説明

SC−FDMA通信システムにおけるチャネル品質指示子及び応答信号の送信のための装置及び方法

単一キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)通信システムにおけるチャネル品質指示子(CQI)送信時間間隔(TTI)の間にUEからサービング基地局(Node B)に肯定又は否定応答信号(ACK又はNACK、各々)及びCQI信号を多重化するための装置及び方法である。UEは、同時にデータを送信しない。応答信号の多重化は、UEがACK又はNACKを送信するか否かに基づいて、CQI TTIで送信された基準信号(RS)シンボルに相互に異なる直交カバーを適用するUEにより暗黙的に達成される。Node B受信器において、UE送信器に適用されたそれぞれの可能な直交カバーを除去した後に、ACK又はNACKの検出は、蓄積されたRSエネルギーに基づく。ロバストなシステム実行のために、ACK/NACK及びNACKの不在は、同一の直交カバーにマッピングされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
一般的に、本発明は、無線通信システムに関し、特に、単一キャリア周波数分割多元接続(Single Carrier-Frequency division Multiple Access:以下、“SC-FDMA”と称する。)通信システムに関し、ひいては、第3世代パートナーシッププロジェクト(3-rd Generation Partnership Project:以下、“3GPP”と称する。)E−UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)ロングタームエボルーション(Long Term Evolution:以下、“LTE”と称する。)の開発が考慮される。
【背景技術】
【0002】
特に、本発明は、SC−FDMA通信システムにおいて、同一の送信時間間隔の間における肯定又は否定応答信号(ACKs又はNACKs、それぞれ)及びチャネル品質指示子(CQI)信号の送信に関する。
【0003】
信号の幾つかの種類は、通信システムの適切な相関関係により支援される。通信の情報コンテンツを伝達するデータ信号に加えて、データ信号の適切な送信を可能にするために、制御信号も通信システムのアップリンク(UL)の際にユーザ端末(User Equipment:以下、“UE”と称する)からこれらのサービング基地局(BS又はNode B)に送信され、通信システムのダウンリンク(DL)の際にサービングNode BからUEに送信される必要がある。
【0004】
本発明は、UL通信を考慮し、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介してUEからデータコンテンツ情報を運搬する信号の送信を仮定すると同時に、データ情報がない場合に、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を介してUEからの制御信号の送信を仮定する。また、一般的に、端末又は移動局と呼ばれるUEは、固定されるか又は移動されることができ、無線装置、セルラーフォン、個人用コンピュータ装置、及び無線モデムカードなどであることができる。Node Bは、一般的に固定された基地局であり、送受信基地局(BTS)、アクセスポイント、又は幾つの他の用語として呼ばれてもよい。
【0005】
ACK/NACKは、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)のアプリケーションと関連した制御信号であり、通信システム(HARQ−ACKとも知られている)のDLでのデータパケット受信が正確であるか又は不正確であるかに対する応答である。データパケットは、NACKの受信の後に再送信され、新たなデータパケットは、ACKの受信の後に送信されることができる。
【0006】
CQIは、DL動作帯域幅の一部又はDL動作帯域幅の全体にわたって経験した信号対干渉雑音比(SINR)のようなチャネル状態についてサービングNode Bに情報を提供する他の制御信号である。本発明は、基準UEから何のデータ送信がない場合にもACK/NACK及びCQI送信をさらに考慮する。
【0007】
UEは、本発明の実施形態のサブフレームに対応する送信時間間隔(TTI)でデータを送信するか又は制御信号を送信すると仮定する。
【0008】
図1は、本発明の実施形態で仮定されたサブフレーム構成110のブロック図を示す。サブフレームは、2つのスロットを含む。第1のスロット120は、データ及び/又は制御信号の送信のために使用された7つのシンボルをさらに含む。各シンボル130は、チャネル伝播効果による干渉を緩和するためのサイクリックプレフィックス(CP)をさらに含む。1つのスロットでの信号送信は、他のスロットでの信号送信より動作帯域幅の同一の部分又は異なる部分でなされることができる。データ又は制御情報を伝達するシンボルに加えて、幾つかのシンボルは、パイロットとも知られている基準信号(RS)の送信のために使用されてもよく、チャネル推定を提供し、受信された信号のコヒーレント復調を可能にするために使用されてもよい。これは、TTIが1つのスロット又は1つ以上のサブフレームを含むようにすることができる。
【0009】
