ＰＣカードアダプタ
【課題】 ＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅを備えた小型カード用ＰＣカードアダプタにおいて、小型カードの種類を変えて装着しても、ホストコンピュータがデバイスドライバを変更できず、専用品となり他の種類の小型カードを使用できない欠点を有していた。
【解決手段】 小型カードの固有情報を読み込む読込手段と、その情報に基づいてＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタの値を変更する変更手段と、ホストコンピュータのＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅを通して、ホストコンピュータへレジスタの値を受け渡しする制御手段とを備えるＰＣカードアダプタによって、ホストコンピュータが自動的に小型カードの種類に対応したデバイスドライバをロードするので複数種類の小型カードが使用可能となる。
【解決手段】 小型カードの固有情報を読み込む読込手段と、その情報に基づいてＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタの値を変更する変更手段と、ホストコンピュータのＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅを通して、ホストコンピュータへレジスタの値を受け渡しする制御手段とを備えるＰＣカードアダプタによって、ホストコンピュータが自動的に小型カードの種類に対応したデバイスドライバをロードするので複数種類の小型カードが使用可能となる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、複数種類のＳＤカードをホストコンピュータに接続することを可能とするＰＣカードアダプタに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
近年、ＰＣカードはパーソナルコンピュータやデジタルカメラ、ＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｃｅ）、ハンディータミナルなどに利用されている。デジタルカメラでは、ＰＣカードＡＴＡ規格インタフェースやＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅに準拠しないＳＤ（Ｓｅｃｕｒｅ Ｄｉｇｉｔａｌ）メモリーカードなどの小型メモリーカードが画像データを保存するためによく利用され、小型メモリーカードに保存された画像データをパーソナルコンピュータが読み書きできるようにするための１６ビットＰＣカードアダプタも良く利用されている。また、ＰＤＡでは、ＰＣカード規格インタフェースに準拠しないＰＨＳ通信機能内蔵ＳＤカード型端末などのＳＤＩＯ（Ｓｅｃｕｒｅ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｉｎｐｕｔ Ｏｕｔｐｕｔ）カードがインターネットやメールなどをするために使われ、同じＳＤＩＯカードをパーソナルコンピュータで使えるようにするＰＣカードアダプタも良く利用されている。
【０００３】
従来の１６ビットＰＣカードアダプタは、ＰＣカードのインタフェースとしてＰＣ Ｃａｒｄ Ｓｔａｎｄａｒｄで定められている１６−ｂｉｔ ＰＣ Ｃａｒｄ Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅが用いられ、１６ビットＰＣカードアダプタをホストコンピュータに接続すると、装着されている小型カードからカード属性情報を読み取り、そのカード属性情報を使って動的に１６ビットＰＣカードアダプタのＣＩＳ（Ｃａｒｄ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｓｔｒｕｃｔｕｒｅ）情報を生成していた。（例えば、特許文献１参照）
このことにより１６ビットＰＣカードアダプタからＣＩＳ情報が読み出され、ホストコンピュータは、その情報に基づいてドライバを選択し、ＰＣカードアダプタを適切に動作させることができていた。
【特許文献１】特開２００４−３８３５３号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、上記従来の１６ビットＰＣカードアダプタでは、近年のＳＤメモリーカードなどの小型カードのデータ転送速度向上に追随できず、ＰＣカードアダプタがボトルネックとなり低速になってしまう欠点を有していた。
【０００５】
また、データ転送速度を高めるためにＰＣ Ｃａｒｄ Ｓｔａｎｄａｒｄで定められている ＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅを備えた小型カード用のＣａｒｄＢｕｓＰＣカードアダプタも発売されているが、小型カードの種類を変更しても、デバイスドライバを自動的に変更する仕組みが備わっていないため、メモリカード専用のアダプタとなっている欠点も有していた。また、特許文献１にあるように、単純にＣＩＳ情報を変更したとしても、ホストＰＣでは異なる小型カードが装着されたことにはならず、１種類の小型カードしか使うことができなかった。
【０００６】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、ＣａｒｄＢｕｓ ＰＣカードアダプタに挿入された小型カードの種類によって、ドライバが、適切に選択され、ユーザーの使い勝手を損なうことなく正常に動作させることができるようにし、また製造コスト
を安くするＰＣカードアダプタを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記の課題を解決するために本発明の請求項１に係るＰＣカードアダプタは、着脱可能な小型カードをホストコンピュータのＰＣ Ｃａｒｄ Ｓｔａｎｄａｒｄで定められたＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅに接続するＰＣカードアダプタであって、前記小型カードを接続する接続手段１と、ホストコンピュータのＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅに接続する接続手段２と、前記小型カードに記憶されている固有情報を読み込む読込手段と、読み込んだ固有情報に基づいてＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅにあるＤｅｖｉｃｅ ＩＤ、ＶｅｎｄｏｒＩＤ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ、Ｒｅｖｉｓｉｏｎ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ Ｖｅｎｄｏｒ ＩＤのレジスタのいずれかの値を変更する手段と、ホストコンピュータのＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅを通して、ホストコンピュータへ前記Ｄｅｖｉｃｅ ＩＤ、ＶｅｎｄｏｒＩＤ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ、Ｒｅｖｉｓｉｏｎ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ Ｖｅｎｄｏｒ ＩＤのレジスタの値を受け渡しする制御手段とを備える構成を有したものである。
【０００８】
