説明

5本指ハイソックス等及びその編成方法

【課題】円錐形ローラへ弾性糸の挿入量を調節して供給するとともに度目調整装置によって編目を調節することにより、両面針床編機によって5本指ハイソックス等を編成して足の疲労回復を早めるようにした5本指ハイソックス等を提供する。
【解決手段】表糸と弾性糸とを供給して一対の対向して配置された針床と該針床上に設けられた編針と前記針床上を往復動可能に設けられたキャリッジを有する横編機により編成された5本指ハイソックスにおいて、キャリッジ側方に設けた弾性糸受け台から弾性糸を供給し、キャリッジの往復運動に応じて一対の円錐形ローラに対する位置が可変である弾性糸供給側と弾性糸送り出し側の可動ガイドを介して一対の円錐形ローラへ弾性糸の供給量を任意に調節して供給することによって所定の着圧を得るとともに度目調整装置によって表糸の編目を調節することにより編成された5本指ハイソックスとその編成方法を構成するものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、5本指ハイソックス等とその編成方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
長時間飛行機や乗り物に乗って足を動かさないでいると、血流が阻害されてエコノミークラス症候群になりやすい。また、長時間屋外で歩くゴルフや、野球、サッカー、ラグビー等のスポーツ用の靴下としては、ハイソックスは欠かすことの出来ないものとなっている。一方、脚部の足の浮腫(むくみ)や疲労は、血流やリンパ管の働きがスムーズに行われないのが起因している。しかし、一般のハイソックスは、ずり落ち防止の配慮がなされても、足首や膨ら脛(フクラハギ)などを着圧により、適度な圧力をかけ足の筋肉が、ポンプの作用をしているのを補助し、静脈血流やリンパ液の流れを促進させるというものとはなっていない。
【0003】
血の巡りは、動脈を通って流れ、静脈を通って心臓に返される。そして心臓から一番離れた脚は、引力や重力の影響もあって、血液が溜りやすく、疲労や浮腫の原因になっている。従って、膨ら脛側の静脈血管に、適度の圧迫力による刺激を与えるように足を動かせば、血の流れがよくなり、疲労の回復も早まることが医学的な臨床実験の結果からも立証されている。そのため、下肢の静脈の血行を脚の外側から圧力をかけることにより改善する、医療用の弾性靴下として、各種の先行技術が提案されている。
【0004】
例えば、特許文献1を始めとする特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5が既に開示されている。
【特許文献1】特公平7−98053号公報
【特許文献2】特開平11−70140号公報
【特許文献3】特表2000−512176号公報
【特許文献4】特開平11−47186号公報
【特許文献5】特開平11−131303号公報
【0005】
しかし、特許文献1〜5に記載された靴下は、レッグ部の前面の脛(スネ)側と後面の膨ら脛側のコ−ス方向で、同一の編成方法によって編成されているので、全体が強い締め付けをなしており、履きにくい割りには、膨ら脛側を加圧するという効果が有効ではない。その点、特許文献6と特許文献7に記載された靴下は、特に膨ら脛側だけに着圧が掛かるようにしている。
【特許文献6】特開2002−13005号公報
【特許文献7】特開2001−55604号公報
【0006】
特許文献6に開示された靴下は、本発明者の一人が開発に参画した技術であるが、編成の難しかしさがあった。また特許文献7に開示された靴下は、実際に着用してみるとレッグ部において脚に副わない点があり、何よりも脛側の編成が上から下まで同一なので、レッグ部の強く加圧したい下部が弱く、逆に上部が強くなっている。そして特許文献7に記載のものは、締め付け圧、着圧を調節するために、編目長を調節して行っている。また、ポリウレタン弾性糸は使用されているが、普通の編糸として編成されてあり、挿入糸としての締付組織にはなってないので、締付圧の非常に低いものに止まっている。
