説明

7−アルファ−カルボキシル−9,11−エポキシステロイド化合物の製造方法およびこの方法に有用な中間体ならびにオレフィン二重結合の一般的エポキシ化方法

【課題】エポキシメキスレノンおよびエポキシメキセレノン系化合物の合成。
【解決手段】複数の新規反応スキーム、新規操作工程、および新規中間体が提供され、エポキシメキセレノン系化合物式Iにおいて:−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり;Rは、適切な置換基から独立に選択され;Rは、アルファ−配向の低級アルコキシカルボニルまたはヒドロキシカルボニル基であり;−B−B−は、基−CHR−CHR−、またはアルファ−もしくはベータ−配向の基であり、そして、RとRは、適切な置換基から独立に選択されるか、またはRとRは、一緒に炭素環または複素環構造を構成するか、またはRまたはRは、Rと一緒に、五員環D環に縮合した炭素環または複素環構造を構成する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式II
【化1】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択され、
は、アルファ−配向の低級アルコキシカルボニルまたはヒドロキシカルボニル基であり、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化2】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)であり、そして
とRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択されるか、またはRとRは、一緒に炭素環または複素環構造を構成するか、またはRまたはRは、RまたはRと一緒に、五員環D環に縮合した炭素環または複素環構造を構成する]
の化合物の製造方法であって、
該方法は、
式IV:
【化3】


[式中、−A−A−、R、R、−B−B−、R、およびRは上記で定義したものであり、Rは、その除去が9−炭素原子と11−炭素原子の間に2重結合を生成するのに有効である脱離基である]の化合物から、11α−脱離基を除去することからなる、上記方法。
【請求項2】
式IIの化合物は、式IIA:
【化4】


(式中、
−A−A−は、基−CH−CH−または−CH=CH−であり、
−B−B−は、基−CH−CH−または式IIIA:
【化5】


のアルファ−もしくはベータ−配向の基であり、
は、アルファ−配向の低級アルコキシカルボニル基であり、
Xは、2つの水素原子またはオキソであり、
とYは、一緒に酸素架橋−O−であるか、または
は、ヒドロキシであり、かつ
は、ヒドロキシ、低級アルコキシ、またはもしXがHなら、また低級アルカノイルオキシでもある)、および
Xは、オキソであり、Yは、ヒドロキシ−である化合物の塩に対応する、請求の範囲第1項記載の方法であって、
該方法は、
低級アルカン酸および低級アルカン酸の塩を含む溶液を、式IVA:
【化6】


(式中、−A−A−、R、−B−B−、X、Y、およびYは、式IIAで定義したものであり、Rは低級アルキルスルホニルオキシまたはアシルオキシである)に対応する化合物に接触させることからなる、上記方法。
【請求項3】
式IVの化合物は、メチル水素17α−ヒドロキシ−11α−(メチルスルホニル)オキシ−3−オキソプレグノ−4−エン−7α,21−ジカルボキシレート,γ−ラクトンであり、式IIの化合物は、メチル水素17α−ヒドロキシ−3−オキソプレグナ−4,9(11)−ジエン−7α,21−ジカルボキシレート,γ−ラクトンである、請求の範囲第1項記載の方法。
【請求項4】
式IV
【化7】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択され、
は、アルファ−配向の低級アルコキシカルボニルまたはヒドロキシカルボニル基であり、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化8】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)であり、
とRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択されるか、またはRとRは、一緒に炭素環または複素環構造を構成するか、またはRまたはRは、RまたはRと一緒に、五員環D環に縮合した炭素環または複素環構造を構成し、そして
は、低級アルキルスルホニルオキシまたはアシルオキシまたはハロゲン化物である]の化合物の製造方法であって、
該方法は、
低級アルキルスルホニル化試薬もしくはアシル化試薬、またはハロゲン化物生成剤(例えば、ハロゲン化チオニル、ハロゲン化スルフリル、またはハロゲン化オキサリル)を、式V
【化9】


(式中、−A−A−、R、R、−B−B−、R、およびRは、上記で定義したものである)の化合物と反応させることからなる、上記方法。
【請求項5】
式IVの化合物は、式IVA:
【化10】


(式中、
−A−A−は、基−CH−CH−または−CH=CH−であり、
は、アルファ−配向の低級アルコキシカルボニル基であり、
は、低級アルキルスルホニルオキシまたはアシルオキシであり、
−B−B−は、基−CH−CH−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化11】


であり、
Xは、2つの水素原子またはオキソであり、
とYは、一緒に酸素架橋−O−であるか、または
は、ヒドロキシであり、かつ
は、ヒドロキシ、低級アルコキシ、またはもしXがHなら、また低級アルカノイルオキシでもある)、および
Xは、オキソであり、Yは、ヒドロキシ−である化合物の塩に対応する、請求の範囲第4項記載の方法であって、
該方法は、
低級アルキルスルホニルまたはハロゲン化アシルをハロゲン化水素スカベンジャーの存在下で、式:
【化12】


(式中、−A−A−、R、−B−B−、X、Y、およびYは、式IVAで定義したものである)に対応する化合物と反応させることからなる、上記方法。
【請求項6】
式IVの化合物は、メチル水素17α−ヒドロキシ−11α−(メチルスルホニル)オキシ−3−オキソプレグノ−4−エン−7α,21−ジカルボキシレート,γ−ラクトンであり、式Vの化合物は、メチル水素11α,17α−ジヒドロキシ−3−オキソプレグナ−4−エン−7α,21−ジカルボキシレート,γ−ラクトンである、請求の範囲第4項記載の方法。
【請求項7】
式V:
【化13】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択され、
は、アルファ−配向の低級アルコキシカルボニルまたはヒドロキシカルボニル基であり、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化14】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)であり、そして
とRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択されるか、またはRとRは、一緒に炭素環または複素環構造を構成するか、またはRまたはRは、RまたはRと一緒に、五員環D環に縮合した炭素環または複素環構造を構成する]の化合物の製造方法であって、
方法は、
式VIの化合物を、式R10OM(式中、Mはアルキル金属であり、R10O−はRのアルコキシ置換基に対応する)に対応するアルカリ金属アルコキシドと反応させることからなり、式VIの化合物は構造:
【化15】