また、本発明の請求項２に係るＰＣカードアダプタは、ＳＤ（Ｓｅｃｕｒｅ Ｄｉｇｉｔａｌ）カード、ＳＤＩＯ（Ｓｅｃｕｒｅ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｉｎｐｕｔ Ｏｕｔｐｕｔ）カード、ＳＤメモリーカード、ＳＤ無線ＬＡＮカード、ＳＤカード型ＰＨＳ端末、ＳＤＢｌｕｔｏｏｔｈカード、メモリースティック、メモリースティックＤＵＯ、メモリースティック型ＩＯカード、メモリースティック型無線ＬＡＮカードを接続手段１により装着することができる構成を有したものである。
【０００９】
また、本発明の請求項３に係るＰＣカードアダプタは、ホストコンピュータからの電源の供給を受けてから、前記接続手段１によって接続された小型カードに記憶されている固有情報を読み込み、読み込んだ固有情報に基づいてＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ 空間にあるＤｅｖｉｃｅ ＩＤ、ＶｅｎｄｏｒＩＤ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ、Ｒｅｖｉｓｉｏｎ
ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ Ｖｅｎｄｏｒ ＩＤのレジスタの値を変更するまでの間、ホストコンピュータからのＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ
空間のレジスタの読み出しに対して、値を出力せず、再度読み出しを要請する信号を出力し、小型カードから読み込んだ固有情報に基づいてＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅにあるＤｅｖｉｃｅ ＩＤ、ＶｅｎｄｏｒＩＤ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ、Ｒｅｖｉｓｉｏｎ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ
Ｖｅｎｄｏｒ ＩＤのレジスタの値を変更し終わった後から、ホストコンピュータからのＤｅｖｉｃｅ ＩＤの値の読み出し要求に対して、適切な値を受け渡しする制御手段を備える構成を有したものである。
【００１０】
また、本発明の請求項４に係るＰＣカードアダプタは、再度読み出しを要請する信号は、ＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅのＣＳＴＯＰ＃の端子をアサートする制御を行う構成を有したものである。
【００１１】
また、本発明の請求項５に係るＰＣカードアダプタは、ＰＣＩ Ｌｏｃａｌ Ｂｕｓ Ｓｐｅｃｉｆｉｃａｔｉｏｎ で定義されているＤｅｖｉｃｅ ＩＤ、ＶｅｎｄｏｒＩＤ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ、Ｒｅｖｉｓｉｏｎ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ ＩＤ、Ｓｕｂ
Ｓｙｓｔｅｍ Ｖｅｎｄｏｒ ＩＤと互換性を維持したＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅを備える構成を有したものである。
【発明の効果】
【００１２】
上記構成によって、本発明のＰＣカードアダプターは、ＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅを使って、ホストコンピュータと接続ができるため１６ビットＰＣカードアダプタよりも格段に速くデータの読み込み書き込みができ、また小型カードの種類によって、ホストコンピュータに受け渡すＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタの値を変更することによって、ホストコンピュータが自動的に小型カードの種類に対応したデバイスドライバをロードし、使用可能な状態としてくれるので、対応する小型カード毎に専用のＰＣカードアダプタを用意する必要もなく、またユーザーがドライバを変更する操作も必要なくなり、利便性を向上することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１３】
本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
（実施の形態１）
以下本発明の請求項１、２の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【００１４】
図１は、本発明の第１の実施例におけるＰＣカードアダプタを示すものである。図１において、ＰＣカードアダプタは、主に１０、１１、１２、１３、１４、１５、１６の部品で構成される。１１はホストコンピュータと接続するためのＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅ用のコネクタ（接続手段２）、１３はＰＣカードアダプタと小型カードを接続するためのコネクタ（接続手段１）、１２はＰＣカードアダプタと小型カードとの接続をスムーズに行うためのガイドである。コントローラＩＣ１０は、コネクタ１３に接続された小型カードとコネクタ１１に接続されたホストコンピュータとＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅを制御するためのものである。また、コントローラＩＣ１０は、ホストコンピュータからのｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅ内のレジスタの読出し要求に対して、応答できる機能を備えている。１５はコントローラＩＣ１０の中にあってＰＣカードアダプタのＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅであって、Ｄｅｖｉｃｅ ＩＤ、ＶｅｎｄｏｒＩＤ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ、Ｒｅｖｉｓｉｏｎ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ Ｖｅｎｄｏｒ ＩＤのレジスタ情報部分である。１６はプログラム部分であり、コントローラＩＣ１０の中にあって小型カードから読み取った固有情報から、１５のレジスタの値を変更する回路もしくはコントローラＩＣを制御するプログラム（変更手段）を備えている。なお、読込手段や変更手段、制御手段等の各種制御はこのコントローラＩＣ１０のプログラム部分１６内のプログラムにより実行されている。１４はコントローラＩＣを動作させるための周辺回路部品である。
【００１５】
図２は、小型カードが挿入される前の状態のＰＣカードアダプタを示すものである。
【００１６】
図３は、小型カードが挿入された状態のＰＣカードアダプタを示すものである。
【００１７】
図４は、本発明のＰＣカードアダプタの動作を表すフローチャートを表すものである。
【００１８】
図５は、本発明のＰＣカードアダプタのＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ
ｓｐａｃｅのレジスタ情報部分であり、ＰＣＩ Ｌｏｃａｌ Ｂｕｓ Ｓｐｅｃｉｆｉｃａｔｉｏｎのｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅと互換性を損なわないように定義している。
【００１９】
本実施の形態において、ＳＤメモリーカードに代表される小型カードＡが、ＰＣカードアダプタに挿入された場合について図4を用いて本発明のＰＣカードアダプタの動作を以下に詳しく説明する。
【００２０】
ステップＳ１で、本発明のＰＣカードアダプタに小型カードＡが挿入される。挿入後は、図3の形態となる。次にステップＳ２で本発明のＰＣカードアダプタを、ＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅを持つホストコンピュータに挿入する。
【００２１】