送信帯域幅(BW)は、リソースブロック(RBs)と呼ばれる周波数リソースユニットを含むと仮定する。本発明の実施形態は、各RBが12個のサブキャリアを含み、UEは、PUSCH送信のために複数の連続的なRB140が割り当てられ、PUCCH送信のために1個のRBが割り当てられたと仮定する。それにもかかわらず、上記の値は、一例として例示されているだけであり、上述した本発明の実施形態に限定されないことに留意しなければならない。
【0010】
図2は、SC−FDMA通信システムにおける1つのスロット210の間のCQI送信のための構成の一例を示す図である。CQI情報ビット220は、変調器230を介してCAZAC(Constant Amplitude Zero Auto-Correlation)シーケンス240を、例えば、QPSK又は16QAM変調で変調し、この後にさらに説明されるように、逆高速フーリエ変換(IFFT)動作を実行した後にUEにより送信される。CQIに加えて、RSは、CQI信号のNode B受信器でコヒーレント復調することができるように送信される。一実施形態において、各スロットでの2番目及び6番目のSC−FDMAシンボルは、RS送信250を実行する。
【0011】
上述したように、CQI及びRS信号は、CAZACシーケスから構成されると仮定する。このようなシーケンスの例は、下記の式(1)により定義される。
【0012】
【数1】

【0013】
上述した式(1)において、Lは、CAZACシーケンスの長さであり、nは、n={0、1、2、...、L−1}のようなシーケンスのエレメントのインデックスであり、kは、シーケンス自体のインデックスである。与えられた長さがLである場合に、Lが素数である場合に、これは、L−1の固有のシーケンス(distinct sequence)である。したがって、CAZACシーケンスの全体集合は、{1、2、...、L−1}でkの範囲として定義される。しかしながら、CQI及びRS生成のために使用されるCAZACシーケンスは、以下でさらに説明されるようにこの正確な表現を用いて生成される必要がないことに注目しなければならない。
【0014】
素数長さLのCAZACシーケンスに対して、シーケンスの個数は、L−1である。1つのRBに12個のサブキャリアが含まれる偶数個のサブキャリアがRBに含まれると仮定したため、シーケンス結果がCAZACシーケンスの定義を実行しなくても、ACK/NACK及びRSを送信するために使用されたシーケンスは、終わり(周期拡張)でその1番目のエレメントを反復することによりさらに長い素数長さ(例えば、長さ13)CAZACシーケンスを減少させるか、又はさらに短い素数長さ(例えば、長さ11)CAZACシーケンスを増加させることにより、周波数又は時間領域で生成されることができる。あるいは、CAZACシーケンスは、CAZAC特性を満足するシーケンスに対するコンピュータ検索を介して直接に生成されることができる。
【0015】
図3は、時間領域でSC−FDMAシグナリングを介してCAZACシーケンスの送信のための代表的なブロック図を示す。図3に示す構成は、PUCCHでCQI送信のための例として使用されることができる。
【0016】
図3を参照すると、CAZACシーケンス310は、上述した方法(CQIビットの送信に対して変調され、RS送信に対して変調されない)の中の1つを介して生成された後に、以下で説明するようにサイクリックシフト320が行われる。このような結果により生成されたシーケンスは、離散フーリエ変換(DFT)330が行われ、割り当てられた送信帯域幅に対応するサブキャリア340の選択350がなされ、IFFTの実行360がなされ、最後に、サイクリックプレフィックス(CP)370及びフィルタリング380は、送信された信号に適用される。ゼロパッディングは、ガードサブキャリア(図示せず)及び他のUEによる信号送信のために使用されるサブキャリアでこの基準UEにより挿入されることを仮定する。
【0017】
さらに、簡潔のために、当該技術分野で知られているデジタル/アナログコンバータ、アナログフィルター、増幅器、及び送信器アンテナのような追加の送信器回路は、図3に図示していない。同様に、ブロック符号化及びQPSK変調のような、当業者にはよく知られているようなCQIビットに対する符号化過程及び変調過程は、簡潔のために省略する。
【0018】
受信器において、逆(相補的)送信器機能が実行される。これは、図3での逆動作を適用した図4に概念的に図示する。
【0019】
当技術分野で周知のように(簡潔のために図示していないが)、アンテナは、RFアナログ信号を受信し、ユニット(フィルター、増幅器、周波数ダウンコンバータ、及びアナログ/デジタルコンバータのような)を処理した後に、デジタル受信信号410は、タイムウィンドウイングユニット420を通過し、CP除去430がなされる。次いで、受信器ユニットは、FFT440を適用し、送信器により使用されたサブキャリア460の選択450を行い、逆DFT(IDFT)470を適用し、RS及びCQI信号の逆多重化(時間内に)480を行い、RS(図示せず)に基づいてチャネル推定を取得し、CQIビット490を抽出する。
【0020】
送信器については、チャネル推定、復調、及び復号のようなよく知られている受信器機能は、簡潔のために図示されておらず、これらは、本発明に重要でない。
【0021】
