説明

IL−6に対する抗体およびその使用

本発明は、IL−6に対する結合特異性を有する抗体およびその断片に関する。本発明の別の態様は、本明細書記載のV、VおよびCDRポリペプチドの配列を含む、本明細書記載の抗体、およびその結合性断片、ならびにこれらをコードするポリヌクレオチドに関する。本発明はまた、1以上の機能性または検出可能部分にコンジュゲート化された、抗IL−6抗体およびその結合性断片のコンジュゲートも意図する。本発明はまた、前記抗IL−6抗体およびその結合性断片を作製する方法も意図する。本発明の態様はまた、IL−6と関連する疾患および障害の診断、評価および治療のための、抗IL−6抗体およびその結合性断片の使用にも関する。これらの抗体は、可溶性IL−6、細胞表面に発現されたIL−6、IL−6/IL−6Rの少なくとも1つに結合し、そして/またはIL−6およびIL−6Rの会合、IL−6/IL−6Rおよびgp130の会合、およびまたはIL−6/IL−6R/gp130マルチマーの形成を防止し、そしてそれによって、前述のいずれかと関連する生物学的影響を阻害することも可能である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
損なわれていないヒトIL−6ポリペプチドまたはその断片上の、Ab1、Ab2、Ab3、Ab4、Ab5、Ab6、Ab7、Ab8、Ab9、Ab10、Ab11、Ab12、Ab13、Ab14、Ab15、Ab16、Ab17、Ab18、Ab19、Ab20、Ab21、Ab22、Ab23、Ab24、Ab25、Ab26、Ab27、Ab28、Ab29、Ab30、Ab31、Ab32、Ab33、Ab34、Ab35、およびAb36からなる群より選択される抗ヒトIL−6抗体と同じ直鎖またはコンホメーション・エピトープ(単数または複数)に特異的に結合し、そして/または同じ直鎖またはコンホメーション・エピトープ(単数または複数)に対する結合に関して競合する、抗ヒトIL−6抗体または抗体断片。
【請求項2】
損なわれていないヒトIL−6ポリペプチドまたはその断片上の、Ab1と同じ直鎖またはコンホメーション・エピトープ(単数または複数)に特異的に結合し、そして/または同じ直鎖またはコンホメーション・エピトープ(単数または複数)に対する結合に関して競合する、請求項1の抗ヒトIL−6抗体または断片。
【請求項3】
損なわれていないヒトIL−6ポリペプチドまたはその断片上の、Ab1、Ab2、Ab3、Ab4、Ab5、Ab6、Ab7、Ab8、Ab9、Ab10、Ab11、Ab12、Ab13、Ab14、Ab15、Ab16、Ab17、Ab18、Ab19、Ab20、Ab21、Ab22、Ab23、Ab24、Ab25、Ab26、Ab27、Ab28、Ab29、Ab30、Ab31、Ab32、Ab33、Ab34、Ab35、およびAb36からなる群より選択される抗ヒトIL−6抗体と同じ直鎖またはコンホメーション・エピトープ(単数または複数)に特異的に結合する、請求項1の抗ヒトIL−6抗体または断片。
【請求項4】
損なわれていないヒトIL−6ポリペプチドまたはその断片上の、Ab1と同じ直鎖またはコンホメーション・エピトープ(単数または複数)に特異的に結合する、請求項3の抗ヒトIL−6抗体または断片。
【請求項5】
Ab1によって特異的に結合される、損なわれていないIL−6ポリペプチドまたはその断片上の、同じ直鎖またはコンホメーション・エピトープに特異的に結合し、そして天然ヒトIL−6ポリペプチド全長に渡る重複直鎖ペプチド断片を用いた、エピトープマッピングによって確かめた際、前記エピトープ(単数または複数)が、アミノ酸残基37〜51、アミノ酸残基70〜84、アミノ酸残基169〜183、アミノ酸残基31〜45および/またはアミノ酸残基58〜72をそれぞれ含むものより選択されるIL−6断片中に含まれる1以上の残基群を含む、請求項1の抗ヒトIL−6抗体。
【請求項6】
Ab1、Ab2、Ab3、Ab4、Ab5、Ab6、Ab7、Ab8、Ab9、Ab10、Ab11、Ab12、Ab13、Ab14、Ab15、Ab16、Ab17、Ab18、Ab19、Ab20、Ab21、Ab22、Ab23、Ab24、Ab25、Ab26、Ab27、Ab28、Ab29、Ab30、Ab31、Ab32、Ab33、Ab34、Ab35、およびAb36からなる群より選択される抗ヒトIL−6抗体中に含有されるものと同一の少なくともそれぞれ2つの相補性決定領域(CDR)を、可変軽鎖および可変重鎖領域中に含む、請求項1の抗ヒトIL−6抗体。
【請求項7】
Ab1中に含有されるものと同一の少なくともそれぞれ2つの相補性決定領域(CDR)を、可変軽鎖および可変重鎖領域中に含む、請求項6の抗ヒトIL−6抗体。
【請求項8】
すべてのCDRが、Ab1、Ab2、Ab3、Ab4、Ab5、Ab6、Ab7、Ab8、Ab9、Ab10、Ab11、Ab12、Ab13、Ab14、Ab15、Ab16、Ab17、Ab18、Ab19、Ab20、Ab21、Ab22、Ab23、Ab24、Ab25、Ab26、Ab27、Ab28、Ab29、Ab30、Ab31、Ab32、Ab33、Ab34、Ab35、およびAb36からなる群より選択される抗ヒトIL−6抗体中に含有されるCDRと同一である、請求項6の抗ヒトIL−6抗体。
