説明

NLRR−1アンタゴニスト及びその使用

NLRR−1アンタゴニスト及び癌及びその他の疾患の治療における使用方法が提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
細胞を神経関連ロイシンリッチリピートタンパク質−1(NLRR−1)アンタゴニストの有効量を含む組成物と接触させることを含む、哺乳動物細胞においてEGFRシグナリングを阻害する方法。
【請求項2】
前記アンタゴニストが抗NLRR−1抗体又はその抗原結合断片、siRNA及び小分子からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記抗体がモノクローナル抗体である、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記モノクローナル抗体がATCC受託番号PTA−8732を有するハイブリドーマ細胞から産生されるモノクローナル抗体3D1.6.9である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記モノクローナル抗体がATCC受託番号PTA−8732を有するハイブリドーマ細胞から産生されるモノクローナル抗体3D1.6.9と結合を競合する、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記モノクローナル抗体がATCC受託番号PTA−8732を有するハイブリドーマ細胞から産生されるモノクローナル抗体3D1.6.9と同じエピトープに結合する、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記抗体がキメラ、ヒト又はヒト化抗体である、請求項2、5又は6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記キメラ又はヒト化抗体がATCC受託番号PTA−8732を有するハイブリドーマ細胞から産生されるモノクローナル抗体3D1.6.9の断片を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
細胞をEGFRと神経関連ロイシンリッチリピートタンパク質−1(NLRR−1)との相互作用を阻害する薬剤の有効量を含む組成物と接触させることを含む、哺乳動物細胞においてEGFRシグナリングを阻害する方法。
【請求項10】
前記アンタゴニストが抗NLRR−1抗体又はその抗原結合断片、siRNA及び小分子からなる群から選択される、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記抗体がモノクローナル抗体である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記モノクローナル抗体がATCC受託番号PTA−8732を有するハイブリドーマ細胞から産生されるモノクローナル抗体3D1.6.9である、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記モノクローナル抗体がATCC受託番号PTA−8732を有するハイブリドーマ細胞から産生されるモノクローナル抗体3D1.6.9と結合を競合する、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記モノクローナル抗体がATCC受託番号PTA−8732を有するハイブリドーマ細胞から産生されるモノクローナル抗体3D1.6.9と同じエピトープに結合する、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記抗体がキメラ、ヒト又はヒト化抗体である、請求項10、13又は14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
前記キメラ又はヒト化抗体がATCC受託番号PTA−8732を有するハイブリドーマ細胞から産生されるモノクローナル抗体3D1.6.9の断片を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
対象に神経関連ロイシンリッチリピートタンパク質−1(NLRR−1)アンタゴニストの有効量を投与することを含む、対象において腫瘍細胞の増殖を阻害する方法。
【請求項18】
前記アンタゴニストが抗NLRR−1抗体又はその抗原結合断片、siRNA及び小分子からなる群から選択される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記抗体がモノクローナル抗体である、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記モノクローナル抗体がATCC受託番号PTA−8732を有するハイブリドーマ細胞から産生されるモノクローナル抗体3D1.6.9である、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記モノクローナル抗体がATCC受託番号PTA−8732を有するハイブリドーマ細胞から産生されるモノクローナル抗体3D1.6.9と結合を競合する、請求項18に記載の方法。
【請求項22】
前記モノクローナル抗体がATCC受託番号PTA−8732を有するハイブリドーマ細胞から産生されるモノクローナル抗体3D1.6.9と同じエピトープに結合する、請求項18に記載の方法。
【請求項23】
前記抗体がキメラ、ヒト又はヒト化抗体である、請求項18、21又は22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
前記キメラ又はヒト化抗体がATCC受託番号PTA−8732を有するハイブリドーマ細胞から産生されるモノクローナル抗体3D1.6.9の断片を含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
上皮増殖因子受容体(EGFR)が腫瘍細胞で重複していない、請求項17ないし24のいずれかに記載の方法。
