説明

株式会社リガクにより出願された特許

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【課題】測定種別の選択と光学部品の交換作業とを関連付けて、交換すべき光学部品の情報を図を用いて画面に表示することで、測定準備作業を容易にする。
【解決手段】X線分析装置の測定準備作業に関連して、選択画面において、複数の測定種別の中からオペレータが所望の測定種別を選択すると、その測定種別に応じて、取り付けるべき光学部品及び取り外すべき光学部品の情報が、図を伴って表示装置の画面に表示される。オペレータは、その作業指示を見て、X線分析装置の光学系から光学部品を取り外したり、光学部品を取り付けたりする作業を実行する。図を伴って表示する形態には、交換すべき光学部品16,18の光学系上の位置を図示することや、取り付け作業と取り外し作業の区別を絵記号69で表示することや、光学部品の識別マーク70,72を表示すること、が含まれる。 (もっと読む)


【課題】ゴニオメータの機械誤差を現在以上に正確に補正することができるX線回折測定方法の角度補正方法を提供する。
【解決手段】標準試料に関して回折角度(2θ)ごとの回折線強度(I))を測定よって求め、回折線強度(I)と標準試料の真値の回折線強度(IRtru)との比較から回折角度(2θ)ごとの誤差(Δ2θ)を求め、誤差(Δ2θ)及び系統誤差(Δ2θ)を Δ2θ=Δ2θ−Δ2θ の式に代入して回折角度(2θ)ごとの機械誤差(Δ2θ)を求め、測定試料に関して回折角度(2θ)ごとの回折線強度(I)を測定によって求め、測定試料に関して求めた回折角度(2θ)及び機械誤差(Δ2θ)を 2θ=2θ+Δ2θの式に代入して校正回折角度(2θ)を求めと、校正回折角度(2θ)に基づいて等間隔回折角度(2θ)を設定し、測定試料の回折線強度(I)を等間隔回折角度(2θ)に所定配分比で配分する。 (もっと読む)


【課題】回折角度2θの高角度領域において分解能が高く、低角度でバックグラウンドが低く、しかもスリット幅の制御が非常に簡単であるX線回折装置を提供する。
【解決手段】X線源Fと、X線検出器10と、発散スリット2と、散乱スリット8とを有するX線回折装置である。試料Sへ入射するX線Rの入射角度θは測定に際して所定角速度で変化し、X線検出器10による回折線検出角度2θはX線入射角θの2倍の角速度でθ方向と逆方向に変化する。発散スリット2のスリット幅はX線照射幅Wが常に試料幅Wに一致するように変化し、散乱スリット8のスリット幅は一定値に保持される。発散スリット2と散乱スリット8のうちのスリット幅が狭い方のスリットによってX線検出器10に入るX線が規制される。高角度領域における分解能を高く維持できる。 (もっと読む)


【課題】スメアリング現象の発生を抑えることにより、超小角領域における試料からの散乱線を正確に捕えることができる超小角X線散乱測定装置を提供する。
【解決手段】試料Sから出射したX線を検出する検出器7と、X線実焦点Fと試料Sとの間に設けられたX線平行化ミラー16と、ミラー16と試料Sとの間に設けられたモノクロメータ22と、試料Sと検出器7との間に設けられたアナライザ23とを有する超小角X線散乱測定装置である。ミラー16は、直交するミラー16a,bを有する。ミラー16a,bは多層膜ミラーであり、X線反射面は放物面形状であり、多層膜の格子面間隔はブラッグ条件を満足するように放物面に沿って連続的に変化している。モノクロメータ22及びアナライザ23はチャネルカット結晶によって形成される。アナライザ23は2θ軸線を中心として走査回転し、アナライザで分光された回折線が検出器7によって検出される。 (もっと読む)


【課題】実験室レベルのX線小角測定装置を用いて配向性試料の結晶性を簡単且つ正確に評価できる超小角X線散乱測定に基づく配向度の解析方法を提供する。
【解決手段】水平方向に関しては微細な焦点サイズであり垂直方向に関しては無限高さ焦点サイズであるX線を配向性試料に照射して、その試料の面内角度φを変えながら超小角X線散乱測定を行って実測散乱線強度Iobsを実測によって求め、σの項及びσμの項を含んだ散乱線強度のモデル式にσ及びσμの値を代入して計算散乱線強度Icalを求め、IobsとIcalとを比較することによってσ及びσμの真値を求める解析方法である。σは散乱角qmax時(2θ最大時)のIobsから第1次近似し、σμは散乱角q=0時(2θ=0°時)のIobsから第1次近似する。さらに、φq極座標表示をすることによって、結晶の対称性や複数の結晶が含まれるか否かが解析できる。 (もっと読む)


