説明

R−バクロフェンのプロドラッグの徐放性経口剤形及び治療方法

R−バクロフェンの徐放性経口剤形、及びそのような剤形を経口投与することを含む、疾患の治療方法が開示される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
錠剤を含む経口剤形であり、前記錠剤が(3R)−4−{[(1S)−2−メチル−1−(2−メチルプロパノイルオキシ)プロポキシ]カルボニルアミノ}−3−(4−クロロフェニル)酪酸又はその医薬として許容される塩、少なくとも1つの放出速度を変更するポリマー、及び少なくとも1つのヒドロキシプロピルメチルセルロースポリマーを含む、前記経口剤形。
【請求項2】
前記(3R)−4−{[(1S)−2−メチル−1−(2−メチルプロパノイルオキシ)プロポキシ]カルボニルアミノ}−3−(4−クロロフェニル)酪酸が、治療的に有効な量で存在する、請求項1に記載の経口剤形。
【請求項3】
前記治療的に有効な量が、2mg相当量のR−バクロフェンから40mg相当量のR−バクロフェンまでを含む、請求項2に記載の経口剤形。
【請求項4】
前記治療的に有効な量が、患者において中等度の鎮静作用及び運動活動の機能障害を引き起こす量よりも少ない、請求項2に記載の経口剤形。
【請求項5】
前記(3R)−4−{[(1S)−2−メチル−1−(2−メチルプロパノイルオキシ)プロポキシ]カルボニルアミノ}−3−(4−クロロフェニル)酪酸が、約5mg〜約80mgの量で存在する、請求項1に記載の経口剤形。
【請求項6】
前記少なくとも1つの放出速度を変更するポリマーが、ポリ(エチレン)オキシド、ポリ酢酸フタル酸ビニルポリマー、及びメタクリル酸アンモニオアルキルコポリマーから選択される、請求項1に記載の経口剤形。
【請求項7】
前記放出速度を変更するポリマーがポリ(エチレン)オキシドであり、並びに前記剤形が約3重量%〜約5重量%の(3R)−4−{[(1S)−2−メチル−1−(2−メチルプロパノイルオキシ)プロポキシ]カルボニルアミノ}−3−(4−クロロフェニル)酪酸、約35重量%〜約45重量%のポリ(エチレン)オキシド、及び15重量%〜約25重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、請求項6に記載の経口剤形。
【請求項8】
絶食したヒト患者への約5mg〜約140mgの範囲の(3R)−4−{[(1S)−2−メチル−1−(2−メチルプロパノイルオキシ)プロポキシ]カルボニルアミノ}−3−(4−クロロフェニル)酪酸の経口投与後、約220%〜約340%の範囲の(R)−3−アミノ−3−(4−クロロフェニル)酪酸の相対的な経口生体利用効率が得られ、その生体利用効率が、少なくとも1つの即時放出剤形の等量の(R)−3−アミノ−3−(4−クロロフェニル)酪酸の経口投与後のものに対して相対的である、請求項7に記載の経口剤形。
【請求項9】
絶食したヒト患者への約5mg〜約140mgの範囲の(3R)−4−{[(1S)−2−メチル−1−(2−メチルプロパノイルオキシ)プロポキシ]カルボニルアミノ}−3−(4−クロロフェニル)酪酸の経口投与後、
max/投薬量の比率が約3.0 (106・mL) -1〜約7.5 (106・mL) -1の範囲であり;
max/C12の比率が約3.0〜約6.2の範囲であり;及び
AUC0-inf/投薬量の比率が約33h/106・mL〜約50h/106・mLの範囲である
ことにより特徴付けられる、絶食したヒト患者の血中(R)−3−アミノ−3−(4−クロロフェニル)酪酸の薬物動態学的プロフィールが得られる、請求項7に記載の経口剤形。
【請求項10】
前記放出速度を変更するポリマーがポリ酢酸フタル酸ビニルであり、並びに前記剤形が約3重量%〜約5重量%の(3R)−4−{[(1S)−2−メチル−1−(2−メチルプロパノイルオキシ)プロポキシ]カルボニルアミノ}−3−(4−クロロフェニル)酪酸、約25重量%〜約35重量%のポリ酢酸フタル酸ビニル、及び20重量%〜約30重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、請求項6に記載の経口剤形。
