説明

IgEを調節し、細胞増殖を阻害するためのフェニル−アザ−ベンゾイミダゾール化合物

本発明は、アレルゲンに対するIgE応答小分子阻害剤を対象とし、この阻害剤は、アレルギーおよび/または喘息、あるいはIgEが病原であるどの病気の治療にも有用である。本発明はまた、細胞増殖阻害剤であり、したがって抗癌剤として有用であるフェニル−アザ−ベンゾイミダゾール分子に関する。本発明は、さらに、サイトカインおよび白血球を抑制する小分子にも関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
哺乳動物においてIgE濃度の上昇に関連するアレルギー反応を治療または予防する、または、細胞増殖を阻害するための薬剤組成物であって、
以下の化合物のいずれか1種以上を含む組成物。
【化1】

(式中、
Q、T、XおよびZは、それぞれ独立に、NまたはCより選択され、Q、T、XおよびZの1つはNであり、
Aは、H、ハロゲン、およびCONHRからなる群より選択され、
nは1〜4の数であり、
LおよびMは、それぞれ独立に、H、アルキル、アルコキシ、アリール、置換アリール、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CF、OCF、CONH、CONHR、およびNHCORからなる群より選択され、
Rは、H、C〜Cアルキル、ベンジル、p−フルオロベンジル、およびジアルキルアミノアルキルからなる群より選択され、前記C〜Cアルキルは直鎖、分枝、または環状アルキルからなる群より選択され、
およびRは、それぞれ独立に、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族基、置換多環式脂肪族基、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択され、
前記置換多環式脂肪族基、置換フェニル、置換ナフチル、および置換ヘテロアリールは置換基を1〜3個含み、前記置換基は、H、ハロゲン、ポリハロゲン、アルコキシ基、置換アルコキシ、アルキル、置換アルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボニル、OH、OCH、COOH、COOR’COR’、CN、CF、OCF、NO、NR’R’、NHCOR’、およびCONR’R’からなる群より選択され、かつ
R’は、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択される。)
【請求項2】
前記上位属(Supragenus)A−Dが次式で表される、請求項1に記載の薬剤組成物。
【化2】

【化3】

【化4】

【化5】

(式中、
Q、T、XおよびZは、それぞれ独立に、NまたはCより選択され、Q、T、XおよびZの1つはNであり、
Aは、H、およびハロゲンからなる群より選択され、
nは1〜4の数であり、
LおよびMは、それぞれ独立に、H、アルキル、アルコキシ、アリール、置換アリール、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CF、OCF、CONH、CONHR、およびNHCORからなる群より選択され、
Rは、H、C〜Cアルキル、ベンジル、p−フルオロベンジル、およびジアルキルアミノアルキルからなる群より選択され、前記C〜Cアルキルは直鎖、分枝、または環状アルキルからなる群より選択され、
およびRは、それぞれ独立に、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族基、置換多環式脂肪族基、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択され、
前記置換多環式脂肪族基、置換フェニル、置換ナフチル、および置換ヘテロアリールは置換基を1〜3個含み、前記置換基は、H、ハロゲン、ポリハロゲン、アルコキシ基、置換アルコキシ、アルキル、置換アルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボニル、OH、OCH、COOH、COOR’COR’、CN、CF、OCF、NO、NR’R’、NHCOR’、およびCONR’R’からなる群より選択され、かつ
R’は、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択される。)
【請求項3】
前記多環式脂肪族基が、アダマンチル、ビシクロヘプチル、カンホリル、ビシクロ[2,2,2]オクタニル、およびノルボルニルからなる群より選択される、請求項1に記載の薬剤組成物。
【請求項4】
前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールが、ピリジン、チアゾール、イソチアゾール、オキサゾール、ピリミジン、ピラジン、フラン、チオフェン、イソオキサゾール、ピロール、ピリダジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、ピラゾール、イミダゾール、インドール、キノリン、イソキノリン、ベンゾチオフィン、ベンゾフラン、パラチアジン、ピラン、クロメン、ピロリジン、ピラゾリジン、イミダゾリジン、モルホリン、チオモルホリン、および対応する複素環からなる群より選択される、請求項1に記載の薬剤組成物。
【請求項5】
さらに、前記アレルギー反応に伴う症状少なくとも1種、細胞増殖を低減する、および/または、サイトカインあるいは白血球の阻害に活性である追加成分を少なくとも1種含む、請求項1に記載の薬剤組成物。
【請求項6】
およびRが、それぞれ独立に、以下のものから選択される、請求項1に記載の薬剤組成物。
【化6】