(式中、−A−A−、R、−B−B−、R、およびRは、上記で定義したものである)を有する、上記方法。
【請求項8】
式Vの化合物は、式:
【化16】


(式中、
−A−A−は、基−CH−CH−または−CH=CH−であり、
は、アルファ−配向の低級アルコキシカルボニル基であり、
−B−B−は、基−CH−CH−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化17】


であり、
Xは、2つの水素原子またはオキソであり、
とYは、一緒に酸素架橋−O−であるか、または
は、ヒドロキシであり、かつ
は、ヒドロキシ、低級アルコキシ、またはもしXがHなら、また低級アルカノイルオキシでもある)、および
Xは、オキソであり、Yは、ヒドロキシ−である化合物の塩に対応する、請求の範囲第7項記載の方法であって、
該方法は、
式VIAの化合物を、式R10OMに対応するアルカリ金属アルコキシドと、式R10OHを有するアルコールの存在下で反応させることからなり(式中、Mはアルキル金属であり、R10O−はRのアルコキシ置換基に対応する)、式VIの化合物は構造:
【化18】


(式中、−A−A−、−B−B−、Y、YおよびXは、式VAで定義したものである)を有する、上記方法。
【請求項9】
式Vの化合物は、メチル水素11α,17α−ジヒドロキシ−3−オキソプレグノ−4−エン−7α,21−ジカルボキシレート,γ−ラクトンであり、式VIの化合物は、4’S(4’α),7’α−ヘキサデカヒドロ−11’α−ヒドロキシ−10’β,13’β−ジメチル−3’,5,20’−トリオキソスピロ[フラン−2(3H),17’β−[4,7]メタノ[17H]シクロペンタ[a]フェナントレン]−5’β(2’H)−カルボニトリルである、請求の範囲第7項記載の方法。
【請求項10】
シアンイオンは、反応の副産物として形成される請求の範囲第7項記載の方法であって、シアンイオンと式Vの生成物との反応の程度を低下させるために、反応中に反応ゾーンからシアンイオンを除去することからなる、上記方法。
【請求項11】
シアンイオンは沈殿剤による沈殿により反応から除去される、請求の範囲第10項記載の方法。
【請求項12】
反応は溶媒媒体中で行われ、沈殿剤は、この媒体中で沈殿剤の溶解度より低い溶解度のシアン化化合物を形成する陽イオンを含む塩を含む、請求の範囲第11項記載の方法。
【請求項13】
陽イオンはアルカリ土類金属および遷移金属イオンよりなる群から選択される、請求の範囲第12項記載の方法。
【請求項14】
式VI:
【化19】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択され、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化20】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)であり、そして
とRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択されるか、またはRとRは、一緒に炭素環または複素環構造を構成するか、またはRまたはRは、RまたはRと一緒に、五員環D環に縮合した炭素環または複素環構造を構成する]の化合物の製造方法であって、
該方法は、
式VII:
【化21】


(式中、−A−A−、R、−B−B−、R、およびRは、前記で定義したものである)に対応する化合物を加水分解することからなる、上記方法。
【請求項15】
式VIの化合物は、式:
【化22】


(式中、
−A−A−は、基−CH−CH−または−CH=CH−であり、
−B−B−は、基−CH−CH−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化23】


であり、
Xは、2つの水素原子またはオキソであり、
とYは、一緒に酸素架橋−O−であるか、または
は、ヒドロキシであり、かつ
は、ヒドロキシ、低級アルコキシ、またはもしXがHなら、また低級アルカノイルオキシでもある)、および
Xは、オキソであり、Yは、ヒドロキシ−である化合物の塩に対応する、請求の範囲第14項記載の方法であって、
該方法は、
酸および有機溶媒および/または水の存在下で式VIIAの化合物を加水分解することからなり、式VIIAの化合物は、構造:
【化24】


(式中、−A−A−、−B−B−、Y、YおよびXは、式VIAで定義したものである)を有する、上記方法。
【請求項16】
式VIの化合物は、4’S(4’α),7’α−ヘキサデカヒドロ−11’α−ヒドロキシ−10’β,13’β−ジメチル−3’,5,20’−トリオキソスピロ[フラン−2(3H),17’β−[4,7]メタノ[17H]シクロペンタ[a]フェナントレン]−5’β(2’H)−カルボニトリルであり、式VIIの化合物は、5’R(5’α),7’β−20’−アミノヘキサデカヒドロ−11’β−ヒドロキシ−10’α,13’α−ジメチル−3’,5−ジオキソスピロ[フラン−2(3H),17’α(5’H)−[7,4]メテノ[4H]シクロペンタ[a]フェナントレン]5’−カルボニトリルである、請求の範囲第14項記載の方法。
【請求項17】
式VII:
【化25】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択され、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化26】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)であり、そして
とRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択されるか、またはRとRは、一緒に炭素環または複素環構造を構成するか、またはRまたはRは、RまたはRと一緒に、五員環D環に縮合した炭素環または複素環構造を構成する]の化合物の製造方法であって、
該方法は、
式VIIIの化合物を、アルカリ金属塩の存在下でシアン化物イオン源と反応させることからなり、式VIIIの化合物は構造:
【化27】


