説明

4”−置換マクロライド

【化1】


本発明は、式(I)の4”位置換14員環又は15員環マクロライド及びその薬学的に許容される誘導体、その製造方法ならびに人体又は動物体の全身又は局所微生物感染の治療又は予防におけるその使用に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物
【化1】

[式中
Aは、−C(O)−、−C(O)NH−、−NHC(O)−、−N(R)−CH−、−CH−N(R)−、−CH(NR)−及び−C(=NR10)−から選択される二価の基であり;
は、−OC(O)(CHXR11であり;
は、水素又はヒドロキシル保護基であり;
は、水素、C1−4アルキル、又は9〜10員縮合二環式ヘテロアリールにより置換されていてもよいC3−6アルケニルであり;
は、ヒドロキシ、9〜10員縮合二環式ヘテロアリールにより置換されていてもよいC3−6アルケニルオキシ、又はC1−6アルコキシもしくは−O(CHNR12により置換されていてもよいC1−6アルコキシであり、
はヒドロキシであるか、あるいは
及びRは、介在する原子と一緒になって下記の構造を有する環状基を形成し:
【化2】

(式中、Yは、−CH−、−CH(CN)−、−O−、−N(R13)−及び−CH(SR13)−から選択される二価の基である)
は、水素又はフッ素であり;
は、水素又はC1−6アルキルであり;
及びRは、それぞれ独立して、水素、C1−6アルキル、−C(=NR10)NR1415又は−C(O)R14であるか、あるいは
及びRは、一緒になって、=CH(CR1415アリール、=CH(CR1415ヘテロシクリル、=CR1415又は=C(R14)C(O)OR14を形成し、ここでアルキル、アリール及びヘテロシクリル基は、独立してR16からから選択される3つまでの基により置換されていてもよく;
10は、−OR17、C1−6アルキル、−(CHアリール、−(CHヘテロシクリル又は−(CHO(CHORであり、ここで各R10基は、独立してR16からから選択される3つまでの基により置換されていてもよく;
11は、下記の構造を有する複素環基であり:
【化3】

又は
【化4】

12は、水素又はC1−6アルキルであり;
13は、水素又は、置換されていてもよいフェニル、置換されていてもよい5又は6員ヘテロアリール及び置換されていてもよい9〜10員縮合二環式ヘテロアリールから選択される基により置換されていてもよいC1−4アルキルであり;
14及びR15は、それぞれ独立して、水素又はC1−6アルキルであり;
16は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、アジド、−C(O)R21、−C(O)OR21、−OC(O)R21、−OC(O)OR21、−NR22C(O)R23、−C(O)NR2223、−NR2223、ヒドロキシ、C1−6アルキル、−S(O)1−6アルキル、C1−6アルコキシ、−(CHアリール又は−(CHヘテロアリールであり、ここでアルコキシ基は、独立して、−NR1415、ハロゲン及び−OR14から選択される3つまでの基により置換されていてもよく、アリール及びヘテロアリール基は、独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、アジド、−C(O)R24、−C(O)OR24、−OC(O)OR24、−NR25C(O)R26、−C(O)NR2526、−NR2526、ヒドロキシ、C1−6アルキル及びC1−6アルコキシから選択される5つまでの基により置換されていてもよく;
17は、水素、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−6アルケニル又は5もしくは6員複素環基であり、ここでアルキル、シクロアルキル、アルケニル及び複素環基は、独立して、置換されていてもよい5又は6員複素環基、置換されていてもよい5又は6員ヘテロアリール、−OR27、−S(O)27、−NR2728、−CONR2728、ハロゲン及びシアノから選択される3つまでの置換基により置換されていてもよく;
18は、水素、−C(O)OR29、−C(O)NHR29、−C(O)CHNO又は−C(O)CHSOであり;
19は、水素、ヒドロキシもしくはC1−4アルコキシにより置換されていてもよいC1−4アルキル、C3−7シクロアルキル、又は置換されていてもよいフェニルもしくはベンジルであり;
20は、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4チオアルキル、C1−4アルコキシ、−NH、−NH(C1−4アルキル)又は−N(C1−4アルキル)であり;
21は、水素、C1−10アルキル、−(CHアリール又は−(CHヘテロアリールであり;
22及びR23は、それぞれ独立して、水素、−OR14、C1−6アルキル、−(CHアリール又は−(CHヘテロシクリルであり;
24は、水素、C1−10アルキル、−(CHアリール又は−(CHヘテロアリールであり;
25及びR26は、それぞれ独立して、水素、−OR14、C1−6アルキル、−(CHアリール又は−(CHヘテロシクリルであり;
27及びR28は、それぞれ独立して、水素、C1−4アルキル又はC1−4アルコキシC1−4アルキルであり;
29は、水素、独立してハロゲン、シアノ、フェニルもしくはC1−4アルコキシにより置換されていてもよいC1−4アルコキシ、−C(O)C1−6アルキル、−C(O)OC1−6アルキル、−OC(O)C1−6アルキル、−OC(O)OC1−6アルキル、−C(O)NR3233、−NR3233及びニトロもしくは−C(O)OC1−6アルキルにより置換されていてもよいフェニルから選択される3つまでの基により置換されていてもよいC1−6アルキル、−(CH3−7シクロアルキル、−(CHヘテロシクリル、−(CHヘテロアリール、−(CHアリール、C3−6アルケニル、又はC3−6アルキニルであり;
30は、水素、C1−4アルキル、C3−7シクロアルキル、置換されていてもよいフェニルもしくはベンジル、アセチル又はベンゾイルであり;
31は水素又はR20であるか、あるいはR31及びR19は結合して二価の基である−O(CH−又は−(CH−を形成し;
32及びR33は、それぞれ独立して、水素又はフェニルもしくは−C(O)OC1−6アルキルにより置換されていてもよいC1−6アルキルであるか、あるいは
32及びR33は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、酸素、窒素及び硫黄から選択される1つのさらなるヘテロ原子を所望により含む5又は6員複素環基を形成し;
Xは−U(CHB−であり;
Uは−N(R30)−であり、Bは−O−又は−S(O)であるか、あるいは
Uは−O−であり、Bは−N(R30)−又は−O−であり;
Wは−C(R31)−又は窒素原子であり;
dは0又は1〜5の整数であり;
eは2〜4の整数であり;
f、g、h、m、p、q、r及びsは、それぞれ独立して、0〜4の整数であり;
iは1〜6の整数であり;
j、k、n及びzは、それぞれ独立して、0〜2の整数であり;
tは2又は3であり;
vは1〜8の整数である]
又はその薬学的に許容される誘導体。
【請求項2】
Aが−C(O)−又は−N(R)−CH−である、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
dが2である、請求項1又は請求項2記載の化合物。
【請求項4】
vが2である、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項5】
11が下記式の複素環基である、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物:
【化5】