【請求項7】
化合物S−1〜S−25からなる群より選択される化合物を含む、請求項1に記載の薬剤組成物。
【請求項8】
哺乳動物においてIgE濃度の上昇に関連するアレルギー反応を治療または予防する、または、細胞増殖を阻害するための薬剤組成物であって、
以下の化合物のいずれか1種以上を含む組成物。
【化7】

(式中、
Rは、H、C〜Cアルキル、ベンジル、p−フルオロベンジル、およびジアルキルアミノアルキルからなる群より選択され、前記C〜Cアルキルは直鎖、分枝、または環状アルキルからなる群より選択され、
およびRは、それぞれ独立に、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族基、置換多環式脂肪族基、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択され、
前記置換多環式脂肪族基、置換フェニル、置換ナフチル、および置換ヘテロアリールは置換基を1〜3個含み、前記置換基は、H、ハロゲン、ポリハロゲン、アルコキシ基、置換アルコキシ、アルキル、置換アルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボニル、OH、OCH、COOH、COOR’COR’、CN、CF、OCF、NO、NR’R’、NHCOR’、およびCONR’R’からなる群より選択され、かつ
R’は、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択される。)
【請求項9】
化合物S−4、S−5、S−6、S−7、S−8、S−11、S−13、S−15、およびS−16からなる群より選択される化合物を含む、請求項8に記載の薬剤組成物。
【請求項10】
化合物S−7を含む、請求項9に記載の薬剤組成物。
【請求項11】
哺乳動物においてIgE濃度の上昇に関連するアレルギー反応を治療または予防する、または、細胞増殖を阻害するための薬剤組成物であって、
以下の化合物のいずれか1種以上を含む組成物。
【化8】

(式中、
Rは、H、C〜Cアルキル、ベンジル、p−フルオロベンジル、およびジアルキルアミノアルキルからなる群より選択され、前記C〜Cアルキルは直鎖、分枝、または環状アルキルからなる群より選択され、
およびRは、それぞれ独立に、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族基、置換多環式脂肪族基、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択され、
前記置換多環式脂肪族基、置換フェニル、置換ナフチル、および置換ヘテロアリールは置換基を1〜3個含み、前記置換基は、H、ハロゲン、ポリハロゲン、アルコキシ基、置換アルコキシ、アルキル、置換アルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボニル、OH、OCH、COOH、COOR’COR’、CN、CF、OCF、NO、NR’R’、NHCOR’、およびCONR’R’からなる群より選択され、かつ
R’は、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択される。)
【請求項12】
化合物S−17、S−19、S−20、およびS−21からなる群より選択される化合物を含む、請求項11に記載の薬剤組成物。
【請求項13】
哺乳動物においてIgE濃度の上昇に関連するアレルギー反応を治療または予防する、または、細胞増殖を阻害するための薬剤組成物であって、
以下の化合物のいずれか1種以上を含む組成物。
【化9】

(式中、
Rは、H、C〜Cアルキル、ベンジル、p−フルオロベンジル、およびジアルキルアミノアルキルからなる群より選択され、前記C〜Cアルキルは直鎖、分枝、または環状アルキルからなる群より選択され、
およびRは、それぞれ独立に、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族基、置換多環式脂肪族基、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択され、
前記置換多環式脂肪族基、置換フェニル、置換ナフチル、および置換ヘテロアリールは置換基を1〜3個含み、前記置換基は、H、ハロゲン、ポリハロゲン、アルコキシ基、置換アルコキシ、アルキル、置換アルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボニル、OH、OCH、COOH、COOR’COR’、CN、CF、OCF、NO、NR’R’、NHCOR’、およびCONR’R’からなる群より選択され、かつ
R’は、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択される。)
【請求項14】
化合物S−24を含む、請求項13に記載の薬剤組成物。
【請求項15】
哺乳動物においてIgE濃度の上昇に関連するアレルギー反応を治療または予防する、または、細胞増殖を阻害するための薬剤組成物であって、
以下の化合物のいずれか1種以上を含む組成物。
【化10】

(式中、
Rは、H、C〜Cアルキル、ベンジル、p−フルオロベンジル、およびジアルキルアミノアルキルからなる群より選択され、前記C〜Cアルキルは直鎖、分枝、または環状アルキルからなる群より選択され、
およびRは、それぞれ独立に、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族基、置換多環式脂肪族基、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択され、
前記置換多環式脂肪族基、置換フェニル、置換ナフチル、および置換ヘテロアリールは置換基を1〜3個含み、前記置換基は、H、ハロゲン、ポリハロゲン、アルコキシ基、置換アルコキシ、アルキル、置換アルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボニル、OH、OCH、COOH、COOR’COR’、CN、CF、OCF、NO、NR’R’、NHCOR’、およびCONR’R’からなる群より選択され、かつ
R’は、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択される。)
【請求項16】
化合物S−25を含む、請求項15に記載の薬剤組成物。
【請求項17】
哺乳動物においてIgE濃度の上昇に関連するアレルギー反応を治療または予防する、または、細胞増殖を阻害するための薬剤組成物であって、
以下の化合物のいずれか1種以上を含む組成物。
【化11】

