンが設定された動作パターン設定テーブルを記憶する記憶手段と、前記映像種別と前記音声状態に対応した前記動作パターンを前記動作パターン設定テーブルから取り出す動作パターン取出手段と、3Dメガネに前記動作パターンを送信する動作パターン送信手段と、を備えることを特徴としている。
また、本発明の3D表示装置は、前記映像種別は、前記映像信号の特徴により分類された種別であることを特徴としている。
また、本発明の3D表示装置は、前記音声状態は、前記音声信号から取り出した高音音量、低音音量、音量変化量のいずれか、またはこれらの組み合わせであることを特徴としている。
また、本発明の3D表示装置は、視聴予定時間を入力する視聴予定時間入力手段を備え、前記視聴予定時間が経過したときに前記動作パターン送信手段により前記3Dメガネに前記動作パターンを送信することを特徴としている。
また、本発明の3Dメガネは、バイブレータを有する3Dメガネであって、前記バイブレータの縦揺れ振動と横揺れ振動の動作パターンを受信する動作パターン受信手段と、前記動作パターンに基づいて前記バイブレータを振動させるバイブレータ振動手段と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明の3Dメガネは、前記バイブレータ振動手段が耳あてに設けられたことを特徴としている。
また、本発明の3D表示装置の映像伝達方法は、映像信号を入力し前記映像信号から映像種別を取り出す映像種別取出工程と、前記映像種別に対応したバイブレータの縦揺れ振動と横揺れ振動の動作パターンが設定された動作パターン設定テーブルを記憶する記憶工程と、前記映像種別に対応した前記動作パターンを前記動作パターン設定テーブルから取り出す動作パターン取出工程と、3Dメガネに前記動作パターンを送信する動作パターン送信工程と、を備えることを特徴としている。
また、本発明の3D表示装置の映像伝達方法は、映像信号に対する音声信号を入力し前記音声信号から音声状態を取り出す音声状態取出工程と、前記音声状態に対応したバイブレータの縦揺れ振動と横揺れ振動の動作パターンが設定された動作パターン設定テーブルを記憶する記憶工程と、前記音声状態に対応した前記動作パターンを前記動作パターン設定テーブルから取り出す動作パターン取出工程と、3Dメガネに前記動作パターンを送信する動作パターン送信工程と、を備えることを特徴としている。
また、本発明の3D表示装置の映像伝達方法は、映像信号を入力し前記映像信号から映像種別を取り出す映像種別取出工程と、映像信号に対する音声信号を入力し前記音声信号から音声状態を取り出す音声状態取出工程と、前記映像種別と前記音声状態に対応したバイブレータの縦揺れ振動と横揺れ振動の動作パターンが設定された動作パターン設定テーブルを記憶する記憶工程と、前記映像種別と前記音声状態に対応した前記動作パターンを前記動作パターン設定テーブルから取り出す動作パターン取出工程と、3Dメガネに前記動作パターンを送信する動作パターン送信工程と、を備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の3D表示装置、3Dメガネ、及び3D表示装置の映像伝達方法によれば、映像の特徴やシーンに応じて視聴者が装着している3Dメガネを振動させることで、視聴者に臨場感を伝達することが可能な3D表示装置、3Dメガネ、及び3D表示装置の映像伝達方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態に係る3D表示装置の機能構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係るバイブレータ動作設定テーブルの構成を示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係る動作パターン設定テーブルの構成を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係るバイブレータ処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】従来技術に係る3D表示装置のフレームシーケンシャル方式における3D映像が見える仕組みを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を実施するための実施の形態(以下、「実施形態」という)を、図面を参照して説明する。