(式中、−A−A−、R、−B−B−、R、およびRは、前記で定義したものである)を有する、上記方法。
【請求項18】
式VIIの化合物は、式VIIA:
【化28】


(式中、
−A−A−は、基−CH−CH−または−CH=CH−であり、
−B−B−は、基−CH−CH−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化29】


であり、
Xは、2つの水素原子またはオキソであり、
とYは、一緒に酸素架橋−O−であるか、または
は、ヒドロキシであり、かつ
は、ヒドロキシ、低級アルコキシ、またはもしXがHなら、また低級アルカノイルオキシでもある)、および
Xは、オキソであり、Yは、ヒドロキシ−である化合物の塩に対応する、請求の範囲第17項記載の方法であって、
該方法は、
ケトンシアノヒドリンのようなシアン源をLiClの存在下で塩基の存在下で、式:
【化30】


(式中、−A−A−、−B−B−、Y、YおよびXは、式VIIAで定義したものである)に対応する11α−ヒドロキシ化合物と反応させることからなる、上記方法。
【請求項19】
式VIIの化合物は、5’R(5’α),7’β−20’−アミノヘキサデカヒドロ−11’β−ヒドロキシ−10’α,13’α−ジメチル−3’,5−ジオキソスピロ[フラン−2(3H),17’α(5’H)−[7,4]メテノ[4H]シクロペンタ[a]フェナントレン]−5’−カルボニトリルであり、式VIIIの化合物は、11α,17α−ジヒドロキシ−3−オキソプレグナ−4,6−ジエン−21−カルボン酸,γ−ラクトンである、請求の範囲第17項記載の方法。
【請求項20】
請求の範囲第17項記載の方法であって、シアンイオン源はシアン化アルカリ金属からなり、式VIIIの化合物とシアンイオンとの反応は、酸および水の存在下で行われる、上記方法。
【請求項21】
式VIII
【化31】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択され、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化32】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)であり、そして
とRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択されるか、またはRとRは、一緒に炭素環または複素環構造を構成するか、またはRとRは、RまたはRと一緒に、五員環D環に縮合した炭素環または複素環構造を構成する]の化合物の製造方法であって、
該方法は、
α−配向で基質中に11−ヒドロキシ基を導入するのに有効な微生物の存在下で、式Xに対応する基質化合物を発酵させて酸化することからなり、基質は式:
【化33】


(式中、−A−A−、R、R、−B−B−、R、およびRは上記で定義したものである)に対応する、上記方法。
【請求項22】
式VIIIの化合物は、11α,17α−ジヒドロキシ−3−オキソプレグナ−4,6−ジエン−21−カルボン酸,γ−ラクトンである、請求の範囲第21項記載の方法。
【請求項23】
式:
【化34】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択され、
は、アルファ−配向の低級アルコキシカルボニルまたはヒドロキシカルボニル基であり、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化35】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)である]に対応するメキスレノン化合物の製造方法であって、
該方法は、
式XIVの化合物を、式R10OM(式中、Mはアルキル金属であり、R10O−はRのアルコキシ置換基に対応する)に対応するアルカリ金属アルコキシドと反応させることからなり、式XIVの化合物は構造:
【化36】


(式中、−A−A−、R、−B−B−は、上記で定義したものである)を有する、上記方法。
【請求項24】
式XIVの化合物は、4’S(4’α),7’α−1’,2’,3’,4,4’,5,5’,6’,7’,8’,10’,12’,13’,14’,15’,16’−ヘキサデカヒドロ−10β−,13’β−ジメチル−3’,5,20’−トリオキソスピロ[フラン−2(3H),17’β−[4,7]メタノ[17H]シクロペンタ[a]フェナントレン]5’−カルボニトリルである、請求の範囲第23項記載の方法。
【請求項25】
式XIV:
【化37】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択され、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化38】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)である]の化合物の製造方法であって、
該方法は、
式XV:
【化39】


(式中、−A−A−、R、−B−B−は、前記で定義したものである)に対応する化合物を加水分解することからなる、上記方法。
【請求項26】
式XIVの化合物は、4’S(4’α),7’α−1’,2’,3’,4,4’,5,5’,6’,7’,8’,10’,12’,13’,14’,15’,16’−ヘキサデカヒドロ−10β−,13’β−ジメチル−3’,5,20’−トリオキソスピロ[フラン−2(3H),17’β−[4,7]メタノ[17H]シクロペンタ[a]フェナントレン]5’−カルボニトリルであり、式XVの化合物は、5’R(5’α),7’β−20’−アミノ−1’,2’,3’,4,5,6’,7’,8’,10’,12’,13’,14’,15’,16’−テトラデカヒドロ−10’α,13’α−ジメチル−3’,5−ジオキソスピロ[フラン−2(3H),17’α(5’H)−[7,4]メタノ[4H]シクロペンタ[a]フェナントレン]−5’−カルボニトリルである、請求の範囲第25項記載の方法。
【請求項27】
式XV:
【化40】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択され、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化41】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)である]に対応する化合物の製造方法であって、
該方法は、
式XVIの化合物を、アルカリ金属塩の存在下でシアンイオン源と反応させることからなり、式XVIの化合物は構造:
【化42】


(式中、−A−A−、R、−B−B−は、前記で定義したものである)を有する、上記方法。
【請求項28】
式XVの化合物は、メチル水素9α,17α−ジヒドロキシ−3−オキソプレグナ−4−エン−7α,21−ジカルボキシレート,γ−ラクトンである、請求の範囲第27項記載の方法。
【請求項29】
式:
【化43】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択され、
は、アルファ−配向の低級アルコキシカルボニルまたはヒドロキシカルボニル基であり、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化44】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)である]に対応する化合物の製造方法であって、
該方法は、
式XXIの化合物を、式R10OM(式中、Mはアルキル金属であり、R10O−はRのアルコキシ置換基に対応する)に対応するアルカリ金属アルコキシドと反応させることからなり、式XXIの化合物は構造:
【化45】