図5は、周波数領域で送信されたCAZACシーケンスのもう1つの生成方法を示す図である。
【0022】
図5を参照すると、周波数領域で送信されたCAZACシーケンスの生成は、2種類を除いた時間領域におけるステップと同一のステップに従う。CAZACシーケンスの周波数領域バージョンの使用510がなされ(すなわち、CAZACシーケンスのDFTが予め計算され、送信チェーンに含まれない。)、サイクリックシフト550は、IFFT540の後に適用される。割り当てられた送信帯域幅に対応するサブキャリア530の選択520と、送信信号580のためのCP560のアプリケーション及びフィルタリング570とは、他の従来の機能(図示せず)と同様に、図3についての上述した記載と同一である。
【0023】
図5で説明したように、送信されたCAZAC基盤シーケンスの受信のために逆機能がさらに実行される。図6に示すように、受信信号610は、タイムウィンドウイングユニット620を通過し、CPの除去630が行われる。この後に、サイクリックシフトの復元640がなされ、FFT650が適用され、送信されたサブキャリア660の選択665がなされる。また、図6は、CAZAC基盤シーケンスのレプリカ680で連続的な相関670を示す。最後に、出力690が取得され、これは、RSの場合に、時間周波数補間器のようなチャネル推定ユニットに通過されるか、またはCAZAC基盤シーケンスがCQI情報ビットにより変調される場合には、送信された情報を検出するために使用されることができる。
【0024】
上述したように、図3又は図5に示した送信されたCAZAC基盤シーケンスが任意の情報(データ又は制御)により変調されないと、これは、後でRSとして機能することができる。CQI送信において、CAZAC基盤シーケンスは、CQIビットにより明白に変調される(例えば、QPSK変調を使用して)。図3及び図5は、その後に生成されたCAZACシーケンスとCQI情報シンボルの実数乗算又は複素数乗算を含むものとして直接的に変更される。図2は、CAZACシーケンスの変調を示す。
【0025】
同一のCAZACシーケンスの異なるサイクリックシフトは、直交CAZACシーケンスを提供する。したがって、同一のCAZACシーケンスの異なるサイクリックシフトは、これらのRS又はCQI送信のために同一のRBで相互に異なるUEに割り当てられることができ、直交UE多重化を実行する。このような原理を図7に示す。
【0026】
図7を参照すると、同一のルートCAZACシーケンスの多重サイクリックシフト720、740、760及び780から対応するように生成された複数のCAZACシーケンス710、730、750、及び770が直交するために、サイクリックシフト値Δ790は、チャネル伝播遅延拡散D(時間不確実エラー及びフィルター過剰効果を含む)を超過しなければならない。Tが1つのシンボルの期間である場合に、サイクリックシフトの個数は、T/D比率の数学的フロアーと同一である。12個のサイクリックシフトの間及び約66マイクロ秒(1ミリ秒のサブフレーム当たりの14個のシンボル)のシンボル期間の間に、連続的なサイクリックシフトの時分割は、約5.5μsである。あるいは、多重経路伝播に備えてより良い保護を提供するために、ただ6個のサイクリックシフトは、約11μsの提供時間分割が使用されることができる。
【0027】
本発明の第1の実施形態の設定は、サブフレームの各2つのスロットの1RBで5CQI及び2RSシンボルを含むCQI送信のためのULスロット構成を仮定する(1つのスロットでの構成は、図2に示し、同一であるか又は類似した構成は、2番目のスロットの間に反復される。)。サブフレームの1番目のスロットの間に、この送信は、動作帯域幅の一部分に近づき、2番目のスロット間には、典型的に動作帯域幅の他の部分に近づく(動作帯域幅の1番目又は最後のRBである必要はない。)。それにもかかわらず、送信は、1つのスロットのみで行われることができる。
【0028】
時には、UEがPUCCHで自身のCQIを送信する同一のサブフレームの間に、通信システムのDLで前に受信したデータパケットに応じて、ACK/NACK信号を送信する必要がある(すなわち、UEは、PUSCHで送信するための情報データを有していない。)。ACK/NACK及びCQI信号の多重化容量に影響せずこのような送信を達成するためには、従来の技術は、UEがACK/NACK情報を送信するために1つ又はそれ以上のシンボルに対するCQI送信を中止することを考慮する。これについては、図8に示す。
【0029】
スロット810内のいずれのACK/NACK送信も有しない図2に相当する構成と比較すると、CQI送信のために使用された1つのSC−FDMAシンボルは、RS送信シンボル840の個数が変わらないようにすると同時に、CQI送信シンボル830及び835の個数が減少されるようにACK/NACK送信820により置き換えられる。CQIビットと同様に、ACK/NACKビットは、CAZAC基盤シーケンス860の変調850を行う。この送信がサブフレームにわたって送信されると、同一の概念は、サブフレームのスロットのすべてを適用することができる。したがって、CQI及びRS送信のための場合と同様に、ACK/NACKもCAZACシーケンスを変調することにより送信される。
【0030】