【0012】
実施形態における図1に示す3D表示装置10の機能構成について説明する。3D表示装置10は、3D映像表示部100と3Dメガネ部200から構成されている。3D映像表示部100は、3D表示装置10の表示装置側に搭載される機能である。3D映像表示部100は、3D映像信号を入力し映像を表示すると同時に、3Dメガネ部200の左右パネルに装備されているシャッターの開閉を行うシャッター開閉信号を3Dメガネ部200に送信する。また、3D映像表示部100は、3Dメガネ部200に搭載されるバイブレータを動作パターンにより振動させる信号(以下、「バイブレータ動作信号」という)、またはバイブレータの振動を停止させる信号(以下、「バイブレータ停止信号」という)を、3Dメガネ部200に送信する。3D映像表示部100は、バイブレータ機能使用有無入力部110、バイブレータ動作設定テーブル120a、動作パターン設定テーブル120b、3D映像処理部130、音声処理部140、制御部150、3Dメガネ送信部160、表示部170、及び音声出力部180から構成されている。制御部150は、3Dメガネコントローラ151、表示コントローラ152、バックライトコントローラ153、及び音声コントローラ154から構成されている。更に、3Dメガネコントローラ151にはバイブレータ処理部151aを備えている。表示部170は、表示パネル171とバックライト172から構成されている。
【0013】
3Dメガネ部200は、3D表示装置10のメガネ側に搭載される機能である。3Dメガネ部200は、映像表示部100からシャッター開閉信号を受信し、受信したシャッター開閉信号に基づいて3Dメガネのシャッターを制御する。また、3Dメガネ部200は、3D映像表示部100からバイブレータ動作信号またはバイブレータ停止信号を受信し、受信したバイブレータ動作信号またはバイブレータ停止信号に基づいて3Dメガネのバイブレータを制御する。3Dメガネ部200は、受信部210、シャッターコントローラ220、左シャッター230、右シャッター240、バイブレータコントローラ250、及びバイブレータ260から構成されている。
【0014】
まず、3D映像表示部100を構成する各機能について説明する。バイブレータ機能使用有無入力部110は、視聴者が設定するバイブレータ機能の使用有無を入力し、3Dメガネコントローラ151に出力する。視聴者は、3D映像を視聴するときにバイブレータ機能を使用する場合には、バイブレータ機能使用有りを設定する。また、視聴者は、3D映像を視聴するときにバイブレータ機能を使用しない場合には、バイブレータ機能使用無しを設定する。バイブレータ動作設定テーブル120aは、バイブレータ機能を実行させるための条件やその条件で実行するバイブレータ260を振動させる動作パターンで分類された種別(以下、「動作パターン種別」という)が設定され、不揮発性メモリなどに記憶されるテーブルである。バイブレータ動作設定テーブル120aの構成については、後述する。動作パターン設定テーブル120bは、バイブレータ動作設定テーブル120aで設定される動作パターン種別に対するバイブレータ260の動作が設定され、不揮発性メモリなどに記憶されるテーブルである。動作パターン設定テーブル120bの構成については、後述する。3D映像処理部130は、放送電波またはブルーレイディスクなどから符号化された3D映像信号を入力すると復号し、復号した3D映像信号から左目用フレームと右目用フレームの画像を順番に抽出し、表示コントローラ152に出力する。また、3D映像処理部130は、3D映像信号から映像の特徴で分類された種別(以下、「映像種別」という)を取り出し、3Dメガネコントローラ151に出力する。映像種別の分類については、後述する。音声処理部140は、放送電波またはブルーレイディスクなどから符号化された音声信号を入力すると復号し、復号した音声信号を音声データに変換し、音声コントローラ154に出力する。また、音声処理部140は、音声信号から現在の高音音量、低音音量、及び音量変化量(以下、「音声状態」という)を取り出し、3Dメガネコントローラ151に出力する。
【0015】