【請求項9】
すべてのCDRが、Ab1中に含有されるCDRと同一である、請求項6の抗ヒトIL−6抗体。
【請求項10】
非グリコシル化されている、請求項1の抗ヒトIL−6抗体または断片。
【請求項11】
エフェクター機能、半減期、タンパク質分解、および/またはグリコシル化を改変するように修飾されているFc領域を含有する、請求項1の抗ヒトIL−6抗体。
【請求項12】
ヒト、ヒト化、一本鎖またはキメラ抗体である、請求項1の抗ヒトIL−6抗体または断片。
【請求項13】
ウサギ(親)抗ヒトIL−6抗体由来のヒト化抗体である、請求項12の抗ヒトIL−6抗体。
【請求項14】
前記抗体の可変軽鎖領域および可変重鎖領域中のフレームワーク領域(FR)が、それぞれ、ヒトFRであって、修飾されていないか、あるいは可変軽鎖または重鎖領域中の最大で2つまたは3つのヒトFR残基が親ウサギ抗体の対応するFR残基で置換されることによって修飾されており、そしてライブラリー中に含有される他のヒト生殖系列抗体配列に比較して、対応するウサギ可変重鎖または軽鎖領域に対する高レベルの相同性に基づいて、ヒト生殖系列抗体配列ライブラリーから選択されているヒト可変重鎖および軽鎖抗体配列に由来している、ヒトFRである、請求項13の抗ヒトIL−6抗体。
【請求項15】
IL−6を発現しているヒト細胞および/または循環可溶性IL−6分子にin vivoで特異的に結合する、請求項1の抗ヒトIL−6抗体または断片。
【請求項16】
IL−6を発現する細胞と関連する疾患を持つ患者において、ヒト細胞上にまたはヒト細胞によって発現されるIL−6に特異的に結合する、請求項15記載の抗ヒトIL−6抗体または断片。
【請求項17】
疾患が、全身疲労、運動が誘導する疲労、癌と関連する疲労、炎症性疾患と関連する疲労、慢性疲労症候群、癌と関連する悪液質、心臓関連悪液質、呼吸関連悪液質、腎臓関連悪液質、年齢関連悪液質、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、全身性若年性特発性関節炎、乾癬、乾癬性関節症、強直性脊椎炎、炎症性腸疾患(IBD)、リウマチ性多発筋痛症、巨細胞性動脈炎、自己免疫血管炎、移植片対宿主病(GVHD)、シェーグレン症候群、成人発症スティル病、関節リウマチ、全身性若年性特発性関節炎、骨関節炎、骨粗鬆症、骨ぺージェット病、骨関節炎、多発性骨髄腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、前立腺癌、白血病、腎細胞癌、多中心性キャッスルマン病、卵巣癌、癌化学療法における薬剤耐性、癌化学療法毒性、虚血性心疾患、アテローム性動脈硬化症、肥満、糖尿病、喘息、多発性硬化症、アルツハイマー病、脳血管疾患、発熱、急性期応答、アレルギー、貧血、炎症の貧血(慢性疾患の貧血)、高血圧、抑鬱、慢性疾病と関連する抑鬱、血栓症、血小板増加症、急性心不全、代謝症候群、流産、肥満、慢性前立腺炎、糸球体腎炎、骨盤内炎症性疾患、再灌流傷害、移植拒絶、移植片対宿主病(GVHD)、鳥インフルエンザ、天然痘、パンデミックインフルエンザ、成人呼吸促迫症候群(ARDS)、重症急性呼吸器症候群(SARS)、敗血症、および全身性炎症応答症候群(SIRS)より選択される、請求項16の抗ヒトIL−6抗体または断片。
【請求項18】
疾患が、癌、炎症性障害、ウイルス障害、または自己免疫障害より選択される、請求項16の抗ヒトIL−6抗体または断片。
【請求項19】
疾患が、関節炎、悪液質、および消耗症候群より選択される、請求項16の抗ヒトIL−6抗体または断片。
【請求項20】
検出可能標識または療法剤に直接または間接的に付着した、請求項1の抗ヒトIL−6抗体または断片。
【請求項21】
請求項1記載の抗ヒトIL−6抗体または抗体断片の発現を生じる、単数または複数の核酸配列。
【請求項22】
酵母またはヒトに好ましいコドンで構成される、請求項21の単数または複数の核酸配列。
【請求項23】
請求項21記載の単数または複数の核酸配列を含む、ベクター。
【請求項24】
プラスミドまたは組換えウイルスベクターである、請求項23のベクター。
【請求項25】
請求項1記載の抗体または抗体断片を発現する、組換え細胞。
【請求項26】
哺乳動物、酵母、細菌、および昆虫細胞より選択される、請求項25の細胞。
【請求項27】
酵母細胞である、請求項26の細胞。
【請求項28】
二倍体酵母細胞である、請求項27の細胞。
【請求項29】
ピキア属(Pichia)酵母である、請求項28の酵母細胞。
【請求項30】
IL−6を発現している細胞と関連する疾患または状態を持つ患者に、療法的に有効な量の少なくとも1つの請求項1記載の抗ヒトIL−6抗体または断片を投与する工程を含む、治療法。
【請求項31】