図8に示すようなCQI送信として同一のスロット又はサブフレームでACK/NACK送信を多重化する場合に、CQI送信の信頼度の減少を避けるために、さらに少ない個数のCQI情報ビットが送信されなければならない。あるいは、より高いコードレートが使用されなければならない同一の個数のCQI情報ビットを送信するためには、受信されたコードワード及び異なる符号化及び復号化過程に対する信頼性が減少されるようにする(また、ACK/NACKが送信されるか否かに基づく。)。
【0031】
CQI受信信頼性の低下又はCQI送信ペイロードの減少に加えて、図8に示す構成は、ACK/NACKビット(CQIビットではない)のみがスロットで(もしあれば、RS送信を有するシンボルで除外する。)送信される場合を例示したもので、スロット当たりの複数のシンボルの代りに、スロット当たりの1つのシンボルのみがACK/NACKのために使用されるため、ACK/NACK実行をひどく制限する。
【0032】
したがって、PUCCHでACK/NACKシンボルを挿入するためにCQIシンボルをパンクチャーリングすることは、これらの制御信号の送信に対する相当な性能損失と関連する。
【0033】
したがって、CQI又はACK/NACK実行を困難にすることなく、CQI送信サブフレームでACK/NACK情報ビットを多重化する必要がある。
【0034】
また、CQI情報ビットの個数を減少させることなくCQI送信サブフレームでACK/NACK情報ビットの送信を多重化する必要もある。
【0035】
終わりに、このような2つの制御信号のいずれか1つのための個々の送信ケースに関連している送信器又は受信器構成の実際の変更なしにCQI送信サブフレームでACK/NACK情報ビットの送信を多重化する必要もある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0036】
したがって、本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、UEからのACK/NACK信号及びCQI信号の送信を多重化するための装置及び方法を提供することにある。
【0037】
付加的に、本発明は、ACK/NACK多重化が行われる際のCQI送信の性能をACK/NACK多重化が行われない際のCQI送信の性能と同等にする。
【0038】
付加的に、本発明は、ACK/NACK多重化が行われない際のCQI情報ビット数と同数のCQI情報ビットでACK/NACK多重化を可能にする。
【0039】
付加的に、本発明は、信頼性を有するACK/NACK送信を可能にする。
【0040】
付加的に、本発明は、実際に同一の送信器及び受信器構成でCQI送信及びACK/NACKの多重化を可能にする。
【0041】
付加的に、本発明は、サービングNode Bがこのような送信が小さな動作損失だけを引き起こすと予想する場合に、UEからのACK/NACK送信がない場合と同様にACK/NACK及びCQI多重化のためのロバストなシステム動作を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0042】
上記のような目的を達成するために、本発明の実施形態の一態様によれば、ACK/NACK及びCQI信号を多重化するためにサービングNode Bにより送信されるデータ信号に応じてACK/NACK信号の送信を実行し、同一の送信時間間隔の間にCQI信号の送信を実行するUEのための装置及び方法が提供される。
【0043】
本発明の実施形態の他の態様によれば、否定応答及び応答がない場合を同一の決定仮説にマッピングするための装置及び方法が提供される。
【0044】
本発明のさらに他の態様によれば、ACK/NACK及びCQI信号を送信するためにサービングNode Bにより送信されたデータ信号に応じてACK/NACK信号の送信を実行し、同一の送信時間間隔の間にCQI信号の送信を実行するUEのための送信器装置が提供される。
【0045】
本発明のさらなる他の態様によれば、ACK/NACK及びCQI信号を受信するためにNode Bにより送信されたデータ信号に応じてUEへのACK/NACK信号のポテンシャルな受信を実行し、同一の送信時間間隔の間にCQI信号の受信を実行するNode B受信器装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】SC−FDMA通信システムのための典型的なスロット構成を示す図である。
【図2】CQIビットの送信のための第1のスロット構成の典型的な部分の一例を示す図である。
【図3】時間領域でCAZAC基盤シーケンスを用いてCQI信号又は基準信号を送信するための1番目の実施形態によるSC−FDMA送信器を示すブロック図である。
【図4】時間領域でCAZAC基盤シーケンスを用いてCQI信号又は基準信号を受信するための1番目の実施形態によるSC−FDMA受信器を示すブロック図である。
【図5】周波数領域でCAZAC基盤シーケンスを用いてCQI信号又は基準信号を送信するための2番目の実施形態によるSC−FDMA送信器を示すブロック図である。
【図6】周波数領域でCAZAC基盤シーケンスを用いてCQI信号又は基準信号を受信するための2番目の実施形態によるSC−FDMA受信器を示すブロック図である。
【図7】ルートCAZAC基盤シーケンスで相互に異なるサイクリックシフトのアプリケーションを介した直交CAZAC基盤シーケンスの構成の一例を示すブロック図である。
