説明

ローランド株式会社により出願された特許

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【課題】ポリモードであっても、所定の条件を満たした場合には、複数の楽音が同時に発音されないモノモードの様な発音が自動的になされ、ギターなどの弦楽器の特徴を十分に模倣し得る電子楽器を提供すること。
【解決手段】本発明によれば、ポリモードにおいて、前回の発音指示と今回の発音指示との音高差が所定値以下であり、かつ、時間差が所定時間以下である場合には、以降は前回の発音指示に対応する音高の楽音を生成せず、今回の発音指示に対応する音高の楽音を生成するように制御される。よって、演奏者は、ポリモードであっても、複数の楽音が同時に発音されないように意識することなく、ギターなどの弦楽器の演奏を模擬したモノモード様の発音を行うことができる。 (もっと読む)


【課題】演奏者のリアルタイムな演奏操作に基づく弦楽器によるアルペジオ奏法の模擬を、容易かつ十分に実現し得る電子楽器を提供すること。
【解決手段】本発明の電子楽器によれば、ホールド楽音が所定数以上ある場合には、ホールド楽音の中から1つの楽音が消音制御されて消音される。このとき、消音制御の対象とされる楽音は、例えば、最も新しく発音されたホールド楽音と、今回発音を指示された楽音との音高差が所定値以内である場合には、最も新しく発音されたホールド楽音が消音制御の対象とされる。よって、アコースティックギターなどの弦楽器における演奏上の傾向及び構造上の特徴が十分に反映されたアルペジオ奏法を、演奏者の演奏技術によることなく容易に実現できる。 (もっと読む)


【課題】演奏者のリアルタイムな演奏操作により、重音を発音可能なソロ楽器の演奏を高度に模擬できる楽音制御装置を提供すること。
【解決手段】本発明によれば、今回の発音指示と前回の発音指示との入力間隔が所定時間以下であるか否かが間隔判定手段により判定され、前記入力間隔が所定時間以下であると判定された場合には、今回の発音指示と前回の発音指示とが重音を演奏したことに基づくものであるとみなし、指示手段により、楽音生成手段に対し、楽音の変調量を前記所定値より小さい値にするよう指示がされる。よって、演奏者が重音を意図して演奏を行った場合には、楽音の変調量が小さくなるので、重音を発音可能なソロ楽器の演奏を、演奏者のリアルタイムな演奏操作によって模擬する場合に、当該ソロ楽器の特徴が十分に反映された高度な模擬を実現できる。 (もっと読む)


【課題】受聴位置がそれぞれ異なる演奏者と観客との両者に、スピーカの配置を超えて、グランドピアノのような大きな面状の音像の大きさを感じさせることができる電子鍵盤楽器を提供すること。
【解決手段】本発明によれば、受聴位置に依ることなく、筐体の面状の領域内に配置された少なくとも3つのスピーカにより囲まれる領域よりも外側に音像が形成されるように、それらのスピーカのそれぞれに出力する各信号における少なくとも遅延、レベル、及び位相の組み合わせが各信号毎に所定の関係となるような処理が、信号処理手段によって施されるので、スピーカの配置を超えて、グランドピアノのような大きなサイズの自然楽器と同様の大きな面状の音像を受聴位置に依ることなく形成できる。 (もっと読む)


【課題】低音域の音を発音可能な楽器の演奏による低音を好適に増強して出力できる低音増強処理装置、楽器用スピーカ装置、および音響効果装置を提供すること。
【解決手段】本発明によれば、低音域に属する少なくとも1つの周波数帯域の楽音信号が、圧縮手段と増強手段とを有する低音増強処理手段によって増強される。低音増強処理手段は、所定レベル以上の楽音信号が圧縮手段により圧縮され、後段に位置するパワーアンプへの低音域の入力レベルが大きくなり過ぎない一方で、小さいレベルの楽音信号についても、増強手段による増強がされているので十分な音圧で出力できる。また、低音増強処理手段に入力される楽音信号の入力レベルに基づき、当該低音増強処理手段による入出力レベル比が決定されるように、制御手段による制御が行われるので、入力レベルが大きい場合であっても、出力レベルが入力レベルより小さくなる不都合を防ぐことができる。 (もっと読む)