次にステップＳ３で、本発明のＰＣカードアダプタにホストコンピュータからの電源が供給され、ＰＣカードアダプタ内のコントロールＩＣが動作し、小型カードＡに対して、コマンドを発行する。その応答値から、小型カードＡの固有情報を読み取る。
【００２２】
固有情報の例として、ＳＤＩＯカードの場合は、ＩＯ＿ＳＥＮＤ＿ＯＰ＿ＣＯＮＤ Ｃｏｍｍａｎｄ（ＣＭＤ５）に正常に応答するかどうか、またＳＤＩＯカードの中にあるＣａｒｄ Ｃｏｍｍｏｎ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｒｅｇｉｓｔｅｒｓ （ＣＣＣＲ）やＣａｒｄ
Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｓｔｒｕｃｔｕｒｅ （ＣＩＳ）などの情報を使うことが好適である。ＳＤメモリーカードの場合は、ＳＤ＿ＳＥＮＤ＿ＯＰ＿ＣＯＮＤ Ｃｏｍｍａｎｄ（ＡＣＭＤ４１）に正常に応答するかどうか、Ｃａｒｄ Ｓｐｅｃｉｆｉｃ Ｄａｔａ（ＣＳＤ）Ｒｅｇｉｓｔｅｒなどの情報を使うことが好適である。
【００２３】
次にステップＳ４で、小型カードＡの固有情報を元に、Ｃａｒｄｂｕｓ Ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタの値を変更する。例えば、固有情報として、小型カードがＳＤＩＯ ＰＨＳ ＣａｒｄであるとコントロールＩＣが判定した場合は、Ｄｅｖｉｃｅ ＩＤを０００１ｈ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ ＲｅｇｉｓｔｅｒをＦＦ００００ｈに変更したり、ＳＤＩＯ Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ Ｃａｒｄの場合は、Ｄｅｖｉｃｅ ＩＤを０００２ｈ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ ＲｅｇｉｓｔｅｒをＦＦ００００ｈなどに設定したりする。また更に、ＳＤＩＯ Ｃａｒｄが持つＭａｎｕｆａｃｔｕｒｅ ＩＤの値をＲｅｖｉｓｉｏｎ ＩＤ、Ｓｕｓｂｓｙｓｔｅｍ Ｖｅｎｄｏｒ ＩＤなどに割り当てたり、ＳＤＩＯカードのＣＩＳ情報のチェックサムやＣｙｃｌｉｃ Ｒｅｄｕｎｄａｎｃｙ
Ｃｈｅｃｋ（ＣＲＣ）１６の演算回路で演算した結果をＳｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ ＩＤに割り当てるなどするしてＣａｒｄｂｕｓ Ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタの値を変更することが好適である。
【００２４】
また、このレジスタの値は、ホストコンピュータに装着する毎に変更されるものではなく、小型カードの固有情報に基づき一意に決まるものである。
【００２５】
例としてＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタの値を記載したが、これは一例であり、中のデータを厳密に定めることには何ら意味を有しない。
【００２６】
次にステップＳ５で、ホストコンピュータからＰＣカードアダプタに対してＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタ情報の読み出し要求に基づきデータを渡す。
【００２７】
次にステップＳ６でホストコンピュータが本発明のＰＣカードアダプタから読み出したＣａｒｄｂｕｓ Ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタの値を解釈し、初めて挿入されたＰＣカードアダプタか確認する。
【００２８】
次に、初めて挿入されたＰＣカードアダプタとして扱う場合のステップＳ７の説明をする。ステップＳ７では、本発明のＰＣカードアダプタがホストコンピュータにはじめて接続されたため、ホストコンピュータはユーザーに適切なドライバがないかインストールするように要求する。
【００２９】
次にステップＳ８では、ホストコンピュータがステップＳ７でユーザーにより選択されたドライバを使用し、ＰＣカードアダプタを正常に動作させることができる。また、ホストコンピュータは、次回から同じＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタの値を持つＰＣカードアダプタが挿入された時に、ステップＳ７で選択したドライバが自動的に選択されるように管理している。
【００３０】
次に、小型カードＡが本発明のＰＣカードアダプタに挿入され、以前ホストコンピュータに接続されたことがある場合のステップについて説明する。
【００３１】
ステップＳ１からステップＳ５までは、同じであるが、ＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタ情報を解釈して初めて挿入されたＰＣカードアダプタか確認するステップＳ６において、初めてではないＰＣカードアダプタと判断するため、ステップＳ９に進む。
【００３２】
ステップＳ９において、ホストコンピュータは、以前ステップＳ７で選択したドライバを使用するので、ＰＣカードアダプタを正常に動作させることができる。
【００３３】
次に小型カードＡと違う種類、つまり固有情報が異なる小型カードＢが本発明のＰＣカードアダプタに挿入され、はじめてホストコンピュータに接続した場合のステップについて説明する。本発明のＰＣカードアダプタであれば、小型カードＢを挿入しているときとステップＳ４まで同じ進むが、ステップＳ５で小型カードＢがＰＣカードアダプタに挿入されている場合と異なるＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタ情報がホストコンピュータに渡される。そのためステップＳ７に進むことができ、ユーザーが適切なドライバをインストールすることができる。
【００３４】
また、それ以後、小型カードＢが挿入された状態で、同じホストコンピュ−タに接続されると、ステップＳ９に進みステップＳ７で小型カードＢのために選択されたドライバが使用されるため、正常に動作させることができる。
【００３５】
以上のようにすることで、本発明のＰＣカードアダプタは、新しい種類の小型カードが挿入された時に、従来ある小型カード用のドライバが選択されてしまい正常に動作させることができない問題を解決でき、また小型カードを変更する度に適応したドライバにユーザーが変更しなければならなくなる不便さも解決することができ、使い勝手が良く正常にＰＣカードアダプタを介して小型カードを動作させることができる。
（実施例２）
次に、前記ステップＳ３、Ｓ４において小型カードから固有情報を読み出しに、時間がかかりＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタ値を変更する前に前記ステップ５にあるホストコンピュータがＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅを読み出そうとした場合のＰＣカードアダプタの処理方法を説明する。
【００３６】
本発明のＰＣカードアダプタ内部のコントローラＩＣが小型カードからの固有情報を読み出しが完了する前であり、ＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタ値が初期値のままである時に、ホストコンピュータがＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅを読み出した場合、ＰＣカードアダプタは、ＣＳＴＯＰ＃の端子をアサートし、ホストコンピュータに値を出力せず、再度読み出しを要請する。それにより、ホストコンピュータは、ＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタ値がまだ決定されていないと認識し、再度読み出しを要請する。