【図8】CQIビットの一部をパンクチャーリングし、これをACK/NACKビットに置き換えることによりCQIビット及びACK/NACKビットを多重化する従来方法の一例を示す図である。
【図9】基準信号を送信するスロットでのシンボルに直交カバーを適用することによりCQI送信スロットでACK/NACKビットを暗黙的に多重化する一例であり、直交カバーは、ACK/NACKビットの値に基づくことを示す図である。
【図10】基準信号を送信するスロットでシンボルに直交カバーを適用することにより、CQI送信スロットでACK/NACKビットを暗黙的に多重化する一例であり、直交カバーは、ACK/NACKビットの値に基づいており、同一の直交カバーは、NACKが多重化され、ACK/NACKビットが存在しない場合に使用されることを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0047】
以下、本発明の好適な一実施形態を添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。しかしながら、本発明は、様々な形態で具体化することができ、本明細書に記載された実施形態に限定されるものと解釈されてはいけない。より具体的に、このような一例となる実施形態が提供され、その結果、本明細書は、完全であり完璧となるものであり、当業者に発明の範囲を十分に伝達するのであろう。
【0048】
付加的に、本発明がSC−FDMA通信システムを参照して説明されたが、これは、一般的にすべてのFDMシステムにも適用され、特に、直交FDMA(OFDMA)、OFDM、FDMA、離散フーリエ変換(DFT)−拡散OFDM、DFT−拡散OFDMA、単一キャリア(SC)−OFDMA、及びSC OFDMにも適用される。
【0049】
本発明の実施形態は、情報データ信号の不在の際にUEにより送信されたチャネル品質指示子(CQI)信号及び応答(ACK/NACK)信号の送信を多重化し、このような信号のすべてのための信頼性ある受信を可能にし、ACK/NACK及びCQI信号を多重化した結果のようなロバストなシステム動作を提供し、前の2つの信号を多重化する際に、CQIシグナリングのみの支援のための対応する構成について最小の変更を介して実際に同一の送信器及び受信器構成の使用を容易にするための必要性に関連した問題を解決する。
【0050】
この背景技術で記載された通りに、事実上一般的に周期的な物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)でのUEからのCQI送信は、通信システムのダウンリンクの際にUEによる前のデータ受信に応じてハイブリッド自動再送要求(HARQ)(HARQ−ACK)を支援するためのACK/NACK信号送信のように同一のサブフレームで発生する。ACK/NACK信号送信が一般的に延期されることができないために、これをCQI信号送信に多重化することが有利である。そうでなければ、関連したCQIの不在により通信システムのダウンリンクの際にスケジューリング非効率を引き起こすことがあるために、CQI信号の送信は、ドロップされなければならない。
【0051】
本発明は、各スロット(相互に異なるSC−FDMAシンボル)でCQI信号とともに送信された基準信号(RS)にACK/NACKビットを挿入することを考慮する。これは、UEが送信されたACK/NACKビットに基づいて直交カバーリングをRSに適用することにより達成される。
【0052】
ACK/NACKビットの存在及びACK/NACKビットの値に基づくCQIスロット構成で直交カバーリングをRSに適用するための一実施形態は、図9に示す。図2に比べて、図9において、スロット910でのCQI送信920は、同一に維持され、CAZAC基盤シーケンス940に多重化930を同一に適用する。また、RS950は、(変調されない)CAZAC基盤シーケンスから構成される。差異点は、長さ-2直交カバーの各エレメント、W1 960及びW2 970と2つのRSのそれぞれの乗算から生じる。相互に異なる直交カバーは、肯定(ACK)及び否定(NACK)応答信号に対応する。したがって、ACK/NACKシグナリングがUEにより実行されることが明白ではなく、ACK/NACK情報は、RSに暗黙的にマッピングされる。
【0053】
図9のRSに適用されたカバーリングが直交(長さ−2ウォルシュ/アダマールコードのような)であるため、Node B受信器は、CQI及びACK/NACK送信のすべてを予想する場合に、可能なデカバーリング動作の各々を適用した後に、2つのRSを簡単に平均することができる。その結果は、正確な部分に対してはチャネル推定されると同時に、不正確なカバーに対しては雑音のみとなるはずである。
【0054】
その後に、当業者に知られているように、分離符号化動作を実行し、決定メトリック(decision metric)の最大化を選択することにより、CQI、CQI及びACK、CQI及びNACKのうちのいずれか1つの送信のための選択がなされることができる。不正確な部分が対応するチャネル推定(RSパワーでない)のための雑音だけを有するために、正確な仮説を選択する可能性は、実質的に影響を受けない。不正確なCQI復号化は、ACK/NACK送信について正確な設定で仮説によりやはり支配される。
【0055】