【請求項26】
さらに対象にEGFRアンタゴニストの治療上有効量を投与することを含む、請求項17ないし25の何れかに記載の方法。
【請求項27】
前記EGFRアンタゴニストが抗EGFR抗体又はその抗原結合断片、siRNA及び小分子からなる群から選択される、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記EGFRアンタゴニストが小分子である、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記小分子がエルロチニブである、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記腫瘍細胞がEGFRアンタゴニスト耐性である、請求項26に記載の方法。
【請求項31】
前記腫瘍細胞がエルロチニブ耐性である、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
NLRR−1アンタゴニストの投与を伴わないEGFRアンタゴニストの投与と比較して、NLRR−1アンタゴニスト及びEGFRアンタゴニストが腫瘍細胞の増殖阻害を増強する、請求項26に記載の方法。
【請求項33】
対象に神経関連ロイシンリッチリピートタンパク質−1(NLRR−1)アンタゴニストの有効量を投与することを含む、対象における癌を治療するための方法。
【請求項34】
前記アンタゴニストが抗NLRR−1抗体又はその抗原結合断片、siRNA及び小分子からなる群から選択される、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記抗体がモノクローナル抗体である、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記モノクローナル抗体がATCC受託番号PTA−8732を有するハイブリドーマ細胞から産生されるモノクローナル抗体3D1.6.9である、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記モノクローナル抗体がATCC受託番号PTA−8732を有するハイブリドーマ細胞から産生されるモノクローナル抗体3D1.6.9と結合を競合する、請求項34に記載の方法。
【請求項38】
前記モノクローナル抗体がATCC受託番号PTA−8732を有するハイブリドーマ細胞から産生されるモノクローナル抗体3D1.6.9と同じエピトープに結合する、請求項34に記載の方法。
【請求項39】
前記抗体がキメラ、ヒト又はヒト化抗体である、請求項34、37又は38のいずれか一項に記載の方法。
【請求項40】
前記キメラ又はヒト化抗体がATCC受託番号PTA−8732を有するハイブリドーマ細胞から産生されるモノクローナル抗体3D1.6.9の断片を含む、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
上皮増殖因子受容体(EGFR)が腫瘍細胞で重複していない、請求項33ないし40のいずれかに記載の方法。
【請求項42】
さらに対象にEGFRアンタゴニストの治療上有効量を投与することを含む、請求項33ないし41の何れかに記載の方法。
【請求項43】
前記EGFRアンタゴニストが抗EGFR抗体又はその抗原結合断片、siRNA及び小分子からなる群から選択される、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記EGFRアンタゴニストが小分子である、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記小分子がエルロチニブである、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記腫瘍細胞がEGFRアンタゴニスト耐性である、請求項42に記載の方法。
【請求項47】
前記腫瘍細胞がエルロチニブ耐性である、請求項45に記載の方法。
【請求項48】
NLRR−1アンタゴニストの投与を伴わないEGFRアンタゴニストの投与と比較して、NLRR−1アンタゴニスト及びEGFRアンタゴニストが腫瘍細胞の増殖阻害を増強する、請求項42に記載の方法。
【請求項49】
前記癌が、乳癌、結腸直腸癌、肺癌、前立腺癌、肝癌、膵癌及び卵巣癌からなる群から選択される、請求項33ないし48のいずれかに記載の方法。
【請求項50】
前記細胞が癌細胞である、請求項1ないし16のいずれかに記載の方法。
【請求項51】
前記癌細胞が乳癌細胞、結腸直腸癌細胞、肺癌細胞、前立腺癌細胞、肝癌細胞、膵癌細胞及び卵巣癌細胞からなる群から選択される、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記腫瘍細胞が乳癌細胞、結腸直腸癌細胞、肺癌細胞、前立腺癌細胞、肝癌細胞、膵癌細胞及び卵巣癌細胞からなる群から選択される、請求項17ないし31のいずれかに記載の方法。
【請求項53】
対象に神経関連ロイシンリッチリピートタンパク質−1(NLRR−1)アンタゴニストの有効量を投与することを含む、EGFRアンタゴニストでの治療に耐性である癌を有する患者における癌を治療するための方法。
【請求項54】
前記アンタゴニストが抗NLRR−1抗体又はその抗原結合断片、siRNA及び小分子からなる群から選択される、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記抗体がモノクローナル抗体である、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記モノクローナル抗体がATCC受託番号PTA−8732を有するハイブリドーマ細胞から産生されるモノクローナル抗体3D1.6.9である、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記モノクローナル抗体がATCC受託番号PTA−8732を有するハイブリドーマ細胞から産生されるモノクローナル抗体3D1.6.9と結合を競合する、請求項54に記載の方法。