制御部150は、3D映像表示部100全体を制御する。表示コントローラ152は、3D映像処理部130から左目フレームまたは右目フレームの画像を交互に入力すると、水平同期信号及び垂直同期信号と同期を取りながらフレームの1ライン分を順に液晶パネル171に出力する。また、表示コントローラ152は、バックライトコントローラ153と3Dメガネコントローラ151に制御指令を出力する。バックライトコントローラ153は、表示コントローラ152からの制御指令によりバックライト172の発光駆動制御を行う。3Dメガネコントローラ151は、表示コントローラ152からの制御指令により、3Dメガネ部200のシャッターコントローラ220に対してシャッター開閉指令を送信するために、3Dメガネ送信部160にシャッター開閉指令を出力する。また、3Dメガネコントローラ151は、バイブレータ処理部151aにより、3Dメガネ送信部160にバイブレータ動作指令またはバイブレータ停止指令を出力する。音声コントローラ154は、音声処理部140から音声データを入力すると、音声データを音声出力部180に出力するとともに、音声出力部180を制御する。
【0016】
3Dメガネ送信部160は、3Dメガネコントローラ151からシャッター開閉指令を入力すると、シャッター開閉信号に変換し3Dメガネ部200に送信する。また、3Dメガネ送信部160は、3Dメガネコントローラ151からバイブレータ動作指令またはバイブレータ停止指令を入力すると、バイブレータ動作信号またはバイブレータ停止信号に変換し、3Dメガネ部200に送信する。表示部170は、制御部150からの制御指令に基づいて、液晶パネル171とバックライト172を調整しながら左目用フレームと右目用フレームを交互に表示する。液晶パネル171は、表示コントローラ152から出力される左目用フレームまたは右目用フレームの画像を1ライン分ずつ入力し、上から順に表示する。バックライト172は、バックライトコントローラ153からの発光駆動制御に基づいて、バックライト172を「オン」または「オフ」とする。音声出力部180は、音声コントローラ154から出力される音声データを音声に変換して出力する。
【0017】
次に、3Dメガネ部200を構成する各機能について説明する。3Dメガネ部200の受信部210は、3Dメガネ送信部160からシャッター開閉信号を受信し、シャッター開閉指令に変換するとシャッターコントローラ220に出力する。また、受信部210は、3Dメガネ送信部160からバイブレータ動作信号またはバイブレータ停止信号を受信し、バイバイブレータ動作指令またはバイブレータ停止指令に変換するとバイブレータコントローラ250に出力する。シャッターコントローラ220は、受信部210からシャッター開閉指令を入力すると、シャッター開閉指令に基づいて左シャッター230と右シャッター240に対して「開(OFF)」または「閉(ON)」の制御指令を出力する。左シャッター230は、シャッターコントローラ220から「開(OFF)」または「閉(ON)」の制御指令を入力すると、制御指令に基づいてシャッターを「開(OFF)」または「閉(ON)」に駆動する。右シャッター240は、シャッターコントローラ220から「開(OFF)」または「閉(ON)」の制御指令を入力すると、制御指令に基づいてシャッターを「開(OFF)」または「閉(ON)」に駆動する。バイブレータコントローラ250は、受信部210からバイブレータ動作指令を入力すると、バイブレータ動作指令の動作パターンによる振動の制御指令をバイブレータ260に出力する。また、バイブレータコントローラ250は、受信部210からバイブレータ停止指令を入力すると、振動停止の制御指令をバイブレータ260に出力する。バイブレータ260は、バイブレータコントローラ250から動作パターンによる振動の制御指令を入力すると、動作パターンに基づいて縦揺れまたは横揺れの振動を発生させるように駆動する。また、バイブレータ260は、バイブレータコントローラ250から振動停止の制御指令を入力すると、振動を停止する。尚、バイブレータ260は携帯電話などに使用されている超小型のものを使用することで、3Dメガネに内蔵することが可能である。また、バイブレータ260を3Dメガネの耳あてに設けるようにすることで、他の部分に設ける場合に比べてずれにくく、側頭骨に振動が伝わりやすい。また、バイブレータ260の駆動用のバッテリーには、3Dメガネで使用されているマイクロバッテリーを使用することが可能である。