【００３７】
このＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタ値の読み出
しは、ＰＣカードアダプタ内部のコントローラＩＣが小型カードからの固有情報を読み出しが完了するまで続けらる。ＰＣカードアダプタのコントローラＩＣが小型カードからの固有情報を読み出しが完了すると、ＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタ値を変更し、ＣＳＴＯＰ＃の端子をアサートすることを停止する。
【００３８】
このことにより、ホストコンピュータには、ＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタ値が、初期値と異なった値が渡されるため、ユーザーは適切なドライバを使用することができる。
【産業上の利用可能性】
【００３９】
本発明にかかるＰＣカードアダプタは、ＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅを使って、ホストコンピュータと接続ができるため１６ビットＰＣカードアダプタよりも格段に速くデータの読み込み書き込みができ、また小型カードの種類によって、ホストコンピュータに受け渡すＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタの値を変更することによって、ホストコンピュータが自動的に小型カードの種類に対応したデバイスドライバをロードし、使用可能な状態としてくれるので、ユーザーの操作が必要なくなり、利便性を向上することを有し、複数種類のＳＤカードをホストコンピュータに接続することを可能とするＰＣカードアダプタなどとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【００４０】
【図１】ＰＣカードアダプタ主要部品構成図
【図２】小型カード挿入前のＰＣカードアダプタの模式図
【図３】小型カード挿入状態のＰＣカードアダプタの模式図
【図４】挿入時の動作を説明するフローチャート
【図５】CardBus configuration spaceのレジスタ情報を示す図
【符号の説明】
【００４１】
１０ コントローラＩＣ
１１ ＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ 用のコネクタ（接続手段２）
１２ ガイド
１３ ＰＣカードアダプタと小型カードを接続するためのコネクタ（接続手段１）
１４ 周辺回路部品
１５ ＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタ情報部分
１６ プログラム部分
【技術分野】
【０００１】
本発明は、複数種類のＳＤカードをホストコンピュータに接続することを可能とするＰＣカードアダプタに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
近年、ＰＣカードはパーソナルコンピュータやデジタルカメラ、ＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｃｅ）、ハンディータミナルなどに利用されている。デジタルカメラでは、ＰＣカードＡＴＡ規格インタフェースやＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅに準拠しないＳＤ（Ｓｅｃｕｒｅ Ｄｉｇｉｔａｌ）メモリーカードなどの小型メモリーカードが画像データを保存するためによく利用され、小型メモリーカードに保存された画像データをパーソナルコンピュータが読み書きできるようにするための１６ビットＰＣカードアダプタも良く利用されている。また、ＰＤＡでは、ＰＣカード規格インタフェースに準拠しないＰＨＳ通信機能内蔵ＳＤカード型端末などのＳＤＩＯ（Ｓｅｃｕｒｅ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｉｎｐｕｔ Ｏｕｔｐｕｔ）カードがインターネットやメールなどをするために使われ、同じＳＤＩＯカードをパーソナルコンピュータで使えるようにするＰＣカードアダプタも良く利用されている。
【０００３】
従来の１６ビットＰＣカードアダプタは、ＰＣカードのインタフェースとしてＰＣ Ｃａｒｄ Ｓｔａｎｄａｒｄで定められている１６−ｂｉｔ ＰＣ Ｃａｒｄ Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅが用いられ、１６ビットＰＣカードアダプタをホストコンピュータに接続すると、装着されている小型カードからカード属性情報を読み取り、そのカード属性情報を使って動的に１６ビットＰＣカードアダプタのＣＩＳ（Ｃａｒｄ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｓｔｒｕｃｔｕｒｅ）情報を生成していた。（例えば、特許文献１参照）
このことにより１６ビットＰＣカードアダプタからＣＩＳ情報が読み出され、ホストコンピュータは、その情報に基づいてドライバを選択し、ＰＣカードアダプタを適切に動作させることができていた。
【特許文献１】特開２００４−３８３５３号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、上記従来の１６ビットＰＣカードアダプタでは、近年のＳＤメモリーカードなどの小型カードのデータ転送速度向上に追随できず、ＰＣカードアダプタがボトルネックとなり低速になってしまう欠点を有していた。
【０００５】
また、データ転送速度を高めるためにＰＣ Ｃａｒｄ Ｓｔａｎｄａｒｄで定められている ＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅを備えた小型カード用のＣａｒｄＢｕｓＰＣカードアダプタも発売されているが、小型カードの種類を変更しても、デバイスドライバを自動的に変更する仕組みが備わっていないため、メモリカード専用のアダプタとなっている欠点も有していた。また、特許文献１にあるように、単純にＣＩＳ情報を変更したとしても、ホストＰＣでは異なる小型カードが装着されたことにはならず、１種類の小型カードしか使うことができなかった。
【０００６】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、ＣａｒｄＢｕｓ ＰＣカードアダプタに挿入された小型カードの種類によって、ドライバが、適切に選択され、ユーザーの使い勝手を損なうことなく正常に動作させることができるようにし、また製造コスト
を安くするＰＣカードアダプタを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記の課題を解決するために本発明の請求項１に係るＰＣカードアダプタは、着脱可能な小型カードをホストコンピュータのＰＣ Ｃａｒｄ Ｓｔａｎｄａｒｄで定められたＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅに接続するＰＣカードアダプタであって、前記小型カードを接続する接続手段１と、ホストコンピュータのＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅに接続する接続手段２と、前記小型カードに記憶されている固有情報を読み込む読込手段と、読み込んだ固有情報に基づいてＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅにあるＤｅｖｉｃｅ ＩＤ、ＶｅｎｄｏｒＩＤ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ、Ｒｅｖｉｓｉｏｎ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ Ｖｅｎｄｏｒ ＩＤのレジスタのいずれかの値を変更する手段と、ホストコンピュータのＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅを通して、ホストコンピュータへ前記Ｄｅｖｉｃｅ ＩＤ、ＶｅｎｄｏｒＩＤ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ、Ｒｅｖｉｓｉｏｎ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ Ｖｅｎｄｏｒ ＩＤのレジスタの値を受け渡しする制御手段とを備える構成を有したものである。