(式中、−A−A−、R、R、−B−B−は、上記で定義したものである)を有する、上記方法。
【請求項30】
式XXIの化合物は、4’S(4’α),7’α−9’,11α−エポキシヘキサデカヒドロ−10β−,13’β−ジメチル−3’,5,20’−トリオキソスピロ[フラン−2(3H),17’β−[4,7]メタノ[17H]シクロペンタ[a]フェナントレン−5’−カルボニトリルである、請求の範囲第29項記載の方法。
【請求項31】
式XXI:
【化46】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択され、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化47】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)である]に対応する化合物の製造方法であって、
該方法は、
式XXII:
【化48】


(式中、−A−A−、R、−B−B−は、前記で定義したものである)に対応する化合物を加水分解することからなる、上記方法。
【請求項32】
式XXIの化合物は、4’S(4’α),7’α−9’,11α−エポキシヘキサデカヒドロ−10β−,13’β−ジメチル−3’,5,20’−トリオキソスピロ[フラン−2(3H),17’β−[4,7]メタノ[17H]シクロペンタ[a]フェナントレン−5’−カルボニトリルであり、式XXIIの化合物は、5’R(5’α),7’β−20’−アミノ−9,11β−エポキシヘキサデカヒドロ−10’,13’−ジメチル−3’,5−ジオキソスピロ[フラン−2(3H),17’α(5’H)−[7,4]メテン[4H]シクロペンタ[a]フェナントレン]−5’−カルボニトリルである、請求の範囲第31項記載の方法。
【請求項33】
式XXII:
【化49】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択され、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化50】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)である]に対応する化合物の製造方法であって、
該方法は、
式XXIIIの化合物を、アルカリ金属塩の存在下でシアンイオン源と反応させることからなり、式VIIIの化合物は構造:
【化51】


(式中、−A−A−、R、−B−B−は、前記で定義したものである)を有する、上記方法。
【請求項34】
式XXIIの化合物は、5’R(5’α),7’β−20’−アミノ9,11β−エポキシヘキサデカヒドロ−10’,13’−ジメチル−3’,5−ジオキソスピロ[フラン−2(3H),17’a(5’H)−[7,4]メテン[4H]シクロペンタ[a]フェナントレン]−5’−カルボニトリルであり、式XXIIの化合物は、9,11α−エポキシ−17α−ヒドロキシ−3−オキソプレグナ−4,6−ジエン−21−カルボキン酸,γ−ラクトンである、請求の範囲第33項記載の方法。
【請求項35】
式XIII:
【化52】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択され、
は、アルファ−配向の低級アルコキシカルボニル基であり、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化53】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)である]に対応する化合物の製造方法であって、
該方法は、
式:
【化54】


(式中、−A−A−、R、−B−B−は、前記で定義したものである)に対応する化合物の6位および7位から水素を除去することからなる、上記方法。
【請求項36】
式XIV:
【化55】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択され、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化56】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)である]の化合物の製造方法であって、
該方法は、
式XXV:
【化57】


(式中、Rは、ヒドロキシル保護基であり、−A−A−、R、−B−B−、R、およびRは、前記で定義したものである)に対応する化合物を加水分解することからなる、上記方法。
【請求項37】
式XIVの化合物は、4’S(4’α),7’α−1’,2’,3’,4,4’,5,5’,6’,7’,8’,10’,12’,13’,14’,15’,16’−ヘキサデカヒドロ−10β−,13’β−ジメチル−3’,5,20’−トリオキソスピロ[フラン−2(3H),17’β−[4,7]メタノ[17H]シクロペンタ[a]フェナントレン]5’−カルボニトリルであり、式XXVの化合物は、5’R(5’α),7’β−20’−アミノヘキサデカヒドロ−9’β−ヒドロキシ−10’a,13’α−ジメチル−3’,5−ジオキソスピロ[フラン−2(3H),17’α(5’H)−[7,4]メテノ[4H]シクロペンタ[a]フェナントレン]−5’−カルボニトリルである、請求の範囲第36項記載の方法。
【請求項38】
式XXV:
【化58】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択され、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化59】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)であり、そして
とRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択されるか、またはRとRは、一緒に炭素環または複素環構造を構成する]に対応する化合物の製造方法であって、
該方法は、
式XXVIの化合物を、アルカリ金属塩の存在下でシアンイオン源と反応させることからなり、式XXVIの化合物は構造:
【化60】


(式中、−A−A−、R、−B−B−は、前記で定義したものである)を有する、上記方法。
【請求項39】
式XXVの化合物は、5’R(5’α),7’β−20’−アミノヘキサデカヒドロ−9’β−ヒドロキシ−10’a,13’α−ジメチル−3’,5−ジオキソスピロ[フラン−2(3H),17’α(5’H)−[7,4]メテノ[4H]シクロペンタ[a]フェナントレン]−5’−カルボニトリルであり、式XXVIの化合物は、9α,17α−ジヒドロキシ−3−オキソプレグナ−4,6−ジエン−21−カルボン酸,γ−ラクトンである、請求の範囲第38項記載の方法。
【請求項40】
式XXVI:
【化61】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択され、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化62】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)であり、
は、ヒドロキシ保護基である]に対応する化合物の製造方法であって、
該方法は、
式:
【化63】


(式中、−A−A−、R、−B−B−は、前記で定義したものである)に対応する化合物の6位および7位の水素を除去(脱水素)することからなる、上記方法。
【請求項41】
式XXVIの化合物は、9α,17α−ジヒドロキシ−3−オキソプレグナ−4,6−ジエン−21−カルボン酸,γ−ラクトンであり、式XXVIIの化合物は、9α,17α−ジヒドロキシ−3−オキソプレグナ−4−エン−21−カルボン酸,γ−ラクトンである、請求の範囲第40項記載の方法。
【請求項42】
式VIII:
【化64】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
は、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から選択され、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化65】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)であり、そして
とRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択されるか、またはRとRは、一緒に炭素環または複素環構造を構成するか、またはRとRは、RまたはRと一緒に、五員環D環に縮合した炭素環または複素環構造を構成する]に対応する化合物の製造方法であって、
該方法は、
式104
【化66】