【0018】
次に、実施形態における3D映像表示部100のバイブレータ動作設定テーブル120aの構成について説明する。図2に、バイブレータ動作設定テーブル120aの構成を示す。バイブレータ動作設定テーブル120aは、「インデックスNo(I)」、「映像種別」、「音声状態」、及び「動作パターン種別」の項目から構成されている。また、「音声状態」には、「高音音量閾値」、「低音音量閾値」、及び「音量変化量閾値」の項目が設けられている。「映像種別」と「音声状態」は、バイブレータ260を動作させるための条件であり、「動作パターン種別」は、条件が一致したときにバイブレータ260を振動させる動作パターン種別である。以下、バイブレータ動作設定テーブル120aの各項目について説明する。
【0019】
「インデックスNo(I)」は、バイブレータ260を動作させるための条件である「映像種別」及び「音声状態」と、それに対応した「動作パターン種別」に付けられる番号で、1からMまでの番号が昇順に設定される。「映像種別」は、映像の特徴により分類される映像の種別で、例えば、映画の映像であれば「映画」、スポーツの映像であれば「スポーツ」、ゲームの映像であれば「ゲーム」などに分類され、その分類名である「映画」、「スポーツ」、「ゲーム」などが設定される。「音声状態」の「高音音量閾値」には、高音音量の閾値が設定される。「音声状態」の「低音音量閾値」には、低音音量の閾値が設定される。「音声状態」の「音量変化量閾値」には、音量が変化したと見なされる変化量の閾値が設定される。「動作パターン種別」は、動作パターン設定テーブル120bに設定されている「動作パターン種別」である。
【0020】
このようなバイブレータ動作設定テーブル120aにおいて、図2に示す「インデックスNo(I)」が「2」のときの条件である「映像種別」及び「音声状態」と、それに対応した「動作パターン種別」について説明する。「インデックスNo(I)」が「2」では、「映像種別」には「映画」、「高音音量閾値」には「a」、「低音音量閾値」には「b」、「音量変化量閾値」には「c」の条件が設定され、「動作パターン種別」には「d」が設定されている。このような設定では、3D映像表示部100に「映画」が表示されている状態において、高音の音量が「a」を超え、かつ低音の音量が「b」を超え、かつ音量の変化量が「c」を超えて変化した時に、バイブレータ260は、動作パターン設定テーブル120bの「動作パターン種別」が「d」である動作パターンで振動する。
【0021】
次に、実施形態における3D映像表示部100の動作パターン設定テーブル120bの構成について説明する。図3に、動作パターン設定テーブル120bの構成を示す。動作パターン設定テーブル120bは、「動作パターン種別」、「縦揺れ振動」、「横揺れ振動」、及び「繰返し回数」の項目から構成されている。また、「縦揺れ振動」には「揺れ度数」と「時間(秒)」の項目が設けられ、同様に「横揺れ振動」にも「揺れ度数」と「時間(秒)」の項目が設けられている。以下、動作パターン設定テーブル120bの各項目について説明する。
【0022】
「動作パターン種別」は、バイブレータ260を振動させる動作パターンが設定される項目である。「縦揺れ振動」は、縦揺れの振動をさせる場合に設定される項目である。「縦揺れ振動」の「揺れ度数」には振動の大きさが設定され、「縦揺れ振動」の「時間(秒)」には振動する時間が設定される。「横揺れ振動」は、横揺れの振動をさせる場合に設定される項目である。「横揺れ振動」の「揺れ度数」には振動の大きさが設定され、「横揺れ振動」の「時間には(秒)」には振動する時間が設定される。「揺れ度数」には、「1」から「5」までの数字で設定されるが、「1」は振動が一番小さく、数字が大きくなるに従って振動が大きくなり、「5」は振動が一番大きい。「繰返し回数」は、「縦揺れ振動」と「横揺れ振動」の項目に設定されている振動を繰り返す回数が設定される項目である。
【0023】