疾患が、全身疲労、運動が誘導する疲労、癌と関連する疲労、炎症性疾患と関連する疲労、慢性疲労症候群、癌と関連する悪液質、心臓関連悪液質、呼吸関連悪液質、腎臓関連悪液質、年齢関連悪液質、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、全身性若年性特発性関節炎、乾癬、乾癬性関節症、強直性脊椎炎、炎症性腸疾患(IBD)、リウマチ性多発筋痛症、巨細胞性動脈炎、自己免疫血管炎、移植片対宿主病(GVHD)、シェーグレン症候群、成人発症スティル病、関節リウマチ、全身性若年性特発性関節炎、骨関節炎、骨粗鬆症、骨ぺージェット病、骨関節炎、多発性骨髄腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、前立腺癌、白血病、腎細胞癌、多中心性キャッスルマン病、卵巣癌、癌化学療法における薬剤耐性、癌化学療法毒性、虚血性心疾患、アテローム性動脈硬化症、肥満、糖尿病、喘息、多発性硬化症、アルツハイマー病、脳血管疾患、発熱、急性期応答、アレルギー、貧血、炎症の貧血(慢性疾患の貧血)、高血圧、抑鬱、慢性疾病と関連する抑鬱、血栓症、血小板増加症、急性心不全、代謝症候群、流産、肥満、慢性前立腺炎、糸球体腎炎、骨盤内炎症性疾患、再灌流傷害、移植拒絶、移植片対宿主病(GVHD)、鳥インフルエンザ、天然痘、パンデミックインフルエンザ、成人呼吸促迫症候群(ARDS)、重症急性呼吸器症候群(SARS)、敗血症、および全身性炎症応答症候群(SIRS)より選択される、請求項30の方法。
【請求項32】
疾患または状態が、癌、自己免疫疾患、または炎症性状態である、請求項30の方法。
【請求項33】
治療に、別の療法剤の投与、または化学療法、放射線療法、サイトカイン投与または遺伝子治療より選択される措置がさらに含まれる、請求項30の方法。
【請求項34】
癌またはウイルス感染の副作用を治療するために用いられる、請求項30の方法。
【請求項35】
副作用が疲労または体重喪失(消耗症候群)である、請求項34の方法。
【請求項36】
IL−6を発現する細胞の存在を検出するin vivo画像化法であって、診断的に有効な量の少なくとも1つの請求項1記載の抗ヒトIL−6抗体を投与する工程を含む、前記方法。
【請求項37】
前記投与に、IL−6を発現している疾患部位で抗体の検出を容易にする放射性核種またはフルオロフォアの投与がさらに含まれる、請求項36の方法。
【請求項38】
IL−6を発現している腫瘍または転移を検出するのに用いられる、請求項36の方法。
【請求項39】
IL−6を発現している細胞と関連する炎症部位の存在を検出するのに用いられる、請求項36の方法。
【請求項40】
結果を用いて適切な療法措置の設計を容易にする、請求項36の方法。
【請求項41】
前記療法措置が、放射線療法、化学療法またはその組み合わせを含む、請求項40の方法。
【請求項42】
配列番号3、18、19、22、38、54、70、86、102、117、118、123、139、155、171、187、203、219、235、251、267、283、299、315、331、347、363、379、395、411、427、443、459、475、491、507、523、539、555および配列番号571からなる群より選択されるVポリペプチド配列を含み;そして:配列番号2、20、21、37、53、69、85、101、119、122、138、154、170、186、202、218、234、250、266、282、298、314、330、346、362、378、394、410、426、442、458、474、490、506、522、538、554および配列番号570からなる群より選択されるVポリペプチド配列をさらに含む単離抗IL−6抗体、あるいはその変異体であって、前記VまたはVポリペプチド中の1以上のフレームワーク残基(FR残基)が、別のアミノ酸残基で置換されて、IL−6に特異的に結合する抗IL−6抗体を生じている、前記変異体。
【請求項43】
前記の1以上のFR残基が、前記VまたはVポリペプチド中に含有される相補性決定領域(CDR)が由来している親ウサギ抗IL−6抗体中の対応する部位に存在するアミノ酸で、あるいは保存的アミノ酸置換によって、置換されている、請求項42の単離抗体。
【請求項44】
ヒト化されている、請求項42の抗体。
【請求項45】
キメラである、請求項42の抗体。
【請求項46】
前記キメラ抗体がヒトFを含む、請求項45の抗体。
【請求項47】
前記ヒトFが、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgG5、IgG6、IgG7、IgG8、IgG9、IgG10、IgG11、IgG12、IgG13、IgG14、IgG15、IgG16、IgG17、IgG18またはIgG19に由来する、請求項46の抗体。
【請求項48】
可溶性IL−6、細胞表面に発現されたIL−6、IL−6/IL−6R、IL−6/IL−6R/gp130複合体およびまたはそのマルチマーの少なくとも1つに結合し、そして/または前述の1以上の生物学的影響をアンタゴナイズする、請求項42〜46のいずれか一項の抗体。
【請求項49】
請求項42のポリペプチド配列のいずれか1つに少なくとも90%以上の相同性を有するポリペプチド配列を含む、単離抗IL−6抗体。
【請求項50】
5x10−7、10−7、5x10−8、10−8、5x10−9、10−9、5x10−10、10−10、5x10−11、10−11、5x10−12、10−12、5x10−13または10−13以下の解離定数(K)でIL−6に結合する、請求項48の抗体。