【請求項58】
前記モノクローナル抗体がATCC受託番号PTA−8732を有するハイブリドーマ細胞から産生されるモノクローナル抗体3D1.6.9と同じエピトープに結合する、請求項54に記載の方法。
【請求項59】
前記抗体がキメラ、ヒト又はヒト化抗体である、請求項54、57又は58のいずれか一項に記載の方法。
【請求項60】
前記キメラ又はヒト化抗体がATCC受託番号PTA−8732を有するハイブリドーマ細胞から産生されるモノクローナル抗体3D1.6.9の断片を含む、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
上皮増殖因子受容体(EGFR)が腫瘍細胞で重複していない、請求項53ないし60のいずれかに記載の方法。
【請求項62】
さらに対象にEGFRアンタゴニストの治療上有効量を投与することを含む、請求項53ないし61の何れかに記載の方法。
【請求項63】
前記EGFRアンタゴニストが抗EGFR抗体又はその抗原結合断片、siRNA及び小分子からなる群から選択される、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
前記EGFRアンタゴニストが小分子である、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記小分子がエルロチニブである、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
前記腫瘍細胞がエルロチニブ耐性である、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
NLRR−1アンタゴニストの投与を伴わないEGFRアンタゴニストの投与と比較して、NLRR−1アンタゴニスト及びEGFRアンタゴニストが腫瘍細胞の増殖阻害を増強する、請求項62に記載の方法。
【請求項68】
前記癌が、乳癌、結腸直腸癌、肺癌、前立腺癌、肝癌、膵癌及び卵巣癌からなる群から選択される、請求項53ないし67のいずれかに記載の方法。
【請求項69】
患者から単離された試験細胞集団と対照細胞集団に存在するNLRR−1のレベルを比較することを含む、NLRR−1アンタゴニストでの治療から恩恵を受けられる患者を同定する方法であって、試験細胞集団におけるNLRR−1の発現レベルの増加がNLRR−1アンタゴニストでの治療からその患者が恩恵を受けられることを示す、方法。
【請求項70】
患者から単離された試験細胞集団と対照細胞集団に存在するNLRR−1のレベルを比較することを含む、NLRR−1アンタゴニスト及びEGFRアンタゴニストでの併用療法から恩恵を受けられる患者を同定する方法であって、試験細胞集団はEGFRの重複を含まず、試験細胞集団におけるNLRR−1の発現レベルの増加がNLRR−1アンタゴニスト及びEGFRアンタゴニストでの併用療法からその患者が恩恵を受けられることを示す、方法。

【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図7A−B】
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【図7C−D】
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【図7E−F】
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【図7G−H】
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【図7I−J】
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【図7K】
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【図8A−B】
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【図8C−D】
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【図8E−F】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10A−B】
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【図11A】
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【図11B−C】
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【図12A−B】
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【図13A】
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【図13B】
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【図14】
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【図15】
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【公表番号】特表2010−540653(P2010−540653A)
【公表日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−528107(P2010−528107)
【出願日】平成20年10月1日(2008.10.1)
【国際出願番号】PCT/US2008/078474
【国際公開番号】WO2009/046123
【国際公開日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】