このような動作パターン設定テーブル120bにおいて、図3に示す「動作パターン種別」の「d」に対応した「縦揺れ振動」、「横揺れ振動」、及び「繰返し回数」について説明する。「動作パターン種別」の「d」に対応した「縦揺れ振動」の「揺れ度数」には「4」、「時間(秒)」には「10」が設定され、「横揺れ振動」の「揺れ度数」には「3」、「時間(秒)」には「50」が設定され、更に「繰返し回数」には「5」が設定されている。このような設定の動作パターン「d」において、バイブレータ260は、振動の大きさ「4」で縦揺れを10秒間行い、次に振動の大きさ「3」で横揺れを50秒間行う動作を、5回繰り返す。
【0024】
次に、本発明の実施形態における3Dメガネコントローラ151のバイブレータ処理部151aが実行するバイブレータ処理について説明する。図4は、バイブレータ処理手順を示すフローチャートである。3D映像表示部100の電源が投入されると、制御部150の3Dメガネコントローラ151がバイブレータ処理部151aを起動する。この起動により、バイブレータ処理部151aはバイブレータ処理を開始する。
【0025】
まず、ステップS10において、バイブレータ機能を使用するか否かを判定するために、バイブレータ処理部151aは、バイブレータ機能使用有無入力部110からバイブレータ機能使用有無を取り出す。そして、バイブレータ処理部151aは、バイブレータ機能使用有りとなっているかを判定する。バイブレータ機能使用有りとなっているとき(ステップS10のYes)は、バイブレータ処理部151aは、現在表示されている映像の映像種別を取り出すステップS20に進む。また、バイブレータ機能使用有りとなっていないとき(ステップS10のNo)は、バイブレータ停止信号を3Dメガネ部200に送信するステップ120に進む。
【0026】
次にステップS20において、バイブレータ処理部151aは、3D映像処理部130から現在表示されている映像の映像種別を取り出す。
【0027】
次にステップS30において、バイブレータ処理部151aは、音声処理部140から現在の音声状態である高音音量、低音音量、及び音量変化量を取り出す。
【0028】
次にステップS40において、バイブレータ処理部151aは、バイブレータ動作設定テーブル120aに設定されているバイブレータ260を動作させるための条件である「映像種別」及び「音声状態」をインデックスNo(I)の昇順にチェックを行うため、まずインデックスNo(I)に初期値である「1」を設定する。
【0029】
次にステップS50において、バイブレータ処理部151aは、バイブレータ動作設定テーブル120aのインデックスNo(I)に対応する「映像種別」と、「音声状態」の「高音音量閾値」、「低音音量閾値」、及び「音量変化量閾値」を取り出す。「映像種別」と、「音声状態」の「高音音量閾値」、「低音音量閾値」、及び「音量変化量閾値」は、バイブレータ260を「動作パターン種別」で振動させるための条件である。例えば、図2に示すバイブレータ動作設定テーブル120aにおいて、「インデックスNo(I)」が「1」の場合には、「映像種別」の「スポーツ」、「高音音量閾値」の「a」、「低音音量閾値」の「b」、「音量変化量閾値」の「c」が取り出される。
【0030】
次にステップS60において、バイブレータ処理部151aは、現在の映像種別と、音声状態の高音音量、低音音量、及び音量変化量が、ステップS50で取り出した「映像種別」と、「音声状態」の「高音音量閾値」、「低音音量閾値」、及び「音量変化量閾値」の条件に一致しているかを判定する。バイブレータ処理部151aが条件に一致していると判定したとき(ステップS60のYes)は、「動作パターン種別」を取り出すステップS70に進む。また、バイブレータ処理部151aが条件に一致していないと判定したとき(ステップS60のNo)は、次の条件を取り出すためにインデックスNo(I)を更新するステップS100に進む。
【0031】
次にステップS70において、バイブレータ処理部151aは、バイブレータ動作設定テーブル120aのインデックスNo(I)の条件に対応する「動作パターン種別」を取り出す。例えば、図2に示すバイブレータ動作設定テーブル120aにおいて、「インデックスNo(I)」が「1」の場合には、「動作パターン種別」の「d」が取り出される。
【0032】
次にステップS80において、バイブレータ処理部151aは、動作パターン設定テーブル120bからステップS70で取り出した「動作パターン種別」に対応する「縦揺れ振動」、「横揺れ振動」、及び「繰返し回数」の動作パターンを取り出す。
