説明

株式会社リガクにより出願された特許

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【課題】試料の量が少ない場合に、回折線強度が弱くなる2θ高角度領域で十分な回折線強度を獲得でき、X線照射幅が広くなる2θ中角度領域及び2θ低角度領域において回折ピークの相対X線強度を正しく維持できるX線回折装置を提供する。
【解決手段】X線源Fから放射されたX線を発散スリット2によって規制して試料Sに照射し、試料Sから出た回折線RをX線検出器10によって検出するX線回折装置である。発散スリット2の発散角は固定値であり、発散スリット2は試料幅方向のX線照射幅を規制するスリットである。試料Sは、その試料幅が標準試料幅よりも狭くその試料高さが標準試料高さと同じである縦長配置に配置される。X線検出器10の出力に基づいて求めたX線強度Iobs(θ)を、試料幅から計算された実効発散角に基づいて補正して真のX線強度Itru(θ)を求める。 (もっと読む)


【課題】加熱装置を含む温度制御装置を用いて熱分析測定を行う熱分析装置において、試料の交換を行うための構造を非常に小型で且つ簡単に構築できるようにする。
【解決手段】測定位置Psに置かれた試料Sを包囲し試料の温度を制御する試料温度制御装置8と、試料Sを支持し支点22bを中心として傾斜揺動可能な天秤ビーム23bと、試料Sを測定位置Psに置く第1位置と試料Sを試料温度制御装置8の外部である離隔位置Prに置く第2位置との間で天秤ビーム23bをスライド移動させる試料移動装置とを有する熱分析装置1である。離隔位置Prは測定位置Psから試料温度制御装置8の外部へ延びる直線軌跡L0から横方向へ外れた位置にある。試料Sが測定位置Psにある状態で天秤ビーム23bを矢印A方向へ直線スライド移動させ、さらに軸線X0を中心として旋回させることにより、試料Sを離隔位置Prへ持ち運ぶことができる。 (もっと読む)


【課題】高い分析精度を維持しつつ、非常に短時間で分析を行うことができるアスベストの定量分析方法を提供する。
【解決手段】被検試料Sに含まれるアスベストの回折線強度を求め、検量線に基づいてその回折線強度からアスベストの重量を求める定量分析方法である。アスベストの回折線強度を求める際、受光スリット5のスリット幅をアスベストの回折線幅と等しい幅に設定し、その受光スリット5及びX線検出器8をアスベストの回折線角度位置(2θ)に停止させた状態でX線検出器8によって所定時間、回折線を計数する。受光スリット5及びX線検出器8のスキャンによってアスベストの回折線強度を測定することに比べて、測定時間を大幅に短縮できる。 (もっと読む)


【課題】CTデータにおいて正確に効率よく皮下脂肪領域と内臓脂肪領域とを分離できるCTデータ処理装置およびCTデータ処理プログラムを提供する。
【解決手段】断層CTデータ上で被検体の胴体中心41を算出する中心算出部と、断層CTデータで脊柱位置45を特定し、胴体中心41に対して脊柱位置45の反対側の筋肉層37上に開始点46を設定する開始点設定部と、第1の範囲48内に筋肉層37があるか否かを判定し、第1の範囲48内に筋肉層37があると判定された場合には、第1の範囲48内の筋肉層37上の点を新たな第1の基準点47とすることで、第1の基準点47を開始点46から移動させつつ第1の範囲48内の筋肉層37の有無を判定する筋肉層判定部と、第1の基準点47を分離線が通るように分離線を算出する分離線算出部と、を備える。 (もっと読む)


【課題】断面がライン状のX線ビームを発生するX線源を用いたままで、ライン状のX線ビームとポイント状のX線ビームを選択的に得られるようにして、かつ、ポイント状のX線ビームを選択した場合に、その単位面積当たりのX線強度を大きくする。
【解決手段】X線光学系は、X線源10と、アパーチャスリット板14が付属する放物面多層膜ミラー18と、光路選択スリット装置22と、ポリキャピラリー36と、出射幅制限スリット38を備えている。ポリキャピラリー36と出射幅制限スリット38は、放物面多層膜ミラー18から出てくる平行ビーム20の経路中に着脱可能に挿入されていて、この経路から取り外すことができる。そして、その空いたところに、ソーラスリット26と発散スリット28を挿入することができる。 (もっと読む)