又は
【化6】

[式中、複素環基は、6位又は7位で結合しており、j、R18、R19及びR20は請求項1に記載のものであるか、あるいは、下記式の複素環基である:
【化7】

(式中、複素環基は、(ii)位又は(iii)位で結合しており、Wは−C(R31)−であり、R31及びR19は結合して請求項1に記載の二価の基である−(CH−を形成し、そしてj、R18、R19及びR20は請求項1に記載のものである)]。
【請求項6】
実施例1〜87のいずれか1つに記載の、請求項1記載の化合物、又はその薬学的に許容される誘導体。
【請求項7】
下記から選択される化合物:
4”−O−{3−[2−(3−カルボキシ−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−6−キノリニルスルファニル)エチルアミノ]プロピオニル}−6−O−メチル−エリスロマイシンA;
4”−O−{3−[2−(3−カルボキシ−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−6−キノリニルスルファニル)エチルアミノ]プロピオニル}−6−O−メチル−11−デスオキシ−11−(R)−アミノ−エリスロマイシンA11,12−カルバミン酸エステル;
4”−O−{3−[2−(3−カルボキシ−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−6−キノリニルスルファニル)エチルアミノ]プロピオニル}−アジスロマイシン11,12−炭酸エステル;
4”−O−{3−[2−(6−カルボキシ−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H,7H−ピリド[3,2,1−ij]キノリン−9−イルオキシ)エチルアミノ]プロピオニル}−6−O−メチル−エリスロマイシンA;
4”−O−{3−[2−(3−カルボキシ−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−7−キノリニルオキシ)エチルアミノ]プロピオニル}−6−O−メチル−エリスロマイシンA;
4”−O−{3−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−6−キノリニルアミノ)エトキシ]プロピオニル}−アジスロマイシン;
4”−O−{3−[2−(3−カルボキシ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−6−キノリニルアミノ)エトキシ]プロピオニル}−アジスロマイシン;
4”−O−{3−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−6−キノリニルアミノ)エトキシ]プロピオニル}−11−O−メチル−アジスロマイシン;
4”−O−{3−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルオキシ)−エトキシ]−プロピオニル}−アジスロマイシン;及び
4”−O−{3−[2−(3−カルボキシ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルオキシ)−エトキシ]−プロピオニル}−アジスロマイシン;
4”−O−{3−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−6−キノリニルアミノ)エトキシ]プロピオニル}−アジスロマイシン11,12−環状炭酸エステル;
4”−O−{3−[2−(3−カルボキシ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−6−キノリニルアミノ)エトキシ]プロピオニル}−11−O−メチル−アジスロマイシン;
4”−O−{3−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルオキシ)−エトキシ]−プロピオニル}−アジスロマイシン11,12−炭酸エステル;
4”−O−{3−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−6−キノリニルアミノ)エトキシ]プロピオニル}−6−O−メチル−11−デスオキシ−11−(R)−アミノ−エリスロマイシンA11,12−カルバミン酸エステル;
4”−O−{3−[2−(3−カルボキシ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルオキシ)−エトキシ]−プロピオニル}−11−O−メチル−アジスロマイシン;
4”−O−{3−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルオキシ)エトキシ]プロピオニル}−6−O−メチル−エリスロマイシンA;
4”−O−{3−[2−(3−カルボキシ−1−シクロプロピル−6−フルオロ−8−メトキシ−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−7−イルアミノ)エトキシ]プロピオニル}−アジスロマイシン;
又はその薬学的に許容される誘導体。
【請求項8】
請求項1記載の化合物の製造方法であって、
a)式(II)の化合物
【化8】