【0033】
次にステップS90において、バイブレータ処理部151aは、ステップS80で取り出した動作パターンを、バイブレータ動作指令として3Dメガネ送信部160に出力する。3Dメガネ送信部160は、バイブレータ動作指令を入力するとバイブレータ動作信号に変換し、3Dメガネ部200に送信する。このようなバイブレータ動作信号を3D映像表示部100から3Dメガネ部200に送信することで、3Dメガネ部200のバイブレータ260を動作パターンに基づいて振動させることができる。次に、バイブレータ処理部151aは、ステップS130に進む。
【0034】
次にステップS100において、バイブレータ処理部151aは、バイブレータ動作設定テーブル120aに設定されている次の条件である「映像種別」及び「音声状態」を取り出すためにインデックスNo(I)に「1」を加算して更新する。
【0035】
次にステップS110において、バイブレータ処理部151aは、バイブレータ動作設定テーブル120aの全ての条件についてチェックが終了したかを判定するため、インデックスNo(I)とその最大数である「M」とを比較する。インデックスNo(I)が「M」より大きいとき(ステップS100のYes)は、全ての条件についてチェックが終了しているので、バイブレータ停止信号を3Dメガネ部200に送信するステップ110に進む。また、インデックスNo(I)が「M」以下であるとき(ステップS100のNo)は、全ての条件についてチェックが終了していないので、次のインデックスNo(I)に対応する「映像種別」と、「音声状態」の「高音音量閾値」、「低音音量閾値」、及び「音量変化量閾値」を取り出すステップS50に戻る。
【0036】
次にステップS120において、バイブレータ処理部151aは、バイブレータ停止指令を、3Dメガネ送信部160に出力する。3Dメガネ送信部160は、バイブレータ停止指令を入力するとバイブレータ停止信号に変換し、3Dメガネ部200に送信する。このようなバイブレータ停止信号を3D映像表示部100から3Dメガネ部200に送信することで、3Dメガネ部200のバイブレータ260を停止させることができる。
【0037】
次にステップS130において、バイブレータ処理部151aは、予め決められた一定時間待ち状態とし、再度バイブレータ処理を実行するためにバイブレータ機能使用有りを判定するステップS10に戻る。
【0038】
このような実施形態によれば、映像の特徴や音声状態に基づいて、視聴者が装着している3Dメガネを縦揺れや横揺れなどの色々なパターンを組み合わせて振動させることで、視聴者に臨場感を伝達することが可能な3D表示装置、3Dメガネ、及び3D表示装置の映像伝達方法を提供することができる。
【0039】
なお、実施形態ではバイブレータ機能使用無しの時、またはバイブレータ260が振動する条件に一致しないときに、バイブレータ260の振動を停止するようにしたが、3D表示装置10のリモートコントローラにバイブレータ振動停止ボタンを設けるようにすることで、視聴者がバイブレータ260の振動を停止することも可能である。または、3D表示装置10にバイブレータ振動停止ボタンを設けるようにすることで、視聴者がバイブレータ260の振動を停止することも可能である。更に、3D表示装置10のリモートコントローラにバイブレータ振動ボタンを設けるようにするで、リモートコントローラからバイブレータ260を振動することも可能である。このようなバイブレータ振動ボタンを設けることで、例えば、子供が3D表示装置10を長時間視聴しているときに、リモートコントローラのバイブレータ振動ボタンから3Dメガネ200を振動させて子供に注意を促すことができる。
【0040】
なお、実施形態では、バイブレータ動作設定テーブル120aにおいて、「映像種別」と、「音声状態」の「高音音量閾値」、「低音音量閾値」、及び「音量変化量閾値」の全ての条件が一致したときに、バイブレータ260を「動作パターン種別」に対応する動作パターンで振動させるようにしたが、これらの条件のいずれかが一致したときにバイブレータ260を「動作パターン種別」で振動させるようにしてもよい。また、音声状態だけでなく、例えば映像の輝度、色温度、コントラストなどの条件またはこれらの条件を組み合わせて、バイブレータ260を振動する条件とすることも可能である。