【請求項11】
絶食したヒト患者への約5mg〜約140mgの範囲の(3R)−4−{[(1S)−2−メチル−1−(2−メチルプロパノイルオキシ)プロポキシ]カルボニルアミノ}−3−(4−クロロフェニル)酪酸の経口投与後、約150%〜約350%の範囲の(R)−3−アミノ−3−(4−クロロフェニル)酪酸の相対的な経口生体利用効率が得られ、その生体利用効率が、少なくとも1つの即時放出剤形の等量の(R)−3−アミノ−3−(4−クロロフェニル)酪酸の経口投与後のものに対して相対的である、請求項10に記載の経口剤形。
【請求項12】
絶食したヒト患者への約5mg〜約140mgの範囲の(3R)−4−{[(1S)−2−メチル−1−(2−メチルプロパノイルオキシ)プロポキシ]カルボニルアミノ}−3−(4−クロロフェニル)酪酸の経口投与後、
max/投薬量の比率が約2.3 (106・mL) -1〜約5.8 (106・mL) -1の範囲であり;
max/C12の比率が約1.5〜約4.3の範囲であり;及び
AUC0-inf/投薬量の比率が約25h/106・mL〜約48h/106・mLの範囲である
ことにより特徴付けられる、絶食したヒト患者の血中(R)−3−アミノ−3−(4−クロロフェニル)酪酸の薬物動態学的プロフィールが得られる、請求項10に記載の経口剤形。
【請求項13】
前記放出速度を変更するポリマーがメチルメタクリル酸アンモニオアルキルコポリマーであり、並びに前記剤形が約3重量%〜約5重量%の(3R)−4−{[(1S)−2−メチル−1−(2−メチルプロパノイルオキシ)プロポキシ]カルボニルアミノ}−3−(4−クロロフェニル)酪酸、約12重量%〜約22重量%のメタクリル酸アンモニオアルキルコポリマー、及び30重量%〜約40重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、請求項6に記載の経口剤形。
【請求項14】
絶食したヒト患者への約5mg〜約140mgの範囲の(3R)−4−{[(1S)−2−メチル−1−(2−メチルプロパノイルオキシ)プロポキシ]カルボニルアミノ}−3−(4−クロロフェニル)酪酸の経口投与後、約100%〜約200%の範囲の(R)−3−アミノ−3−(4−クロロフェニル)酪酸の相対的な経口生体利用効率を提供し、その生体利用効率が、少なくとも1つの即時放出剤形の等量の(R)−3−アミノ−3−(4−クロロフェニル)酪酸の経口投与後のものに対して相対的である、請求項14に記載の経口剤形。
【請求項15】
絶食したヒト患者への約5mg〜約140mgの範囲の(3R)−4−{[(1S)−2−メチル−1−(2−メチルプロパノイルオキシ)プロポキシ]カルボニルアミノ}−3−(4−クロロフェニル)酪酸の経口投与後、
max/投薬量の比率が約1.0(106・mL) -1〜約2.2(106・mL) -1の範囲であり;
max/C12の比率が約1.3〜約2.9の範囲であり;及び
AUC0-inf/投薬量の比率が約21h/106・mL〜約34h/106・mLの範囲である、
ことにより特徴付けられる、絶食したヒト患者の血中(R)−3−アミノ−3−(4−クロロフェニル)酪酸の薬物動態学的プロフィールが得られる、請求項13に記載の経口剤形。
【請求項16】
絶食したヒト患者への約5mg〜約140mgの範囲の(3R)−4−{[(1S)−2−メチル−1−(2−メチルプロパノイルオキシ)プロポキシ]カルボニルアミノ}−3−(4−クロロフェニル)酪酸の1日1回の経口投与後、
SS,max/投薬量の比率が約1.4(106・mL) -1〜約3.0(106・mL) -1の範囲であり;
SS,min/投薬量の比率が約0.26(106・mL) -1〜約0.70(106・mL) -1の範囲であり;
SS,max/CSS,minの比率が約1.1〜約9.1の範囲であり;及び
AUC0-i24/投薬量の比率が約16h/106・mL〜約35h/106・mLの範囲である、
ことにより特徴付けられる、ヒト患者の血中(R)−3−アミノ−3−(4−クロロフェニル)酪酸の定常状態の薬物動態学的プロフィールが得られる、請求項13に記載の経口剤形。