と酸(III)(式中、X及びR11aは、請求項1記載のX及びR11であるかあるいはX及びR11に変換可能な基である)の適切な活性化誘導体とを反応させて、dが1〜5の整数である式(I)の化合物を得ること;
b)4”ヒドロキシが適切に活性化された式(II)の化合物と、式X11a(IV)の化合物(式中、R11aは請求項1記載のR11であるかあるいはR11に変換可能な基であり、Xは−U(CHB−であるか又は−U(CHB−に変換可能な基であり、ここでUは−N(R30)−及び−O−から選択される基である)とを反応させて、dが0であり、Uが−N(R30)−及び−O−から選択される基である式(I)の化合物を得ること;
c)式(V)の化合物
【化9】

と式X11a(IV)の化合物(式中、R11aは請求項1に記載のR11であるかあるいはR11に変換可能な基であり、Xは−U(CHB−であるか又は−U(CHB−に変換可能な基であり、ここでUは−N(R30)−でありLは適切な脱離基である)とを反応させて、Uが−N(R30)−である式(I)の化合物を得ること;
d)式(VII)の化合物
【化10】

と式X11a(IV)の化合物(式中、R11aは請求項1に記載のR11であるかあるいはR11に変換可能な基であり、Xは−U(CHB−であるか又は−U(CHB−に変換可能な基であり、ここでUはN(R30)−である)とを反応させてdが2であり、Uが−N(R30)−である式(I)の化合物を得ること;あるいは
e)1つの式(I)の化合物を他の式(I)の化合物に変換すること;
そしてしかる後、所望に応じて、得られた化合物を1以上の以下の操作:
i)保護基Rの除去
ii)X11aのXR11への変換
iii)B11aのBR11への変換、及び
iv)得られた式(I)の化合物のその薬学的に許容される誘導体への変換
にかけることを含んでなる該方法。
【請求項9】
治療における使用のための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
人体又は動物体の全身又は局所微生物感染の治療又は予防における使用のための医薬の製造における、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項11】
人体又は動物体の全身又は局所微生物感染の治療又は予防における使用のための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項12】
微生物感染を阻止するための、人体又はヒト以外の動物体の治療方法であって、このような治療を必用とする人体又はヒト以外の動物体に、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物の有効量を投与することを含んでなる該方法。
【請求項13】
薬学的に許容される賦形剤、希釈剤及び/又は担体と混合した、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物の少なくとも1つを含んでなる医薬組成物。
【請求項14】
式(IA)の化合物
【化11】

[式中
Aは、−C(O)−、−C(O)NH−、−NHC(O)−、−N(R)−CH−、−CH−N(R)−、−CH(NR)−及び−C(=NR10)−から選択される二価の基であり;
は、−OC(O)(CHXR11であり;
は、水素又はヒドロキシル保護基であり;
は、水素、C1−4アルキル、又は9〜10員縮合二環式ヘテロアリールにより置換されていてもよいC3−6アルケニルであり;
は、ヒドロキシ、9〜10員縮合二環式ヘテロアリールにより置換されていてもよいC3−6アルケニルオキシ、又はC1−6アルコキシもしくは−O(CHNR12により置換されていてもよいC1−6アルコキシであり、
はヒドロキシであるか、あるいは
及びRは、介在する原子と一緒になって下記の構造を有する環状基を形成し:
【化12】

(式中、Yは、−CH−、−CH(CN)−、−O−、−N(R13)−及び−CH(SR13)−から選択される二価の基である)
は、水素又はフッ素であり;
は、水素又はC1−6アルキルであり;
及びRは、それぞれ独立して、水素、C1−6アルキル、−C(=NR10)NR1415又は−C(O)R14であるか、あるいは
及びRは、一緒になって、=CH(CR1415アリール、=CH(CR1415ヘテロシクリル、=CR1415又は=C(R14)C(O)OR14を形成し、ここでアルキル、アリール及びヘテロシクリル基は、独立してR16から選択される3つまでの基により置換されていてもよく;
10は、−OR17、C1−6アルキル、−(CHアリール、−(CHヘテロシクリル又は−(CHO(CHORであり、ここで各R10基は、独立して、R16から選択される3つまでの基により置換されていてもよく;
11は、下記の構造を有する複素環基であり:
【化13】