【0041】
なお、実施形態では、動作パターン設定テーブル120bにおいて、「縦揺れ振動」と「横揺れ振動」を各々1項目ずつ設けているが、複数の「縦揺れ振動」と複数の「横揺れ振動」の項目を設けることで複雑な振動を実現することも可能である。
【0042】
更に、視聴者により設定される3D表示装置を視聴する予定時間である視聴予定時間を入力し、この視聴予定時間を条件として組み合わせてもよい。この視聴予定時間と組み合わせることで、その視聴予定時間が経過したときに3Dメガネ部200のバイブレータ260が振動するので、視聴者に直接体感でその視聴予定時間が経過したことを知らせることができる。例えば、視聴予定時間が2時間であれば、視聴者が視聴予定時間を設定してから2時間が経過すると、3Dメガネ部200が指定された動作パターンで振動するので、視聴者は視聴予定時間の2時間が経過したことを直接体感で知ることができる。
【0043】
なお、実施形態では、フレームシーケンシャル方式における3D表示装置10の3Dメガネ200にバイブレータ260を備える構造としたが、例えば、偏光グラス方式における3D表示装置の3Dメガネにバイブレータを備えることで、偏光グラス方式の3D表示装置でも本発明を実現することが可能である。
【0044】
このように、バイブレータ260を振動させる色々な条件やこの条件を組み合わせて設定することができ、またバイブレータ260の色々な動作パターンの設定が可能となる。従って、例えば、地震が発生するシーンや恐怖シーンでは3Dメガネを大きく振動させ、人がばたばたと走って近づくシーンでは3Dメガネの振動を徐々に大きくし、人が遠ざかるシーンでは3Dメガネの振動を徐々に小さくすることができる。更に、雷のような衝撃シーンやびっくりさせる場面では、響くようなイメージで3Dメガネを大きく振動させ、その後振動を徐々に小さくしていくなど、様々なシーンを連想するように3Dメガネに色々な振動パターンで振動することが可能である。また、3Dメガネを頭部に挟着させるバンドを備えるようにすることで、3Dメガネが大きな振動で装着がはずれないようにすることも可能である。
【0045】
上記は、本発明の実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【符号の説明】
【0046】
10・・・・・・・3D表示装置
100・・・・・・・3D映像表示部
110・・・・・・・バイブレータ機能使用有無入力部
120a・・・・・・バイブレータ動作設定テーブル
120b・・・・・・動作パターン設定テーブル
130・・・・・・・3D映像処理部
140・・・・・・・音声処理部
150・・・・・・・制御部
151・・・・・・・3Dメガネコントローラ
151a・・・・・・バイブレータ処理部
152・・・・・・・表示コントローラ
153・・・・・・・バックライトコントローラ
154・・・・・・・音声コントローラ
160・・・・・・・3Dメガネ送信部
170・・・・・・・表示部
171・・・・・・・液晶パネル
172・・・・・・・バックライト
180・・・・・・・音声出力部
200・・・・・・・3Dメガネ部
210・・・・・・・受信部
220・・・・・・・シャッターコントローラ
230・・・・・・・左シャッター
240・・・・・・・右シャッター
250・・・・・・・バイブレータコントローラ
260・・・・・・・バイブレータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像信号を入力し前記映像信号から映像種別を取り出す映像種別取出手段と、
前記映像種別に対応したバイブレータの縦揺れ振動と横揺れ振動の動作パターンが設定された動作パターン設定テーブルを記憶する記憶手段と、
前記映像種別に対応した前記動作パターンを前記動作パターン設定テーブルから取り出す動作パターン取出手段と、
3Dメガネに前記動作パターンを送信する動作パターン送信手段と、
を備えることを特徴とする3D表示装置。
【請求項2】
映像信号に対する音声信号を入力し前記音声信号から音声状態を取り出す音声状態取出手段と、
前記音声状態に対応したバイブレータの縦揺れ振動と横揺れ振動の動作パターンが設定された動作パターン設定テーブルを記憶する記憶手段と、