【請求項17】
SS,max/投薬量の比率が約1.8(106・mL) -1〜約2.6(106・mL) -1の範囲であり;
SS,min/投薬量の比率が約0.37(106・mL) -1〜約0.59(106・mL) -1の範囲であり;
SS,max/CSS,minの比率が約3.1〜約7.1の範囲であり;及び
AUC0-i24/投薬量の比率が約21h/106・mL〜約30h/106・mLの範囲である、
請求項16に記載の経口剤形。
【請求項18】
絶食したヒト患者への約5mg〜約140mgの範囲の(3R)−4−{[(1S)−2−メチル−1−(2−メチルプロパノイルオキシ)プロポキシ]カルボニルアミノ}−3−(4−クロロフェニル)酪酸の1日2回の経口投与後、
SS,max/投薬量の比率が約2.2(106・mL) -1〜約5.2(106・mL) -1の範囲であり;
SS,min/投薬量の比率が約1.2(106・mL) -1〜約2.2(106・mL) -1の範囲であり;
SS,max/CSS,minの比率が約1.1〜約3.5の範囲であり;及び
AUC0-i24/投薬量の比率が約42h/106・mL〜約76h/106・mLの範囲である
ことにより特徴付けられる、ヒト患者の血中(R)−3−アミノ−3−(4−クロロフェニル)酪酸の定常状態の薬物動態学的プロフィールが得られる、請求項13に記載の経口剤形。
【請求項19】
SS,max/投薬量の比率が約3.0(106・mL) -1〜約4.4(106・mL) -1の範囲であり;
SS,min/投薬量の比率が約1.4(106・mL) -1〜約2.0(106・mL) -1の範囲であり;
SS,max/CSS,minの比率が約1.7〜約2.9の範囲であり;及び
AUC0-i24/投薬量の比率が約51h/106・mL〜約67h/106・mLの範囲である、
請求項17に記載の経口剤形。
【請求項20】
前記(3R)−4−{[(1S)−2−メチル−1−(2−メチルプロパノイルオキシ)プロポキシ]カルボニルアミノ}−3−(4−クロロフェニル)酪酸が約5mg〜約80mgの量で存在する、請求項7、10、及び13のいずれか1項に記載の経口剤形。
【請求項21】
患者の疾患を治療する方法であり、前記疾患が、痙直、胃食道逆流疾患、嘔吐、咳、麻薬中毒又は乱用、アルコール中毒又は乱用、ニコチン中毒又は乱用、神経障害痛、及び筋骨格痛から選択され、そのような治療を必要とする患者に請求項1に記載の少なくとも1つの経口剤形を経口投与することを含む、前記方法。
【請求項22】
前記疾患が痙直である、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記疾患が胃食道逆流疾患である、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記疾患が神経障害痛であり、そして前記神経障害痛が、ヘルペス後神経痛、末梢神経障害、三叉神経痛、疼痛を伴う糖尿病性神経障害、HIV関連神経障害痛、癌性疼痛、及び線維筋痛から選択される、請求項21に記載の方法。
【請求項25】
前記疾患が筋骨格痛であり、そして前記筋骨格痛が、緊張性頭痛及び下背部痛から選択される、請求項21に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公表番号】特表2010−515754(P2010−515754A)
【公表日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−545690(P2009−545690)
【出願日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際出願番号】PCT/US2008/050796
【国際公開番号】WO2008/086492
【国際公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【出願人】(503455503)ゼノポート,インコーポレイティド (22)
【Fターム(参考)】