あるいは、Node Bは、分割復号化動作の実行を避け、デカバーリング動作の後に、2つのRSを平均化した後に蓄積されたエネルギーに依存することができる。平均化した後の結果として生成された複素信号の大きさは、そのエネルギーを取得するために使用される。正確な仮定は、雑音だけを含む不正確な部分より大きい信号エネルギーで生じる。上述したように、可能な直交カバー間でもっとも大きい結果エネルギーに基づいて、送信器で使用されるRS直交カバーに対する決定が作られた後に、受信器は、CQI信号のコヒーレント復調のために使用されたチャネル推定を取得するために直交カバーをRSに適用する。
【0056】
本発明の実施形態において、可能な直交カバーの各々のための各スロットで2つのRSを平均化することにより得られる蓄積されたエネルギーに基づいて、ACK/NACK値に関する決定がなされることができる。このような決定の正確度は、一般的に、CQIについての通常の受信信頼度要件より非常に良い。したがって、CQI実行は、ACK/NACK多重化により左右されず保持され、また、ACK/NACK決定のために所望する正確度が達成される。
【0057】
実際に、図9のW1及びW2で乗算することは不要である。IFFTの後に生成された信号がRS(1を乗じる)として送信されるか、又はその記号がインバート(−1を乗じる)される。高速のUEでは、RS平均(RS加算又はRS減算)がさらに高いチャネル変化のために信頼性を有せず、上述した復号化方法の性能は、RS平均の結果がやはり雑音を有するが、低速のUEの場合に比べてさらに高い変化を有するという不正確な仮定のために少し影響を受け、このチャネル変化はさらに小さく、雑音を除いたRS値は、各スロット内の2つの対応するシンボルで大きく変わらない。
【0058】
RSのための複素スケーリング係数は、検出されることができるCQI及びACK/NACKビットの組合せ可能な個数を増加させるために使用されることもできる。例えば、これは、スロット当たりの2つのACK/NACKビット及び2つのRSシンボルの場合に適用可能であり、QPSK変調は、2つのACK/NACKビットの値に基づいてRSに効率的に適用することができる。
【0059】
本発明の実施形態のスロットで直交カバーを2つのRSの各々に適用することにより、CQI送信構成でACK/NACK情報を多重化する一般的な原理に加えて、本発明は、ACK/NACKエラーに対して全システムのロバスト性をさらに考慮する。
【0060】
特に、本発明は、UEがダウンリンクスケジューリング割当てに失敗したエラーケースを考慮したものであり、これは、サービングNode BがACK/NACKが多重化されることを予測する間に、この2つが同一の送信時間間隔で同時に発生する場合に、そのCQI送信でACK/NACKを多重化する必要があることを認識することができない。対応するダウンリンクスケジューリング割当てに失敗したために、UEからのACK/NACK送信の不在を(ACK/NACKの)不連続送信(Discontinuous Transmission:以下、“DTX”と称する。)と呼ぶ。
【0061】
主な目的は、Node Bが、UEがデータパケットを受信することを推定し、これを再送信しないはずであるので、物理レイヤーに誤った動作を起こす原因となり、このために、ACKとしてDTXの判定を避けるNode Bに関するのにある。代りに、追加のパケット送信は、このようなエラーが通信システムのさらに高いレイヤーにより発生する前に行われ、これにより、通信セッションの間に無線リソースが浪費され、待機時間が増加する。
【0062】
NACKとしてDTXを判定することは、当業者に知られているように、Node BがHARQ過程の異なるリダンダンシーバージョンで可能であるように常にNACKとしてDTXを判定し、パケットを再送信するように選択することもあり、またはDTXとしてNACKを判定し、同一のリダンダンシーバージョンでパケットを簡単に再送信するために、いずれの重要な動作実行結果を引き起こさない。
【0063】
使用されるターボ符号化を推定することは、後者の方法は、再送信でシステマチックビットの存在を確保するように高い符号化率のために使用される一方、前者の方法は、データパケットの低い符号化率又は中間の符号化率のために使用されることができ、システマチックビットは、パケット再送信で現れる。どちらの場合にも、パケット受信の性能が低下すると、通信セッション又はシステム処理量が限定され、通信セッション又はシステム処理量に大きな影響を及ぼさない。
【0064】
肯定的なトレードオフ(trade-off)は、Node Bが3-状態の1つ(ACK、NACK、又はDTX)の代りに2-状態検出のみを実行する必要があるのである。本発明のこのような側面は、ACK/NACK検出信頼度を向上させ、システム動作及び処理量を改善させる。
【0065】
本発明は、PUCCHでCQI送信のスロットで関連したRSに適用された直交カバーの選択を詳細に説明して上記で説明した部分に追加したのである。この選択に対して適用された規則は、DTX及びNACK状態が同一の状態で1つにまとめられても、Node BがDTX及びNACKのうちのいずれか1つとして解析してもよい。
【0066】
実施形態は、1−ビットACK/NACK送信の場合を考慮したのであり、図10に示す。図10において、図9に関連した唯一の差は、ACK及びNACKに適用された特定の直交カバーである。