(式中、
Rは、H、C〜Cアルキル、ベンジル、p−フルオロベンジル、およびジアルキルアミノアルキルからなる群より選択され、前記C〜Cアルキルは直鎖、分枝、または環状アルキルからなる群より選択され、
およびRは、それぞれ独立に、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族基、置換多環式脂肪族基、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択され、
前記置換多環式脂肪族基、置換フェニル、置換ナフチル、および置換ヘテロアリールは置換基を1〜3個含み、前記置換基は、H、ハロゲン、ポリハロゲン、アルコキシ基、置換アルコキシ、アルキル、置換アルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボニル、OH、OCH、COOH、COOR’COR’、CN、CF、OCF、NO、NR’R’、NHCOR’、およびCONR’R’からなる群より選択され、かつ
R’は、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択される。)
【請求項18】
アレルギー反応を起こしている、または起こしやすい哺乳動物を治療するための、および/または、哺乳動物においてサイトカインまたは白血球を阻害するための薬剤を調製するための、少なくとも1種の請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項19】
さらに、前記アレルギー反応に伴う症状少なくとも1種の低減に活性である追加成分を少なくとも1種投与することを含む、請求項18に記載の使用。
【請求項20】
前記少なくとも1種の追加成分が、短時間作用型β−アドレナリンアゴニスト、長時間作用型β−アドレナリンアゴニスト、抗ヒスタミン薬、ホスホジエステラーゼ阻害剤、抗コリン作用剤、コルチコステロイド、炎症性メディエータ遊離抑制剤、およびロイコトリエン受容体アンタゴニストからなる群より選択される、請求項19に記載の使用。
【請求項21】
前記少なくとも1種の追加成分が、薬剤として許容される希釈剤中で前記少なくとも1種の化合物と組み合わせられ、哺乳動物に同時投与される、請求項19に記載の使用。
【請求項22】
前記少なくとも1種の化合物を1日当たり体重1kgにつき約0.01mg〜約100mgの用量で投与する、請求項18〜21のいずれか一項に記載の使用。
【請求項23】
前記用量を一定間隔をあけて分割用量で投与する、請求項22に記載の使用。
【請求項24】
前記一定間隔が一日である、請求項23に記載の使用。
【請求項25】
喘息に罹患している、または罹患しやすい哺乳動物を治療するための薬剤を調製するための、少なくとも1種の請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項26】
さらに、前記喘息に伴う症状少なくとも1種の低減に活性である追加成分を少なくとも1種投与することを含む、請求項25に記載の使用。
【請求項27】
前記追加成分が、短時間作用型β−アドレナリンアゴニスト、長時間作用型β−アドレナリンアゴニスト、抗ヒスタミン薬、ホスホジエステラーゼ阻害剤、抗コリン作用剤、コルチコステロイド、炎症性メディエータ遊離抑制剤、およびロイコトリエン受容体アンタゴニストからなる群より選択される、請求項26に記載の使用。
【請求項28】
少なくとも1種の請求項1に記載の化合物をある量で投与することを含む、哺乳動物において細胞増殖を阻害するための使用。
【請求項29】
さらに、前記細胞増殖に伴う症状少なくとも1種の低減に活性である追加成分を少なくとも1種投与することを含む、請求項28に記載の使用。
【請求項30】
前記少なくとも1種の追加成分が、抗真菌薬、抗ウイルス剤、抗生物質、抗炎症剤、および抗癌剤からなる群より選択される、請求項29に記載の使用。
【請求項31】
前記少なくとも1種の追加成分が、アルキル化剤、代謝拮抗物質、DNA切断剤、トポイソメラーゼI阻害剤、トポイソメラーゼII阻害剤、DNA結合剤、および紡錘体毒からなる群より選択される、請求項29に記載の使用。
【請求項32】
前記少なくとも1種の追加成分が、薬剤として許容される希釈剤中で前記少なくとも1種の請求項1に記載の化合物と組み合わせられ、哺乳動物に同時投与される、請求項29〜31のいずれか一項に記載の使用。
【請求項33】
前記少なくとも1種の請求項1に記載の化合物を1日当たり体重1kgにつき約0.01mg〜約100mgの用量で投与する、請求項28〜32のいずれか一項に記載の使用。
【請求項34】
前記用量を一定間隔をあけて分割用量で投与する、請求項33に記載の使用。
【請求項35】
前記一定間隔が一日である、請求項34に記載の使用。
【請求項36】
さらに、細胞過剰増殖に伴う症状少なくとも1種を改善するのに有効な他の療法少なくとも1種を施すことを含む、請求項28に記載の使用。
【請求項37】
前記療法が、抗癌療法である、請求項34に記載の使用。
【請求項38】
前記療法が、放射線療法、免疫療法、遺伝子治療、および手術からなる群より選択される、請求項36に記載の使用。
【請求項39】
哺乳動物においてアレルギー反応を治療または予防する、および/または、サイトカインあるいは白血球を阻害する方法であって、
以下の化合物のいずれか1種以上を有効量投与することを含む方法。
【化12】