前記音声状態に対応した前記動作パターンを前記動作パターン設定テーブルから取り出す動作パターン取出手段と、
3Dメガネに前記動作パターンを送信する動作パターン送信手段と、
を備えることを特徴とする3D表示装置。
【請求項3】
映像信号を入力し前記映像信号から映像種別を取り出す映像種別取出手段と、
映像信号に対する音声信号を入力し前記音声信号から音声状態を取り出す音声状態取出手段と、
前記映像種別と前記音声状態に対応したバイブレータの縦揺れ振動と横揺れ振動の動作パターンが設定された動作パターン設定テーブルを記憶する記憶手段と、
前記映像種別と前記音声状態に対応した前記動作パターンを前記動作パターン設定テーブルから取り出す動作パターン取出手段と、
3Dメガネに前記動作パターンを送信する動作パターン送信手段と、
を備えることを特徴とする3D表示装置。
【請求項4】
前記映像種別は、前記映像信号の特徴により分類された種別であることを特徴とする請求項1または請求項3に記載の3D表示装置。
【請求項5】
前記音声状態は、前記音声信号から取り出した高音音量、低音音量、音量変化量のいずれか、またはこれらの組み合わせであることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の3D表示装置。
【請求項6】
視聴予定時間を入力する視聴予定時間入力手段を備え、
前記視聴予定時間が経過したときに前記動作パターン送信手段により前記3Dメガネに前記動作パターンを送信することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の3D表示装置。
【請求項7】
バイブレータを有する3Dメガネであって、
前記バイブレータの縦揺れ振動と横揺れ振動の動作パターンを受信する動作パターン受信手段と、
前記動作パターンに基づいて前記バイブレータを振動させるバイブレータ振動手段と、
を備えたことを特徴とする3Dメガネ。
【請求項8】
前記バイブレータ振動手段は、耳あてに設けられたことを特徴とする請求項7に記載の3Dメガネ。
【請求項9】
映像信号を入力し前記映像信号から映像種別を取り出す映像種別取出工程と、
前記映像種別に対応したバイブレータの縦揺れ振動と横揺れ振動の動作パターンが設定された動作パターン設定テーブルを記憶する記憶工程と、
前記映像種別に対応した前記動作パターンを前記動作パターン設定テーブルから取り出す動作パターン取出工程と、
3Dメガネに前記動作パターンを送信する動作パターン送信工程と、
を備えることを特徴とする3D表示装置の映像伝達方法。
【請求項10】
映像信号に対する音声信号を入力し前記音声信号から音声状態を取り出す音声状態取出工程と、
前記音声状態に対応したバイブレータの縦揺れ振動と横揺れ振動の動作パターンが設定された動作パターン設定テーブルを記憶する記憶工程と、
前記音声状態に対応した前記動作パターンを前記動作パターン設定テーブルから取り出す動作パターン取出工程と、
3Dメガネに前記動作パターンを送信する動作パターン送信工程と、
を備えることを特徴とする3D表示装置の映像伝達方法。
【請求項11】
映像信号を入力し前記映像信号から映像種別を取り出す映像種別取出工程と、
映像信号に対する音声信号を入力し前記音声信号から音声状態を取り出す音声状態取出工程と、
前記映像種別と前記音声状態に対応したバイブレータの縦揺れ振動と横揺れ振動の動作パターンが設定された動作パターン設定テーブルを記憶する記憶工程と、
前記映像種別と前記音声状態に対応した前記動作パターンを前記動作パターン設定テーブルから取り出す動作パターン取出工程と、
3Dメガネに前記動作パターンを送信する動作パターン送信工程と、
を備えることを特徴とする3D表示装置の映像伝達方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−83554(P2012−83554A)
【公開日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−229690(P2010−229690)
【出願日】平成22年10月12日(2010.10.12)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】