【課題】測定試料と標準試料との間の熱伝導を抑えつつ、炉体と試料との間の熱伝導を維持し、試料間の温度差を高感度で検知することができる熱分析装置のセンサユニットおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】各試料容器に内の測定試料Sと標準試料Rとの温度差を検出する熱分析装置1のセンサユニット30であって、絶縁体で形成され、温度制御される炉体ユニットの近傍に設けられたベース部31と、2種の熱電対素線を交互に接合することにより形成され、熱電対素線の特定部分は、ベース部に接合されている多対熱電対32と、絶縁体で形成され、各試料容器が載置される載置面を有し、多対熱電対の接点が接合されている一対の感熱部35、36と、を備え、一対の感熱部35、36は、ベース部31から離間して設けられている。 (もっと読む)


【課題】直列に接続された多対熱電対で測定試料と標準試料の温度差を高感度に測定するとともに、そのデータ曲線のベースラインをスロープ調整して出力する温度差出力回路および温度差出力方法を提供する。
【解決手段】2種の熱電対材料の熱電対素線を交互に直列接続し、1つおきの接点の集合のうち、一方を標準試料用の接点として標準試料R側に設置し、他方を測定試料用の接点として測定試料S側に設置した多対熱電対10と、標準試料Rの温度を検出する標準試料用の温度検出回路30と、多対熱電対10および標準試料用の温度検出回路30に接続され、多対熱電対10の出力値Vdaから、標準試料用の温度検出回路30の出力値Vraに特定の比率を乗じた値ΔVrを差し引く差引回路40と、を備え、ベースラインを補正して測定試料の温度と標準試料の温度との温度差を出力する。 (もっと読む)


【課題】大型のX線発生装置を用いることなく、包装材料の殺菌に適した最適なX線エネルギー(すなわち、最適な波長)を用いて殺菌する。
【解決手段】X線発生装置が発生するX線を包装材料に照射して包装材料を殺菌する。包装材料は空気中に配置される。X線発生装置が発生するX線のスペクトルの連続X線領域の主要部分がX線エネルギーの3〜20keVの範囲内にあるようにする。このようなエネルギー範囲のX線を用いることで、大型のX線発生装置を用いることなく、効果的に殺菌することができる。このエネルギー範囲よりも小さいX線エネルギー、あるいは、それよりも大きいX線エネルギーでは、X線が微生物に及ぼす影響が小さくなり、殺菌効果が低下する。 (もっと読む)


【課題】半導体ウェーハの大口径化に対応して、縦方向における発散角の拡大と共に、横方向の視野の拡大可能な2結晶法X線トポグラフィ装置を提供する。
【解決手段】回折X線を、試料である第2結晶2の表面を走査しながら所定の角度で入射し、試料である第2結晶の表面から得られる回折X線をX線フィルム4上に記録して、X線トポグラフィを得る2結晶法X線トポグラフィ装置において、X線源5と、コリメータ10と、所定の幅でX線を入射するスリット6とによってX線発生部を構成し、第1結晶1と第2結晶2、X線フィルム4上を含めてトポゴニオ部を構成し、トポゴニオ部を定盤3上に搭載すると共に、X線発生部を、定盤に対して移動可能な走査台7上に搭載し、もって、X線源5からのX線から第1結晶1を介して得られる回折X線を第2結晶2の表面上で走査する。 (もっと読む)


【課題】天秤ビームの交換を容易且つ安全に行うことができる熱分析装置を提供する。
【解決手段】第1ビーム24bと第2ビーム25bとを接続して成る天秤ビーム23bと、第1ビーム24bを傾斜揺動可能に支持する支点22bと、支点22b及び第1ビーム24bを格納し開口19を有するハウジング18とを有する熱分析装置である。第2ビーム25bは、開口19を通してハウジング18の内部に挿入されて第1ビーム24bに接続されてハウジング18の外部に延在し、接続側の端部と反対側の端部で試料Sを支持する。第1ビーム24bと第2ビーム25bとの接続部を視認可能領域とする透明カバー17がハウジング18の上面に設けられている。ハウジング18の上面側板を取り外すことなく、第2ビーム25bの着脱ができる。 (もっと読む)


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