説明

株式会社リガクにより出願された特許

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【課題】 結晶アナライザの取付け方法を改良することにより、ダブルスリットアナライザ、平行スリットアナライザ、結晶アナライザという3つの受光素子を容易に交換できるようにする。
【解決手段】 第1スリット12aと、そのX線通過部Bの幅を調整する装置17と、第2スリット12bと、そのX線通過部Bの幅を調整する装置17と、第1スリット12aと第2スリット12bとの間に設けられていて平行スリットアナライザ18及び結晶アナライザ19を1つずつ交換して固定状態で支持できるアナライザ支持装置13と、第2スリット12bを平行移動させるスリット位置移動装置9とを有するアナライザ4である。スリット位置移動装置9による第2スリット12bの平行移動方向は、アナライザ支持装置13が結晶アナライザ19を支持したときにその結晶アナライザ19で回折するX線が進む方向にスリット12bのX線通過部Bを変位させる方向である。 (もっと読む)


【課題】双晶の実空間単位格子,逆格子空間基本格子及び逆格子点群を立体的に表示することにより,双晶成分間の3次元的な相互関係を容易に理解できるようにして,双晶試料のX線構造解析の成功率を高める。
【解決手段】単結晶X線構造解析装置42を用いて,複数の双晶成分の各結晶方位行列を得る。第1演算手段34は,結晶方位行列に基づいて,複数の双晶成分の実空間単位格子を求めて,それを回転,拡大・縮小,平行移動の各操作が可能なように立体的に表示するための表示データを作成する。第2演算手段36は,結晶方位行列に基づいて,複数の双晶成分の逆格子空間基本格子を求めて,それを同様に立体的に表示するための表示データを作成する。第3演算手段38は,結晶方位行列に基づいて,X線回折が生じる逆格子点群を,双晶成分ごとに区別して,それを同様に立体的に表示するための表示データを作成する。 (もっと読む)


【課題】 試料と標準物質との両方を所定の測定位置へ搬送することをロボットアーム等といった搬送装置や、テーブル等といった試料支持装置等の移動形態を複雑にすることなしに、短時間に且つ正確に実現できる熱分析装置を提供する。
【解決手段】 試料Sと標準物質Rとを試料取出し位置P0において並置状態で支持するターンテーブル52と、試料Sと標準物質Rとを測定位置31b,31aに並置した状態でそれらを同時に加熱しながら標準物質Rに対する試料Sの変化を測定する測定装置2と、試料取出し位置P0に並置された試料S及び標準物質Rを同時に把持して測定位置31b,31aまで搬送する搬送装置3とを有する熱分析装置である。搬送装置3は把持部材6s、6sを備えた把持機構と、把持部材6r,6rを備えた把持機構とを有する。把持部材6s、6sによって試料Sを把持し、同時に、把持部材6r,6rによって標準物質Rを把持する。 (もっと読む)


【課題】 2次元検出器を隔壁の内部に入れたままの状態で、隔壁の外側からその2次元X線検出器に対して正確な像読取りを行うことができるX線画像読取り装置を提供する。
【解決手段】 内部にエネルギ潜像を有する2次元検出器13aにレーザ光L1を照射したときに検出器13aから発生する2次光L2を検出するX線画像読取り装置である。この装置は、レーザ光発生装置46と、レーザ光を検出器13aへ導くと共に検出器13aから発生する2次光を通過させるレンズ48と、レンズ48を通過した2次光L2を受光して電気信号に変換する光電変換器51と、検出器13aとレンズ48との間に配置されていてレーザ光L1及び2次光L2を通過させることができる隔壁37aと、隔壁37aとレンズ48との間に配置されたブルーフィルタ49と、レンズ48による板状検出器13aへの光の照射点を走査移動させる走査移動体とを有する。 (もっと読む)


【課題】 化合物の結晶粒を確実に識別して、その構造解析を容易に行うことができる化合物の観察方法及び該方法に用いる着色溶液を提供すること。
【解決手段】 X線回折実験において、試料である化合物の結晶画像を撮影し、撮影した画像により結晶を観察しながら試料のX線照射位置決め作業を行うに際し、結晶を着色溶液6に入れた後、結晶を着色溶液6とともにすくい上げて固化し、結晶に透過光を照射して結晶画像を撮影するようにした。 (もっと読む)