【0007】
従来の横編機による着圧ハイソックスの編成においては、締め付け圧、着圧を調節するには、弾性糸の送り込み量が一定なので、挿入コースで圧力調整をしていた。例えば、毎コース、1コース毎、3コース毎、4コース毎に弾性糸を挿入し、挿入コースが多ければ締め付け圧が大きくなるようにして調節を行っていた。しかし、ソックスの各部分の着圧は所定の着圧を得ることはできなかった。
【0008】
また、これらの特許文献に記載のものは、爪先に汗、湿気が溜りやすく、水虫になりやすい。また、下駄履きでも可能であれば、水虫にも効果があり、指先を独立して挿入する指袋部に分割した靴下が好ましい。
【0009】
足の指を5本とも独立して編成した5本指ソックスでは、踵から着地して体重を移動し小指の付け根に力を加え、親指で蹴って歩くので、踏ん張りがきくことが知られている。
5本指靴下としては、下記に記載する先行技術も公知である。
【特許文献8】実用新案登録第3048256号公報 この靴下は、各部位を所定圧力で加圧したり、レッグ部の下部から上部へ着圧を段階的に減少させて総合的な静脈血流の流れを良くするようにし、この圧迫力による刺激で足の疲労回復を早めるようにしたものではない。
【0010】
ここで、ハイソックスとは、膝下迄の長さを有する靴下である。したがって、膝の上まで長いオーバーニーソックス等に、本発明を応用することは可能であるので、これらの靴下や普通のソックス、足袋等も本発明のハイソックスに包含されるものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
上記の事情に鑑み、本発明は、円錐形ローラへ弾性糸を調節して供給するとともに度目調整装置によって編目を調節することにより、横編機によって5本指ハイソックス等を編成して足の疲労回復を早めるようにしたことを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は上記目的を達成するために、表糸と弾性糸とを供給して一対の対向して配置された針床と該針床上に設けられた編針と前記針床上を往復動可能に設けられたキャリッジを有する横編機により編成された5本指ハイソックスにおいて、キャリッジ側方に設けた弾性糸受け台から弾性糸を供給し、キャリッジの往復運動に応じて一対の円錐形ローラに対する位置が可変である弾性糸供給側と弾性糸送り出し側の可動ガイドを介して一対の円錐形ローラへ弾性糸の供給量を任意に調節して供給することによって所定の着圧を得るとともに度目調整装置によって表糸の編目を調節することにより編成された5本指ハイソックス及び表糸と弾性糸とを供給して一対の対向して配置された針床と該針床上に設けられた編針と前記針床上を往復動可能に設けられたキャリッジを有する横編機により5本指ハイソックス等を編成する編成方法において、キャリッジ側方に設けた弾性糸受け台から表糸と弾性糸とを供給し、キャリッジの往復運動に応じて一対の円錐形ローラに対する位置が可変である弾性糸供給側と弾性糸送り出し側の可動ガイドを介して一対の円錐形ローラへ弾性糸の供給量を任意に調節して供給することによって所定の着圧を得るとともに度目調整装置によって表糸の編目を調節する5本指ハイソックス等の編成方法を構成するものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明の5本指ハイソックス等は、ソフトにして履きやすくし、各部の着圧は実用テストを繰り返して細かく設定し、心地良いものとしたので、フィット性や着用快感性に優れたものにすることができるとともに、各部位を所定圧力で加圧したり、レッグ部の下部から上部へ着圧を段階的に減少させて総合的な静脈血流の流れを良くするようにし、この圧迫力による刺激で足のむくみを防止し疲労回復を早めるようにすることができる。
【0014】