【請求項51】
5x10−10以下の解離定数(K)でIL−6に結合する、請求項50の抗体。
【請求項52】
10−4−1、5x10−5−1、10−5−1、5x10−6−1、10−6−1、5x10−7−1、または10−7−1以下の解離速度(Koff)でIL−6に結合する、請求項48の抗体。
【請求項53】
前記抗体に含有されるVまたはVポリペプチドが、1以上のウサギB細胞集団から生じる、請求項42の抗体。
【請求項54】
ヒトIL−6の霊長類相同体に対する結合特異性を有する、請求項42〜45のいずれか一項の抗体。
【請求項55】
霊長類がカニクイザル(Macaca fascicularis)である、請求項54の抗体。
【請求項56】
IL−6Rまたはgp130に対する結合特異性を持たない、請求項42〜45のいずれか一項の抗体。
【請求項57】
IL−6とIL−6Rの会合、および/またはIL−6/IL−6R/gp130複合体の産生、および/またはIL−6/IL−6R/gp130マルチマーの産生を阻害する、請求項42〜45のいずれか一項の抗体。
【請求項58】
IL−6Rが可溶性IL−6R(sIL−6R)である、請求項56の抗体。
【請求項59】
IL−6Rが可溶性IL−6R(sIL−6R)である、請求項57の抗体。
【請求項60】
ab断片、Fab’断片、またはF(ab’)2断片より選択される、請求項42〜45のいずれか一項の抗体の断片。
【請求項61】
エフェクター部分をさらに含む、請求項42〜45のいずれか一項の抗体。
【請求項62】
エフェクター部分が検出可能部分または機能性部分である、請求項61の抗体。
【請求項63】
前記検出可能部分が、蛍光色素、酵素、基質、生物発光物質、放射性物質、または化学発光物質である、請求項62の抗体。
【請求項64】
前記機能性部分が、ストレプトアビジン、アビジン、ビオチン、細胞毒、細胞毒性剤または放射性物質である、請求項62の抗体。
【請求項65】
IL−6と関連する疾患または障害の症状を軽減するかまたは減少させる方法であって、請求項42〜47のいずれか一項の抗体の療法的有効量を、IL−6と関連する疾患または障害の症状を示す患者に投与する工程を含む、前記方法。
【請求項66】
IL−6と関連する前記疾患または障害が、癌と関連する疲労または悪液質または関節炎である、請求項65の方法。
【請求項67】
IL−6と関連する前記疾患または障害が、全身疲労、運動が誘導する疲労、癌と関連する疲労、炎症性疾患と関連する疲労、慢性疲労症候群、癌と関連する悪液質、心臓関連悪液質、呼吸関連悪液質、腎臓関連悪液質、年齢関連悪液質、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、全身性若年性特発性関節炎、乾癬、乾癬性関節症、強直性脊椎炎、炎症性腸疾患(IBD)、リウマチ性多発筋痛症、巨細胞性動脈炎、自己免疫血管炎、移植片対宿主病(GVHD)、シェーグレン症候群、成人発症スティル病、関節リウマチ、全身性若年性特発性関節炎、骨関節炎、骨粗鬆症、骨ぺージェット病、骨関節炎、多発性骨髄腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、前立腺癌、白血病、腎細胞癌、多中心性キャッスルマン病、卵巣癌、癌化学療法における薬剤耐性、癌化学療法毒性、虚血性心疾患、アテローム性動脈硬化症、肥満、糖尿病、喘息、多発性硬化症、アルツハイマー病、脳血管疾患、発熱、急性期応答、アレルギー、貧血、炎症の貧血(慢性疾患の貧血)、高血圧、抑鬱、慢性疾病と関連する抑鬱、血栓症、血小板増加症、急性心不全、代謝症候群、流産、肥満、慢性前立腺炎、糸球体腎炎、骨盤内炎症性疾患、再灌流傷害、移植拒絶、移植片対宿主病(GVHD)、鳥インフルエンザ、天然痘、パンデミックインフルエンザ、成人呼吸促迫症候群(ARDS)、重症急性呼吸器症候群(SARS)、敗血症、および全身性炎症応答症候群(SIRS)より選択される、請求項65の方法。
【請求項68】
請求項42の抗体を安定して発現し、そして少なくとも10〜25mg/リットルで培地内に分泌する、多数体酵母培養において、前記抗体を作製する方法であって:
(i)プロモーターおよびシグナル配列に機能可能であるように連結された前記抗体をコードする1以上の異種ポリヌクレオチドを含有する少なくとも1つの発現ベクターを、一倍体酵母細胞内に導入し;
(ii)前記の第一および/または第二の一倍体酵母細胞から、交配またはスフェロプラスト融合によって、多数体酵母を産生し;
(iii)前記抗体を安定して発現する多数体酵母細胞を選択し;そして
(iv)前記多数体酵母細胞から、培地内に前記抗体を少なくとも10〜25mg/リットル安定して発現する、安定多数体酵母培養を産生する
工程を含む、前記方法。
【請求項69】