【０００８】
また、本発明の請求項２に係るＰＣカードアダプタは、ＳＤ（Ｓｅｃｕｒｅ Ｄｉｇｉｔａｌ）カード、ＳＤＩＯ（Ｓｅｃｕｒｅ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｉｎｐｕｔ Ｏｕｔｐｕｔ）カード、ＳＤメモリーカード、ＳＤ無線ＬＡＮカード、ＳＤカード型ＰＨＳ端末、ＳＤＢｌｕｔｏｏｔｈカード、メモリースティック、メモリースティックＤＵＯ、メモリースティック型ＩＯカード、メモリースティック型無線ＬＡＮカードを接続手段１により装着することができる構成を有したものである。
【０００９】
また、本発明の請求項３に係るＰＣカードアダプタは、ホストコンピュータからの電源の供給を受けてから、前記接続手段１によって接続された小型カードに記憶されている固有情報を読み込み、読み込んだ固有情報に基づいてＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ 空間にあるＤｅｖｉｃｅ ＩＤ、ＶｅｎｄｏｒＩＤ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ、Ｒｅｖｉｓｉｏｎ
ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ Ｖｅｎｄｏｒ ＩＤのレジスタの値を変更するまでの間、ホストコンピュータからのＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ
空間のレジスタの読み出しに対して、値を出力せず、再度読み出しを要請する信号を出力し、小型カードから読み込んだ固有情報に基づいてＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅにあるＤｅｖｉｃｅ ＩＤ、ＶｅｎｄｏｒＩＤ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ、Ｒｅｖｉｓｉｏｎ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ
Ｖｅｎｄｏｒ ＩＤのレジスタの値を変更し終わった後から、ホストコンピュータからのＤｅｖｉｃｅ ＩＤの値の読み出し要求に対して、適切な値を受け渡しする制御手段を備える構成を有したものである。
【００１０】
また、本発明の請求項４に係るＰＣカードアダプタは、再度読み出しを要請する信号は、ＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅのＣＳＴＯＰ＃の端子をアサートする制御を行う構成を有したものである。
【００１１】
また、本発明の請求項５に係るＰＣカードアダプタは、ＰＣＩ Ｌｏｃａｌ Ｂｕｓ Ｓｐｅｃｉｆｉｃａｔｉｏｎ で定義されているＤｅｖｉｃｅ ＩＤ、ＶｅｎｄｏｒＩＤ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ、Ｒｅｖｉｓｉｏｎ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ ＩＤ、Ｓｕｂ
Ｓｙｓｔｅｍ Ｖｅｎｄｏｒ ＩＤと互換性を維持したＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅを備える構成を有したものである。
【発明の効果】
【００１２】
上記構成によって、本発明のＰＣカードアダプターは、ＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅを使って、ホストコンピュータと接続ができるため１６ビットＰＣカードアダプタよりも格段に速くデータの読み込み書き込みができ、また小型カードの種類によって、ホストコンピュータに受け渡すＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタの値を変更することによって、ホストコンピュータが自動的に小型カードの種類に対応したデバイスドライバをロードし、使用可能な状態としてくれるので、対応する小型カード毎に専用のＰＣカードアダプタを用意する必要もなく、またユーザーがドライバを変更する操作も必要なくなり、利便性を向上することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１３】
本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
（実施の形態１）
以下本発明の請求項１、２の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【００１４】
図１は、本発明の第１の実施例におけるＰＣカードアダプタを示すものである。図１において、ＰＣカードアダプタは、主に１０、１１、１２、１３、１４、１５、１６の部品で構成される。１１はホストコンピュータと接続するためのＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅ用のコネクタ（接続手段２）、１３はＰＣカードアダプタと小型カードを接続するためのコネクタ（接続手段１）、１２はＰＣカードアダプタと小型カードとの接続をスムーズに行うためのガイドである。コントローラＩＣ１０は、コネクタ１３に接続された小型カードとコネクタ１１に接続されたホストコンピュータとＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅを制御するためのものである。また、コントローラＩＣ１０は、ホストコンピュータからのｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅ内のレジスタの読出し要求に対して、応答できる機能を備えている。１５はコントローラＩＣ１０の中にあってＰＣカードアダプタのＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅであって、Ｄｅｖｉｃｅ ＩＤ、ＶｅｎｄｏｒＩＤ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ、Ｒｅｖｉｓｉｏｎ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ Ｖｅｎｄｏｒ ＩＤのレジスタ情報部分である。１６はプログラム部分であり、コントローラＩＣ１０の中にあって小型カードから読み取った固有情報から、１５のレジスタの値を変更する回路もしくはコントローラＩＣを制御するプログラム（変更手段）を備えている。なお、読込手段や変更手段、制御手段等の各種制御はこのコントローラＩＣ１０のプログラム部分１６内のプログラムにより実行されている。１４はコントローラＩＣを動作させるための周辺回路部品である。
【００１５】
図２は、小型カードが挿入される前の状態のＰＣカードアダプタを示すものである。
【００１６】
図３は、小型カードが挿入された状態のＰＣカードアダプタを示すものである。
【００１７】
図４は、本発明のＰＣカードアダプタの動作を表すフローチャートを表すものである。