又は
【化14】

12は、水素又はC1−6アルキルであり;
13は、水素、又は置換されていてもよいフェニル、置換されていてもよい5又は6員ヘテロアリール及び置換されていてもよい9〜10員縮合二環式ヘテロアリールから選択される基により置換されているC1−4アルキルであり;
14及びR15は、それぞれ独立して、水素又はC1−6アルキルであり;
16は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、アジド、−C(O)R21、−C(O)OR21、−OC(O)R21、−OC(O)OR21、−NR22C(O)R23、−C(O)NR2223、−NR2223、ヒドロキシ、C1−6アルキル、−S(O)1−6アルキル、C1−6アルコキシ、−(CHアリール又は−(CHヘテロアリールであり、ここでアルコキシ基は、独立して、−NR1415、ハロゲン及び−OR14から選択される3つまでの基により置換されていてもよく、アリール及びヘテロアリール基は、独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、アジド、−C(O)R24、−C(O)OR24、−OC(O)OR24、−NR25C(O)R26、−C(O)NR2526、−NR2526、ヒドロキシ、C1−6アルキル及びC1−6アルコキシから選択される5つまでの基により置換されていてもよく;
17は、水素、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−6アルケニル又は5もしくは6員複素環基であり、ここでアルキル、シクロアルキル、アルケニル及び複素環基は、独立して、置換されていてもよい5又は6員複素環基、置換されていてもよい5又は6員ヘテロアリール、−OR27、−S(O)27、−NR2728、−CONR2728、ハロゲン及びシアノから選択される3つまでの置換基により置換されていてもよく;
18は、水素、−C(O)OR29、−C(O)NHR29又は−C(O)CHNOであり;
19は、水素、ヒドロキシもしくはC1−4アルコキシにより置換されていてもよいC1−4アルキル、C3−7シクロアルキル、又は置換されていてもよいフェニルもしくはベンジルであり;
20は、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4チオアルキル、C1−4アルコキシ、−NH、−NH(C1−4アルキル)又は−N(C1−4アルキル)であり;
21は、水素、C1−10アルキル、−(CHアリール又は−(CHヘテロアリールであり;
22及びR23は、それぞれ独立して、水素、−OR14、C1−6アルキル、−(CHアリール又は−(CHヘテロシクリルであり;
24は、水素、C1−10アルキル、−(CHアリール又は−(CHヘテロアリールであり;
25及びR26は、それぞれ独立して、水素、−OR14、C1−6アルキル、−(CHアリール又は−(CHヘテロシクリルであり;
27及びR28は、それぞれ独立して、水素、C1−4アルキル又はC1−4アルコキシC1−4アルキルであり;
29は、水素、又は、独立して、ハロゲン、C1−4アルコキシ、−OC(O)C1−6アルキル及び−OC(O)OC1−6アルキルから選択される3つまでの基により置換されていてもよいC1−6アルキルであり;
30は、水素、C1−4アルキル、C3−7シクロアルキル、置換されていてもよいフェニルもしくはベンジル、アセチル又はベンゾイルであり;
31は水素又はR20であるか、あるいはR31及びR19は結合して二価の基である−O(CH−又は−(CH−を形成し;
Xは−U(CHB−であり;
Uは−N(R30)−であり、Bは−O−又は−S(O)であるか、あるいは
Uは−O−であり、Bは−N(R30)−又は−O−であり;
Wは−C(R31)−又は窒素原子であり;
dは0又は1〜5の整数であり;
eは2〜4の整数であり;
f、g、h、m、p、q、r及びsは、それぞれ独立して、0〜4の整数であり;
iは1〜6の整数であり;
j、k、n及びzは、それぞれ独立して、0〜2の整数であり;
tは2又は3であり;
vは2〜8の整数である]
又はその薬学的に許容される誘導体。

【公表番号】特表2006−528947(P2006−528947A)
【公表日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−529793(P2006−529793)
【出願日】平成16年5月11日(2004.5.11)
【国際出願番号】PCT/EP2004/005081
【国際公開番号】WO2004/101585
【国際公開日】平成16年11月25日(2004.11.25)
【出願人】(397009934)グラクソ グループ リミテッド (832)
【氏名又は名称原語表記】GLAXO GROUP LIMITED
【住所又は居所原語表記】Glaxo Wellcome House,Berkeley Avenue Greenford,Middlesex UB6 0NN,Great Britain
【出願人】(504183447)プリバ−イストラズィヴァキ インスティテュート ディー.オー.オー. (5)
【Fターム(参考)】