【化13】

(式中、
Q、T、XおよびZは、それぞれ独立に、NまたはCより選択され、Q、T、XおよびZの1つはNであり、
Aは、H、ハロゲン、およびCONHRからなる群より選択され、
nは1〜4の数であり、
LおよびMは、それぞれ独立に、H、アルキル、アルコキシ、アリール、置換アリール、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CF、OCF、CONH、CONHR、およびNHCORからなる群より選択され、
Rは、H、C〜Cアルキル、ベンジル、p−フルオロベンジル、およびジアルキルアミノアルキルからなる群より選択され、前記C〜Cアルキルは直鎖、分枝、または環状アルキルからなる群より選択され、
およびRは、それぞれ独立に、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族基、置換多環式脂肪族基、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択され、
前記置換多環式脂肪族基、置換フェニル、置換ナフチル、および置換ヘテロアリールは置換基を1〜3個含み、前記置換基は、H、ハロゲン、ポリハロゲン、アルコキシ基、置換アルコキシ、アルキル、置換アルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボニル、OH、OCH、COOH、COOR’COR’、CN、CF、OCF、NO、NR’R’、NHCOR’、およびCONR’R’からなる群より選択され、かつ
R’は、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択される。)
【請求項40】
さらに、前記アレルギー反応に伴う症状少なくとも1種の低減に活性である追加成分を少なくとも1種投与することを含む、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記少なくとも1種の追加成分が、短時間作用型β−アドレナリンアゴニスト、長時間作用型β−アドレナリンアゴニスト、抗ヒスタミン薬、ホスホジエステラーゼ阻害剤、抗コリン作用剤、コルチコステロイド、炎症性メディエータ遊離抑制剤、およびロイコトリエン受容体アンタゴニストからなる群より選択される、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記少なくとも1種の追加成分が、薬剤として許容される希釈剤中で前記化合物と組み合わせられ、哺乳動物に同時投与される、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記化合物を1日当たり体重1kgにつき約0.01mg〜約100mgの用量で投与する、請求項39に記載の方法。
【請求項44】
前記用量を一定間隔をあけて分割用量で投与する、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記一定間隔が一日である、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
哺乳動物において喘息を治療または予防する方法であって、
以下の化合物のいずれか1種以上を、IgEを抑制する量、投与することを含む方法。
【化14】

【化15】

(式中、
Q、T、XおよびZは、それぞれ独立に、NまたはCより選択され、Q、T、XおよびZの1つはNであり、
Aは、H、ハロゲン、およびCONHRからなる群より選択され、
nは1〜4の数であり、
LおよびMは、それぞれ独立に、H、アルキル、アルコキシ、アリール、置換アリール、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CF、OCF、CONH、CONHR、およびNHCORからなる群より選択され、
Rは、H、C〜Cアルキル、ベンジル、p−フルオロベンジル、およびジアルキルアミノアルキルからなる群より選択され、前記C〜Cアルキルは直鎖、分枝、または環状アルキルからなる群より選択され、
およびRは、それぞれ独立に、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族基、置換多環式脂肪族基、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択され、
前記置換多環式脂肪族基、置換フェニル、置換ナフチル、および置換ヘテロアリールは置換基を1〜3個含み、前記置換基は、H、ハロゲン、ポリハロゲン、アルコキシ基、置換アルコキシ、アルキル、置換アルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボニル、OH、OCH、COOH、COOR’COR’、CN、CF、OCF、NO、NR’R’、NHCOR’、およびCONR’R’からなる群より選択され、かつ
R’は、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択される。)
【請求項47】
さらに、前記喘息に伴う症状少なくとも1種の低減に活性である追加成分を少なくとも1種投与することを含む、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記追加成分が、短時間作用型β−アドレナリンアゴニスト、長時間作用型β−アドレナリンアゴニスト、抗ヒスタミン薬、ホスホジエステラーゼ阻害剤、抗コリン作用剤、コルチコステロイド、炎症性メディエータ遊離抑制剤、およびロイコトリエン受容体アンタゴニストからなる群より選択される、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
哺乳動物において細胞増殖を阻害する方法であって、
以下の化合物のいずれか1種以上をある量で投与することを含む方法。
【化16】