【００１８】
図５は、本発明のＰＣカードアダプタのＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ
ｓｐａｃｅのレジスタ情報部分であり、ＰＣＩ Ｌｏｃａｌ Ｂｕｓ Ｓｐｅｃｉｆｉｃａｔｉｏｎのｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅと互換性を損なわないように定義している。
【００１９】
本実施の形態において、ＳＤメモリーカードに代表される小型カードＡが、ＰＣカードアダプタに挿入された場合について図4を用いて本発明のＰＣカードアダプタの動作を以下に詳しく説明する。
【００２０】
ステップＳ１で、本発明のＰＣカードアダプタに小型カードＡが挿入される。挿入後は、図3の形態となる。次にステップＳ２で本発明のＰＣカードアダプタを、ＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅを持つホストコンピュータに挿入する。
【００２１】
次にステップＳ３で、本発明のＰＣカードアダプタにホストコンピュータからの電源が供給され、ＰＣカードアダプタ内のコントロールＩＣが動作し、小型カードＡに対して、コマンドを発行する。その応答値から、小型カードＡの固有情報を読み取る。
【００２２】
固有情報の例として、ＳＤＩＯカードの場合は、ＩＯ＿ＳＥＮＤ＿ＯＰ＿ＣＯＮＤ Ｃｏｍｍａｎｄ（ＣＭＤ５）に正常に応答するかどうか、またＳＤＩＯカードの中にあるＣａｒｄ Ｃｏｍｍｏｎ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｒｅｇｉｓｔｅｒｓ （ＣＣＣＲ）やＣａｒｄ
Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｓｔｒｕｃｔｕｒｅ （ＣＩＳ）などの情報を使うことが好適である。ＳＤメモリーカードの場合は、ＳＤ＿ＳＥＮＤ＿ＯＰ＿ＣＯＮＤ Ｃｏｍｍａｎｄ（ＡＣＭＤ４１）に正常に応答するかどうか、Ｃａｒｄ Ｓｐｅｃｉｆｉｃ Ｄａｔａ（ＣＳＤ）Ｒｅｇｉｓｔｅｒなどの情報を使うことが好適である。
【００２３】
次にステップＳ４で、小型カードＡの固有情報を元に、Ｃａｒｄｂｕｓ Ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタの値を変更する。例えば、固有情報として、小型カードがＳＤＩＯ ＰＨＳ ＣａｒｄであるとコントロールＩＣが判定した場合は、Ｄｅｖｉｃｅ ＩＤを０００１ｈ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ ＲｅｇｉｓｔｅｒをＦＦ００００ｈに変更したり、ＳＤＩＯ Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ Ｃａｒｄの場合は、Ｄｅｖｉｃｅ ＩＤを０００２ｈ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ ＲｅｇｉｓｔｅｒをＦＦ００００ｈなどに設定したりする。また更に、ＳＤＩＯ Ｃａｒｄが持つＭａｎｕｆａｃｔｕｒｅ ＩＤの値をＲｅｖｉｓｉｏｎ ＩＤ、Ｓｕｓｂｓｙｓｔｅｍ Ｖｅｎｄｏｒ ＩＤなどに割り当てたり、ＳＤＩＯカードのＣＩＳ情報のチェックサムやＣｙｃｌｉｃ Ｒｅｄｕｎｄａｎｃｙ
Ｃｈｅｃｋ（ＣＲＣ）１６の演算回路で演算した結果をＳｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ ＩＤに割り当てるなどするしてＣａｒｄｂｕｓ Ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタの値を変更することが好適である。
【００２４】
また、このレジスタの値は、ホストコンピュータに装着する毎に変更されるものではなく、小型カードの固有情報に基づき一意に決まるものである。
【００２５】
例としてＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタの値を記載したが、これは一例であり、中のデータを厳密に定めることには何ら意味を有しない。
【００２６】
次にステップＳ５で、ホストコンピュータからＰＣカードアダプタに対してＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタ情報の読み出し要求に基づきデータを渡す。
【００２７】
次にステップＳ６でホストコンピュータが本発明のＰＣカードアダプタから読み出したＣａｒｄｂｕｓ Ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタの値を解釈し、初めて挿入されたＰＣカードアダプタか確認する。
【００２８】
次に、初めて挿入されたＰＣカードアダプタとして扱う場合のステップＳ７の説明をする。ステップＳ７では、本発明のＰＣカードアダプタがホストコンピュータにはじめて接続されたため、ホストコンピュータはユーザーに適切なドライバがないかインストールするように要求する。
【００２９】
次にステップＳ８では、ホストコンピュータがステップＳ７でユーザーにより選択されたドライバを使用し、ＰＣカードアダプタを正常に動作させることができる。また、ホストコンピュータは、次回から同じＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタの値を持つＰＣカードアダプタが挿入された時に、ステップＳ７で選択したドライバが自動的に選択されるように管理している。
【００３０】
次に、小型カードＡが本発明のＰＣカードアダプタに挿入され、以前ホストコンピュータに接続されたことがある場合のステップについて説明する。
【００３１】
ステップＳ１からステップＳ５までは、同じであるが、ＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタ情報を解釈して初めて挿入されたＰＣカードアダプタか確認するステップＳ６において、初めてではないＰＣカードアダプタと判断するため、ステップＳ９に進む。
【００３２】
ステップＳ９において、ホストコンピュータは、以前ステップＳ７で選択したドライバを使用するので、ＰＣカードアダプタを正常に動作させることができる。
【００３３】
次に小型カードＡと違う種類、つまり固有情報が異なる小型カードＢが本発明のＰＣカードアダプタに挿入され、はじめてホストコンピュータに接続した場合のステップについて説明する。本発明のＰＣカードアダプタであれば、小型カードＢを挿入しているときとステップＳ４まで同じ進むが、ステップＳ５で小型カードＢがＰＣカードアダプタに挿入されている場合と異なるＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタ情報がホストコンピュータに渡される。そのためステップＳ７に進むことができ、ユーザーが適切なドライバをインストールすることができる。
【００３４】
また、それ以後、小型カードＢが挿入された状態で、同じホストコンピュ−タに接続されると、ステップＳ９に進みステップＳ７で小型カードＢのために選択されたドライバが使用されるため、正常に動作させることができる。
【００３５】
以上のようにすることで、本発明のＰＣカードアダプタは、新しい種類の小型カードが挿入された時に、従来ある小型カード用のドライバが選択されてしまい正常に動作させることができない問題を解決でき、また小型カードを変更する度に適応したドライバにユーザーが変更しなければならなくなる不便さも解決することができ、使い勝手が良く正常にＰＣカードアダプタを介して小型カードを動作させることができる。
（実施例２）