(式中、−A−A−、R、−B−B−は、前記で定義したものであり、R11は、C〜C4 アルキルである)に対応する式の化合物を酸化することからなる、上記方法。
【請求項43】
式VIIIの化合物は、酸化剤と接触させられる、請求の範囲第42項記載の方法。
【請求項44】
酸化剤は、ベンゾキノン誘導体である、請求の範囲第43項記載の方法。
【請求項45】
酸化剤は、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノンおよびテトラクロロベンゾキノンよりなる群から選択される、請求の範囲第44項記載の方法。
【請求項46】
式104の化合物を、ハロゲン化剤と接触させて、ハロゲン化中間体を産生させ;ハロゲン化中間体にデヒドロハロゲン化剤を接触させて、ハロゲン化中間体をデヒドロハロゲン化し、式104の化合物を生成することからなる、請求の範囲第42項記載の方法。
【請求項47】
式104:
【化67】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
は、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から選択され、
11は、C〜C4 低級アルキルであり、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化68】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)である]に対応する化合物の製造方法であって、
該方法は、
式103に対応する化合物を、ハロゲン化アルカリ金属の存在下で熱分解することからなり、式103の化合物は、構造:
【化69】


(式中、−A−A−、R、R11、および−B−B−は、前記で定義したものであり、R12は、C〜C4 アルキルである)を有する、上記方法。
【請求項48】
式103:
【化70】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
は、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から選択され、
11は、C〜C4 低級アルキルであり、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化71】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)である]に対応する化合物の製造方法であって、
該方法は、
式102の化合物を、塩基の存在下でジアルキルマロネートと縮合させることからなり、式102の化合物は、構造:
【化72】


(式中、−A−A−、R、R11、および−B−B−は、前記で定義したものである)を有する、上記方法。
【請求項49】
式102:
【化73】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
は、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から選択され、
11は、C〜C4 低級アルキルであり、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化74】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)である]に対応する化合物の製造方法であって、
該方法は、
式101の化合物を、塩基の存在下でスルホニウムイリドと反応させることからなり、式101の化合物は、構造:
【化75】


(式中、−A−A−、R、および−B−B−は、前記で定義したものである)を有する、上記方法。
【請求項50】
式101:
【化76】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
は、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から選択され、
11は、C〜C4 低級アルキルであり、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化77】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)である]に対応する化合物の製造方法であって、
該方法は、
式XXXVIの化合物を、酸触媒の存在下でエーテル化試薬と反応させることからなり、式XXXVIの化合物は、構造:
【化78】


(式中、−A−A−、R、および−B−B−は、前記で定義したものである)を有する、上記方法。
【請求項51】
式101の化合物は、式XXXVIの化合物を、酸性化アルカノール溶媒中のオルトギ酸トリアルキルと反応させることにより製造される、請求の範囲第50項記載の方法。
【請求項52】
式XXXVI:
【化79】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
は、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から選択され、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化80】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)である]の化合物の製造方法であって、
該方法は、
式XXXVIIの基質化合物を、該基質化合物を、式XXXVI
【化81】


(式中、−A−A−、−B−B−およびRは、前記で定義したものである)の化合物に変換するのに有効な微生物の存在下で、発酵により酸化し[ここで、式XXXVIIの基質化合物は式:
【化82】


(式中、−A−A−、R、R、−B−B−および は上記で定義したものであり、D−Dは、−CH2 −CH2 −またはCH=CH−であり、R13、R14、R15、およびR16は、C〜C4 アルキルよりなる群から独立に選択される)に対応する];そして次に、11α−ヒドロキシル化に有効な微生物の存在下で発酵することにより、11−ヒドロキシ基を、式XXXVIの化合物中のα−配向で導入する、ことからなる上記方法。
【請求項53】
式II
【化83】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択され、
は、アルファ−配向の低級アルコキシカルボニルまたはヒドロキシカルボニル基であり、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化84】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)であり、そして
とRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択されるか、またはRとRは、一緒に炭素環または複素環構造を構成する]に対応する化合物の製造方法であって、
該方法は、
式V
【化85】


(式中、−A−A−、R、R、−B−B−、R、およびRは、前記で定義したものである)の化合物を、式VIの化合物に、式R10OM(式中、Mはアルカリ金属であり、R10OはRのアルコキシ置換基に対応する)に対応するアルカリ金属アルコキシドを反応させて製造し[ここで、式VIの化合物は、構造:
【化86】


(式中、−A−A−、R、−B−B−、R、およびRは、前記で定義したものである)を有する];
式Vの化合物を純粋な形で単離することなく、式Vの化合物と低級アルキルスルホニル化試薬またはアシル化試薬と反応させて、式IV
【化87】


(式中、−A−A−、R、R、−B−B−、R、およびRは、前記で定義したものであり、Rは、アルキルスルホニルオキシ、アシルオキシ脱離基またはハロゲン化物である)の化合物を製造し;
式IVの化合物を純粋な形で単離することなく、11α−脱離基を、その除去のための試薬と反応させてそこから除去して、式IIの化合物を製造する、ことからなる、上記方法。
【請求項54】
請求の範囲第53項記載の方法であって、
式IIの化合物を純粋な形で単離することなく、式IIの化合物をエポキシ化試薬と反応させて、式I
【化88】