前記酵母が、以下の属:アルキシオジマ属(Arxiozyma);アスコボトリオジマ属(Ascobotryozyma);シテロミセス属(Citeromyces);デバリオミセス属(Debaryomyces);デッケラ属(Dekkera);エレモテシウム属(Eremothecium);イサトチェンキア属(Issatchenkia);カザクスタニア属(Kazachstania);クロイベロミセス属(Kluyveromyces);コダマエ属(Kodamaea);ロデロミセス属(Lodderomyces);パキソレン属(Pachysolen);ピキア属(Pichia);サッカロミセス属(Saccharomyces);サツルニスポラ属(Saturnispora);テトラピシスポラ属(Tetrapisispora);トルラスポラ属(Torulaspora);ウィリオプシス属(Williopsis);およびジゴサッカロミセス属(Zygosaccharomyces)より選択される、請求項68の方法。
【請求項70】
前記酵母属がピキア属である、請求項69の方法。
【請求項71】
ピキア属の種が、ピキア・パストリス(Pichia pastoris)、ピキア・メタノリカ(Pichia methanolica)、およびハンセヌラ・ポリモルファ(Hansenula polymorpha)(ピキア・アングスタ(Pichia angusta))より選択される、請求項70の方法。
【請求項72】
配列番号3、18、19、22、38、54、70、86、102、117、118、123、139、155、171、187、203、219、235、251、267、283、299、315、331、347、363、379、395、411、427、443、459、475、491、507、523、539、555および配列番号571より選択される抗IL−6 V抗体アミノ酸配列をコードするか、あるいは少なくとも1つのフレームワーク残基(FR残基)がウサギ抗IL−6抗体Vポリペプチド中の対応する位に存在するアミノ酸で置換されているかまたは保存的アミノ酸置換で置換されている、その変異体をコードするポリヌクレオチドを含む、単離ポリヌクレオチド。
【請求項73】
請求項72のポリヌクレオチド配列を含むベクター。
【請求項74】
請求項73のベクターを含む宿主細胞。
【請求項75】
ピキア属に属する酵母細胞である、請求項74の宿主細胞。
【請求項76】
前記異種ポリヌクレオチドが、配列番号2、20、21、37、53、69、85、101、119、122、138、154、170、186、202、218、234、250、266、282、298、314、330、346、362、378、394、410、426、442、458、474、490、506、522、538、554および配列番号570より選択されるVアミノ酸配列をコードするか、あるいはその変異体をコードするポリヌクレオチド配列をさらに含み、その変異体において少なくとも1つのフレームワーク残基(FR残基)がウサギ抗IL−6抗体Vポリペプチド中の対応する位に存在するアミノ酸で置換されているかまたは保存的アミノ酸置換で置換されている、請求項68の方法。
【請求項77】
配列番号2、20、21、37、53、69、85、101、119、122、138、154、170、186、202、218、234、250、266、282、298、314、330、346、362、378、394、410、426、442、458、474、490、506、522、538、554および配列番号570の抗IL−6 V抗体アミノ酸配列をコードするポリヌクレオチド配列か、あるいは少なくとも1つのフレームワーク残基(FR残基)がウサギ抗IL−6抗体Vポリペプチド中の対応する位に存在するアミノ酸で置換されているかまたは保存的アミノ酸置換で置換されているその変異体をコードするポリヌクレオチド配列、を含む単離ポリヌクレオチド。
【請求項78】
請求項77のポリヌクレオチド配列を含む、ベクター。
【請求項79】
請求項78のベクターを含む、宿主細胞。
【請求項80】
ピキア属に属する酵母細胞である、請求項79の宿主細胞。
【請求項81】
前記異種ポリヌクレオチドが、配列番号2および配列番号3;配列番号2および配列番号18;配列番号2および配列番号19;配列番号20および配列番号3;配列番号20および配列番号18;配列番号20および配列番号19;配列番号21および配列番号22;配列番号37および配列番号38;配列番号53および配列番号54;配列番号69および配列番号70;配列番号85および配列番号86;配列番号101および配列番号102;配列番号101および配列番号117;配列番号101および配列番号118;配列番号119および配列番号102;配列番号119および配列番号117;配列番号119および配列番号118;配列番号122および配列番号123;配列番号138および配列番号139;配列番号154および配列番号155;配列番号170および配列番号171;配列番号186および配列番号187;配列番号202および配列番号203;配列番号218および配列番号219;配列番号234および配列番号235;配列番号250および配列番号251;配列番号266および配列番号267;配列番号282および配列番号283;配列番号298および配列番号299;配列番号314および配列番号315;配列番号330および配列番号331;配列番号346および配列番号347;配列番号362および配列番号363;配列番号378および配列番号379;配列番号394および配列番号395;配列番号410および配列番号411;配列番号426および配列番号427;配列番号442および配列番号443;配列番号458および配列番号459;配列番号474および配列番号475;配列番号490および配列番号491;配列番号506および配列番号507;配列番号522および配列番号523;配列番号538および配列番号539;配列番号554および配列番号555;または配列番号570および配列番号571中に含有されるポリペプチドをコードする配列を含む、請求項68の方法。