【化17】

(式中、
Q、T、XおよびZは、それぞれ独立に、NまたはCより選択され、Q、T、XおよびZの1つはNであり、
Aは、H、ハロゲン、およびCONHRからなる群より選択され、
nは1〜4の数であり、
LおよびMは、それぞれ独立に、H、アルキル、アルコキシ、アリール、置換アリール、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CF、OCF、CONH、CONHR、およびNHCORからなる群より選択され、
Rは、H、C〜Cアルキル、ベンジル、p−フルオロベンジル、およびジアルキルアミノアルキルからなる群より選択され、前記C〜Cアルキルは直鎖、分枝、または環状アルキルからなる群より選択され、
およびRは、それぞれ独立に、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族基、置換多環式脂肪族基、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択され、
前記置換多環式脂肪族基、置換フェニル、置換ナフチル、および置換ヘテロアリールは置換基を1〜3個含み、前記置換基は、H、ハロゲン、ポリハロゲン、アルコキシ基、置換アルコキシ、アルキル、置換アルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボニル、OH、OCH、COOH、COOR’COR’、CN、CF、OCF、NO、NR’R’、NHCOR’、およびCONR’R’からなる群より選択され、かつ
R’は、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択される。)
【請求項50】
さらに、前記細胞増殖に伴う症状少なくとも1種の低減に活性である追加成分を少なくとも1種投与することを含む、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記少なくとも1種の追加成分が、抗真菌薬、抗ウイルス剤、抗生物質、抗炎症剤、および抗癌剤からなる群より選択される、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記少なくとも1種の追加成分が、アルキル化剤、代謝拮抗物質、DNA切断剤、トポイソメラーゼI阻害剤、トポイソメラーゼII阻害剤、DNA結合剤、および紡錘体毒からなる群より選択される、請求項50に記載の方法。
【請求項53】
前記少なくとも1種の追加成分が、薬剤として許容される希釈剤中で前記化合物と組み合わせられ、哺乳動物に同時投与される、請求項50に記載の方法。
【請求項54】
前記化合物を1日当たり体重1kgにつき約0.01mg〜約100mgの用量で投与する、請求項49に記載の方法。
【請求項55】
前記用量を一定間隔をあけて分割用量で投与する、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記一定間隔が一日である、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
さらに、細胞過剰増殖に伴う症状少なくとも1種を改善するのに有効な他の療法少なくとも1種を施すことを含む、請求項49に記載の方法。
【請求項58】
前記療法が、抗癌療法である、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記療法が、放射線療法、免疫療法、遺伝子治療、および手術からなる群より選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項60】
次式で表される化合物またはその塩の調製方法であって、
【化18】

(式中、
Q、T、XおよびZは、それぞれ独立に、NまたはCより選択され、Q、T、XおよびZの1つはNであり、
Aは、H、ハロゲン、およびCONHRからなる群より選択され、
nは1〜4の数であり、
LおよびMは、それぞれ独立に、H、アルキル、アルコキシ、アリール、置換アリール、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CF、OCF、CONH、CONHR、およびNHCORからなる群より選択され、
Rは、H、C〜Cアルキル、ベンジル、p−フルオロベンジル、およびジアルキルアミノアルキルからなる群より選択され、前記C〜Cアルキルは直鎖、分枝、または環状アルキルからなる群より選択され、
およびRは、それぞれ独立に、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族基、置換多環式脂肪族基、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択され、
前記置換多環式脂肪族基、置換フェニル、置換ナフチル、および置換ヘテロアリールは置換基を1〜3個含み、前記置換基は、H、ハロゲン、ポリハロゲン、アルコキシ基、置換アルコキシ、アルキル、置換アルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボニル、OH、OCH、COOH、COOR’COR’、CN、CF、OCF、NO、NR’R’、NHCOR’、およびCONR’R’からなる群より選択され、かつ
R’は、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択される)
式:
【化19】