(式中、−A−A−、R、R、−B−B−、R、およびRは、前記で定義したものである)の生成物を生成することからなる、上記方法。
【請求項55】
請求の範囲第54項記載の方法であって、
式IIの化合物は、式IVの化合物を、アルカリ金属アルコキシドの存在下で、アルカン酸を含む脱離基除去試薬と反応させることにより生成し;
揮発性成分は、反応溶液から除去し;
反応溶液の水溶性成分は、水性洗浄溶液で洗浄して除去し、こうして式IIの化合物を式Iの化合物に変換するのに適した、残存する式IIの溶液を産生し;そして
過酸化物酸化剤を残存する式IIの溶液と合わせて、式IIの化合物を式Iの化合物に変換することからなる、上記方法。
【請求項56】
請求の範囲第54項記載の方法であって、
式Vの化合物は、式VIの化合物を、有機溶媒中のアルカリ金属アルコキシドと反応させることにより生成し;
式Vの化合物は、有機溶媒を使用して、式V反応溶液を含む溶液から抽出し、こうして式V抽出溶液を産生し;そして
式V抽出溶液を含む溶液に、低級アルキルスルホニルハロゲン化物またはアシルハロゲン化物を導入して、式VIの化合物を製造することからなる、上記方法。
【請求項57】
請求の範囲第54項記載の方法であって、
式IVの化合物は、式Vの化合物を、有機溶媒中の脱離基除去試薬と反応させることにより生成し;
式IV反応溶液を含む溶液は、酸性交換樹脂カラムそして次に塩基性交換樹脂カラムに通して、そこから塩基性および酸性の不純物を除去し、こうして式IV溶出溶液を産生し;
アルキルスルホニルオキシまたはアシルオキシ脱離基の除去のための試薬を、式IV溶出溶液を含む溶液と合わせて、式IIの化合物を製造することからなる、上記方法。
【請求項58】
オレフィン性2重結合を有する基質化合物に、過酸化物アクチベーターの存在下で、過酸化物化合物を接触させることからなる、エポキシ化合物の生成方法であって、過酸化物アクチベーターは、式:
【化89】


(式中、Rは、モノクロロメチル以上の電子吸引力を有する置換基である)に対応する、上記方法。
【請求項59】
請求の範囲第58項記載の方法であって、
過酸化物アクチベーターは、式
【化90】


(式中、X、X、およびXは、ハロ、水素、アルキル、ハロアルキル、シアノおよびシアノアルキルよりなる群から選択され、Rは、アリーレンと−(CXCX−よりなる群から選択され、nは、0または1であり、X、X、X、X、およびXの少なくとも1つは、ハロまたはペルハロアルキルである、上記方法。
【請求項60】
nは0であり、X、X、およびXの少なくとも1つは、ハロまたはペルハロアルキルである、請求の範囲第58項記載の方法。
【請求項61】
、X、X、X、およびXのすべては、ハロまたはペルハロアルキルである、請求の範囲第58項記載の方法。
【請求項62】
過酸化物アクチベーターは、トリハロアセトアミドである、請求の範囲第58項記載の方法。
【請求項63】
過酸化物アクチベーターは、トリクロロアセトアミドである、請求の範囲第62項記載の方法。
【請求項64】
請求の範囲第58項記載の方法であって、基質化合物は、式:
【化91】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
は、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から選択され、
は、アルファ−配向の低級アルコキシカルボニルまたはヒドロキシカルボニル基であり、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化92】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)であり、そして
とRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択されるか、またはRとRは、一緒に炭素環または複素環構造を構成するか、またはRまたはRは、RまたはRと一緒に、五員環D環に縮合した炭素環または複素環構造を構成する]に対応する、上記方法。
【請求項65】
請求の範囲第58項記載の方法であって、基質化合物は、
【化93】


よりなる群から選択され、かつ、エポキシ化反応の生成物は、
【化94】


よりなる群から選択される、上記方法。
【請求項66】
式IV:
【化95】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択され、
は、アルファ−配向の低級アルコキシカルボニルまたはヒドロキシカルボニル基であり、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化96】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択される)であり、および
とRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択されるか、またはRとRは、一緒に炭素環または複素環構造を構成するか、またはRまたはRは、RまたはRと一緒に、五員環D環に縮合した炭素環または複素環構造を構成し、および
は、低級アルキルスルホニルオキシまたはアシルオキシまたはハロゲン化物である]の化合物。
【請求項67】
請求の範囲第66項記載の式IVの化合物であって、化合物は式IVA:
【化97】


[式中、
−A−A−は、基−CH−CH−または−CH=CH−であり、
は、アルファ−配向の低級アルコキシカルボニル基であり、
は、低級アルキルスルホニルオキシまたはアシルオキシであり、
−B−B−は、基−CH−CH−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化98】


であり、
Xは、2つの水素原子またはオキソであり、
とYは、一緒に酸素架橋−O−であるか、または
は、ヒドロキシであり、かつ
は、ヒドロキシ、低級アルコキシ、またはもしXがHなら、また低級アルカノイルオキシでもある]、
および、Xは、オキソであり、Yは、ヒドロキシである化合物の塩に対応する、上記化合物。
【請求項68】
メチル水素17α−ヒドロキシ−11α−(メチルスルホニル)オキシ−3−オキソプレグノ−4−エン−7α,21−ジカルボキシレート,γ−ラクトンである、請求の範囲第66項記載の式IVの化合物。
【請求項69】
式V:
【化99】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択され、
は、アルファ−配向の低級アルコキシカルボニルまたはヒドロキシカルボニル基であり、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化100】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択される)であり、および
とRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択されるか、またはRとRは、一緒に炭素環または複素環構造を構成するか、またはRまたはRは、RまたはRと一緒に、五員環D環に縮合した炭素環または複素環構造を構成する]の化合物。
【請求項70】
請求の範囲第69項記載の式Vの化合物であって、化合物は式:
【化101】