【請求項82】
請求項81に列挙するポリヌクレオチド配列の1つによりコードされる抗体または抗体断片と同じIL−6エピトープと結合し、そして/またはIL−6に対する結合に関して、抗IL−6抗体と競合する、抗IL−6抗体。
【請求項83】
Ab1、Ab2、Ab3、Ab4、Ab5、Ab6、Ab7、Ab8、Ab9、Ab10、Ab11、Ab12、Ab13、Ab14、Ab15、Ab16、Ab17、Ab18、Ab19、Ab20、Ab21、Ab22、Ab23、Ab24、Ab25、Ab26、Ab27、Ab28、Ab29、Ab30、Ab31、Ab32、Ab33、Ab34、Ab35、およびAb36より選択される抗IL−6抗体と同じIL−6エピトープに結合する、請求項82の抗IL−6抗体。
【請求項84】
配列番号3、18、19、22、38、54、70、86、102、117、118、123、139、155、171、187、203、219、235、251、267、283、299、315、331、347、363、379、395、411、427、443、459、475、491、507、523、539、555および配列番号571からなる群より選択されるVポリペプチド配列中に含有される1以上のCDR、および/または:配列番号2、20、21、37、53、69、85、101、119、122、138、154、170、186、202、218、234、250、266、282、298、314、330、346、362、378、394、410、426、442、458、474、490、506、522、538、554および配列番号570からなるVポリペプチド配列中に含有される1以上のCDRを含む、単離抗IL−6抗体または抗体断片。
【請求項85】
ヒト化されている、請求項83または84の抗体。
【請求項86】
キメラである、請求項83または84の抗体。
【請求項87】
前記キメラ抗体がヒトFを含む、請求項86の抗体。
【請求項88】
一本鎖抗体を含む、請求項83または84の抗体。
【請求項89】
前記ヒトFが、ヒトIgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgG5、IgG6、IgG7、IgG8、IgG9、IgG10、IgG11、IgG12、IgG13、IgG14、IgG15、IgG16、IgG17、IgG18またはIgG19に由来する、請求項87の抗体。
【請求項90】
可溶性IL−6、細胞表面に発現されたIL−6、IL−6/IL−6R、IL−6/IL−6R/gp130複合体および/またはIL−6/IL−6R/gp130複合体マルチマーの少なくとも1つに結合する、請求項82〜89のいずれか一項の抗体。
【請求項91】
直鎖またはコンホメーションIL−6エピトープに結合する、請求項82〜90のいずれか一項の抗体。
【請求項92】
請求項83に列挙されるポリペプチド配列のいずれか1つに少なくとも90%以上の相同性を有するVまたはVポリペプチド配列を含む、単離抗IL−6抗体。
【請求項93】
5x10−7、10−7、5x10−8、10−8、5x10−9、10−9、5x10−10、10−10、5x10−11、10−11、5x10−12、10−12、5x10−13、または10−13以下の解離定数(K)でIL−6に結合する、請求項92の抗体。
【請求項94】
5x10−10以下の解離定数(K)でIL−6に結合する、請求項90の抗体。
【請求項95】
10−4−1、5x10−5−1、10−5−1、5x10−6−1、10−6−1、5x10−7−1、または10−7−1以下の解離速度(Koff)でIL−6に結合する、請求項91の抗体。
【請求項96】
1以上のウサギB細胞集団から生じる、請求項83または84の抗体。
【請求項97】
ヒトIL−6の霊長類相同体に対する結合特異性を有する、請求項82〜89のいずれか一項の抗体。
【請求項98】
霊長類がカニクイザルである、請求項97の抗体。
【請求項99】
IL−6Rまたはgp130に対する結合特異性を持たない、請求項82〜89のいずれか一項の抗体。
【請求項100】
IL−6とIL−6Rの会合;および/またはIL−6/IL−6Rとgp130の会合、および/またはIL−6/IL−6R/gp130マルチマーの形成を阻害し、そして/または前述のいずれかの生物学的影響を阻害する、請求項82〜89のいずれか一項の抗体。
【請求項101】
IL−6Rが可溶性IL−6R(sIL−6)である、請求項100の抗体。
【請求項102】
ab断片、Fab’断片、またはF(ab’)2断片より選択される、請求項82〜89のいずれか一項の抗体の断片。