の化合物と水酸化アンモニウムとを反応させ、式:
【化20】

の化合物を生成する工程;
式:
【化21】

の化合物と硫化ジアンモニウムとを反応させ、式:
【化22】

の化合物を生成する工程;
式:
【化23】

の化合物と式:
【化24】

の化合物とを反応させ、式:
【化25】

の化合物を生成する工程;
酸を使用して式:
【化26】

の化合物を環化し、式:
【化27】

の化合物を生成する工程;
式:
【化28】

の化合物を還元し、式:
【化29】

の化合物を生成する工程;および
式:
【化30】

の化合物と塩化アシルとを反応させ、上位属(Supragenus)Aの化合物を生成する工程を含む方法。
【請求項61】
次式で表される化合物またはその塩の調製方法であって、
【化31】

(式中、
Q、T、XおよびZは、それぞれ独立に、NまたはCより選択され、Q、T、XおよびZの1つはNであり、
Aは、H、ハロゲン、およびCONHRからなる群より選択され、
nは1〜4の数であり、
LおよびMは、それぞれ独立に、H、アルキル、アルコキシ、アリール、置換アリール、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CF、OCF、CONH、CONHR、およびNHCORからなる群より選択され、
Rは、H、C〜Cアルキル、ベンジル、p−フルオロベンジル、およびジアルキルアミノアルキルからなる群より選択され、前記C〜Cアルキルは直鎖、分枝、または環状アルキルからなる群より選択され、
およびRは、それぞれ独立に、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族基、置換多環式脂肪族基、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択され、
前記置換多環式脂肪族基、置換フェニル、置換ナフチル、および置換ヘテロアリールは置換基を1〜3個含み、前記置換基は、H、ハロゲン、ポリハロゲン、アルコキシ基、置換アルコキシ、アルキル、置換アルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボニル、OH、OCH、COOH、COOR’COR’、CN、CF、OCF、NO、NR’R’、NHCOR’、およびCONR’R’からなる群より選択され、かつ
R’は、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択される)
式:
【化32】

の化合物と水酸化アンモニウムとを反応させ、式:
【化33】

の化合物を生成する工程;
式:
【化34】

の化合物と硫化ジアンモニウムとを反応させ、式:
【化35】

の化合物を生成する工程;
式:
【化36】

の化合物と式:
【化37】

の化合物とを反応させ、式:
【化38】

の化合物を生成する工程;
式:
【化39】

の化合物を還元し、式:
【化40】

の化合物を生成する工程;および
式:
【化41】

の化合物と塩化アシルとを反応させ、上位属(Supragenus)Aの化合物を生成する工程を含む方法。
【請求項62】
次式で表される化合物またはその塩の調製方法であって、
【化42】

(式中、
Q、T、XおよびZは、それぞれ独立に、NまたはCより選択され、Q、T、XおよびZの1つはNであり、
LおよびMは、それぞれ独立に、H、アルキル、アルコキシ、アリール、置換アリール、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CF、OCF、CONH、CONHR、およびNHCORからなる群より選択され、
Rは、H、C〜Cアルキル、ベンジル、p−フルオロベンジル、およびジアルキルアミノアルキルからなる群より選択され、前記C〜Cアルキルは直鎖、分枝、または環状アルキルからなる群より選択され、
およびRは、それぞれ独立に、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族基、置換多環式脂肪族基、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択され、
前記置換多環式脂肪族基、置換フェニル、置換ナフチル、および置換ヘテロアリールは置換基を1〜3個含み、前記置換基は、H、ハロゲン、ポリハロゲン、アルコキシ基、置換アルコキシ、アルキル、置換アルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボニル、OH、OCH、COOH、COOR’COR’、CN、CF、OCF、NO、NR’R’、NHCOR’、およびCONR’R’からなる群より選択され、かつ
R’は、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択される)
式:
【化43】

の化合物と水酸化アンモニウムとを反応させ、式:
【化44】

の化合物を生成する工程;
式:
【化45】

の化合物と硫化ジアンモニウムとを反応させ、式:
【化46】

の化合物を生成する工程;
式:
【化47】

の化合物と式:
【化48】

の化合物とを反応させ、式:
【化49】

の化合物を生成する工程;
式:
【化50】

の化合物を環化し、上位属(Supragenus)Bの化合物を生成する工程を含む方法。
【請求項63】
次式で表される化合物またはその塩の調製方法であって、
【化51】