【課題】基底基準吸収回折法に基づいたX線回折定量装置において、基底板を改良することにより安定した再現性の高い測定データを得ることができるようにする。
【解決手段】物質Sが無いときに基底板31で回折した回折線の強度と、物質Sを透過した後に基底板31で回折した回折線の強度とによって物質SのX線吸収量を求め、X線を用いて測定した物質Sの重量をその求められたX線吸収量に基づいて補正する基底基準吸収回折法を用いたX線回折定量装置である。この装置は、物質Sを保持するフィルタ33と、物質Sに照射するX線を発生するX線源Fと、物質Sで回折した回折X線を検出するX線検出器20と、フィルタ33におけるX線照射面の反対側に設けられた基底板31とを有し、基底板31のX線が照射される表面は結晶の配向性が低くなる処理、例えばサンドブラスト処理、ショットピーニング処理を受けている。 (もっと読む)


【課題】 容易に絶対波長を決定することができ、簡素な構成で精度の高い分光測定を行うことができるX線分光測定方法およびX線分光装置を提供する。
【解決手段】 対向する2つのカット面が形成され、格子定数が既知である分光用チャンネルカット結晶(20)を用いて行うX線分光測定方法であって、分光用チャンネルカット結晶(20)が(−,+)および(+,−)となる各配置においてX線を回折させ、各配置における結晶回転角度の差からX線の絶対波長を決定する。これにより、アライメントが簡単になり、測定に適したチャンネルカット結晶さえ用意できれば、容易にかつ高精度でX線分光測定を行うことができる。 (もっと読む)


【課題】対陰極上の複数の領域に対してそれぞれ別個の陰極から電子ビームを照射するようにしたX線管において,X線の波長や焦点寸法を容易に切り換えることができて,かつ,上述の複数の領域の中心間距離を小さくできるとともに,X線管の寸法もあまり大きくならないようにする。
【解決手段】回転対陰極10は材質の異なる第1領域16と第2領域18を備えている。電子銃組立体12は第1電子銃22と第2電子銃24を備えている。電子銃組立体12を回転させると,第1電子銃22の第1陰極28が第1領域16に対向する姿勢(第1姿勢)と,第2電子銃24の第2陰極34が第2領域18に対向する姿勢(第2姿勢)とを切り換えることができる。第1姿勢にあるときは,第1陰極28から電子ビームが照射され,第1領域16からX線が発生する。第2姿勢にあるときは,第2領域18からX線が発生する。 (もっと読む)


【課題】大型の試料でも、側面反射ラウエ法を用いて、確実に、単結晶材料の結晶方位測定する結晶方位測定方法及びその装置を提供する。
【解決手段】X線発生装置10からのX線を試料Sの測定表面に対して側方から入射して得られる反射X線回折像(ラウエ像)を、蛍光板30とCCDカメラ40とから構成される検出器により検出する結晶方位測定装置において、検出器は、測定表面から得られる反射X線回折像が投射される方向に配置されると共に、その有感面(特に、蛍光板30の表面)が、反射X線回折像が投射されるψ角方向に対して傾斜して設定することが可能であり、これにより、従来の側面反射ラウエ法の欠点を克服し、有感面を有効に利用してラウエ像による結晶方位の測定・検査が可能となる。 (もっと読む)


【課題】 試料に対しゴニオメータの本体を駆動させることなく残留応力測定が実施できるようにする。
【解決手段】 試料を面内回転させるφ回転機構11と、試料面Saと直交する仮想平面に沿ってX線源20を回転させて、入射X線の試料面Saに対する角度ωを設定するθs回転アーム42と、仮想平面と同一又は平行な仮想平面に沿ってX線検出器30を回転させるθd回転アーム43と、θd回転アーム43によるX線検出器30の回転軌道面と直交する仮想平面に沿ってX線検出器30を回転させる2θχ回転アーム45とを備える。これらφ回転機構11、θs回転アーム42、θd回転アーム43、及び2θχ回転アーム45の各回転角度は、残留応力測定法で用いられるあおり角(α)、試料の面内回転角度(β)、及び回折線の検出角度(2θ)の設定に基づいて制御される。 (もっと読む)


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