【請求項103】
エフェクター部分をさらに含む、請求項82〜89のいずれか一項の抗体。
【請求項104】
エフェクター部分が検出可能部分または機能性部分である、請求項101の抗体。
【請求項105】
前記検出可能部分が、蛍光色素、酵素、基質、生物発光物質、放射性物質、または化学発光物質である、請求項104の抗体。
【請求項106】
前記機能性部分が、ストレプトアビジン、アビジン、ビオチン、細胞毒、細胞毒性剤、または放射性物質である、請求項104の抗体。
【請求項107】
IL−6と関連する疾患または障害の症状を軽減するかまたは減少させる方法であって、請求項82〜89のいずれか一項の抗体の療法的有効量を、IL−6と関連する疾患または障害の症状を示す患者に投与する工程を含む、前記方法。
【請求項108】
IL−6と関連する前記疾患または障害が、癌と関連する疲労または悪液質または関節炎である、請求項107の方法。
【請求項109】
IL−6と関連する前記疾患または障害が、全身疲労、運動が誘導する疲労、癌と関連する疲労、炎症性疾患と関連する疲労、慢性疲労症候群、癌と関連する悪液質、心臓関連悪液質、呼吸関連悪液質、腎臓関連悪液質、年齢関連悪液質、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、全身性若年性特発性関節炎、乾癬、乾癬性関節症、強直性脊椎炎、炎症性腸疾患(IBD)、リウマチ性多発筋痛症、巨細胞性動脈炎、自己免疫血管炎、移植片対宿主病(GVHD)、シェーグレン症候群、成人発症スティル病、関節リウマチ、全身性若年性特発性関節炎、骨関節炎、骨粗鬆症、骨ぺージェット病、骨関節炎、多発性骨髄腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、前立腺癌、白血病、腎細胞癌、多中心性キャッスルマン病、卵巣癌、癌化学療法における薬剤耐性、癌化学療法毒性、虚血性心疾患、アテローム性動脈硬化症、肥満、糖尿病、喘息、多発性硬化症、アルツハイマー病、脳血管疾患、発熱、急性期応答、アレルギー、貧血、炎症の貧血(慢性疾患の貧血)、高血圧、抑鬱、慢性疾病と関連する抑鬱、血栓症、血小板増加症、急性心不全、代謝症候群、流産、肥満、慢性前立腺炎、糸球体腎炎、骨盤内炎症性疾患、再灌流傷害、移植拒絶、移植片対宿主病(GVHD)、鳥インフルエンザ、天然痘、パンデミックインフルエンザ、成人呼吸促迫症候群(ARDS)、重症急性呼吸器症候群(SARS)、敗血症、および全身性炎症応答症候群(SIRS)より選択される、請求項107の方法。
【請求項110】
請求項82〜89のいずれか一項記載の抗体を安定して発現し、そして少なくとも10〜25mg/リットルで培地内に分泌する、多数体酵母培養において、前記抗体を作製する方法であって:
(i)プロモーターおよびシグナル配列に機能可能であるように連結された前記抗体をコードする1以上の異種ポリヌクレオチドを含有する少なくとも1つの発現ベクターを、一倍体酵母細胞内に導入し;
(ii)前記の第一および/または第二の一倍体酵母細胞から、交配またはスフェロプラスト融合によって、多数体酵母を産生し;
(iii)前記抗体を安定して発現する多数体酵母細胞を選択し;そして
(iv)前記多数体酵母細胞から、培地内に前記抗体を少なくとも10〜25mg/リットル安定して発現する、安定多数体酵母培養を産生する
工程を含む、前記方法。
【請求項111】
前記酵母が、以下の属:アルキシオジマ属;アスコボトリオジマ属;シテロミセス属;デバリオミセス属;デッケラ属;エレモテシウム属;イサトチェンキア属;カザクスタニア属;クロイベロミセス属;コダマエ属;ロデロミセス属;パキソレン属;ピキア属;サッカロミセス属;サツルニスポラ属;テトラピシスポラ属;トルラスポラ属;ウィリオプシス属;およびジゴサッカロミセス属より選択される、請求項110の方法。
【請求項112】
前記酵母属がピキア属である、請求項111の方法。
【請求項113】
ピキア属の種が、ピキア・パストリス、ピキア・メタノリカ、およびハンセヌラ・ポリモルファ(ピキア・アングスタ)より選択される、請求項112の方法。
【請求項114】
抗IL−6抗体由来の少なくとも1つのCDRポリペプチドを含有するポリペプチドを発現する単離ポリヌクレオチドであって、前記の発現されるポリペプチドは、単独で、IL−6に特異的に結合するか、または抗IL−6抗体由来の少なくとも1つのCDRポリペプチドを含有するポリペプチドを発現する別のポリヌクレオチド配列と会合して発現された場合、IL−6に特異的に結合し、前記の少なくとも1つのCDRが、配列番号3、18、19、22、38、54、70、86、102、117、118、123、139、155、171、187、203、219、235、251、267、283、299、315、331、347、363、379、395、411、427、443、459、475、491、507、523、539、555;571;2、20、21、37、53、69、85、101、119、122、138、154、170、186、202、218、234、250、266、282、298、314、330、346、362、378、394、410、426、442、458、474、490、506、522、538、554および配列番号570中に含有されるVまたはVポリペプチド中に含有されるものより選択される、前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項115】