本発明の横編機における5本指ハイソックス等の編成方法は、弾性糸の供給量を調節するとともに度目調整装置によって編目を調節することにより、締め付け圧を調節することができるので、足底の静脈血流の流れを促進させて浮腫を解消させ、足の疲労回復を早めるようにし、エコノミー症候群を始めとする医療用やスポーツ用に最適のものにすることができる。また、脚の形状に合わせた立体設計にすることが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
次に本発明の5本指ハイソックス等の編成方法を、以下図面に基づいて詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明のハイソックスの一実施例を示す組織図、図2は、両面横編機の概略斜視図、図3は、糸供給装置の正面図、図4は、本発明のキャリッジの上方に配設されている転換レール上をキャリッジとともに往復動するガイドの斜視図、図5は弾性糸の編針に供給される迄の経過を示す斜視図、図6は弾性糸の送り出し量を変更する装置の斜視図、図7は弾性糸の送り出し量を変更するモータの斜視図、図8は、本発明の5本指ハイソックスの指先からの各部位における周長を示す概略図である。
【0017】
図1に示すように、ハイソックス等は爪先部と踵部は表糸MYと添え糸として裏糸BYを添え糸編みをしている。それ以外の部位には表糸MYに裏糸BYを添え糸編みをし、挿通糸DYを挿通している。表糸MYには、例えば綿・アクリル繊維の混紡糸からなる双糸、裏糸BYには、例えばポリウレタン弾性糸にポリエステル糸でカバリングしたフィラメント・ツィスト・ヤーン(FTY)を使用する。弾性糸DYには、例えばポリウレタン弾性糸を、ナイロン糸と同じくナイロン糸をダブルカバリングしたダブル・カバリング・ヤーン(DCY)を使用して挿通する。
なお、本発明の編糸は、糸の種類や本数や番手に限定されることなく、各種の糸が使用できる。また、添え糸として裏糸BYを用いないで表糸MYと弾性糸で編成することも本実施例の範囲にある。
【0018】
図2に示すように、本発明の両面横編機は、第1針床1と第2針床2が対設されており、編針、シンカーの動作を制御するキャリッジ3が第1針床1と第2針床2に跨って往復動自在に設けられている。4は編地編成のために、データを記憶して機械各部に指令を与えるコントローラであり、5はその入力液晶パネルである。6は糸供給装置であり、図3に示すように、地糸MYと裏糸BYとは、糸供給装置の糸ガイド7…,8…を通って、図4に示すように、キャリッジ3の上方に配設されている転換レール9,9上をキャリッジ3とともに往復動するガイド11,12,13を経て編針Nに係合される。
【0019】
弾性糸DYは、図4、図5及び図6に示すように、糸架台15に懸架されている弾性糸コーンDYCから引き出され、一対の円錐形ローラ16,17に対する位置が可変である弾性糸供給側の可動ガイド18を通り、円錐形ローラ16,17の間の接触面を通って弾性糸送り出し側の可動ガイド19を経て、キャリッジ3の上方に配設されている転換レール9,9上をキャリッジ3とともに往復動するガイド12から編針に供給される。なお、Sはシンカーである。
【0020】
図6、図7に示すように、円錐形ローラ16,17は駆動側円錐形ローラ16の上面に受動側円錐形ローラ17が圧接するように支持されており、駆動側円錐形ローラ16の軸20はクレードル21に取り付けられたプーリ22,23,24の外周囲に巻回されたベルト25により駆動されている。
【0021】
図7に示すように、弾性糸供給側の可動ガイド18と弾性糸送り出し側の可動ガイド19はクレードル26に取り付けられており、クレードル26の支持部27はステッピングモータ28の回転軸29に取り付けられている。
【0022】
弾性糸DCYの送り出し量を変更するには、コントローラ4により編成作業を制御する指示を与える液晶パネル上の操作によりステッピングモータ28に作動を指示し、これによりクレードル26が傾動して弾性糸供給側の可動ガイド18と弾性糸送り出し側の可動ガイド19が円錐形ローラ16,17の小径側または大径側に移動する。可動ガイド18と可動ガイド19が円錐形ローラ16,17の小径側に移動すると弾性糸DCYの送り出し量は少なくなり、可動ガイド18と可動ガイド19が円錐形ローラ16,17の大径側に移動すると弾性糸DCYの送り出し量は多くなる。