次に、前記ステップＳ３、Ｓ４において小型カードから固有情報を読み出しに、時間がかかりＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタ値を変更する前に前記ステップ５にあるホストコンピュータがＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅを読み出そうとした場合のＰＣカードアダプタの処理方法を説明する。
【００３６】
本発明のＰＣカードアダプタ内部のコントローラＩＣが小型カードからの固有情報を読み出しが完了する前であり、ＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタ値が初期値のままである時に、ホストコンピュータがＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅを読み出した場合、ＰＣカードアダプタは、ＣＳＴＯＰ＃の端子をアサートし、ホストコンピュータに値を出力せず、再度読み出しを要請する。それにより、ホストコンピュータは、ＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタ値がまだ決定されていないと認識し、再度読み出しを要請する。
【００３７】
このＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタ値の読み出
しは、ＰＣカードアダプタ内部のコントローラＩＣが小型カードからの固有情報を読み出しが完了するまで続けらる。ＰＣカードアダプタのコントローラＩＣが小型カードからの固有情報を読み出しが完了すると、ＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタ値を変更し、ＣＳＴＯＰ＃の端子をアサートすることを停止する。
【００３８】
このことにより、ホストコンピュータには、ＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタ値が、初期値と異なった値が渡されるため、ユーザーは適切なドライバを使用することができる。
【産業上の利用可能性】
【００３９】
本発明にかかるＰＣカードアダプタは、ＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅを使って、ホストコンピュータと接続ができるため１６ビットＰＣカードアダプタよりも格段に速くデータの読み込み書き込みができ、また小型カードの種類によって、ホストコンピュータに受け渡すＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタの値を変更することによって、ホストコンピュータが自動的に小型カードの種類に対応したデバイスドライバをロードし、使用可能な状態としてくれるので、ユーザーの操作が必要なくなり、利便性を向上することを有し、複数種類のＳＤカードをホストコンピュータに接続することを可能とするＰＣカードアダプタなどとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【００４０】
【図１】ＰＣカードアダプタ主要部品構成図
【図２】小型カード挿入前のＰＣカードアダプタの模式図
【図３】小型カード挿入状態のＰＣカードアダプタの模式図
【図４】挿入時の動作を説明するフローチャート
【図５】CardBus configuration spaceのレジスタ情報を示す図
【符号の説明】
【００４１】
１０ コントローラＩＣ
１１ ＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ 用のコネクタ（接続手段２）
１２ ガイド
１３ ＰＣカードアダプタと小型カードを接続するためのコネクタ（接続手段１）
１４ 周辺回路部品
１５ ＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅのレジスタ情報部分
１６ プログラム部分
【特許請求の範囲】
【請求項１】
着脱可能な小型カードをホストコンピュータのＰＣ Ｃａｒｄ Ｓｔａｎｄａｒｄで定められたＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅに接続するＰＣカードアダプタであって、
前記小型カードを接続する接続手段１と、ホストコンピュータのＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ
Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅに接続する接続手段２と、前記小型カードに記憶されている固有情報を読み込む読込手段と、読み込んだ固有情報に基づいてＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅにあるＤｅｖｉｃｅ ＩＤ、ＶｅｎｄｏｒＩＤ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ、Ｒｅｖｉｓｉｏｎ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ Ｖｅｎｄｏｒ ＩＤのレジスタのいずれかの値を変更する変更手段と、ホストコンピュータのＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅを通して、ホストコンピュータへ前記Ｄｅｖｉｃｅ ＩＤ、ＶｅｎｄｏｒＩＤ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ、Ｒｅｖｉｓｉｏｎ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ Ｖｅｎｄｏｒ ＩＤのレジスタの値を受け渡しする制御手段と、を備えることを特徴とするＰＣカードアダプタ。
【請求項２】
ＳＤ（Ｓｅｃｕｒｅ Ｄｉｇｉｔａｌ）カード、ＳＤＩＯ（Ｓｅｃｕｒｅ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｉｎｐｕｔ Ｏｕｔｐｕｔ）カード、ＳＤメモリーカード、ＳＤ無線ＬＡＮカード、ＳＤカード型ＰＨＳ端末、ＳＤＢｌｕｔｏｏｔｈカード、メモリースティック、メモリースティックＤＵＯ、メモリースティック型ＩＯカード、メモリースティック型無線ＬＡＮカードを接続手段１により装着することができる請求項１に記載のＰＣカードアダプタ。
【請求項３】
ホストコンピュータからの電源の供給を受けてから、前記接続手段１によって接続された小型カードに記憶されている固有情報を読み込み、読み込んだ固有情報に基づいてＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ 空間にあるＤｅｖｉｃｅ ＩＤ、ＶｅｎｄｏｒＩＤ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ、Ｒｅｖｉｓｉｏｎ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ Ｖｅｎｄｏｒ ＩＤのレジスタのいずれかの値を変更するまでの間、ホストコンピュータからのＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ 空間のレジスタの読み出しに対して、値を出力せず、再度読み出しを要請する信号を出力し、小型カードから読み込んだ固有情報に基づいてＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅにあるＤｅｖｉｃｅ
ＩＤ、ＶｅｎｄｏｒＩＤ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ、Ｒｅｖｉｓｉｏｎ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ Ｖｅｎｄｏｒ ＩＤのレジスタの値を変更し終わった後から、ホストコンピュータからのＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ空間にあるレジスタの値の読み出し要求に対して、適切な値を受け渡しする制御手段を備えることを特徴とする請求項１に記載のＰＣカードアダプタ。