(式中、
Q、T、XおよびZは、それぞれ独立に、NまたはCより選択され、Q、T、XおよびZの1つはNであり、
LおよびMは、それぞれ独立に、H、アルキル、アルコキシ、アリール、置換アリール、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CF、OCF、CONH、CONHR、およびNHCORからなる群より選択され、
Rは、H、C〜Cアルキル、ベンジル、p−フルオロベンジル、およびジアルキルアミノアルキルからなる群より選択され、前記C〜Cアルキルは直鎖、分枝、または環状アルキルからなる群より選択され、
およびRは、それぞれ独立に、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族基、置換多環式脂肪族基、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択され、
前記置換多環式脂肪族基、置換フェニル、置換ナフチル、および置換ヘテロアリールは置換基を1〜3個含み、前記置換基は、H、ハロゲン、ポリハロゲン、アルコキシ基、置換アルコキシ、アルキル、置換アルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボニル、OH、OCH、COOH、COOR’COR’、CN、CF、OCF、NO、NR’R’、NHCOR’、およびCONR’R’からなる群より選択され、かつ
R’は、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択される)
式:
【化52】

の化合物と水酸化アンモニウムとを反応させ、式:
【化53】

の化合物を生成する工程;
式:
【化54】

の化合物と硫化ジアンモニウムとを反応させ、式:
【化55】

の化合物を生成する工程;
式:
【化56】

の化合物と式:
【化57】

の化合物とを反応させ、上位属(Supragenus)Bの化合物を生成する工程を含む方法。
【請求項64】
次式で表される化合物またはその塩の調製方法であって、
【化58】

(式中、
Q、T、XおよびZは、それぞれ独立に、NまたはCより選択され、Q、T、XおよびZの1つはNであり、
LおよびMは、それぞれ独立に、H、アルキル、アルコキシ、アリール、置換アリール、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CF、OCF、CONH、CONHR、およびNHCORからなる群より選択され、
Rは、H、C〜Cアルキル、ベンジル、p−フルオロベンジル、およびジアルキルアミノアルキルからなる群より選択され、前記C〜Cアルキルは直鎖、分枝、または環状アルキルからなる群より選択され、
およびRは、それぞれ独立に、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族基、置換多環式脂肪族基、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択され、
前記置換多環式脂肪族基、置換フェニル、置換ナフチル、および置換ヘテロアリールは置換基を1〜3個含み、前記置換基は、H、ハロゲン、ポリハロゲン、アルコキシ基、置換アルコキシ、アルキル、置換アルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボニル、OH、OCH、COOH、COOR’COR’、CN、CF、OCF、NO、NR’R’、NHCOR’、およびCONR’R’からなる群より選択され、かつ
R’は、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択される)
式:
【化59】

の化合物と水酸化アンモニウムとを反応させ、式:
【化60】

の化合物を生成する工程;
式:
【化61】

の化合物と硫化ジアンモニウムとを反応させ、式:
【化62】

の化合物を生成する工程;
式:
【化63】

の化合物と式:
【化64】

の化合物とを反応させ、式:
【化65】

の化合物を生成する工程;
酸を使用して式:
【化66】

の化合物を環化し、式:
【化67】

の化合物を生成する工程;
式:
【化68】

の化合物を還元し、式:
【化69】

の化合物を生成する工程;および
式:
【化70】

の化合物と塩化アシルとを反応させ、上位属(Supragenus)Cの化合物を生成する工程を含む方法。
【請求項65】
次式で表される化合物またはその塩の調製方法であって、
【化71】

(式中、
Q、T、XおよびZは、それぞれ独立に、NまたはCより選択され、Q、T、XおよびZの1つはNであり、
LおよびMは、それぞれ独立に、H、アルキル、アルコキシ、アリール、置換アリール、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CF、OCF、CONH、CONHR、およびNHCORからなる群より選択され、
Rは、H、C〜Cアルキル、ベンジル、p−フルオロベンジル、およびジアルキルアミノアルキルからなる群より選択され、前記C〜Cアルキルは直鎖、分枝、または環状アルキルからなる群より選択され、
およびRは、それぞれ独立に、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族基、置換多環式脂肪族基、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択され、
前記置換多環式脂肪族基、置換フェニル、置換ナフチル、および置換ヘテロアリールは置換基を1〜3個含み、前記置換基は、H、ハロゲン、ポリハロゲン、アルコキシ基、置換アルコキシ、アルキル、置換アルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボニル、OH、OCH、COOH、COOR’COR’、CN、CF、OCF、NO、NR’R’、NHCOR’、およびCONR’R’からなる群より選択され、かつ
R’は、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択される)
式:
【化72】

の化合物と水酸化アンモニウムとを反応させ、式:
【化73】

の化合物を生成する工程;
式:
【化74】

の化合物と硫化ジアンモニウムとを反応させ、式:
【化75】

の化合物を生成する工程;
式:
【化76】

の化合物と式:
【化77】

の化合物とを反応させ、式:
【化78】

の化合物を生成する工程;
式:
【化79】

の化合物を還元し、式:
【化80】

の化合物を生成する工程;および
式:
【化81】

の化合物と塩化アシルとを反応させ、上位属(Supragenus)Cの化合物を生成する工程を含む方法。
【請求項66】
次式で表される化合物またはその塩の調製方法であって、
【化82】