請求項114の少なくとも1つのポリヌクレオチド配列を含む、ベクター。
【請求項116】
請求項115のベクターを含む、宿主細胞。
【請求項117】
ピキア属に属する酵母細胞である、請求項116の宿主細胞。
【請求項118】
前記異種ポリヌクレオチドが、配列番号3、18、19、22、38、54、70、86、102、117、118、123、139、155、171、187、203、219、235、251、267、283、299、315、331、347、363、379、395、411、427、443、459、475、491、507、523、539、555;571;2、20、21、37、53、69、85、101、119、122、138、154、170、186、202、218、234、250、266、282、298、314、330、346、362、378、394、410、426、442、458、474、490、506、522、538、554および配列番号570からなる群より選択されるVまたはVポリペプチド中に含有される少なくとも1つのCDRをコードする、1以上のポリヌクレオチド配列を含む、請求項110の方法。
【請求項119】
請求項1または82〜89の一項記載の少なくとも1つのIL−6抗体または断片および薬学的に許容されうるキャリアーを含有する、医薬または診断組成物。
【請求項120】
少なくとも1つの安定化剤をさらに含む、請求項119の医薬または診断組成物。
【請求項121】
凍結乾燥されている請求項119の医薬または診断組成物。
【請求項122】
Ab1、Ab2、Ab3、Ab4、Ab5、Ab6、Ab7、Ab8、Ab9、Ab10、Ab11、Ab12、Ab13、Ab14、Ab15、Ab16、Ab17、Ab18、Ab19、Ab20、Ab21、Ab22、Ab23、Ab24、Ab25、Ab26、Ab27、Ab28、Ab29、Ab30、Ab31、Ab32、Ab33、Ab34、Ab35、およびAb36より選択される1以上の抗IL−6抗体、あるいはそれに由来するキメラ、ヒト化抗体または断片を含む、請求項119の医薬または診断組成物。
【請求項123】
前記抗体が、Ab1またはAb7、あるいはそれに由来するヒト化もしくはキメラ抗体または断片を含む、請求項122の医薬または診断組成物。
【請求項124】
IL−6関連疾患を治療する方法であって、請求項120〜123の一項記載の医薬組成物の療法的有効量を投与する工程を含む、前記方法。
【請求項125】
疾患が、癌性状態、自己免疫状態および炎症性疾患から選択される、請求項124の方法。
【請求項126】
疾患が、癌と関連する疲労、悪液質または関節炎である、請求項125の方法。
【請求項127】
IL−6を発現する細胞の存在を検出するin vivo画像化法であって、請求項120〜123のいずれか一項記載の診断組成物の診断的有効量を投与する工程を含む、前記方法。
【請求項128】
IL−6を発現している腫瘍または転移を検出するかまたは画像化するのに用いられる、請求項127の方法。
【請求項129】
IL−6を発現している炎症部位を検出するかまたは画像化するのに用いられる、請求項127の方法。
【請求項130】
有効な癌または関節炎治療プロトコルの設計のための計画措置の一部として用いられる、請求項128または129の方法。
【請求項131】
治療プロトコルに、放射線、化学療法、サイトカイン療法、遺伝子治療、および抗体療法の1以上が含まれる、請求項130の方法。
【請求項132】
抗体が、請求項1または82〜89の一項記載の抗IL−6抗体または断片を含む、請求項131の方法。
【請求項133】
一本鎖抗体が、scFv、キャメルボディ、ナノボディ、IgNAR、SMIP、およびその組み合わせより選択される、請求項88の抗体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【図10D】
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【図10E】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公表番号】特表2010−527615(P2010−527615A)
【公表日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−509538(P2010−509538)
【出願日】平成20年5月21日(2008.5.21)
【国際出願番号】PCT/US2008/064432
【国際公開番号】WO2008/144763
【国際公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【出願人】(508343375)アルダー・バイオファーマシューティカルズ・インコーポレーテッド (3)
【Fターム(参考)】