【0067】
図10を参照すると、DTX及びNACKが同一の状態1080で1つにまとめられるため、これらは、同一のコードに対応する。実施形態において、CQI(ACK/NACK多重化なしに)のみが送信される際に、直交カバーがRSに適用されないと推定するために、DTX及びNACKを示すために使用された直交カバーは、{1,1}である。反対に、ACKは、CQI送信スロットで{1,−1}直交カバー1090をRSシンボルに適用することにより組み込まれる。
【0068】
ACK/NACK情報がPUCCHでCQI送信に含まれるものと予測される際に、Node B受信器は、図10において、2つの仮定のそれぞれに対してバイナリカバーリングを簡素に除去することができ、2つの対応するチャネル推定を取得することができる。追加の動作は、{1,−1}(ACK)の直交カバーに対応する仮説の場合に、第2のRSに対応するSC−FDMAシンボルの間に受信された信号は、リバースされる(“−1”を乗じる。)一方、{1,1}(DTX又はNACK)の直交カバーに対応する仮説の場合には必要でない。したがって、Node B受信器で直交カバーを除去するための過程は、UE送信器(図10)に適用されるものと同一である。
【0069】
以上、本発明を具体的な実施形態を参照して詳細に説明してきたが、本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなく様々な変更が可能であるということは、当業者には明らかであり、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定されるべきではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものの範囲内で定められるべきである。
【符号の説明】
【0070】
910 スロット
920 CQI情報ビット
930 多重化
940、950 CAZAC

【特許請求の範囲】
【請求項1】
信号は、少なくとも1つのスロットの期間を有し、前記少なくとも1つのスロットは、第1及び第2のシンボルを含み、基準信号は、前記第1のシンボルで送信され、第2のタイプの情報ビットは、前記第2のシンボルで送信される通信システムにおいて前記信号を用いて第1のタイプの情報ビットを送信するための方法であって、
前記第1のタイプの情報ビットが第1の値を有する場合に、第1の直交カバーにより前記第1のシンボルをスケーリングするステップと、
前記第1のタイプの情報ビットが第2の値を有する場合に、第2の直交カバーにより前記第1のシンボルをスケーリングするステップと、
前記第1のシンボルを送信するステップと
を具備することを特徴とする方法。
【請求項2】
前記第1のタイプの情報ビットは、データの正確な(ACK)又は不正確な(NACK)受信と関連した応答(ACK/NACK)ビットであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2のタイプの情報ビットは、チャネル品質指示子(CQI)ビットであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のシンボルは、2つであり、前記第1の直交カバーは、{1,1}であり、前記第2の直交カバーは、{1,−1}であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
信号は、少なくとも1つのスロットの期間を有し、前記少なくとも1つのスロットは、第1及び第2のシンボルを含み、基準信号は、前記第1のシンボルで受信され、第2のタイプの情報ビットは、前記第2のシンボルで受信される通信システムにおいて前記信号を用いて第1のタイプの情報ビットを受信するための方法であって、
スケーリングされた第1のシンボルを得るために第1の直交カバーにより前記第1のシンボルをスケーリングするステップと、
第1のエネルギー値を得るために前記スケーリングされた第1のシンボルを合わせるステップと、
スケーリングされた第2のシンボルを得るために第2の直交カバーにより前記第1のシンボルをスケーリングするステップと、
第2のエネルギー値を得るために前記スケーリングされた第2のシンボルを合せるステップと、
前記第1のエネルギー値と前記第2のエネルギー値とを比較するステップと、
前記第1のエネルギー値が前記第2のエネルギー値より大きい場合に、前記第1のタイプの情報ビットに対する第1の値を決定するステップと、
前記第2のエネルギー値が前記第1のエネルギー値より大きい場合に、前記第1のタイプの情報ビットに対する第2の値を決定するステップと
を具備することを特徴とする方法。
【請求項6】
前記第1のタイプの情報ビットは、データの正確な(ACK)又は不正確な(NACK)受信と関連した応答(ACK/NACK)ビットであることを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第2のタイプの情報ビットは、チャネル品質指示子(CQI)ビットであることを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のエネルギー値が前記第2のエネルギー値より大きい場合に、前記第1の直交カバーを前記第1のシンボルに適用することによりチャネル推定を決定し、前記第2のエネルギー値が前記第1のエネルギー値より大きい場合に、前記第2の直交カバーを前記第1のシンボルに適用することによりチャネル推定を決定するステップをさらに具備することを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のシンボルは、2つであり、前記第1の直交カバーは、{1,1}であり、前記第2の直交カバーは、{1,−1}であることを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項10】