【請求項４】
再度読み出しを要請する信号は、ＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅのＣＳＴＯＰ＃の端子をアサートする制御を行うことにより実現することを特徴とする請求項１に記載のＰＣカードアダプタ。
【請求項５】
ＰＣＩ Ｌｏｃａｌ Ｂｕｓ Ｓｐｅｃｉｆｉｃａｔｉｏｎ で定義されているＤｅｖｉｃｅ ＩＤ、ＶｅｎｄｏｒＩＤ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ、Ｒｅｖｉｓｉｏｎ ＩＤ、Ｓｕｂ
Ｓｙｓｔｅｍ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ Ｖｅｎｄｏｒ ＩＤと互換性を維持したＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅを備えることを特徴とする請求項１に記載のＰＣカードアダプタ。
【請求項１】
着脱可能な小型カードをホストコンピュータのＰＣ Ｃａｒｄ Ｓｔａｎｄａｒｄで定められたＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅに接続するＰＣカードアダプタであって、
前記小型カードを接続する接続手段１と、ホストコンピュータのＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ
Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅに接続する接続手段２と、前記小型カードに記憶されている固有情報を読み込む読込手段と、読み込んだ固有情報に基づいてＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅにあるＤｅｖｉｃｅ ＩＤ、ＶｅｎｄｏｒＩＤ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ、Ｒｅｖｉｓｉｏｎ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ Ｖｅｎｄｏｒ ＩＤのレジスタのいずれかの値を変更する変更手段と、ホストコンピュータのＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅを通して、ホストコンピュータへ前記Ｄｅｖｉｃｅ ＩＤ、ＶｅｎｄｏｒＩＤ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ、Ｒｅｖｉｓｉｏｎ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ Ｖｅｎｄｏｒ ＩＤのレジスタの値を受け渡しする制御手段と、を備えることを特徴とするＰＣカードアダプタ。
【請求項２】
ＳＤ（Ｓｅｃｕｒｅ Ｄｉｇｉｔａｌ）カード、ＳＤＩＯ（Ｓｅｃｕｒｅ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｉｎｐｕｔ Ｏｕｔｐｕｔ）カード、ＳＤメモリーカード、ＳＤ無線ＬＡＮカード、ＳＤカード型ＰＨＳ端末、ＳＤＢｌｕｔｏｏｔｈカード、メモリースティック、メモリースティックＤＵＯ、メモリースティック型ＩＯカード、メモリースティック型無線ＬＡＮカードを接続手段１により装着することができる請求項１に記載のＰＣカードアダプタ。
【請求項３】
ホストコンピュータからの電源の供給を受けてから、前記接続手段１によって接続された小型カードに記憶されている固有情報を読み込み、読み込んだ固有情報に基づいてＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ 空間にあるＤｅｖｉｃｅ ＩＤ、ＶｅｎｄｏｒＩＤ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ、Ｒｅｖｉｓｉｏｎ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ Ｖｅｎｄｏｒ ＩＤのレジスタのいずれかの値を変更するまでの間、ホストコンピュータからのＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ 空間のレジスタの読み出しに対して、値を出力せず、再度読み出しを要請する信号を出力し、小型カードから読み込んだ固有情報に基づいてＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅにあるＤｅｖｉｃｅ
ＩＤ、ＶｅｎｄｏｒＩＤ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ、Ｒｅｖｉｓｉｏｎ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ Ｖｅｎｄｏｒ ＩＤのレジスタの値を変更し終わった後から、ホストコンピュータからのＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ空間にあるレジスタの値の読み出し要求に対して、適切な値を受け渡しする制御手段を備えることを特徴とする請求項１に記載のＰＣカードアダプタ。
【請求項４】
再度読み出しを要請する信号は、ＣａｒｄＢｕｓ ＰＣ Ｃａｒｄ ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅのＣＳＴＯＰ＃の端子をアサートする制御を行うことにより実現することを特徴とする請求項１に記載のＰＣカードアダプタ。
【請求項５】
ＰＣＩ Ｌｏｃａｌ Ｂｕｓ Ｓｐｅｃｉｆｉｃａｔｉｏｎ で定義されているＤｅｖｉｃｅ ＩＤ、ＶｅｎｄｏｒＩＤ、Ｃｌａｓｓ Ｃｏｄｅ、Ｒｅｖｉｓｉｏｎ ＩＤ、Ｓｕｂ
Ｓｙｓｔｅｍ ＩＤ、Ｓｕｂ Ｓｙｓｔｅｍ Ｖｅｎｄｏｒ ＩＤと互換性を維持したＣａｒｄＢｕｓ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｓｐａｃｅを備えることを特徴とする請求項１に記載のＰＣカードアダプタ。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【公開番号】特開２００６−４８４１７（Ｐ２００６−４８４１７Ａ）
【公開日】平成１８年２月１６日（２００６．２．１６）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００４−２２９２２４（Ｐ２００４−２２９２２４）
【出願日】平成１６年８月５日（２００４．８．５）
【公序良俗違反の表示】
（特許庁注：以下のものは登録商標）
１．Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ
【出願人】（０００００５８２１）松下電器産業株式会社 (73,050)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１８年２月１６日（２００６．２．１６）
【国際特許分類】
【出願日】平成１６年８月５日（２００４．８．５）
【公序良俗違反の表示】
（特許庁注：以下のものは登録商標）
１．Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ
【出願人】（０００００５８２１）松下電器産業株式会社 (73,050)
【Ｆターム（参考）】
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