(式中、
Q、T、XおよびZは、それぞれ独立に、NまたはCより選択され、Q、T、XおよびZの1つはNであり、
LおよびMは、それぞれ独立に、H、アルキル、アルコキシ、アリール、置換アリール、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CF、OCF、CONH、CONHR、およびNHCORからなる群より選択され、
Rは、H、C〜Cアルキル、ベンジル、p−フルオロベンジル、およびジアルキルアミノアルキルからなる群より選択され、前記C〜Cアルキルは直鎖、分枝、または環状アルキルからなる群より選択され、
およびRは、それぞれ独立に、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族基、置換多環式脂肪族基、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択され、
前記置換多環式脂肪族基、置換フェニル、置換ナフチル、および置換ヘテロアリールは置換基を1〜3個含み、前記置換基は、H、ハロゲン、ポリハロゲン、アルコキシ基、置換アルコキシ、アルキル、置換アルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボニル、OH、OCH、COOH、COOR’COR’、CN、CF、OCF、NO、NR’R’、NHCOR’、およびCONR’R’からなる群より選択され、かつ
R’は、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択される)
式:
【化83】

の化合物と水酸化アンモニウムとを反応させ、式:
【化84】

の化合物を生成する工程;
式:
【化85】

の化合物と硫化ジアンモニウムとを反応させ、式:
【化86】

の化合物を生成する工程;
式:
【化87】

の化合物と式:
【化88】

の化合物とを反応させ、式:
【化89】

の化合物を生成する工程;
酸を使用して式:
【化90】

の化合物を環化し、式:
【化91】

の化合物を生成する工程;
式:
【化92】

の化合物を還元し、式:
【化93】

の化合物を生成する工程;および
式:
【化94】

の化合物と塩化アシルとを反応させ、上位属(Supragenus)Dの化合物を生成する工程を含む方法。
【請求項67】
次式で表される化合物またはその塩の調製方法であって、
【化95】

(式中、
Q、T、XおよびZは、それぞれ独立に、NまたはCより選択され、Q、T、XおよびZの1つはNであり、
LおよびMは、それぞれ独立に、H、アルキル、アルコキシ、アリール、置換アリール、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CF、OCF、CONH、CONHR、およびNHCORからなる群より選択され、
Rは、H、C〜Cアルキル、ベンジル、p−フルオロベンジル、およびジアルキルアミノアルキルからなる群より選択され、前記C〜Cアルキルは直鎖、分枝、または環状アルキルからなる群より選択され、
およびRは、それぞれ独立に、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族基、置換多環式脂肪族基、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択され、
前記置換多環式脂肪族基、置換フェニル、置換ナフチル、および置換ヘテロアリールは置換基を1〜3個含み、前記置換基は、H、ハロゲン、ポリハロゲン、アルコキシ基、置換アルコキシ、アルキル、置換アルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボニル、OH、OCH、COOH、COOR’COR’、CN、CF、OCF、NO、NR’R’、NHCOR’、およびCONR’R’からなる群より選択され、かつ
R’は、H、アルキル、置換アルキル、C〜Cシクロアルキル、置換C〜Cシクロアルキル、多環式脂肪族、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群より選択され、前記ヘテロアリールおよび前記置換ヘテロアリールはヘテロ原子を1〜3個含み、前記ヘテロ原子は、独立に、窒素、酸素、および硫黄からなる群より選択される)
式:
【化96】

の化合物と水酸化アンモニウムとを反応させ、式:
【化97】

の化合物を生成する工程;
式:
【化98】

の化合物と硫化ジアンモニウムとを反応させ、式:
【化99】

の化合物を生成する工程;
式:
【化100】

の化合物と式:
【化101】

の化合物とを反応させ、式:
【化102】

の化合物を生成する工程;
式:
【化103】

の化合物を還元し、式:
【化104】

の化合物を生成する工程;および
式:
【化105】

の化合物と塩化アシルとを反応させ、上位属(Supragenus)Dの化合物を生成する工程を含む方法。

【公表番号】特表2006−503048(P2006−503048A)
【公表日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−536644(P2004−536644)
【出願日】平成15年9月12日(2003.9.12)
【国際出願番号】PCT/US2003/030962
【国際公開番号】WO2004/024897
【国際公開日】平成16年3月25日(2004.3.25)
【出願人】(500539033)アバニール・ファーマシューティカルズ (15)
【Fターム(参考)】