【0023】
また、編目を調節するには、液晶パネル5において、指先度目、指度目、足底度目、踵度目、脚下部度目、脚上部度目等を設定してコントローラ4により度目を調整することが出来る。
【0024】
(実施例1)
本実施例の場合は、地糸MYに綿100%からなる30番手双糸の綿糸、裏糸BYに30デニールのポリウレタン弾性糸に75デニールのポリエステル糸でカバリングしたフィラメント・ツィスト・ヤーン(FTY)を使用する。弾性糸DYには、260デニールのポリウレタン弾性糸を、40デニールのナイロン糸と同じく40デニールのナイロン糸をダブルカバリングしたダブル・カバリング・ヤーン(DCY)を使用して挿通する。
【0025】
【表1】

【0026】
そして表1に示すように、一例として、5本指ハイソックスの指先からのコースにおける地糸MYと裏糸BYとの度目数とダブル・カバリング・ヤーン(DCY)の指先からのコースにおける入力液晶パネル5のステップを設定し、図8に示すように、5本指ハイソックスの指先からの各部位A,B,C,Dにおける靴下の解舒した糸長を測定した。その結果は表2に示す。
【0027】
【表2】

【0028】
なお、被験者の足のサイズは23.0cmであり、各部位A,B,C,Dにおける周長は20.3,24.5,31.8,32.4cmであった。
本発明の着圧ハイソックスの解舒した糸長は、表2に示すように、測定され、着圧は、表3の試験品1に示す値になった。
この結果、本発明の着圧ハイソックスは、足形に合わせた形状にしており、上部は履きやすく、下部は締め付けるようになっている。
【0029】
【表3】

【0030】
なお、着圧試験は、エイエムアイテクノ社製AMI3037−2Bの計測機械で使用センサは直径2cmの丸型エアバックを使用した。試験方法は、測定位置にセンサを取り付け、被験者が試験品を着用し、起立状態で1秒間隔に1分間測定し、1分間の平均値を採用する。測定箇所は図8に示すように、Aは足首、Bは脹脛下、Cは脹脛、Dは口ゴム下である。測定単位はhPaである。
(実施例2)
【0031】
更に、表4に示すように、5本指ハイソックスの指先からのコースにおける地糸MYと裏糸BYとの度目数とダブル・カバリング・ヤーン(DCY)の指先からのコースにおける液晶パネル5のステップを設定し、図8に示すように、5本指ハイソックスの指先からの各部位A,B,C,Dにおける靴下の解舒した糸長を測定した。その結果は表5に示す。
【0032】
【表4】

【0033】
【表5】

【0034】
なお、被験者の足のサイズは、実施例1と同様に、23.0cmであり、各部位A,B,C,Dにおける周長は20.3,24.5,31.8,32.4cmであった。
【0035】
本発明の着圧ハイソックスの解舒した糸長は、表5に示すように、測定され、着圧は、表3の試験品2に示す値になった。
表5に示すように、爪先部からのコースにしたがって度目を順次大きくすると共にダブル・カバリング・ヤーン(DCY)の送り量を順次大きくしているので、表3の試験品2に示すように、5本指ハイソックスの指先からの各部位の周囲の変化を、各部位に応じて変更させているので、適宜の着圧により編成することができる。
【0036】
(比較例)
実施例1と同様に、地糸MYに綿100%からなる30番手双糸の綿糸、裏糸BYに30デニールのポリウレタン弾性糸に75デニールのポリエステル糸でカバリングしたフィラメント・ツィスト・ヤーン(FTY)を使用する。弾性糸DYには、260デニールのポリウレタン弾性糸を、40デニールのナイロン糸と同じく40デニールのナイロン糸をダブルカバリングしたダブル・カバリング・ヤーン(DCY)を使用して挿通する。
【0037】
そして表1に示すように、5本指ハイソックスの指先からのコースにおける地糸MYと裏糸BYとの度目数を変更するが、ダブル・カバリング・ヤーン(DCY)の指先からのコースにおける供給量を一定にして、図8に示すように、5本指ハイソックスの指先からの部位Aは毎コース、部位Bは1コース毎、部位Cは3コース毎、部位Dは4コース毎に弾性糸を挿入した靴下を編成した。
