説明

日本フエルト株式会社により出願された特許

21 - 30 / 55


【課題】溶着接合部の周辺と地部との開口状態の均一化、溶着接合時の作業性の向上、溶着接合部の周辺での熱収縮による皺の防止、及び溶着接合部の柔軟性の確保を図る。
【解決手段】織布11の互いに接合すべき各端部12・13を、緯糸22を除去して経糸21のみとし、超音波溶着装置において、緯糸の直径と概ね等しい幅を有する刃状のアンビル52とホーン51との間に、アンビルの長手方向と緯糸とが平行となる態様で、互いに重複するように重ね合わせた各端部の経糸のみの部分を挟み込んで、その経糸を相互に溶着する。 (もっと読む)


【課題】紙の表面性を向上させると共に、適切な空隙量を長期間に渡って維持することができ、さらにシームマークを抑制すると共に、シーム部で切断された糸の解れを防止することができるようにする。
【解決手段】複層構造をなし、端部に形成されたループ21により無端状に接合される基布層1を有し、走行面3側に、経糸12及び緯糸13を互いに絡合させた下基布11が配置され、この下基布の経糸によりループが形成され、製紙面5側に、第1方向糸16及び第2方向糸17を互いに絡合させると共に、全幅に渡って一体的に製織された上基布15が配置され、第1方向糸が、丈方向及び幅方向に対して斜めに延在するように配されると共に、第2方向糸が、幅方向に対して平行とならないように配されて、この第1方向糸及び第2方向糸が、幅方向のループの列に沿って切断されたものとする。 (もっと読む)


【課題】基布層の製紙面側の表面の平滑性を高めて、紙の表面性を向上させると共に、製造が容易になるようにする。
【解決手段】複層構造をなす基布層1を有し、走行面3側に、丈方向及び幅方向にそれぞれ延在する経糸12及び緯糸13を互いに絡合させた下基布11が配置され、製紙面5側に、下基布とは別に製織されて、第1の方向及び第2の方向にそれぞれ延在する第1方向糸43及び第2方向糸44を互いに絡合させた上基布42が配置され、この上基布が、第1方向糸が第2方向糸に比べて製紙面側を通る割合を高くした組織で、且つ第1方向糸が第2方向糸に比べて太い糸材で高密度に配された第1方向糸主体の構造をなすものとする。特に少なくとも第1方向糸が、その延在方向が丈方向及び幅方向に対して斜めになるように配されたものとする。 (もっと読む)


【課題】製造コストの低減及び納期の短縮化を図ると共に、製紙機内を走行する際の振動や製品に発生するマークを低減する。
【解決手段】有端の織布片を丈方向に複数接合して得られる基布を有する製紙用フェルトにおいて、織布片11が、幅方向に対して傾斜した方向に延在する接合縁部12で相互に接合されたものとする。特に織布片の接合縁部が、幅方向に対して傾斜して配された緯糸22に沿って、幅方向に対して傾斜した状態に形成され、接合縁部において経糸21のみが相互に接合されたものとする。さらに織布片が、原反織布を幅方向に対して傾斜した切断ラインで切断して得られたものであり、切断縁部が製紙機上で耳部となるものとする。 (もっと読む)


【課題】経糸方向の筋状マークと緯糸方向の筋状マークとの双方を同時に抑制して、紙の表面性のより一層の向上を図る。
【解決手段】基布1が、製紙面側の上経糸4と、走行面側の下経糸6と、上経糸及び下経糸の双方に絡合するように2重織りで織り込まれた緯糸7a〜7fとからなる経糸2重・緯糸1重の組織構造で、上経糸が下経糸より高い密度で織り込まれた織布からなり、上経糸が、扁平化可能なように複数本のフィラメントを弱く撚り合わせた甘撚の撚り糸からなり、緯糸が、上経糸の1本分だけ上経糸の上側を通るように屈曲するナックル部11が、上経糸の3本分以上の等間隔をおいて配置されるように織り込まれたものとする。 (もっと読む)


【課題】シーム部と地部との間の物性の違いに起因して発生するシームマークを抑制すると共に抄紙機走行時の異音を低減し、且つ端部接合用のループのずれを抑制してループ接合時の作業性を向上させる。
【解決手段】織機上で抄紙機上の経糸となる打ち込み糸の折り返しにより端部接合用のループ8が形成されると共に、そのループを形成する1対の経糸3・4の双方に緯糸10を絡合させた2重織りで地部が形成された基布1を有し、この基布におけるループの近傍に、そのループを形成する1対の経糸の各々で構成された1重織りの織物層11・12を互いに重ね合わせた態様のラミネート構造部が設けられ、このラミネート構造部において、2つの織物層をそれぞれ構成する緯糸13・14が、互いに対称となる組織で織り込まれると共に、互いに厚さ方向に重なり合うものとする。 (もっと読む)


【課題】優れた耐圧縮性を実現すると共に、工数の増加と工程負荷の増大を防止し、かつ、特殊で高価な織機を用いることなく、低コストで製造することができるようにする。
【解決手段】製紙機のプレスパートで用いられ、織機上で一体的に製織される3層の基布層5a〜5cを備えた基布1を有する製紙用プレスフェルトにおいて、3つの基布層5a〜5c間を移動してその基布層を相互に接結する緯糸(接結緯糸)4a〜4fを有し、この緯糸が、各経糸3a〜3cの複数本分の間隔をおいて入れ替わりながら基布層を構成するように織り込まれたものとする。 (もっと読む)


【課題】製紙機のプレスパートで用いられ、1対の経糸の折り返し部で端部接合用のループが形成されると共に、厚さ方向に重ねて配された各経糸により構成される基布層が2層重なり合うように織機上で一体的に製織された織布からなる基布を有する製紙用シーム付きプレスフェルトにおいて、優れた耐圧縮性を実現すると共に、特殊な織機を用いることなく低コストに製造することができるようにする。
【解決手段】2つの基布層11・12間を移動してその基布層を相互に結合する接結緯糸5a〜5hを有し、この接結緯糸が、幅方向に並んだ経糸3・4の複数本分の間隔をおいて入れ替わりながら基布層を構成するように織り込まれたものとする。 (もっと読む)


【課題】追加緯糸が織り込まれた部分が加圧時の圧力を不均一にする凸部や凹部となることがないようにして、シームマークなどの不具合を避けることができ、さらにループの捩れを抑制すると共にフラップの脱落を防止することができるようにする。
【解決手段】2本の経糸3・4の折り返し部で端部接合用のループ11が形成されると共に、そのループの基部に地の緯糸5とは異なる糸材からなる追加緯糸15が織り込まれた基布を有する製紙用シーム付きフェルトにおいて、追加緯糸が、1本のフィラメントからなるモノフィラメント糸と、これより小径のフィラメントを複数集合させたマルチフィラメント糸との撚り糸からなるものとする。 (もっと読む)


【課題】織機上で抄紙機上の経糸となる打ち込み糸の折り返しにより両方の耳部で端部接合用のループが形成されるように基布を製織する場合に、厚さ方向に斜めに傾いた状態に形成されたループの形態を容易に修正して、接合作業の作業性を向上させることができるようにする。
【解決手段】織機上で抄紙機上の経糸5・6となる打ち込み糸が斜めに折り返される耳部に対応する一端1a側のループ際部において、ループ13を形成する1対の経糸が互いに独立した織物層La2・La3を構成し、また経糸3・4となる打ち込み糸が斜めに折り返される耳部に対応する他端1b側のループ際部において、ループ12を形成する1対の経糸3・4が互いに独立した織物層Lb1・Lb2を構成するようにする。 (もっと読む)


21 - 30 / 55