[式中、
−A−A−は、基−CH−CH−または−CH=CH−であり、
は、アルファ−配向の低級アルコキシカルボニル基であり、
は、低級アルキルスルホニルオキシまたはアシルオキシであり、
−B−B−は、基−CH−CH−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化102】


であり、
Xは、2つの水素原子またはオキソであり、
とYは、一緒に酸素架橋−O−であるか、または
は、ヒドロキシであり、かつ
は、ヒドロキシ、低級アルコキシ、またはもしXがHなら、また低級アルカノイルオキシでもある]、
および、Xは、オキソであり、Yは、ヒドロキシである化合物の塩に対応する、上記化合物。
【請求項71】
メチル水素11α,17α−ジヒドロキシ−3−オキソプレグノ−4−エン−7α,21−ジカルボキシレート,γ−ラクトンである、請求の範囲第69項記載の式Vの化合物。
【請求項72】
式VI:
【化103】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択され、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化104】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択される)であり、および
とRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択されるか、またはRとRは、一緒に炭素環または複素環構造を構成するか、またはRまたはRは、RまたはRと一緒に、五員環D環に縮合した炭素環または複素環構造を構成する]の化合物。
【請求項73】
請求の範囲第72項記載の式VIの化合物であって、化合物は式:
【化105】


[式中、
−A−A−は、基−CH−CH−または−CH=CH−であり、
−B−B−は、基−CH−CH−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化106】


であり、
Xは、2つの水素原子またはオキソであり、
とYは、一緒に酸素架橋−O−であるか、または
は、ヒドロキシであり、かつ
は、ヒドロキシ、低級アルコキシ、またはもしXがHなら、また低級アルカノイルオキシでもある]、
および、Xは、オキソであり、Yは、ヒドロキシである化合物の塩に対応する、上記化合物。
【請求項74】
4’S(4’α),7’α−ヘキサデカヒドロ−11’α−ヒドロキシ−10’β,13’β−ジメチル−3’,5,20’−トリオキソスピロ[フラン−2(3H),17’β−[4,7]メタノ[17H]シクロペンタ[a]フェナントレン]−5’β(2’H)−カルボニトリルである、請求の範囲第72項記載の式VIの化合物。
【請求項75】
式VII:
【化107】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択され、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化108】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択される)であり、および
とRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択されるか、またはRとRは、一緒に炭素環または複素環構造を構成するか、またはRまたはRは、RまたはRと一緒に、五員環D環に縮合した炭素環または複素環構造を構成する]の化合物。
【請求項76】
請求の範囲第75項記載の式VIIの化合物であって、化合物は式VIIA:
【化109】


[式中、
−A−A−は、基−CH−CH−または−CH=CH−であり、
−B−B−は、基−CH−CH−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化110】


であり、
Xは、2つの水素原子またはオキソであり、
とYは、一緒に酸素架橋−O−であるか、または
は、ヒドロキシであり、かつ
は、ヒドロキシ、低級アルコキシ、またはもしXがHなら、また低級アルカノイルオキシでもある]、
および、Xは、オキソであり、Yは、ヒドロキシである化合物の塩に対応する、上記化合物。
【請求項77】
5’R(5’α),7’β−20’−アミノヘキサデカヒドロ−11’β−ヒドロキシ−10’α,13’α−ジメチル−3’,5−ジオキソスピロ[フラン−2(3H),17’α(5’H)−[7,4]メテノ[4H]シクロペンタ[a]フェナントレン]5’−カルボニトリルである、請求の範囲第75項記載の式VIIの化合物。
【請求項78】
式VIII:
【化111】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択され、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化112】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択される)であり、および
とRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択されるか、またはRとRは、一緒に炭素環または複素環構造を構成するか、またはRまたはRは、RまたはRと一緒に、五員環D環に縮合した炭素環または複素環構造を構成する]の化合物。
【請求項79】
請求の範囲第78項記載の式VIIIの化合物であって、化合物は式VIIIA:
【化113】


[式中、
−A−A−は、基−CH−CH−または−CH=CH−であり、
−B−B−は、基−CH−CH−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化114】


であり、
Xは、2つの水素原子またはオキソであり、
とYは、一緒に酸素架橋−O−であるか、または
は、ヒドロキシであり、かつ
は、ヒドロキシ、低級アルコキシ、またはもしXがHなら、また低級アルカノイルオキシでもある]、
および、Xは、オキソであり、Yは、ヒドロキシである化合物の塩に対応する、上記化合物。
【請求項80】
11α,17α−ジヒドロキシ−3−オキソプレグナ−4,6−ジエン−21−カルボン酸,γ−ラクトンである、請求の範囲第78項記載の式VIIIの化合物。
【請求項81】
式XIV:
【化115】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択され、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化116】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択される)である]の化合物。
【請求項82】
4’S(4’α),7’α−1’,2’,3’,4,4’,5,5’,6’,7’,8’,10’,12’,13’,14’,15’,16’−ヘキサデカヒドロ−10β−,13’β−ジメチル−3’,5,20’−トリオキソスピロ[フラン−2(3H),17’β−[4,7]メタノ[17H]シクロペンタ[a]フェナントレン]5’−カルボニトリルである、請求の範囲第25項記載の式XIVの化合物。
【請求項83】
式XV:
【化117】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択され、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化118】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択される)である]に対応する化合物。
【請求項84】
メチル水素9α,17α−ジヒドロキシ−3−オキソプレグナ−4−エン−7α,21−ジカルボキシレート,γ−ラクトンである、請求の範囲第83項記載の式XVの化合物。
【請求項85】
式XXI