【0038】
なお、被験者の足のサイズは23.0cmであり、各部位A,B,C,Dにおける周長は20.0,26.5,32.8,31.2cmであった。
比較例の着圧は、表3の比較品に示す値になった。
即ち、実施例1,2に示すように、脚の上方から下方にしたがって着圧が小から大になる傾向はなく、着圧が脚の各部位においてランダムであった。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明のハイソックスの一実施例を示す組織図である。
【図2】本発明の両面針床編機の概略斜視図である。
【図3】糸供給装置の正面図である。
【図4】本発明のキャリッジの上方に配設されている転換レール上をキャリッジとともに往復動するガイドの斜視図である。
【図5】弾性糸の編針に供給されるまでの経過を示す斜視図である。
【図6】弾性糸の送り出し量を変更する装置の斜視図である。
【図7】弾性糸の送り出し量を変更するモータの斜視図である。
【図8】本発明の5本指ハイソックスの指先からの各部位における周長を示す概略図である。
【符号の説明】
【0040】
1 第1針床
2 第2針床
3 キャリッジ
4 コントローラ
5 液晶パネル
6 糸供給装置
7 糸ガイド
8 糸ガイド
9 転換レール
11 ガイド
12 ガイド
13 ガイド
14
15 糸架台
16 円錐形ローラ
17 円錐形ローラ
18 弾性糸供給側の可動ガイド
19 弾性糸送り出し側の可動ガイド
21 クレードル
22,23,24 プーリ
25
ベルト
26 クレードル
27 支持部
28 ステッピングモータ
29 回転軸
MY 地糸
BY 裏糸
DY 弾性糸
DYC
弾性糸コーン
N 編針
S シンカ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表糸と弾性糸とを供給して一対の対向して配置された針床と該針床上に設けられた編針と前記針床上を往復動可能に設けられたキャリッジを有する横編機により編成された5本指ハイソックスにおいて、キャリッジ側方に設けた弾性糸受け台から弾性糸を供給し、キャリッジの往復運動に応じて一対の円錐形ローラに対する位置が可変である弾性糸供給側と弾性糸送り出し側の可動ガイドを介して一対の円錐形ローラへ弾性糸の供給量を任意に調節して供給することによって所定の着圧を得るとともに度目調整装置によって表糸の編目を調節することにより編成されたことを特徴とする5本指ハイソックス。
【請求項2】
表糸と弾性糸とを供給して一対の対向して配置された針床と該針床上に設けられた編針と前記針床上を往復動可能に設けられたキャリッジにより両面針床編機により5本指ハイソックス等を編成する編成方法において、キャリッジ側方に設けた弾性糸受け台から表糸と裏糸と弾性糸とを供給し、キャリッジの往復運動に応じて一対の円錐形ローラに対する位置が可変である弾性糸供給側と弾性糸送り出し側の可動ガイドを介して一対の円錐形ローラへ弾性糸の供給量を任意に調節して供給するとともに度目調整装置によって編目を調節することを特徴とする5本指ハイソックス等の編成方法。
【請求項3】
5本指ハイソックスに代えて足袋型ソックスを編成する請求項1に記載の足袋型ソックス。
【請求項4】
5本指ハイソックスに代えて親指を頂点として小指にしたがって短くなるソックスを編成する請求項1に記載のハイソックス。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2007−39814(P2007−39814A)
【公開日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−221667(P2005−221667)
【出願日】平成17年7月29日(2005.7.29)
【出願人】(593152166)ワシオ株式会社 (1)
【Fターム(参考)】