【課題】真のX線強度を推定することなく,きわめて短時間で,かつ,高精度にパルス型のX線検出器の不感時間を測定する。
【解決手段】X線検出器14の入射X線強度を変えるために第1条件と第2条件を利用する。第1条件は受光スリット20のスリット幅Wであり,少なくとも3種類のスリット幅を選ぶ。第2条件は吸収板18の有無である。吸収板18を挿入した状態で,3種類以上のスリット幅Wで,第1記録X線強度を記録する。次に,吸収板18を外した状態で,同様に,第2記録X線強度を記録する。第1記録X線強度と,第2記録X線強度と,第1記録X線と第2記録X線強度の比率k(吸収板18によるX線強度の減衰に基づく)と,X線検出器の不感時間τとの間で,所定の関係式が成立するので,その関係式に基づいて,最小二乗法によるフィッティングにより,不感時間τを精密に決定する。 (もっと読む)


【課題】電子放射体に対してウェーネルト電極の開口が非対称になっている構造の電子銃を備えるX線管において,開口の形状を工夫することで,ターゲット上の電子ビーム照射領域が湾曲しないようにする。
【解決手段】ウェーネルト電極の細長い開口18aの内部に,細長いコイル状のフィラメント16が配置されている。フィラメント16の幅方向の中心線に対して,開口18aの二つの長辺26a,28aが非対称の位置にある。そして,ウェーネルト電極の表面の法線方向から見て,これらの二つの長辺26a,28aが,それぞれ,同じ方向に湾曲している。二つの長辺26a,28aの曲率半径R1,R2は互いに異なっている。こうすることで,ターゲット上の電子ビーム照射領域が湾曲することなく,ほぼ直線状になる。 (もっと読む)


【課題】 各種のトポグラフィとロッキングカーブ測定法が一台の装置で可能なX線単結晶評価装置を提供する。
【解決手段】 単結晶試料SMを保持してX線発生装置30から出射されるX線を照射して回折X線を生じるX線回折部20と、X線回折部において試料で回折したX線を受光するX線検出部100とを備えたX線単結晶評価装置は、X線発生装置から出射して単結晶試料に照射される光路部40の一部に、結晶コリメータ47が選択的に挿入可能なコリメータ45を備え、かつ、X線検出部は、X線TV110とシンチレーションカウンタ(SC)120とを備えており、このSCは移動可能で、その移動位置によってアナライザ結晶121が挿入可能である。 (もっと読む)


【課題】 面内回転を必要とする試料とスリットとを一体に支持して正確な測定を行うことができるX線分析装置を提供する。
【解決手段】 X線を発生するX線焦点Fと、試料Sを支持する試料ホルダ17と、試料ホルダ17に着脱可能に取り付けられると共にX線焦点Fから見て試料Sの前に配置されるマスクスリット19を備えたマスク部材18と、試料Sで回折したX線を検出するX線検出装置4と、X線光軸X0に対して直角であって試料Sを通るθ軸線を中心として試料ホルダ17をθ回転させるθ回転装置5、13と、θ回転した試料ホルダ17をθ軸線に対して直角であってX線光軸X0と交差するβ軸線を中心として面内回転させるβ回転装置37とを有するX線分析装置1である。 (もっと読む)


【課題】陰極15の表面で発生した蛍光X線25が真空外囲器12の出力口21から放射されるのを低減でき、出力口21に配置した出力窓23を長寿命化できるX線管11を提供する。
【解決手段】陰極15から放出された電子eが陽極ターゲット18に入射して一次X線20を放出し、この一次X線20を真空外囲器12の出力口21から外部に放射する。出力口21は、陰極15の表面より陽極ターゲット18側に離間した位置に開口する。陽極ターゲット18で反跳した反跳電子24が陰極15の表面に衝突して蛍光X線25が発生しても、蛍光X線25が出力口21から放射されるのを低減できる。陰極15と陽極ターゲット18との対向方向における出力口21の開口幅を狭くし、出力口21に配置した出力窓23への反跳電子24の入射を低減し、出力窓23を長寿命化する。
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