【化119】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
とRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択され、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化120】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択される)である]に対応する化合物。
【請求項86】
4’S(4’α),7’α−9’,11α−エポキシヘキサデカヒドロ−10β−,13’β−ジメチル−3’,5,20’−トリオキソスピロ[フラン−2(3H),17’β−[4,7]メタノ[17H]シクロペンタ[a]フェナントレン−5’−カルボニトリルである、請求の範囲第85項記載の式XXIの化合物。
【請求項87】
式XXII:
【化121】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
とRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択され、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化122】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択される)である]に対応する化合物。
【請求項88】
5’R(5’α),7’β−20’−アミノ9,11β−エポキシヘキサデカヒドロ−10’,13’−ジメチル−3’,5−ジオキソスピロ[フラン−2(3H),17’a(5’H)−[7,4]メテン[4H]シクロペンタ[a]フェナントレン−5’−カルボニトリルである、請求の範囲第87項記載の式XXIIの化合物。
【請求項89】
式XXIII:
【化123】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
とRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択され、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化124】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択される)である]に対応する化合物。
【請求項90】
請求の範囲第89項記載の式XXIIIの化合物[式中、RとRは、結合している環の炭素とともに構造:
【化125】


(式中、
Xは、2つの水素原子またはオキソであり、
とYは、一緒に酸素架橋−O−であるか、または
は、ヒドロキシであり、かつ
は、ヒドロキシ、低級アルコキシ、またはもしXがHなら、また低級アルカノイルオキシでもある)を形成する]、
および、Xは、オキソであり、Yは、ヒドロキシであるそのような化合物の塩。
【請求項91】
式XXV:
【化126】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
とRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択され、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化127】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)であり、および
とRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択されるか、またはRとRは、一緒に炭素環または複素環構造を構成し、および
は、水素またはヒドロキシ保護基よりなる群から選択される]に対応する化合物。
【請求項92】
5’R(5’α),7’β−20’−アミノヘキサデカヒドロ−9’β−ヒドロキシ−10’a,13’α−ジメチル−3’,5−ジオキソスピロ[フラン−2(3H),17’α(5’H)−[7,4]メテノ[4H[シクロペンタ[a]フェナントレン]5’−カルボニトリルである、請求の範囲第91項記載の式XXVの化合物。
【請求項93】
式XXVI:
【化128】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
とRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択され、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化129】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択される)であり、および
は、水素またはヒドロキシ保護基よりなる群から選択される]に対応する化合物。
【請求項94】
9α,17α−ジヒドロキシ−3−オキソプレグナ−4,6−ジエン−21−カルボン酸,γ−ラクトンである、請求の範囲第93項記載の式XXVIの化合物。
【請求項95】
式104:
【化130】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択され、
11は、C〜C低級アルキルであり、および
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化131】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択される)である]に対応する化合物。
【請求項96】
3−エトキシ−11α−17α−ジヒドロキシプレグナ−3.5−ジエン−21−カルボン酸、ガンマ−ラクトンである、請求の範囲第95項記載の式104の化合物。
【請求項97】
式103:
【化132】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択され、
11は、C〜C低級アルキルであり、および
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化133】


式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択される)である]に対応する化合物。
【請求項98】
エチル水素3−エトキシ−11α−17α−ジヒドロキシプレグナ−3.5−ジエン−21,21−ジカルボキシレート、ガンマラクトンである、請求の範囲第97項記載の式103の化合物。
【請求項99】
式102:
【化134】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択され、
11は、C〜C低級アルキルであり、および
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化135】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択される)である]に対応する化合物。
【請求項100】
3−エトキシスピロ[アンドロスタ−3.5−ジエン−17β,2’−オキシラン]−11α−オールである、請求の範囲第99項記載の式102の化合物。
【請求項101】
式101:
【化136】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択され、
11は、C〜C低級アルキルであり、および
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化137】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択される)である]に対応する化合物。
【請求項102】
3−エトキシ−11α−ヒドロキシアンドロスタ−3.5−ジエン−17−オンである、請求の範囲第99項記載の式102の化合物。
【請求項103】
式IX:
【化138】


[式中、
−A−A−は、基−CHR−CHR−または−CR=CR−であり、
、RおよびRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択され、
−B−B−は、基−CHR−CHR−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化139】


(式中、RとRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択される)であり、および
とRは、水素、ハロ、低級アルコキシ、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、アルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルキル、シアノ、およびアリールオキシよりなる群から独立に選択されるか、またはRとRは、一緒に炭素環または複素環構造を構成するか、またはRまたはRは、RまたはRと一緒に、五員環D環に縮合した炭素環または複素環構造を構成する]の化合物。
【請求項104】
請求の範囲第103項記載の式IXの化合物であって、化合物は式IXA:
【化140】


[式中、
−A−A−は、基−CH−CH−または−CH=CH−であり、
とRは、水素、ハロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシカルボニル、シアノ、アリールオキシよりなる群から独立に選択され、
は、アルファ−配向の低級アルコキシカルボニル基であり、
−B−B−は、基−CH−CH−またはアルファ−もしくはベータ−配向の基:
【化141】


であり、
Xは、2つの水素原子またはオキソであり、
とYは、一緒に酸素架橋−O−であるか、または
は、ヒドロキシであり、かつ
は、ヒドロキシ、低級アルコキシ、またはもしXがHなら、また低級アルカノイルオキシでもある]、
および、Xは、オキソであり、Yは、ヒドロキシである化合物の塩に対応する、上記化合物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−100996(P2008−100996A)
【公開日】平成20年5月1日(2008.5.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−265977(P2007−265977)
【出願日】平成19年10月12日(2007.10.12)
【分割の表示】特願平9−522304の分割
【原出願日】平成8年12月11日(1996.12.11)
【出願人】(307007395)ジー.ディー.サール、リミテッド、ライアビリティ、カンパニー (2)
【Fターム(参考)】