【課題】楽器本体のデザインの自由度を向上できる鍵盤楽器の蓋体構造を提供する。
【解決手段】前蓋8a及び後蓋8bにより鍵盤が覆われる閉状態から開状態にするときは、回動軸15により後蓋8bに対して前蓋8aが回動される。さらに、楽器本体3に内設される前部ガイド溝19a、19b及びラック20により、後蓋8bに配設される係合ピン17及びピニオン18の後方への移動が案内される。ラック20は前部ガイド溝19a、19bより後方に位置するので、後蓋8bは、姿勢をほぼ維持したまま後方へ移動される。そのため、開状態にするために必要な楽器本体3の収容空間Sの高さは、少なくとも後蓋8bの厚さがあれば足りる。そのため、楽器本体3をデザインするときに考慮する収容空間Sを小さくでき、楽器本体3の全高を低く抑えることができる。よって、楽器本体3のデザインの自由度を向上できる。 (もっと読む)


【課題】アコースティックピアノに特有のクリック感を再現できる鍵盤装置を提供する。
【解決手段】摺接面45の第1傾斜部45c(平面または曲面)は、押鍵のときの突起の変位方向に対して突起の基部から漸次離れる方向に傾斜しているので、突起に加わる抵抗力を小さくすることができ、抵抗感が漸次増加することを抑制できる。さらに、突起が第1傾斜部を経て至るところに位置する隆起部45dにより、突起に加わる抵抗力を大きくすることで抵抗感を大きくすることができ、突起が隆起部45dを乗り越えると、抵抗感を小さくできる。このように隆起部45dの前後の抵抗感の変化を大きくできるので、アコースティックピアノに特有のクリック感を再現できる。 (もっと読む)


【課題】譜面板の倒伏状態で天板と面一になるように譜面板を配設できると共に、天板に対する譜面板の配設位置についての位置精度を向上すること。
【解決手段】収容部材51及びガイド部材52が天板20の下面に取り付けられる。よって、収容部材51の底面51a1に支持部材40の他端が回動可能に連結されると、支持部材40の他端が天板20の下面より低い位置に配設される。また、天板20の下面には矩形状の本体側案内溝22が凹設されると共にガイド部材52にガイド側案内溝52bが凹設されるので、本体側案内溝22及びガイド側案内溝52bは天板20の上面より低い位置に配設される。よって、軸状部材31が本体側案内溝22及びガイド側案内溝52bを摺動することで譜面板30が倒伏されると、譜面板30が天板20の開口21内に配設され天板20と面一に配設される。 (もっと読む)


【課題】電子弦楽器(例えば、ギターやベースなど)による演奏音に基づくピッチシフト音を好適に得ることができるピッチシフト装置を提供すること。
【解決手段】本発明のピッチシフト装置によれば、電子弦楽器のチョーキングを検出するチョーキング検出手段を備えており、そのチョーキング検出手段によりチョーキングが検出された場合には、ピッチシフト制御手段の補間手段により、ピッチ情報記憶手段に記憶されているピッチシフト情報群からピッチシフト情報読出手段によって読み出されたピッチシフト情報の変更に伴う前記楽音信号のピッチシフト変化を補間する制御が行われる。よって、ピッチシフト情報群から読み出されるピッチシフト情報に基づいて、入力手段から入力された電子弦楽器の楽音信号のピッチ情報のピッチシフトを行う場合に生じ得る、ピッチシフト音の不自然なピッチ変化を抑制できる。 (もっと読む)


【課題】伴奏音を含むループ・フレーズをループ録音によって作成する場合に、音質の良いループ・フレーズを作成できる電子楽器を提供すること。
【解決手段】本発明の電子楽器によれば、ループ記憶制御手段において、伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音は、前記所定区間のループ1周分のみ記憶手段に記憶されるよう、伴奏音記憶制御手段により制御される。また、ループ記憶制御手段において、伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音の演奏情報は、前記所定区間のループ1周分のみ記憶手段に記憶されるよう、伴奏音記憶制御手段により制御される。よって、音質に悪影響を与える不具合の発生を防ぐことができ、音質の良いループ・フレーズを作成することができる。 (もっと読む)


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