応答(ACK/NACK)ビットは、データ受信に対する応答であり、信号は、少なくとも1つのスロットの期間を有し、前記少なくとも1つのスロットは、第1及び第2のシンボルを含み、基準信号は、前記第1のシンボルで送信される通信システムにおいて前記信号を用いて肯定及び否定応答(ACK/NACK)ビットを送信するための方法であって、
前記応答ビットが否定(NACK)である場合に、第1の直交カバーにより前記第1のシンボルをスケーリングするステップと、
前記応答ビットが肯定(ACK)である場合に、第2の直交カバーにより前記第1のシンボルをスケーリングするステップと、
応答ビットが存在しないと、前記第1の直交カバーにより前記第1のシンボルをスケーリングするステップと、
前記第1のシンボルを送信するステップと
を具備することを特徴とする方法。
【請求項11】
前記第1のシンボルは、2つであり、前記第1の直交カバーは、{1,1}であり、前記第2の直交カバーは、{1,−1}であることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記通信システムは、単一キャリア周波数領域多重アクセス通信システムであることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項13】
信号は、少なくとも1つのスロットの期間を有し、前記少なくとも1つのスロットは、第1及び第2のシンボルを含み、基準信号は、前記第1のシンボルで送信され、第2のタイプの情報ビットは、前記第2のシンボルで送信される通信システムにおいて前記信号を用いて第1のタイプの情報ビットを送信するための装置であって、
前記第1のタイプの情報ビットが第1の値を有する場合に、第1の直交カバーにより前記第1のシンボルをスケーリングし、前記第1のタイプの情報ビットが第2の値を有する場合に、第2の直交カバーにより前記第1のシンボルをスケーリングする乗算器と、
前記第1のシンボルを送信するための送信器と
を具備することを特徴とする装置。
【請求項14】
前記第1のタイプの情報ビットは、データの正確な(ACK)又は不正確な(NACK)受信と関連した応答(ACK/NACK)ビットであることを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記第2のタイプの情報ビットは、チャネル品質指示子(CQI)ビットであることを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項16】
前記第1のシンボルは、2つであり、前記第1の直交カバーは、{1,1}であり、前記第2の直交カバーは、{1,−1}であることを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項17】
前記通信システムは、単一キャリア周波数領域多重アクセス通信システムであることを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項18】
応答(ACK/NACK)ビットは、データ受信に対する応答であり、信号は、少なくとも1つのスロットの期間を有し、前記少なくとも1つのスロットは、第1及び第2のシンボルを含み、基準信号は、前記第1のシンボルで送信される通信システムにおいて前記信号を用いて肯定及び否定応答(ACK/NACK)ビットを送信するための装置であって、
前記応答ビットが否定(NACK)である場合又は応答ビットが存在しない場合に、第1の直交カバーにより前記第1のシンボルをスケーリングし、前記応答ビットが肯定(ACK)である場合に、第2の直交カバーにより前記第1のシンボルをスケーリングする乗算器と、
前記第1のシンボルを送信するための送信器と
を具備することを特徴とする装置。
【請求項19】
前記第1のシンボルは、2つであり、前記第1の直交カバーは、{1,1}であり、前記第2の直交カバーは、{1,−1}であることを特徴とする請求項18に記載の装置。
【請求項20】
前記通信システムは、単一キャリア周波数領域多重アクセス通信システムであることを特徴とする請求項18に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2010−528557(P2010−528557A)
【公表日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−510236(P2010−510236)
【出願日】平成20年7月11日(2008.7.11)
【国際出願番号】PCT/KR2008/004101
【国際公開番号】WO2009/011523
【国際公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【Fターム(参考)】